JP2014008475A - 紫外線照射装置および紫外線照射装置を備えた加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】鉛を含まず、かつ鉛を含む紫外線照射装置と同様の波長特性を有する紫外線照射装置および該紫外線照射装置を備えた加工装置を提供すること。
【解決手段】環状フレーム17の開口に板状の被加工物15を貼着した紫外線硬化型のダイシングテープ18に紫外線を照射する紫外線照射装置14であって、紫外線を放射する紫外線蛍光ランプ14aを有し、紫外線蛍光ランプのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、SrB:EUとYPO:Ceとが混合されたものであり、蛍光体のSrB:EUの割合が、蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲である鉛を含まない蛍光ランプを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、紫外線硬化型ダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射装置および紫外線照射装置を備えた加工装置に関する。
半導体デバイスや各種電子部品のチップ製造工程においては、板状の被加工物(例えば、ウェーハ)の表面に、格子状に配列された分割予定ラインによって多数の矩形状のチップ領域を区画し、これらチップ領域にICやLSI等の電子回路を形成した後、ウェーハに対して裏面研削など必要な処理を行ってから、ウェーハを分割予定ラインに沿って切断して分割(ダイシング)して、各チップ領域を半導体チップとして得ている。このようにして得られたチップは、樹脂封止によりパッケージングされて、携帯電話やPC(パーソナル・コンピュータ)等の各種電気・電子機器に広く用いられている。近年では、半導体ウェーハには、レーザ光線を分割予定ラインに沿って照射することによりダイシングするレーザダイシングも採用されてきている。
被加工物をダイシングする際には、搬送しにくいウェーハをハンドリングするために、ダイシングテープに被加工物を貼着し、ダイシングテープに貼着したダイシングフレームをハンドリングすることが行われている。この場合、ダイシング完了後はダイシングテープからチップを剥離してピックアップすることになるが、その際には剥離性が高い方が剥離しやすい。そこで、ダイシングテープの粘着剤に紫外線硬化型を用い、チップをピックアップする際にダイシングテープに紫外線を照射して粘着剤の粘着性を低下させ、これによってピックアップをし易くしている(特許文献1)。
特許第3076179号公報
しかし、こうした紫外線照射装置に用いられる紫外線を生成する蛍光ランプは、通常鉛を含んだ蛍光体(BaSi:Pb)を用いることが常識的である。RoHS指令等では、特例として紫外線蛍光管に対する鉛の使用が認められているものの環境に配慮する社会情勢からしても、環境への負荷が高い鉛を用いることは好ましくない。鉛を含有していない蛍光体は、SrB:EUやYPO:Ce並びにLAPO:Ce等が存在するものの、従来の蛍光体の発光特性と異なるため、テープの硬化特性が異なることやテープによっては硬化しないこと等から使用できなかった。
本発明の目的は、鉛を含まず、かつ鉛を含む紫外線照射装置と同様の波長特性を有する紫外線照射装置および該紫外線照射装置を備えた加工装置を提供することである。
本発明の紫外線照射装置は、環状フレームの開口に板状の被加工物を貼着した紫外線硬化型のダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射装置であって、紫外線を放射する紫外線蛍光ランプを有し、該紫外線蛍光ランプのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、SrB:EUとYPO:Ceとが混合されたものであり、該蛍光体のSrB:EUの割合が、該蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲である鉛を含まない蛍光ランプを有する。
本発明の紫外線照射装置を備えた加工装置は、前記紫外線硬化型のダイシングテープを介して前記環状フレームの開口に貼着された板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、上記紫外線照射装置を備える。
