JP4591891B2 - 引張部材用固定具及び固定具付き引張部材 - Google Patents

引張部材用固定具及び固定具付き引張部材 Download PDF

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本発明は、引張部材用固定具、及び固定具付き引張部材に係り、特に、引張部材端部のソケットと支圧板との間に衝撃吸収板を設けた引張部材用固定具、及び固定具を装備した引張部材に関する。
建造物の構造体における構成部材として、或いは構造体相互の接続部材として引張材が用いられる。ここで、建造物とは、建築物、土木構造物、工作物、送電鉄塔等の構造体により骨組みが構成される対象を総称する。また、構造体とは、柱材、梁材、ブレース材、基礎コンクリート等の建造物の骨組みを構成する部材をいう。また、引張材とは、ケーブル材、鋼棒、フラットバー、丸形鋼管、角形鋼管、アングル材やチャンネル材等の形鋼等からなり、部材長さに対してその断面の幅が極めて小さい部材をいう。これらの引張材は、圧縮力や曲げモーメントは負担せず、引張力のみ負担する点が特徴である。
引張材は、部材長さに対してその断面の幅の比が極めて小さいという特性から、その中間部において曲がることが可能である。すなわち、引張材は、構造体の接続される2点間が直線的に結べない場合であっても、引張材を曲線状になじませて取り付けられる特性、すなわち可撓性を有する。例えば、ケーブル材の場合は、鋼線をより合わせて構成された部材であり、このより合わせにより、容易に曲がることを可能とした部材である。この、ケーブル材には、構造用ストランドロープ、構造用スパイラルロープ等が含まれる。一般にワイヤーロープと称されるものもケーブル材に含まれる。また、鋼棒は、中実の丸鋼をいい、PC鋼棒も含まれる。一般にロッドと称されるものも鋼棒に含まれる。
引張材は、その両端部に接続用のソケットが取り付けられる。引張材は、曲げモーメントを負担しないことから、断面内の曲げ剛性は問題とならず、コンパクトな断面とするのが一般的である。したがって、引張材を構造体に接続するには、その端部に接続用の部品が必要となる。例えば、ケーブル材では、ソケットの形状として、オープンソケット、クローズドソケット、前面支圧型式、ナット方式等が知られている。さらに、簡易なソケットとして、ネジエンド或いはアイ圧縮止めが知られている。本明細書では、ケーブル材だけではなく、総ての引張材について、その部材端部に取り付く接続用の部品を「ソケット」と総称する。
引張材を構造体における構成部材として用いる例として、構造体の剛性を高める構成部材として用いる場合がある。例えば、斜張橋、ブレース材である。また、空間を覆う構成部材として用いる場合がある。例えば、引張材と圧縮材とを組み合わせた梁材で屋根を架構するテンション構造、リング状の境界支持構造体に張られるケーブルネット構造である。このうち、構造体の剛性を高める構成部材として用いる場合には、引張材が地震動による衝撃を受けて抵抗する。一方、空間を覆う構成部材として用いる場合には、風圧力による振動が発生し、地震動による衝撃に対しては、構成部材全体で吸収する。
一方、引張材を構造体相互の接続部材として用いる例として、建造物の耐震補強用に柱材と基礎コンクリートを接合する場合や、既存の橋梁の桁同士を接続して地震動による脱落を防止する場合がある。引張材は、このような既存の建造物の耐震補強方法として、直線的に接続できない場合にも接続可能である点が評価され採用されている。例えば、耐震補強により柱材を基礎コンクリートに接合する場合には、柱材の外面と基礎の外面とは段差があるのが一般的であり、引張材の可撓性が有効となる。
