JP3895337B2 - 塔状構造物 - Google Patents

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Description

本願発明は、風力発電用のタワーや橋梁の橋脚等の塔状構造物に関するものである。
従来より、橋梁の橋脚等においては、筒状に形成された複数のプレキャストセグメントを鉛直方向に積み重ねることにより構成されたものが知られている。また、風力発電用のタワー等においても、「特許文献1」や「特許文献2」に記載されているように、筒状に形成された複数のプレキャストセグメントを鉛直方向に積み重ねることにより構成されたものが知られている。
特開2000−283019号公報 特開2002−122066号公報
このようなプレキャストセグメント構造を採用することにより、施工管理の簡素化および工期短縮を図ることが可能となるが、その際、プレキャストセグメント相互間にプレストレスを導入するための複数のPC(すなわちプレストレストコンクリート)鋼材を、タワー本体の内部空間に外ケーブル構造を構成するようにして配置すれば、PC鋼材の保守点検を容易かつ確実に行うことができ、解体時の作業性も高めることができる。
しかしながら、このように、プレキャストセグメント構造を有する塔状構造物に対して外ケーブル構造を適用した場合には、大規模地震が発生したとき、塔状構造物に作用する曲げ荷重に対しては外ケーブル構造により抵抗可能であるが、塔状構造物の揺れを早期に収束させることは容易でない、という問題がある。
本願発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、プレキャストセグメント構造を有する塔状構造物に外ケーブル構造を適用した場合においても、大規模地震が発生したときの揺れを早期に収束させることができる塔状構造物を提供することを目的とするものである。
本願発明は、外ケーブル構造と共に所定のエネルギ吸収構造を備えた構成とすることにより、上記目的達成を図るようにしたものである。
すなわち、本願発明に係る塔状構造物は、
筒状に形成された複数のプレキャストセグメントを鉛直方向に積み重ねることにより構成された塔状構造物において、
上記各プレキャストセグメントが、鋼管にコンクリートが巻き立てられてなる鋼管コンクリート複合構造を有しており、
上記各プレキャストセグメントの積み重ねが、該プレキャストセグメントのコンクリートの端面相互間に隙間が形成されるようにした状態で、該プレキャストセグメントの鋼管の端面を互いに当接させることにより行われており、
上記プレキャストセグメント相互間にプレストレスを導入するための複数のPC鋼材が、上記塔状構造物の内部空間に外ケーブル構造を構成するようにして配置されており、
上記プレストレスが導入された複数のプレキャストセグメントのうち所定の2つのプレキャストセグメントが、上記塔状構造物の内部空間において所定のエネルギ吸収部材を介して連結固定されている、ことを特徴とするものである。
上記各「プレキャストセグメント」は、筒状に形成されたものであれば、その断面形状は特に限定されるものではなく、また、これら各「プレキャストセグメント」は、互いに同一の断面形状に設定されていてもよいし、互いに異なる断面形状に設定されていてもよい。
上記「外ケーブル構造」は、複数のPC鋼材が塔状構造物の内部空間に配置されたものであれば、その具体的な構成は特に限定されるものではない。また、この「外ケーブル構造」によるプレストレスの導入の対象となる「複数のプレキャストセグメント」は、互いに隣接する2つのプレキャストセグメントのみであってもよいし、3つ以上のプレキャストセグメントであってもよい。
上記「所定の2つのプレキャストセグメント」は、プレストレスが導入された複数のプレキャストセグメントを構成するものであれば、特定のプレキャストセグメントに限定されるものではない。また、これら「所定の2つのプレキャストセグメント」は、互いに隣接する2つのプレキャストセグメントであってもよいし、互いに離れたプレキャストセグメントであってもよい。
上記「所定のエネルギ吸収部材」は、該エネルギ吸収部材を介して連結固定された2つのプレキャストセグメント相互間に鉛直方向の相対変位を生じさせるエネルギを吸収することができるものであれば、その配置や具体的なエネルギ吸収構造等は特に限定されるものではなく、例えば、塑性変形によりエネルギ吸収を行うように構成された鋼部材や、液体の粘性抵抗を利用してエネルギ吸収を行うように構成された液圧ダンパ等が採用可能である。また、上記「所定のエネルギ吸収部材」の上記「所定の2つのプレキャストセグメント」に対する固定構造についても、その具体的な構成は特に限定されるものではない。
