JP5975531B2 - ボールジョイントの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は,筒状の金属製のハウジングと,ボール部及びこのボール部から突出するスタッド部よりなる金属製のボールスタッドと,前記スタッド部の首振りを可能に前記ボール部を包持して前記ハウジング内に装着される熱可塑性樹脂製のベアリングシートとよりなるボールジョイントを製造するに当たり,前記ベアリングシートに予圧を付与しながら前記ボールジョイントを組み立てる組立工程と,この組立工程後のボールジョイントを,前記ベアリングシートが軟化するように加熱して,該ベアリングシートを前記ボール部の外周面に馴染ませる加熱工程とを備える,ボールジョイントの製造方法の改良に関する。この製造方法で製造されるボールジョイントは,主として自動車の懸架装置や操向装置に使用される。
かゝるボールジョイントの製造方法において,ボールジョイントを組み立てる組立工程でベアリングシートに予圧を付与することは,具体的には,ベアリングシートを一定の締代をもってボール部及びハウジング間に介装することであり,こうすることにより,ボールジョイントが高負荷の下で作動するとき,ボールスタッドのガタの無い揺動を可能にして,ボールジョイントの耐久性を確保することができる。しかしながら,ベアリングシートを一定の締代をもってボール部及びハウジング間に介装すると,ベアリングシートの,ボール部に圧接する内周面に,その内周面の変形に伴なう皺等の凹凸が発生することにより,ベアリングシートのボール部に対する面圧が各部不均一になって,各製品においてボールスタッドの揺動トルクが一定しなくなり,しかもベアリングシートは,面圧が高い箇所で摩耗が進行し易くなるため,耐久性を損なうことになる。そのような不都合を解消するために,組立工程後,ボールジョイントを,ベアリングシートが軟化するように加熱して,ベアリングシートをボール部の外周面に馴染ませる加熱工程が有効となる。
かゝるボールジョイントの製造方法は,下記特許文献1及び2等に開示されるように,既に知られている。
日本特開2003−130038号公報 日本特開2008−2601号公報
ところで,特許文献1に開示されるボールジョイントの製造方法では,加熱工程において,ボールジョイントを高温槽に入れて加熱する。こうした加熱方法では,大型の高温槽が必要であり,その大型の高温槽をボールジョイントの製造ライン内に設置するには,広いスペースを必要とする。またボールジョイントの製造ライン内に高温槽を設置できない場合には,ボールジョイントの製造ラインとは別の場所に高温槽を設置しなければならないが,そうすると,互いに離れた製造ラインと高温槽との間でボールジョイントを行き来させることを余儀なくされるから,生産能率の低下を招く。また高温槽では,その内部を常に高温状態に保つために,多量の電力が必要である上,その温度管理が難しい。
一方,特許文献2に開示されるボールジョイントの製造方法では,加熱工程において,ボールスタッド及びハウジングよりも電気抵抗が大きい導電性の合成樹脂よりなるベアリングシートに,ボールスタッド及びハウジングを介して通電して,ベアリングシートをジュール熱により加熱する。こうした加熱方法では,ベアリングシートの温度管理が比較的容易であるものゝ,加熱時には,ボールスタッド及びハウジングを通電用のクランプで把持するので,その把持部が傷つき,品質を損なう虞がある。さらに,その加熱方法の採用に当たっては,ベアリングシートを電導性としなければならないと言う,ベアリングシートの素材上の制約がある。
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,ボールジョイントの製造ライン上の比較的小スペース内で加熱工程を実施でき,しかも熱可塑性樹脂製のベアリングシートの素材制約もなく,これを電力をもって効率良く適正に加熱し得る前記ボールジョイントの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために,本発明は,筒状の金属製のハウジングと,ボール部及びこのボール部から突出するスタッド部よりなる金属製のボールスタッドと,前記スタッド部の首振りを可能に前記ボール部を包持して前記ハウジング内に装着される熱可塑性樹脂製のベアリングシートとよりなるボールジョイントを製造するに当たり,前記ベアリングシートに予圧を付与しながら前記ボールジョイントを組み立てる組立工程と,この組立工程後のボールジョイントを,前記ベアリングシートが軟化するように加熱して,該ベアリングシートを前記ボール部の外周面に馴染ませる加熱工程とを備える,ボールジョイントの製造方法において,前記加熱工程では,前記ハウジング囲む第1誘導加熱コイルと,スタッド部の頸部を囲む部分を有するようにボールスタッドを囲む第2誘導加熱コイルとを併設し,この誘導加熱コイルの通電により前記ハウジング及び前記ボールスタッドを個別に加熱し,該ハウジングの内周面から前記ベアリングシートへの熱伝導,並びに前記ボールスタッドのボール部外周面から前記ベアリングシートへの熱伝導により該ベアリングシートを加熱,軟化させることを第1の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1の徴に加えて,前記加熱工程後,前記ボールジョイントを一定時間放置して前記ハウジング又はボールスタッドの余熱を前記ベアリングシートに伝達すると共に,該ベアリングシートの温度分布を均一化する均熱工程と,この均熱工程後,前記ボールジョイントを冷却する冷却工程とを備えることを第の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1または2の徴に加えて,前記加熱工程では,前記誘導加熱コイルの加熱周波数として,高周波数を用いることを第の特徴とする。
さらにまた本発明は,第1または2の徴に加えて,前記加熱工程では,前記誘導加熱コイルの加熱周波数として,低周波数を用いることを第の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば,加熱工程において,誘導加熱コイルによりハウジング及びボールスタッドを同時に加熱するので,ハウジング及びボール部によって,ベアリングシートを,その外周面及び内周面から加熱することになり,ベアリングシート全体の加熱,軟化を短時間で行い,ベアリングシートのボール部への馴染みを迅速に行わせることができ,これにより製造能率の向上を図ることができる。また,第1及び第2誘導加熱コイルによりハウジング及びボールスタッドを個別に加熱するので,第1及び第2誘導加熱コイルによる加熱条件を,ハウジング及びボールスタッドの熱容量等に応じて選定して,ベアリングシート全体を短時間で効率良く加熱,軟化させることができ,ベアリングシートのボール部外周面への馴染みと,ベアリングシートの内部応力の均等化を迅速に行うことができる。
しかも高温槽を使用する場合に比して消費電力を少なく抑えることができると共に,誘導加熱設備は,比較的小規模であることから,製造ライン上,あるいはその隣接位置の設置が可能となり,生産能率の向上を図ることができる。
またハウジングからベアリングシートへの熱伝導でベアリングシートを加熱するので,ベアリングシートの素材の如何に拘らず,その加熱が可能である。
さらにベアリングシートに対する温度管理は,誘導加熱コイルへの通電出力や通電時間の調節により容易に行うことができる。しかも誘導加熱コイルは,ボールジョイントに対して無接触の状態で使用されるので,加熱工程においてボールジョイントを損傷させる心配がない。
本発明の第の特徴によれば,均熱工程によって,ハウジングの余熱をベアリングシートの加熱に有効利用することができ,したがって加熱工程における誘導加熱コイルへの通電時間を短縮して,電力消費を極力抑えることができ,またベアリングシートの温度分布を均一化して,ベアリングシートの内周面全体をボール部の外周面に対して確実に馴染ませると共に,ベアリングシートの内部応力の均等化を確実行うことができ,ボールスタッドの揺動トルクを安定させ,高性能なボールジョイントを提供することができる。また次の冷却工程では,ボールジョイントを冷却して,ボールジョイント内のベアリングシートの通常硬度へ復帰させることができる。
図1は本発明における製造対象のボールジョイントの縦断面図である 図2は上記ボールジョイントの要部分解図である 図3は上記ボールジョイントの製造工程説明図である 図4は本発明の第1参考例における上記ボールジョイントの加熱工程説明図である 図5は本発明の第2参考例におけるボールジョイントの加熱工程説明図である 図6は本発明の第1実施例におけるボールジョイントの加熱工程説明図である 図7は本発明の第2実施例におけるボールジョイントの加熱工程説明図である 図8は本発明の第3参考例におけるボールジョイントの加熱工程説明図である
J・・・・ボールジョイント
1・・・・ボールスタッド
2・・・・ボール部
3・・・・スタッド部
4・・・・ベアリングシート
5・・・・ハウジング
17・・・組立工程
18・・・加熱工程
19・・・均熱工程
20・・・冷却工程
26・・・誘導加熱コイル,第1誘導加熱コイル
