JP5978940B2 - オルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法 - Google Patents

オルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法 Download PDF

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本発明は、オルガノキシシラン、特にアルコキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法に関する。
クロロシランとアルコールとの反応によってアルコキシシランを製造する場合、通常、未反応のクロロシランと塩化水素を含むハロゲン化物が数パーセント残存する。この残留ハロゲン化物を減少させる方法としては、例えば、アルコキシシランと残留ハロゲン化物との混合物に、ハロゲン化物の補足材としてアミンや金属アルコキシド等の塩基を添加してアミン塩やアルカリ金属塩を形成する方法(特許文献1:特開平11−315082号公報)のほか、アルコキシシランと残留ハロゲン化物との混合物にオルトホルメート及びアルコールを反応させて、蒸留分離可能な低沸点のハロゲン化アルキル化合物及びアルコキシシランを形成する方法(特許文献2:特開2000−26479号公報)等が知られている。
特開平11−315082号公報 特開2000−26479号公報
しかしながら、一般的に、アミンや金属アルコキシドは高価であり、更には塩が大量に副生するため、その濾過に長時間を要する等、製造工程が煩雑になる。また、この大量の塩は、廃棄物として排出されることも問題であった。特許文献2でのオルトホルメートとアルコールを反応させて残留ハロゲン化物を減少させる方法では、人体や環境に対して有害なハロゲン化アルキル化合物が副生するため、工業的に多量に取り扱うには好ましくないという問題点があった。
このため、これらの問題点を解決するため、アミン塩やアルカリ金属塩、ハロゲン化アルキル等の大量の又は有害な副生物を生成せずに、アルコキシシラン中の残留ハロゲン化物を低減させる簡便な方法が望まれていた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、クロロシラン等のハロゲン化シランとアルコールとの反応によって得られるオルガノキシシラン、特にアルコキシシラン中に残留するハロゲン化物であるクロロシランや塩化水素を、アミン塩やアルカリ金属塩、ハロゲン化アルキル等の大量の又は有害な副生物を生成せずに低減する方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、ハロゲン化シランとアルコールとの反応によって得られる下記一般式(1)
Figure 0005978940
(式中、R1は炭素数1〜20の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、R2は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。)
で示されるオルガノキシシランと、上記反応により副生したハロゲン化シラン及び上記反応により発生したハロゲン化水素を含有する残留ハロゲン化物を含む混合物に、溶媒の還流下でアルコールを加え、このアルコールと残留ハロゲン化物中のハロゲン化シランとを反応させて下記一般式(2)
Figure 0005978940

(式中、R1、R2は上記の通りであり、R3は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。)
で示されるオルガノキシシランを形成すると共に、ハロゲン化水素を含む余剰分のアルコールを留去することで、式(1)のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物を低減できることを見出した。また、本発明の方法では、反応系内でアルコールと残留ハロゲン化物である塩化水素等のハロゲン化水素によって生じる水の副生が殆ど無いため、加水分解縮合が起きることがなく、高純度のアルコキシシランが製造可能であることを見出し、本発明をなすに至った。
即ち、本発明は、下記のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法を提供する。
[1]
下記式(3)
Figure 0005978940
(式中、R1は炭素数1〜20の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、Xは塩素原子である。aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい
で示されるハロゲン化シランと下記式(4)
Figure 0005978940
(式中、R2は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。)
で示されるアルコールとの反応によって得られる下記一般式(1)
Figure 0005978940
(式中、R1、R2、aは上記の通りである。)
で示されるオルガノキシシランと、上記反応により副生したハロゲン化シラン及び上記反応により発生したハロゲン化水素を含有する残留ハロゲン化物とを含む混合物に、溶媒の還流下で下記式(5)
