JP6776730B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6776730B2
JP6776730B2 JP2016166881A JP2016166881A JP6776730B2 JP 6776730 B2 JP6776730 B2 JP 6776730B2 JP 2016166881 A JP2016166881 A JP 2016166881A JP 2016166881 A JP2016166881 A JP 2016166881A JP 6776730 B2 JP6776730 B2 JP 6776730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
color
patch
information
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016166881A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018037725A (ja
Inventor
針貝 潤吾
潤吾 針貝
杉 伸介
伸介 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2016166881A priority Critical patent/JP6776730B2/ja
Publication of JP2018037725A publication Critical patent/JP2018037725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6776730B2 publication Critical patent/JP6776730B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理プログラムに関する。
特許文献1では、カラーチャートを16点→81点→933点と階層的に構成し、最初は16点のみを測色して空間上一部分の推定を行い、実測との色差により推定精度を求める。そして、精度が悪ければ次に81点で同様に精度を求め、それでも悪ければ933点で作成を行っている。
また、特許文献2では、CMYKデータセットを用いてプリンタから出力されたパッチシート上のカラーパッチを測色して測色値データセットを得る。そして、CMYKデータセットと測色値データセットから、両者の対応関係が正しいか否かを判定し、異常が検出された場合には、想定できる範囲で、その異常の原因を特定して異常の原因と対処方法をユーザに報知している。
特開2009−004863号公報 特開2004−147265号公報
画像形成装置の色変動を把握する方法として、複数のパッチ画像からなるパッチチャート画像を装置から出力し、出力したパッチチャート画像を画像読取装置で読み取った結果から、目標色とのずれを把握する方法が知られている。ここで、画像読取装置の種類によっては、画像読取装置の読み取り値がデバイス依存の色値で取得されるものもあり、この場合には上記出力色と目標色とのずれを把握するために読み取り値をデバイス非依存の色値に変換するための色変換が必要な場合がある。
しかしながら、このような読取装置を用いた場合には、読取装置で読み取ってデバイス非依存の色値に変換した結果と目標色の色値との間にずれがあった場合、そのずれの要因が画像形成装置の色変動によるものなのか、又は画像読取装置の色変動によるものなのかを特定することが出来ず、その結果、画像形成の際に用いられる色変換を修正すべきなのか、又は画像読取の際に用いられる色変換を修正すべきなのかを判断することが出来ない。
本発明は、画像形成装置にて出力し画像読取装置で読み取った結果と目標色との間にずれがあった場合に、そのずれの原因が画像読取装置にあるのか画像形成装置にあるのかを特定することが可能な画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像処理装置は、複数のパッチ画像が形成されたパッチチャート画像の中から抽出した前記複数のパッチ画像の中で、前記パッチチャート画像の読取結果と前記パッチチャート画像の論理目標との色差が相対的に大きい誤差大パッチ画像群と前記色差が相対的に小さい誤差小パッチ画像群とを読み取ってデバイス依存の色情報を生成し、生成したデバイス依存の色情報を、予め定めた色変換情報を用いてデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群の各々のパッチ画像群を測色した測色結果と、前記変換部の変換結果とを用いて、前記変換部による色変換精度を検出する検出部と、を備えている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、 前記変換部は、前記パッチチャート画像を読み取って生成した前記デバイス非依存の色情報と、前記パッチチャート画像を表す画像情報に対応する論理目標の前記デバイス非依存の色情報との色差を用いて、前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群を各々抽出し、抽出した前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群が形成された色変換精度検出用画像を、前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群として読み取る。