JP5978463B2 - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

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Description

本発明は例えば各種電子機器、電気機器、産業機器、自動車等に使用される金属化フィルムコンデンサに関する。
近年、環境保護の観点から、あらゆる電気機器がインバータ回路で制御され、省エネルギー化、高効率化が進められている。中でも自動車業界においては、電気モータとエンジンで走行するハイブリッド車(以下、HEVという)が市場導入される等、地球環境への負荷が少なく、省エネルギー化、高効率化に関する技術の開発が活発化している。
このようなHEV用の電気モータは使用電圧領域が数百ボルトと高いため、電気モータに関連して使用されるコンデンサには、高耐電圧で低損失の電気特性が求められている。さらに市場におけるメンテナンスフリー化の要望からも極めて寿命が長い金属化フィルムコンデンサを採用する傾向が目立ってきている。
金属化フィルムコンデンサをHEV用として使用する場合には、例えば、直流電源の交流成分を平滑する目的で使用される。この場合には直流電源への平滑リプル電流が大きくなると、これによりコンデンサの発熱も高くなって熱余裕度が少なくなる。したがって、高い放熱性能を有する金属化フィルムコンデンサが求められている。
図4Aから図4Cは金属化フィルムコンデンサ1の構成図である。金属化フィルムコンデンサ1は、アルミニウムからなる巻芯2、3と巻芯2、3に巻回された金属化フィルムを有するコンデンサ素子4とを備えている。巻芯2、3は正・負極間の絶縁性を確保するため、中央で分離されている。巻芯2、3の外端部は陽極、陰極となるメタリコン電極5、6にそれぞれ接続され、メタリコン電極5、6はバスバーと接続されて外部へ電極が引き出される。巻芯2、3はアルミニウムからなるので熱伝導が比較的高く、メタリコン電極5、6を介して熱をバスバーへ伝達させ、さらに外部へと放散させることができ、コンデンサ素子4の発熱を抑えることができる。
金属化フィルムコンデンサ1に類似する従来のコンデンサが特許文献1に記載されている。
金属化フィルムコンデンサ1では、巻芯2、3でコンデンサ素子4の十分放熱できない場合がある。
特開2008−211128号公報
金属化フィルムコンデンサは、中心軸に沿って配置された第1と第2の巻芯と、中心軸を中心に第1と第2の巻芯に巻回されているコンデンサ素子とを備える。第2の巻芯は、第1の巻芯とスペースを空けて配置されている。コンデンサ素子は、誘電体フィルムと、誘電体フィルム上に設けられた第1の電極膜と、誘電体フィルムを介して第1の電極膜に対向する第2の電極膜とを有する。第1と第2の巻芯は誘電体フィルムよりも熱伝導率が高い。中心軸の方向のコンデンサ素子の長さLdと、コンデンサ素子内における中心軸の方向の第1の巻芯の長さL1と、コンデンサ素子内における中心軸の方向の第2の巻芯の長さL2は以下の関係を満たす。
>L
+L<L
≧L/2
≧(L−L)/2
この金属化フィルムコンデンサは、コンデンサ素子の放熱性を向上させることができる。
図1Aは本発明の実施の形態における金属化フィルムコンデンサの斜視図である。 図1Bは図1Aに示す金属化フィルムコンデンサの線1B−1Bにおける断面図である。 図1Cは図1Aに示す金属化フィルムコンデンサの線1C−1Cにおける断面図である。 図1Dは図1Bに示す金属化フィルムコンデンサの拡大断面図である。 図2Aは実施の形態における金属化フィルムコンデンサの製造方法を示す斜視図である。 図2Bは図2Aに示す金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図2Cは図2Aに示す金属化フィルムコンデンサの断面図である。 図3は実施の形態における金属化フィルムコンデンサを用いたコンデンサユニットの斜視図である。 図4Aは従来の金属化フィルムコンデンサの構成図である。 図4Bは従来の金属化フィルムコンデンサの構成図である。 図4Cは従来の金属化フィルムコンデンサの構成図である。
図1Aは本発明の実施の形態における金属化フィルムコンデンサ7の斜視図である。図1Bは図1Aに示す金属化フィルムコンデンサ7の線1B−1Bにおける断面図である。図1Cは図1Aに示す金属化フィルムコンデンサ7の線1C−1Cにおける断面図である。金属化フィルムコンデンサ7は、コンデンサ素子8と、コンデンサ素子8の端面109、110にそれぞれ設けられた端面電極9、10と、コンデンサ素子8の中心軸7Cに挿入された巻芯11、12とを備えている。実施の形態では端面電極9、10はメタリコン電極である。
