JP5958443B2 - 錠剤取出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、錠剤取出装置に関する。
これまでの調剤業務では、錠剤シート(PTPシート)で提供されている錠剤(薬)や散薬を一包化する際に、人の手によって錠剤シートから錠剤を取り出し、1回分ごとに錠剤を分包機へセットする必要があるため、作業が煩雑であるという問題があった。
そのため、特許文献1に開示されるような、分包作業を自動で行うことができる錠剤分包装置の開発が行われている。特許文献1では、錠剤シート保持部に積層して収容されている複数の錠剤シートの最下層(1段目)から順に錠剤シートを取出位置まで搬送させ、取出位置にきた錠剤シートの錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出している。
特開2013−28406号公報
ところで引用文献1に開示の錠剤取出装置では、錠剤シート保持部11から取出位置に至る経路に移動阻害部材44を設け、2以上の錠剤シートが重なった状態で取出位置に搬送されてしまうこと防止している。
しかし移動阻害部材44が引用文献1の図6に示すように錠剤シートの搬送方向に対して手前側に突き出すように設けられていると、次に搬送すべき錠剤シート(2段目)が移動阻害部材44に引っ掛かり、移動開始位置にセットできないことが懸念される。そうすると2段目以降の錠剤シートが搬送できず、取出動作を継続できなくなってしまう。つまり移動阻害部材44は、錠剤シートが引っ掛からない角度とし、錠剤シート保持部から確実に錠剤シートを搬送(正方向)できるように設けることが必要である。
また、このような錠剤取出装置においては患者の必要数のみの錠剤を錠剤シートから取り出しているため、錠剤の全てが除包されていない錠剤シートは、取出位置から錠剤シート保持部11に逆搬送させてユーザが取り出せるようにすることが望まれる。さらに搬送に失敗した場合などにも取出位置の側から錠剤シート保持部11へ搬送(逆方向)させることも想定される。すなわち錠剤シートを逆方向に搬送する場合にも、錠剤シートが引っ掛からないように移動阻害部材44が設けられていることが求められている。
本願発明は上記課題を解決するためになされたものであり、錠剤シートを錠剤シート保持部と取出位置との間でいずれの方向に搬送する場合でも、確実に搬送できる信頼性の高い錠剤取出装置を提供することを目的としている。
このような課題に対し本発明の錠剤取出装置は、複数の錠剤シートを積層して保持可能な錠剤シート保持部と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出手段と、錠剤シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段で上流である前記錠剤シート保持部から下流である前記錠剤取出手段へ向かう第一の方向に、錠剤シートが搬送される際に、前記錠剤シート保持部から1つの錠剤シートが搬送されるように制限する制限部材と、を有する錠剤取出装置であって、前記搬送手段は、前記第一の方向と、当該第一の方向とは逆の第二の方向に、前記錠剤シートを搬送可能であり、前記制限部材は、前記搬送方向に関して流側が重力方向下側となるように傾斜している第1の面と、前記搬送方向に関して上流側が重力方向下側となるように傾斜している第2の面とを備え、重力方向に関して凸形状の連続した部材として設けられていることを特徴とする特徴としている。
錠剤シート保持部と錠剤取出位置との間に設けられた部材をこのような形状とすることにより、錠剤シートを錠剤シート保持部と取出位置との間でいずれの方向に搬送する場合でも確実に搬送することができる信頼性の高い錠剤取出装置を提供することができる。
包装装置と錠剤供給装置を示す図である。 錠剤供給装置を示す図である。 錠剤取出ユニットの内部構造を示す図である。 錠剤取出ユニットの内部構造を示す図である。 錠剤供給装置の内部構造を示す図である。 錠剤供給ユニットの内部構造を示す図である。 包装ユニットの内部構造を示す図である。 包装ユニット701の内部構造の一部(703、704、705)を拡大した図である。 錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。 錠剤供給装置10を正面から見た図である。 錠剤供給装置10を横(正面から見て右側)から見た図である。 図10に示した錠剤供給装置10の一部を拡大した図である。 錠剤供給装置10の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。 錠剤取出ユニットの内部構造の概略図である。 錠剤取出ユニットを後方側から見た概略図である。 錠剤供給装置の側面から錠剤取出ユニットを見た概略図である。 図16の錠剤取出ユニットの一部を拡大した図である。 錠剤取出ユニットの比較例である。 錠剤取出ユニットにガイドレールを設けた場合の概略図である。 錠剤取出ユニットにガイドレールを設けた場合の概略図である。
以下、図面を用いて、本発明の錠剤供給システム(図1)について説明する。
図1は、包装装置5と錠剤を取り出して包装装置5に供給する錠剤供給装置10を含む錠剤供給システム(錠剤取出システム)を示す図である。図1は、錠剤供給装置10、及び錠剤供給装置10から供給された錠剤を包装する包装装置5を含む錠剤供給システムを示す図である。1は、錠剤取出ユニットであり、錠剤シートから錠剤を取り出すユニットである。図2(a)は、図1の一部領域を拡大して示す図である。さらに、図2(b)は、錠剤シートを錠剤取出ユニットに投入するための投入口203の部分を拡大した図である。