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記検出部によって検出された前記色変換精度が予め定めた精度より低い場合に、前記色変換情報を再作成する第1作成部を更に備えている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記第1作成部は、前記色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて前記色変換情報を作成する第1色変換情報作成部と、前記第1色変換情報作成部が用いる数より少ない数のパッチ画像を用いて簡易的に前記色変換情報を作成する簡易作成部と、を含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の発明において、前記検出部によって検出された前記色変換精度が予め定めた精度以上で、かつ前記測色結果と前記変換部の変換結果との色差が予め定めた色差以上の場合に、画像形成時に使用する画像形成用色変換情報を再作成する第2作成部を更に備えている。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記第2作成部は、前記画像形成用色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて前記画像形成用色変換情報を作成する第2色変換情報作成部と、前記第2色変換情報作成部が用いる数より少ない数のパッチ画像を用いて簡易的に前記画像形成用色変換情報を作成する第2簡易作成部と、を含む。
請求項7に記載の画像処理プログラムは、コンピュータを、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させる。
請求項1に記載の画像処理装置によれば、複数のパッチ画像が形成された色評価用画像の全てのパッチ画像を用いて色変換精度を検出する場合に比べて、色変動の原因が画像読取側であるか画像形成側であるかを容易に特定することが可能な画像処理装置を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、複数のパッチ画像が形成された色評価用画像の全てのパッチ画像を用いて色変換精度を検出する場合に比べて、色変換精度を検出する際のパッチ画像の測色を容易に行うことが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、画像読取が原因の色変動を補正することができる。
請求項4に記載の発明によれば、色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて色変換情報を作成する構成のみを有する場合に比べて、画像読取側の色変換情報を効率的に作成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、画像形成が原因の色変動を補正することができる。
請求項6に記載の発明によれば、色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて画像形成用色変換情報を作成する構成のみを有する場合に比べて、画像形成用色変換情報を効率的に作成することができる。
請求項7に記載の画像処理プログラムによれば、複数のパッチ画像が形成された色評価用画像の全てのパッチ画像を用いて色変換精度を検出する場合に比べて、色変動の原因が画像読取側であるか画像形成側であるかを容易に特定することが可能な画像処理プログラムを提供できる。
本実施形態に係る画像処理部を含む画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 色評価用パッチチャート画像及び原因切り分けチャートの一例を示す図である。 原因切り分けチャートの画像情報、論理目標、読取結果、色差、及び測色結果の一例を示す図である。 統計的手法のz検定を用いて、読取用色変換情報を補正した方がよいか、画像形成用色変換情報を補正した方がよいかを判定する方法を説明するための図である。 本実施形態に係る画像処理部で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。 読取用色変換情報作成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本実施形態の一例を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る画像処理部を含む画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置50は、画像形成部28、画像読取部22、測色器24、及び画像処理装置の一例としての画像処理部10を備えている。
画像形成部28は、画像情報が表す画像を用紙等の記録媒体に形成し、出力画像26を生成する。なお、画像形成部28による画像形成を行う前に、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の画像情報を所望の色を出力するために予め作成した画像形成用色変換情報を用いてC’、M’、Y’、K’の画像情報に変換する処理が画像処理部10によって行われる。画像形成用色変換情報は、本来出力したい色を表す論理目標のL*a*b*色空間の色情報(以降、Lab情報と称す)を用いて作成する。すなわち、入力のCMYKの色情報に対応する論理目標のLab情報と、実際にCMYK情報を用いて出力した画像を測色することによって得られるLab情報とが一致するように画像形成用色変換情報を作成する。なお、CMYKの画像情報がデバイス依存の色情報の一例に対応し、Lab情報がデバイス非依存の色情報の一例に対応する。