Figure 0005978940
(式中、R3は炭素数1〜4のアルキル基である。)
で示されるアルコールを加え(但し、前記溶媒は式(5)で示されるアルコールより沸点が高く、かつ該アルコールと分液可能である)、このアルコールと残留ハロゲン化物中のハロゲン化シランとを反応させて下記一般式(2)
Figure 0005978940
(式中、R1、R2、R3は上記の通りであり、bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。)
で示されるオルガノキシシランを形成すると共に、ハロゲン化水素を含む余剰分のアルコールを留去することを特徴とするオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
[2]
一般式(1)及び(2)中のR2がアルキル基である[1]記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
[3]
上記一般式(1)及び(2)において、R1が第2級アルキル基又は第3級アルキル基であり、上記アルキル基の第2級炭素原子又は第3級炭素原子がケイ素原子に結合していることを特徴とする[1]又は[2]記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
[4]
前記ハロゲン化シランがクロロシランであり、前記ハロゲン化水素が塩化水素である[1]〜[3]のいずれかに記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
[5]
前記溶媒が、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、n−オクタン及びイソオクタンから選ばれるものである[1]〜[4]のいずれか記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
本発明の方法を用いることにより、ハロゲン化物由来の副生物を形成することなくオルガノキシシラン、特にアルコキシシラン中の残留ハロゲン化物を低減させることができると同時に、反応系内での水の副生を抑制し、高純度のオルガノキシシラン、特にアルコキシシランを収率良く製造することができる。
本発明の方法は、クロロシラン等のハロゲン化シランとアルコールとの反応によって得られる下記一般式(1)
Figure 0005978940
(式中、R1は炭素数1〜20の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、R2は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。)
で示されるオルガノキシシランと、上記反応により副生したハロゲン化シラン及び上記反応により発生したハロゲン化水素を含有する残留ハロゲン化物を含む混合物に、溶媒の還流下でアルコールを加え、このアルコールと残留ハロゲン化物中のハロゲン化シランとを反応させて下記一般式(2)
Figure 0005978940
(式中、R1、R2は上記の通りであり、R3は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。)
で示されるオルガノキシシランを形成すると共に、ハロゲン化水素を含む余剰分のアルコールを留去するもので、これにより、一般式(1)で示されるオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物を低減させると同時に、反応系内での水の副生を抑制し、高純度のオルガノキシシラン、特にはアルコキシシランを収率良く製造することができる。
本発明で用いられる一般式(1)で示されるオルガノキシランは、下記式(3)
Figure 0005978940
(式中、R1は炭素数1〜20の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、Xはハロゲン原子である。aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよく、R1の少なくとも1つは第2級又は第3級の1価炭化水素基であることが好ましい。)
で示されるハロゲン化シランと、下記式(4)
Figure 0005978940
(式中、R2は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。)
で示されるアルコールとを反応させて得られるものである。
上記式中、R1は炭素数1〜20、特に1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基等が挙げられる。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、テキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基、イコシル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基;フェニル基、トリル基;ベンジル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基等が例示される。R1の少なくとも1つが第2級又は第3級の1価炭化水素基、とりわけ第2級アルキル基又は第3級アルキル基の場合、置換基の嵩高さにより反応が十分に進行せず、他の置換基を有するものと比べて反応系内の残留ハロゲン化物が多くなる場合がある。この場合、アルコールを留去しないと反応系内での水の副生を抑制できなくなる。第2級又は第3級のアルキル基としては、これらアルキル基の第2級又は第3級炭素原子がケイ素原子に結合しているものが好ましく、具体的には、イソプロピル基、シクロペンチル基、シクロへキシル基;tert−ブチル基等が挙げられる。
