JP5971947B2 - 磁石を固定するための装置 - Google Patents

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Description

DE 10 2006 041 981 A1は、電気機械に関する。殊に、電気機械は自動車用の電気的に励起されるクローポール型発電機である。クローポール型発電機は回転子を有する。回転子は、軸方向に配向されており、また周方向において磁化が変化する複数の磁極と、それらの磁極間に配置されている永久磁石とを備えている。永久磁石は電力を高め、また漏れ磁束を低減するために使用される。永久磁石は、磁極溝において両側が保持されている磁化不可能な薄板によって保護されている。これらの薄板はそれぞれ少なくとも1つの付加的なロックを有しており、それらのロックを用いて薄板は軸方向において磁極に支持されている。付加的なロックは例えば、折り曲げられているか角度が付けられており、また磁極の軸方向の少なくとも1つの端部区間においてバネ弾性的に緊締されて支持されている薄板ラグとして構成されている。
DE 199 51 115 A1は同様に電気機械に関する。この電気機械は、励起系と、固定子または回転子において電気的に励起される複数の個別磁極とを備えた、自動車用の発電機である。固定子ならびに回転子は、周囲において軸方向に配向されており、また周方向において交互に変化する極性によって電磁的に励起される磁極を備えた形態を有する。漏れ磁束を低減するために、磁極間のスペースには永久磁石が設けられている。永久磁石は前述のスペースに嵌め込まれている。固定子ないし回転子における永久磁石の固定は、それぞれの永久磁石が磁気的に励起されない保持エレメントによって保持されるように行われる。この保持エレメントは両側において磁極溝に緊締されることによって接線方向および軸方向に保持され、また磁極溝は長手側において一方の磁極に挿入されており、また磁極溝は長手側において対向磁極に挿入されている。保持エレメントはベース領域を用いて、それぞれの永久磁石を回転子では固定子までの半径方向において覆うか、固定子では回転子までの半径方向において覆う。ベース領域の相互に対向する2つの端部は湾曲された舌片を有し、これらの舌片は嵌め込まれた永久磁石の軸方向の端面において緊締力を及ぼす。
電気機械、例えばDE 10 2006 041 981 A1ならびにDE 199 51 115 A1から公知であるような電気機械では、20,000U/minを上回る高い回転数においては、クローポール型発電機のクローポールが半径方向に外側に向かって曲げられることになる。この変形は、多かれ少なかれ、電気機械の回転数にその都度依存して生じる。
発明の概要
永久磁石をロックするために、クローポールの側面におけるガイド溝には、波状に成形されており、またバネ弾性に形成されている保持エレメントが挿入される。それらの保持エレメントは、組み込み公差を非常に良好に補償調整することができ、また溝の中央に位置決めされた挿入舌片によって、バネ弾性に形成されている保持エレメントが組み付けられるべき溝を自ずと発見することができ、これによって組み付けの容易さが著しく改善される。溝が軸方向に一貫して形成されている実施形態のヴァリエーションでは、バネ弾性に形成されている保持エレメントを用いることにより、組み立てられた回転子に永久磁石を挿入することができる。溝が一貫して形成されていない場合には、クローポールの両側の側縁に軸方向のストッパが規定される。この場合には、クローポールの爪の先端付近における小型の結合舌片を有する、対になった構造様式を実施することができる。
磁石は、波状に成形されており、またバネ弾性に形成されている保持エレメントによって軸方向および半径方向に固定され、位置決めされる。バネ弾性に形成されている保持エレメントは有利には、波状のパターンを有し、且つ、横断方向に延びる平行な複数の波部を有する保持エレメントである。この実施形態は、高速回転時に生じる非常に大きい遠心力から磁石を保護するものとして、壁厚が薄いにもかかわらずたわみに対する非常に良好な剛性を提供する。波状に成形されており、またバネ弾性に形成されている保持エレメントを形成する壁厚が薄いことによって、固有の負荷は非常に小さい。バネ弾性特性、すなわちバネ弾性に形成されている保持エレメントの弾性は正確な位置決めおよび固定を実現する。非磁気的なバネ材料から成る、相応に成形されたバネ弾性に形成されている保持エレメントは電磁的な短絡を阻止する。本発明により提案される電気機械は、磁石とクローポールの側縁との間の比較的小さい空隙および大きい面状の覆いに基づき、電力損失は実質的に低減されている。機械的、電気的および熱的な負荷に対する電気機械のロバスト性は著しく高まっている。定義可能な位置決めによって、機械的および電磁的な不平衡は比較的小さくなり、したがって、永久磁石の軸方向、半径方向および接線方向における高い位置決め精度に基づきノイズも低減される。本発明により提案される解決手段によって、磁石を組み付け後に磁化することができる。
波状でバネ弾性に形成されている保持エレメントの形状に基づき、また保持エレメントが非電磁的な材料から製造されていることに基づき、側方において波状に形成されおり、またバネ弾性に形成されている保持エレメントによる、軸方向および半径方向のバネ弾性の位置決めおよび固定は、事前に組み付けられた状態ならびに組み込まれた状態で達成される。電力の上昇ないし損失の最小化は側方から自由にアクセス可能な大きい磁石面によって達成され、この磁石面は実質的にクローポールの側面と接触している。