また、画像形成部28は、本実施形態では、出力画像26の一例として、図2に示すような複数のパッチ画像が形成されたパッチチャート画像を形成する。なお、パッチチャート画像は、図2に示すような日々の運用で使用する色評価用パッチチャート画像(例えば、パッチ画像の数が200〜300)がある。或いは、画像形成用色変換情報の作成等に用いる色変換情報作成用パッチチャート画像(例えば、パッチ画像の数が1500程度)などがある。なお、色変換情報作成用パッチチャート画像に含まれるパッチ画像は、色評価用パッチチャート画像に含まれるパッチ画像よりも数が多くなっている。また、本実施形態では、パッチ画像とは、特定の一色により構成された、色の見本として使われる画像のことを指す。また、パッチ画像群とは、複数のパッチ画像からなる集合体を指す。また、パッチチャート画像とは、複数のパッチ画像を含んで構成された1つの画像を指す。
画像読取部22は、出力画像26を読み取って、読み取った画像を表す画像情報として、デバイス依存の色情報を生成する。なお、画像読取部22は、デバイス依存の色情報からデバイス非依存の色情報に変換するための予め定めた読取用色変換情報を用いて色変換を行う処理が含まれる。具体的には、画像読取部22は、出力画像26を読み取ることにより、デバイス依存の色情報の一例としてR(赤)、G(緑)、B(青)の色情報(以下、RGB情報と称する。)を生成する。そして、RGB情報をデバイス非依存の色情報の一例としてのLab情報に変換する。
測色器24は、出力画像26であるパッチチャート画像における複数色のパッチ画像を各々測色して、測色結果として各パッチ画像に対するデバイス非依存の色情報を生成する。なお、測色器24は、画像形成装置50内に含む構成としてもよいが、画像形成装置50とは別に設ける構成としてもよい。
画像処理部10は、パッチチャート画像が形成された出力画像26の画像読取部22の読取結果と、パッチチャート画像を表すCMYKの画像情報との色差を算出して、色再現の精度を確認する。例えば、色差が予め定めた閾値以上の場合には、色再現の精度が低下していると判断し、画像形成用色変換情報や読取用色変換情報を補正する。
詳細には、画像処理部10は、画像情報受付部12、測色情報受付部14、簡易読取精度確認部16、読取用色変換情報作成部18、及び画像形成用色変換情報作成部20を備えている。
画像情報受付部12は、出力画像26を読み取り、予め定めた読取用色変換情報を用いて、読み取った画像を表すRGB情報をデバイス非依存の色情報に変換して簡易読取精度確認部16に出力する。
測色情報受付部14は、測色器24によって出力画像26を測色した測色結果を受け付けて簡易読取精度確認部16に出力する。
簡易読取精度確認部16は、パッチチャート画像を表すCMYKの画像情報に対応する論理目標となるデバイス非依存の色情報(Lab情報)と、画像読取部22の読取結果との色差を求める。そして、求めた色差が予め定めた閾値以上の場合に、色再現の精度が低下していると判断する。また、出力画像26を形成するためのCMYKの画像情報と、画像情報受付部12から画像読取部22の読取結果(デバイス非依存の色情報)と、測色器24の測色結果と、を用いて、色再現の精度の低下原因を判定する。本実施形態では、色再現の誤差の原因が、画像形成部28における画像形成用色変換情報による色変換によるものであるのか、画像読取部22における読取用色変換情報による色変換によるものであるのかを判定する。そして、色再現の誤差の原因となる方の色変換情報を補正するようになっている。なお、画像形成用色変換情報による色変換は、上述のCMYKからC’M’Y’K’への変換及びRGBからCMYKへの変換を含む。
ここで、簡易読取精度確認部16で行われる色再現の精度の判定方法について詳細に説明する。
色再現の精度を判定する際には、まず、複数色のパッチ画像を含むパッチチャート画像を表すCMYKの画像情報に基づいて、画像形成部28によって記録媒体に画像形成を行って図2に示すような色評価用パッチチャートを出力画像26として得る。
そして、画像読取部22により出力画像26を読み取り、予め定めた読取用色変換情報を用いて、読み取った画像を表すRGB情報をデバイス非依存の色情報に変換して、デバイス非依存の色情報を読取結果として画像処理部10に入力する。
画像処理部10では、画像読取部22の読取結果を受け付けて、簡易読取精度確認部16に出力する。
簡易読取精度確認部16では、元のCMYKの画像情報に対応する論理目標のデバイス非依存の色情報(Lab情報)と、画像情報受付部12が受け付けた画像読取部22の読取結果のデバイス非依存の色情報と比較する。例えば、色差が予め定めた閾値以上か否かを判定することで、色再現の精度が低下しているかを判定する。具体的には、出力画像26中の各パッチ画像における画像読取部22の読取結果の平均と論理目標の平均との色差を求めて、色差が予め定めた閾値以上の場合に色再現の精度が低下していると判定する。
