JP5967713B2 - 積層型lsiチップの絶縁膜の検査方法及び積層型lsiチップの製造方法 - Google Patents

積層型lsiチップの絶縁膜の検査方法及び積層型lsiチップの製造方法 Download PDF

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本発明は、チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法及び積層LSIチップの製造方法に関する。
半導体装置の高集積化を図るため、複数の積層型LSIチップを積層してLSIチップ積層体を構成する3次元LSI実装技術が開発されている。この3次元LSI実装技術の一つとして、LSIチップ積層体における各層のLSIチップを縦方向(つまりチップ厚み方向)に貫通し通信バスとして機能する貫通電極を、チップ平面の中央領域にて複数並列配置させることが既に提案されている(特許文献1参照)。これによれば、チップ中央領域に集約された貫通電極は、例えば、超並列システムバスを構成して、低消費電力システムを実現することができる。
ところで、積層型LSIチップは、チップ基板とこれを厚み方向に貫通する貫通電極との間の絶縁性を確保するため、チップ基板と貫通電極との間に絶縁膜が形成されている。具体的には、チップ基板にビア孔が形成され、ビア孔の側壁に絶縁膜が設けられて、さらに孔内部に導体のビアが埋め込まれて貫通電極が構成され、絶縁膜によって導体ビアとその周りのチップ基板との絶縁が確保される。この絶縁膜の絶縁性、静電容量などの電気的特性は、積層型LSIチップの電力消費量等の性能に大きく影響するものであり、その値が所望の閾値内にあることが要求される。
このため、積層型LSIチップの製造時には、絶縁膜の電気的特性を測定する検査が行われる。この検査は、通常、積層型LSIチップの製造工程において、LSIチップが完成した直後に実施することが難しく、複数のLSIチップが積層された後に、導体ビアとビア孔側壁面との間に電圧を付加することによって行われる。
特開2010−156569号公報
しかしながら、上述の従来の検査方法は、複数の積層型LSIチップが積層された後に行われるので、LSIチップ積層体に検査用のプローブを接触させる検査用端子を確保する必要がある。例えば、図2のLSIチップ積層体において、LSIチップのサイズが異なるためにできる段差テラス領域、あるいは、最上層のチップ裏面に検査用端子を設ける必要がある。そして、この検査用端子まで配線を引き回すことになるため、積層型LSIチップの配線が煩雑になる。
また、仮に絶縁膜の電気的特性に不具合が見つかった場合には、既に複数の積層型LSIチップを積層する工程まで製造工程が進んでいるため、絶縁膜の形成プロセスにフィードバックをかけるのが遅れ、多くの不良チップが製造される可能性がある。また、不良LSIチップの再利用も困難になる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、積層型LSIチップの配線が簡素化され、なおかつ積層型LSIの製造プロセスにおいて早い段階で絶縁膜の不良を検出できる積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法及び積層型LSIチップの製造方法を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップにおいて、チップ基板と貫通電極の間に形成される絶縁膜の電気的特性を検査する方法であって、チップ基板の表面に有底のビア孔を形成する工程と、前記ビア孔内の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記ビア孔内に、貫通電極を構成するためのビアを埋め込む工程と、前記チップ基板の裏面を削って、前記ビアの裏面側を貫通させる工程と、を有する積層型LSIチップの製造工程において、前記ビアを埋め込む工程の後であって、前記チップ基板の裏面を削る工程の前に、前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する、積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法である。
別の観点による本発明は、チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップにおいて、チップ基板と貫通電極の間に形成される絶縁膜の電気的特性を検査する方法であって、チップ基板の表面に形成された有底のビア孔内の表面に絶縁膜が形成され、前記ビア孔内に貫通電極を構成するためのビアが埋め込まれた状態で、前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する、積層LSIチップの絶縁膜の検査方法である。