引張材には、一般的に初期張力を導入する。上述したように、引張材は、その中間部において曲がることが可能な可撓性を有する。したがって、接続される双方の構造体に取り付けただけでは、自重による撓みや接続するボルトのクリアランス等により弛みが発生する。この状態では、引張材に発生する地震動による衝撃に対して弛みが消滅するまで引張材として機能しないという問題が生じる。また、ケーブル材は、多数の素線をより合わせて構成されることから初期伸びが生じる。この初期伸びは、プレストレッチングをすることで除去される。そこで、一般的には、施工時において、引張材の取り付け後に初期張力を導入する。一般的な引張材への初期張力の導入方法には、ターンバックル等の長さ調節機構により初期張力を導入する方法と、油圧ジャッキにより張力を管理する方法とがある。また、引張材は、張力導入後に、時間の経過とともにクリープ歪やリラクゼーション(応力弛緩)により張力の一部が抜ける場合がある。
引張材は、通常、溶接が不要であることや経済性等の理由から引張強度の高い素材が用いられる。例えば、ケーブル材では、引張強さで1470N級から1770N級に至るまでの鋼種が使用される。これらの素材は、通常の構造体に用いられる鋼材(400N級、490N級)と比べて著しく高い。また、棒鋼の一種であるPC鋼棒では、引張強さで1720N級から1860N級に至るまでの鋼種が使用される。
ここで、粘弾性材とは、流体のような粘性とスプリングのような弾性を合わせもった力学的挙動をする高分子材料をいう。この粘弾性材に応力が加わった場合、その荷重履歴に伴う非線形な挙動により地震等の衝撃エネルギを吸収する。また、低降伏点鋼とは、降伏荷重が小さく変形能力に優れた超塑性合金からなる鋼材をいう。この低降伏点鋼に応力が加わった場合、その荷重履歴に伴う非線形な挙動により地震等の衝撃エネルギを吸収する。これらの粘弾性材及び低降伏点鋼は、建造物に免震ダンパーや制振ダンパーとして採用されている。
一方、特許文献1には、木造建築物における柱と土台の固定方法が開示されている。
特開2001−279830号公報
引張材に地震動による衝撃が加わった場合、この衝撃により引張材に過大な応力が発生し、引張材の破断や接合部の破壊が発生する恐れがある。また、上述のように、引張材は高強度鋼を使用することから、脆性破壊や疲労破壊の恐れもある。すなわち、引張材を構造体の剛性を高める構成部材として用いる場合には、構造体の剛性の高い部位である引張材に地震による衝撃が過度に集中し易い。また、構造体相互の接続部材として用いる場合には、既存の構造体に付加される構造であり、応力の伝達や分担が不明確である。したがって、想定される以上の地震による衝撃が発生する可能性がある。
また、従来の引張材は、主として空間を覆う構成部材として用いられる。この場合には、構成部材の剛性は極めて低く、変形により地震動によるエネルギを吸収する。しかし、構造体の剛性を高める構成部材として用いる場合や構造体相互の接続部材として用いる場合には、引張材の剛性が高いにもかかわらず、地震動によるエネルギを吸収する機構を備えたものは少ない。
また、引張材の初期張力の導入の際、導入された張力を簡易に確認する方法はない。また、導入された張力がクリープ歪やリラクゼーション(応力弛緩)により一部が抜けた場合にも簡単に確認する方法はない。
本願の目的は、かかる課題を解決し、地震動により引張材に加わる衝撃を緩和し、衝撃エネルギを吸収し、簡易な張力導入の確認が可能な引張部材用固定具を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る引張部材用固定具は、引張材とその両端のソケットからなる引張部材を、ソケットを掴むことで建造物の構造体に固定させる引張部材用固定具であって、構造体に固定されて取り付く固定板と、固定板に設けられ、衝撃吸収板の外周と接し、引張材が通過する開口を有する支圧板と、ソケットと、支圧板との間に設けられ、引張材に生じる応力により曲げ変形可能な衝撃吸収板と、を備え、衝撃吸収板と支圧板との間に、衝撃吸収板の曲げ変形が可能な空隙があることを特徴とする。