ここで、色再現の精度が低下している場合には、簡易読取精度確認部16が、色変動が小さく色差が小さい誤差小のパッチ画像群、及び色変動が大きく色差が大きい誤差大のパッチ画像群をそれぞれ抽出する。また、抽出したパッチ画像の画像形成指示を画像形成部28に対して行うことで、図2に示すように、色変換精度検出用画像の一例に対応する原因切り分けチャート30を出力画像26として画像形成する。そして、原因切り分けチャート30を測色器24によって測色して測色結果を画像処理部10に入力する。なお、測色器24による測色は、測色器24が自動的に測色して測色結果を画像処理部10に入力する形態としてもよいし、ユーザが測色を行い、操作部等を操作して測色結果を画像処理部10に入力する形態としもよい。
また、簡易読取精度確認部16では、図3に示すように、原因切り分けチャート30に対応する読取結果のLab情報と、測色結果との色差を誤差小パッチ画像群及び誤差大パッチ画像群のそれぞれについて算出し、誤差小パッチ画像群と誤差大パッチ画像群との色差を確認することで、画像読取部22及び画像形成部28の色変換精度を検出する。ここで、それぞれのパッチ画像群の色差が予め定めた閾値以上の場合は、画像読取部22側の色変換情報を補正し、それぞれのパッチ画像群の色差が変らない場合には、画像読取部22側ではなく、画像形成部28側の画像形成用色変換情報を補正する。
詳細には、図4に示すように、誤差大パッチ画像群及び誤差小パッチ画像群のそれぞれのパッチ画像群について、論理目標と読取結果との色差(図4中の論理誤差)、読取結果と測色結果との色差(図4中の読取誤差)のそれぞれの平均X及び分散σを求める。そして、統計的手法により、読取用色変換情報を補正した方がよいか、画像形成用色変換情報を補正した方がよいかを判定する。例えば、統計的手法のz検定を用いて何れの色変換情報を補正した方がよいかを判定する。図4の例では、誤差小パッチ画像群と誤差大パッチ画像群のそれぞれの読取誤差について、パッチチャート全体に対する各パッチ画像群の有意差を求めて判定した例を示す。各パッチ画像群の平均が0.7から1.54の範囲であれば、95%有意差がないので、それぞれのパッチ画像群に有意差がないと判定された例を示す。なお、z検定は、95%有意差を検定する場合を用いて、−1.96<z<1.96のとき、95%有意差なしと検定する。zは、平均μ、分散がσ2の母集団からとられた大きさnの標本の平均Xに対して、z=σ(X−μ)/√nとなる。また、図4では、一例として95%の有意差を検定する例を示したが、検定は95%に限るものではなく、他の値でもよい。また、z検定以外の他の統計的手法を適用してもよい。
続いて、上述のように構成された画像処理部10で行われる具体的な処理について説明する。図5は、本実施形態に係る画像処理部10で行われる具体的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図5の処理は、一例として、画像形成装置50の操作部等が操作されて色再現精度を確認する指示が行われた場合に開始する。
ステップ100では、簡易読取精度確認部16が、評価用画像情報を取得してステップ102へ移行する。本実施形態では、画像情報受付部12が受け付けた色評価用パッチチャート画像が形成された出力画像26の読取結果、及び出力画像26の色評価用パッチチャート画像を表す画像情報(CMYK)を評価用画像情報として取得する。
ステップ102では、簡易読取精度確認部16が、対目標色差が予め定めた閾値以上か否かを判定する。該判定は、CMYKの画像情報に対応する論理目標のデバイス非依存の色情報と、画像読取部22の読取結果のデバイス非依存の色情報との色差が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。例えば、各パッチ画像の平均色差が予め定めた閾値以上が否かを判定し、該判定が肯定された場合にはステップ104へ移行し、否定された場合には色再現精度が変化していないのでそのまま処理を終了する。
ステップ104では、簡易読取精度確認部16が、画像形成部28に原因切り分けチャート30の画像形成要求を行うことにより、画像形成部28が原因切り分けチャート30を出力してステップ106へ移行する。本実施形態では、上述したように、色差が小さい誤差小のパッチ画像群、及び色差が大きい誤差大のパッチ画像群をそれぞれ抽出する。そして、簡易読取精度確認部16が、抽出したパッチ画像群の画像形成指示を画像形成部28に対して行うことで、図2に示すように、原因切り分けチャート30を作成する。
ステップ106では、簡易読取精度確認部16が、原因切り分けチャート30の測色器24による測色結果の入力が行われたか否かを判定する。該判定は、測色器24の測色結果がユーザによって画像処理部10に入力されて測色情報受付部が受け付けたか否かを判定する。該判定が肯定されるまで待機してステップ108へ移行する。なお、ここでは原因切り分けチャート30をユーザが測色器24を用いて測色した結果を入力する形態として説明するが、原因切り分けチャート30を測色器24が自動的に測色して測色結果を画像処理部10に入力する形態としてもよい。
ステップ108では、簡易読取精度確認部16が、簡易読取精度確認用統計値を算出してステップ110へ移行する。本実施形態では、上述したように、統計的手法のz検定を行うためのz値を簡易読取精度確認用統計値として算出する。
ステップ110では、簡易読取精度確認部16が、読取用色変換情報に補正を加える必要があるか否かを判定するために、画像読取部22の読取精度が問題ないか否かを判定する。該判定は、ステップ108において算出したz値が、上述したように、−1.96<z<1.96であるか否かを判定する。該判定が否定された場合にはステップ112へ移行し、否定された場合にはステップ116へ移行する。なお、画像読取部22の読取精度は、画像読取部22の色特性が以前の読取用色変換情報を作成したときの特性から変化することにより低下する。