図1Dは図1Bに示す金属化フィルムコンデンサ7の拡大断面図である。コンデンサ素子8は、積層された金属化フィルム101、201を有する。金属化フィルム101は、誘電体フィルム101Aと、誘電体フィルム101Aの面1101A上に設けられた電極膜101Bとを有する。金属化フィルム201は、誘電体フィルム201Aと、誘電体フィルム201Aの面1201A上に設けられた電極膜201Bとを有する。電極膜101B(201B)が誘電体フィルム101A(201A)を介して電極膜201B(101B)に対向するように金属化フィルム101、201が積層されて中心軸7Cすなわち巻芯11、12を中心に巻回されている。端面109、110は中心軸7C上で互いに反対側に位置する。
実施の形態では、巻芯11、12は金属化フィルム101(201)の誘電体フィルム101A(201A)の電極膜101B(201B)が形成された面1101A(1201A)と反対側の面2101A(2201A)に配置されている。巻芯11、12は中心軸7Cに沿って互いにスペース13を空けるように配置され、巻芯11、12は導通が断たれた状態になっている。巻芯11、12の外端部はコンデンサ素子8の端面109、110まで延びて端面電極9、10とそれぞれ接続されている。巻芯11の中心軸7Cの方向の長さLは巻芯12の中心軸7Cの方向の長さLより長く、L>LとL+L<Lの関係を満たす。
端面電極9、10は表面積が大きく、熱伝導性の優れた部材よりなる。したがって、巻芯11、12を端面電極9、10に接続することによりコンデンサ素子8の放熱性能を高めることができる。
コンデンサ素子8の外周は、例えばポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニルサルファイドなどの熱可塑性樹脂からなる絶縁性材料の外装体8Aで覆われている。
誘電体フィルム101A、201Aは例えばポリプロピレンやポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリフェニルサルファイドなどの熱可塑性樹脂からなる絶縁性材料よりなる。電極膜101B、201Bは、アルミニウムや亜鉛、マグネシウムなどの金属材料を誘電体フィルム101A,201Aの面1101A、1201Aに蒸着して形成できる。
巻芯11、12は1つの中心軸7Cに沿って延び、中心軸7C上に間に所定のスペース13を空けて互いに非接触状態で配設した。実施の形態ではスペース13の中心軸7Cの方向の間隔は20mmである。正負の絶縁が確保されていれば、スペース13の間隔はこの数値に制限されない。スペース13は空間であってもよく、あるいは樹脂やゴム、セラミックなどの絶縁部材がスペース13に挿入されていてもよい。
図2Aは金属化フィルムコンデンサ7の製造方法を示す斜視図である。図2Bと図2Cは図2Aに示す金属化フィルムコンデンサ7の断面図である。厚み10μm程度のアルミニウム箔あるいは銅箔を巻き取り装置の軸1001を中心に5ターン巻回することによって巻芯11、12を形成する。巻芯11、12は、上記以外の材料からなる金属箔により形成してもよい。巻芯11、12は金属以外の有機、無機材料からなるフィルムにより形成してもよいが、誘電体フィルム101A、201Aよりも熱伝導性が高いことが好ましい。上記のように薄い箔を巻回して巻芯11、12を形成する場合は、その箔は可撓性のある材料が適しており、厚みは数μm〜100μm程度が好ましい。なお、巻芯11、12としては、巻回された薄い箔の代わりに、厚みのある筒状体あるいは棒状体で形成してもよい。
次に、巻芯11、12に金属化フィルム101、201を巻取り、巻芯11、12を巻取り装置の軸1001から外すと、図2Aから図2Cに示す円柱状のコンデンサ素子8が形成される。
実施の形態では、巻芯11、12の各外端部はコンデンサ素子8の端面109、110から0.5mmだけ突出する。コンデンサ素子8の端面109、110にアルミや亜鉛、マグネシウムなどの金属材料を溶射することで端面電極9、10を形成する。巻芯11、12の外端部をコンデンサ素子8の外方へ突出させることで、端面電極9、10との接続信頼性が増し、熱を逃がしやすくすることができる。