第1の実施形態においては、本発明により提案される、実質的に波状に構成されており、またバネ弾性に形成されている保持エレメントを、クローポールの内側の端面を有していない直方体の磁石のために使用することができる。この磁石は半径方向において直線状の支持部を有する。この構造によって、遠心力は良好に分散され、またバネ弾性に形成されている保持エレメントに対する剛性の要求も低減される。波の数および形状を磁石の長さに応じて変更することができる。
第2の実施形態においては、保持エレメントの薄板が、長手方向に成形された、もしくはプレス加工または型押し加工された面を有し、この面は遠心力負荷が高い際の破損の危険から磁石を保護するための磁石の支持平面を提供する。
斜めに面取りされた磁石の面は、実質的にクローポールの輪郭に対応しており、また材料の節約ならびに生じる遠心力の低減に関して付加的な利点をもたらす。考えられる拡張形態においては、バネ弾性に形成されている保持エレメントは2つの磁石モジュールのためにV字形に実施されているか、全ての磁石を有する一貫した冠として実施されている。
成形された平行な長手方向の溝ないし長手方向エンボス加工部は、生じる非常に大きい遠心力から磁石を保護するものとして、たわみに対する非常に良好な剛性ないし相応に高いたわみ慣性トルクを提供する。
以下では、図面に基づき本発明を詳細に説明する。
電気機械、殊に発電機の断面図を示す。 ロータないし回転子のクローポールの組の前面図を示す。 爪状の磁極の配置構成の平面図ないし側面図を示す。 バネ弾性に形成されている保持エレメントによって固定されている永久磁石の詳細図を示す。 永久磁石と保持部を示す。 バネ弾性に形成されている保持エレメントの波型の構造を示す。 直方体の永久磁石と、この永久磁石に被せられる、バネ弾性に形成されている保持エレメントを示す。 拡大した縮尺での図3による平面図の斜視図を示す。 永久磁石の別の実施形態のヴァリエーション、例えばバネ弾性に形成されている保持エレメントを示す。 下側から見た保持エレメントを示す。 図9の実施形態のヴァリエーションによる、バネ弾性に形成されている保持エレメントの拡大された斜視図を示す。 図11に示した実施形態ヴァリエーションの側面図を示す。 図9の実施形態のヴァリエーションによる、バネ弾性に形成されている保持エレメントの側面図を示す。 バネ弾性に形成されている保持エレメントの平面図を示す。 保持エレメントの側方に曲げられたセクションの平面図を示す。 半径方向に組み込むためのヴァリエーションを用いる電気機械のクローポールの一方の部分を示す。 永久磁石を固定する二重バネ弾性式に形成されている保持エレメントの別の実施形態の平面図を示す。 図17によるバネ弾性に形成されている保持エレメントの実施形態のヴァリエーションの側面図および平面図を示す。 長手方向エンボス加工部が設けられている、バネ弾性に形成されている保持エレメントの平面図を示す。 保持エレメントの別の実施例の立体図を示す。 保持エレメントの一部の断面図示す。 保持エレメントの別の実施例の側面図を示す。 保持エレメントの別の実施例の平面図を示す。 保持エレメントの別の実施例の側面図を示す。 保持エレメントの別の実施例の平面図を示す。 保持エレメントの別の実施例の立体図を示す。
実施形態
図1には電気機械10の縦断面が示されている。この電気機械10は、自動車用の発電機ないし三相交流発電機として構成されている。この電気機械10は殊に2つの部分から成るハウジング13を有し、このハウジング13は第1の軸受シールド13.1および第2の軸受シールド13.2から成る。第1の軸受シールド13.1および第2の軸受シールド13.2は固定子16を収容する。この固定子16は実質的に環状であり、固定子鉄心を成す薄板積層体17から構成されており、この薄板積層体17の半径方向に内側に向けられており、且つ軸方向に延在する溝内には固定子巻線18が挿入されているか、引き込まれている。環状の固定子16の半径方向に内側に向けられており、且つ溝が設けられている表面は、クローポール回転子として構成されている回転子20を包囲する。殊に、回転子20は2つのクローポールプレート22および23を含み、これらのクローポールプレート22および23の外周面には軸方向に延在するか、または湾曲されて構成されているクローポールフィンガ24および25がそれぞれ配置されている。2つのクローポールプレート22および23は、回転子20の周面において軸方向に延在するクローポールフィンガ24,25が交互になるように回転子20内に配置されている。これによって、相互に異なる極性に磁化されたクローポールフィンガ24および25の間に磁気的に必要なスペースが生じる。以下では、このスペースをクローポールスペースと称する。回転子20は、シャフト27と、回転子の各々の側に1つずつ設けられている転がり軸受28とによって、各軸受シールド13.1ないしは13.2内に支承されている。
