JP5962548B2 - 画像処理装置及び画像処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理システムに関する。
従来、プリンタや複写機等の画像処理装置において、階調変動を補正する補正処理(キャリブレーション)の実施をユーザに報知する技術が提案されている。
特許文献1には、所定の調整処理に関するパラメータの基準値を予め設定する基準値設定部と、前記パラメータを計測するパラメータ計測部と、前記パラメータの計測値に基づき前記基準値を更新する基準値更新部と、計測した前記パラメータが前記基準値に達したときに所定の報知処理を行う報知部と、を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2012−68458号公報
本発明は、階調変動の原因を明確にして、これに対する適切な処置をユーザに認識させることができる画像処理装置及び画像処理システムを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、記録媒体に印刷された画像における階調変動を補正するための補正処理を行うことが可能な画像処理装置であって、前記補正処理において前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定する階調比較判定手段と、前記記録媒体に印刷された画像の測色に異常があるか否かを判定する測色判定手段と、前記階調比較判定手段及び前記測色判定手段の各判定結果に基づいて、少なくとも前記階調変動の原因が前記補正処理に関するものであるかまたは前記画像を前記記録媒体に印刷する画像出力手段に関するものであるかを示すメッセージを表示する表示手段と、を備えている。
本発明の請求項2に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記録媒体の種類が予め定められた記録媒体か否かを判定する用紙判定手段をさらに備えている。
本発明の請求項3に係る画像処理装置は、請求項2に記載の構成において、前記用紙判定手段は、前記記録媒体における紙白の色差の絶対値が基準範囲内にあるか否かを判定する。
本発明の請求項4に係る画像処理装置は、請求項2または3に記載の構成において、前記記録媒体における紙白からの相対的な階調が基準範囲内にあるか否かを判定する。
本発明の請求項5に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記測色判定手段は、前記記録媒体に印刷された画像の明度及び色相角が基準範囲内にあるか否かを判定する。
本発明の請求項6に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記測色判定手段は、前記記録媒体に一定方向に印刷された複数の画像の階調が該一定方向に連続的に増加または減少しているか否かを判定する。
本発明の請求項7に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記録媒体に印刷された画像の最大濃度が基準値を超えたか否かを判定する濃度判定手段をさらに備えている。
本発明の請求項8に係る画像処理装置は、請求項7に記載の構成において、前記記録媒体に印刷された画像の最大濃度が基準値を超えている場合は、前記表示手段は、補正テーブルが異常である旨のメッセージを表示する。
本発明の請求項9に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内になく、かつ、該画像の測色に異常があると判定された場合は、測色が異常である旨のメッセージを表示する。
本発明の請求項10に係る画像処理装置は、請求項1に記載の構成において、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内になく、かつ、該画像の測色に異常があると判定された場合は、前記階調比較判定手段は、再度、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定する。
本発明の請求項11に係る画像処理装置は、請求項10に記載の構成において、前記階調比較判定手段により、再度、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にないと判定された場合に、再度計測した階調と前回計測した階調とが同じであるか否かを判定する測定値比較判定手段をさらに備えている。