本発明に係る紫外線照射装置は、紫外線蛍光ランプのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、SrB:EUとYPO:Ceとが混合されたものであり、蛍光体のSrB:EUの割合が、蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲である。本発明に係る紫外線照射装置によれば、鉛を含まず、かつ鉛を含む紫外線照射装置と同様の波長特性を有するという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る加工装置を示す斜視図である。 図2は、紫外線照射装置付近の斜視図である。 図3は、各種蛍光体の波長特性を示す図である。 図4は、実施形態に係る蛍光体の波長特性の説明図である。 図5は、実施形態の第1変形例に係る紫外線照射装置の要部を示す図である。
以下に、本発明の実施形態に係る紫外線照射装置および紫外線照射装置を備えた加工装置につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1から図4を参照して、実施形態について説明する。本実施形態は、紫外線照射装置および紫外線照射装置を備えた加工装置に関する。図1は、本発明の実施形態に係る加工装置を示す斜視図、図2は、紫外線照射装置付近の斜視図、図3は、各種蛍光体の波長特性を示す図、図4は、実施形態に係る蛍光体の波長特性の説明図である。
本実施形態に係る加工装置1は、被加工物15を切削する切削装置である。加工装置1は、チャックテーブル8、加工手段20、搬送手段16、紫外線照射装置14およびモニタ19を含んで構成されている。
加工装置1には、カセット2を載置するカセット載置台3が設けられている。搬出入手段4によって、カセット2に対して被加工物15が搬出入される。搬出入手段4は、カセット2に内に収納された被加工物15を保持して搬出入領域5に引き出すこと、および搬出入領域5に載置された被加工物15を保持してカセット2内に収納することが可能である。
旋回アーム6は、搬出入領域5に引き出された被加工物15を吸着してチャックテーブル8に搬送する。チャックテーブル8は、被加工物15を吸引保持するものである。被加工物15は、チャックテーブル8がチャック領域7にあるときにチャックテーブル8に載置され、あるいはチャックテーブル8から搬送される。
図2に示すように、ダイシングテープ18は、環状フレーム17の開口に被加工物15を貼着している。環状フレーム17は、中央に開口を有する環状に形成されている。ダイシングテープ18は、環状フレーム17に貼着されて環状フレーム17の開口を閉塞している。ダイシングテープ18において、開口を閉塞している部分は、被加工物15に貼着されている。言い換えると、被加工物15には、ダイシングテープ18が貼着されており、ダイシングテープ18の外周部は、環状フレーム17に貼着されている。
被加工物15は、板状の形状を有するものであり、例えば、半導体ウェーハである。ダイシングテープ18は、紫外線によって硬化し、粘着力が低下する紫外線硬化型のものである。なお、ダイシングテープ18は、被加工物15に貼着されて被加工物15を固定・保護するテープであり、切削工程に限らず、研削、研磨、搬送等の様々な工程に用いられることができる。
被加工物15は、ダイシングテープ18が貼着された側をチャックテーブル8に向けて、チャックテーブル8に載置される。従って、チャックテーブル8は、ダイシングテープ18を介して被加工物15を保持する。チャックテーブル8は、図示しないX軸移動手段によってチャック領域7と切削領域9との間をX軸方向に往復動する。また、チャック領域7と切削領域9との間のアライメント領域10において、被加工物15のアライメントが行われる。
加工手段20は、チャックテーブル8に保持された被加工物15を加工する。本実施形態に係る加工手段20は、切削ブレード11を有し、被加工物15を切削加工する。加工手段20は、図示しないY軸移動手段およびZ軸移動手段によって、Y軸方向およびZ軸方向に往復動することができる。加工手段20は、切削ブレード11を高速回転させて被加工物15に切り込むことにより、被加工物15を切削し、個々のチップに分割することができる。
