JP5955675B2 - 紫外線照射手段を備えた加工装置 - Google Patents

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本発明は、紫外線硬化型ダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射手段を備えた加工装置に関する。
半導体デバイスや各種電子部品のチップ製造工程においては、板状の被加工物の表面に、格子状に配列された分割予定ラインによって多数の矩形状のチップ領域を区画し、これらチップ領域にIC(Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integration)等の電子回路を形成した後、ウエーハに対して裏面研削など必要な処理を行ってから、ウエーハを分割予定ラインに沿って切断して分割(ダイシング)して、各チップ領域を半導体チップとして得ている。このようにして得られたチップは、樹脂封止によりパッケージングされて、携帯電話やPC(パーソナル・コンピュータ)等の各種電気・電子機器に広く用いられている。近年では、半導体ウエーハには、レーザ光線を分割予定ラインに沿って照射することにより、ダイシングするレーザダイシングも採用されてきている。
被加工物をダイシングする際には、搬送しにくいウエーハをハンドリングするために、ダイシングテープに被加工物を貼着し、ダイシングテープに貼着したダイシングフレームをハンドリングすることが行われている。この場合、ダイシング完了後はダイシングテープからチップを剥離してピックアップすることになるが、その際には剥離性が高い方が剥離しやすい。そこで、ダイシングテープの粘着剤に紫外線硬化型を用い、チップをピックアップする際にダイシングテープに紫外線を照射して粘着剤の粘着性を低下させ、これによってピックアップをし易くしている(例えば、特許文献1参照)。
特許第3076179号公報
しかし、こうした紫外線照射手段に用いられる紫外線を生成する蛍光ランプは、点灯によって発熱するが、高温の状態で使用を続けるとフィラメントが劣化して寿命が短くなる。そのため、蛍光ランプを複数使用し、照度が性能となる紫外線照射手段等では、冷却が重要となるが、ランプを多く利用すればするほど、冷却のために空間を取る必要があり、紫外線照射手段が大型化してしまうという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、紫外線照射手段の大型化を抑制しながらも、紫外線蛍光ランプの寿命の低下を抑制できる紫外線照射手段を備えた加工装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の紫外線照射手段を備えた加工装置は、紫外線硬化型のダイシングテープを介して環状フレームの開口に貼着された板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工手段と、を少なくとも含み、紫外線硬化型の該ダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射手段を備える加工装置であって、該紫外線照射手段は、上方が開口されたハウジングと、該ハウジング内に配設され紫外線を照射する紫外線蛍光ランプと、該ハウジングの開口を覆い該紫外線蛍光ランプによって照射される紫外線を透過する紫外線透過領域を備えたカバー部材と、該ハウジング内に気流を発生させ点灯によって発熱する該紫外線蛍光ランプを冷却する冷却用ファンと、を具備し、該紫外線蛍光ランプは直径が14mm以上でかつ18mm以下であり、該ハウジング内で互いに10mm以上でかつ15mm以下の間隔を設けて略平行に複数敷設され、該紫外線蛍光ランプ間を流れる気流が該紫外線蛍光ランプの冷却を促すことを特徴とする。
そこで、本発明の紫外線照射手段を備えた加工装置では、従来用いられてきた紫外線蛍光ランプよりも細管タイプの紫外線照射用の紫外線蛍光ランプを用いることで、同じ面積の紫外線透過領域であっても紫外線蛍光ランプ間の間隔を保ったまま多くの本数の紫外線蛍光ランプを敷設することが可能となった。これにより、紫外線蛍光ランプの冷却効率を向上させることができ、紫外線蛍光ランプの周囲の温度を従来よりも低減することができて、紫外線蛍光ランプの寿命の低下を抑制することができる。
