JP2011168984A - 座屈拘束ブレース - Google Patents

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貴司 金子
Atsushi Tagami
淳 田上
Yasushi Akiyama
靖司 穐山
Takashi Okayasu
隆史 岡安
Atsushi Kubota
淳 久保田
Takayo Kiyokawa
貴世 清川
Naoki Tanaka
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Abstract

【課題】安価に製造できるとともに、高い耐力を有する座屈拘束ブレースを提供する。
【解決手段】座屈拘束ブレース1が、断面欠損部3aを有する平鋼である芯材3と、芯材3の周囲に設けられ、芯材3との間でアンボンド処理がなされる座屈拘束材としての鉄筋コンクリート(コンクリート5、主筋7、帯筋9)と、を具備し、鉄筋コンクリートには、帯筋9が、断面欠損部3aに対応する位置において、それ以外の部分よりも密に配置される。芯材はH型鋼であってもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は座屈拘束ブレースに関する。
鉄骨構造等では、耐震性能向上のためにブレースが使用される。その一つに座屈拘束ブレースがある。座屈拘束ブレースは、軸力を負担する中心鋼材(芯材)を鋼管とモルタルで拘束し、座屈せずに安定的に塑性化するブレースである。中心鋼材とモルタルの間にはアンボンド材(緩衝材)があるため、鋼管とモルタル(座屈拘束材)には軸力が作用しない。
このため、座屈拘束ブレースでは、地震時には芯材のみが変形し、これにより地震の揺れを吸収する。また、この芯材を外側より拘束しているため、圧縮力が作用しても芯材が座屈することなく、安定した部材性能を示す。特許文献1、2には、このような座屈拘束ブレースの例が示されている。
特開2002−256728号公報 特開平7−3883号公報
従来の座屈拘束ブレースは、軸力を負担する中心鋼材を鋼管とモルタル(又はコンクリート)で拘束し、中心鋼材を座屈させずに、安定的に塑性化させるブレースであるが、外周に鋼材を用いているため、使用する鋼材量が増え、コストアップの要因になっている。
しかし、外周の鋼管は座屈拘束を行うのみであり、軸力を負担するものでなく、座屈拘束ブレースの高い耐力を保つため鋼管である必要があるとは限らない。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、安価に製造できるとともに、高い耐力を有する座屈拘束ブレースを提供することを目的とする。
前述した目的を達するために第1の発明は、断面欠損部を有する平鋼またはH型鋼による芯材と、前記芯材の周囲に設けられ、前記芯材との間でアンボンド処理がなされる座屈拘束材としての鉄筋コンクリートと、を具備し、前記鉄筋コンクリートには、帯筋が、前記断面欠損部に対応する位置において、それ以外の部分よりも密に配置されることを特徴とする座屈拘束ブレースである。
前記断面欠損部において、前記芯材と前記鉄筋コンクリートの間に、前記芯材の変形時に前記芯材と前記コンクリートとの接触を緩衝するための接触緩衝材が設けられることが望ましい。前記接触緩衝材は例えば鋼材で形成される。
また、前記鉄筋コンクリートの内部で、前記芯材の変形する面の片側または両側の部分には、前記芯材と接続されるアンカー材が設けられることも望ましい。
例えば、前記芯材は平鋼であり、前記断面欠損部において、前記平鋼の幅が狭まる。
または、前記芯材はH型鋼であり、前記断面欠損部において、前記H型鋼のウェブ部分が切欠かれる。
この際、前記断面欠損部において、前記ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、角の欠けた矩形状としてもよい。または、前記断面欠損部において、前記ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、矩形状であり、前記フランジ部分の外側に、前記断面欠損部とそれ以外の部分をまたぐように補強材が設けられるようにしてもよい。加えて、前記断面欠損部において、前記H型鋼の対向するフランジ部分を接続するように補強材が設けられるようにしてもよい。