回転子20は全部で2つの軸方向端面を有し、それらの軸方向端面にはそれぞれ1つのファン30が固定されている。このファン30は基本的に、波形プレート状ないしディスク状の部分から成り、この部分からファンブレードが公知のように延びている。またこれらのファン30は、軸受シールド13.1および13.2内の開口部40を介して、電気機械10の外側とこの電気機械10の内部空間との間で空気交換を行うために使用される。このために、開口部40は実質的に軸受シールド13.1および13.2の軸方向の端部に設けられており、それらの開口部40を介してファン30によって冷却空気が電気機械10の内部空間に吸入される。この冷却空気はファン30の回転によって半径方向に外側に向かって加速されるので、冷却空気は巻線突出部45を通過することができる。この作用によって巻線突出部45は冷却される。冷却空気は巻線突出部45を通過して流れた後、もしくは巻線突出部45周辺を流れた後に、この図1には示していない開口部を通過して半径方向に外側へと流れる。
図1の右側には、周囲の影響から種々の構成部材を保護するための保護キャップ47が設けられている。したがってこの保護キャップ47は、例えば、励起巻線51に励起電流を供給するスリップリングモジュール49を覆う。このスリップリングモジュール49の周囲に冷却体53が配置されている。ここで、この冷却体53は正の冷却体として機能する。いわゆる負の冷却体としては、軸受シールド13.2が機能する。軸受シールド13.2と冷却体53との間に接続プレート56が配置されており、この接続プレート56は、軸受シールド13.2内に配置されているマイナスダイオード58と、図面においては図示されていないプラスダイオードとを冷却体53において相互に接続し、ブリッジ回路を形成するために使用される。
図2には、電気機械10の回転子ブロックの平面図が示されている。
図2には、回転子20のクローポールプレート22が示されており、このクローポールプレート22から参照番号24が付されたクローポールフィンガが紙面の平面に向かって延びている。軸方向に円錐形に構成されている個々のクローポールフィンガ24の間には図3から見て取れるようなスペース74が存在し、このスペース74内に永久磁石66が配置されている。永久磁石66(図4を参照されたい)は漏れ磁束を低減するために使用される。永久磁石66は、本発明によりバネ弾性に形成されている保持エレメント60によって、電気機械10の個々のクローポールフィンガ24ないし25の間のスペース74内に固定されている。このために本発明によれば、バネ弾性に形成されている保持エレメント60は相互に向き合った磁極溝92,94内に押し込まれており、これは図2において前面図で示唆されている。磁極溝92ないし94は実質的にスリットとして構成されており、また、円錐形に構成されている磁極フィンガの側面に沿って軸方向に図2の紙面の平面に向かって延びている。
図3によれば、電気機械10の図示されている回転子20が、相互に嵌め合わされた2つのクローポールプレート22ないし23を有する。参照番号24,25が付された個々のクローポールフィンガはクローポールプレート22,23の端面から交互に延びている。図3によれば、クローポールフィンガ24,25の間にはスペース74が広がっている。スペース74は相互に向き合った磁極溝92,94によって境界付けられており、これらの磁極溝92,94はクローポールフィンガ24ないし25の側面において交互に形成されている。
図3から見て取れるように、本発明によりバネ弾性に形成されている保持エレメント60が個々のクローポールフィンガ24,25の間の磁極溝92,94に押し込まれている。バネ弾性に形成されている保持エレメント60の端部は湾曲された緊締ブラケット64をそれぞれ有しており、それらの緊締ブラケット64は図3の平面図ではバネ弾性に形成されている保持エレメント60によって覆われている永久磁石66を固定している。図面を見やすくするために、バネ弾性に形成されている各保持エレメント60によって固定されている、スペース74内の漏れ磁束を低減するための永久磁石66は図示してない。
図3から見て取れるように、バネ弾性に形成されている個々の保持エレメント60は波状成形部62を有する。波の数および形状は、必要とされる磁石長、緊締力および回転数に依存する。波状成形部62は、緊締ブラケット64から出発して、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の軸方向において、前述の緊締ブラケットとは反対側に位置する、バネ弾性に形成されている緊締ブラケット64まで延びている。バネ弾性に形成されている緊締ブラケット64によって、永久磁石66は自身のそれぞれの端面において固定され、また少なくとも1つの長手方向面は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の裏面と密着している。
図3には、バネ弾性に形成されている保持エレメント60が磁極溝92,94に押し込まれていることが示唆されている。このために、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の幅は緊締ブラケット64の幅よりも広く構成されているので、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の側方において延在している縁部領域はそれぞれの磁極溝92,94に突出しており、電気機械10の回転数が高い場合、また最大回転数であっても永久磁石66を確実に機械的に固定することができる。
図4は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60によって固定されている永久磁石66を斜視図で示している。
