JP2011042929A - 構造物用ダンパー - Google Patents

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Abstract

【課題】構造躯体と制震効果を生じる装置を兼用でき、ダンパーを構成する圧着部材の大地震時における損傷低減を実現するとともに、大地震後、エネルギー吸収材を交換可能とする構造物用ダンパーを提供する。
【解決手段】建物の梁の間にダンパー固定部材5を固定し、該ダンパー固定部材5の間に圧着部材としての柱状ブロック2を配置して、構造物用ダンパー1を間柱的に設置する。柱状ブロック2の断面外に、プレストレス導入用緊張材としてPC鋼材3をダンパー固定部材5の間に掛け渡し、柱状ブロック2の圧着を強化している。PC鋼材3の外側に、引張力のみが作用するようにエネルギー吸収用鉄筋4をX型になるように配筋し、ダンパー固定部材5に貫通させ、鉄筋定着部6を介して固定されている。PC鋼材3およびエネルギー吸収用鉄筋4は、柱状ブロック2の断面外に配置しているので、地震等で損傷した場合にも、取替えが容易である。
【選択図】図1

Description

本発明は、建築および土木の構造体間をつなぐ構造物用ダンバーに関するものであり、構造物に大きな地震が作用した時にそのエネルギーを効率良く吸収し、構造物の損傷を回避できるようにしたものである。
地震による構造物の損傷を防ぐ方法としては、制震装置やダンパー等を設置して、地震による構造物の振動エネルギーを積極的に吸収する方法が知られている。
本発明と同様の用いられ方をする構造物用ダンパーに関する先行技術文献として、例えば特許文献1、非特許文献1、2記載の発明がある。
特許文献1には、RCまたはSRC造の構造体間(例えば、高層建物コア部分の耐震壁間)をつなぐダンパーとして、繊維補強コンクリート製の梁状体の断面内にPC鋼材とエネルギー吸収用の低降伏点鉄筋を配置したものが記載されている。
PC鋼材はコンクリート断面の中央に配置され、繊維補強コンクリート製の梁状体を構造体間に圧着するとともに梁状体にプレストレスを導入し、前記低降伏点鉄筋はX形状に配筋され、当該鉄筋の一部はコンクリートとの付着が絶縁された状態となっている。
また非特許文献1や非特許文献2のように、アンボンドプレキャストプレストレストコンクリート(以下、アンボンドPCaPC)圧着部材とL形アングルやオイルダンパーなどを併用して、セルフセンタリング特性と高エネルギー吸収を有するフラグ型の履歴を実現する技術がある。
特開2004−052494号公報
Brad D. Weldon and Yahya C. Kurama: Nonlinear Behavior of Precast Concrete Coupling Beams under Lateral Loads,ASCE,JOURNAL OF STRUCTURAL ENGNEERING,NOVEMBER 2007, pp.1571-1580 Pampanin, S., Amaris, A. and Palermo, A: Implementation and Testing of Advanced Solutions for Jointed Ductile Seismic Resisting Frames, fib, Proceedings of the 2nd International Congress, June 2006, ID8−20
前述した特許文献1記載の発明の場合は、エネルギー吸収材である低降伏点鉄筋がコンクリート断面内にX形状に配筋され、コンクリート断面中央に配筋したPC鋼材によりプレストレスが導入されているため、大地震時に損傷した場合、ダンパーの一部分である低降伏点鉄筋およびPC鋼材を交換することが難しい。
また、非特許文献1、2記載の発明では、アンボンドPCaPC圧着部材の損傷低減に対する対策は行われておらず、大地震後の損傷程度によっては、アンボンドPCaPC圧着部材も取り替える必要性が生じる可能性が高いが、アンボンドPCaPC圧着部材の交換作業は非常に手間も費用もかかってしまう。
本発明は、従来技術における上述のような課題の解決を図ったものであり、構造躯体と制震効果を生じる装置を兼用でき、ダンパーを構成する圧着部材の大地震時における損傷低減を実現するとともに、大地震後、エネルギー吸収材を交換可能とすることを目的としている。