錠剤シートは、薬剤をアルミなどの薄い金属とプラスチックで1錠ずつ分けて包装したものであり、一般的にPTPシート(press through pack)と呼ばれている(以下錠剤シートのことをPTPシートとも称する)。各投入口203には、複数の錠剤シートを積層した状態で保持させておくことができる。このように複数の錠剤シートを積層して保持可能とすることで、毎回投入口203に錠剤シートをユーザが供給する必要がなくなるため、連続して錠剤の取出動作を行わせることができる。
錠剤供給装置10には複数の錠剤取出ユニット1(錠剤取出部)が収納されている。錠剤取出ユニット1は、本発明の錠剤取出装置の適用例である。錠剤取出ユニット1は、幅方向(左右方向)に6つが並べられ、この6つの錠剤取出ユニット1からなる組が上下に3段に配置されている。すなわち、錠剤取出ユニット1は、左右6列、上下3段に配列されている。このように錠剤供給装置10は複数の錠剤取出ユニット1を備えているが、錠剤取出ユニット1の数は1でもよい。
5は、包装装置であり、錠剤供給装置10の錠剤取出ユニット1から供給された錠剤を包装する装置である。103は、散薬投入部であり、包装装置5で分包する散薬を投入する部分である。散薬投入部103に投入された散薬は、投薬1回分ごとに分けられ、これを後述するメインホッパー505に投入することで、1回分ずつに分包される。10は、錠剤供給装置であり、1または複数の錠剤取出ユニット1と、錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を供給する錠剤供給ユニット400とを備えている。
錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1により錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して、錠剤供給ユニット400の供給経路を経て、包装装置5に供給する。錠剤供給装置10は、図1に示す通り、複数の錠剤取出ユニット1を備えている。さらに錠剤供給装置10は、1又は複数の錠剤を、それぞれ錠剤収容部に封入された錠剤シート(PTPシート)から錠剤を取り出して供給する。
次に、図3を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
図3は、錠剤取出ユニット1の内部構造を示す図である。なお、図3は、錠剤取出ユニット1が2つ並んで配置されている例を示している。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シート51を搬送する搬送機構と、搬送機構により搬送された錠剤シート51が載置される載置台と、載置台上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧して錠剤を取り出す押出し機構とを有している。投入口(錠剤シート保持部)に複数の錠剤シート51が積層した状態で保持されている場合には、最下層の錠剤シートから順に搬送機構により除包位置(錠剤取出位置)となる載置台に搬送されることになる。。錠剤シート51は、錠剤を収容する錠剤収容部を有するシート本体の下面に、アルミニウム等からなる金属箔などを用いた封止シートを設けることによって錠剤が錠剤収容部に密封されたものである。さらに錠剤シート51は、シート部上に凸状の錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて2列に並んだ形態である。各列をなす複数の錠剤収容部は錠剤シート51の長さ方向に沿って並んでいる。
なお、錠剤シート51としては、シート部上に錠剤収容部が2列に並んだ形態のものに限らず、錠剤収容部が錠剤シート51の長さ方向に1列に並んだ形態や、錠剤収容部が幅方向に間隔をおいて3列以上の複数列に並んだ形態も可能である。
ここで、さらに、図4を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。図4は、錠剤取出ユニット1の内部構造(断面)を示す図であり、錠剤取出ユニット1を右側面から見た図である。具体的には錠剤シートの投入口203にPTPシートをセットし、PTPシートを除包位置(錠剤の取出位置)まで搬送を行った際の図である。
錠剤取出ユニット1は、錠剤シートを搬送する錠剤シート搬送機構(搬送ローラ)と、錠剤シートが載置される載置台18と、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出機構(押出し機構)とを備えている。39は、下部ローラである。
錠剤シート搬送機構は、錠剤シート51を進行方向に向け搬送するものであって、進行方向に沿って互いに間隔をおいて複数設けられた下部ローラ39と、進行方向に沿って互いに間隔をおいて設けられた上部ローラ40とを備えている。
下部ローラ39は、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、PTPシート部の重力方向に関して下面側に当接して錠剤シート51に進行方法への力を加えることができる。そして上部ローラは、駆動源(不図示)により回転駆動可能であり、PTPシート部の重力方向に関して上面に当接して錠剤シート51に進行方向への力を加えることができる。