29・・・誘導加熱コイル,第2誘導加熱コイル
31・・・誘導加熱コイル
本発明の実施の形態および参考の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
図1〜図に示す本発明の実施例の説明より始める。
先ず,本発明の実施例の製造方法により製造されるボールジョイントの構造について,図1及び図2を参照しながら説明する。ボールジョイントJは,ボール部2及び,このボール部2に一体に形成されてその一側方へ突出する,雄ねじ付きのスタッド部3よりなる金属製のボールスタッド1と,スタッド部3の首振りを可能にボール部2を包持する熱可塑性樹脂製のベアリングシート4と,このベアリングシート4と共に前記ボール部2を収容して,該ベアリングシート4に締め付け力を付与する円筒状のハウジング5とを主たる構成要素としている。上記ハウジング5は円筒状のハウジングボディ6と平板状のプラグ7とで構成される。
ハウジングボディ6は,一端に前記スタッド部3が配置されるスタッド口10が,また他端には段付きの装着口11がそれぞれ設けられ,それらの中間部の内周面が,装着口11から挿入されたベアリングシート4に対する支持面12となっている。
上記支持面12は,装着口11側の半部が円筒状をなし,スタッド口10側の半部がスタッド部3に向かって小径となる球状をなしており,ボール部2を包持したベアリングシート4は,装着口11から上記支持面12に所定の締代をもって圧入される。
前記プラグ7は,ベアリングシート4の支持面12への圧入後,そのベアリングシート4の平坦な端面4aを所定の締代をもって押圧しながら装着口11を閉鎖すべく,その装着口11に嵌合され,そして段部11aとハウジングボディ6のかしめ部6aとで挟持,固定される。ベアリングシート4の内周面には,予め潤滑用のグリース(図示せず)が塗布される。こうしてベアリングシート4は予圧が付与された状態で,ハウジング5及びボール部2間に介装される。
ハウジング5には,支持アーム8が圧入又は溶接により取り付けられ,またハウジング5及びスタッド部3間に可撓性のブーツ9が装着される。
尚,図示例の場合,ボールジョイントJの各部の素材は次の通りである。
ハウジングボディ6・・・S45C
プラグ7・・・SPC
ボールスタッド1・・・SCM435
ベアリングシート4・・・POM
さて,上記ボールジョイントJの製造方法について,以下に説明する。
図3に示すように,ボールジョイントJの製造に当たっては,一連の製造ライン15上で,部品搬入工程16,組立工程17,加熱工程18,均熱工程19,冷却工程20,付属部品装着工程21及び完成品搬出工程22を順次実行していく。
先ず,部品搬入工程16では,製造ライン15のコンベアにボールジョイントJの構成部品を搬入し,組立工程17では,上記搬入部品を組み立てて,支持アーム8及びブーツ9を除いた,図1のようなボールジョイントJを完成させる。この組立工程17において,前述のようにベアリングシート4に予圧が付与される。
次の加熱工程18を行う製造ライン15では,コンベアに隣接して誘導加熱設備23が設けられる。この誘導加熱設備23は,誘導加熱電源24と,その周囲に並ぶ複数,図示例では一対の加熱作業台25,25と,これら加熱作業台25,25の上方で昇降する誘導加熱コイル26,26とが配設されており,図4に示すように,各加熱作業台25には,加熱対象のワーク,即ちボールジョイントJを載置するワーク位置決め治具27が設けられる。
而して,加熱工程18では,組立工程17を終えてコンベアで順次送られてくるボールジョイントJを複数の加熱作業台25,25上のワーク位置決め治具27に順次載置し,誘導加熱コイル26,26を順次に下降させる。
第1参考例
図4に示す本発明の第1参考例の説明をする。
この場合,図4に示すように,各加熱作業台25では,ボールジョイントJは,下向きにしたプラグ7をワーク位置決め治具27上に載置し,誘導加熱コイル26をスタッド部3の上方からハウジング5を無接触の状態で囲む定位置まで下降させる。この状態で誘導加熱電源24を作動して誘導加熱コイル26に通電し,対応するハウジング5を誘導加熱する。ハウジング5が加熱されると,ハウジング5の内周面よりベアリングシート4へと熱伝導が生じて,ベアリングシート4全体が加熱されて軟化し,ベアリングシート4の外周面はハウジング5の内周面に,またベアリングシート4の内周面はボール部2の外周面にそれぞれ馴染むように塑性変形させることができ,同時にベアリングシート4の内部応力の均等化を図ることができ,これによりボールスタッド1の揺動トルクの安定化を図ることができる。