上記構成により、芯材の周囲に鉄筋コンクリートを設け、これにより芯材の変形(座屈)を拘束するので、鋼材の使用量を抑えることができ、コストダウンにつながる。
また、芯材に断面欠損部を設け、ブレース全体ではなく、この一部のみを塑性化させる。断面欠損部の芯材はある軸力(圧縮力)により、長手方向と直交する方向に変形(座屈)しようとして、コンクリートに接触する。この際、コンクリートには芯材にかかる軸力に応じた荷重(せん断力)が働き、亀裂発生等、座屈拘束ブレースの耐力低下の要因となるが、本発明の座屈拘束ブレースでは、周囲の鉄筋コンクリートについて、帯筋によりこの断面欠損部に対応する位置を重点的にせん断補強する。これにより効果的にせん断補強を行い、鉄筋コンクリートのせん断強度を高め、芯材の拘束を維持し、座屈拘束ブレースの耐力を向上させることができる。なお、芯材は断面欠損部で必要な強度を確保できるように設計を行う。そして、それ以外の部分では拡幅等するため、ブレースとしての剛性が高まる。また、塑性化を考えている部分(断面欠損部)にひずみが集中し増大するため、地震時等の層間変形の早期の段階から降伏し、多くのエネルギーを吸収することが期待できる。
また、芯材と鉄筋コンクリートとの間に、上記の変形時にコンクリートとの接触を緩衝するための接触緩衝材を設けることにより、地震時等の繰り返し荷重により芯材が繰り返しコンクリートに接触することによるコンクリートの劣化を抑制することができる。接触緩衝材は例えば鋼材で形成され、これにより局所的な接触を防いでコンクリートに広く荷重を分散させ、コンクリートのせん断応力を小さくすることができる。
さらに、鉄筋コンクリートの内部で、芯材の変形する面の片側または両側の部分に、芯材と接続されるアンカー材を設けることにより、前述の変形時に、変形する面に対して変形方向と逆の方向にある部分のコンクリートでも荷重を負担させることができ、荷重を分散させ座屈拘束ブレースの耐力を上昇させることができる。
芯材については様々な条件に応じてこれを定めることができる。例えば、芯材は平鋼とし、断面欠損部において、平鋼の幅が狭まるようにしてもよいし、芯材をH型鋼とし、断面欠損部において、H型鋼のウェブ部分が切欠かれるようにしてもよい。これらの条件に応じて適切な設計、補強等を行うことが可能になる。
また、芯材をH型鋼とする場合、断面欠損部において、ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、角の欠けた矩形状としてもよい。または、断面欠損部において、ウェブ部分を切欠いた切欠き部を、矩形状とし、フランジ部分の外側に、断面欠損部とそれ以外の部分をまたぐように補強材が設けられるようにしてもよい。前述の変形時、前者の場合、断面欠損部のフランジ部分は外側へ変形しやすくなり、後者の場合、断面欠損部のフランジ部分は内側へ変形しやすくなる。従って、変形方向を限定でき、例えばアンカーの配置など、より効果的な補強が可能になる。また、前者の場合では、断面欠損部の周囲のウェブ部分でも芯材の変形に係る力が一部負担され、この変形を抑えることができる。さらに、後者の場合、フランジ部分の変形に応じて、H型鋼の対向するフランジ部分の間のコンクリートには圧縮力がかかるが、コンクリートは圧縮により強いことから、コンクリートの亀裂等を防ぎ、座屈拘束ブレースの耐力を高めることができる。
また、断面欠損部において、H型鋼の対向するフランジ部分を接続するように補強材を設け、芯材の変形を抑えることもできる。
本発明により、安価に製造できるとともに、高い耐力を有する座屈拘束ブレースを提供することができる。
第1の実施形態の座屈拘束ブレースを示す図 第2の実施形態の座屈拘束ブレースを示す図 第3の実施形態の座屈拘束ブレースを示す図 第4の実施形態の座屈拘束ブレースを示す図 断面欠損部の補強の例を示す図 芯材の一例を示す図 第5の実施形態の座屈拘束ブレースを示す図
