JP5952411B2 - センサ挿入装置 - Google Patents

センサ挿入装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5952411B2
JP5952411B2 JP2014536541A JP2014536541A JP5952411B2 JP 5952411 B2 JP5952411 B2 JP 5952411B2 JP 2014536541 A JP2014536541 A JP 2014536541A JP 2014536541 A JP2014536541 A JP 2014536541A JP 5952411 B2 JP5952411 B2 JP 5952411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
sensor
needle
grip
displacement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014536541A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2014045448A1 (ja
Inventor
隆弘 大越
隆弘 大越
松本 淳
淳 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Application granted granted Critical
Publication of JP5952411B2 publication Critical patent/JP5952411B2/ja
Publication of JPWO2014045448A1 publication Critical patent/JPWO2014045448A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14532Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue for measuring glucose, e.g. by tissue impedance measurement
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/14503Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue invasive, e.g. introduced into the body by a catheter or needle or using implanted sensors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/145Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue
    • A61B5/1468Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using chemical or electrochemical methods, e.g. by polarographic means
    • A61B5/1473Measuring characteristics of blood in vivo, e.g. gas concentration, pH value; Measuring characteristics of body fluids or tissues, e.g. interstitial fluid, cerebral tissue using chemical or electrochemical methods, e.g. by polarographic means invasive, e.g. introduced into the body by a catheter
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/68Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient
    • A61B5/6846Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive
    • A61B5/6847Arrangements of detecting, measuring or recording means, e.g. sensors, in relation to patient specially adapted to be brought in contact with an internal body part, i.e. invasive mounted on an invasive device
    • A61B5/6848Needles
    • A61B5/6849Needles in combination with a needle set
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2560/00Constructional details of operational features of apparatus; Accessories for medical measuring apparatus
    • A61B2560/06Accessories for medical measuring apparatus
    • A61B2560/063Devices specially adapted for delivering implantable medical measuring apparatus
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/0002Remote monitoring of patients using telemetry, e.g. transmission of vital signals via a communication network
    • A61B5/0031Implanted circuitry