本発明の請求項1に係る画像処理装置は、請求項8に記載の構成において、前記表示手段により補正テーブルの異常である旨のメッセージが表示された場合は、再度補正テーブルを作成する。
本発明の請求項1に係る画像処理システムは、記録媒体に画像を印刷する画像出力手段と、該画像における階調変動を補正するための補正処理を行うことが可能な画像処理手段とを備えた画像処理システムであって、前記画像処理手段は、前記画像出力手段により前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定する階調比較判定手段と、前記記録媒体に印刷された画像の測色に異常があるか否かを判定する測色判定手段と、前記階調比較判定手段及び前記測色判定手段の各判定結果に基づいて、少なくとも前記階調変動の原因が前記補正処理に関するものであるかまたは前記画像出力手段に関するものであるかを示すメッセージを表示する表示手段と、を備えている。
本発明の請求項1,1に記載の構成によれば、階調変動の原因を明確にして、これに対する適切な処置をユーザに認識させることができる。
本発明の請求項2,3,4に記載の構成によれば、用紙の種類がキャリブレーション用紙か否かを適切に判定することができる。
本発明の請求項5に記載の構成によれば、明度及び色相角が適切か否かを判定することができる。
本発明の請求項6に記載の構成によれば、階調が連続的に増加または減少しているか否かを判定することができる。
本発明の請求項7に記載の構成によれば、最大濃度が適切か否かを判定することができる。
本発明の請求項8に記載の構成によれば、ユーザに対してLUTが異常であることを認識させることができる。
本発明の請求項9に記載の構成によれば、ユーザに対して測色が異常であることを認識させることができる。
本発明の請求項10,11に記載の構成によれば、繰り返し判定処理を行うことにより、より適切な原因及びこれに対する調整方法(対処方法)をユーザに提供することができる。
本発明の請求項1に記載の構成によれば、再度補正テーブルが作成される。
本実施の形態に係る画像処理装置の概略構成を示す図である。 制御部の具体的構成を示すブロック図である。 キャリブレーションの処理の一例を示すフローチャートである。 キャリブレーションにおける処理Aの一例を示すフローチャートである。 紙白の色差の絶対値の例を示す図である。 紙白からの相対的な階調と基準階調との差を示すグラフである。 キャリブレーションにおける処理Bの一例を示すフローチャートである。 キャリブレーション状態確認画面の一例を示す図である。 キャリブレーションにおける処理Aの変形例を示すフローチャートである。
本発明の一実施の形態について、図面を用いて以下に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像処理システムの概略構成を示すブロック図である。画像処理システム100は、画像処理部1(画像処理装置、画像処理手段)と、画像読取部2と、画像出力部3(画像出力手段)とを備えている。
画像出力部3は、画像処理部1から供給される画像データを紙等の記録媒体に印刷する処理を行う。画像出力部3は、プリンタ等の印刷装置(画像出力端末;IOT(Image Output Terminal)により構成されている。キャリブレーションを実行する場合は、画像出力部3は、キャリブレーションに用いられる用紙(キャリブレーション用紙)に、パッチ(テスト画像)を印刷する。
画像読取部2は、紙等の記録媒体(キャリブレーション用紙等)に印刷されたパッチを光学的に読み取り、読み取ったデータを画像処理部1に供給する。画像読取部2は、分光測色器やセンサ、スキャナ等により構成されている。
画像処理部1は、印刷すべき画像データを画像出力部3に出力する処理を行う。キャリブレーションを実行する場合は、画像処理部1は、画像読取部2から受け取ったパッチを用いて、後述する判定処理及び表示処理等を実行する。
画像処理システム100は、画像処理部1と画像読取部2と画像出力部3とを含む1つの装置により構成されていてもよいし、画像処理部1と画像読取部2と画像出力部3とがそれぞれ個別の装置(例えば、画像処理装置、画像読取装置、画像出力端末)を構成し、これらがネットワークを介して互いに接続されていてもよい。また、画像処理システム100は、複数の画像処理部1と複数の画像読取部2と複数の画像出力部3とがそれぞれ個別の装置を構成し、これらがネットワークを介して互いに接続されていてもよい。
画像処理部1は、制御部11と、操作部12と、表示部13と、記憶部14とを備えている。