上部ローラ40および下部ローラ39の幅方向に関する配置位置は、2列の錠剤収容部の間に相当する位置であるため、上部ローラと下部ローラとは錠剤シートを搬送する際に錠剤収容部52に当接することはない。つまり、下部ローラ39と上部ローラとは、錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シートを進行方向(錠剤取出装置の後方方向)に搬送できる。さらに、下部ローラ39と上部ローラ40は錠剤シート部を上下から挟み込んで錠剤シート51を進行方向とは逆の方向にも搬送できる。
24は、導入シュートである。導入シュート24は、載置台の下面側に設けられており、錠剤シート51から取り出された錠剤を、後述する錠剤導入路401に導くものである。すなわち、導入シュート24は、載置台の下面側に排出口を有しており、錠剤シート51から取り出された錠剤はその排出口を通り、後述する錠剤導入路401に落ちていく。なお、この導入シュート24は、錠剤取出ホッパーとも言う。
錠剤取出ユニットは、載置台18上に錠剤シート51を搭載した状態で、押出し機構で錠剤を押し出すことで錠剤の取出動作を行う。また、錠剤取出ユニット1は、載置台18上の錠剤シート51の錠剤収容部を押圧する速度を変更させる変更機構をさらに有している。そして錠剤取出ユニットの所定の動作で錠剤が取り出せなかった場合には、押出し機構の押出し速度を通常の速度より高速に変更して錠剤収容部の押圧を行い、取出動作の継続(リトライ)を行う。またリトライの際には、錠剤収容部の押圧を再度行う前に1度目の載置台18上の押圧位置から所定の距離だけ搬送手段で錠剤シート51を搬送させ、この状態で押出し機構で錠剤収容部の押圧する。このような状態でリトライ動作を行うことにより、1度の取出動作で錠剤が取り出されなかったとしても、確実に錠剤を取り出すことができる。
次に、押出し機構の詳細について説明する。押出し機構は、錠剤収容部の中央付近を押圧する内側押圧体83と、内側押圧体83を取り囲むように設けられ、中央付近よりも外側の部分を押圧する外側押圧体84とを含んで設けられている。この内側押圧体83と外側押圧体84とが独立して動作することでPTPシートの錠剤収容部を押圧し、PTPシートから錠剤を取り出す。具体的には押出し機構は、内側押圧体83よりも先に外側押圧体84により錠剤収容部を押圧する。
内側押圧体83の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が狭くなるように設けられている。そのため、内側押圧体83を錠剤を取り出すために下降させると、錠剤シートの錠剤収容部の面よりも重力方向に関して下側に至るまで先端が到達し、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が下側に突き出る。
一方、外側押圧体84の先端は、錠剤取出ユニットに搭載されることが想定されるほとんどの錠剤シート51の錠剤収容部よりも面積が広いので、錠剤を取り出すために下降させても、錠剤シート51の金属箔に開いた穴から先端が突き出ない。
すなわち、外側押圧体84を用いて最初に錠剤シート51の錠剤収容部を押し潰し、その後、内側押圧体83で錠剤を確実に押し出すというように用いられる。
また、錠剤取出機構(押出し機構)は、外側押圧体84を昇降させる第1昇降機構と、内側押圧体83を昇降させる第2昇降機構とを有している。
第1昇降機構は、外側押圧体84が取り付けられた第1昇降体93と、回転駆動して第1昇降体93を昇降させるカム94と、第1昇降体93を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第1昇降体93は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に外側押圧体84が取り付けられている。カム94は、外側押圧体84の昇降動作を考慮して設計された形状の板状体であり、駆動機構によって回転駆動する軸部に固定されている。
カム94は、第1昇降体93の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第1昇降体93を押圧することによって高さ位置を調整し、これによって外側押圧体84の高さ位置を調整する(外側押圧体84の昇降動作を行う)ことができる。第1昇降機構は、カムの回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、外側押圧体84の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
第2昇降機構は、内側押圧体83が取り付けられた第2昇降体98と、回転駆動して第2昇降体98を昇降させるカム99と、第2昇降体98を上昇方向に付勢する付勢部材(ばね)とを備えている。
第2昇降体98は、前後方向にわたって延在する柱状体であり、前端部に内側押圧体83が取り付けられている。カム99は、第2昇降体98の上面側に設けられ、軸部の回転に伴って回転駆動し、第2昇降体98を押圧して高さ位置を調整し、これによって内側押圧体83の高さ位置を調整する(内側押圧体83の昇降動作を行う)ことができる。第2昇降機構は、カム99の回転動作のタイミング、カムの形状、軸部に対するカムの固定位置などの設定によって、内側押圧体83の昇降動作のタイミングや変位量を任意に設定できる。
このため、カム94とカム99は、それぞれ第1昇降体と第2昇降体に対して互いに独立に動作可能であり、内側押圧体83と外側押圧体84は、互いに独立に昇降動作させることができる。
錠剤取出機構における2つのカムの回転動作のタイミング等は、錠剤位置検出機構の検出部からの信号に基づいて定めることができる。具体的には、検出された錠剤収容部の位置に合わせて内側押圧体83と外側押圧体84を動作させることができる。
錠剤取出ユニット1は、PTPシートの錠剤収容部の押圧をする前に、押圧される錠剤収容部の長さや押圧される錠剤収容部の位置を検知することができる検出機構17をさらに有している。そして錠剤供給装置は、検出した錠剤収容部の長さや錠剤収容部の位置に応じて押圧に最適な位置を算出し、当該位置とするために必要な搬送距離を算出することもできる。つまり搬送機構(下部ローラ39、上部ローラ40)は、搬送距離により載置台18上の錠剤収容部が押圧するために必要な最適位置に錠剤シートを搬送することができる。
次に、図5を用いて、錠剤供給装置10の内部構造について説明する。図5は、錠剤供給装置10を正面から見た図である。
204は、光学センサ(ビームセンサ)等で設けられた、落下物を検知する検知機構である。除包された錠剤が導入シュート24内を落下する際、除包された錠剤がセンサ上を通過し光の一部を遮光することになる。このビームセンサの光の一部が遮光され、光量が変化した状態をON状態とし、遮光されておらず光量が変化しない状態をOFF状態とする。このON/OFF状態を用いて落下物の有無の判定を行うことができる。さらに錠剤落下検出機構は、光学センサ204と錠剤の通過をカウントする落下錠剤カウンタとを有する。すなわち錠剤供給装置10には、検知機構で錠剤の通過を検知可能となるように設けられており、押圧により錠剤収容部から錠剤が取り出されたか否かを判定することができる。
つまり取出動作を行っても錠剤の通過が検知されない場合には、押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)させる。これにより、確実に錠剤の取り出しを行うことができる。一方、取出動作後に錠剤の通過が検知された場合には、取出動作後に押出し機構による錠剤収容部の押圧動作を継続(リトライ)しない。
401は、錠剤導入路(通過経路)である。錠剤導入路401は、導入シュート24と導通しており、錠剤シートから取り出され落下した錠剤を導入シュート24から第1集積ホッパーに中継する。
次に、図6を用いて、錠剤供給ユニット400の内部構造について説明する。第1集積ホッパー402は、錠剤取出ユニット1により、PTPシートから取り出された錠剤が導入シュート24を落下して通り、そして、導入シュート24から錠剤導入路401を通り、該錠剤が集積される部分である。すなわち、錠剤導入路401は、第1集積ホッパー402と直接、導通している。
第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402で集積された錠剤をさらに集積する。すなわち、第2集積ホッパー501は、第1集積ホッパー402と導通している。
つまり第1集積ホッパー402に落ちてきた錠剤50は、第2集積ホッパー501に落ちて集積される。
第1の送り出し機構502は、第2集積ホッパーに集積された錠剤50を第3の集積ホッパーに移動させる。第3集積ホッパー503は、第1の送り出し機構502により送り出(移動)された錠剤を集積する。そして第2の送り出し機構504が、第3集積ホッパーに集積された錠剤をメインホッパー505に移動させる。そしてメインホッパー505は、第2の送り出し機構504により送り出(移動)された錠剤(1回分)を集積し、包装シート(分包紙)の中に集積した錠剤を投入する。
次に、図7、図8を用いて、包装ユニット701の内部構造について説明する。
図7は、包装ユニット701の内部構造を示す図である。図8は、図7に示す包装ユニット701の内部構造の一部(703、704、705)を拡大した図である。
包装ユニット701は、包装装置5内のユニットである。702は、包装シートが連なるロール紙(分包紙がロール状になっている紙)を包装機構に送り出すロール紙送出機構である。703は、メインホッパー505内に集積された錠剤(1回分の錠剤803)が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。そして704では、メインホッパー505内に集積された錠剤が包装シートの中に投入され、当該包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する(包装機構)。すなわち、包装機構703と、包装機構704とで、包装シートを加熱し溶着することにより、包装シートの中に投入された錠剤を、包装シートの中に封入する。
705は、連なるロール紙を1包毎の包装シート(1つの包み802)に分断するための分断用ミシン目801を包装シートに形成する分断機構である。706はプリンタであり、包装シートに、日付、患者データ、エラー情報を印字する(印字機構)。
このような図7及び図8に示す包装ユニットにより、投薬1回分の錠剤または散薬を包装シートに分包することができる。なお包装シートとしては、表面に熱溶着可能な樹脂材をコーティングした紙のみならず、中身を視認することができる透明なフィルム材を用いることもできる。
次に、図9を用いて、錠剤取出ユニット1の内部構造について説明する。
901は、錠剤シートの投入口203のカバーである。カバー901を開けることにより、錠剤シート51を投入口203に入れることが出来るようになる。
また、図9に示す24は、導入シュートであり、既に、図4などを用いて説明しているため、ここでは説明を省略する。