また、引張部材用固定具は、衝撃吸収板は、低降伏点鋼からなり、交換可能なことが好ましく、衝撃吸収板と、支圧板との間の空隙には粘弾性材が設けられ、引張材と支圧板との間の空隙には粘弾性材が設けられていることが好ましい。
また、引張部材用固定具は、衝撃吸収板は、ソケット側に起立していることが好ましく、衝撃吸収板は、引張材への初期張力導入により略平板となるように起立していることが好ましい。
また、引張部材用固定具は、支圧板は、その衝撃吸収板と対向する面が筒状の凹面であることが好ましく、支圧板は、その衝撃吸収板と対向する面が球状の凹面であることが好ましい。
さらに、本発明に係る引張部材は、上記引張部材用固定具が装着されている。
上記構成により、引張部材用固定具は、引張部材のソケットと支圧板との間に衝撃吸収板が設けられる。この衝撃吸収板は、地震時の衝撃に対し曲げ変形することで、この衝撃を吸収し、緩衝材としての役割を果たす。これにより、構造体の剛性の高い部位である引張材に地震による衝撃が過度に集中することを避けることが可能となる。また、設計上想定されていない過大な衝撃に対し、衝撃吸収板の変形により構造体全体の応力の再分配を促す。その結果、衝撃を構造体全体で吸収し、局所的な応力集中を緩和することが可能となる。
また、引張部材用固定具は、衝撃吸収板自体を低降伏点鋼とすることで、地震時の荷重履歴に伴う非線形な挙動により、地震動の衝撃エネルギの吸収を可能とする。さらに、支圧板と衝撃吸収板との空隙に粘弾性材を設けること及び引張材と支圧板との空隙に粘弾性材を設けることで、荷重履歴に伴う非線形な挙動により、地震動の衝撃エネルギの吸収を可能とする。これら低降伏点鋼および粘弾性材に地震動の衝撃エネルギを集中させることで、建造物の構造体の揺れや振動を減少させ、構造体の損傷を低減させることが可能となる。
また、引張部材用固定具は、衝撃吸収板が、引張材への初期張力導入により略平板となるように起立している。つまり、あらかじめ初期張力の導入による衝撃吸収板の曲げ変形量を算出し、それと略同一の値になるように衝撃吸収板をソケット側に起立させる。これにより、衝撃吸収板が略平板となっているか否かを目視することで容易に張力確認が可能となる。導入された初期張力がクリープ歪やリラクゼーション(応力弛緩)により抜けた場合にも、同様に張力確認が可能となる。
以上のように、本発明に係る引張部材用固定具によれば、地震動により引張材に加わる衝撃を緩和し、衝撃エネルギを吸収し、簡易な張力導入の確認が可能となる。
以下に、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。
図1に本発明に係る引張部材用固定具の一つの実施の形態の概略の構成を示す。図1(a)は引張部材用固定具1の正面図であり、図1(b)は、A−A方向から見た側面図であり、図1(c)は、B−B方向から見た底面図である。本実施の形態では、引張材としてケーブル材2を用いる。引張部材用固定具1は、固定板4、支圧板5、衝撃吸収板6から構成され、端部にソケット3が取り付いたケーブル材2を、ボルト7により構造体9に固定する。また、支圧板5と衝撃吸収板6との間の空隙には、板状粘弾性材8aが装着され、ケーブル材2と支圧板5との空隙には、筒状粘弾性材8bが装着される。なお、この引張部材用固定具1と、ソケット3が取り付いたケーブル材2とを一体として引張部材10と称す。
固定板4は、本実施の形態では矩形の板材である。また、固定板4には支圧板5が取り付けられ、ボルト7により構造体9に固定される。固定板4は、支圧板5とボルト7とが装着可能な形状であれば、矩形以外の形状、例えば円形や多角形であっても良い。構造体9の種別としては、木材、鉄骨、基礎コンクリート等があるが、本実施形態では、その種別の如何は問わない。このボルト7は、構造体9が木材である場合には、例えば、ラグスクリューボルトであり、構造体9が鉄骨である場合には、例えば、高力ボルトであり、構造体9が基礎コンクリートである場合には、アンカーボルトである。
