JP5975015B2 - 電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Description

本発明は、制御対象を制御する電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置に関する。
従来、RAMから読み出した制御データのエラーを検出可能な電子制御装置が知られている。例えば特許文献1に記載された電子制御装置では、ECC(Error Correction Code)を付加した制御データをRAMに記憶することにより、読み出した制御データに1ビットのエラーが存在する場合、当該エラーを訂正し、読み出した制御データに2ビット以上のエラーが存在する場合、制御データのエラーとして検出している。
特開2012−86631号公報
特許文献1の電子制御装置では、読み出した制御データに2ビット以上のエラーが存在する場合、割り込みコントローラにより割り込み処理を実行し、制御データのエラーとして検出している。しかしながら、割り込みコントローラに故障等の異常が生じ、割り込みコントローラが機能しなくなった場合、制御データのエラーを検出できなくなるおそれがある。
また、特許文献1の電子制御装置では、制御データのエラーを検出した回数が所定の回数を超えた場合、制御対象の制御を停止することにより、エラーを含む制御データによる制御対象の誤作動の防止を図っている。しかしながら、特許文献1の電子制御装置では、上述のように割り込みコントローラに異常が生じ、割り込みコントローラが機能しなくなった場合、制御データのエラーを検出することができず、制御対象の制御の停止ができないおそれがある。この場合、エラーを含む制御データにより制御対象が誤作動するおそれがある。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御データのエラー検出のための手段の一部に異常が生じた場合でも、制御データのエラーの検出を継続可能な電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を提供することにある。
本発明は、制御対象を制御する電子制御装置であって、ROMとRAMと制御手段とエラー訂正手段と信号出力手段とエラー情報レジスタと第1エラー検出手段と第2エラー検出手段とを備えている。
ROMは、制御対象を制御するときに用いる制御データを記憶している。RAMは、制御データを一時的に記憶可能である。制御手段は、RAMに記憶された制御データを読み出し、読み出した制御データを用いて演算を行うことにより制御対象を制御する。
エラー訂正手段は、制御手段により制御データが読み出されたとき、読み出された制御データに1ビットのエラーが存在する場合、当該エラーを訂正可能である。これにより、制御データに1ビットのエラーが存在しても、当該エラーをエラー訂正手段により訂正し、通常通り制御対象の制御を継続することができる。信号出力手段は、制御手段により制御データが読み出されたとき、読み出された制御データに2ビット以上のエラーが存在する場合、エラー検出信号を出力する。
エラー情報レジスタは、信号出力手段が出力したエラー検出信号が入力されると、当該エラー検出信号を情報として記憶する。第1エラー検出手段は、信号出力手段が出力したエラー検出信号が入力された場合、「制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。第2エラー検出手段は、所定の周期でエラー情報レジスタから情報を読み出し、読み出した情報にエラー検出信号が含まれている場合、「制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。
本発明では、第1エラー検出手段または第2エラー検出手段により、「制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。また、本発明では、第1エラー検出手段が機能しなくなった場合、第2エラー検出手段により、「制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。
なお、本発明では、電子制御装置が、例えば、検出したエラーの回数により電子制御装置をリセット、あるいは、停止する手段をさらに備える場合、制御データにエラーが発生しているとき、電子制御装置をリセットまたは停止することができ、エラーを含む制御データによる制御対象の誤作動を防ぐことができる。特に、第2エラー検出手段は所定の周期でエラーの検出を試みるため、当該所定の周期、および、電子制御装置をリセットあるいは停止する場合のエラー検出回数を適宜設定することにより、安全上の許容時間内に電子制御装置をリセットまたは停止することができる。
本発明の第1実施形態による電子制御装置を適用した電動パワーステアリング装置を示す概略図。 本発明の第1実施形態による電子制御装置の概略図。 本発明の第1実施形態による電子制御装置のRAM、および、その近傍を示す概略図。 本発明の第1実施形態による電子制御装置のマイコンの作動を説明するための図。 本発明の第1実施形態の電子制御装置によるエラー検出に関する処理を示すフロー図。 本発明の第1実施形態による電子制御装置の作動の一例を示すタイムチャート。 本発明の第2実施形態による電子制御装置の作動の一例を示すタイムチャート。
以下、本発明の複数の実施形態による電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図面に基づき説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態による電子制御装置、および、これを用いた電動パワーステアリング装置を図1に示す。
電子制御装置(以下、「ECU」という)10が適用される電動パワーステアリング装置1は、例えば自動車等のハンドル操作をアシストするための装置であり、自動車のステアリングシステム90に設けられる。
電動パワーステアリング装置1には、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92にトルクセンサ94が設けられている。トルクセンサ94は、運転者からハンドル91(ステアリングシャフト92)に入力される操舵トルクを検出する。