ステップ112では、読取用色変換情報作成部18が、読取用色変換情報作成の処理を行ってステップ114へ移行する。読取用色変換情報作成の処理は、パッチチャート画像が形成された出力画像26を画像読取部22によって読み取った読取結果と、出力画像26を測色器24によって測色した測色結果とを用いて、デバイス依存の色情報としてのRGB情報をデバイス非依存の色情報としてのLabに変換するための色変換情報を再作成する。例えば、読取用色変換情報作成の処理は、図6に示す処理を行うようにしてもよい。ここで、図6に示す読取用色情報作成の処理について説明する。図6は、読取用色変換情報作成の処理の流れの一例を示すフローチャートである。
ステップ200では、読取用色変換情報作成部18が、簡易読取用色変換情報の作成を行ってステップ202へ移行する。例えば、色変換情報の作成に用いられるパッチ画像の数を多く含むパッチチャート画像ではなく、予め定めた数の色評価用パッチチャート画像を用いて、簡易的に読取用色変換情報を作成する。本実施形態では、ステップ100において評価用画像情報を取得しているので、評価用画像情報を用いて読取用色変換情報を作成する。
ステップ202では、簡易読取精度確認部16が、対目標色差が予め定めた閾値以上か否かを判定する。該判定は、パッチチャート画像が形成された出力画像26が画像読取部22によって一度読み取られているので、再作成した読取用色変換情報を用いて色変換を行って、その結果を再度取得する。そして、ステップ102と同様に、CMYKの画像情報から求めた論理目標のデバイス非依存の色情報と、画像読取部22の読取結果のデバイス非依存の色情報との色差が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ204へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。
ステップ204では、読取用色変換情報作成部18が、読取用色変換情報再作成の処理を行って図5のステップ114へ移行する。読取用色変換情報再作成処理は、フルパッチ(例えば、1500パッチ等のパッチチャート画像)の出力画像26を画像形成部28によって形成する。そして、読取用色変換情報を再作成した画像読取部22によってフルパッチの出力画像26を読み取る、またはフルパッチの出力画像26を測色器24によって測色してLab情報を取得することで、画像形成用色変換情報を再作成する。なお、ステップ204は、読取用色変換情報再作成の指示を、表示等を行うことによってユーザに報知するだけでもよい。
一方、ステップ114では、簡易読取精度確認部16が、対目標色差が予め定めた閾値以上か否かを判定する。該判定は、パッチチャート画像が形成された出力画像26が画像読取部22によって一度読み取られているので、読取用色変換情報作成の処理によって作成された読取用色変換情報を用いて色変換を行って、その結果を再度取得する。そして、ステップ102と同様に、CMYKの画像情報から求めた論理目標のデバイス非依存の色情報と、画像読取部22の読取結果のデバイス非依存の色情報との色差が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ116へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。
ステップ116では、画像形成用色変換情報作成部20が、簡易画像形成用色変換情報作成の処理を行ってステップ118へ移行する。簡易画像形成用色変換情報作成の処理は、先に取得した出力画像26を使用して、画像形成部28における画像形成用色変換情報の作成を簡易的に行う。すなわち、ステップ100において、評価用画像情報が取得されているので、取得されている評価用画像情報を用いて画像形成用色変換情報を簡易的に作成する。また、再作成した画像形成用色変換情報を用いてパッチチャート画像が形成された出力画像26を画像形成部28によって再度画像形成するように、画像形成部28に画像形成指示を行う。そして、画像形成部28によって再度画像形成された出力画像26を画像読取部22が読み取る。
ステップ118では、簡易読取精度確認部16が、対目標色差が予め定めた閾値以上か否かを判定する。該判定は、再度画像形成された出力画像26の画像読取部22の読取結果を用いて、ステップ102と同様の判定を行う。すなわち、CMYKの画像情報から求めた論理目標のデバイス非依存の色情報と、画像読取部22の読取結果のデバイス非依存の色情報との色差が予め定めた閾値以上であるか否かを判定する。該判定が肯定された場合にはステップ120へ移行し、否定された場合にはそのまま処理を終了する。
ステップ120では、画像形成用色変換情報作成部20が、画像形成用色変換情報作成の処理を行って一連の処理を終了する。画像形成用色変換情報作成の処理は、フルパッチ(例えば、1500パッチ等のパッチ画像)の出力画像26を画像形成部28によって形成して、画像形成部28における画像形成用色変換情報の作成を行う。
なお、上記の実施形態では、デバイス依存の色情報としてRGB情報を適用し、デバイス非依存の色情報としてLab情報を適用した例を説明したが、それぞれこれに限定されるものではなく、それぞれ他の色空間の色情報を適用してもよい。
また、上記の実施形態に係る画像処理部10で行われる処理は、ソフトウエアで行われる処理としてもよいし、ハードウエアで行われる処理としてもよいし、双方を組み合わせた処理としてもよい。また、画像処理部10で行われる処理は、プログラムとして記憶媒体に記憶して流通させるようにしてもよい。