この場合,誘導加熱コイル26の加熱周波数は,50Hz〜100kHzの低周波あるいは高周波であり,またベアリングシート4の軟化温度は,略100°Cである。
このように,誘導加熱コイル26によりハウジング5を誘導加熱して,ハウジング5の内周面から前記ベアリングシート4への熱伝導によりベアリングシート4を加熱するので,ハウジング5からベアリングシート4全体を効率良く加熱することができ,したがって高温槽を使用する場合に比して消費電力を少なく抑えることができると共に,誘導加熱設備23は比較的小規模であることから,製造ライン15上,あるいはその隣接位置への設置が可能となり,生産能率の向上を図ることができる。
またハウジング5からベアリングシート4への熱伝導でベアリングシート4を加熱するので,ベアリングシート4の素材の如何に拘らず,その加熱が可能である。
さらにベアリングシート4に対する温度管理は,誘導加熱コイル26への通電出力や通電時間の調節により容易に行うことができる。しかも誘導加熱コイル26は,ボールジョイントJに対して無接触の状態で使用されるので,加熱工程18においてボールジョイントJに損傷を与える心配がない。
ところで,一般に,ワークの誘導加熱中,ワークにおける誘起電流は,加熱周波数の増加に応じてワークの表面に集中してくる。換言すれば,ワークにおける電流浸透深さは,加熱周波数の減少に応じて増加する。したがって,誘導加熱コイル26の加熱周波数として,ハウジング5の肉厚が比較的大であるときは低周波数を用い,その肉厚が比較的小であるときは高周波を用いることにより,ハウジング5の,ベアリングシート4に接する部分を効率良く加熱し,ハウジング5からベアリングシート4への熱伝導を速やかに行うことができる。
加熱工程18を終えたボールジョイントJは,誘導加熱コイル26を引き上げた後,製造ライン15のコンベアへ戻して均熱工程19に移る。この均熱工程19は,コンベア上で一定時間,放置するもので,ハウジング5の余熱をベアリングシート4全体に行き渡らせて,ベアリングシート4全体の温度分布を均一化する。このように,ハウジング5の余熱をベアリングシート4の加熱に有効利用することで,前記加熱工程18における誘導加熱コイル26への通電時間を短縮して,電力消費を極力抑えることができ,またベアリングシート4の温度分布を均一化して,ベアリングシート4の内周面全体をボール部2の外周面に対して確実に馴染ませると共に,ベアリングシート4の内部応力の均等化を確実にすることができ,ボールスタッド1の揺動トルクを安定させ,高性能なボールジョイントJの製造に寄与し得る。
均熱工程19を終えたボールジョイントJは,次に冷却工程20へ移る。この冷却工程20では,コンベアの上方に設置される冷却ファンによりコンベア上のボールジョイントJを略常温まで強制空冷する。この強制空冷により,ボールジョイントJ内のベアリングシート4の通常硬度への復帰を促進して,ボールジョイントJの製造時間の短縮を図ることができる。
次いで,付属部品装着工程21に移り,コンベア上でボールジョイントJに前記支持アーム8やブーツ9を取り付け,ボールジョイントJの完成品を得る。
次いで,完成品搬出工程22に移り,コンベアからボールジョイントJの完成品を搬出する。
第2参考例
図5に示す本発明の第2参考例について説明する。
この第2参考例では,加熱工程18において,ボールジョイントJのスタッド部3周りに誘導加熱コイル29を配置し,それによりスタッド部3を誘導加熱する点で前記第1参考例と相違するのみである。この第2参考例によれば,スタッド部3で発生した熱は,直ちにボール部2へ伝わり,その外周面からベアリングシート4へと伝わることで,ベアリングシート4を加熱することになる。この場合の誘導加熱コイル29の加熱周波数として,低周波数を使用すると,電流浸透深さが深くなるため,スタッド部3の深部が効果的に加熱され,そのスタッド部3の深部からボール部2へ,そしてベアリングシート4の内周面へと効率良く熱伝導させることができ,スタッド部3の外周面からの放熱が少ないことで,比較的少ない電力をもってベアリングシート4を軟化温度まで加熱することができる。特に,ボール部2からベアリングシート4の内周面を加熱するので,その内周面の軟化が促進され,ボール部2への馴染みを迅速に行わせることができる。
また誘導加熱コイル29の加熱周波数として,高周波数を使用すると,表皮効果により,誘導電流がスタッド部3の外周面に集まり,その外周面近傍を効果的に加熱するので,スタッド部3の外周面近傍から,ボール部2の外周面近傍へ,そしてベアリングシート4へと素早く熱伝導させることができ,スタッド部3からの放熱が少ない環境下では,より少ない電力をもってベアリングシート4を軟化温度まで加熱することができる。