上記「所定のエネルギ吸収部材」は、外ケーブル構造によるプレストレスの導入が、塔状構造物の上下方向複数箇所において行われている場合には、これら各箇所毎に設けるようにしてもよいし、一部の箇所にのみ設けるようにしてもよい。一部の箇所にのみ設ける場合には、どの箇所に設けてもよいが、大規模地震発生時に作用する曲げ荷重は塔状構造物の下端部寄りの部分が最も大きくなるので、この下端部寄りの部分に設けることが好ましい。
上記構成に示すように、本願発明に係る塔状構造物は、筒状に形成された複数のプレキャストセグメントを鉛直方向に積み重ねることにより構成されているが、この塔状構造物の内部空間には、プレキャストセグメント相互間にプレストレスを導入するための複数のPC鋼材が、外ケーブル構造を構成するようにして配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、塔状構造物を構築する際、これらPC鋼材の配置および緊張と、次のプレキャストセグメントの設置とを並行して行うことが可能となるので、塔状構造物の構築工程に重大なクリティカルパスを発生させないようにすることができ、これにより工期短縮を図ることができる。また、外ケーブル構造の採用により、PC鋼材はプレキャストセグメントの部材断面外に配置されることとなるので、PC鋼材の保守点検を容易かつ確実に行うことができる。その際、PC鋼材は塔状構造物の内部空間に配置されているので、耐食性を十分に確保することができる。さらに、塔状構造物の解体時にも、PC鋼材を予め撤去することができるので、その破断や突出等のおそれをなくすことができ、したがって解体作業を安全かつスムーズに行うことができる。
また、本願発明に係る塔状構造物においては、プレストレスが導入された複数のプレキャストセグメントのうち所定の2つのプレキャストセグメントが、所定のエネルギ吸収部材を介して連結固定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、大規模地震が発生すると、塔状構造物に曲げ荷重が繰り返し作用する。この曲げ荷重により、外ケーブル構造を構成するPC鋼材には引張荷重が作用し、上記所定の2つのプレキャストセグメント相互間の当接面では、上側のプレキャストセグメントが下側のプレキャストセグメントに対して斜めに浮き上がろうとする。このとき、両プレキャストセグメントは、エネルギ吸収部材を介して連結固定されているので、このエネルギ吸収部材によってエネルギ吸収が行われる。また、揺れ戻しによって塔状構造物に作用する反対方向への曲げ荷重により、上記当接面では上側のプレキャストセグメントが左右反対方向へ斜めに浮き上がろうとするが、このときもエネルギ吸収部材によってエネルギ吸収が行われる。そして、このようにして塔状構造物に作用する曲げ荷重の繰り返しに対して、エネルギ吸収部材によるエネルギ吸収が繰り返し行われるので、塔状構造物の揺れが早期に収束することとなる。
このように本願発明によれば、プレキャストセグメント構造を有する塔状構造物に外ケーブル構造を適用した場合においても、大規模地震が発生したときの揺れを早期に収束させることができる。
上記構成において、エネルギ吸収部材の配置個数は1個であってもよいが、このエネルギ吸収部材が塔状構造物の周方向に所定間隔をおいて複数個配置された構成とすれば、大規模地震の発生時におけるエネルギ吸収を効率良く行うことができ、これにより塔状構造物の揺れをより早期に収束させることができる。
上記構成において、各プレキャストセグメントは鋼管にコンクリートが巻き立てられてなる鋼管コンクリート複合構造を有しているので、エネルギ吸収部材によるプレキャストセグメント相互間の連結を容易に行うことができる。
その際、鋼管として、その外周面にリブが形成された外面リブ付鋼管を用いるようにすれば、コンクリートとの密着性を高めることができる。
また、このような鋼管コンクリート複合構造を採用した場合において、エネルギ吸収部材の両端部を、上記所定の2つのプレキャストセグメントを構成する鋼管の内周面に設けられた1対の突起片に固定するようにすれば、プレキャストセグメント相互間の連結を一層容易に行うことができる。