次に、図10を用いて、錠剤供給装置10について説明する。図10は、錠剤供給装置10を正面から見た図である。図10に示す1は、図1にも示している通り、錠剤取出ユニットである。錠剤取出ユニット1で、PTPシートから取り出された錠剤は、導入シュート24を通り、そして、錠剤導入路401を通り、第1集積ホッパー402に落ちていく。
次に、図11を用いて、錠剤供給装置10の錠剤供給ユニット400が備える各構成について説明する。図11は、錠剤供給装置10を横(正面から見て右側)から見た図である。図10でも説明したが、錠剤取出ユニット1で、PTPシートから取り出された錠剤は、導入シュート24、錠剤導入路を通り、第1集積ホッパー402内に落ちてくる。
そして、第1集積ホッパー402を通った錠剤は、第2集積ホッパー501を通り、第1の送り出し機構502に送られる。第1の送り出し機構は、第1の中継ユニットである。
そして、第1の送り出し機構502は、錠剤を第3集積ホッパー503に送り、第3集積ホッパー503は、第2の送り出し機構504に錠剤を送る。第2の送り出し機構504は、第2の中継ユニットである。第2の送り出し機構504は、第2の送り出し機構504に送られた錠剤を、メインホッパー505に送る。
次に、図12を用いて、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤がどのように、導入シュート24、錠剤導入路401、第1集積ホッパー402を通るかについて説明する。
図12は、図10に示した錠剤供給装置10の一部を抜粋した図である。すなわち、図10に示す錠剤取出ユニット1を2段分削除した図が、図12である。図12に示す点線の矢印1201は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。また、図12に示す通り、第1集積ホッパー402の左側の導管、及び真ん中の導管の幅は、直径が78mmである。
次に、図13を用いて、錠剤供給装置10の錠剤供給ユニット400が備える各構成について説明する。図13は、錠剤供給装置10の内部を横(正面から見て右側)から見た図である。図13に示す点線の矢印1201は、錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤の移動経路を示している。また錠剤供給ユニット400には、図13に示すように第1の段と第2の段と第3の段とが重力方向に関して重なるように設けられている。各段には、錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出ユニット1、錠剤導入路401、及び導入シュート24が設けられている。
最上段1301(第1の段)の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第1の段1301の導入シュート24、中段1302(第2の段)の錠剤導入路401、下段1303(第3の段)の錠剤導入路401を通過して第1の傾斜部1401に至る。また、第2の段1302の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第2の段1302の導入シュート24、第3の段1303の錠剤導入路401を通過して第1の傾斜部1401に至る。また、第3の段1303の錠剤取出ユニット1から取り出された錠剤は、第3の段1303の導入シュート24を通過して第1の傾斜部1401に至る。
最上段1301(第1の段)の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第1の傾斜部1401までの距離は、約460mmである。そして中段1302(第2の段)の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第1の傾斜部1401までの距離は、約265mmである。
また、第1集積ホッパー402の長さは、約362mmである。すなわち、最下段の錠剤取出ユニット1の導入シュート24の出口から、第2集積ホッパー501までの距離は、約362mmである。各段の錠剤取出ユニット1で、PTPシートから錠剤が取り出されると、錠剤は、導入シュート24を通り、導入シュート24の出口から、錠剤導入路401を通り、そして、第1集積ホッパー402に入り、第2集積ホッパー501に集積される。
この時、錠剤供給装置10全体の分包時間を短縮させることを考慮すると、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口から、まっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めることが考えられる。しかし最上段の錠剤取出ユニット1で取り出された錠剤を、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口からまっすぐ下に垂直落下させ、第2集積ホッパー下部に収めると約876mmもある。そのため、錠剤が割れたり、欠けたりして破損してしまう可能性が高くなる。また、PTPシートから取り出される薬が、カプセルの場合は凹んだりして変形をしてしまう可能性が高くなる。
錠剤供給装置10は、錠剤取出ユニット1が複数積み上げられて使用できるようになっている。そのため特に最上段の錠剤取出ユニット1から錠剤が落下する場合には、導入シュート24(錠剤取出ホッパー)出口から第2集積ホッパーまでの距離が非常に長くなり、PTPシートから取り出される錠剤又はカプセルが、破損してしまう可能性が高くなってしまう。
そこで、第1集積ホッパー402の上部に、分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第1の傾斜部1401を設ける。すなわち、第1集積ホッパー402の上部の一部をオフセットさせる。具体的には重力方向から約32°の傾斜を有する第1の傾斜部1401としている。
また、第2集積ホッパー501においても、第1集積ホッパー402から第2集積ホッパー501の下部にダイレクトに錠剤が到達しないように、第2集積ホッパー501も分包時間を余りロスしない程度に錠剤をバウンドさせる第2の傾斜部1402を設けている。
具体的には、第2の傾斜部1402は、水平方向より約40°の傾斜としている。
なお上述の第1の傾斜部1401及び第2の傾斜部402の角度は一例であり、落下してくる錠剤がバウントして(落下スピードを落として)、その後の経路に移動可能な角度(次の供給部に落下により供給可能な角度の傾斜)であれば、どのような角度でもよい。
このように第1集積ホッパー402に第1の傾斜部1401、第2集積ホッパー501に第2の傾斜部1402を備えることで、錠剤取出ユニット1の導入シュート24出口から、第2集積ホッパー501の下部までダイレクトに錠剤が落下することを防止できる。これにより錠剤の落下向きを変えることができ、錠剤が破損や変形しない程度のクッションを与えることができる。その結果、落下してくる錠剤が第2集積ホッパー501の下部に到達した時の衝撃を和らげることができ、錠剤が破損、変形する可能性を低減させることが出来るようになる。
第1の傾斜部は、錠剤取出装置から落下してきた錠剤が接触する位置に設けられており、第2の傾斜部は、第1の傾斜部に接触した錠剤がさらに落下して接触する位置に設けられている。
また、第1の傾斜部1401、第2の傾斜部1402に、ゴムなどの、衝撃を吸収する材料(衝撃吸収材)を更に設けることにより、錠剤の衝撃をさらに抑えることが可能となる。
次に、錠剤取出ユニット1の制限部材について図14〜図18を用いて説明する。図14は、錠剤ユニット1の内部構造の概略図である。図15は、図14の錠剤ユニット1を装置を後方から見た際の概略図を示している。図16は、図15の錠剤ユニット1を装置の右側面側から見た際の概略図を示している。図17は、図16の概略図の一部を拡大した図である。図18は、錠剤ユニットの制限部材の比較例を示したものである。
錠剤取出ユニット1には、錠剤シートを投入口203から取出位置となる載置台18に向かって(錠剤シート搬送方向:順方向)搬送する際に複数の錠剤シートが搬送されることを制限する制限部材1411が設けられている。制限部材1411は投入口203の領域と錠剤を押し出す領域とを仕切る仕切板1412の重力方向下方側に設けられている。制限部材1411は、装置を正面から見た状態において、錠剤シート51の中央部である仕切板の中央部に位置するように配置されており、先端部1411cが重力方向に関して凸形状となるように金属等からなる部材を折り曲げて設けられている。具体的には、錠剤シート51の錠剤収容部に干渉しないように、2列に並んだ錠剤収容部の中央部となるように位置している。先端部1411cの形状としては、尖った形状であることが好ましいがなだらかな形状としてもよい。また先端部1411cを横に幅を持たせて水平直性部を設けたようなU字形状のように設けてもよい。
先端部1411cの位置は、図15からわかるように投入口203に正姿勢の状態(錠剤収容部がシート部材の上側にある状態)で複数積層された錠剤シートの最下層(1段目)のシート部材よりも上となっている。さらに2段目の錠剤シートのシート部材よりも下の位置となるように設けられている。
また、制限部材1411の先端部1411cの位置は、錠剤シートが逆姿勢(錠剤収容部がシート部材の下側にある状態)にある場合には、シート部材の位置よりも下に来る位置となっており、錠剤シートの搬送が阻止される長さとなっている。すなわち、投入口203の最下層(1段目)であっても姿勢が適正でなければ取出位置に錠剤シートが搬送されることはない。上述のような先端部1411cの位置は、一般的に流通している本発明者らが多種類の錠剤シートを計数することにより算出した値をもとに決定したものであり、世に流通する薬剤の多くで1段目のみが搬送可能となるように設定してある。
そのため、少量ではあるが1段目と2段目の錠剤シートが同時に搬送されてしまうこと(以下、重送とも称する)も懸念されるが、そのような場合に対応できるようにユーザが制限部材1411の位置を調整できるように設けておくことが好ましい。なお、先端部1411cの位置を調整できなくとも、重送される可能性があると判断される錠剤シートで除包動作を行うことが特定された場合には、ユーザに重送される可能性がある旨を装置のディスプレイ等を用いて通知するように設けてもよい。なお本実施例では、図17に示すように最適な値として1.30mmを設定している。
次に、図16と図17を用いて抑制部材1411の最適なV字形状について説明する。投入口203に積層されている複数の錠剤シートは、下層側から順に搬送支持部材60の搬送面に支持された状態で上部ローラ40と下部ローラ39等の搬送機構により順方向に順次搬送される。言い換えると、錠剤シートは搬送面に支持された状態で制限部材と対向する位置を搬送手段によって搬送される。