本願の請求項1に係る発明は、構造体間に設置される構造物用ダンパーであって、柱状または梁状の圧着部材と、前記構造体間に配置され、緊張することにより、前記圧着部材の両端を両側の構造体に圧着するとともに、該圧着部材にプレストレスを導入するプレストレス導入用緊張材と、前記構造体間に配置された低降伏点鋼からなるエネルギー吸収用鉄筋とからなり、前記プレストレス導入用緊張材および前記エネルギー吸収用鉄筋が、前記圧着部材の断面外に配置されていることを特徴とするものである。
前記圧着部材は、主としてコンクリート系のプレキャスト部材を対象としているが、鉄骨部材等を用いてもよい。
前記プレストレス導入用緊張材および前記エネルギー吸収用鉄筋を前記圧着部材の断面外に配置することで、大地震時に損傷した場合であっても、容易に取り替えることができる。
前記プレストレス導入用緊張材は、構造体間に掛け渡し、緊張することにより、圧着部材にプレストレスを導入し、構造体間の圧着を高めるものである。
大きい地震動では、前記エネルギー吸収用鉄筋として低降伏点鋼(極低降伏点鋼等も含む)を組み込んであることで、その塑性域において地震時の振動エネルギーを効率的に吸収することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の構造物用ダンパーにおいて、前記圧着部材が繊維補強コンクリート部材であることを特徴としている。
コンクリート系部材であるアンボンドPC圧着部材の角欠けや地震時の損傷を低減するために、繊維補強コンクリートを用いることとしたものである。さらに損傷を低減させるためには、超高強度繊維補強コンクリートを用いるのが好ましい。補強繊維としては、例えば鋼繊維や炭素繊維を使用することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2記載の構造物用ダンパーにおいて、前記エネルギー吸収用鉄筋が前記圧着部材の断面外にX形状に配置されていることを特徴としている。
エネルギー吸収用鉄筋をX形に配置することによって、効率良く軸方向変形する。
請求項4に係る発明は、請求項1、2または3記載の構造物用ダンパーにおいて、前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造体に対し、該エネルギー吸収用鉄筋に引張力のみが作用するように接合されていることを特徴としている。
圧縮力による前記エネルギー吸収用鉄筋の座屈を防ぐため、前記エネルギー吸収用鉄筋の端部に引張力のみが作用する構造であり、引張力による塑性伸びに対応できる端部接合としている。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の構造物用ダンパーにおいて、前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造物に設けられたダンパー固定部材の鉄筋定着部の貫通孔を貫通させた状態で、前記貫通孔との間にバネで該エネルギー吸収用鉄筋の軸方向とほぼ直交する方向に付勢されたクサビを介して定着されていることを特徴とするものである。
前記エネルギー吸収用鉄筋の端部を前記構造物に設けられたダンパー固定部材の貫通孔に貫通させ、クサビを介して、エネルギー吸収用鉄筋を定着させる。
前記エネルギー吸収用鉄筋に生じている引張力が減少すると、前記エネルギー吸収用鉄筋の塑性伸びによって生じようとするダンパー固定部材と鉄筋定着部の間の隙間に、バネの付勢力によってクサビが入り込み、エネルギー吸収用鉄筋の塑性伸びを調整することができる。
請求項6に係る発明は、請求項5記載の構造物用ダンパーにおいて、前記クサビは、スライド方向と逆方向に徐々に厚さが増す形状を有し、かつ該クサビにはスライド方向に延び、前記エネルギー吸収用鉄筋が貫通するスリットが形成されていることを特徴とするものである。
前記クサビがスライド方向と逆方向に徐々に厚さが増す形状を有しているため、X型に配置されているエネルギー吸収用鉄筋の端部が鉄筋定着部に密着することができる構造になっている。
前記クサビに形成されたスリットによって、前記エネルギー吸収用鉄筋の引張力が減少した時、前記クサビが前記バネの付勢力によってスライドすることができ、前記貫通孔と前記エネルギー吸収用鉄筋の端部の間隔を広げることで、前記エネルギー吸収用鉄筋に引張力のみが作用するようになっている。
請求項7に係る発明は、請求項4記載の構造物用ダンパーにおいて、前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造体に設けられたダンパー固定部材の鉄筋定着部の貫通孔を貫通させた状態で、該エネルギー吸収用鉄筋を通したクサビ受け部材と、該クサビ受け部材に嵌合させたクサビを介して定着されており、前記クサビはバネにより前記エネルギー吸収用鉄筋の引張方向と逆向きに付勢されていることを特徴としている。