以下図面を参照しながら、本発明の座屈拘束ブレースの実施形態について説明する。まず、第1の実施形態の座屈拘束ブレースについて、図1を参照しながら説明する。
図1(a)は第1の実施形態の座屈拘束ブレースの内部の様子を上面から示す図、図1(b)は座屈拘束ブレースの芯材を示す図、図1(c)は図1(a)の線A−A’に沿った断面図、図1(d)は図1(a)の線B−B’に沿った断面図、図1(e)は図1(a)の線C−C’に沿った断面図である。
図1(a)等に示すように、本実施形態の座屈拘束ブレース1では、芯材3の周囲に鉄筋コンクリートが設けられる。即ち、芯材3の周囲にコンクリート5が設けられ、コンクリート5が主筋7と帯筋9で補強される。芯材3としては、平鋼が用いられる。
図1(b)等に示すように、芯材3では、平鋼の長手方向の途中の断面欠損部3aで断面が欠損され、その幅が狭められている。設計の際は、この断面欠損部3aで必要な強度が得られるようにその形状、断面積、材質等を定めておく。芯材3の長手方向の両端部は、鉄筋構造等の構造体にベースプレートを介して接続される。
芯材3の長手方向の両端部を除く部分の周囲には、コンクリート5が打設される。コンクリート5の内部では、座屈拘束ブレース1の長手方向に主筋7が設けられる。また、主筋7を長手方向と直交する断面において囲むように、座屈拘束ブレース1の長手方向に間隔をあけて帯筋9が設けられる。帯筋9は、コンクリート5のせん断補強を目的として設けられる。
帯筋9を設ける間隔は、芯材3の断面欠損部3aに対応する部分で、他の部分よりも短くする。即ち、断面欠損部3aに対応する部分で帯筋9を密に設け、せん断力に対してこの断面欠損部3aに対応する位置のコンクリート5を重点的に補強する。
また、芯材3は、周囲のコンクリート5に対するアンボンド処理がなされている。例えば芯材3とコンクリート5の間に微小な間隔が設けられ、コンクリート5の芯材3側の表面に油が塗布される等する。これにより、座屈拘束ブレース1に加わる軸力を芯材3のみで負担させる。
この座屈拘束ブレース1では、芯材3がある軸力(圧縮力)を受けると、断面欠損部3aで、芯材3の長手方向と直交する、芯材3(平鋼)の面の法線方向に変形(座屈)しようとする。
この際、芯材3はコンクリート5に接触しその変形が拘束される。コンクリート5は、芯材3に作用している軸力に応じて荷重(せん断力)を受ける。
上記したように、座屈拘束ブレース1では、この断面欠損部3aに対応するコンクリート5が帯筋9により重点的に補強されており、このせん断補強によりコンクリート5の亀裂発生が抑えられている。
このように、本実施形態の座屈拘束ブレース1では、芯材3の周囲に鉄筋コンクリートを設け、これにより芯材3の上記の変形(座屈)を拘束するので、鋼材の使用量を抑えることができ、コストダウンにつながる。
また、芯材3に断面欠損部3aを設け、ブレース全体ではなく、この一部のみを塑性化させる。断面欠損部3aの芯材3はある軸力(圧縮力)により上記の方向に変形しようとして、コンクリート5に接触する。この際、コンクリート5には芯材3にかかる軸力に応じた荷重(せん断力)が働き、亀裂発生等、座屈拘束ブレースの耐力低下の要因となるが、本実施形態の座屈拘束ブレース1では、周囲の鉄筋コンクリートについて、帯筋9によりこの断面欠損部3aに対応する位置を重点的にせん断補強する。これにより効果的にせん断補強を行い、鉄筋コンクリートのせん断強度を高め、芯材3の拘束を維持し、座屈拘束ブレース1の耐力を向上させることができる。なお、芯材3は断面欠損部3aで必要な強度を確保できるように設計を行う。そして、芯材3は端部に向かってさらに拡幅するため、ブレースとしての剛性が高まる。また、塑性化を考えている部分(断面欠損部3a)にひずみが集中し増大するため、地震時等の層間変形の早期の段階から降伏し、多くのエネルギーを吸収することが期待できる。