上記積層LSIチップの絶縁膜の検査方法は、前記ビアの表面にパッド電極を形成し、前記検査用のプローブを前記パット電極と前記チップ基板の裏面に接触させてもよい。
上記積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法は、前記チップ中央部において貫通電極を平面から見てマトリクス状に配置し、チップにおいて前記マトリクスの対角線上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いてもよい。
また、前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横のマトリクス状に配置し、チップにおいて最外周上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いてもよい。
チップ基板の表面及び/又は裏面にも絶縁膜を形成してもよい。
別の観点による本発明は、チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップの製造方法であって、チップ基板の表面に有底のビア孔を形成する工程と、前記ビア孔内の表面に絶縁膜を形成する工程と、前記ビア孔内に、貫通電極を構成するためのビアを埋め込む工程と、前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する工程と、前記チップ基板の裏面を削って、前記ビアの裏面側を貫通させる工程と、を有する、積層型LSIチップの製造方法である。
上記積層型LSIチップの製造方法は、前記ビアの表面にパット電極を形成し、前記検査用のプローブを前記パット電極と前記チップ基板の裏面に接触させてもよい。
前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横にマトリクス状に配置し、
チップにおいて前記マトリクスの対角線上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いてもよい。
前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横のマトリクス状に配置し、チップにおいて最外周上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いてもよい。
チップ基板の表面及び/又は裏面にも絶縁膜を形成してもよい。
LSIチップ積層体を有するLSIチップ積層システムの構成を示す模式図である。 LSIチップ積層体の積層部分の拡大断面図である。 チップ基板にビア孔を形成した状態を示す説明図である。 ビア孔の表面に絶縁膜を形成した状態を示す説明図である。 ビア孔内に拡散防止膜及びシード膜を形成した状態を示す説明図である。 ビア孔内に導体ビアを埋め込んだ状態を示す説明図である。 チップ基板の表面を研磨した状態を示す説明図である。 ビアの表面にパット電極を形成した状態を示す説明図である。 絶縁膜の電気的特性を測定する様子を示す説明図である。 ビア孔の側壁部の絶縁膜の静電容量を示す説明図である。 絶縁膜の各静電容量の等価回路である。 ビアの裏面側を貫通させた状態を示す説明図である。 チップ中央領域における検査用のビアを示す平面図である。 チップ中央領域における検査用のビアを示す平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、検査対象となるLSIチップ積層体を実装したLSIチップ積層システム1の構成の一例を示す模式図である。
図1に示すようにLSIチップ積層システム1は、複数の積層型LSIチップ10を積層してなるLSIチップ積層体11と、LSIチップ積層体11についてインターポーザ12を介して支持するパッケージ基板13を有している。
LSIチップ積層体11は、チップ中央部に、各層の積層型LSIチップ10を縦方向に貫通する、通信バスとしての複数、好ましくは数十、数百、数千といった単位の多数の貫通電極20を有している。貫通電極20は、積層型LSIチップ10内を上下に貫通するTSV(Through silicon via)などのビア30が縦方向直線上に互いに整列し、ビア30が上下積層型LSIチップ10間でバンプ31により接合されて構成されている。貫通電極20の下端、つまり最下層のビア30は、最下層のバンプ31を介してインターポーザ12の電極に電気的に接続されている。これらチップ中央領域に集中して多数並列に形成された貫通電極20は、例えば、超並列システムバスを構成して、低消費電力システムを実現している。