このとき、抑制部材1411が投入口203の側に向かって傾斜していると、1段目の錠剤シートが搬送されたのちに、2段目の錠剤シートが抑制部材1411に引かってしまう可能性がある。このように2段目の錠剤シートが抑制部材1411に引っかかると、搬送機構で搬送開始できる開始位置にセットされず、連続した除包動作が行えなくなってしまうことになる。
そのため、制限部材1411の搬送方向に関して上流側の第1の面1411aは、搬送支持部材60の搬送面に対して角度θ1を鋭角となるように設ける必要がある。なお、角度θ1を小さくしすぎると重送される可能性が高くなるため、θ1は、70°以上80°未満とすることが好ましく、最適な角度として本実施例では75°を採用して図示している。
また、錠剤取出ユニット1では、錠剤の全てが除包されず完全に使い切られなかった錠剤シートを取り出したい場合や、搬送に失敗したりした場合に、載置台18に載置された錠剤シートを逆搬送させて投入口203から取り出すこともある。
図18に示す比較例のように、制限部材1411を載置台18の側に傾斜させただけの構成では、錠剤シート51の端部が反っていたりすると、逆搬送させた際に抑制部材1411に突かえてしまい投入口203から取り出せなくなる可能性がある。そのため、逆搬送の際に錠剤シートが抑制部材1411に突かえないように、制限部材1411の搬送方向に関して下流側の第2の面1411bは、搬送支持部材60の搬送面に対して角度θ2を鋭角となるように設ける必要がある。なお、角度θ2はスムーズに投入口203の側に錠剤シートをガイドできるように、θ2は、50°未満とすることが好ましい。また、角度θ2が小さすぎると逆搬送の際に、上部ローラ40と抑制部材1411の第2の面1411bの端部との間に錠剤シート51が入り込んでしまう可能性があるため、θ2は0°より大きくすることが好ましい。本実施例では最適な角度として45°を採用して図示している。また、確実に上部ローラ40と抑制部材1411の第2の面1411bの端部との間に錠剤シート51が入り込んでしまうことを防止するために、第2の面1411bの端部と上部ローラ40との間の最短距離は、所定の距離未満とすることが好まし。具体的には、所定の距離は一般的に流通している錠剤の厚みの平均であり、本実施例では一例として0.60mmで図示している。
このように、逆搬送を確実にできるように制限部材を設けることで、すべての錠剤が取り出されていない錠剤シートを適宜回収して別の機会に利用できるようにすることで錠剤の無駄をなくすことができる。また、すべての錠剤が取り出された錠剤シートの排出先と、すべての錠剤が取り出された錠剤シートとの排出先(投入口203)を異なる位置とするころで、錠剤シートの在庫管理を容易に行うこともできる。また、搬送に失敗した場合に無理やり搬送を続けて深刻な状況になることを防止できる。
すなわち、抑制部材1411は、第1の面1411aと第2の面1411bとが先端部1411cを凸形状を先端として連続した部材として設けられており、搬送面と第1の面との角度θ1と、搬送面と第2の面との角度θ2とをいずれも鋭角となっている。このように設けることにより、シート部材の先端や後端が反っていたり、シート部材が抑止部材1411に接した場合でも、順方向と逆方向のいずれの搬送方向に対しても制限部材1411に引っかかることなく確実に搬送が行えるようにすることができる。
次に、図19を用いて制限部材1411の他にさらに重送を防止するための部材を設けた場合を説明する。
先に説明したように、錠剤シートの種類によっては図14に示すような制限部材1411を設けていたとしても、重送を防止することができずに複数の錠剤シートが投入口203から仕切板1412を超えて搬入されてきてしまう場合がある。これは、一般に流通する錠剤シートの厚さや錠剤の形状が多種多様であるためであり、錠剤の形状(厚み)が小さかったりした場合に顕著にみられる。このような状態を防止するためには、図19に示すように制限部材1411より搬送方向(順方向)に関して下流側にガイドレール1801(他の制限部材)を設けることが好ましい。ガイドレールは、第3の面1801aと第4の面1801bとが連続した部材として設けられている。具体的には搬送方向に関して上流側の第3の面1801aは下流側に向けて徐々に下がるような傾斜部として設けられ、搬送方向に関して下流側の第4の面1801bは、水平になるように設けられている(以下、第4の面を水平面とも称する)。すなわち、ガイドレール1801は、搬送支持部材60の搬送面を延長した仮想面と第3の面1801aとのなす角度と搬送面を延長した仮想面と第4の面1801bとのなす角度とは鋭角となるように設けられている。
さらに、ガイドレール1801の先端部1801c(頂点)と搬送支持部材60の搬送面を延長した仮想面との最短距離は、制限部材1411の先端部1411cと搬送支持部材60の搬送面の最短距離よりも狭くなるように設けられている。
次に、このようなガイドレール1801により重送が解消される状況を説明する。仕切板1412を超えて重送された2枚の錠剤シートは、第3の面1801aに突き当たる。重送時には、たいてい錠剤シートの1段目(下側)の先端が2段目(上側)の先端よりも前に搬送されているため、1段目(下側)の搬送シートが搬送方向に対して傾斜角を有した第3の面1801aに2段目より先に突き当たることになる。そうすると、第3の面1801aに沿って搬送される1段目(下側)が先にシートガイドの水平面の領域に入ることになる。このとき、1段目は先端部1801cに接した状態で水平面の領域に搬送されていくため、2段目はシートガイドの水平面の領域に入ることが阻害され、重なった2枚のシートは離間されることになる。すなわち、仕切板を超えて重送が発生する可能性のある錠剤シートであってもガイドレール1801を設けることにより、重送を解消した状態で取出位置に搬送させることができる。