また、同じ面積の紫外線透過領域であっても、多くの本数の紫外線蛍光ランプを敷設することが可能であるので、副次的な効果として、紫外線の照度を確保でき、ダイシングテープに紫外線を照射するのにかかる所要時間が長時間化することを抑制できる。
したがって、紫外線照射手段の大型化を抑制しかつ照度を確保しながらも、紫外線蛍光ランプの寿命の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例を示す図である。 図2は、実施形態に係る切削装置の構成例の要部を背面側からみた斜視図である。 図3は、実施形態に係る切削装置の紫外線照射手段の断面図である。 図4は、実施形態に係る切削装置の紫外線照射手段の紫外線蛍光ランプの周囲温度と寿命の関係を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、実施形態に係る切削装置の構成例の概略を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る切削装置の構成例の要部の概略を示す斜視図である。図3は、実施形態に係る切削装置の紫外線照射手段の断面図である。図4は、実施形態に係る切削装置の紫外線照射手段の紫外線蛍光ランプの周囲温度と寿命の関係を示す図である。
本実施形態に係る切削装置1(加工装置に相当)は、切削ブレード21を有する切削手段20(加工手段に相当)と被加工物W(図2に示す)を保持したチャックテーブル10とを少なくとも含み、これらを相対移動させることで、被加工物Wを切削加工(加工に相当)するものである。切削装置1は、図1に示すように、切削加工前後の被加工物Wを収容するカセットエレベータ30と、切削加工前後の被加工物Wを一時的に載置する仮置き手段40と、前記チャックテーブル10と、前記切削手段20と、切削加工後の被加工物Wを洗浄する洗浄手段50と、切削加工後の被加工物Wに紫外線を照射する紫外線照射手段60と、制御手段(図示せず)を備えている。さらに、切削装置1は、チャックテーブル10と切削手段20とをX軸方向に相対移動させるX軸移動手段(図示せず)と、チャックテーブル10と切削手段20とをY軸方向に相対移動させるY軸移動手段(図示せず)と、チャックテーブル10と切削手段20とをZ軸方向に相対移動させるZ軸移動手段(図示せず)とを備えている。
ここで、被加工物Wは、切削装置1により加工される板状の加工対象であり、本実施形態では、図2に示すように、互いに直行する分割予定ラインによって区画されたデバイスを複数有した半導体ウエーハや光デバイスウエーハである。被加工物Wは、切削装置1がチャックテーブル10と切削ブレード21を有する切削手段20とを相対移動させて、分割予定ラインに切削加工が施されることで、個々のデバイスに分割される。また、本実施形態では、被加工物Wは、図2に示すように、デバイスが形成された表面WSの反対側の裏面にダイシングテープTが貼着され、ダイシングテープTに環状フレームFが貼着されて、ダイシングテープTを介して環状フレームFに貼着されている。ダイシングテープTは、紫外線が照射されることにより粘着面が硬化する所謂紫外線硬化型のダイシングテープである。なお、本発明では、被加工物Wは、分割予定ラインによって区画されたデバイスを複数有したパッケージ基板などであっても良い。
カセットエレベータ30は、被加工物Wを複数枚収容するものであり、切削装置1の装置本体2にZ軸方向に昇降自在に設けられている。仮置き手段40は、カセットエレベータ30から切削加工前の被加工物Wを一枚取り出すとともに、切削加工後の被加工物Wをカセットエレベータ30内に収容するものである。仮置き手段40は、被加工物Wをカセットエレベータ30に出し入れする搬出入手段41と、被加工物Wを一時的に載置する一対のレール42とを含んで構成されている。
チャックテーブル10は、仮置き手段40のレール42上の切削加工前の被加工物Wが第1の搬送手段81により搬送されてきて、ダイシングテープTを介して環状フレームFの開口に貼着された被加工物Wを保持するものである。チャックテーブル10は、表面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、表面に載置された被加工物Wを吸引することで保持する。なお、チャックテーブル10は、X軸移動手段によりX軸方向に移動自在に設けられかつ回転駆動源(図示せず)により中心軸線(Z軸と平行である)回りに回転自在に設けられている。