操作部12は、ユーザによる各種操作を受け付ける入力装置である。操作部12は、例えばユーザからのキャリブレーションの指示を受け付ける。これにより、キャリブレーションが実行される。操作部12は、マウス、キーボード、タッチパネル等により構成されている。
表示部13は、例えば表示パネルで構成されており、ユーザに対して、画像処理システムの状態や操作案内等の各種メッセージを報知する。例えば、表示部13は、キャリブレーションの実施を促すメッセージ、キャリブレーションに用いられる用紙(キャリブレーション用紙)の種類が異なる旨のメッセージ、測色が異常である旨のメッセージ、画像出力部3(IOT)が異常である旨のメッセージ、及び所定の階調を決定するための補正テーブル(LUT)が異常である旨のメッセージ等を表示する。これらメッセージの表示方法については後述する。
制御部11は、ユーザの指示に基づき、キャリブレーションを実行するとともに、キャリブレーションの結果すなわち上記各メッセージを表示部13に表示させる処理を行う。また、制御部11は、画像出力部3に対して画像データの出力(印刷)を命令する。
ここで、キャリブレーションとは、キャリブレーション用紙(記録媒体)に印刷されたパッチ(テスト画像)を画像読取部2により読み取り、読み取ったパッチの現在の階調が目標の階調と異なる場合すなわち階調変動が生じた場合に、現在の階調を目標の階調に補正する階調補正処理をいう。キャリブレーションを実行する際には、読み取ったパッチの階調に対応する適切な階調が予め設定された補正テーブル(LUT)が用いられる。補正テーブルの作成方法は周知の技術を適用することができる。
記憶部14は、例えばCPUの作業用のRAM、不揮発性メモリとしてのフラッシュメモリ、磁気記憶媒体等で構成されており、画像データ、プログラム、各種判定用の基準データ、及び補正テーブル等が記憶されている。
上記構成を有する画像処理システム100は、特に、キャリブレーションを実行することにより階調変動の原因を適切に判定するとともに、判定結果をユーザに報知する処理を行う。
以下では、キャリブレーションの具体的処理について説明する。
図2は、画像処理部1における制御部11及び記憶部14の具体的構成を示すブロック図であり、図3は、キャリブレーションの処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップ1(以下、S1のように示す。)において、操作部12がユーザによるキャリブレーションの指示を受け付けるとキャリブレーションが実施され、画像出力部3は、パッチが印刷されたテストチャートを出力する。
次に、画像読取部2は画像出力部3から出力されたテストチャートからパッチを読み取り、読み取られたパッチに基づき、階調計測部21が現在の階調(現在階調)を計測する(測色処理)(S2)。
次に、階調比較判定部22(階調比較判定手段)は、階調計測部21が計測した現在階調と、記憶部14の基準階調保持部31に保持されている、所定範囲に設定された基準階調とを比較し、現在階調が基準階調の範囲内にあるか否かを判定する(S3)。
現在階調が基準階調の範囲内にある場合は(S3にてYES)、正常な階調補正が行われたとみなされ、表示部13は、例えば「現在の状態問題なし」のメッセージ(a)を表示して(S4)、処理が終了する。
一方、現在階調が基準階調の範囲内にない場合は(S3にてNO)、処理Aに移行する(S5)。図4は、キャリブレーションにおける処理Aの一例を示すフローチャートである。
処理Aでは、まず、用紙判定部23(用紙判定手段)が、キャリブレーション用紙について、紙白の色差の絶対値ΔEが、記憶部14の基準絶対色差保持部32に保持されている基準範囲内(例えばΔE≦3)にあるか否かを判定する(S11)。図5は、紙白の色差の絶対値の例を示している。
紙白の色差の絶対値ΔEが基準範囲を超える場合は(ΔE>3)(S11にてNO)、用紙判定部23は、さらに、テストチャートにおけるパッチの紙白からの相対的な階調が、記憶部14の基準相対色差保持部33に保持されている基準範囲内にあり、かつ、濃度とLab(L)との関係が同じか否かを判定する(S12)。
パッチの紙白からの相対的な階調が基準範囲内になく、かつ、濃度とLabとの関係が異なる場合は(S12にてNO)、キャリブレーション用紙の種類が異なることが想定されるため、表示部13は、例えば「出力用紙の種類が異なる可能性があります。出力用紙の種類を確認してください。」のメッセージ(b)を表示する(S13)。その後ユーザが正常な用紙(キャリブレーション用紙)をセットすると、S1(図3参照)に戻る。