次に、図2を参照しながら、第2の実施形態の座屈拘束ブレースについて説明する。図2(a)は第2の実施形態の座屈拘束ブレースの内部の様子を上面から示す図、図2(b)は座屈拘束ブレースの芯材を示す図、図2(c)は図2(a)の線D−D’に沿った断面図、図2(d)は図2(a)の線E−E’に沿った断面図、図2(e)は図2(a)の線F−F’に沿った断面図である。第1の実施形態において説明したものと同様の要素には、同じ番号を付し、説明を一部省略する。
第2の実施形態の座屈拘束ブレース11は、第1の実施形態の座屈拘束ブレース1と同様の構成を有するが、図2(c)等に示すように、断面欠損部3aにおいて、芯材3と鉄筋コンクリートとの間に、前述の変形時に芯材3とコンクリート5の接触を緩衝するため、接触緩衝材13が設けられる点で異なる。接触緩衝材13は例えば鋼材により形成される鋼板であり、芯材3を挟むようにその両側に設けられる。接触緩衝材13は、前述の変形時、直接芯材3とコンクリート5が接触して局所的にコンクリート5に荷重(せん断力)が加わることを防ぎ、荷重をコンクリート5に広く分散させる。なお、接触緩衝材13は芯材3にかかる軸力を負担しないように、芯材3との間でアンボンド処理が施される。
即ち、芯材3が直接コンクリート5に触れる場合、地震時等の繰り返し荷重により芯材3がコンクリート5に繰り返し(局所的に)接触し、コンクリート5の劣化が促進される可能性がある。接触緩衝材13は、芯材3とコンクリート5が直接接触することを抑え、コンクリート5の劣化を抑制する。
従って、第2の実施形態の座屈拘束ブレース11によれば、第1の実施形態の座屈拘束ブレース1についての上記した効果が得られるとともに、上記のように芯材3が繰り返しコンクリート5に接触することによるコンクリート5の劣化を抑制する。
なお、接触緩衝材13は鋼板に限らず、上記の目的を満たす範囲であればその強度は低くてもよく、ある程度柔らかい部材でも構わない。また、板状のものに限られることもない。さらに、接触緩衝材13を、前述の変形時の芯材3の変形量を吸収したり、変形速度を抑えてコンクリート5との接触を緩衝するために設けてもよく、この意味では上記の強度に限られることもない。
次に、図3を参照しながら、第3の実施形態の座屈拘束ブレースについて説明する。図3(a)は第3の実施形態の座屈拘束ブレースの内部の様子を上面から示す図、図3(b)は座屈拘束ブレースの芯材を示す図、図3(c)は図3(a)の線G−G’に沿った断面図、図3(d)は図3(a)の線H−H’に沿った断面図、図3(e)は図3(a)の線I−I’に沿った断面図である。第1、第2の実施形態において説明したものと同様の要素には、同じ番号を付し、説明を一部省略する。
第3の実施形態の座屈拘束ブレース15は、第2の実施形態の座屈拘束ブレース11と同様の構成を有するが、図3(c)等に示すように、鉄筋コンクリートの内部で、断面欠損部3aの芯材3と接続するようにアンカー材17が埋設され、これにより断面欠損部3aに対応する位置のコンクリート5の補強が行われる点で異なる。
アンカー材17は、頭部を有する全ネジのボルト19とナット20により構成される。芯材3の断面欠損部3aには、ボルト19のネジ21の外周面の凸部と対応する凹部を内周面に有する孔部22が設けられる。孔部22にネジ21を螺合させることにより、芯材3とアンカー材17とが接続される。接触緩衝材13である鋼板にも、孔部22に対応する位置に同様の孔部が設けられる。ボルト19はネジ21で芯材3の孔部22と接触緩衝材13の孔部に螺合しつつ芯材3と接触緩衝材13を貫通するように設けられ、ボルト19のネジ側の端部と、接触緩衝材13(芯材3)の両外側部分とに、ネジ21の外周面の凸部と対応する凹部を内周面に有するナット20が螺合される。ボルト19とボルト19のネジ側の端部のナット20は、アンカーとしての役割を果たす。即ち、前述の変形時に変形する芯材3(断面欠損部3a)の面を挟むようにその両側にアンカー材17が設けられる。
第1、第2の実施形態の座屈拘束ブレース1、11では、前述の変形時の芯材3の変形を鉄筋コンクリートにより拘束するが、この際、芯材3に接触した側のコンクリート5のみが荷重(せん断力)を負担する。
これに対し、第3の実施形態の座屈拘束ブレース15では、前述の変形時に、変形する芯材3の面に対して当該面の変形方向と逆方向の部分のコンクリート5に埋設されたアンカー材17により、芯材3に接触しない側のコンクリート5にも荷重を負担させることができる。