高い熱伝導率を有する巻芯11、12を端面電極9、10に接続することで、コンデンサ素子8にリップル電流通電等を行うことによってコンデンサ素子8が発熱し、コンデンサ素子8内部の温度が上昇しても、巻芯11、12がヒートパイプの役割を果たし、端面電極9、10を介して外部へ放熱することができる。本実施の形態では、図2Aから図2Cに示す円柱状のコンデンサ素子8を押圧して偏平加工し、図1Aから図1Cに示すように長円形の断面を有するコンデンサ素子8を形成する。偏平加工後の巻芯11、12の中心軸7Cに直角の断面での幅Wは12mmであり、厚みDは0.1mmである。また扁平加工後のコンデンサ素子8の体積は、約167cmである。
コンデンサ素子8を偏平加工することにより、複数のコンデンサ素子8を並べたときに空隙を減らすことができ、電子部品の小型化に寄与する。実施の形態における巻芯11、12は薄い箔から形成されているので、厚みのある板や太い棒等と比較して機械的強度がそれ程高くない。したがって巻芯11、12は容易に偏平加工でき、偏平加工後に元の形状である円形に戻り難いので、エアギャップの発生が無くなって放熱性の向上と安定化が図れる。
図3は金属化フィルムコンデンサ7を用いたコンデンサユニット16の斜視図である。コンデンサユニット16では、複数の金属化フィルムコンデンサ7が並べられ、複数の金属化フィルムコンデンサ7の端面電極9がバスバー14に接続され、端面電極10がバスバー15に接続されている。実施の形態では、巻芯11、12は端面電極9、10とそれぞれ接続されている。巻芯11、12のうちの少なくともいずれか一方をバスバー14もしくはバスバー15と直接接続してもよい。バスバー14、15は表面積が大きく、熱伝導性の優れた部材なので、コンデンサ素子8の放熱性を高めることができる。
また、巻芯11、12の少なくともいずれか一方を、コンデンサ素子8を収容する金属製のケースと直接接続してもよい。このようなケースは表面積が大きく、熱伝導性の優れた部材なので、コンデンサ素子8の放熱性を高めることができる。
図4Aから図4Cに示す従来の金属化フィルムコンデンサ1では、巻芯2、3がコンデンサ素子4の中央で分離されている。したがって、最も放熱されにくいコンデンサ素子4の中心部分を効率よく放熱できず、巻芯2、3でコンデンサ素子4の十分放熱できない場合がある。
巻芯11、12の長さL、Lと材料の異なるコンデンサ素子8の実施例1〜8の試料を作製し、放熱性を評価した。表1は金属化フィルムコンデンサ7の放熱性の評価結果を示す。巻芯11、12の材料としてアルミニウム(Al)、銅(Cu)を用いた。長さL、Lは、コンデンサ素子8内での巻芯11、12の長さである。即ち巻芯11、12がコンデンサ素子8の端部から突出している場合、長さL,Lは突出している部分を除く巻芯11、12の長さである。外端部から突出していない場合は、長さL、Lは巻芯11、12そのものの長さを指す。
これらの試料において、コンデンサ素子8の中心軸7Cの方向の長さLは、実施の形態では端面電極9、10間の距離を指し、100mmとした。スペース13の中心軸7Cの方向の長さは20mmとした。表1におけるスペース13での熱伝導率は0.05W/m・Kとした。バスバー14、15の代わりに銅板を用い、端面電極9および巻芯11、12と接続した。
表1において、長さL、Lが以下に示す式F1、式F2および式F3を満たす場合は「Yes」と記し、満たさない場合は「No」と記している。
≧L/2 ・・・(式F1)
≧(L−L)/2 ・・・(式F2)
>L/5 ・・・(式F3)
比較例として、L=Lを満たす、すなわち巻芯11、12が中央で分離され同じ長さであるコンデンサ素子を作製した。放熱性は、リップル電流通電(7.5KHz、17Arms)による自己温度上昇を比較例と対比させて判定した。すなわち比較例のコンデンサ素子8のリップル電流による温度上昇Tと、実施例1〜8のリップル電流による温度上昇TとでΔT=T−Tを算出し、表1にΔT/T(%)の値を示す。この値が大きい程、比較例よりも放熱性が優れると判断できる。
Figure 0005978463
表1から分かるように、少なくとも式F1と式F2を満たすことにより、比較例より放熱性を高めることができる。
すなわち、式F1を満たすことで、巻芯12より長い巻芯11は少なくともコンデンサ素子8の中心部に到達する。したがってコンデンサ素子8内で最も熱の篭り易い領域の熱を巻芯11によって外部に放散することができる。