図4から見て取れるように、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の端面70は緊締ブラケット64によって固定されている。バネ弾性に形成されている保持エレメント60の幅の広い構成に基づき、保持エレメント60の縁部領域は、図4において個々のクローポールフィンガ24ないし25内に形成されている磁極溝92,94へと押し込まれ、その磁極溝92,94において確実に固定される。電気機械10ないし回転子20が回転する際に、バネ弾性に形成されている保持エレメント60は、離脱に対して安全に形成されており、且つ確実で機械的な永久磁石のための固定部を形成する。永久磁石は、電気機械10の回転子20の回転時にそのバネ弾性に形成されている保持エレメント60の裏面72に密着する。
図5から見て取れるように、永久磁石は直方体に構成されており、またバネ弾性の緊締ブラケット64は固定すべき永久磁石66の相互に対向する端面70を固く緊締する。永久磁石66は、やはり図5から見て取れるように、長手方向面68のうちの少なくとも1つを用いて、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の裏面72と接触している。さらに図5からは、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の幅が固定すべき永久磁石66の幅よりも広いことが見て取れる。その理由は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60が、波状成形部62の側縁部を用いて、クローポールフィンガ24,25の磁極溝92,94内へと押し込まれるからである。有利には、波状成形部62は高速回転時のクローポールフィンガ24,25の弾性の変形を受容することができ、また遠心力負荷に起因して生じる変形も補償するので、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60によって固定される永久磁石66の負荷は機械的に軽減される。熱に起因する負荷に基づき生じる変形も、またそれがクローポールフィンガ24ないし25において生じたとしても、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の波状成形部に基づき容易に回避することができる。さらには、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の形状によって、比較的小さい機械的な不平衡を達成することができ、これによってノイズレベルを低減することができる。スペース74の領域におけるクローポールフィンガ24,25の側面における磁極溝92ないし94を有利には切削によって成形することができるが、バネ弾性の適合に基づき切削によらずに成形することもできる。
バネ弾性に形成されている保持エレメント60における緊締ブラケット64は隙間の中央、すなわちスペース74に関して中央に構成されているという事情に基づき、組み付けの際には磁極溝92,94の位置を自ずと容易に発見することができ、これによって組み付けの容易さが著しく改善される。軸方向に一貫して延びる、すなわち連続的な溝がクローポールフィンガ92,94に設けられる場合、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60に組み付けられる永久磁石66を、組み付け終わった回転子20に挿入することができる。一貫した磁極溝92,94が設けられていない場合、2つのクローポールプレート22,23のクローポールフィンガ24ないし25の側面によって、両側において軸方向のストッパが規定される。保持エレメント60を横断する方向に形作られている波状成形部62の波の部分は、たわみに対して非常に良好な剛性を提供し、また裏面72に位置決めされた永久磁石66を保護するものである。壁厚が非常に薄いことによって固有の負荷が非常に小さく、またバネ弾性に形成されることによって正確な固定および位置決めが実現される。バネ弾性に形成されている保持エレメント60は、有利には電磁性ではなく、且つ錆びない材料から製造されており、またスペース74において大きい遠心力および腐食から保護されるべき永久磁石66のバネ弾性の軸方向および半径方向の位置決めを実現する。
図6からは、永久磁石66の端面70に被さる緊締ブラケット64によって、永久磁石66がその端面70でどのように固定されているかが見て取れる。さらに図6からは波状成形部62が見て取れる。
図7からは、永久磁石66が例えば直方体に構成されていることが見て取れる。永久磁石66は半径方向において直線状の支持部を有することができる。この構造様式は良好な遠心力分散特性を有し、これによってバネ弾性に形成されている保持エレメント60の安定性に対する要求を低減することができる。
図8からは、バネ弾性に形成されている保持エレメント60が磁極溝92,94にどのように押し込まれているかが見て取れる。磁極溝92,94は、スペース74に沿って相互に対向しているクローポールフィンガ24ないし25の相互に向き合う側縁に設けられている。