その他の構成は,前記第1参考例と同様であるので,尚,図5中,前記第1参考例と対応する部分には,同一の参照を付して,重複する説明を省略する。
第1実施例
図6に示す本発明の第1実施例について説明する。
の実施例では,加熱工程18において,前記第1参考例での加熱工程18と,第2参考例での加熱工程18とを併用するもので,第1誘導加熱コイル26によりハウジング5を,第2誘導加熱コイル29によりスタッド部3をそれぞれ同時に加熱する。第2誘導加熱コイル29は,スタッド部3の周囲に,頸部3bに近い主部3aから頸部3bにわたり配置される。の実施例によれば,ハウジング5及びボール部2によって,ベアリングシート4を,その外周面及び内周面から加熱することになるので,ベアリングシート4全体の加熱,軟化を短時間で行い,ベアリングシート4のボール部2への馴染みと,ベアリングシート4の内部応力の均等化を迅速に行わせることができ,これにより製造能率の向上を図ることができる。
また第1及び第2誘導加熱コイル26,29によりハウジング5及びボールスタッド1を個別に加熱するので,第1及び第2誘導加熱コイル26,29による加熱条件を,ハウジング5及びボールスタッド1の熱容量等に応じて選定して,ベアリングシート4への高効率の熱伝導を得ることができる。
第2実施例
7に示す本発明の第2実施例について説明する。
の実施例では,製造対象のボールジョイントJの構造が前記実施例とは異なる。即ち,この実施例でのボールジョイントJでは,ボールスタッド1のボール部2をベアリングシート4と共に収容すると共に,ベアリングシート4に締め付け力を付与する筒状のハウジング5は,一端面をスタッド口10として開放した有底円筒状をなしており,その底部5bの外端面には連結用ボルト13が一体に形成される。またハウジング5の底部5bは,その肉厚がハウジング5の円筒部5aの肉厚より厚くなるように形成され,その底部5bの連結用ボルト13との結合強度を高めている。一方,ボールスタッド1のスタッド部3は長尺ロッドに構成され,またそのスタッド部3のボール部2に連なる頸部3bが参考例のものより縮径されている。
の実施例の加熱工程18では,加熱作業台25上のワーク位置決め治具28の取り付け孔28aにボールジョイントJの連結用ボルト13を嵌合して,ハウジング5の底部5bをワーク位置決め治具28より浮かせた状態に保持する。そしてハウジング5側では,連結用ボルト13の基部からハウジング5の底部5bにわたり,その周囲に第1誘導加熱コイル26を配置し,またボールスタッド1側では,スタッド部3の,頸部3bに近い主部3aから頸部3bにわたり,その周囲に第2誘導加熱コイル29を配置する。この第2誘導加熱コイル29は,スタッド部3の主部3aを囲む大径部29aと,頸部3bを囲む,大径部29aより小径の小径部29bとで構成され,しかも小径部29bと頸部3bとの間隔が,大径部29aと主部3aとの間隔より狭く設定される。
而して,誘導加熱電源24を作動して第1及び第2誘導加熱コイル26,29に同時に通電すると,ハウジング5側では,特に肉厚が厚い底部5bが第1誘導加熱コイル26により加熱されることで,肉厚が厚く熱容量が大なる底部5bから,肉厚が薄く熱容量が小なる円筒部5aへと熱伝導が生じ,ハウジング5は,局部過熱を起こすことなく,全体が均一に加熱されることになる。したがって,ハウジング5の底部5bと円筒部5aとの肉厚の相違にも拘らず,ハウジング5の内周面全体からベアリングシート4を熱伝導により効率良く加熱することができる。
一方,ボールスタッド1側では,第2誘導加熱コイル29によりスタッド部3の主部3aから頸部3bにかけて加熱されるが,特に,頸部3bと第2誘導加熱コイル29との間隔が狭く設定されていることから,頸部3bが効果的に加熱され,この頸部3bからボール部2へ,さらにボール部2の外周面からベアリングシート4への効率良く熱伝導が生じて,ベアリングシート4を効率良く加熱,軟化することができる。その際,スタッド部3の主部3aも第2誘導加熱コイル29により適度に加熱されることで,頸部3bから主部3aへの熱の逃げを極力抑え,頸部3bからボール部2,延いてはベアリングシート4への熱伝導を促進することができる。しかも,ベアリングシート4は,その外周面及び内周面より加熱されるので,前記実施例と同様に,ベアリングシート4全体の加熱,軟化を短時間で行い,ベアリングシート4のボール部2への馴染みと,ベアリングシート4の内部応力の均等化を迅速に行わせることができ,これにより製造能率の向上を図ることができる。