切削手段20は、チャックテーブル10で保持された被加工物Wを切削加工するものである。切削手段20は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wに対して、Y軸移動手段によりY軸方向に移動自在に設けられ、かつ、Z軸移動手段によりZ軸方向に移動自在に設けられている。切削手段20は、略リング形状を有する極薄の切削砥石でありかつスピンドル(図示せず)により回転することで被加工物Wに切削加工を施す切削ブレード21などを含んで構成されている。
洗浄手段50は、切削手段20により切削加工が施された被加工物Wを洗浄するものである。洗浄手段50は、チャックテーブル10上の切削加工後の被加工物Wが第2の搬送手段82により搬送されてきて、被加工物Wを保持するスピンナーテーブル51と、スピンナーテーブル51に保持された被加工物Wの表面WSに洗浄液を供給する洗浄ノズル(図示せず)とを備えている。スピンナーテーブル51は、表面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成された円盤形状であり、図示しない真空吸引経路を介して図示しない真空吸引源と接続され、表面に載置された被加工物Wを吸引することで保持する。スピンナーテーブル51は、スピンナーテーブル駆動源(図示せず)が発生する回転力により、中心軸線(Z軸と平行である)回りに回転される。
紫外線照射手段60は、洗浄手段50により洗浄されかつ切削加工後の被加工物Wに貼着されたダイシングテープTに紫外線を照射するものである。紫外線照射手段60は、図2及び図3に示すように、上方が開口61aされたハウジング61と、ハウジング61内に配設された複数の紫外線蛍光ランプ62と、ハウジング61の開口61aを覆うカバー部材63と、ハウジング61に取り付けられた冷却用ファン64(図2のみに示す)とを具備している。
ハウジング61は、偏平な箱状に形成されて、切削装置1の装置本体2の上面に配設されている。本実施形態では、ハウジング61即ち紫外線照射手段60は、図1中の仮置き手段40の後方に配置されている。なお、ハウジング61の底面には、紫外線蛍光ランプ62が照射した紫外線を反射する反射面が設けられている。紫外線蛍光ランプ62は、紫外線を照射するものであって、図3に示すように、ハウジング61内に等間隔でかつ同一水平面上に配設されている。
さらに、紫外線蛍光ランプ62は、直径が14mm以上でかつ18mm以下である。本実施形態では、紫外線蛍光ランプ62は、従来用いられてきた所謂T8管の紫外線蛍光ランプよりも細管タイプの紫外線蛍光ランプであって、直径が15.5mm以上でかつ16.5mm以下の所謂T5管の紫外線蛍光ランプである。なお、T5管とは、直径が1/8×5(インチ)のものをいい、T8管とは、直径が1/8×8(インチ)のものをいい、T5管の紫外線蛍光ランプ62の照度とT8管の紫外線蛍光ランプ62の照度とは略等しい。また、複数の紫外線蛍光ランプ62は、ハウジング61内で互いに10mm以上でかつ15mm以下の間隔Iを設けて、略平行に複数敷設されている。
カバー部材63は、紫外線蛍光ランプ62の上方に設けられて、紫外線蛍光ランプ62によって照射される紫外線を透過する紫外線透過領域63aを中央に備えている。冷却用ファン64は、ハウジング61内に気流A(図3に示す)を発生させ点灯によって発熱する紫外線蛍光ランプ62を冷却するものである。冷却用ファン64は、ハウジング61外の雰囲気をハウジング61内に吹き込んで、ハウジング61内に気流Aを発生させる。冷却用ファン64がハウジング61内に発生させた気流Aは、紫外線蛍光ランプ62間を流れる。紫外線蛍光ランプ62間を流れる気流Aが、紫外線蛍光ランプ62の表面を流れる際に、紫外線蛍光ランプ62の熱を奪って、紫外線蛍光ランプ62の冷却を促す。なお、冷却用ファン64がハウジング61内に発生させた気流Aは、ハウジング61の適宜箇所に設けられた隙間を通って、ハウジング61外に排気される。
制御手段は、切削装置1を構成する上述した構成要素をそれぞれ制御して、被加工物Wに対する加工動作を切削装置1に行わせるものである。なお、制御手段は、例えばCPU等で構成された演算処理装置やROM、RAM等を備える図示しないマイクロプロセッサを主体として構成されており、加工動作の状態を表示する表示手段90や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる図示しない操作手段と接続されている。