図9から見て取れるように、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の有利な実施形態において、この保持エレメント60が波状成形部62の領域において、例えば長手方向エンボス加工部76の形態の長手方向補強部を有することができる。図9からは、長手方向エンボス加工部76が、ここでは波状に成形された保持エレメント62の上面に加工されている、つまり、例えばプレス加工または型押し加工されている。図9によれば、長手方向エンボス加工部76が中央において一方の緊締ブラケット64から他方の緊締ブラケット64へと延びている。
図10は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の材料に長手方向エンボス加工部76が型押し加工もしくはプレス加工されることによって、保持エレメント60の裏面72には平坦に延在するエンボス加工部底部78が生じていることが示されている。図9および図10に示されているように、中央に加工ないし型押し加工された1つの長手方向エンボス加工部76の代わりに、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60内に、長手方向において隣り合うよう延びる2つまたはそれ以上の数の長手方向エンボス加工部76を形成することもできる。
図11は、長手方向エンボス加工部76が一方の緊締ブラケット64から他方の緊締ブラケット64へと延びており、また、ここでは直方体に形成されている永久磁石66の端面70が緊締ブラケット64によって固定されていることが示されている。直方体の形状の永久磁石66はその長手方向面68を用いて、図10に示したように平坦に構成されているエンボス加工部底部78と接触している。このことは図12および図13に示されているように、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の側面図から非常に良く見て取れる。
図12から見て取れるように、バネ弾性に形成されている保持エレメント60のエンボス加工部底部78の裏面には、永久磁石66の長手方向面68が密着している。相互に対向する端面70において、永久磁石66はバネ弾性に形成されている緊締ブラケット64によって取り囲まれている。
図13には、緊締ブラケット64が、エンボス加工部底部78に関して、すなわちバネ弾性に形成されている保持エレメント60の裏面72に関して、0°〜60°、有利には15°〜45°の範囲のクランプ角度80で曲げられて角度が付けられていることが示されている。波状成形部62の側面を開放することができるか、閉鎖する、つまり、例えば充填材料で注型することができる。図13からは、波状成形部62に長手方向エンボス加工部76が加工されていることによって、平坦に延びるエンボス加工部底部78が生じていることが見て取れる。このエンボス加工部底部78は平坦面を表し、永久磁石66の少なくとも1つの長手方向面68は回転子20の回転時にこの平坦面に密着する。
図14の平面図からは、長手方向エンボス加工部76が波状成形部62に加工されていることが見て取れる。波状成形部62の縁部領域は、クローポールフィンガ24,25の相応に構成されている磁極溝92,94に押し込まれ、したがって磁極溝92,94においてロックされる。図14から見て取れるように、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の幅84は、緊締ブラケット64の幅(図15を参照されたい)を上回る。波状成形部62の縁部領域は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60をクローポールフィンガ24,25の磁極溝92,94にロックするために使用される。
図15には、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の幅84(図14を参照されたい)は緊締ブラケット64の幅82の約2倍の幅であることが示されている。緊締ブラケットの幅82は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60が磁極溝92,94に取り付けられた状態で緊締ブラケットによって永久磁石66の端面70がほぼ完全に覆われるように寸法設計されているので、周速度が高速であっても、また生じる遠心力が大きい場合であっても、クローポールフィンガ24,25間のスペース74における保持エレメント60の確実な固定が保証されている。
図16は、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の実施形態の別のヴァリエーションを示す。この実施形態は、組み立てられた回転子モジュールにおいて、上方ないし外方から内側に向かって半径方向に組み込む際に殊に適している。
図16から見て取れるように、クローポールプレート22は複数のクローポールフィンガ24を有し、クローポールフィンガ24,25間には相応の自由空間が形成されており、この自由空間において他方のクローポールプレート23のクローポールフィンガ24が係合されている。より見やすくするために、図16の斜視図には、クローポールプレート22,23のうちの一方のみが示されている。図16においても、永久磁石66はやはりバネ弾性に形成されている保持エレメント60によって固定されているが、図9に示したバネ弾性に形成されている保持エレメント60の実施形態のヴァリエーションとは異なり、磁石の破折の危険を回避するための長手方向に延びる長手方向リブ加工部86を有している。図16から見て取れるように、長手方向リブ加工部86は相互に平行に延びる2つの凹部、すなわち長手方向エンボス加工部76に相当するものであり、バネ弾性に形成されている保持エレメント60において永久磁石を覆う面を表す。長手方向リブ加工部86の両側には張り出し部90が延びており、この張り出し部90はクローポールプレート22,23のクローポールフィンガ24,25の磁極溝92,94に係合される。