また、本発明は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
10 画像処理部
12 画像情報受付部
14 測色情報受付部
16 簡易読取精度確認部
18 読取用色変換情報作成部
20 画像形成用色変換情報作成部
22 画像読取部
24 測色器
26 出力画像
28 画像形成部
30 原因切り分けチャート
50 画像形成装置

Claims (7)

  1. 複数のパッチ画像が形成されたパッチチャート画像の中から抽出した前記複数のパッチ画像の中で、前記パッチチャート画像の読取結果と前記パッチチャート画像の論理目標との色差が相対的に大きい誤差大パッチ画像群と前記色差が相対的に小さい誤差小パッチ画像群とを読み取ってデバイス依存の色情報を生成し、生成したデバイス依存の色情報を、予め定めた色変換情報を用いてデバイス非依存の色情報に変換する変換部と、
    前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群の各々のパッチ画像群を測色した測色結果と、前記変換部の変換結果とを用いて、前記変換部による色変換精度を検出する検出部と、
    を備えた画像処理装置。
  2. 前記変換部は、前記パッチチャート画像を読み取って生成した前記デバイス非依存の色情報と、前記パッチチャート画像を表す画像情報に対応する論理目標の前記デバイス非依存の色情報との色差を用いて、前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群を各々抽出し、抽出した前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群が形成された色変換精度検出用画像を、前記誤差大パッチ画像群及び前記誤差小パッチ画像群として読み取る請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記検出部によって検出された前記色変換精度が予め定めた精度より低い場合に、前記色変換情報を再作成する第1作成部を更に備えた請求項1又は請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記第1作成部は、
    前記色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて前記色変換情報を作成する第1色変換情報作成部と、
    前記第1色変換情報作成部が用いる数より少ない数のパッチ画像を用いて簡易的に前記色変換情報を作成する簡易作成部と、
    を含む請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記検出部によって検出された前記色変換精度が予め定めた精度以上で、かつ前記測色結果と前記変換部の変換結果との色差が予め定めた色差以上の場合に、画像形成時に使用する画像形成用色変換情報を再作成する第2作成部を更に備えた請求項1〜4の何れか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記第2作成部は、
    前記画像形成用色変換情報を作成するために必要な数のパッチ画像を用いて前記画像形成用色変換情報を作成する第2色変換情報作成部と、
    前記第2色変換情報作成部が用いる数より少ない数のパッチ画像を用いて簡易的に前記画像形成用色変換情報を作成する第2簡易作成部と、
    を含む請求項5に記載の画像処理装置。
  7. コンピュータを、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像処理装置の各部として機能させるための画像処理プログラム。
JP2016166881A 2016-08-29 2016-08-29 画像処理装置及び画像処理プログラム Active JP6776730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166881A JP6776730B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 画像処理装置及び画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016166881A JP6776730B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 画像処理装置及び画像処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018037725A JP2018037725A (ja) 2018-03-08
JP6776730B2 true JP6776730B2 (ja) 2020-10-28

Family

ID=61566136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016166881A Active JP6776730B2 (ja) 2016-08-29 2016-08-29 画像処理装置及び画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6776730B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007324862A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Fujifilm Corp チャートデータ作成装置、チャートデータ作成プログラム、およびチャートデータ作成方法