次に、実施形態に係る切削装置1の加工動作について説明する。オペレータが加工内容情報を制御手段に登録し、オペレータから加工動作の開始指示があった場合に、切削装置1が加工動作を開始する。加工動作では、制御手段は、切削加工前の被加工物Wを搬出入手段41によりカセットエレベータ30から仮置き手段40まで搬出し、仮置き手段40の一対のレール42上に載置した後、第1の搬送手段81によりチャックテーブル10まで搬送し、チャックテーブル10に保持する。
次に、制御手段は、X軸移動手段によりチャックテーブル10を移動して、撮像手段の撮像した画像の情報に基づいてアライメントを遂行した後、加工内容情報に基づいて、被加工物Wを分割予定ラインなどに沿って切削し、被加工物Wを個々のデバイスに分割する。全ての分割予定ラインなどに切削加工が施されると、制御手段は、第2の搬送手段82にチャックテーブル10上の切削加工が施された被加工物Wを洗浄手段50のスピンナーテーブル51上に載置させ、スピンナーテーブル51に保持させる。そして、制御手段は、スピンナーテーブル51を中心軸線回りに回転させながら、洗浄ノズルから洗浄液を被加工物Wに噴出させて、遠心力による洗浄液の移動とともに被加工物Wの表面WSから切削屑を除去する(洗い流す)。
被加工物Wの洗浄が終了すると、制御手段は、第1の搬送手段81によりスピンナーテーブル51上の被加工物Wをレール42上に載置する。そして、制御手段は、レール42上の被加工物Wを第3の搬送手段83(図1には省略され、図2のみに示す)に保持させ、紫外線照射手段60の上方に被加工物Wを位置付ける。その後、制御手段は、紫外線照射手段60の紫外線蛍光ランプ62からカバー部材63の紫外線透過領域63aを通して被加工物Wに貼着されているダイシングテープTに向けて、被加工物Wの離面側から紫外線を照射する。そして、制御手段は、所定時間、紫外線をダイシングテープTに向けて照射し、ダイシングテープTの粘着面を硬化させた後、第3の搬送手段83により、再度、被加工物Wをレール42上に載置し、切削加工などが施された被加工物Wを搬出入手段41によりカセットエレベータ30内に搬入する。
以上のように、本実施形態に係る切削装置1の紫外線照射手段60によれば、従来用いられてきた所謂T8管の紫外線蛍光ランプよりも細管タイプの直径が14mm以上でかつ18mm以下の紫外線蛍光ランプ62を用いているので、同じ面積の紫外線透過領域63aであっても紫外線蛍光ランプ62間の間隔Iを10mm以上でかつ15mm以下に保ったまま多くの本数の紫外線蛍光ランプ62を敷設することが可能となった。これにより、冷却用ファン64による紫外線蛍光ランプ62の冷却効率を向上させることができ、紫外線蛍光ランプ62の周囲の温度を従来よりも低減することができる。したがって、紫外線蛍光ランプ62は、図4に示すように、周囲温度が20℃を超えて高くなるのにしたがって寿命が低下するので、切削装置1の紫外線照射手段60によれば、紫外線蛍光ランプ62の周囲の温度を従来よりも低減することができ、紫外線蛍光ランプ62の寿命の低下を抑制することができる。要するに、本発明では、間隔Iは従来と等しいが、紫外線蛍光ランプ62の直径が小さいために、密度が高く、むらなく紫外線を照射できる。
また、切削装置1の紫外線照射手段60によれば、同じ面積の紫外線透過領域63aであっても、多くの本数の紫外線蛍光ランプ62を敷設することが可能であるので、副次的な効果として、紫外線の照度を確保でき、ダイシングテープTに紫外線を照射するのにかかる所要時間が長時間化することを抑制できる。したがって、切削装置1の紫外線照射手段60によれば、紫外線照射手段60の大型化を抑制しかつ照度を確保しながらも、紫外線蛍光ランプ62の寿命の低下を抑制することができる。
さらに、本発明の発明者は、前述した実施形態に記載された切削装置の紫外線照射手段60の効果を確認した。結果を以下の表1に示す。
Figure 0005955675