一方、パッチの紙白からの相対的な階調が基準範囲内にあり、かつ、濃度とLabとの関係が同じ場合は(S12にてYES)、測色処理の異常が想定されるため、表示部13は、例えば「チャートを正しく測色できていない可能性があります。再度測色をやり直してください。※測色器のキャリブレーションを誤っている可能性があります。」のメッセージ(c)を表示する(S14)。その後ユーザが測色処理を指示すると、処理B(図3のS6、図7参照)へ移行する。ここで、相対的な階調とは、テストチャートにおける紙白からの色差ΔE1(例えば階調0%のパッチから階調10%のパッチまでの距離)と、基準となる紙白からの色差ΔE0(例えば階調0%のパッチから階調10%のパッチまでの距離)との差(相対値=|ΔE1−ΔE0|)により求められる。すなわち、S12の処理では、用紙判定部23は、|ΔE1−ΔE0|≦3を満たすか否かを判定する。図6は、パッチにおける紙白からの相対的な階調差を示している。図6において、図5の「キャリブミス」(キャリブレーションの誤り)例では、相対的な階調差(|ΔE1−ΔE0|)が小さい(パッチの紙白からの相対的な階調が基準範囲内である)様子を示している。なお、S12では、濃度とLabとの関係を判定する処理を省略してもよい。
S11の処理において、紙白の色差の絶対値ΔEが基準範囲内である場合は(ΔE≦3)(S11にてYES)、明度判定部24(測色判定手段)が、明度及び色相角が記憶部14の基準明度保持部34に保持されている基準範囲内にあるか否かを判定する(S15)。例えば、明度判定部24は、Y色bがプラス側か否かを判定する。
明度及び色相角が基準範囲内にない場合は(S15にてNO)、測色処理の異常が想定されるため、表示部13は、例えば「チャートを正しく測色できていない可能性があります。再度測色をやり直してください。※〜色の測色値に異常値があります。」のメッセージ(d)を表示する(S16)。その後ユーザが測色処理を指示すると、処理B(図3のS6、図7参照)へ移行する。
一方、明度及び色相角が基準範囲内にある場合は(S15にてYES)、階調変化判定部25(測色判定手段)が、テストチャートに一定方向(例えばスキャン方向)に印刷された複数のパッチの階調が該一定方向に連続的に変化(増加または減少)しているか否かを判定する。すなわち、階調変化判定部25は、複数のパッチの階調が単調変化(単調増加または単調減少)しているか否かを判定する。ここでは例として、階調変化判定部25は、複数のパッチの階調が連続増加しているか否かを判定する。例えば、スキャン方向に3個並べられたパッチP1、P2、P3について、階調が10%のパッチP1における計測濃度D1(Cin;階調濃度、画像密度)が0.5であった場合、スキャン方向にパッチP1と隣り合うパッチP2における計測濃度D2が0.5以上(D2≧D1)であり、かつ、スキャン方向にパッチP2と隣り合うパッチP3における計測濃度D3が濃度D2以上(D3≧D2)であるか否かを判定する。なお、判定対象は上記入力階調濃度Cinに限定されず、例えば紙白からの色差ΔEであってもよい。
パッチの階調が連続的に増加していない場合は(S17にてNO)、測色処理の異常が想定されるため、表示部13は、例えば「チャートを正しく測色できていない可能性があります。再度測色をやり直してください。※階調が単調増加になっていません。」のメッセージ(e)を表示する(S18)。その後ユーザが測色処理を指示すると、処理B(図3のS6、図7参照)へ移行する。
一方、パッチの階調が連続的に増加している場合は(S17にてYES)が基準範囲内にある場合は(S17にてYES)、濃度判定部26(濃度判定手段)が、階調計測部21が計測した現在のチャートの最大濃度(100%濃度)が、記憶部14の基準濃度保持部35に保持されている基準値を超えているか否かを判定する(S19)。例えば、濃度判定部26は、目標濃度からの差ΔDenが基準値(例えば0.3)を超えているか否かを判定する。
最大濃度が基準値を超えていない場合は(S19にてNO)、画像出力部3(IOT)側の異常が想定されるため、表示部13は、例えば「出力装置側の最大濃度が不足しています。出力装置側の調整を実施してください。」のメッセージ(f)を表示するとともに、画像出力部3側のセットアップ用のダイアログ表示ボタンを表示する(S20)。その後ユーザがダイアログ表示ボタンを選択した場合は、IOTセットアップ処理(図3のS8)へ移行し、IOTのセットアップ処理が行われた後、処理が終了する。IOTセットアップ処理では、例えばセンサの交換や調整などが行われる。