ステアリングシャフト92の先端にはピニオンギア96が設けられており、ピニオンギア96はラック軸97に噛み合っている。ラック軸97の両端には、タイロッド等を介して一対の車輪98が回転可能に連結されている。
これにより、運転者がハンドル91を回転させると、ハンドル91に接続されたステアリングシャフト92が回転し、ステアリングシャフト92の回転運動は、ピニオンギア96によってラック軸97の直線運動に変換され、ラック軸97の直線運動変位に応じた角度について一対の車輪98が操舵される。
電動パワーステアリング装置1は、操舵アシストトルクを発生するモータ80、モータ80の回転を減速してステアリングシャフト92に伝える減速ギア89、および、モータ駆動装置2を備える。モータ80は3相ブラシレスモータであり、減速ギア89を正逆回転させる。モータ駆動装置2は、ECU10を備える。モータ駆動装置2は、モータ80の回転角を検出する回転角センサ85、上述のトルクセンサ94、および、車速を検出する車速センサ95を含む。
この構成により、電動パワーステアリング装置1は、ハンドル91の操舵を補助するための操舵アシストトルクをモータ80から発生し、ステアリングシャフト92に伝達する。
図2にECU10のシステム概略図を示す。ECU10は、マイコン11を有している。マイコン11は、上述の回転角センサ85、トルクセンサ94および車速センサ95等から入力した信号に基づき、ハンドル91の操舵を補助(アシスト)するための出力(操舵アシストトルク)を算出する。そして、算出した出力をモータ80から発生させるための電流指令値を算出し、モータ80に流れる電流が算出した電流指令値と一致するよう、モータ80に供給する電力を制御する。これにより、マイコン11は、モータ80の駆動を制御可能である。ここで、モータ80は、特許請求の範囲における「制御対象」に対応している。
マイコン11は、CPU12、ROM13、RAM14、バス15、割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23等を有している。
ROM13は、CPU12が実行する各種プログラム等が記憶されている、読み出し専用の記憶素子である。本実施形態では、ROM13は、モータ80を制御するためのプログラムや数値データ等を制御データとして記憶している。
RAM14は、CPU12によって演算された演算結果や、ROM13に記憶されているプログラムを実行するため一時的に制御データを記憶し、作業領域として使用される、書き込み、および、読み出し可能な記憶素子である。
バス15は、CPU12とROM13とRAM14との間を電気的に接続している。バス15は、CPU12とROM13とRAM14との間でアドレスや制御データを伝達するための信号ラインである。
ROM13およびRAM14は、それぞれ、ECC回路部30を有している。ECC回路部30は、エラー検出およびエラー訂正のための冗長データを記憶し、冗長データを使用して、制御データに存在する2ビット以上のエラーの検出と制御データに存在する1ビットのエラーの訂正を行う。
より詳細には、図3に示すように、ECC回路部30は、ECC生成部31、信号出力部32およびエラー訂正部33を有している。
ECC生成部31は、RAM14に対する書き込み要求が発生すると、RAMインターフェース21を経由して制御データ41を入力し、当該データに基づくECC(Error Correction Code)42を生成する。そして、ECC回路部30は、ECC生成部31で生成したECC42を制御データ41に付加してRAM14の所定のアドレスに記憶する。ここで、本実施形態では、制御データ41のビット数は32ビット、ECC42のビット数は7ビットとする。
信号出力部32は、RAM14に対する読み出し要求が発生すると、読み出し対象の制御データ41のECC42に基づき、制御データ41にエラーが存在するか否かを確認する。信号出力部32は、読み出し対象の制御データ41に2ビット以上のエラーが存在した場合、エラー検出信号を割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23に出力する。一方、信号出力部32は、読み出し対象の制御データ41に1ビットのエラーが存在した場合、エラー検出信号を出力することなく、エラー訂正信号をエラー訂正部33に出力する。ここで、信号出力部32は、特許請求の範囲における「信号出力手段」に対応している。
エラー訂正部33は、信号出力部32が出力したエラー訂正信号が入力された場合、すなわち、信号出力部32で1ビットのエラーが検出された場合、入力されたエラー訂正信号に基づき制御データ41のエラーを訂正し、エラーが訂正された制御データ41を、RAMインターフェース21を経由して読み出し先に伝達する。一方、エラー訂正部33は、信号出力部32でエラーが検出されなかった場合、または、2ビット以上のエラーが検出された場合、読み出し対象の制御データ41をそのまま、RAMインターフェース21を経由して読み出し先に伝達する。ここで、エラー訂正部33は、特許請求の範囲における「エラー訂正手段」に対応している。
エラー情報レジスタ23は、信号出力部32が出力したエラー検出信号が入力されると、当該エラー検出信号を情報として記憶する。
割り込みコントローラ22は、信号出力部32が出力したエラー検出信号が入力された場合、割り込み処理を実行し、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。ここで、割り込みコントローラ22は、特許請求の範囲における「第1エラー検出手段」に対応している。
本実施形態では、割り込みコントローラ22は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。
図4に示すように、本実施形態では、ROM13に、プログラムとしての機能部51、52、53、周期読み出し部60等が記憶されている。また、ECU10の電源がオンされると、RAM14の所定のアドレスに制御データ41が記憶される。ここで、各制御データ41には、ECC42が付加されている。