表1において、本発明品では、直径が15.5mmの所謂T5管の紫外線蛍光ランプ62を12mm間隔Iで16本設け、比較例1では、直径が25.5mmの所謂T8管の紫外線蛍光ランプ62を12mm間隔Iで10本設け、比較例2では、直径が15.5mmの紫外線蛍光ランプ62を8mm間隔Iで18本設け、比較例3では、直径が15.5mmの紫外線蛍光ランプ62を16mm間隔Iで14本設けている。表1によれば、比較例1では、紫外線蛍光ランプ62の周囲温度が40℃と高く、紫外線蛍光ランプ62の本数も10本と少ないので、寿命が短く、照度が低いことが明らかとなった。また、比較例2では、照度を確保することができるが、紫外線蛍光ランプ62の周囲温度が45℃と高く、寿命が短く、比較例3では、紫外線蛍光ランプ62の寿命は長いが、紫外線蛍光ランプ62の本数が14本と少なく、照度が低いことが明らかとなった。これらの比較例1〜3に対して、本発明品では、紫外線蛍光ランプ62の寿命が長く、照度が高いことが明らかとなった。よって、表1によれば、直径が14mm以上でかつ18mm以下の紫外線蛍光ランプ62を用いているので、同じ面積の紫外線透過領域63aであっても紫外線蛍光ランプ62間の間隔Iを10mm以上でかつ15mm以下に保ったまま多くの本数の紫外線蛍光ランプ62を敷設でき、紫外線照射手段60の大型化を抑制しかつ照度を確保しながらも、紫外線蛍光ランプ62の寿命の低下を抑制することができることが明らかとなった。
前述した実施形態では、紫外線照射手段60は、図2中の仮置き手段40の後方に配設されているが、本発明では、紫外線照射手段60は、カセットエレベータ30の下方に配設されても良い。また、前述した実施形態では、紫外線照射手段60は、切削加工などの加工後の被加工物Wに貼着されたダイシングテープTに紫外線を照射しているが、本発明では、紫外線照射手段60は、切削加工などの加工前の被加工物Wに貼着されたダイシングテープTに紫外線を照射しても良い。
また、本発明では、紫外線蛍光ランプ62として、従来から種々の蛍光体を含むものを用いることができ、望ましくは、蛍光体としてSrB4O7:EUとYPO4:Ceとが混合され、SrB4O7の割合が蛍光体全体の重量中10%〜30%の範囲内(最も好ましくは20%)であって、鉛を含んでいない蛍光体を含む紫外線蛍光ランプ62を用いるのが望ましい。この鉛を含んでいない蛍光体を含む紫外線蛍光ランプ62では、従来の鉛を含有する蛍光体を含む紫外線蛍光ランプの波長の特性に近い紫外線を照射することができる。
さらに、前述した実施形態では、被加工物Wに加工としての切削加工を施す切削装置1を示している。しかしながら、本発明では、例えば、被加工物Wに加工としてのレーザー光線を照射して、アブレーション加工や内部に改質層を形成するレーザー加工を施すレーザー加工装置に適用しても良い。要するに、本発明は、被加工物Wに種々の加工を施す種々の加工装置に適用しても良い。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 切削装置(加工装置)
10 チャックテーブル
20 切削手段(加工手段)
60 紫外線照射手段
61 ハウジング
61a 開口
62 紫外線蛍光ランプ
63 カバー部材
63a 紫外線透過領域
64 冷却用ファン
W 被加工物
T ダイシングテープ
F 環状フレーム
A 気流
I 間隔

Claims (1)

  1. 紫外線硬化型のダイシングテープを介して環状フレームの開口に貼着された板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工手段と、を少なくとも含み、紫外線硬化型の該ダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射手段を備える加工装置であって、
    該紫外線照射手段は、
    上方が開口されたハウジングと、該ハウジング内に配設され紫外線を照射する紫外線蛍光ランプと、該ハウジングの開口を覆い該紫外線蛍光ランプによって照射される紫外線を透過する紫外線透過領域を備えたカバー部材と、該ハウジング内に気流を発生させ点灯によって発熱する該紫外線蛍光ランプを冷却する冷却用ファンと、を具備し、
    該紫外線蛍光ランプは直径が14mm以上でかつ18mm以下であり、該ハウジング内で互いに10mm以上でかつ15mm以下の間隔を設けて略平行に複数敷設され、該紫外線蛍光ランプ間を流れる気流が該紫外線蛍光ランプの冷却を促すことを特徴とする加工装置。
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