なお,図7においては,ボールジョイントJの構造が参考例と第1実施例で示したボールジョイントJの構造と異なるものを示したが,本発明は,ハウジング5の形状が図4,6に示した構造のボールジョイントJであっても,図7で示したボールジョイントJの構造であっても,誘導加熱コイル26によりハウジング5を加熱することができるものであり,ハウジング5の形状が限定されるものではない。
第3参考例
図8に示す本発明の第3参考例について説明する。
この第3参考例における製造対象のボールジョイントJは,ハウジング5の側面に支持アーム8が一体に形成されている点を除けば,前記第1参考例におけるボールジョイントJと同様の構造であり,図8中,第1参考例と対応する部分には同一の参照を付して,重複する説明を省略する。
この第3参考例における加熱工程18では,加熱作業台25上のワーク位置決め治具30の支持孔30aにより支持アーム8を起立状態に保持し,支持アーム8の基部と共に,ボールジョイントJの全体を囲むように単一の誘導加熱コイル31を配置し,これに通電して,支持アーム8,ハウジング5及びスタッド部3を一挙に加熱する。
この第3参考例によれば,熱容量の大なる支持アーム8への熱逃げを極力抑えながら,ハウジング5及びスタッド部3を単一の誘導加熱コイル31により効率良く行うことができる。したがって,誘導加熱設備の小規模化を図りつつ,前記第3実施例と同様に,ベアリングシート4全体の加熱,軟化を短時間で行い,ベアリングシート4のボール部2への馴染みを迅速に行わせることができ,これにより製造能率の向上を図ることができる。
以上,本発明の好適実施例・参考例について説明したが,本発明は,上記実施例に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,前記冷却工程20では,製造ライン15上にエアコンデショナを用いた低温室を設置し,その室内でボールジョイントJを冷却することもできる。

Claims (4)

  1. 筒状の金属製のハウジング(5)と,ボール部(2)及びこのボール部(2)から突出するスタッド部(3)よりなる金属製のボールスタッド(1)と,前記スタッド部(3)の首振りを可能に前記ボール部(2)を包持して前記ハウジング(5)内に装着される熱可塑性樹脂製のベアリングシート(4)とよりなるボールジョイント(J)を製造するに当たり,前記ベアリングシート(4)に予圧を付与しながら前記ボールジョイント(J)を組み立てる組立工程(17)と,この組立工程(17)後のボールジョイント(J)を,前記ベアリングシート(4)が軟化するように加熱して,該ベアリングシート(4)を前記ボール部(2)の外周面に馴染ませる加熱工程(18)とを備える,ボールジョイントの製造方法において,
    前記加熱工程(18)では,前記ハウジング(5)を囲む第1誘導加熱コイル(26)と,スタッド部(3)の頸部(3b)を囲む部分を有するようにボールスタッド(1)を囲む第2誘導加熱コイル(29)とを併設し,この誘導加熱コイル(26,29)への通電により前記ハウジング(5)及び前記ボールスタッド(1)を個別に加熱し,該ハウジング(5)の内周面から前記ベアリングシート(4)への熱伝導,並びに前記ボールスタッド(1)のボール部(2)外周面から前記ベアリングシート(4)への熱伝導により該ベアリングシート(4)を加熱,軟化させることを特徴とする,ボールジョイントの製造方法。
  2. 請求項に記載のボールジョイントの製造方法において,
    前記加熱工程(18)後,前記ボールジョイント(J)を一定時間放置して前記ハウジング(5)又はボールスタッド(1)の余熱を前記ベアリングシート(4)に伝達すると共に,該ベアリングシート(4)の温度分布を均一化する均熱工程(19)と,この均熱工程(19)後,前記ボールジョイント(J)を冷却する冷却工程(20)とを備えることを特徴とする,ボールジョイントの製造方法。
  3. 請求項1または2に記載のボールジョイントの製造方法において,
    前記加熱工程(18)では,前記誘導加熱コイル(26,29)の加熱周波数として,高周波数を用いることを特徴とする,ボールジョイントの製造方法。
  4. 請求項1または2に記載のボールジョイントの製造方法において,
    前記加熱工程(18)では,前記誘導加熱コイル(26,29)の加熱周波数として,低周波数を用いることを特徴とする,ボールジョイントの製造方法。
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