一方、最大濃度が基準値を超えている場合は(S19にてYES)、LUTの異常が想定されるため、表示部13は、例えば「LUT作成時から本体の階調がずれている可能性があります。再度キャリブレーションを実施することを推奨します。」のメッセージ(g)を表示して(S21)、LUT再作成処理(図3のS7)へ移行し、LUT作成部27によりLUTが再作成された後、処理が終了する。
図7は、キャリブレーションにおける処理Bの一例を示すフローチャートである。
処理Bでは、まず、画像読取部2が再度、画像出力部3から出力されたテストチャートからパッチを読み取り、読み取られたパッチに基づき、階調計測部21が現在階調を計測する(測色処理)(S31)。
次に、階調比較判定部22は、階調計測部21が計測した現在階調と、記憶部14に保持されている基準階調とを比較し、現在階調が基準階調の範囲内にあるか否かを判定する(S32)。
現在階調が基準階調の範囲内にない場合は(S32にてNO)、測定値比較判定部28(測定値比較判定手段)が、階調計測部21が前回計測したチャートの階調(前回階調)と、階調計測部21が今回計測したチャートの階調(現在階調)とを比較し、互いに同一か否かを判定する(S33)。なお、前回階調は、記憶部14の前回測色データ保持部36に保持されている。前回測色データ保持部36は、キャリブレーションが実施される度に過去のデータを更新して前回のデータのみを保持してもよいし、過去の所定期間分の複数のデータを保持してもよい。
前回階調と現在階調とが異なる場合は(S33にてNO)、処理A(図4参照)に戻る(S34)。一方、前回階調と現在階調とが同じ場合は(S33にてYES)、測色処理の異常ではなく実際に印字された画像に欠陥・欠落があると想定されるため、IOTセットアップ処理(S35)へ移行し、処理が終了する。
S32の処理において、現在階調が基準階調の範囲内にある場合は(S32にてYES)、表示部13が、例えば「現在の状態問題なし」のメッセージ(a)を表示して(S36)、処理が終了する。
図8には、表示部13に表示される、キャリブレーション状態確認画面の一例を示している。図8の例では、S21(図4参照)におけるLUTの異常を報知する場合を示している。なお、新たなLUTは、LUT作成部27により作成される。
上記各メッセージ(a)〜(g)は、記憶部14のメッセージ保持部37に保持されており、制御部11は、上記処理に基づいて選択したメッセージを表示部13に表示させる。なお、メッセージ(c)、(d)、(e)は何れも測色異常を示しており、その後処理Bへ移行するため、これらメッセージ(c)、(d)、(e)は同じ内容(例えば「チャートを正しく測色できていない可能性があります。再度測色をやり直してください。」)であってもよい。また、上記判定処理S11、S15、S17、S19の順序は特に限定されるものではない。
また、キャリブレーション用紙の種類を判定する処理S11において、紙白の色差の絶対値ΔEが基準範囲を超える場合に(ΔE>3)(S11にてNO)、S12の処理を省略し、S13へ移行してメッセージ(b)を表示する構成であってもよい。但し、S12の処理を含めることにより、キャリブレーション用紙の種類の誤りだけでなく、測色異常を判別することもできる。また、図9に示すように、S11にてYESの場合に、S12の処理を行う構成であってもよい。
また、上記各判定処理に用いるパッチの色は、特に限定されるものではなく、C(シアン)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)等の何れであってもよい。
画像処理システム100及び画像処理部1の構成によれば、階調変動の原因がキャリブレーションの機能に起因するものか、あるいはIOT側に起因するものかが判別される。また、測色異常を示すメッセージ(c)、(d)、(e)が表示された場合は、その後に処理Bが実行され、再度、階調変動の原因がキャリブレーションの機能に起因するものか、あるいはIOT側に起因するものかが判別される。また、判別結果及びこれに対応する対処方法が表示部13に表示される。そのため、ユーザは階調変動の原因及びこれに対する処置を認識することができる。さらに、キャリブレーションの処理時間の短縮化を図ることができる。
100 画像処理システム、1 画像処理部、2 画像読取部、3 画像出力部、11 制御部、12 操作部、13 表示部、14 記憶部、21 階調計測部、22 階調比較判定部、23 用紙判定部、24 明度判定部、25 階調変化判定部、26 濃度判定部、27 LUT作成部