上記構成において、エネルギ吸収部材の各突起片への固定をボルト締めによって行うようにすれば、この固定を溶接等によって行う場合に比して低コストで固定作業を行うことができ、また、大規模地震の発生後にエネルギ吸収部材の交換が必要となった場合においても、その交換も容易に行うことができる。
また上記構成において、エネルギ吸収部材の具体的構成が特に限定されないことは上述したとおりであるが、これを鋼部材で構成し、その塑性変形によってエネルギ吸収を行うようにすれば、簡易な構成によりエネルギ吸収を行うことができる。上記「鋼部材」としては、例えば構造用鋼材や低降伏点鋼等が採用可能である。
その際、エネルギ吸収部材として、上記1対の突起片を両側から挟むようにして背中合わせで配置された1対の溝形鋼を用いるようにすれば、エネルギ吸収部材に圧縮荷重が作用したときに、該エネルギ吸収部材が座屈してしまうのを効果的に抑制することができ、これによりエネルギ吸収を確実に行わせることができる。
この場合において、エネルギ吸収部材の水平断面積を、その両端部よりも中間部の方が小さい値となるように設定すれば、エネルギ吸収部材の中間部のみを集中的に塑性変形させることができるので、エネルギ吸収部材のプレキャストセグメントに対する固定状態を確実に維持するようにした上で、その中間部の塑性変形によりエネルギ吸収を行うことができる。
またこの場合において、エネルギ吸収部材の全体を同一の鋼部材で構成してよいことはもちろんであるが、その中間部を低降伏点鋼で構成するとともに、その両端部を構造用鋼材で構成すれば、低降伏点鋼で構成された中間部のみを集中的に塑性変形させることができるので、エネルギ吸収部材のプレキャストセグメントに対する固定状態を確実に維持するようにした上で、その中間部の塑性変形によりエネルギ吸収を行うことができる。
上記構成において、各プレキャストセグメントの鋼管の端部に、該プレキャストセグメントと隣接するプレキャストセグメントの鋼管の端部と係合して、該プレキャストセグメントが水平方向に相対変位するのを規制する変位規制構造が設けられた構成とすれば、大規模地震の発生により、塔状構造物に曲げ荷重とともに剪断荷重が作用したとき、上記変位規制構造により各プレキャストセグメント相互間に水平方向の位置ずれが発生してしまうのを阻止することができる。この場合において、上記「変位規制構造」は、プレキャストセグメント相互間で剪断荷重を伝達し得る構造であれば、その具体的構成は特に限定されるものではなく、例えば、鋼管の端面を凹凸状に形成することにより、あるいは鋼管の内周面または外周面に鋼管の端面を上下に跨ぐようにして当て板を固定することにより、変位規制構造を構成することが可能である。
以下、図面を用いて、本願発明の実施の形態について説明する。
図1は、本願発明の一実施形態に係る塔状構造物20を備えた風力発電用風車100を示す正面図である。また、図2は、図1のII部詳細側断面図であり、図3は、図2のIII-III 線断面詳細図であり、図4は、図3のIV-IV 線断面詳細図である。
図1に示すように、この塔状構造物20は、風力発電用風車100における支持タワー10のタワー本体であって、フーチング基礎12の上方にコンクリート製のタワー基端部材14を介して構築された構成となっている。そして、この塔状構造物20の上端部に、翼52および発電機本体54からなる風力発電機50が設置されることにより、風力発電用風車100が構成されるようになっている。
塔状構造物20は、筒状に形成された複数のプレキャストセグメント22を鉛直方向に積み重ねることにより構成されている。これら各プレキャストセグメント22は、断面サイズ同一の円筒状部材で構成されている。
図2〜4に示すように、塔状構造物20を構成する各プレキャストセグメント22は、鋼管24にコンクリート26が巻き立てられてなる鋼管コンクリート複合構造を有している。その際、鋼管24は、その外周面に螺旋状のリブ24bが形成された外面リブ付鋼管として構成されている。
これら各プレキャストセグメント22は、その鋼管24の端面を互いに当接させるようにして積み重ねられている。このとき、各プレキャストセグメント22のコンクリート26の端面相互間には、その内周部位に大きな隙間が形成されるとともに外周部位に小さな隙間が形成されるようになっており、大きな隙間にはグラウト34が充填されるとともに小さな隙間にはシール用ゴム36が介装されている。その際、グラウト34として無収縮モルタルが用いられている。
塔状構造物20の内部空間には、プレキャストセグメント22相互間にプレストレスを導入するための複数のPC鋼材30が、外ケーブル構造を構成するようにして配置されている。その際、この外ケーブル構造は、いくつかのプレキャストセグメント22を1つの区間として、塔状構造物20を複数の区間に分けるようにして複数段にわたって設けられている。