搬送手段12は、チャック領域7にあるチャックテーブル8からスピンナー洗浄領域13に被加工物15を搬送する。切削加工が終了したチャックテーブル8上の被加工物15は、環状フレーム17と共に搬送手段12によって保持されてスピンナー洗浄領域13に搬送される。スピンナー洗浄領域13で洗浄された被加工物15は、旋回アーム6に吸着されて搬出入領域5に戻される。搬出入領域5の被加工物15は、搬送手段16によって紫外線照射装置14まで搬送され、紫外線の照射を受ける。本実施形態に係る紫外線照射装置14は、搬出入領域5に対してカセット2と反対側に配置されている。
図2に示すように、搬送手段16は、吸着部16aと、上下動部16bと、搬送部16cとを有する。吸着部16aは、環状フレーム17を吸引保持するものである。上下動部16bは、吸着部16aを上下方向(Z軸方向)に移動させるものである。搬送部16cは、上下動部16bおよび吸着部16aをY軸方向に移動させるものである。搬送手段16は、搬出入領域5に載置された環状フレーム17を吸引保持して上昇し、Y軸方向に移動する。搬送手段16は、被加工物15が紫外線照射装置14の上方に位置するように搬送部16cを停止させる。
紫外線照射装置14は、紫外線硬化型のダイシングテープ18に紫外線を照射する装置であり、紫外線蛍光ランプ14aを有する。紫外線蛍光ランプ14aは、ガラス管の内壁に蛍光体が塗布されており、紫外線を放射する。紫外線照射装置14によってダイシングテープ18に紫外線が照射されると、ダイシングテープ18の粘着剤が硬化し、粘着性が低下する。これにより、ダイシングテープ18から各チップを剥離する剥離性が向上する。
紫外線照射装置14は、搬送手段16によって保持されたダイシングテープ18に対して紫外線を照射する。紫外線の照射が所定時間なされると、搬送手段16は被加工物15を搬出入領域5に搬送して載置する。搬出入領域5に載置された被加工物15は、搬出入手段4によってカセット2内に収納される。
本実施形態に係る紫外線蛍光ランプ14aの蛍光体は、鉛を含まない蛍光体である。ここで、鉛を含まない蛍光体は各種あるものの、図3に示すように、鉛を含まない蛍光体は鉛を含む蛍光体とは波長特性が異なる。このため、鉛を含まない蛍光体を使用すると、紫外線硬化型のダイシングテープ18の硬化特性が異なったり、テープによっては硬化しなかったりするという問題があった。
本願発明者は、鋭意研究した結果、複数の蛍光体を混合することにより、鉛を含む紫外線照射装置と同様の波長特性を有し、かつ鉛を含まない紫外線照射装置14を実現できることを見出した。
図3には、各種蛍光体の分光分布が示されている。図3において、符号100は、Ttypeの蛍光体の分光分布を示す。Ttypeの蛍光体は、従来のブラックライトの蛍光体BaSi:Pbであり、鉛を含んでいる。符号101は、Atypeの蛍光体の分光分布、102は、Btypeの蛍光体の分光分布、103は、Ctypeの蛍光体の分光分布をそれぞれ示す。Atypeの蛍光体は、SrB:EUであり、Btypeの蛍光体は、YPO:Ceであり、Ctypeの蛍光体は、LAPO:Ceである。
Ttypeの蛍光体の分光分布100は、主として約320nmから約400nmの波長域(以下、「Ttypeの波長域」とも称する。)に分布している。Atypeの蛍光体は、Ttypeの蛍光体に対して、分光分布の波長域が狭く、かつピーク波長における強度が大きいという波長特性を有する。Atypeの蛍光体の分光分布101は、主として約350nmから約400nmの波長域(以下、「Atypeの波長域」とも称する。)に分布している。Atypeの波長域は、Ttypeの波長域と長波長側において重なりを有しているが、短波長側では重なりを有していない。
Btypeの蛍光体は、Ttypeの蛍光体に対して、分光分布の波長域が狭く、かつピーク波長における強度がわずかに大きいという波長特性を有する。Btypeの蛍光体の分光分布102は、主として約320nmから約390nmの波長域(以下、「Btypeの波長域」とも称する。)に分布している。Btypeの波長域は、Ttypeの波長域と短波長側で重なりを有しているが、長波長側では重なりを有していない。
Ctypeの蛍光体は、Ttypeの蛍光体に対して、分光分布の波長域の幅が同等で、かつピーク波長における強度がわずかに小さいという波長特性を有する。Ctypeの蛍光体の分光分布103は、主として約300nmから約380nmの波長域(以下、「Ctypeの波長域」とも称する。)に分布している。Ctypeの波長域は、Ttypeの波長域と短波長側で重なりを有しているが、長波長側では重なりを有していない。また、Ctypeの波長域は、Ttypeの波長域よりも低波長側の波長域、すなわちTtypeの波長域には無い波長域を含んでいる。