該エネルギー吸収用鉄筋の引張力が増加し、クサビが緩みかけると、バネの付勢力によってクサビがスライドしてクサビ受け部材への嵌合状態を維持し、前記貫通孔と前記エネルギー吸収用鉄筋の端部の間隔を縮めることで、前記エネルギー吸収用鉄筋に引張力のみが作用するようにしてある。
本発明は以上のような構成となるため、以下のような効果が得られる。
(1) 地震が作用した時、初期段階ではPC鋼材などのプレストレス導入用緊張材が地震力に抵抗し、所定以上の地震力が作用すると、低降伏点鋼からなるエネルギー吸収用鉄筋が大きなエネルギー吸収能力を発揮し、塑性エネルギーを効率良く吸収し、構造物の応答を低減することができる。
(2) エネルギー吸収用鉄筋やプレストレス導入用緊張材を断面外に配することにより、地震後、容易に交換が可能となり、ランニングコストを削減することができる。
(3) 請求項2に係る発明によれば、圧着部材に超高強度鋼繊維補強コンクリートを用いることにより、大地震後のアンボンドPCaPC圧着部材の損傷が削減されるので、大変な作業であるアンボンドPCaPC圧着部材の取替えが不要となる。
本発明の構造物用ダンパーの一例を表しており、(a)は平面図、(b)は断面図である。 エネルギー吸収用鉄筋端部の定着部の一例であり、(a)初期状態、(b)塑性時、(c)クサビ移動時を示している。 エネルギー吸収用鉄筋端部の定着部の一例であり、(a)初期状態、(b)塑性時、(c)クサビ部分の拡大図である。 本発明の構造物用ダンパーの適用対象としての建物の立面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る構造物用ダンパーの一例を表し、(a)は平面図、(b)は図1(a)のA−A断面を示したもので、例えば図4に示すような建物に適用することができる。
本実施例では、図4の梁52の間に構造物用ダンパー1を間柱的に設置している。図1(a)に示すように梁52にダンパー固定部材5を固定し、該ダンパー固定部材5の間に圧着部材としての柱状ブロック2を配置している。本実施例における柱状ブロック2は、図1(b)に示すように断面がH形で、水平方向に軸方向鉄筋2aを、垂直方向にせん断補強筋2bを配筋したコンクリート系部材であるが、断面等はこの仕様に限られるものではない。
また、柱状ブロック2の断面外に、プレストレス導入用緊張材としてPC鋼材3をダンパー固定部材5の間に掛け渡し、緊張することによって、柱状ブロック2の圧着を強化するとともに、柱状ブロック2に作用する応力が所定の応力に達するまでは、後述するエネルギー吸収用鉄筋4の負担がないようにしている。プレストレス導入用緊張材は、ピアノ線や新素材からなる緊張材などを用いてもよい。
さらにPC鋼材3の外側に、引張力のみが作用するようにエネルギー吸収用鉄筋4をX型になるように配筋し、ダンパー固定部材5に貫通させ、鉄筋定着部6を介して固定されている。エネルギー吸収用鉄筋4には、低降伏点鋼や極低降伏点鋼を用いる。
柱状ブロック2には、地震時の損傷を低減するために、繊維補強コンクリート(超高強度鋼繊維補強コンクリートを含む)を用いることが好ましい。
PC鋼材3およびエネルギー吸収用鉄筋4は、圧着部材としての柱状ブロック2の断面外に配置しているので、地震等で損傷した場合にも、取替えが容易である。
図2は、図1(a)における鉄筋定着部6の一例で、(a)は初期状態、(b)は塑性伸び、(c)はクサビの移動を示したものである。
エネルギー吸収用鉄筋4をダンパー固定部材5の貫通孔に貫通させ、エネルギー吸収用鉄筋4の軸方向とほぼ直交方向にバネ12によって付勢されているクサビ11を配置し、ナット13で固定する。クサビ11は、スライド方向と逆方向に徐々に厚さが増す形状を有しており、X型に配置されているエネルギー吸収用鉄筋4の端部が鉄筋定着部6に密着することができる構造になっている。
また、該クサビ11にはスリット(図示省略)が形成されており、エネルギー吸収用鉄筋4が貫通し、水平方向にスライドできる。該スリットは、閉じた楕円形でも溝の端部が開口している形でもよく、エネルギー吸収用鉄筋4が水平方向にスライドできる形状であればよい。
鉄筋定着部6には地震動によって、エネルギー吸収用鉄筋4に引張力が働き、エネルギー吸収用鉄筋4が伸び、降伏点を越えると塑性変形する。