支圧板5は、本実施の形態では、溶接用厚板鋼板を機械加工し、固定板4に溶接接合したものである。この支圧板5は、固定板4と一体として、例えば、鋳造や機械加工により製作しても良い。この支圧板5には、ケーブル材2が通過するケーブル開口部15が設けられる。また、支圧板5は、ケーブル材2のソケット3に対して衝撃吸収板6を介して前面(ケーブル材2側)から支圧する。すなわち、ケーブル材2の定着方式としては、前面支圧方式である。また、支圧板5の衝撃吸収板6に対向する面は、衝撃吸収板6の曲げ変形を可能とするために、筒状の凹面となっている。また、支圧板5は、衝撃吸収板6の外周と接する支圧面16を、筒状の凹面の左右2箇所に有する。
図2に支圧板5の他の実施の形態の概略の構成を示す。図2(a)は、支圧板5をプレートの溶接により組み立てた場合の正面図である。また、図2(b)は、図2(a)のA−A断面図である。支圧板5は、天板5a、側板5b、補強板5c、底板5d(図2(b)参照)、曲面板5eから構成され、それぞれ溶接されて組み立てられる。また、筒状粘弾性材8bを装着するための筒状板5fを取り付けても良い。補強板5cは、衝撃吸収板6の支持点Pを固定端とするため、側板5bの拘束材として取り付けられる。支圧板5は、ケーブル材2を通過させるため、側板5bにケーブル開口部15aを、曲面板5eにケーブル開口部15bを有する。曲面板5eは、衝撃吸収板6の変形が可能となる空隙を設けるためアーチ状となっている。曲面板5eの両端には、側板5bの一部が支圧面16となり、衝撃吸収板6の外周と接する。
衝撃吸収板6は、本実施の形態では、通常の構造体に用いられる鋼材(400N級、490N級)からなる平板である。図3に衝撃吸収板6の概略の構成を示す。図3は、図2(a)のB−B断面図である。図3(a)に本実施の形態での衝撃吸収板6を示す。図中斜線で示したのが、衝撃吸収板6の範囲である。図3(a)の実施例では、衝撃吸収板6は、ケーブル開口部15の縁Rが切断された矩形の板である。破線3は、ソケット3が衝撃吸収板6に接触する範囲を示す。図中Pで示す線が、補強板5cにより側板5bの変形を拘束する支持線である。図中Qで示す線が、天板5a及び底板5dにより側板5bの変形を拘束する支持線である。したがって、衝撃吸収板6は、図中の線P及び線Qを固定端とし、ケーブル開口部15の縁Rを自由端とする平板となる。
また、図3(b)に衝撃吸収板6の他の実施例を示す。図中斜線で示したのが、衝撃吸収板6の範囲である。この実施例では、衝撃吸収板6は、ケーブル開口部15の縁Rをそれぞれ有するブロックに分離された2つ矩形の板からなる。破線3は、ソケット3が衝撃吸収板6に接触する範囲を示す。図中Pで示す線が、補強板5cにより側板5bの変形を拘束する支持線である。図中Qで示す線が、天板5a及び底板5dにより側板5bの変形を拘束する支持線である。したがって、衝撃吸収板6は、図中の線P及び線Qを固定端とし、ケーブル開口部15の縁Rを自由端とする2つの平板となる。
ケーブル材2が地震動により引張力を受けると、ソケット3が衝撃吸収板6を押す。このとき、衝撃吸収板6は、破線3に囲まれたソケット3の端部から圧縮力を受けて変形する。この衝撃吸収板6の変形の形状は、図3(a)及び(b)それぞれにつき、上記の境界条件の下での平板曲げによる変形曲線となる。
衝撃吸収板6の他の実施の形態は、低降伏点鋼からなる平板を用いた場合である。低降伏点鋼は、極軟鋼とも称され、添加元素を極力低減した純鉄に近いものであり、圧延後に軟化焼鈍等の熱処理により降伏点を下げた鋼種である。低降伏点鋼には、降伏点が235N級の低降伏点鋼と100N級の極低降伏点鋼とがあるが、いずれであっても良い。この低降伏点鋼を用いた衝撃吸収板6は、地震時にケーブル材2に発生する引張力により曲げ変形するが、変形により他の部材より早期に降伏し、繰り返し荷重履歴により地震の入力エネルギを吸収する。すなわち、地震時の揺れや変形を低減させるダンパーとして機能する。特に、引張材を構造体相互の接続部材とし、建造物の耐震補強用に柱材11と基礎コンクリート12を接合する場合には、この衝撃吸収板6に集中的に地震の入力エネルギを集中させることで、建造物の構造体の地震による損傷を低減することが可能となる。