これら各区間の外ケーブル構造はいずれも同様であるので、塔状構造物20の下端部近傍の区間の外ケーブル構造を例にとって説明する。
図2に示すように、塔状構造物20の下から3段目および6段目に位置するプレキャストセグメント22には、その鋼管24の内周面に8個の定着用ブラケット28が周方向に等間隔をおいて形成されている。そして、両プレキャストセグメント22の各定着用ブラケット28間には、PC鋼材30が各々配置されている。これら各PC鋼材30は、図示しない緊張用ジャッキによって緊張された状態で、その両端部が各定着用ブラケット28に定着具32を介して定着されている。そして、これら周方向8箇所に配置された外ケーブル構造により、3段目のプレキャストセグメント22と6段目のプレキャストセグメント22の間の区間に、所定のプレストレスが導入されるようになっている。
なお、タワー基端部材14と塔状構造物20との間にも、外ケーブル構造によるプレストレスが導入されている。
図3および4に示すように、塔状構造物20を構成する複数のプレキャストセグメント22は、互いに隣接するプレキャストセグメント22同士が、鋼部材からなる複数のエネルギ吸収部材40を介して連結固定されている。これらエネルギ吸収部材40は、塔状構造物20の内部空間において、周方向8箇所に配置されたPC鋼材30と交互に、等間隔をおいて周方向8箇所に2つずつ配置されている。
これら各エネルギ吸収部材40は、その上下両端部が、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22を構成する鋼管24の内周面に設けられた1対の突起片42に固定されている。これら各突起片42は、プレート状の構造用鋼材からなり、鋼管24の中心軸を含む鉛直面内に沿って配置された状態で、その側端面において鋼管24の内周面に溶接されている。
その際、上側のプレキャストセグメント22においては、突起片42は鋼管24の下端部近傍部位に設けられており、下側のプレキャストセグメント22においては、突起片42は鋼管24の上端部近傍部位に設けられている。そしてこれにより、エネルギ吸収部材40の有効長さdが過大にならないようにしている。
各エネルギ吸収部材40は、その全長にわたって同一の水平断面形状を有する溝形鋼として構成されている。そして、周方向8箇所の各々において、2つのエネルギ吸収部材40が、上下1対の突起片42を左右両側から挟むようにして背中合わせで配置されている。これら2つのエネルギ吸収部材40の各突起片42への固定は、その上下各端部において6本のボルト44を各突起片42に対して2列3段配置で締め付けることによって行われている。
このように本実施形態においては、塔状構造物20を外ケーブル構造とエネルギ吸収構造とを備えた構成とすることにより、大規模地震が発生したとき、塔状構造物20に作用する曲げ荷重に対してはPC鋼材30の張力で抵抗させるとともに、エネルギ吸収部材40の塑性変形によりエネルギ吸収を行い、揺れを早期に収束させるようになっている。その際、エネルギ吸収部材40の水平断面積および有効長さdを調整することにより、揺れの収束度合を調整し得るようになっている。
この点について、図5の荷重−変位特性図に基づいて説明する。
同図(a)は、外ケーブル構造のみを備えている場合の特性を示しており、同図(b)は、外ケーブル構造とエネルギ吸収構造とを備えている場合の特性を示している。
同図(a)において、点Aは、プレキャストセグメント22相互間の当接面に目開きが生じる点であり、点Bは、外ケーブル構造のPC鋼材30が降伏する点であり、点Cは、プレキャストセグメント22のコンクリート26が圧壊する点である。一方、同図(b)に示す点Dは、エネルギ吸収部材40が降伏する点である。なお、同図(b)に示す点A、B、Cは、同図(a)の場合と同様である。
同図(a)に示すように、外ケーブル構造のみを備えている場合には、PC鋼材30の定着長を調整することによって、AB間の荷重(すなわち上記当接面に目開きが生じてからPC鋼材30が降伏するまでの荷重)Pabを調整することが可能である。