図9,10,11,12,13,14および15に示した、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の第1の実施形態とは異なり、図16に示されている、バネ弾性に形成されている保持エレメント60はフック88を有し、これらのフック88に磁石保持部96が形成されている。磁石保持部96はアンダーカットとして形成されているので、永久磁石66は、図16によるバネ弾性に形成されている保持エレメント60に簡単にクリップ止めされ、即座に組み付け位置を取る。有利には、図16によるバネ弾性に形成されている保持エレメント60は半径方向において、すなわち外周から、図16に示された個々のクローポールフィンガ24間のスペース74に組み付けられる。フック88のバネ弾性に基づき、フック88は第1のクローポールプレート22の相応に構成されているアンダーカットにスナップ止めされ、またフック88がその幾何学に応じて形成されている突起部と接触していることによって、周速度が高速であっても、したがって生じる遠心力が大きい場合であってもフック88は確実に固定されている。
図17,18および19には、バネ弾性に形成されている保持エレメントの別の実施形態の詳細が示されている。
図17は、バネ弾性に形成されている保持エレメント60において永久磁石66を覆っている長手方向面68に長手方向リブ加工部86が形成されており、この長手方向リブ加工部86にそれぞれ張り出し部90が続いていることが示されている。張り出し部90は、2つのクローポールプレート22,23の個々のクローポールフィンガ24,25に形成されている磁極溝92,94に係合される。図17からは、長手方向リブ加工部86が例えば、一方のフック88から反対側に位置する他方のフック88まで延びている2つのエンボス加工部98を有することが見て取れる。
図18から見て取れるように、フック88の上方には、バネ弾性に形成されている保持エレメント60をそれぞれのクローポールプレート22,23に固定するために磁石保持部96が設けられており、この磁石保持部96は、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている事前に組み付けられた保持エレメント60において事前に固定すべき永久磁石66を所定の位置に移動させ、その位置において保持する。さらに図18には、側方において延びている張り出し部90が示されており、それらの張り出し部90を用いることにより、図16,17,18および19に示されている、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の実施形態の別のヴァリエーションがクローポールプレート22,23のスペース74内に固定される。
図19から見て取れるように、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の実施形態の別のヴァリエーションは、対称的に相互に並んで延在する2つの長手方向エンボス加工部76を有し、これらは長手方向リブ加工部リブ86を表す。バネ弾性に形成されているフック88は、有利には保持部材として形成されている、プレス加工された保持エレメント、例えばプレス加工されバネ弾性に形成されている保持エレメント60をクローポールプレート22,23に固定するために使用される。
図5,6,7,12,16においては、実質的に直方体に構成されている永久磁石が図示されているが、永久磁石を直方体とは異なる幾何学、例えば斜めに面取りされた面を有する幾何学で構成することもできる。有利には、永久磁石66の幾何学はクローポールフィンガ24,25の相応の輪郭に対応するように選択される。つまり、例えば、2組の永久磁石モジュールを形成することができるか、または、結合舌片を介して結合されており、且つ、全ての永久磁石を有する一貫した冠を表すことができる。結合舌片は下方において、もしくは中央において、クローポールフィンガ24,25の先端の領域における切り欠き部において包囲され、そこにおいて支持される。
図4から図15に示されている、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の第1の実施形態においては、保持エレメント60の組み付けはスペース74の軸方向において実質的にクローポールプレート22,23の端面70から行われているが、本発明により提案される、バネ弾性に形成されている保持エレメント60の別の第2の実施形態では、保持エレメント60を半径方向において、すなわち周囲からクローポールプレート22,23のスペース74にクリップ止めすることができる。