マイコン11は、モータ80の駆動を制御するとき、機能部51、52、53を実行する。マイコン11は、機能部51、52、53を実行するとき、それぞれの実行タイミング毎に、RAM14に記憶されている制御データ41を読み出す。なお、RAM14から制御データ41を読み出すとき、上記ECC回路部30により制御データ41のエラーの検出(エラー検出信号の出力)と訂正とが行われる。ここで、マイコン11、機能部51、52、53は、特許請求の範囲における「制御手段」に対応している。
本実施形態では、マイコン11は、機能部51、52、53を実行するタイミングとは関係ない、比較的短い所定の周期で周期読み出し部60を実行する。マイコン11は、周期読み出し部60を実行するとき、エラー情報レジスタ23から情報を読み出し、読み出した情報にエラー検出信号が含まれている場合、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。ここで、マイコン11および周期読み出し部60は、特許請求の範囲における「第2エラー検出手段」に対応している。
また、本実施形態では、ROM13には、機能51、52、53の他にも、モータ80の駆動を制御するときに実行するプログラム(機能)が記憶されている。よって、これらのプログラムを実行するときも、RAM14から制御データ41が読み出され、上記ECC回路部30により制御データ41のエラーの検出と訂正とが行われる。
本実施形態では、マイコン11は、ECC回路部30(信号出力部32)から割り込みコントローラ22に「2ビット以上のエラーを検出したことを示すエラー検出信号」が入力され、割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出した場合、エラー検出カウンタの値を増大させる。なお、エラー検出カウンタの初期値は0である。マイコン11は、エラー検出カウンタの値が所定の値を超えた場合、ECU10を再起動によりリセット(初期化)する。ECU10がリセットされると、エラー検出カウンタの値は0になる。また、マイコン11は、ECU10をリセットした回数が所定の回数を超えた場合、ECU10を停止する。これにより、ECU10によるモータ80の制御が停止する。
ここで、マイコン11は、特許請求の範囲における「リセット手段」および「停止手段」として機能する。
次に、周期読み出し部60を実行するときのマイコン11による処理について、図5に基づき説明する。
マイコン11は、ECU10の電源がオンされると、比較的短い所定の周期で図5に示す一連の処理S100(周期読み出し部60)を実行する。
S101では、マイコン11は、エラー情報レジスタ23から情報を読み出す。S101の後、処理はS102へ移行する。
S102では、マイコン11は、RAM14内の制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたか否かを判断する。具体的には、S101でエラー情報レジスタ23から読み出した情報にエラー検出信号が含まれているか否かにより判断する。情報にエラー検出信号が含まれている場合、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じた」と判断、すなわち、制御データ41のエラーとして検出する。一方、情報にエラー検出信号が含まれていない場合、「制御データ41に2ビット以上のエラーは生じていない」と判断する。
「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じた」と判断した場合(S102:YES)、処理はS103へ移行する。一方、「制御データ41に2ビット以上のエラーは生じていない」と判断した場合(S102:NO)、処理は一連の処理S100を抜ける。
S103では、マイコン11は、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。S103の後、処理はS104へ移行する。
S104では、マイコン11は、制御データ41のエラーの検出回数を更新する。具体的には、マイコン11は、エラー検出カウンタの値を増大させる。S104の後、処理はS105へ移行する。
S105では、マイコン11は、制御データ41のエラーの検出回数が所定の回数以上か否かを判断する。具体的には、エラー検出カウンタの値が所定の値以上か否かに基づき判断する。制御データ41のエラーの検出回数が所定の回数以上、すなわち、エラー検出カウンタの値が所定の値以上の場合(S105:YES)、処理はS106へ移行する。一方、エラー検出カウンタの値が所定の値未満の場合(S105:NO)、処理は一連の処理S100を抜ける。
S106では、マイコン11は、ECU10を再起動によりリセット(初期化)する。ここで、マイコン11は、特許請求の範囲における「リセット手段」として機能する。
上述の一連の処理S100(周期読み出し部60)は、ECU10の電源がオンされてからオフされるまで、所定の周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態では、割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去するため、S102でYESとなるのは、割り込みコントローラ22が故障等で正常に機能しなかった(エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去しなかった)場合のみである。つまり、割り込みコントローラ22が正常な状態のとき、S102ではNOとなる。
本実施形態では、マイコン11は、マイコン11(周期読み出し部60)が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出した場合(S102:YES)、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する。ここで、マイコン11は、特許請求の範囲における「異常検出手段」として機能する。
次に、本実施形態によるECU10の作動例について、図6に基づき説明する。
図6に示すように、時刻t0で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとする。このとき、RAM14は故障していないため、制御データ41に2ビット以上のエラーは存在しない。よって、時刻t1でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。