従って、第3の実施形態の座屈拘束ブレース15によれば、第1、第2の実施形態の座屈拘束ブレース1、11についての上記した効果を得られるとともに、コンクリート5に加わる荷重(せん断力)を、芯材3と接触しない側のコンクリート5でも負担させることにより、荷重を分散させ、コンクリート5の亀裂を防ぎ、座屈拘束ブレース15の耐力を上昇させることができる。
また、例えばボルト19の頭部とボルト19のネジ側の端部のナット20の内側にプレート等を更に設け、コンクリート5にかかる荷重をさらに広く分散させ、座屈拘束ブレース15の耐力をさらに上昇させることもできる。また、アンカーの役割を持たせるために用いる部材はボルト19とナット20とに限ることはなく、例えば芯材3に接続される棒材の端部に板材を設けたようなものであってもよい。
次に、図4、5、6を参照しながら、第4の実施形態の座屈拘束ブレースについて説明する。図4(a)は第4の実施形態の座屈拘束ブレースの内部の様子を上面から示す図、図4(b)は座屈拘束ブレースの芯材を示す図、図4(c)は図4(a)の線J−J’に沿った断面図、図4(d)は図4(a)の線K−K’に沿った断面図、図4(e)は図4(a)の線L−L’に沿った断面図である。また、図5は断面欠損部の補強の例を示す図、図6は芯材の例を示す図である。第1〜第3の実施形態において説明したものと同様の要素には、同じ番号を付し、説明を一部省略する。
第4の実施形態の座屈拘束ブレース23は、第1の実施形態の座屈拘束ブレース1と同様の構成を有するが、図4(a)等で示すように、芯材25としてH型鋼が用いられ、断面欠損部25aではH型鋼のウェブ部分が切欠かれる点で異なる。
第4の実施形態の座屈拘束ブレース23では、H型鋼である芯材25の周囲に鉄筋コンクリートが設けられる。即ち、芯材25の周囲にコンクリート5が設けられ、コンクリート5が主筋7と帯筋9で補強される。
図4(b)等に示すように、芯材25では、H型鋼の長手方向の途中の断面欠損部25aで断面が欠損されている。断面欠損部25aでは、切欠き部分が角の欠けた矩形状となるように、H型鋼のウェブ部分を切欠く。例えば、図4(b)に示すように切欠き部分が八角形になるようにウェブ部分が切欠かれる。なお、設計の際は、この断面欠損部25aで必要な強度が得られるようにその形状、断面積、材質等を定めておく。芯材25の長手方向の両端部は、鉄筋構造等の構造体にベースプレートを介して接続される。
芯材25の長手方向の両端部を除く部分には、コンクリート5が打設される。コンクリート5の内部では、座屈拘束ブレース23の長手方向に主筋7が設けられる。また、主筋7を長手方向と直交する断面において囲むように、座屈拘束ブレース23の長手方向に間隔をあけて帯筋9が設けられる。帯筋9は、コンクリート5のせん断補強を目的として設けられる。
帯筋9を設ける間隔は、芯材25の断面欠損部25aに対応する部分で、他の部分よりも短くする。即ち、断面欠損部25aに対応する部分で帯筋9を密に設け、せん断力に対してこの断面欠損部25aに対応する位置のコンクリート5を重点的に補強する。
芯材25とその周囲のコンクリート5との間には、第1の実施形態と同様のアンボンド処理が施されている。
この座屈拘束ブレース23では、芯材25がある軸力(圧縮力)を受けると、芯材25の断面欠損部25aのフランジ部分が、芯材25の長手方向と直交する、フランジ部分の面の法線方向に変形(座屈)しようとする。本実施形態では、当該面に対して法線方向の外側に変形しやすくなっている。これは、上記のように、断面欠損部25aで切欠き部分が角の欠けた矩形状となるようにウェブ部分を切欠いているためである。
芯材25(断面欠損部25aのフランジ部分)はコンクリート5に接触しその変形が拘束される。コンクリート5は、芯材25に作用している軸力に応じて荷重(せん断力)を受ける。
上記したように、本実施形態の座屈拘束ブレース23でも、この断面欠損部25aに対応するコンクリート5が帯筋9により重点的に補強されており、このせん断補強によりコンクリート5の亀裂発生が抑えられている。