一方、同図(b)に示すように、外ケーブル構造とエネルギ吸収構造とを備えている場合には、エネルギ吸収部材40の水平断面積を調整することによって、AD間の荷重(すなわち上記当接面に目開きが生じてからエネルギ吸収部材40が降伏するまでの荷重)Padを調整することが可能であり、また、エネルギ吸収部材40の有効長さdを調整することによって、AD間の変位量(すなわち上記当接面に目開きが生じてからエネルギ吸収部材40が降伏するまでの変位量)δadを調整することが可能である。
したがって、エネルギ吸収部材40の水平断面積および有効長さdを調整して、点Dの位置をAB間において適当な位置に設定することにより、エネルギ吸収部材40の塑性変形によるエネルギ吸収量を調整することが可能であり、これにより揺れの収束度合を調整することが可能である。
以上詳述したように、本実施形態に係る塔状構造物20は、筒状に形成された複数のプレキャストセグメント22を鉛直方向に積み重ねることにより構成されているが、塔状構造物20の内部空間には、プレキャストセグメント22相互間にプレストレスを導入するための複数のPC鋼材30が、外ケーブル構造を構成するようにして配置されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、塔状構造物20を構築する際、これらPC鋼材30の配置および緊張と、次のプレキャストセグメント22の設置とを並行して行うことが可能となるので、塔状構造物20の構築工程に重大なクリティカルパスを発生させないようにすることができ、これにより工期短縮を図ることができる。また、外ケーブル構造の採用により、PC鋼材30はプレキャストセグメント22の部材断面外に配置されることとなるので、PC鋼材30の保守点検を容易かつ確実に行うことができる。その際、PC鋼材30は塔状構造物20の内部空間に配置されているので、耐食性を十分に確保することができる。さらに、塔状構造物20の解体時にも、PC鋼材30を予め撤去することができるので、その破断や突出等のおそれをなくすことができ、したがって解体作業を安全かつスムーズに行うことができる。
また、本実施形態に係る塔状構造物20においては、その塔状構造物20を構成する複数のプレキャストセグメント22が、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22毎に、鋼部材からなる複数のエネルギ吸収部材40を介して連結固定されているので、次のような作用効果を得ることができる。
すなわち、大規模地震が発生すると、塔状構造物20に曲げ荷重が繰り返し作用する。この曲げ荷重により、外ケーブル構造を構成するPC鋼材30には引張荷重が作用し、プレキャストセグメント22相互間の当接面では、上側のプレキャストセグメント22が下側のプレキャストセグメント22に対して斜めに浮き上がろうとする。このとき、両プレキャストセグメント22を連結固定するエネルギ吸収部材40にも引張荷重が作用するが、このエネルギ吸収部材40は鋼部材で構成されているので、この引張荷重に対して早期に降伏して塑性変形し、この塑性変形によってエネルギ吸収が行われる。
また、揺れ戻しによって塔状構造物20に作用する反対方向への曲げ荷重により、上記当接面では上側のプレキャストセグメント22が左右反対方向へ斜めに浮き上がろうとする。このときエネルギ吸収部材40は、すでに伸びを生じた状態にあるので、今度は圧縮荷重がエネルギ吸収部材40に作用するが、この圧縮荷重に対しても早期に降伏して塑性変形し、この塑性変形によってエネルギ吸収が行われる。
そして、塔状構造物20に作用する曲げ荷重の繰り返しに対して、エネルギ吸収部材40の塑性変形によるエネルギ吸収が繰り返し行われるので、塔状構造物20の揺れが早期に収束することとなる。
このように本実施形態によれば、プレキャストセグメント構造を有する塔状構造物20に外ケーブル構造を適用した場合においても、大規模地震が発生したときの揺れを早期に収束させることができる。
特に本実施形態においては、エネルギ吸収部材40が塔状構造物20の周方向に所定間隔をおいて複数個配置されているので、大規模地震の発生時におけるエネルギ吸収を効率良く行うことができ、これにより塔状構造物20の揺れをより早期に収束させることができる。
また本実施形態においては、エネルギ吸収部材40が鋼部材で構成されており、その塑性変形によってエネルギ吸収を行うようになっているので、簡易な構成によりエネルギ吸収を行うことができる。
しかも本実施形態においては、エネルギ吸収部材40が互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22毎に配置されているので、塔状構造物20の全長にわたってエネルギ吸収を行うことができ、これにより一部のエネルギ吸収部材40に過大な負荷をかけてしまうことなく、塔状構造物20の揺れを早期に収束させることができる。