時刻t2でRAM14が故障した場合、時刻t3で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとき、信号出力部32から割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23にエラー検出信号が出力される。これにより、割り込みコントローラ22は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。また、割り込みコントローラ22は、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。なお、時刻t2以降、RAM14の故障は継続しているものとする。
時刻t4でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、時刻t3で割り込みコントローラ22によりエラー情報レジスタ23の情報の内容は消去されており、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。
時刻t5で割り込みコントローラ22が故障した場合、時刻t6でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。なお、時刻t5以降、割り込みコントローラ22の故障は継続しているものとする。
時刻t7で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとき、信号出力部32から割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23にエラー検出信号が出力される。このとき、割り込みコントローラ22は故障しているため、割り込みコントローラ22による制御データ41のエラー検出、および、エラー情報レジスタ23の情報の内容の消去は行われない。
時刻t8でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出すと、情報にエラー検出信号が含まれているため、マイコン11は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。また、マイコン11は、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。
また、このとき(時刻t8)、マイコン11は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したため、異常検出手段として機能し、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する。
時刻t9でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、時刻t8でマイコン11によりエラー情報レジスタ23の情報の内容は消去されており、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。
このように、本実施形態では、割り込みコントローラ22が故障しても、マイコン11(周期読み出し部60)により「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。また、マイコン11により、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出することもできる。
以上説明したように、(1)本実施形態では、ROM13は、モータ80を制御するときに用いる制御データ41を記憶している。RAM14は、制御データ41を一時的に記憶可能である。マイコン11は、機能部51、52、53を実行するとき、RAM14に記憶された制御データ41を読み出し、読み出した制御データ41を用いて演算を行うことによりモータ80を制御する。
エラー訂正部33は、機能部51、52、53を実行することにより制御データ41が読み出されたとき、読み出された制御データ41に1ビットのエラーが存在する場合、当該エラーを訂正可能である。これにより、制御データ41に1ビットのエラーが存在しても、当該エラーをエラー訂正部33により訂正し、通常通りモータ80の制御を継続することができる。信号出力部32は、機能部51、52、53を実行することにより制御データ41が読み出されたとき、読み出された制御データ41に2ビット以上のエラーが存在する場合、エラー検出信号を出力する。
エラー情報レジスタ23は、信号出力部32が出力したエラー検出信号が入力されると、当該エラー検出信号を情報として記憶する。割り込みコントローラ22は、信号出力部32が出力したエラー検出信号が入力された場合、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。マイコン11は、所定の周期で周期読み出し部60を実行することにより、所定の周期でエラー情報レジスタ23から情報を読み出し、読み出した情報にエラー検出信号が含まれている場合、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。
本実施形態では、割り込みコントローラ22またはマイコン11(周期読み出し部60)により、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。また、例えば割り込みコントローラ22に故障等の異常が生じ割り込みコントローラ22が機能しなくなった場合でも、マイコン11(周期読み出し部60)により、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。
また、(2)本実施形態では、割り込みコントローラ22またはマイコン11(周期読み出し部60)は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。また、本実施形態は、マイコン11(周期読み出し部60)が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出した場合、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する異常検出手段をさらに備えている。これにより、割り込みコントローラ22は正常なのか異常なのかを検知することができ、異常の場合、マイコン11を交換する等の対応を採ることができる。