Claims (13)

  1. 記録媒体に印刷された画像における階調変動を補正するための補正処理を行うことが可能な画像処理装置であって、
    前記補正処理において前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定する階調比較判定手段と、
    前記記録媒体に印刷された画像の測色に異常があるか否かを判定する測色判定手段と、
    前記階調比較判定手段及び前記測色判定手段の各判定結果に基づいて、少なくとも前記階調変動の原因が前記補正処理に関するものであるかまたは前記画像を前記記録媒体に印刷する画像出力手段に関するものであるかを示すメッセージを表示する表示手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記記録媒体の種類が予め定められた記録媒体か否かを判定する用紙判定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記用紙判定手段は、前記記録媒体における紙白の色差の絶対値が基準範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記用紙判定手段は、前記記録媒体における紙白からの相対的な階調が基準範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記測色判定手段は、前記記録媒体に印刷された画像の明度及び色相角が基準範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記測色判定手段は、前記記録媒体に一定方向に印刷された複数の画像の階調が該一定方向に連続的に増加または減少しているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記記録媒体に印刷された画像の最大濃度が基準値を超えたか否かを判定する濃度判定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記記録媒体に印刷された画像の最大濃度が基準値を超えている場合は、前記表示手段は、補正テーブルが異常である旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内になく、かつ、該画像の測色に異常があると判定された場合は、測色が異常である旨のメッセージを表示することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  10. 前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内になく、かつ、該画像の測色に異常があると判定された場合は、前記階調比較判定手段は、再度、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  11. 前記階調比較判定手段により、再度、前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にないと判定された場合に、再度計測した階調と前回計測した階調とが同じであるか否かを判定する測定値比較判定手段をさらに備えていることを特徴とする請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 前記表示手段により補正テーブルの異常である旨のメッセージが表示された場合は、再度補正テーブルを作成することを特徴とする請求項8に記載の画像処理装置。
  13. 記録媒体に画像を印刷する画像出力手段と、該画像における階調変動を補正するための補正処理を行うことが可能な画像処理手段とを備えた画像処理システムであって、
    前記画像処理手段は、
    前記画像出力手段により前記記録媒体に印刷された画像の階調が基準範囲内にあるか否かを判定する階調比較判定手段と、
    前記記録媒体に印刷された画像の測色に異常があるか否かを判定する測色判定手段と、
    前記階調比較判定手段及び前記測色判定手段の各判定結果に基づいて、少なくとも前記階調変動の原因が前記補正処理に関するものであるかまたは前記画像出力手段に関するものであるかを示すメッセージを表示する表示手段と、
    を備えていることを特徴とする画像処理システム。
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