従って、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。即ち、芯材25の周囲に鉄筋コンクリートを設け、これにより芯材25の上記の変形(座屈)を拘束するので、鋼材の使用量を抑えることができ、コストダウンにつながる。
また、芯材25に断面欠損部25aを設け、ブレース全体ではなく、この一部のみを塑性化させる。断面欠損部25aの芯材25はある軸力(圧縮力)により上記の方向に変形しようとして、コンクリート5に接触する。この際、コンクリート5には芯材25にかかる軸力に応じた荷重(せん断力)が働き、亀裂発生等、座屈拘束ブレースの耐力低下の要因となるが、本実施形態の座屈拘束ブレース23でも、周囲の鉄筋コンクリートについて、帯筋9によりこの断面欠損部25aに対応する位置が重点的にせん断補強されている。これにより効果的にせん断補強を行い、鉄筋コンクリートのせん断強度を高め、芯材25の拘束を維持し、座屈拘束ブレース23の耐力を向上させることができる。なお、芯材25は断面欠損部25aのフランジ部分で必要な強度を確保できるように設計を行う。そして、芯材25は断面欠損部25a以外では対向するフランジ部分を接続するウェブ部分が設けられているので、ブレースとしての剛性が高まる。また、塑性化を考えている部分(断面欠損部25a)にひずみが集中し増大するため、地震時等の層間変形の早期の段階から降伏し、多くのエネルギーを吸収することが期待できる。
また、切欠き部分が角の欠けた矩形状になるようウェブ部分を切欠いているため、芯材25(断面欠損部25aのフランジ部分)の前述の変形に係る力は、断面欠損部25aの周囲の(切欠き部分の隅部に対応する)ウェブ部分でも一部負担され、この変形を抑えることができる。
さらに、断面欠損部25aのフランジ部分とコンクリート5との間に、第2の実施形態と同様の接触緩衝材を設けてもよく、この場合も前述した効果が得られる。なお、断面欠損部25aのフランジ部分は外側に変形しやすくなっているので、当該フランジ部分の外側のみに接触緩衝材を設けることができる。
加えて、図5(a)に示すように、第3の実施形態と同様、芯材25と接続するアンカー材17を、芯材25の変形する面(断面欠損部25aのフランジ部分)の片側または両側に埋設することにより、前述の変形時、芯材25に接触しない側のコンクリート5にも荷重を負担させることができる。この場合も、前述した効果が得られる。特に、断面欠損部25aのフランジ部分は外側に変形しやすくなっているので、図5(a)に示すように、当該フランジ部分の内側の部分のコンクリート5のみ、即ち、片側のみにアンカー材17を設けることができる。
さらに、図5(b)に示すように、芯材25では、断面欠損部25aにおいて対向するフランジ部分を接続するように鋼板等の補強材24を設けてもよく、これによりフランジ部分の変形を抑えることができる。
なお、断面欠損部では、その隅部を残すように、切欠き部分が角の欠けた矩形状になるよう切欠けばよく、図6の芯材26に示すように、断面欠損部26aで切欠き部分が角の丸い矩形状になるようウェブ部分を切欠いてもよい。
次に、図7を参照しながら、第5の実施形態の座屈拘束ブレースについて説明する。図7(a)は第5の実施形態の座屈拘束ブレースの内部の様子を上面から示す図、図7(b)は座屈拘束ブレースの芯材を示す図、図7(c)は図7(a)の線M−M’に沿った断面図、図7(d)は図7(a)の線N−N’に沿った断面図、図7(e)は図7(a)の線P−P’に沿った断面図、図7(f)は図7(a)の線Q−Q’に沿った断面図である。第1〜第4の実施形態において説明したものと同様の要素には、同じ番号を付し、説明を一部省略する。
第5の実施形態の座屈拘束ブレース27は、第4の実施形態の座屈拘束ブレース23と同様の構成を有するが、図7(b)等で示すように、H型鋼である芯材29の断面欠損部29aで矩形状にウェブ部分が切欠かれ、断面欠損部29aとそれ以外の部分との境界をまたぐ位置で、フランジ部分の外側に鋼材等の補強材31が溶接等により固定して設置される点で異なる。
