JP5975702B2 - 張弦梁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、張弦梁の構造に関する。
従来より、無柱の大空間を実現するため、張現梁構造が採用される場合がある。この張弦梁構造は、大スパンの柱間に架設された上弦材としての鉄骨梁と、この鉄骨梁の下方に配置されて鉄骨梁の両端側同士を連結する下弦材としての一対の構造用ケーブルと、を備える。これら構造用ケーブルに張力が導入されて、大梁と構造用ケーブルが一体となって安定した構造となっている(特許文献1参照)。
ここで、鉄骨梁の両端側には、図3に示すように、反力受け部材100が設けられ、構造用ケーブルは、この反力受け部材100に定着している。
反力受け部材100は、略平行に配置された一対の筒状のソケット110と、これらソケット110同士を連結する連結部材120と、連結部材120に設けられて鉄骨梁に固定される支持部130と、を備える。
ソケット110の内部は貫通孔111となっている。各構造用ケーブルは、ソケット110の貫通孔111に挿通されて定着する。
このソケット110と連結部材120とは、溶接により接合されている。
特許第3709080号公報
ところで、以上の反力受け部材100では、以下のような問題があった。
すなわち、連結部材120を介してソケット110同士を連結するため、一対の貫通孔111同士の間隔が広くなり、これにより一対の構造用ケーブル同士の間隔も広くなって、上弦材である鉄骨のフランジ幅も広くする必要があった。
また反力受け部材100の剛性を確保するため、ソケット110の厚みに比べて連結部材120の厚みを大きくする必要があり、溶接時にソケット110に溶接ひずみが発生して貫通孔111の寸法精度を確保できない場合があった。
ソケット110は構造用ケーブルに導入された大きな張力を受けるため、ソケット110と連結部材120との溶接作業は難易度が高くなり、反力受け部材の製造にかかる時間が長くなっていた。
また、各ソケットの幅方向つまり面外方向の剛性が不足して、ソケットが変形して孕み出すおそれがあった。
本発明は、下弦材が挿通される一対の貫通孔の寸法精度を確保しつつ、これら貫通孔同士の間隔を狭くできるとともに、十分な剛性を有しかつ短時間で製造できる反力受け部材を備えた張弦梁構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の張弦梁構造(例えば、後述の張弦梁構造1)は、柱(例えば、後述の柱2)間に架設された上弦材(例えば、後述の鉄骨梁10)と、当該上弦材の両端側同士を連結して張力が導入された一対の下弦材(例えば、後述の構造用ケーブル20)と、を備え、前記上弦材の両端側には、それぞれ、反力受け部材(例えば、後述の反力受け部材30)が設けられ、当該反力受け部材は、略平行に延びる一対の貫通孔(例えば、後述の貫通孔31)が形成された削り出し部材あるいは鋳造部材からなり、当該一対の貫通孔には、前記一対の下弦材のそれぞれが挿通されて定着され、前記反力受け部材の表面でかつ前記一対の貫通孔の間には、支持部が溶接固定され、前記反力受け部材は、当該支持部を介して前記上弦材に連結されることを特徴とする。
この発明によれば、削り出しあるいは鋳造により、従来の2つのソケットを一体として形成した。よって、従来のような連結部材が存在しないので、一対の貫通孔同士の間隔を狭くできる。
また、反力受け部材を製造する際に、従来のような溶接作業が不要となるので、溶接ひずみが発生しないから、貫通孔の寸法精度を確保できるうえに、反力受け部材を短時間で製造できる。
また、従来の2つのソケットが一体となった形状であるので、断面二次モーメントが増大し、従来に比べて面外方向の剛性を十分に確保できる。
本発明によれば、削り出しあるいは鋳造により、従来の2つのソケットを一体として形成した。よって、従来のような連結部材が存在しないので、一対の貫通孔同士の間隔を狭くできる。また、反力受け部材を製造する際に、従来のような溶接作業が不要となるので、溶接ひずみが発生しないから、貫通孔の寸法精度を確保できるうえに、反力受け部材を短時間で製造できる。また、従来の2つのソケットが一体となった形状であるので、断面二次モーメントが増大し、従来に比べて面外方向の剛性を十分に確保できる。
本発明の一実施形態に係る張弦梁構造の側面図である。 前記実施形態に係る張弦梁構造に用いられる反力受け部材の斜視図である。 従来例に係る張弦梁構造に用いられる反力受け部材の斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る張弦梁構造1の側面図である。
張弦梁構造1は、柱2間に架設された上弦材としての鉄骨梁10と、この鉄骨梁10の下方に配置されて鉄骨梁10の両端側同士を連結する一対の下弦材としての構造用ケーブル20と、を備える。
鉄骨梁10は、複数本のH鋼が連結されて構成される。この鉄骨梁10の所定箇所には、下方に延びる束材11が複数設けられており、この鉄骨梁10の両端側には、反力受け部材30が設けられている。
構造用ケーブル20は、束材11の下端側に挿通されて、この反力受け部材30に定着している。
図2は、反力受け部材30の分解斜視図である。
反力受け部材30は、削り出しあるいは鋳造により形成されるとともに、略平行に延びる一対の貫通孔31が形成される。
この反力受け部材30には、支持部32が溶接固定されており、反力受け部材30は、この支持部32を介して鉄骨梁10に連結されている。
反力受け部材30の一対の貫通孔31には、一対の構造用ケーブル20のそれぞれが挿通されて定着する。具体的には、構造用ケーブル20の端部側には、外周面にねじ山が刻設された金具21が取り付けられている。この構造用ケーブル20の端部側は、反力受け部材30の貫通孔31およびワッシャ22に挿通されて、この状態で、金具21にナット23が二重に螺合される。
この構造用ケーブル20には、図2中矢印の方向に張力Tが導入され、この張力Tはナット23およびワッシャ22を介して反力受け部材30に伝達されることになる。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)削り出しあるいは鋳造により、従来の2つのソケットを一体として反力受け部材30を形成した。よって、従来のような連結部材が存在しないので、一対の貫通孔同士31の間隔を狭くして、鉄骨梁10のフランジ幅を狭くできる。
また、反力受け部材30を製造する際に、従来のような溶接作業が不要となるので、溶接ひずみが発生しないから、貫通孔31の寸法精度を確保できるうえに、反力受け部材30を短時間で製造できる。
また、従来の2つのソケットが一体となった形状であるので、断面二次モーメントが増大し、従来に比べて面外方向の剛性を十分に確保できる。これにより、張弦梁構造1の安全性を向上できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
1…張弦梁構造
2…柱
10…鉄骨梁(上弦材)
11…束材
20…構造用ケーブル(下弦材)
21…金具
22…ワッシャ
23…ナット
30…反力受け部材
31…貫通孔
32…支持部

Claims (1)

  1. 柱間に架設された上弦材と、当該上弦材の両端側同士を連結して張力が導入された一対の下弦材と、を備え、
    前記上弦材の両端側には、それぞれ、反力受け部材が設けられ、
    当該反力受け部材は、略平行に延びる一対の貫通孔が形成された削り出し部材あるいは鋳造部材からなり
    当該一対の貫通孔には、前記一対の下弦材のそれぞれが挿通されて定着され
    前記反力受け部材の表面でかつ前記一対の貫通孔の間には、支持部が溶接固定され、
    前記反力受け部材は、当該支持部を介して前記上弦材に連結されることを特徴とする張弦梁構造。
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