図20Aには、非磁気的、もしくはほぼ非磁気的な金属薄板もしくは薄鋼板からなる保持エレメント60が示されており、この薄板はスペース74の長手方向を横断する方向に波状成形部62を有している。ここでは、クローポールフィンガ24の側縁に実質的に平行に延びる方向を長手方向とする。永久磁石66の上方の中央には波の谷部100が位置しており、この波の谷部100において永久磁石66の半径方向に外側に向けられている上面が支持されている。この波の谷部100の両側には、長手方向に成形されている波の山部103が設けられており、これらの波の山部103は半径方向に内側に向けられている縁部106を有し、その縁部106に永久磁石66が支持されている。長手方向において永久磁石66の両側には、ワンピースで形成されたテンションロッド109が設けられており、これらのテンションロッド109は実質的に半径方向に内側に向けられて延在しており、また長手方向において永久磁石66の4つ全ての角では、テンションロッド109に相対的な永久磁石66の長手方向における変位を阻止する。テンションロッド109にはワンピースの渦状保持部112が繋がっている。渦状保持部112はそれぞれ、長手方向において実質的に丸い輪郭を有するように、永久磁石66から離れる方向に曲げられている。永久磁石66の長手方向に延在する長手方向面におけるそれぞれ2つの渦状保持部112は相互に整合されており、ここでは図示していないクローポールフィンガ24の磁極溝92に押し込まれている。磁極が反対のそれぞれ2つの磁極溝92への挿入を容易にするために、渦巻保持部112には傾斜面115が設けられている。周方向において隣接する2つの渦巻保持部112の間にはそれぞれ緊締ブラケット64が設けられており、この緊締ブラケット64は長手方向において反対側に位置する緊締ブラケット64と一緒に、それらの緊締ブラケット64の間において永久磁石66を緊締する。
図21Aには、非磁気的、もしくはほぼ非磁気的な金属薄板もしくは薄鋼板からなる保持エレメント60が示されており、この薄板も同様にスペース74の長手方向を横断する方向に波状成形部62を有している。ここでは、クローポールフィンガ24の側縁に実質的に平行に延びる方向を長手方向とする。永久磁石66の上方の中央には波の谷部100が位置しており、この波の谷部100において永久磁石66の半径方向に外側に向けられている上面が支持されている。この波の谷部100の両側には、長手方向に成形されている波の山部103が設けられており、この波の山部103はロール状保持部120に移行する。ロール状保持部120は保持エレメント60とワンピースで実施されている。巻き込み端部123が永久磁石160と接触するようにロール状保持部120は巻かれており、巻き込み端部123と波の山部103との間のロール状保持部120は磁極溝92内に配置されている。保持エレメント60は両側において、それぞれ1つのロール状保持部120を用いてそれぞれ1つの磁極溝92内に支持されている。押し込みを容易にするために、各ロール状保持部120の端部側には傾斜面115が設けられている。周方向において隣接する2つのロール状保持部120の間にはそれぞれ緊締ブラケット64が設けられており、この緊締ブラケット64は長手方向において反対側に位置する緊締ブラケット64と一緒に、それらの緊締ブラケット64の間において永久磁石66を緊締する。負荷のピークを低減するために、ロール状保持部120と波の谷部100との間にはスリット126が形成されている。各ロール状保持部120は有利には、直方体の永久磁石66の縁部に平行に延在している。
図22Aには、非磁気的、もしくはほぼ非磁気的な金属薄板もしくは薄鋼板からなる別の保持エレメント60の側面図が示されており、この薄板も同様にスペース74の長手方向において波状成形部62を有している。保持エレメント60は、幾つかの個所において重なって密着している2つの部分から構成されている。一方の部分は上側部分130であり、この上側部分130は複数の波の山部130と、それぞれ1つの端部において緊締ブラケット64とを有する。押し込みを容易にするために、上側部分130の一方の端部には先細り部133が設けられており、この先細り部133によって磁極溝92への押し込みが容易になる。上側部分130と永久磁石66との間には下側部分136が設けられている(図22Bも参照されたい)。下側部分136の側方においては各側にそれぞれ3つのアーム139が延びており、これらのアーム139は下側部分136にも設けられている先細り部133から離れる方向に延びている。駆動時に永久磁石が支持される平坦な本体142とアーム139との間にはスリット145が設けられている。アーム139は上側部分130と結合された状態では波の縁部148と密着し、上側部分130と下側部分136との間においては緩和された摩擦が生じ、これにより振動および相対運動が抑制される。先細り部133の領域において下側部分136から延びる2つの舌片151は、上側部分130の側方の相互に対向する側からこの上側部分130を取り囲むので、上側部分130および下側部分136は相互に結合されている。下側部分136も必要に応じて、上側部分130の緊締ブラケット64の形状に適合されている緊締ブラケット64を有することもできる。永久磁石66の一方の端部に配置されている、上側部分130および下側部分136の2つの緊締ブラケット64は、有利には一緒に永久磁石66の一方の端部に押し付けられる。