但し、衝撃吸収板6は、地震動により塑性化した場合には交換する必要がある。本実施の形態では、後述するラムチェアー等の冶具を用いてケーブル材2の張力を解除し、この衝撃吸収板6を交換する。すなわち、衝撃吸収板6は、支圧板5に固定せず、初期張力の導入による摩擦力によりその位置を固定する。この衝撃吸収板6の位置を機械的に固定するために、支圧板5又は衝撃吸収板6の一方の表面に「臍」を設け、他方に「臍孔」を設け差し込んでも良い。あるいは、支圧板5又は衝撃吸収板6の双方の対向する表面に「臍孔」を設け、そこに棒材を挿入しても良い。これらの手段により、支圧板5と衝撃吸収板6とのずれを防止することが可能となる。
ケーブル材2は、本実施の形態では、構造用ストランドロープを用いる。ストランドロープは、7本から41本の素線をより合わせたストランドを、更により合わせてロープ状にしたものをいう。一般的には、心の周囲に6本の側ストランドをより合わせる。構造用ストランドロープは、より線を更によることから、柔軟性に富み可撓性が大きいことを特徴とする。素線は、高炭素鋼線からなり、引張強さは、主として1470N級、1670N級、1770N級等が用いられる。この素線は、冷間加工後に亜鉛めっきが施される。このケーブル材2は、構造用スパイラルロープ、或いは他の形式のケーブル材料であっても良い。さらに、PC鋼棒を含む鋼棒、フラットバー、丸形鋼管、角形鋼管、アングル材やチャンネル材等の形鋼等であっても良い。このケーブル材2の両端にはソケット3が取り付く。
ソケット3は、ケーブル材2の端部を定着する円柱形の定着部品である。このソケット3の断面形状は、円柱形に限らず、例えば、多角柱、円錐形であっても良い。ケーブル材2のソケット3は、一般的に、ソケット3の円錐内部にワイヤーロープの素線を茶せん状(箒状)にばらし、亜鉛−銅合金を鋳込む方式と、ケーブル材2にソケット3を装着し、プレス、ロータリースウェージ等でソケット3を圧着する方式とがある。前者は、素線と亜鉛−銅合金とは付着により、亜鉛−銅合金とソケット3の円錐内部とは面圧と摩擦力により定着力を得る機構である。一方、後者は、圧着時に生じるソケット3の内面とケーブル材2の表面との食い込みにより定着力を得る機構である。本実施の形態では、構造用ストランドロープに後者の方式によりソケット3を定着するが、前者の方式であっても良い。
ソケット3は、引張材が鋼棒の場合には、内面がネジ加工された円筒状のナットである。この場合、鋼棒の端部に切られたネジにより鋼棒と係合する。したがって、本実施の形態にそのまま適用可能である。また、引張材が、フラットバー、丸形鋼管、角形鋼管、アングル材やチャンネル材等の形鋼等であっても、それらの端部に溶接接合、ねじ止め、或いは、ソケット3を貫通させてエンドプレートにより止める等の方法により、本実施の形態にそのまま適用可能である。
図4に、衝撃吸収板6の他の実施の形態の概略の正面図を示す。衝撃吸収板6は、ケーブル材2への初期張力の導入により略平板となるようにソケット3側に起立している。すなわち、ケーブル材2には、初期張力Fが導入され、衝撃吸収板6はこの初期張力Fにより変形する。その変形曲線は、簡単な力学モデルによる計算又は実験等により、あらかじめ予測が可能である。衝撃吸収板6にこの変形曲線とは逆向きのむくりDを与えておくことで、変形後には略平板となる。このむくりDの形状は、本実施の形態では、筒状であるが、起立する形状であれば、例えば、球面上、円弧状、楕円状、折れ線状であっても良い。また、必ずしも衝撃吸収板6の変形曲線と同様な逆変形のむくりDでなくても良い。すなわち、図4のむくり量dを、初期張力Fによる衝撃吸収板6の最大変形量と略同一に設定すれば良い。さらに、本実施の形態では、このむくりDは図4に示すように衝撃吸収板6の一部に設けている。このむくりDは、衝撃吸収板6の支圧面16と接する部分以外の設けても良い。このむくりDを設けることで、初期張力Fの導入の際に、衝撃吸収板6が略平板となっているか否かを目視することで容易に張力確認が可能となる。同様に、導入された初期張力Fがクリープ歪やリラクゼーション(応力弛緩)により抜けた場合にも張力確認が可能となる。