上記インターポーザ12とパッケージ基板13は、バンプ32により電気的に接続されており、各積層型LSIチップ10間の隙間と、最下層の積層型LSIチップ10とインターポーザ12の隙間には、外気と遮断して信頼性を確保するため、絶縁性でかつ熱伝導性が低いアンダーフィル樹脂などの充填剤が充填されている。
各積層型LSIチップ10のビア構造については、より具体的には、例えば図2に示すようにチップ基板40に形成されたビア孔41の側壁面に絶縁膜42が設けられ、さらに孔内部に導体のビア30が埋め込まれている。この絶縁膜42は、チップ基板40の表裏面にも形成されている。ビア30の上下端面には、パッド電極43が形成され、上下に隣り合う積層型LSIチップ10のパッド電極43同士がバンプ31により接合されている。なお、各積層型LSIチップ10の各種デバイスは、ビア30が集約されたチップ中央領域の周りに形成される。
次に、以上のように構成されたLSIチップ積層体11における絶縁膜42の検査方法について説明する。この検査方法は、従来とは異なり、LSIチップ積層体11の製造工程の途中で行われる。また、製造工程とは別に検査工程のみを行っても良い。
先ず、フォトリソグラフィー技術を用いたエッチング処理により、図3に示すようにシリコンのチップ基板40の表面に有底のビア孔41が形成される。次に、例えばプラズマCVD処理により、図4に示すようにビア孔41内の表面、つまり内部側壁面及び底面、並びにチップ基板40の表面に絶縁膜42が形成される。次に、例えばスパッタリング処理により、図5に示すようにビア孔41内及びチップ基板40の表面に拡散防止膜44が形成され、その上にビア導体と同質のシード膜45が形成された後、メッキ処理により図6に示すようにビア孔41内に導体のビア30が埋め込まれる。
その後、機械的化学的研磨処理により、図7に示すようにチップ基板40の表面が研磨され、ビア導体や拡散防止膜材が除去され、ビア30の表面が露出するとともに、チップ基板40の表面の絶縁膜42が所定の厚みに削られる。また、このとき、チップ基板40の裏面は鏡面加工される。次に、例えばフォトリソ−プラズマCVD−リフトオフプロセスにより、図8に示すようにあるビア30の表面を覆うようにチップ基板40の表面にパッド電極46が形成される。このとき、例えばパッド電極46の下層には、拡散防止膜44が形成される。
次に、絶縁膜42の電気特性の検査が行われる。例えば図9に示すようにI−V特性測定装置、インピーダンス法を用いるC−V特性測定装置を用いて、例えば検査用の一方のプローブP1であるステージにチップ基板40を載置しチップ基板40の裏面とプローブP1を接触させ、検査用の他方のプローブP2をパッド電極46に接触させ、ビア30とチップ基板40との間に電圧を印加する。これにより、絶縁膜42のI−V特性やC−V特性が測定され、その測定結果から、絶縁膜42の絶縁性を示す膜厚や静電容量が求められ、それらの適否が判定される。
ところで、LSIチップ積層体11の消費電力は、図2に示すLSIチップ積層体11の貫通電極20と各層のチップ基板40の間の絶縁膜、つまり図10に示すビア孔41の側壁部分の絶縁膜42の静電容量C1に依存する。よって、絶縁膜42の静電容量として、より高精度にこの静電容量C1を求めることは重要である。図10に示すビア孔41の側壁部分の絶縁膜42の静電容量C1と、ビア孔41の底部の絶縁膜42の静電容量C2と、パッド電極46とチップ基板40表面との間の絶縁膜42の静電容量C3と、チップ基板40の静電容量C4は、図11に示すような等価回路で表され、これらの静電容量の関係は、次式(1)で表せられる。
Figure 0005967713
したがって、ビア孔41の側壁部分の絶縁膜42の静電容量C1は、絶縁膜42の全体の静電容量Cの測定結果と、ビア孔41の底部の絶縁膜42の静電容量C2と、パッド電極46とチップ基板40表面との間の絶縁膜42の静電容量C3、チップ基板40の静電容量C4を個別に求めることより算出できる。
C2は、ビア深さの違うTSV容量測定構造(図9)を3種類以上試作して、静電容量を測定し、その値を深さに対してプロットして得られた直線を深さゼロまで延長した際の静電容量の値を予め求めておき、それをC2とする。C3は、LSIチップ内のプロセスTEG領域に設けられたパッド電極46がないTSV容量測定構造について、測定した静電容量とパッド電極46がある通常のTSV容量測定構造の測定値を比較することによって予め求めておく。C4は、印加するバイアス電圧により変動し、大きな負のバイアス電圧を加えて、蓄積状態で測定する場合、C4を考慮する必要がなく、上記式1は、C=C1+C2+C3となる。また、C4は、大きな正のバイアス電圧を加えて、空乏状態で測定する場合、最小の値を取り、上記式1により求めることができる。