A,B,Cの各Typeの蛍光体は、Ttypeの波長域に含まれる波長域を含んでいなかったり、逆にTtypeの波長域にない波長域を含んでいたりする。このため、Ttypeの蛍光体をA,B,Cの各Typeの蛍光体の単体で代替することは困難である。
本実施形態に係る紫外線蛍光ランプ14aのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、Atype(SrB:EU)とBtype(YPO:Ce)とが混合されたものである。また、本実施形態に係る蛍光体のSrB:EUの割合が、蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲、好ましくは20%もしくは20%程度である。
図4において、符号104は、Atypeの蛍光体とBtypeの蛍光体とが混合された、本実施形態に係る蛍光体の分光分布を示す。本実施形態では、蛍光体におけるSrB:EUの割合は、蛍光体の全重量中20%である。本実施形態に係る蛍光体の分光分布104は、Ttypeの蛍光体の分光分布100と波長域が同様であり、かつ各波長における相対検出量も同様の値を示す。従って、本実施形態に係る蛍光体によれば、Ttypeの蛍光体を有する紫外線蛍光ランプを備えた紫外線照射装置と同様の波長特性を有し、かつ鉛を含まない紫外線蛍光ランプ14aおよび紫外線照射装置14を実現することができる。
本実施形態に係る蛍光体は、Atypeの蛍光体を含むことにより、Ttypeの分光分布100のうち長波長側の領域の分光分布100aと同様の分光分布を実現することができる。また、本実施形態に係る蛍光体は、Btypeの蛍光体を含むことにより、Ttypeの分光分布100のうち短波長側の領域の分光分布100bと同様の分光分布を実現することができる。また、Atypeの蛍光体とBtypeの蛍光体との混合割合を適切に定めることにより、Ttypeの波長域の各波長について、Ttypeの蛍光体と同様の強度の光を放射する蛍光体を実現することができる。
また、本実施形態に係る蛍光体を有する紫外線照射装置14を備えた加工装置1は、紫外線照射工程において紫外線硬化型のダイシングテープ18の粘着剤を適切に硬化させ、剥離性を向上させることができる。
なお、蛍光体におけるSrB:EUの割合を蛍光体の全重量中20%とすることで、上記のようにTtypeの蛍光体を有する紫外線照射装置と同様の良好な波長特性を実現することができるが、SrB:EUの混合割合は、20%に限定されるものではない。SrB:EUとYPO:Ceとを混合した蛍光体を有する紫外線照射装置14の波長特性がTtypeの蛍光体を有する紫外線照射装置の波長特性から大きく乖離しない範囲で、混合割合を適宜定めることができる。混合割合に応じた紫外線照射装置14の波長特性は、Atypeの蛍光体の分光分布101およびBtypeの蛍光体の分光分布102に基づいて推定することも可能である。SrB:EUの混合割合は、適宜定めることができるが、10%から30%の範囲であることが好ましい。
以上説明したように、本実施形態に係る紫外線照射装置14および紫外線照射装置14を備えた加工装置1は、鉛を含む紫外線照射装置と同様の波長特性を有し、かつ鉛を含まないものであるため、環境に対する負荷を低減することができる。
[実施形態の第1変形例]
実施形態の第1変形例について説明する。図5は、実施形態の第1変形例に係る紫外線照射装置の要部を示す図である。上記実施形態の紫外線照射装置14は、搬出入領域5を挟んでカセット載置台3と反対側に配置されていたが、紫外線照射装置14の配置はこれには限定されない。例えば、図5に示すように、カセット載置台3に紫外線照射装置14が配置されてもよい。
カセット載置台3は、上面にカセット2を載置するものであり、昇降可能なものである。カセット載置台3は、本体30と、昇降手段40とを含んで構成されている。本体30は、箱状のものであり、天板31と、側壁33と、開口部34とを有する。天板31は、カセット2を載置する台であり、上面にカセット2を位置決めする位置決め部材32が配置されている。
開口部34は、搬出入手段4とY軸方向において対向する位置に形成されている。一対の側壁33は、開口部34を挟んでX軸方向において互いに対向している。開口部34は、環状フレーム17を本体30の内部に搬出入可能な幅で形成されている。一対の側壁33には、それぞれ棚35が配置されている。棚35は、側壁33から他方の側壁33に向けて突出しており、環状フレーム17を載置可能である。