図5に、支圧板5の他の実施の形態の概略の構成を図示する。図5(a)は、図1(a)のC−C断面図である。図5(b)は、図5(a)のA−A断面図である。本実施の形態は、支圧板5の衝撃吸収板6と対向する面が球状の凹面の場合である。すなわち、支圧板5と衝撃吸収板6との間の空隙18が球体の一部を切断した形状の場合である。図5(b)に示すように、この実施の形態では、支圧板5は衝撃吸収板6の全外周と接する。また、図中Pで示す線が、支圧板5により衝撃吸収板6の変形を拘束する固定端となる。したがって、衝撃吸収板6は、Pで示す線を固定端とし、ケーブル開口部15の縁Rを自由端とする矩形の平板となる。この支圧板5の実施の形態では、板状粘弾性材8aは、支圧板5と衝撃吸収板6との間の空隙18に閉鎖され外部に露出しない。
図6に、粘弾性材8の概略の構成の説明図を示す。図6は、斜視図であり、支圧板5を破線とし、粘弾性材8に関連した部分を、分かりやすく実線で示した図である。粘弾性材8には、板状粘弾性材8a及び筒状粘弾性材8bがある。上述した引張部材用固定具1の各実施の形態では、支圧板5と衝撃吸収板6との間の空隙18に板状粘弾性材8aが挿入され、ケーブル材2と支圧板5との間の空隙19に筒状粘弾性材8bが挿入される。これらの粘弾性材8は、どちらか一方に取り付けられていても良く、両方に取り付けられていても良い。
板状粘弾性材8aは、衝撃吸収板6が引張力Fにより強制変形することで、圧縮応力Cを受ける。上述したように、この板状粘弾性材8aに応力が加わった場合、その荷重履歴に伴う非線形な挙動により地震等の衝撃エネルギを吸収する。すなわち、ケーブル材2に張力が加わった場合、支圧板5はほとんど変形しないのに対して、衝撃吸収板6は曲げ変形し、その空隙18の体積は減少する。この体積の減少により、板状粘弾性材8aは、圧縮応力Cを受け塑性変形する。さらに、地震動による繰り返し荷重が作用することで、板状粘弾性材8aは、地震によりケーブル材2に発生する衝撃エネルギを吸収し、構造体の揺れや変形を減少させ、構造体の損傷を低減させる。支圧板5と衝撃吸収板6との間の空隙18は、衝撃吸収板6の変形が可能なスペースがあれば良い。また、板状粘弾性材8aは、長さに対して厚さの薄い板状であり、圧縮応力Cにより端部にはみ出す量は少ない。したがって、圧縮変形により地震動のエネルギを吸収することが可能となる。
筒状粘弾性材8bは、ケーブル材2と支圧板5との相対的なずれによりせん断応力Sを受ける。すなわち、ケーブル材2は支圧板5に対して、衝撃吸収板6の変形によるずれと、引張力Fによるケーブル材2自体の伸びによるずれとが発生する。支圧板5は固定されているため、筒状粘弾性材8bにはせん断力Sが発生する。上述したように、この筒状粘弾性材8bに応力が加わった場合、その荷重履歴に伴う非線形な挙動により地震等の衝撃エネルギを吸収する。地震動による繰り返し荷重が作用することで、筒状粘弾性材8bは、地震によりケーブル材2に発生する衝撃エネルギを吸収し、構造体の揺れや変形を減少させ、構造体の損傷を低減させる。ケーブル材2と支圧板5との間の空隙19とは、ケーブル材2を支圧板5のケーブル開口部15に通過されるためのクリアランスである。このクリアランスは、ケーブル材2が地震時や強風時に、ソケット3と衝撃吸収板6との接点を支点としたケーブル材2の回転移動を吸収する。したがって、ケーブル材2に発生する回転によるずれせん断応力Sが発生する場合もある。