絶縁膜42の検査の結果、絶縁膜42の電気的特性に不良がある場合には、例えば絶縁膜42の形成プロセスを修正する。また、絶縁膜42の電気的特性に不良がない場合には、例えば機械的化学的研磨により、図12に示すようにチップ基板40の裏面側が研磨され、ビア30が貫通する。その後、例えばチップ基板40の裏面側に絶縁膜やパット電極等が形成され、積層型LSIチップ10が完成した後、各積層型LSIチップ10のビア30同士がバンプ31により接続され、複数の積層型LSIチップ10が積層される。このとき、絶縁膜42の検査で用いられたビア30のある貫通電極20は、LSIチップ積層体11の通信バスとしては使用されず、検査で用いられなかったビア30の貫通電極20のみが通信パスとして使用される。なお、検査に使用されたパッド電極46は、最終製品では使用されないことが望ましい。しかし、検査時のコンタクト動作によるダメージが無いあるいは微小の場合は、最終製品で使用することも可能である。
本実施の形態の形態によれば、ビア30の表面のパッド電極46とチップ基板40の裏面とに検査用のプローブP1、P2を接触させて、ビア30とチップ基板40の間の絶縁膜42の電気的特性を測定するので、LSIチップ積層体11内に検査用の配線を別途形成する必要がなく、LSIチップ積層体11の配線を簡素化できる。また、積層型LSIチップ10を積層する前に、絶縁膜42の電気的特性を検査できるので、LSIチップ積層体11の製造プロセスにおいて早い段階で絶縁膜42の不良を検出でき、それによって絶縁膜42の形成プロセスを早期に修正できる。すなわち、本発明によれば、LSIチップ積層体11の配線が簡素化され、なおかつLSIチップ積層体11の製造プロセスにおいて早い段階で絶縁膜42の不良を検出できるようになる。
また、ビア30の表面にパッド電極46を形成し、検査用のプローブP1、P2をパッド電極46とチップ基板40の裏面に接触させるので、プローブP2とビア30との導通をより確実かつ簡単に行うことができる。
なお、検査用のパッド電極46を形成せずに、検査用のプローブP2をビア30の表面に直接接触させてもよい。
また、上記実施の形態において、積層型LSIチップ10のチップ中央部の特定のビア30を用いて絶縁膜42の検査を行ってもよい。例えば図13に示すように縦横にマトリクス状に並べられた複数のビア30(TSV配列)の中の対角線上にあるビア30を、絶縁膜42の電気的特性の検査用として用いてもよい。かかる場合、例えば2つの対角線R1、R2のうちの一方の対角線にあるビア30の一部を抜き出して、検査用のプローブP2を接触させて電気的特性の検査を行ってもよい。TSV配列の対角線に配置されたビア30を検査に用いることで、面内の特性分布を最小の検査ポイント数で把握することができる。
また、一方の対角線のビア30の全部を抜き出して電気的特性の検査を行い、その検査結果の分布を求めてもよい。これにより、TSVビア側壁の酸化膜の分布をもたらす局所的な膜厚変動および製造毎の膜厚変動を検知することができる。
また、各LSIチップにおいて、図14に示すように最外周上にあるビア30を絶縁膜42の電気的特性の検査用として用いてもよい。例えば最外周の2つの隣り合う2辺R3、R4のうちの一方の隣り合う2辺にあるビア30の一部を抜き出して電気的特性の検査を行ってもよい。TSV配列の最外周にあるビア30を検査用に用いることで検査用プローブをコンタクトさせる位置決めが画像処理などにより容易に実施可能となる。
また、一方の2辺のビア30の全部を抜き出して電気的特性の検査を行い、その検査結果の分布を求めてもよい。これにより、TSVビア側壁の酸化膜の分布をもたらす局所的な膜厚変動および製造毎の膜厚変動を検知することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば本実施の形態における半導体装置1、LSIチップ積層体11、積層型LSIチップ10等は他の構成のものであっても本発明は適用できる。また、絶縁膜42の他の電気的特性を検査する場合にも本発明は適用できる。
1 LSIチップ積層システム
10 積層型LSIチップ
11 LSIチップ積層体
20 貫通電極
30 ビア
40 チップ基板
41 ビア孔
42 絶縁膜
43,46 パッド電極
44 拡散防止膜
45 シード膜
P1、P2 検査用のプローブ

Claims (11)

  1. チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップにおいて、各LSIチップのチップ基板と貫通電極の間に形成される絶縁膜の電気的特性を検査する方法であって、