また本実施形態においては、各プレキャストセグメント22が鋼管24にコンクリート26が巻き立てられてなる鋼管コンクリート複合構造を有しているので、エネルギ吸収部材40によるプレキャストセグメント22相互間の連結を容易に行うことができる。その際、本実施形態においては、鋼管24として、その外周面にリブ24bが形成された外面リブ付鋼管が用いられているので、コンクリート26との密着性を高めることができる。
さらに本実施形態においては、エネルギ吸収部材40の両端部が、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22を構成する鋼管24の内周面に設けられた1対の突起片42に固定されているので、プレキャストセグメント22相互間の連結を一層容易に行うことができる。
その際、エネルギ吸収部材40として、1対の突起片42を両側から挟むようにして背中合わせで配置された1対の溝形鋼が用いられているので、エネルギ吸収部材40に圧縮荷重が作用したときに、該エネルギ吸収部材40が座屈してしまうのを効果的に抑制することができ、これによりエネルギ吸収部材40の塑性変形によるエネルギ吸収を確実に行わせることができる。
しかも本実施形態においては、エネルギ吸収部材40の各突起片42への固定がボルト締めによって行われているので、この固定を溶接等によって行う場合に比して低コストで固定作業を行うことができ、また、大規模地震の発生後にエネルギ吸収部材40の交換が必要となった場合においても、その交換も容易に行うことができる。
ところで、上記実施形態においては、PC鋼材30およびエネルギ吸収部材40が塔状構造物20の周方向8箇所に配置されているものとして説明したが、塔状構造物20の全高や設置環境等に応じて、これらの配置箇所を7箇所以下あるいは9箇所以上に設定することも可能である。
また、上記実施形態においては、エネルギ吸収部材40が互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22毎に配置されているものとして説明したが、適当に間引きして配置することも可能である。その際、大規模地震発生時に大きな曲げ荷重が作用する塔状構造物20の下端部寄りの部分にのみエネルギ吸収部材40を配置することも可能である。一方、エネルギ吸収部材40を塔状構造物20の複数箇所に配置するようにした場合には、その配置される高さ位置によって該エネルギ吸収部材40の水平断面積および有効長さdを互いに異なった値に設定して、そのエネルギ吸収量をエネルギ吸収部材40の配置高さに応じた適正な値に設定することも可能である。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態においては、エネルギ吸収部材40として、1対の突起片42を両側から挟むようにして背中合わせで配置された1対の溝形鋼が用いられているものとして説明したが、図6に示すようなエネルギ吸収部材140、240、340を採用することも可能である。
同図(a)に示すエネルギ吸収部材140は、溝形鋼の代わりにT形鋼を用いたものである。このようなエネルギ吸収部材140を採用した場合においても、該エネルギ吸収部材140が座屈してしまうのを効果的に抑制することができる。また、これら溝形鋼やT形鋼の代わりに、山形鋼等を用いることも可能である。
同図(b)に示すエネルギ吸収部材240は、溝形鋼の代わりに平鋼を用いたものである。このようなエネルギ吸収部材240を採用した場合においても、平鋼の板厚をやや厚めに設定しておけば、該エネルギ吸収部材240が座屈してしまうのを効果的に抑制することができる。
同図(c)に示すエネルギ吸収部材340は、1対の溝形鋼の代わりに単一の平鋼を用いたものである。このようなエネルギ吸収部材340を採用した場合においても、平鋼の板厚を厚めに設定しておけば、該エネルギ吸収部材340が座屈してしまうのを効果的に抑制することができる。
また上記実施形態においては、エネルギ吸収部材40がその全長にわたって同一の水平断面形状を有しているものとして説明したが、図7に示すようなエネルギ吸収部材440、540を採用することも可能である。