図7に、本発明に係る引張部材用固定具付き引張部材20の一つの実施の形態の概略の構成を示す。図7(a)は、正面図であり、図7(b)は、A−A方向から見た側面図である。本実施形態では、引張部材用固定具付き引張部材20は、木造の柱材11と基礎コンクリート12とを接続する引張部材用固定具付きケーブル材2である。
木造の柱材11と基礎コンクリート12は、図7(b)に示すように、一般的には、段差がある。この柱材11と基礎コンクリート12を接続する補強材として、ケーブル材2の可撓性を利用した引張部材用固定具付き引張部材20を用いる。本実施の形態では、基礎コンクリート12への固定手段として引張部材用固定具1を用いる。引張部材用固定具1は、柱材11への固定手段に用いても良く、柱材11及び基礎コンクリート12の双方への固定手段として用いても良い。
引張部材用固定具付き引張部材20は、木造の建造物の耐震補強として、柱材11と基礎コンクリート12とを接続し、地震時における柱材11の引抜を防止するものである。柱材11側は、ケーブル材2の端部のソケット3を、直接固定板14に取り付け、固定板14は柱材11にボルト17により固定される。ソケット3の素材は、溶接用鋼材(低炭素鋼)で固定板14に溶接接合される。ソケット3の素材が、亜鉛−銅合金等で溶接が難しい場合には、引張部材用固定具1であっても良い。ケーブル材2は、柱材11と基礎コンクリート12との段差を吸収して基礎コンクリート12側の引張部材用固定具1により基礎コンクリート12に固定される。
本実施の形態での引張部材用固定具付き引張部材20の取り付け方法について説明する。まず、ソケット13及びソケット3を取り付けたケーブル材2を用意する。ケーブル材2は、構造用ストランドロープをあらかじめ所定の長さに切断し、両端にソケット3,13を取り付けたものである。次に、ソケット13側に固定板14を取り付け、ソケット3側に引張部材用固定具1を取り付け、引張部材用固定具付き引張部材20とする。次に、ソケット13が取り付いた固定板14を、ボルト17により所定の位置の柱材11に固定する。次に、ソケット3が取り付いた固定板4を、初期張力の導入を考慮した所定の位置にボルト7により固定する。その際に、衝撃吸収板6は、張力導入の際に所定の位置に差し込むため、外しておく。さらに、ラムチェアー等の冶具を用いて、ケーブル材2に初期張力を導入する。ケーブル材2が細径の場合には、ボルト7を固定する段階で固定板4を下方に引張り、ケーブル材2に初期張力をかけて柱材11に固定しても良い。
図8に、本実施の形態での固定具付き引張部材への初期張力の導入方法の一例を図示する。張力導入用の冶具として、ラムチェアー21、ネジが切られたテンションバー22及びテンションバー22と係合するナット23が用いられる。ラムチェアー21は、支圧板5の一部に取り付けられる反力台である。ソケット3の端部にテンションバー取付口25が設けられ、テンションバー22の一端がソケット3に取り付けられる。テンションバー22の他端はラムチェアー21を貫通してナット23と係合する。初期張力は、ラムチェアー21から反力をとりながらナット23を回転し、ソケット3をテンションバー22により引き込むことで導入する。導入される初期張力は、ナット23の回転数により管理することが可能である。また、初期張力の管理は、上述した、衝撃吸収板6のむくみ量dを目視する方法であっても良い。すなわち、ナット23の回転により初期張力が導入され、衝撃吸収板6が略平板となることで所定の初期張力が導入されたことを確認する方法である。ナット23の回転により、支圧板5とソケット3との間に間隙が生じ、その間隙に衝撃吸収板6を挿入する。この間隙が、衝撃吸収板6の板厚以上である場合には、シムプレート24を支圧板5と衝撃吸収板6との間に差し込み間隔を調整する。
引張部材用固定具付き引張部材20の初期張力の導入方法は、本実施の形態では、ナット23を回転させてソケット3を引き込む方法であるが、他の方法であっても良い。例えば、センタホールジャッキを用いて油圧により張力を管理する方法等である。また、簡易な引張部材用固定具付き引張部材20の場合には、人力により初期張力を導入しても良い。