図19では、見易さのために上部ローラ40および下部ローラ39等の搬送機構を図示しなかったが、図20に搬送機構を図示したガイドレールを備える錠剤取出ユニットの概略図を示す。
図20の破線aは上部ローラ40と下部ローラ39の中心位置を示しており、破線bはガイドレールの先端部1801cの位置を示しており、破線cは抑制部材1411の先端部1411cの位置を示している。幅1901は破線aと破線bとの間の距離を示しており、幅1902は破線bと破線cとの間の距離を示している。
幅1901と幅1902とからわかるように、上部ローラ40と下部ローラ39の中心位置は、シートガイドの先端部1801cよりも搬送方向に関して下流側に位置されている。このような位置とすることで、シートの重送を解消した後にローラがにはさみこまれるようにすることができる。言い換えるとシートの重送によるローラ部での詰まりを防止することができる。
仮にこのローラ部の中心位置を、先端部1801cよりも搬送方向に関して上流側に配置してしまうと、重送状態のシートをローラが鋏こんで搬送を開始させてしまい、ガイドレールを設けていたとしても重送を解消することができない可能性が生じてしまう。そうすると、順方向への搬送も逆方向への搬送も行えない状態となりユーザによる除去作業が発生してしまうことになる。
すなわち、ガイドレールを設ける場合には、ガイドレールの先端部1801cの位置を上部ローラ40と下部ローラ39の中心位置よりも上流側にすることが必要である。
1 錠剤取出ユニッ
1601 着脱部材
1411 制限部材
1801 ガイドレール
203 錠剤シート保持部(投入口)

Claims (8)

  1. 複数の錠剤シートを積層して保持可能な錠剤シート保持部と、
    錠剤シートから錠剤を取り出す錠剤取出手段と、
    錠剤シートを搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で上流である前記錠剤シート保持部から下流である前記錠剤取出手段へ向かう第一の方向に、錠剤シートが搬送される際に、前記錠剤シート保持部から1つの錠剤シートが搬送されるように制限する制限部材と、を有する錠剤取出装置であって、
    前記搬送手段は、前記第一の方向と、当該第一の方向とは逆の第二の方向に、前記錠剤シートを搬送可能であり、
    前記制限部材は、前記搬送方向に関して下流側が重力方向下側となるように傾斜している第1の面と、前記搬送方向に関して上流側が重力方向下側となるように傾斜している第2の面とを備え、重力方向に関して凸形状の連続した部材として設けられていることを特徴とする錠剤取出装置。
  2. 前記錠剤シートは前記制限部材と対向する位置にある搬送面に支持された状態で前記搬送手段によって搬送され、
    前記錠剤取出装置を側面側から見たときに、前記第1の面と前記搬送面とのなす角度と前記第2の面と前記搬送面とのなす角度とは、いずれも鋭角に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の錠剤取出装置。
  3. 前記制限部材は、当該制限部材の凸形状の先端部と前記搬送面との最短距離を調整することで、前記1つの錠剤シートのみが搬送されるように調整していることを特徴とする請求項2に記載の錠剤取出装置。
  4. 前記制限部材の凸形状の先端部と前記搬送面との最短距離が、2つの錠剤シートが重送されてしまう所定の距離以上であると判断された場合には、ユーザにその旨を通知する通知手段をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の錠剤取出装置。
  5. 前記搬送方向に関して下流側に前記制限部材とは異なる他の制限部材をさらに有し、
    前記他の制限部材と前記搬送面を延長した仮想面との最短距離は、前記制限部材の重力方向に関する凸形状の先端部と前記搬送面との最短距離よりも狭いことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1項に記載の錠剤取出装置。
  6. 前記錠剤取出装置を側面側から見たときに、前記他の制限部材の前記錠剤シート保持部から前記錠剤取出手段で錠剤が取り出される錠剤取出位置に向かう搬送方向に関して上流側の第3の面と前記仮想面とのなす角度は鋭角に設けられており、かつ、前記他の制限部材の前記搬送方向に関して下流側の第4の面と前記搬送面とのなす角度は鋭角に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の錠剤取出装置。
  7. 前記搬送手段は、前記搬送方向と交差する方向に錠剤を収容する錠剤収容部複数配置された錠剤シートを搬送し、
    前記制限部材は、前記搬送手段で搬送される錠剤シートの隣接する錠剤収容部の間を通過する位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載
    の錠剤取出装置。
  8. 前記錠剤取出手段は、錠剤シートの重力方向に関して上側から押圧することで錠剤を取り出すことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の錠剤取出装置。
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