同図(a)に示すエネルギ吸収部材440は、図6(b)に示すエネルギ吸収部材240と同様の平鋼が用いられているが、該エネルギ吸収部材440の水平断面積は、その両端部440Bよりも中間部440Aの方が小さい値となるように設定されている。このようなエネルギ吸収部材440を採用した場合には、その中間部440Aのみを集中的に塑性変形させることができるので、その両端部440Bのプレキャストセグメント22に対する固定状態を確実に維持するようにした上で、その中間部440Aの塑性変形によりエネルギ吸収を行うことができる。
同図(b)に示すエネルギ吸収部材540も、図6(b)に示すエネルギ吸収部材240と同様の平鋼が用いられているが、該エネルギ吸収部材540は、その中間部540Aが低降伏点鋼で構成されるとともに、その両端部540Bが構造用鋼材で構成されている。このようなエネルギ吸収部材540を採用した場合には、エネルギ吸収部材540の中間部540Aのみを集中的に塑性変形させることができるので、その両端部540Bのプレキャストセグメント22に対する固定状態を確実に維持するようにした上で、その中間部540Aの塑性変形によりエネルギ吸収を行うことができる。
さらに上記実施形態においては、塔状構造物20を構成する各プレキャストセグメント22が、その鋼管24の端面を互いに当接させるようにして積み重ねられているものとして説明したが、その際、図8に示す塔状構造物120、220のように、所定の変位規制構造を備えた構成とすることも可能である。
同図(a)に示す塔状構造物120においては、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22のうち、上側のプレキャストセグメント22の鋼管24の下端面には環状テーパ凸部24a1が形成されており、下側のプレキャストセグメント22の鋼管24の上端面には環状テーパ凹部24a2が形成されている。そして、両プレキャストセグメント22の鋼管24は、その端面において環状テーパ凸部24a1と環状テーパ凹部24a2とを係合させるようにして当接している。
このように、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22の鋼管24の端面を凹凸状に形成してなる変位規制構造を備えた構成とすることにより、両プレキャストセグメント22が水平方向に相対変位するのを規制することができる。したがって、大規模地震の発生により、塔状構造物120に対して曲げ荷重とともに剪断荷重が作用したとき、上記変位規制構造により各プレキャストセグメント22相互間に水平方向の位置ずれが発生してしまうのを阻止することができる。
同図(b)に示す塔状構造物220においては、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22のうち、下側のプレキャストセグメント22の鋼管24の外周面上端部に、該鋼管24の上端面よりも上方まで延びる環状の当て板38が溶接によって固定されている。そして、この当て板38を上側のプレキャストセグメント22の鋼管24と係合させるようになっている。その際、上側のプレキャストセグメント22のコンクリート26の下端面は、その内周部位が上方へ大きく抉られており、これによりコンクリート26が当て板38と干渉するのを回避するようになっている。
このように、互いに隣接する2つのプレキャストセグメント22の鋼管24が当て板38を介して係合する変位規制構造を備えた構成とすることにより、両プレキャストセグメント22が水平方向に相対変位するのを規制することができる。したがって、大規模地震の発生により、塔状構造物220に対して曲げ荷重とともに剪断荷重が作用したとき、上記変位規制構造により各プレキャストセグメント22相互間に水平方向の位置ずれが発生してしまうのを阻止することができる。
上記実施形態においては、塔状構造物20を構成する各プレキャストセグメント22が、円筒状部材で構成されているものとして説明したが、これ以外の断面形状を有する筒状部材で構成することももちろん可能である。例えば、図9に示す塔状構造物320のように、各プレキャストセグメント322を矩形筒状部材で構成することも可能である。この場合、鋼管324およびコンクリート326も矩形筒状に形成されることとなるが、同図に示すように、外ケーブル構造およびエネルギ吸収構造についても、その内部空間の形状に応じて適当に配置するようにすればよい。
なお、上記実施形態および各変形例においては、塔状構造物20が風力発電用風車100における支持タワーのタワー本体である場合について説明したが、例えば橋梁の橋脚等のような他の塔状構造物である場合においても、上記実施形態および各変形例と同様の構成を採用することにより、これらと同様の作用効果を得ることができる。