振動方向が逆向きになり、図2(b)に示すように、引張力が減少すると、エネルギー吸収用鉄筋4の塑性伸びによってダンパー固定部材5の貫通孔とナット13との間に隙間が生じようとするが、バネ12に付勢されているクサビ11がその隙間に入り込んで行くため、図2(c)に示すようにエネルギー吸収用鉄筋4の端部には常に引張力が作用することになる。
図3は図2同様、図1(a)における鉄筋定着部6の一例で、(a)は初期状態、(b)は塑性伸び、(c)は図3(b)のB部分の拡大図を示したものである。
鉄筋定着部6は、エネルギー吸収用鉄筋4をダンパー固定部材5の貫通孔に貫通させ、エネルギー吸収用鉄筋4を通したクサビ受け部材24と、該クサビ受け部材24に嵌合させたクサビ21を介してナット23によって定着されている。このクサビ21とナット23の間には、バネ22があり、エネルギー吸収用鉄筋4の引張方向とは逆向きに付勢されている。
エネルギー吸収鉄筋のエネルギー吸収効率を上げるため、図3(c)に示すように、クサビ受け部材24の頭をナット23の反力としてバネ22で抑えることにより、エネルギー吸収用鉄筋4の下方向への移動は許容するが、上方向への移動は拘束する仕組みとなっている。
エネルギー吸収用鉄筋4に、所定以上の引張力が働いた時に生じる縮もうとする力をバネ22とクサビ型ナット21で吸収する仕組みで、引張力とは逆の方向に変わった時、すぐにエネルギー吸収用鉄筋4が引張力を負担することができるため、エネルギー吸収効率を上げることができる。
図2および図3のような鉄筋定着部6の仕組みにより、エネルギー吸収用鉄筋4が座屈することなく、常に引張力が作用し、エネルギー吸収効率が上がる。
以上に述べたように、本発明は建築、土木構造物の耐震性能を保持したまま、容易に交換できる構造物用ダンパーであり、高層建物などに利用することができる。
1…構造物用ダンパー、2…柱状ブロック、2a…軸方向鉄筋、2b…せん断補強筋、3…PC鋼材、4…エネルギー吸収用鉄筋、5…ダンパー固定部材、6…鉄筋定着部、11…クサビ、12…バネ、13…ナット、21…クサビ、22…バネ、23…ナット、24…クサビ受け部材、51…柱、52…梁

Claims (7)

  1. 構造体間に設置される構造物用ダンパーであって、柱状または梁状の圧着部材と、前記構造体間に配置され、緊張することにより、前記圧着部材の両端を両側の構造体に圧着するとともに、該圧着部材にプレストレスを導入するプレストレス導入用緊張材と、前記構造体間に配置された低降伏点鋼からなるエネルギー吸収用鉄筋とからなり、前記プレストレス導入用緊張材および前記エネルギー吸収用鉄筋が、前記圧着部材の断面外に配置されていることを特徴とする構造物用ダンパー。
  2. 前記圧着部材が繊維補強コンクリート部材であることを特徴とする請求項1記載の構造物用ダンパー。
  3. 前記エネルギー吸収用鉄筋が前記圧着部材の断面外にX形状に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の構造物用ダンパー。
  4. 前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造体に対し、該エネルギー吸収用鉄筋に引張力のみが作用するように接合されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の構造物用ダンパー。
  5. 前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造物に設けられたダンパー固定部材の鉄筋定着部の貫通孔を貫通させた状態で、前記貫通孔との間にバネで該エネルギー吸収用鉄筋の軸方向とほぼ直交する方向に付勢されたクサビを介して定着されていることを特徴とする請求項4記載の構造物用ダンパー。
  6. 前記クサビは、スライド方向と逆方向に徐々に厚さが増す形状を有し、かつ該クサビにはスライド方向に延び、前記エネルギー吸収用鉄筋が貫通するスリットが形成されていることを特徴とする請求項5記載の構造物用ダンパー。
  7. 前記エネルギー吸収用鉄筋の端部は、前記構造体に設けられたダンパー固定部材の鉄筋定着部の貫通孔を貫通させた状態で、該エネルギー吸収用鉄筋を通したクサビ受け部材と、該クサビ受け部材に嵌合させたクサビを介して定着されており、前記クサビはバネにより前記エネルギー吸収用鉄筋の引張方向と逆向きに付勢されていることを特徴とする請求項4記載の構造物用ダンパー。
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