また、(5)本実施形態では、マイコン11は、リセット手段として機能することにより、割り込みコントローラ22が検出した制御データ41のエラーの回数、または、マイコン11(周期読み出し部60)が検出した制御データ41のエラーの回数が所定の回数を超えた場合、ECU10を再起動によりリセットする。これにより、例えばハードウェアまたはソフトウェアの本質的な故障ではなく、ノイズ等によって制御データ41の値が一時的に異常値となった場合など、ECU10を正常状態に復帰させることができる場合がある。
また、(6)本実施形態では、マイコン11は、停止手段として機能することにより、ECU10をリセットした回数が所定の回数を超えた場合、ECU10を停止する。このように、本実施形態では、例えばハードウェアまたはソフトウェアの本質的な故障等によりECU10が異常となっていて、リセットによってもECU10を正常状態に復帰させることができない場合等、ECU10を停止する。これにより、エラーを含む制御データ41による、制御対象としてのモータ80(電動パワーステアリング装置1)の誤作動を防ぐことができる。
本実施形態では、特に、マイコン11(周期読み出し部60)は所定の周期で制御データ41のエラーの検出を試みるため、当該所定の周期、および、ECU10をリセットあるいは停止する場合のエラー検出回数を適宜設定することにより、安全上の許容時間内にECU10をリセットまたは停止することができる。
また、(7)本実施形態では、電動パワーステアリング装置1は、上述のECU10と、当該ECU10によって制御され、操舵アシストトルクを出力可能なモータ80と、を備えている。
ところで、電子制御装置(ECU)が電動パワーステアリング装置のモータの駆動制御に用いられる場合、電子制御装置によるモータの制御が異常になると、運転者の操舵に関するフィーリングに大きく影響する。本実施形態では、ECU10は、モータ80を制御するための制御データ41に2ビット以上のエラーが生じた場合、割り込みコントローラ22またはマイコン11(周期読み出し部60)により、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。また、例えば割り込みコントローラ22に故障等の異常が生じ割り込みコントローラ22が機能しなくなった場合でも、マイコン11(周期読み出し部60)により、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。そのため、制御データ41に2ビット以上のエラーが発生しているとき、割り込みコントローラ22に異常が生じていても、短期間でECU10をリセットまたは停止することができ、エラーを含む制御データ41によるモータ80の誤作動を防ぐことができる。したがって、制御データ41のエラー検出の遅れ、または、エラーの不検出により運転者の操舵に関するフィーリングが低下するのを抑制することができる。
なお、本実施形態では、制御データ41に1ビットのエラーが存在する場合は、制御データ41のエラーとして検出せず、当該1ビットのエラーを訂正することで、通常通りモータ80(電動パワーステアリング装置1)の制御を継続することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による電子制御装置について説明する。第2実施形態は、割り込みコントローラ22のエラー検出時の作動、および、マイコン11による割り込みコントローラ22の異常検出時の作動が第1実施形態と異なる。
第2実施形態では、割り込みコントローラ22は、第1実施形態と異なり、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去しない。一方、マイコン11(周期読み出し部60)は、第1実施形態と同様、S102で「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、S103でエラー情報レジスタの情報の内容を消去する。
本実施形態では、割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去しないため、割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出しても、S102でYESとなり、マイコン11(周期読み出し部60)も「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。
本実施形態では、マイコン11は、マイコン11(周期読み出し部60)が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき(S102:YES)、検出するまでの所定の期間内に割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出しなかった場合、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する。ここで、マイコン11は、特許請求の範囲における「異常検出手段」として機能する。
なお、ここで、前記所定の期間は、マイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から前回情報を読み出してから、今回情報を読み出し「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出するまでの期間である。
次に、本実施形態によるECU10の作動例について、図7に基づき説明する。
図7に示すように、時刻t0で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとする。このとき、RAM14は故障していないため、制御データ41に2ビット以上のエラーは存在しない。よって、時刻t1でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。