本発明に係る引張部材用固定具の一つの実施の形態の概略の構成を示す正面図、側面図及び底面図である。 支圧板の他の実施の形態の概略の構成を示す正面図及び断面図である。 衝撃吸収板の実施の形態の概略の構成を示す断面図である。 衝撃吸収板の他の実施の形態の概略の構成を示す正面図である。 支圧板の他の実施の形態の概略の構成を示す断面図である。 粘弾性材の概略の構成を説明した斜視図である。 本発明に係る引張部材用固定具付き引張部材の一つの実施の形態の概略の構成を示す正面図及び側面図である。 固定具付き引張部材の初期張力の導入方法の一例の概略の構成を示す正面図である。
符号の説明
1 引張部材用固定具、2 ケーブル材、3,13 ソケット、4,14 固定板、5 支圧板、5a 天板、5b 側板、5c 補強板、5d 底板、5e 曲面板、5f 筒状板、6 衝撃吸収板、7,17 ボルト、8 粘弾性材、8a 板状粘弾性材、8b 筒状粘弾性材、9 構造体、10 引張部材、11 柱材、12 基礎コンクリート、15 支圧板のケーブル開口部、15a 側板のケーブル開口部、15b 曲面板のケーブル開口部、16 支圧面、18 支圧板と衝撃吸収板との間の空隙、19 ケーブル材と支圧板との間の空隙、20 引張部材用固定具付き引張部材、21 ラムチェアー、22 テンションバー、23 ナット、24 シムプレート、25 テンションバー取付口、F 引張力、F初期張力、C 圧縮応力、P,Q 支持線、R 縁、D むくり、d むくり量、S せん断応力。

Claims (9)

  1. 引張材とその両端のソケットからなる引張部材を、ソケットを掴むことで建造物の構造体に固定させる引張部材用固定具であって、
    構造体に固定されて取り付く固定板と、
    固定板に設けられ、衝撃吸収板の外周と接し、引張材が通過する開口を有する支圧板と、
    ソケットと、支圧板との間に設けられ、引張材に生じる応力により曲げ変形可能な衝撃吸収板と、を備え、
    衝撃吸収板と支圧板との間に、衝撃吸収板の曲げ変形が可能な空隙があることを特徴とする引張部材用固定具。
  2. 請求項1に記載の引張部材用固定具において、衝撃吸収板は、低降伏点鋼からなり、交換可能なことを特徴とする引張部材用固定具。
  3. 請求項1又は2に記載の引張部材用固定具において、衝撃吸収板と、支圧板との間の空隙には、粘弾性材が設けられていることを特徴とする引張部材用固定具。
  4. 請求項1又は3に記載の引張部材用固定具において、引張材と、支圧板との間の空隙には、粘弾性材が設けられていることを特徴とする引張部材用固定具。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1に記載の引張部材用固定具において、衝撃吸収板は、ソケット側に起立していることを特徴とする引張部材用固定具。
  6. 請求項5に記載の引張部材用固定具において、衝撃吸収板は、引張材への初期張力導入により略平板となるように起立していることを特徴とする引張部材用固定具。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1に記載の引張部材用固定具において、支圧板は、その衝撃吸収板と対向する面が筒状の凹面であることを特徴とする引張部材用固定具。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1に記載の引張部材用固定具において、支圧板は、その衝撃吸収板と対向する面が球状の凹面であることを特徴とする引張部材用固定具。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1に記載の引張部材用固定具が装着された引張部材。















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