本体30内において、棚35の下方には、紫外線照射装置14が配置されている。紫外線照射装置14は、上記実施形態の紫外線照射装置14と同様に、紫外線蛍光ランプ14aを有する。紫外線蛍光ランプ14aのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、SrB:EUとYPO:Ceとが混合されたものであり、かつ蛍光体におけるSrB:EUの割合が、蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲、好ましくは20%である。
昇降手段40は、本体30をZ軸方向に昇降させるものである。昇降手段40は、ボールねじ41と、モータ42とを含んで構成されている。本体30を支持する支持部36には、雌ねじ部37が形成されている。雌ねじ部37には、ボールねじ41が螺合している。モータ42は、ボールねじ41を軸線周りに回転させることにより、本体30を昇降させることができる。
加工装置1は、被加工物15に貼着されたダイシングテープ18に対して紫外線を照射する場合、被加工物15を本体30内に搬入する。加工装置1は、開口部34の高さ位置が搬出入手段4と対応する位置となるように、昇降手段40によって本体30を昇降させる。搬出入手段4は、搬出入領域5に載置された環状フレーム17を保持し、Y軸方向に移動して環状フレーム17を本体30内に搬入し、棚35上に環状フレーム17を載置する。紫外線照射装置14は、棚35に載置された環状フレーム17に貼着されているダイシングテープ18に対して紫外線を照射する。照射された紫外線は、一対の棚35の間の空間を介してダイシングテープ18に照射されてダイシングテープ18の粘着剤を硬化させる。
紫外線の照射が完了すると、搬出入手段4は、棚35上の環状フレーム17を保持してY軸方向に移動し、本体30から環状フレーム17を搬出する。環状フレーム17が搬出されると、昇降手段40がカセット載置台3を降下させ、カセット2の搬出入口の高さ位置を環状フレーム17の位置に合わせる。搬出入手段4は、環状フレーム17をカセット2内に収納する。搬出入手段4による環状フレーム17の本体30内への搬出入および紫外線照射装置14による紫外線の照射を含む紫外線照射工程は、例えば、他の被加工物15に対する切削工程や洗浄工程と並行して実行される。
本実施形態の紫外線照射装置14の配置によれば、紫外線照射装置14を配置するための加工装置1の大型化、例えば設置面積の増大を抑制することができる。
[実施形態の第2変形例]
上記実施形態および第1変形例では、加工手段20による被加工物15に対する加工後にダイシングテープ18に対して紫外線が照射されたが、紫外線照射のタイミングはこれには限定されない。例えば、加工手段20による被加工物15に対する加工前に紫外線照射装置14によってダイシングテープ18に対して紫外線が照射されてもよい。
上記の実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 加工装置
8 チャックテーブル
11 切削ブレード
14 紫外線照射装置
14a 紫外線蛍光ランプ
15 被加工物
17 環状フレーム
18 ダイシングテープ
100 Ttypeの蛍光体の分光分布
101 Atypeの蛍光体の分光分布
102 Btypeの蛍光体の分光分布
103 Ctypeの蛍光体の分光分布
104 実施形態に係る蛍光体の分光分布

Claims (2)

  1. 環状フレームの開口に板状の被加工物を貼着した紫外線硬化型のダイシングテープに紫外線を照射する紫外線照射装置であって、
    紫外線を放射する紫外線蛍光ランプを有し、
    該紫外線蛍光ランプのガラス管内壁に塗布される蛍光体は、SrB:EUとYPO:Ceとが混合されたものであり、
    該蛍光体のSrB:EUの割合が、該蛍光体の全重量中、10〜30%の範囲である鉛を含まない蛍光ランプを有する紫外線照射装置。
  2. 前記紫外線硬化型のダイシングテープを介して前記環状フレームの開口に貼着された板状の被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された該被加工物を加工する加工手段と、を備える加工装置であって、
    請求項1記載の紫外線照射装置を備える、紫外線照射装置を備えた加工装置。
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