また、炭化水素基の水素原子の一部又は全部が置換されていてもよく、該置換基としては、具体的には、例えば、メトキシ基、エトキシ基、(イソ)プロポキシ基等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子からなる基、シアノ基、アミノ基、芳香族炭化水素基、エステル基、エーテル基、アシル基、スルフィド基、アルキルシリル基、アルコキシシリル基等が挙げられ、これらを組み合わせて用いることもできる。
2は炭素数1〜10、特に1〜6の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、R2の具体例としては、直鎖状、分岐状又は環状のアルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基等が挙げられる。具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、テキシル基、シクロヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基;ビニル基、アリル基、プロペニル基;フェニル基、トリル基;ベンジル基等が例示される。また、これらの炭化水素基の水素原子の一部又は全部が置換されていてもよく、該置換基としては、具体的には、例えば、メトキシ基、エトキシ基、(イソ)プロポキシ基等のアルコキシ基、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子からなる基、シアノ基、アミノ基、芳香族炭化水素基、エステル基、エーテル基、アシル基、スルフィド基、アルキルシリル基、アルコキシシリル基等が挙げられ、これらを組み合わせて用いることもできる。R2としては、特に、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基が好ましい。
Xはフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子である。また、aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。
一般式(3)のハロゲン化シランとしては、例えば、クロロシランが挙げられ、具体的には、tert−ブチルトリクロロシラン、
tert−ブチルメトキシジクロロシラン、tert−ブチルジメトキシクロロシラン、tert−ブチルエトキシジクロロシラン、tert−ブチルジエトキシクロロシラン、
tert−ブチルプロポキシジクロロシラン、
tert−ブチルジプロポキシクロロシラン、
tert−ブチルブトキシジクロロシラン、
tert−ブチルジブトキシクロロシラン、
tert−ブチルメチルジクロロシラン、
tert−ブチルメチルメトキシクロロシラン、
tert−ブチルメチルエトキシクロロシラン、
tert−ブチルメチルプロポキシクロロシラン、
tert−ブチルメチルブトキシクロロシラン、
シクロペンチルトリクロロシラン、
シクロペンチルメトキシジクロロシラン、シクロペンチルジメトキシクロロシラン、
シクロペンチルエトキシジクロロシラン、シクロペンチルジエトキシクロロシラン、
シクロペンチルプロポキシジクロロシラン、シクロペンチルジプロポキシクロロシラン、
シクロペンチルブトキシジクロロシラン、シクロペンチルジブトキシクロロシラン、
シクロペンチルメチルジクロロシラン、
シクロペンチルメチルメトキシクロロシラン、
シクロペンチルメチルエトキシクロロシラン、
シクロペンチルメチルプロポキシクロロシラン、
シクロペンチルメチルブトキシクロロシラン、
シクロヘキシルトリクロロシラン、
シクロヘキシルメトキシジクロロシラン、シクロヘキシルジメトキシクロロシラン、
シクロヘキシルエトキシジクロロシラン、シクロヘキシルジエトキシクロロシラン、
シクロヘキシルプロポキシジクロロシラン、シクロヘキシルジプロポキシクロロシラン、
シクロヘキシルブトキシジクロロシラン、シクロヘキシルジブトキシクロロシラン、
シクロヘキシルメチルジクロロシラン、
シクロヘキシルメチルメトキシクロロシラン、
シクロヘキシルメチルエトキシクロロシラン、
シクロヘキシルメチルプロポキシクロロシラン、
シクロヘキシルメチルブトキシクロロシラン、
ジシクロペンチルジクロロシラン、ジシクロペンチルメトキシクロロシラン、
ジシクロペンチルエトキシクロロシラン、ジシクロペンチルプロポキシクロロシラン、
ジシクロペンチルブトキシクロロシラン、
ジシクロヘキシルジクロロシラン、ジシクロヘキシルメトキシクロロシラン、
ジシクロヘキシルエトキシクロロシラン、ジシクロヘキシルプロポキシクロロシラン、
ジシクロヘキシルブトキシクロロシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジクロロシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルメトキシクロロシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルエトキシクロロシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルプロポキシクロロシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルブトキシクロロシラン、
オクタデシルトリクロロシラン、
オクタデシルメトキシジクロロシラン、オクタデシルジメトキシクロロシラン、
オクタデシルエトキシジクロロシラン、オクタデシルジエトキシクロロシラン、
オクタデシルプロポキシジクロロシラン、オクタデシルジプロポキシクロロシラン、
オクタデシルブトキシジクロロシラン、オクタデシルジブトキシクロロシラン、
オクタデシルメチルジクロロシラン、オクタデシルメチルメトキシクロロシラン、
オクタデシルメチルエトキシクロロシラン、
オクタデシルメチルプロポキシクロロシラン、
オクタデシルメチルブトキシクロロシラン、
ドデシルトリクロロシラン、
ドデシルメトキシジクロロシラン、ドデシルジメトキシクロロシラン、
ドデシルエトキシジクロロシラン、ドデシルジエトキシクロロシラン、
ドデシルプロポキシジクロロシラン、ドデシルジプロポキシクロロシラン、
ドデシルブトキシジクロロシラン、ドデシルジブトキシクロロシラン、
ドデシルメチルジクロロシラン、ドデシルメチルメトキシクロロシラン、
ドデシルメチルエトキシクロロシラン、ドデシルメチルプロポキシクロロシラン、
ドデシルメチルブトキシクロロシラン、
フェニルトリクロロシラン、
フェニルメトキシジクロロシラン、フェニルジメトキシクロロシラン、
フェニルエトキシジクロロシラン、フェニルジエトキシクロロシラン、
フェニルプロポキシジクロロシラン、フェニルジプロポキシクロロシラン、
フェニルブトキシジクロロシラン、フェニルジブトキシクロロシラン、
フェニルメチルジクロロシラン、フェニルメチルメトキシクロロシラン、
フェニルメチルエトキシクロロシラン、フェニルメチルプロポキシクロロシラン、
フェニルメチルブトキシクロロシラン、
ジフェニルジクロロシラン、ジフェニルメトキシクロロシラン、
ジフェニルエトキシクロロシラン、ジフェニルプロポキシクロロシラン、
ジフェニルブトキシクロロシラン、トリフェニルクロロシラン等が挙げられる。
また、一般式(4)のアルコールとしては、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられる。
一般式(3)のハロゲン化シランと、一般式(4)のアルコールとから一般式(1)のオルガノキシシランを得る反応は、通常の条件下で行うことができ、例えば、ハロゲン化シランのSi−X結合1モルに対して、アルコール1〜50モルを用い、50〜120℃で1〜30時間反応させることができる。
一般式(1)で示されるオルガノキシシラン(アルコキシシラン)としては、具体的には、tert−ブチルトリメトキシシラン、tert−ブチルトリエトキシシラン、
tert−ブチルトリプロポキシシラン、tert−ブチルトリブトキシシラン、
tert−ブチルメチルジメトキシシラン、tert−ブチルメチルジエトキシシラン、
tert−ブチルメチルジプロポキシシラン、
tert−ブチルメチルジブトキシシラン、
シクロペンチルトリメトキシシラン、シクロペンチルトリエトキシシラン、
シクロペンチルトリプロポキシシラン、シクロペンチルトリブトキシシラン、
シクロペンチルメチルジメトキシシラン、シクロペンチルメチルジエトキシシラン、
シクロペンチルメチルジプロポキシシラン、シクロペンチルメチルジブトキシシラン、
シクロヘキシルトリメトキシシラン、シクロヘキシルトリエトキシシラン、
シクロヘキシルトリプロポキシシラン、シクロヘキシルトリブトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジエトキシシラン、
シクロヘキシルメチルジプロポキシシラン、シクロヘキシルメチルジブトキシシラン、
ジシクロペンチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジエトキシシラン、
ジシクロペンチルジプロポキシシラン、ジシクロペンチルジブトキシシラン、
ジシクロヘキシルジメトキシシラン、ジシクロヘキシルジエトキシシラン、
ジシクロヘキシルジプロポキシシラン、ジシクロヘキシルジブトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジメトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジエトキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジプロポキシシラン、
シクロヘキシルシクロペンチルジブトキシシラン、
オクタデシルトリメトキシシラン、オクタデシルトリエトキシシラン、
オクタデシルトリプロポキシシラン、オクタデシルトリブトキシシラン、
オクタデシルメチルジメトキシシラン、オクタデシルメチルジエトキシシラン、
オクタデシルメチルジプロポキシシラン、オクタデシルメチルジブトキシシラン、