また、式F2を満たすことにより、コンデンサ素子8の中心軸7Cに沿った空間のうち、巻芯11が存在しない部分の中心部に短い巻芯12が到達する。
コンデンサ素子8の中心軸7Cに沿って巻芯11のみを挿入した状態においては、コンデンサ素子8の中心軸7Cに沿った空間のうち、巻芯11が存在しない部分に熱が篭る。ここで、巻芯11が存在しない部分の両端部の熱はそれぞれ巻芯11、コンデンサ素子8の端面110からコンデンサ素子8の外部に向けて放散される。したがって、巻芯11が存在しない部分において最も熱の篭り易い領域は、巻芯11が存在しない部分の中心軸7Cに沿った中心部付近となる。そこで、式F2を満たすように、巻芯11が存在しない部分の中心部に巻芯12が到達することで、巻芯12は巻芯11が存在しない部分の中で最も熱の篭り易い領域に到達し、巻芯11が存在しない部分に篭った熱を外部に放散することができる。なお、ここで、熱の最も篭り易い領域とは巻芯11が存在しない部分内の最も温度が高い位置を中心とした、その最も高い温度と1℃以内の温度差の領域である。
なお、アルミニウムにて形成された巻芯11をコンデンサ素子8の中心軸7Cに挿入し、上記の領域の位置を検証した結果、上述のようにこの最も熱の篭り易い領域は巻芯11が存在しない空間の中心部付近に形成されることが確認できた。さらに、アルミニウムよりも熱伝導率の高い材料(例えば銅)にて最も熱の篭り易い領域の位置を検証すると、この最も熱の篭り易い領域はさらにコンデンサ素子8の端面110に移動することが確認できた。したがって、アルミニウムの熱伝導率(236W/m・K)以上の熱伝導性を有する材料を用いて巻芯11を形成した場合は、式F2を満たすことにより、巻芯12は巻芯11が存在しない部分の中で最も熱の篭り易い領域に到達することができ、効率よくコンデンサ素子8の中心軸内の熱を外部に放散することができる。
また巻芯12の長さLは、式3を満たすことでより長くなり、放熱性を高めることができる。すなわち短い方の巻芯12は、コンデンサ素子8の長さLの二割より長くすることで、両端の端面電極9、10に接続されたバスバー14、15を使って効率よく放熱することができる。
なお、巻芯11、12が無いコンデンサ素子では、比較例と比べて6.8℃温度が上昇した。したがって、巻芯11、12を挿入することにより放熱性を高めることができる。実施の形態における金属化フィルムコンデンサ7では巻芯11、12を上記構成とすることにより、放熱性をさらに高めることができる。
本発明による金属化フィルムコンデンサは、放熱性に優れ、特に高温高圧下の過酷な使用環境で十分な性能が要求される自動車用の分野において有用である。
7 金属化フィルムコンデンサ
7C 中心軸
8 コンデンサ素子
11 巻芯(第1の巻芯)
12 巻芯(第2の巻芯)
13 スペース
101A 誘電体フィルム
101B 電極膜(第1の電極膜)
109 端面(第1の端面)
110 端面(第2の端面)
201A 誘電体フィルム
201B 電極膜(第2の電極膜)

Claims (3)

  1. 中心軸に沿って配置された第1の巻芯と、
    前記第1の巻芯とスペースを空けて前記中心軸に沿って配置された第2の巻芯と、
    誘電体フィルムと、前記誘電体フィルム上に設けられた第1の電極膜と、前記誘電体フィルムを介して前記第1の電極膜に対向する第2の電極膜とを有し、前記中心軸を中心に前記第1の巻芯と前記第2の巻芯に巻回されているコンデンサ素子と、
    を備え、
    前記第1の巻芯と前記第2の巻芯は前記誘電体フィルムよりも熱伝導率が高く、
    前記中心軸の方向の前記コンデンサ素子の長さLと、前記コンデンサ素子内における前記中心軸の方向の前記第1の巻芯の長さLと、前記コンデンサ素子内における前記中心軸の方向の前記第2の巻芯の長さLは以下の関係を満たす、
    >L
    +L<L
    ≧L/2
    ≧(L−L)/2
    金属化フィルムコンデンサ。
  2. 前記第2の巻芯の長さLは以下の関係を満たす、
    >L/5
    請求項1に記載の金属化フィルムコンデンサ。
  3. 前記コンデンサ素子は前記中心軸上で互いに反対側に位置する第1と端面と第2の端面とを有し、
    前記第1の巻芯と前記第2の巻芯は前記第1の端面と前記第2の端面にそれぞれ達している、請求項1または2に記載の金属化フィルムコンデンサ。
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