図23には、別の保持エレメント60が示されている。この保持エレメント60は成形によって生じたものであり、また例えば、有利にはファイバ強化されたサーモプラストまたはデューロプラストから構成されている。保持エレメント60はスペース74の長手方向に対して横断する方向に同様に波状成形部62を有する。ここでは、クローポールフィンガ24の側縁に実質的に平行に延びる方向を長手方向とする。永久磁石66の上方の中央には波の谷部100が位置しており、この波の谷部100において永久磁石66の半径方向に外側に向けられている上面が支持されている。この波の谷部100の両側には、長手方向に成形されている波の山部103が設けられており、この波の山部103は保持折り曲げ部150に移行する。保持折り曲げ部150は保持エレメント60とワンピースで実施されており、それぞれ磁極溝92のうちの一方に挿入されている。保持エレメント60は両側においてそれぞれ1つの保持折り曲げ部150でもって支持される。波の谷部100からは凹部153が延びており、これらの凹部153は平坦な底部156を有し、この底部156と永久磁石66の1つの面159が接触する。それぞれ2つの凹部153は波の谷部100から磁極溝92の方向へと延びている。永久磁石66の端面162においては、ワンピースで保持エレメント60と結合されているスナップフック165に永久磁石66が背後から係合されており、また保持エレメント60と係合されている。保持折り曲げ部150からは整合方向(磁極溝92)へと保持アーム168が延びており、この保持アーム168は保持エレメント60の他の領域よりも著しく可塑性に構成されている。保持アームの端部には保持タブ171が設けられており、この保持タブ171は側面174を用いることにより、永久磁石66を有する保持エレメント60の磁極溝92内での位置固定された状態を保証する。保持アーム168はさらに磁極溝92に係合され、他方では側面174がクローポールの根元の側面に密着している。スペース74の両側におけるクローポールの根元におけるこの密着によって、保持エレメント60の位置、したがって永久磁石66の位置は一義的に保証される。磁極溝92はクローポールの根元の側面において終端する。

Claims (8)

  1. 電気機械(10)であって、
    励起系と永久磁石(66)とを備え、
    前記励起系は、付加的な磁界強度によって電力を高めるために、周囲において軸方向に配向されており、且つ、周方向において極性が交互に変わる、電磁的に励起される磁極(22,23;24,25)の形態である、回転子(20)において電気的に励起される複数の個別磁極からなるものであり、
    前記永久磁石(66)は、漏れ磁束を低減するために、極性が交互に変わる前記磁極(24,25)の間のスペース(74)に嵌め込まれているものであり、
    さらに前記永久磁石(66)は、磁気的に励起されない保持エレメント(60)を用いて保持され、前記保持エレメント(60)の両側は磁極溝(92,94)内に保持されている、電気機械(10)において、
    前記保持エレメント(60)は、バネ弾性的に形成されており、且つ、波状成形部(62)を有しており、前記波状成形部(62)を有する前記保持エレメント(60)の側方の縁部は、それぞれが前記スペース(74)の境界を成す磁極溝(92,94)に押し込まれている、または、
    前記保持エレメント(60)は、バネ弾性的に形成されており、且つ、エンボス加工部(76,78,86)を有しており、前記エンボス加工部(76,78,86)は、前記保持エレメント(60)の長手方向の一端から他端まで延在する長手方向リブ加工部(86)として形成されており、且つ、前記保持エレメント(60)において、磁極溝(92,94)に係合される張り出し部(90)が両側に延在している、
    ことを特徴とする、電気機械(10)。
  2. 前記保持エレメント(60)は、前記永久磁石(66)を前記永久磁石(66)の端面(70)および少なくとも1つの長手方向面(68)において固定するための緊締ブラケット(64)を有する、
    請求項1記載の電気機械(10)。
  3. 前記波状成形部(62)は、前記緊締ブラケット(64)間において前記保持エレメント(60)の軸方向に連続的または非連続的に延びている、
    請求項2記載の電気機械(10)。
  4. 前記波状成形部(62)には長手方向補強部が形成されている、
    請求項1記載の電気機械(10)
  5. 前記長手方向補強部は、少なくとも1つの長手方向エンボス加工部(76,78)または長手方向リブ加工部(86)である、
    請求項4記載の電気機械(10)
  6. 前記少なくとも1つの長手方向エンボス加工部(76)のエンボス加工部底部(78)は、平坦に形成されており、
    前記永久磁石(66)は、少なくとも1つの長手方向面(68)に沿って、前記少なくとも1つの長手方向リブ加工部(86)または前記少なくとも1つの長手方向エンボス加工部(76)の前記エンボス加工部底部(78)に支持されている、
    請求項5記載の電気機械(10)
  7. 緊締ブラケット(64)は、前記保持エレメント(60)の裏面(72)に関して0°〜60°のクランプ角度(80)で、側方において内側に向かって閉鎖されているか開放されている、
    請求項2記載の電気機械(10)。
  8. 前記緊締ブラケット(64)は、前記保持エレメント(60)の幅(84)よりも狭い幅(82)を有する、
    請求項2記載の電気機械(10)。
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