ドデシルトリメトキシシラン、ドデシルトリエトキシシラン、
ドデシルトリプロポキシシラン、ドデシルトリブトキシシラン、
ドデシルメチルジメトキシシラン、ドデシルメチルジエトキシシラン、
ドデシルメチルジプロポキシシラン、ドデシルメチルジブトキシシラン、
フェニルトリメトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、
フェニルトリプロポキシシラン、フェニルトリブトキシシラン、
フェニルメチルジメトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラン、
フェニルメチルジプロポキシシラン、フェニルメチルジブトキシシラン、
ジフェニルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、
ジフェニルジプロポキシシラン、ジフェニルジブトキシシラン、
トリフェニルメトキシシラン、トリフェニルエトキシシラン、
トリフェニルプロポキシシラン、トリフェニルブトキシシラン等が挙げられる。これらの中でも特にシクロヘキシルメチルジメトキシシランが好ましい。
前記オルガノキシシラン中に存在する残留ハロゲン化物は、未反応のハロゲン化シラン、式(3)で示されるハロゲン化シランとアルコールとの反応副生成物であり、ハロゲン化シランとハロゲン化水素であって、典型的には、クロロシラン及び/又は塩化水素の形態をとる。クロロシランとして具体的には、一般式(3)のハロゲン化シランと同様のものが挙げられる。
ハロゲン化水素としては、塩化水素、フッ化水素、臭化水素、ヨウ化水素等が挙げられるが、特に塩化水素が好ましい。
本発明において、残留ハロゲン化物を含むオルガノキシシランに加えて用いられるアルコールとしては、下記式(5)
Figure 0005978940
(式中、R3は炭素数1〜4の1価のアルキル基である。)
で示される炭素数1〜4の1価のアルコールが挙げられ、具体的には、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール等が挙げられ、メタノールが特に好ましい。
本発明に用いられる溶媒としては、反応に不活性な有機溶媒であれば特に限定されないが、発生する残留ハロゲン化物である塩化水素等を含む余剰分のアルコールを留去しやすくするために、アルコールよりも沸点が高く、特にアルコールと分液可能なものが好ましい。例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、n−オクタン、イソオクタン等の炭化水素系溶媒が挙げられ、ヘキサン、n−オクタンが好ましい。
残留ハロゲン化物がクロロシランの場合、それらの沸点がアルコキシシランの沸点に近く、蒸留によっては容易に分離されないため、アルコールと接触させて新たにアルコキシシランを形成する必要がある。
反応副生成物であるクロロシラン(ハロゲン化シラン)のアルコキシ化(オルガノキシ化)に用いられるアルコールとしては、溶媒の還流下で加えるアルコールを利用することができる。クロロシランとアルコールの配合比は特に限定されないが、反応性及び生産性の点から、クロロシランの塩素原子1モルに対し、アルコール1〜50モル、好ましくは1.1〜30モル、更に好ましくは1.2〜10モルの範囲である。アルコールが1モル未満だとアルコキシ化が完結せず、50モルを超えると生産性の点から好ましくない。
上記反応により、下記一般式(2)
Figure 0005978940
(式中、R1、R2は上記の通りであり、R3は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。)
で示されるオルガノキシシランを得ることができる。
3の具体例としては、R2と同様のものを挙げることができ、特に、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等のアルキル基が好ましい。また、上記一般式(2)で示されるオルガノキシシランの具体例としては、一般式(1)で示されるオルガノキシシランの具体例として挙げたものと同様のものを例示することができる。
本発明の低減方法は、残留ハロゲン化物を低減させる従来の手段と組み合わせて使用して良い。例えば、本発明の低減方法により、残留ハロゲン化物が低減されたアルコキシシランに、少量の金属アルコキシドを処理し、残留ハロゲン化物を更に低減させても良い。
本発明の低減方法によれば、溶媒の環流下でアルコールを加えると同時に、塩化水素等のハロゲン化水素を含む余剰分のアルコールを留去することにより、反応系内に滞留するアルコール量が少なくなり、水の副生が抑制される。
本発明の製造方法において、反応温度は溶媒又はアルコールの還流温度であれば特に限定されず、例えば、50〜120℃、特に60〜80℃が好ましく、反応時間は1〜30時間、特に1〜20時間が好ましい。
以下、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
[実施例1]シクロヘキシルメチルジメトキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減