本願発明の一実施形態に係る塔状構造物を備えた風力発電用風車を示す正面図 図1のII部詳細側断面図 図2のIII-III 線断面詳細図 図3のIV-IV 線断面詳細図 上記実施形態の作用を説明するための荷重−変位特性図であって、同図(a)は外ケーブル構造のみを備えている場合の特性を示す図、同図(b)は外ケーブル構造とエネルギ吸収構造とを備えている場合の特性を示す図 上記塔状構造物におけるエネルギ吸収部材の3つの変形例を示す要部平面図 上記エネルギ吸収部材の他の2つの変形例を示す、図4と同様の図 上記塔状構造物の2つの変形例を示す、図4と同様の図 上記塔状構造物の他の変形例を示す、図3と同様の図
符号の説明
10 支持タワー
12 フーチング基礎
14 タワー基端部材
20、120、220、320 塔状構造物
22、322 プレキャストセグメント
24、324 鋼管
24a1 環状テーパ凸部
24a2 環状テーパ凹部
24b リブ
26、326 コンクリート
28 定着用ブラケット
30 PC鋼材
32 定着具
34 グラウト
36 シール用ゴム
38 当て板
40、140、240、340、440、540 エネルギ吸収部材
42 突起片
44 ボルト
50 風力発電機
52 翼
54 発電機本体
56 ブラケット
100 風力発電用風車
440A、540A 中間部
440B、540B 両端部

Claims (10)

  1. 筒状に形成された複数のプレキャストセグメントを鉛直方向に積み重ねることにより構成された塔状構造物において、
    上記各プレキャストセグメントが、鋼管にコンクリートが巻き立てられてなる鋼管コンクリート複合構造を有しており、
    上記各プレキャストセグメントの積み重ねが、該プレキャストセグメントのコンクリートの端面相互間に隙間が形成されるようにした状態で、該プレキャストセグメントの鋼管の端面を互いに当接させることにより行われており、
    上記プレキャストセグメント相互間にプレストレスを導入するための複数のPC鋼材が、上記塔状構造物の内部空間に外ケーブル構造を構成するようにして配置されており、
    上記プレストレスが導入された複数のプレキャストセグメントのうち所定の2つのプレキャストセグメントが、上記塔状構造物の内部空間において所定のエネルギ吸収部材を介して連結固定されている、ことを特徴とする塔状構造物。
  2. 上記エネルギ吸収部材が、塔状構造物の周方向に所定間隔をおいて複数個配置されている、ことを特徴とする請求項1記載の塔状構造物。
  3. 上記鋼管が、該鋼管の外周面にリブが形成された外面リブ付鋼管からなる、ことを特徴とする請求項1または2記載の塔状構造物。
  4. 上記エネルギ吸収部材の両端部が、上記所定の2つのプレキャストセグメントを構成する鋼管の内周面に設けられた1対の突起片に固定されている、ことを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の塔状構造物。
  5. 上記エネルギ吸収部材の上記各突起片への固定が、ボルト締めによって行われている、ことを特徴とする請求項記載の塔状構造物。
  6. 上記エネルギ吸収部材が、鋼部材からなる、ことを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の塔状構造物。
  7. 上記エネルギ吸収部材として、上記1対の突起片を両側から挟むようにして背中合わせで配置された1対の溝形鋼が用いられている、ことを特徴とする請求項記載の塔状構造物。
  8. 上記エネルギ吸収部材の水平断面積が、該エネルギ吸収部材の両端部よりも中間部の方が小さい値に設定されている、ことを特徴とする請求項6または7記載の塔状構造物。
  9. 上記エネルギ吸収部材の中間部が低降伏点鋼で構成されるとともに、該エネルギ吸収部材の両端部が構造用鋼材で構成されている、ことを特徴とする請求項6〜8いずれか記載の塔状構造物。
  10. 上記各プレキャストセグメントの鋼管の端部に、該プレキャストセグメントと隣接するプレキャストセグメントの鋼管の端部と係合して、該プレキャストセグメントが水平方向に相対変位するのを規制する変位規制構造が設けられている、ことを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の塔状構造物。
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