    チップ基板の表面に有底のビア孔を形成する工程と、
    前記ビア孔内の表面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記ビア孔内に、貫通電極を構成するためのビアを埋め込む工程と、
    前記チップ基板の裏面を削って、前記ビアの裏面側を貫通させる工程と、を有する積層型LSIチップの製造工程において、
    前記ビアを埋め込む工程の後であって、前記チップ基板の裏面を削る工程の前に、前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する、積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  2. チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップにおいて、各LSIチップのチップ基板と貫通電極の間に形成される絶縁膜の電気的特性を検査する方法であって、
    チップ基板の表面に形成された有底のビア孔内の表面に絶縁膜が形成され、前記ビア孔内に貫通電極を構成するためのビアが埋め込まれた状態で、前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する、積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  3. 前記ビアの表面にパット電極を形成し、
    前記検査用のプローブを前記パット電極と前記チップ基板の裏面に接触させる、請求項1又は2に記載の積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  4. 前記チップ中央部において貫通電極を平面から見てマトリクス状に配置し、
    各LSIチップにおいて前記マトリクスの対角線上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いる、請求項1〜3に記載の積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  5. 前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横のマトリクス状に配置し、
    各LSIチップにおいて最外周上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いる、請求項1〜3に記載の積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  6. チップ基板の表面及び/又は裏面にも絶縁膜を形成する、請求項1〜5に記載の積層型LSIチップの絶縁膜の検査方法。
  7. チップ中央部に複数の貫通電極を有する積層型LSIチップの製造方法であって、
    LSIチップのチップ基板の表面に有底のビア孔を形成する工程と、
    前記ビア孔内の表面に絶縁膜を形成する工程と、
    前記ビア孔内に、貫通電極を構成するためのビアを埋め込む工程と、
    前記ビアの表面と前記チップ基板の裏面に検査用のプローブを接触させ、前記ビアと前記チップ基板との間に電圧を印加して、前記絶縁膜の電気的特性を測定する工程と、
    前記チップ基板の裏面を削って、前記ビアの裏面側を貫通させる工程と、を有する、積層型LSIチップの製造方法。
  8. 前記ビアの表面にパット電極を形成し、
    前記検査用のプローブを前記パット電極と前記チップ基板の裏面に接触させる、請求項7に記載の積層LSI型チップの製造方法。
  9. 前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横にマトリクス状に配置し、
    各LSIチップにおいて前記マトリクスの対角線上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いる、請求項7又は8に記載の積層型LSIチップの製造方法。
  10. 前記チップ中央部において貫通電極を平面から見て縦横のマトリクス状に配置し、
    各LSIチップにおいて最外周上にあるビアを前記絶縁膜の電気的特性の検査用として用いる、請求項7又は8に記載の積層型LSIチップの製造方法。
  11. チップ基板の表面及び/又は裏面にも絶縁膜を形成する、請求項7〜10に記載の積層型LSIチップの製造方法。
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