撹拌機、還流器、滴下ロート、ディーンスターク及び温度計を備えたフラスコに、塩化水素として測定した場合に18,800ppm(0.026モル)の残留ハロゲン化物を含むシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物50.0g、ヘキサン50.0gを仕込み70℃に加熱した。ヘキサンの還流が始まった後、メタノール10.0g(0.31モル)を65〜75℃で2.1時間かけて滴下すると同時に、メタノールの留去を行った。メタノールの留去は、メタノールとヘキサンが比重により分液するため、ディーンスタークによりメタノールを多く含む下層を選択的に留去した。メタノール留去後のシクロヘキシルメチルジメトキシシランの残留ハロゲン化物レベルは、塩化水素として測定した場合の初期値である18,800ppmから14,400ppmに低減された。更に、メタノール40.0g(1.25モル)を70〜80℃で8.4時間かけて滴下し、同時にメタノールの留去を行った。残留塩化物レベルは1,040ppmに低減された。
前記残留ハロゲン化物が低減されたシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物のガスクロマトグラフィーによる分析により、主成分のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン:加水分解縮合物の1,3−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサンの面積%の比は、初期値の97.9:2.1から97.6:2.4で加水分解縮合による純度の低下は殆どなかった。
[実施例2]シクロヘキシルメチルジメトキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減
撹拌機、還流器、滴下ロート、ディーンスターク及び温度計を備えたフラスコに、塩化水素として測定した場合に18,100ppm(0.25モル)の残留ハロゲン化物を含むシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物500.0g、ヘキサン200.0gを仕込み70℃に加熱した。ヘキサンの還流が始まった後、メタノール250.0g(7.81モル)を67〜82℃で15.2時間かけて滴下すると同時に、メタノールを留去した。メタノール留去後のシクロヘキシルメチルジメトキシシランの残留ハロゲン化物レベルは、塩化水素として測定した場合の初期値である18,100ppmから1,050ppmに減少した。更に、このシクロヘキシルメチルジメトキシシランに28質量%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液3.3g(0.017モル)を添加すると、残留塩化物レベルは1ppm未満に減少した。
前記残留ハロゲン化物が低減されたシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物のガスクロマトグラフィーによる分析により、主成分のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン:加水分解縮合物の1,3−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサンの面積%の比は、初期値の98.9:1.1から98.7:1.3で加水分解縮合による純度の低下は殆どなかった。
[実施例3]シクロヘキシルメチルジメトキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減
撹拌機、還流器、滴下ロート、ディーンスターク及び温度計を備えたフラスコに、塩化水素として測定した場合に15,800ppm(0.25モル)の残留ハロゲン化物を含むシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物500.0g、n−オクタン120.0gを仕込み130℃に加熱した。n−オクタンの還流が始まった後、メタノール225.0g(7.03モル)を126〜144℃で11.3時間かけて滴下すると同時に、メタノールを留去した。メタノール留去後のシクロヘキシルメチルジメトキシシランの残留ハロゲン化物レベルは、塩化水素として測定した場合の初期値である15,800ppmから1,100ppmに減少した。
前記残留ハロゲン化物が低減されたシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物のガスクロマトグラフィーによる分析により、主成分のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン:加水分解縮合物の1,3−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサンの面積%の比は、初期値の96.8:3.2から96.6:3.4で加水分解縮合による純度の低下は殆どなかった。
[比較例1]溶媒を使用しない場合のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減