これにより、前述の変形時に、芯材29の断面欠損部29aのフランジ部分が、フランジ部分の面に対して法線方向の内側に変形しやすくなっている。このとき、当該フランジ部分がコンクリート5と接触することにより、対向するフランジ部分の間のコンクリート5は両側から圧縮力を受けるが、コンクリートは一般的に引張よりも圧縮に対して強いため、コンクリート5の亀裂を防ぎ、座屈拘束ブレース27の耐力を高めることができる。
従って、第5の実施形態の座屈拘束ブレース27によれば、第4の実施形態の座屈拘束ブレース23についての前述した効果を得られるとともに、上記のようにコンクリート5の亀裂を防ぎ、座屈拘束ブレース27の耐力を上昇させることができる。
また、断面欠損部29aのフランジ部分とコンクリート5との間に、第2の実施形態と同様の接触緩衝材を設けてもよく、この場合も前述した効果が得られる。なお、断面欠損部29aのフランジ部分は内側に変形しやすくなっているので、当該フランジ部分の内側のみに接触緩衝材を設けることができる。
加えて、第4の実施形態と同様に、アンカー材を埋設することにより、前述の変形時、芯材29に接触しない側のコンクリート5にも荷重を負担させることができる。この場合も、前述した効果が得られる。特に、断面欠損部29aのフランジ部分は内側に変形しやすくなっているので、当該フランジ部分の外側の部分のコンクリート5のみにアンカー材を設けることができる。
さらに、芯材29でも、断面欠損部29aにおいて対向するフランジ部分を接続するように図5(b)に示すような鋼板等の補強材を設けてよく、これによりフランジ部分の変形を抑えることができる。
以上説明したように、本発明の座屈拘束ブレースの実施形態によれば、芯材の周囲に鉄筋コンクリートを設け、これにより芯材の変形(座屈)を拘束するので、鋼材の使用量を抑えることができ、コストダウンにつながる。
また、芯材に断面欠損部を設け、ブレース全体ではなく、この一部のみを塑性化させる。断面欠損部の芯材はある軸力(圧縮力)により、長手方向と直交する方向に変形(座屈)しようとして、コンクリートに接触する。この際、コンクリートには芯材にかかる軸力に応じた荷重(せん断力)が働き、亀裂発生等、座屈拘束ブレースの耐力低下の要因となるが、本発明の座屈拘束ブレースでは、周囲の鉄筋コンクリートについて、帯筋によりこの断面欠損部に対応する位置を重点的にせん断補強する。これにより効果的にせん断補強を行い、鉄筋コンクリートのせん断強度を高め、芯材の拘束を維持し、座屈拘束ブレースの耐力を向上させることができる。なお、芯材は断面欠損部で必要な強度を確保できるように設計を行う。そして、芯材は端部に向かってさらに拡幅する、または断面欠損部以外でウェブ部分が設けられるため、ブレースとしての剛性が高まる。また、塑性化を考えている部分(断面欠損部)にひずみが集中し増大するため、地震時等の層間変形の早期の段階から降伏し、多くのエネルギーを吸収することが期待できる。
また、芯材と鉄筋コンクリートとの間に、上記の変形時にコンクリートとの接触を緩衝するための接触緩衝材を設けることにより、地震時等の繰り返し荷重により芯材がコンクリートに繰り返し接触することによるコンクリートの劣化を抑制することができる。接触緩衝材は例えば鋼材で形成され、これにより局所的な接触を防いでコンクリートに広く荷重を分散させ、コンクリートのせん断応力を小さくすることができる。
さらに、鉄筋コンクリートの内部で、芯材の変形する面の片側または両側の部分に、芯材と接続されるアンカー材を設けることにより、前述の変形時に、変形する面に対して変形方向と逆の方向にある部分のコンクリートでも荷重を負担させることができ、荷重を分散させ、座屈拘束ブレースの耐力を上昇させることができる。
芯材については様々な条件に応じてこれを定めることができる。例えば、芯材は平鋼とし、断面欠損部において、平鋼の幅が狭まるようにしてもよいし、芯材をH型鋼とし、断面欠損部において、H型鋼のウェブ部分が切欠かれるようにしてもよい。これらの条件に応じて適切な設計、補強等を行うことが可能になる。