JP2011151677A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Fuji Xerox Co Ltd 色処理装置及び色処理プログラム
JP5822574B2 (ja) * 2011-07-08 2015-11-24 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
JP5962548B2 (ja) * 2013-03-08 2016-08-03 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018037725A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5699661B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
JP5630112B2 (ja) 色変換係数生成装置、色再現特性修正装置及びプログラム
JP2002112055A (ja) 色再現特性表示装置および色再現特性表示プログラム記憶媒体
JP2006094512A (ja) 色域境界検出装置、色域境界検出方法及び色域マッピング方法
JP2008294554A (ja) 画像処理方法及び画像形成装置
US20160026905A1 (en) Color converting apparatus and a color converting method
JP2006094040A (ja) プロファイル作成装置、プログラムおよびプロファイル作成方法
JP2007329737A (ja) 色変換定義作成装置および色変換定義作成プログラム
US9355339B2 (en) System and method for color reproduction tolerances
JP6776730B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US9293113B2 (en) Image processing apparatus and control method thereof
JP4518011B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
CN103257834A (zh) 用于协助任意颜色再现的系统和方法
JP6984532B2 (ja) 画像処理装置、画像処理システム、およびプログラム
JP6891403B2 (ja) 変化度合い導出装置、変化度合い導出システム、変化度合い導出方法、これに用いる色既知体及びプログラム
JP2020088709A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US10477038B2 (en) Image processing apparatus, image processing system, and recording medium
US8149455B2 (en) Color reproduction method using B-spline approximation
US8379973B2 (en) Color processing apparatus and computer-readable medium storing color processing program
JP3505278B2 (ja) 色予測式の決定方法
JP2008017293A (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP6759860B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理プログラム
US10021274B2 (en) Color processing apparatus, color processing system, and non-transitory computer readable medium
JP6405962B2 (ja) 色差限度見本の作成方法および色差限度見本作成装置
JP2006174182A (ja) 画像評価装置、画像評価方法及びその記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190610

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200303

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200707

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200826

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200921

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6776730

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350