撹拌機、還流器、滴下ロート、ディーンスターク及び温度計を備えたフラスコに、塩化水素として測定した場合に18,800ppm(0.026モル)の残留ハロゲン化物を含むシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物50.0g、メタノール50.0g(1.56モル)を仕込み70℃に加熱した。メタノールの還流が始まった後、メタノールの留去を行った。メタノール留去後のシクロヘキシルメチルジメトキシシランの残留ハロゲン化物レベルは、塩化水素として測定した場合の初期値である18,800ppmから5,100ppmの減少に留まった。
前記残留ハロゲン化物が低減されたシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物のガスクロマトグラフィーによる分析により、主成分のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン:加水分解縮合物の1,3−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサンの面積%の比は、初期値の98.9:1.1から82.2:17.8で加水分解縮合物が増加しており、著しく純度が低下した。
[比較例2]溶媒を使用しない場合のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減
撹拌機、還流器、滴下ロート、ディーンスターク及び温度計を備えたフラスコに、溶媒を使用せず、塩化水素として測定した場合に18,800ppm(0.026モル)の残留ハロゲン化物を含むシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物50.0gのみを仕込み70℃に加熱した。内温が安定した後、メタノール50.0g(1.56モル)を65〜75℃で4.2時間かけて滴下すると同時に、メタノールの留去を行った。メタノール留去後のシクロヘキシルメチルジメトキシシランの残留ハロゲン化物レベルは、塩化水素として測定した場合の初期値である18,800ppmから12,100ppmの減少に留まった。
前記残留ハロゲン化物が低減されたシクロヘキシルメチルジメトキシシランの混合物のガスクロマトグラフィーによる分析により、主成分のシクロヘキシルメチルジメトキシシラン:加水分解縮合物の1,3−ジシクロヘキシル−1,3−ジメトキシ−1,3−ジメチルジシロキサンの面積%の比は、初期値の98.9:1.1から92.6:7.4で加水分解縮合物が増加しており、著しく純度が低下した。

Claims (5)

  1. 下記式(3)
    Figure 0005978940
    (式中、R1は炭素数1〜20の非置換又は置換の1価炭化水素基であり、Xは塩素原子である。aは1〜3の整数であり、aが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい
    で示されるハロゲン化シランと下記式(4)
    Figure 0005978940
    (式中、R2は炭素数1〜10の非置換又は置換の1価炭化水素基である。)
    で示されるアルコールとの反応によって得られる下記一般式(1)
    Figure 0005978940
    (式中、R1、R2、aは上記の通りである。)
    で示されるオルガノキシシランと、上記反応により副生したハロゲン化シラン及び上記反応により発生したハロゲン化水素を含有する残留ハロゲン化物とを含む混合物に、溶媒の還流下で下記式(5)
    Figure 0005978940
    (式中、R3は炭素数1〜4のアルキル基である。)
    で示されるアルコールを加え(但し、前記溶媒は式(5)で示されるアルコールより沸点が高く、かつ該アルコールと分液可能である)、このアルコールと残留ハロゲン化物中のハロゲン化シランとを反応させて下記一般式(2)
    Figure 0005978940
    (式中、R1、R2、R3は上記の通りであり、bは1〜3の整数であり、bが2以上の場合、R1は各々同一又は異なっていてもよい。cは1〜2の整数、b+cは1〜3の整数である。)
    で示されるオルガノキシシランを形成すると共に、ハロゲン化水素を含む余剰分のアルコールを留去することを特徴とするオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
  2. 一般式(1)及び(2)中のR2がアルキル基である請求項1記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
  3. 上記一般式(1)及び(2)において、R1が第2級アルキル基又は第3級アルキル基であり、上記アルキル基の第2級炭素原子又は第3級炭素原子がケイ素原子に結合していることを特徴とする請求項1又は2記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
  4. 前記ハロゲン化シランがクロロシランであり、前記ハロゲン化水素が塩化水素である請求項1〜3のいずれか1項記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
  5. 前記溶媒が、ヘキサン、シクロヘキサン、ヘプタン、n−オクタン及びイソオクタンから選ばれるものである請求項1〜4のいずれか1項記載のオルガノキシシラン中の残留ハロゲン化物の低減方法。
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