時刻t2でRAM14が故障した場合、時刻t3で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとき、信号出力部32から割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23にエラー検出信号が出力される。これにより、割り込みコントローラ22は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。なお、時刻t2以降、RAM14の故障は継続しているものとする。
時刻t4でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出すと、情報にエラー検出信号が含まれているため、マイコン11は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。また、マイコン11は、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。
時刻t5で割り込みコントローラ22が故障した場合、時刻t6でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。なお、時刻t5以降、割り込みコントローラ22の故障は継続しているものとする。
時刻t7で機能部51、52、53のいずれかにより制御データ41が読み出されたとき、信号出力部32から割り込みコントローラ22およびエラー情報レジスタ23にエラー検出信号が出力される。このとき、割り込みコントローラ22は故障しているため、割り込みコントローラ22による制御データ41のエラー検出は行われない。
時刻t8でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出すと、情報にエラー検出信号が含まれているため、マイコン11は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する。また、マイコン11は、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。
また、このとき(時刻t8)、マイコン11は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出するまでの所定の期間内、すなわち、マイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から前回(時刻t6)情報を読み出してから、今回(時刻t8)情報を読み出し「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出するまでの期間内に割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出しなかったため、異常検出手段として機能し、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する。
時刻t9でマイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から情報を読み出しても、時刻t8でマイコン11によりエラー情報レジスタ23の情報の内容は消去されており、エラー検出信号は含まれていないため、マイコン11は制御データ41のエラーを検出しない。
このように、本実施形態では、第1実施形態と同様、割り込みコントローラ22が故障しても、マイコン11(周期読み出し部60)により「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出することができる。また、マイコン11により、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出することもできる。
なお、本実施形態では、時刻t3で割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、マイコン11は、割り込みコントローラ22(第1エラー検出手段)側のエラー検出カウンタの値を増大させる。一方、時刻t4、t8でマイコン11が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、マイコン11(第2エラー検出手段)側のエラー検出カウンタの値を増大させる。そして、マイコン11は、割り込みコントローラ22(第1エラー検出手段)側のエラー検出カウンタ、または、マイコン11(第2エラー検出手段)側のエラー検出カウンタのいずれか一方の値が所定の値を超えた場合、ECU10を再起動によりリセット(初期化)する。
以上説明したように、(3)本実施形態では、マイコン11(周期読み出し部60)は、「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、エラー情報レジスタ23の情報の内容を消去する。また、本実施形態は、マイコン11(周期読み出し部60)が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、検出するまでの所定の期間内に割り込みコントローラ22が「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出しなかった場合、「割り込みコントローラ22に異常が生じたこと」を検出する異常検出手段をさらに備えている。これにより、割り込みコントローラ22は正常なのか異常なのかを検知することができ、異常の場合、マイコン11を交換する等の対応を採ることができる。
(4)本実施形態では、前記所定の期間は、マイコン11(周期読み出し部60)がエラー情報レジスタ23から前回情報を読み出してから、今回情報を読み出し「制御データ41に2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出するまでの期間である。
(他の実施形態)
また、上述の実施形態では、マイコン11は、検出した制御データのエラーの回数が所定の回数を超えた場合、電子制御装置をリセット(初期化)し、電子制御装置をリセットした回数が所定の回数を超えた場合、電子制御装置を停止する例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、マイコン11は、検出した制御データのエラーの回数が所定の回数を超えた場合、電子制御装置をリセットするのではなく、停止することとしてもよい。また、マイコン11は、検出した制御データのエラーの回数が所定の回数を超えても、電子制御装置のリセットおよび停止を行わないこととしてもよい。