また、芯材をH型鋼とする場合、断面欠損部において、ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、角の欠けた矩形状としてもよい。または、断面欠損部において、ウェブ部分を切欠いた切欠き部を、矩形状とし、フランジ部分の外側に、断面欠損部とそれ以外の部分をまたぐように補強材が設けられるようにしてもよい。前述の変形時、前者の場合、断面欠損部のフランジ部分は外側へ変形しやすくなり、後者の場合、断面欠損部のフランジ部分は内側へ変形しやすくなる。従って、変形方向を限定でき、例えばアンカーの配置など、より効果的な補強が可能になる。また、前者の場合では、断面欠損部の周囲のウェブ部分でも芯材の変形に係る力が一部負担され、この変形を抑えることができる。さらに、後者の場合、フランジ部分の変形に応じて、H型鋼の対向するフランジ部分の間のコンクリートには圧縮力がかかるが、コンクリートは圧縮により強いことから、コンクリートの亀裂を防ぎ、座屈拘束ブレースの耐力を高めることができる。
また、断面欠損部において、H型鋼の対向するフランジ部分を接続するように補強材を設け、芯材の変形を抑えることもできる。
以上より、安価に製造できるとともに、高い耐力を有する座屈拘束ブレースが得られる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る座屈拘束ブレースの好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、11、15、23、27………座屈拘束ブレース
3、25、26、29………芯材
3a、25a、26a、29a………断面欠損部
5………コンクリート
7………主筋
9………帯筋
13………接触緩衝材
17………アンカー材
24、31………補強材

Claims (9)

  1. 断面欠損部を有する平鋼またはH型鋼による芯材と、
    前記芯材の周囲に設けられ、前記芯材との間でアンボンド処理がなされる座屈拘束材としての鉄筋コンクリートと、
    を具備し、
    前記鉄筋コンクリートには、帯筋が、前記断面欠損部に対応する位置において、それ以外の部分よりも密に配置されることを特徴とする座屈拘束ブレース。
  2. 前記断面欠損部において、前記芯材と前記鉄筋コンクリートの間に、前記芯材の変形時に前記芯材と前記コンクリートとの接触を緩衝するための接触緩衝材が設けられることを特徴とする請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  3. 前記接触緩衝材は、鋼材で形成されることを特徴とする請求項2記載の座屈拘束ブレース。
  4. 前記鉄筋コンクリートの内部で、前記芯材の変形する面の片側または両側の部分には、前記芯材と接続されるアンカー材が設けられることを特徴とする請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  5. 前記芯材は平鋼であり、前記断面欠損部において、前記平鋼の幅が狭まることを特徴とする請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  6. 前記芯材はH型鋼であり、前記断面欠損部において、前記H型鋼のウェブ部分が切欠かれることを特徴とする請求項1記載の座屈拘束ブレース。
  7. 前記断面欠損部において、前記ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、角の欠けた矩形状であることを特徴とする請求項6記載の座屈拘束ブレース。
  8. 前記断面欠損部において、前記ウェブ部分を切欠いた切欠き部は、矩形状であり、
    前記フランジ部分の外側に、前記断面欠損部とそれ以外の部分をまたぐように補強材が設けられることを特徴とする請求項6記載の座屈拘束ブレース。
  9. 前記断面欠損部において、前記H型鋼の対向するフランジ部分を接続するように補強材が設けられることを特徴とする請求項6記載の座屈拘束ブレース。
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