また、上述の実施形態では、エラー検出対象である制御データを記憶するマイコン11により、制御データのエラーの検出回数のカウント、電子制御装置のリセットおよび停止等を行う例を示した。これに対し、本発明の他の実施形態では、制御データのエラーの検出回数のカウント、電子制御装置のリセットおよび停止等を、マイコン11以外の例えば周辺装置等により行うこととしてもよい。この場合、マイコン11が故障しても、制御データのエラーの検出回数のカウント、電子制御装置のリセットおよび停止等を行うことができる。
本発明の電子制御装置は、電動パワーステアリング装置のモータの他、例えば、VGRS(ギア比可変ステアリング)、ARS(アクティブリアステアリング)等、様々な装置のモータ等を制御対象にすることができる。
このように、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10 ・・・ECU(電子制御装置)
11 ・・・マイコン(制御手段、第2エラー検出手段)
13 ・・・ROM
14 ・・・RAM
22 ・・・割り込みコントローラ(第1エラー検出手段)
23 ・・・エラー情報レジスタ
32 ・・・信号出力部(信号出力手段)
33 ・・・エラー訂正部(エラー訂正手段)
41 ・・・制御データ
51、52、53 ・・・機能部(制御手段)
60 ・・・周期読み出し部(第2エラー検出手段)
80 ・・・モータ(制御対象)

Claims (7)

  1. 制御対象(80)を制御する電子制御装置(10)であって、
    前記制御対象を制御するときに用いる制御データ(41)を記憶するROM(13)と、
    前記制御データを一時的に記憶可能なRAM(14)と、
    前記RAMに記憶された前記制御データを読み出し、読み出した前記制御データを用いて演算を行うことにより前記制御対象を制御する制御手段(11、51、52、53)と、
    前記制御手段により前記制御データが読み出されたとき、読み出された前記制御データに1ビットのエラーが存在する場合、当該エラーを訂正可能なエラー訂正手段(33)と、
    前記制御手段により前記制御データが読み出されたとき、読み出された前記制御データに2ビット以上のエラーが存在する場合、エラー検出信号を出力する信号出力手段(32)と、
    前記信号出力手段が出力した前記エラー検出信号が入力されると、当該エラー検出信号を情報として記憶するエラー情報レジスタ(23)と、
    前記信号出力手段が出力した前記エラー検出信号が入力された場合、「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する第1エラー検出手段(22)と、
    所定の周期で前記エラー情報レジスタから情報を読み出し、読み出した情報に前記エラー検出信号が含まれている場合、「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出する第2エラー検出手段(11、60)と、を備え
    前記第1エラー検出手段が機能しなくなった場合、前記第2エラー検出手段により、「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出可能である電子制御装置。
  2. 前記第1エラー検出手段および前記第2エラー検出手段は、「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、前記エラー情報レジスタの情報の内容を消去し、
    前記第2エラー検出手段が「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出した場合、「前記第1エラー検出手段に異常が生じたこと」を検出する異常検出手段(11)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記第2エラー検出手段は、「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、前記エラー情報レジスタの情報の内容を消去し、
    前記第2エラー検出手段が「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出したとき、検出するまでの所定の期間内に前記第1エラー検出手段が「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出しなかった場合、「前記第1エラー検出手段に異常が生じたこと」を検出する異常検出手段(11)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子制御装置。
  4. 前記所定の期間は、前記第2エラー検出手段が前記エラー情報レジスタから前回情報を読み出してから、今回情報を読み出し「前記制御データに2ビット以上のエラーが生じたこと」を検出するまでの期間であることを特徴とする請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記第1エラー検出手段が検出したエラーの回数、または、前記第2エラー検出手段が検出したエラーの回数が所定の回数を超えた場合、前記電子制御装置を再起動によりリセットするリセット手段(11)をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  6. 前記リセット手段が前記電子制御装置をリセットした回数が所定の回数を超えた場合、前記電子制御装置を停止する停止手段(11)をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の電子制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の電子制御装置(10)と、
    前記電子制御装置によって制御され、操舵アシストトルクを出力可能なモータ(80)と、
    を備える電動パワーステアリング装置(1)。
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