Description

本発明は、被測定者(患者)の生体情報を測定するセンサの検出部を該被測定者の体内に挿入させるセンサ挿入装置に関する。
従来、患者(被測定者)の体内にセンサを挿入あるいは埋め込み、患者の血液又は体液中のアナライト(例えば、グルコースやpH、コレステロール、たんぱく質等)を該センサによって検出することが行われている。この場合、患者の皮膚を貫通してセンサを迅速且つ容易に配置するためにセンサ挿入装置が使用される(例えば、特表2008−506468号公報参照)。
特表2008−506468号公報に記載されたアプリケータ(センサ挿入装置)は、センサとともに挿入される挿入針と、該センサ及び挿入針を移動させて穿刺させるプランジャサブアッセンブリ(移動機構)と、センサを患者の皮膚上に留置する取付けユニット(留置部材)とを備える。そして、センサには、取得した血糖値の検出情報(生体情報)を外部の医療機器に送信可能な送信機能を有する電極ユニット(信号処理器)が取り付けられる。
この種のセンサ挿入装置を用いて患者の体内にセンサを挿入及び留置するには、通常、以下に列記するステップ(使用手順)が行われる。
ステップ[1]:センサ挿入装置にセンサを取り付ける。
ステップ[2]:挿入針の安全機構を取り外すことで解除し、挿入針を移動自在とする。
ステップ[3]:センサ挿入装置を被測定者の体内の所望位置(挿入位置)に位置決めし、留置部材を被測定者の皮膚上に貼り付ける。
ステップ[4]:センサ挿入装置を操作して、センサの検出部及び挿入針を被測定者の体内に挿入する。
ステップ[5]:挿入針をセンサから抜去して、センサ及び留置部材を被測定者の体内(及び皮膚上)に留置する。
ステップ[6]:センサ挿入装置を被測定者から離間する。
ステップ[7]:被測定者の皮膚上に露呈されているセンサ部分に信号処理器を接続し、該センサと信号処理器をともに留置させる。
上記のステップ[1]〜[7]の中、特にステップ[2]、[5]、[6]を実施するためには、作業者(主には被測定者本人)がボタンを押したり、センサ挿入装置を構成する部材同士の嵌合を解除したりする等の煩雑な作業が必要となる。従って、例えば、年少者や高齢者等、センサ挿入装置の操作に不慣れな者にとっては、取り扱いが困難であるという不具合が顕在化している。
また、上記から諒解されるように作業工程数が多いため、作業者がセンサ挿入操作を誤り、結果としてセンサが挿入されないことがある。この場合、被測定者にとって負担である。
しかも、ステップ[2]において取り外した安全機構は、廃棄せざるを得ない。このために廃棄物が増えるので、利便性を欠く。
本発明の一般的な目的は、センサを被測定者の体内に挿入することが容易なセンサ挿入装置を提供することにある。
本発明の主たる目的は、廃棄物の点数が増加することを回避し得るセンサ挿入装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、単純な操作でセンサを被測定者の体内に挿入することが可能なセンサ挿入方法を提供することにある。
本発明の一実施形態によれば、被測定者の生体情報を測定するセンサの検出部を該被測定者の体内に挿入させるセンサ挿入装置であって、
前記検出部が検出した生体情報を含む信号を処理する信号処理器が取り付けられる装置本体と、
前記装置本体に着脱可能に取り付けられ、前記被測定者の体内に穿刺する挿入針とともに前記検出部を移動させることで、前記検出部及び前記挿入針を前記被測定者の体内に挿入させる移動機構と、
前記移動機構の前記被測定者の体躯側への変位を阻止する変位防止部材と、
を備え、
前記移動機構は、前記装置本体に係合可能な中空の案内部材と、
前記案内部材の内部で、前記挿入針を押圧して移動させる針保持部材と、
作業者に把持されるグリップ部材と、
前記グリップ部材に保持され、且つ前記作業者によって前記グリップ部材が前記案内部材に沿って変位するのに連動して前記針保持部材を押圧するように変位する押圧部材と、
前記針保持部材を前記装置本体から離間する方向に弾発付勢する弾発部材と、
を有し、
前記変位防止部材は、前記装置本体に前記信号処理器が取り付けられていないときには前記グリップ部材を堰止する一方、前記装置本体に前記信号処理器が取り付けられたときに該信号処理器の押圧作用下に移動して前記グリップ部材に対する堰止を解除し、
前記変位防止部材の堰止から解除された前記グリップ部材が、前記被測定者の体躯側に変位することに追従して前記押圧部材が変位するとともに、該押圧部材が前記針保持部材を押圧することにより、前記挿入針が前記被測定者の体内に穿刺され、
前記押圧部材は、変位終点に到達したとき、前記グリップ部材による保持が維持された状態で前記案内部材に係合し、
前記案内部材は、前記グリップ部材及び前記押圧部材が変位終点に到達したときに前記グリップ部材によって前記装置本体との係合から解除され、
且つ前記針保持部材は、前記グリップ部材及び前記押圧部材が変位終点に到達したときに、前記弾発部材の作用により前記装置本体から離間する方向に変位し、
前記押圧部材と前記案内部材とが係合し、且つ前記案内部材の前記装置本体に対する係合が解除され、及び前記針保持部材の前記装置本体から離間する方向へ変位し、前記検出部が体内に留置された状態となるセンサ挿入装置が提供される。
すなわち、本発明においては、変位防止部材でグリップ部材を堰止することで安全機構を構成し、該安全機構を、信号処理器を取り付けるという単純且つセンサ挿入の工程上不可欠な操作で解除するようにしている。従って、信号処理器を取り付けないままで挿入針及び検出部を被測定者の体内に挿入しようとする誤操作が防止される。
しかも、上記したような構成とすることにより、安全機構を解除した後、移動機構を被測定者の体躯側に変位させるという単純な操作を行うのみで、検出部が体内に挿入されるとともに、移動機構が装置本体から離脱する。従って、センサ挿入装置に不慣れな者が操作する場合であっても、誤操作を起こし難い。
以上のように、本発明によれば、作業者がセンサ挿入操作を誤ることを回避し得る。従って、被測定者にとって負担が生じ難くなる。
変位防止部材の好適な具体例としては、前記案内部材に取り付けられた棒状部材が挙げられる。この場合、該棒状部材を回動させるには、該棒状部材を信号処理器で直接押圧すればよい。
又は、装置本体が、ベース部材と、前記ベース部材に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに取り付けられて該ハウジングの開口を閉塞する蓋部材とを有するものである場合、前記蓋部材を変位防止部材とするようにしてもよい。この場合、信号処理器を装置本体に取り付ける際、該信号処理器でベース部材を押圧することで該ベース部材を変位させる。蓋部材は、これに伴って回動し、グリップ部材に対する堰止を解除する。これにより、安全機構が解除される。
針保持部材を、グリップ部材及び押圧部材が変位終点に到達したときに前記弾発部材の作用下に前記装置本体から離間する方向に変位させるには、例えば、該針保持部材を長尺物として設け、その長手方向に沿って延在する切込を形成すればよい。
そして、前記切込にストッパを設けるとともに、前記押圧部材に、前記切込に進入する進入部を設ける。このような構成においては、前記進入部が前記ストッパを乗り越えて前記切込に進入したとき、前記弾発部材の作用下に前記針保持部材が前記装置本体から離間する方向に変位する。
また、グリップ部材及び押圧部材が変位終点に到達したときに案内部材を装置本体の係合から解除するには、案内部材の装置本体に対する係合部を、案内部材の外方に向かって拡開する拡開部の先端に形成すればよい。
この場合、拡開部は、前記グリップ部材が前記装置本体側に変位するときに前記グリップ部材の内壁で押圧され、その結果、案内部材側に接近する方向、換言すれば、装置本体から離間する方向に変位する。これにより、前記係合部の装置本体に対する係合が解除される。
なお、弾発部材は、例えば、前記案内部材の内部に保持壁を設け、該保持壁で保持するようにすればよい。
さらに、装置本体に、前記針保持部材が変位終点に到達したときに前記センサを捕捉する捕捉部を設けることが好ましい。この場合、針保持部材が装置本体から離間する方向に戻るとき、センサが捕捉部によって位置決め固定されているため、被測定者の体内に挿入された検出部が針から離脱することが容易となる。すなわち、検出部の抜け止めとなる。
装置本体には、前記信号処理器としてトランスミッタを取り付けることが好ましい。トランスミッタは無線送信が可能であるので、例えば、表示機や電子カルテ等の外部医療機器にて被測定者の生体情報を得ることができる。
本発明の別の一実施形態によれば、被測定者の生体情報を測定するセンサの検出部を、前記検出部が検出した生体情報を含む信号を処理する信号処理器を保持する装置本体に対して着脱可能に取り付けられた移動機構によって該被測定者の体内に挿入させるセンサ挿入方法であって、
前記移動機構を、前記装置本体に係合可能な中空の案内部材と、
前記案内部材の内部で、挿入針を押圧して移動させる針保持部材と、
作業者に把持されるグリップ部材と、
前記グリップ部材に保持され、且つ前記作業者によって前記グリップ部材が前記案内部材に沿って変位するのに連動して前記針保持部材を押圧するように変位する押圧部材と、
前記針保持部材を前記装置本体から離間する方向に弾発付勢する弾発部材と、
で構成し、
さらに、前記グリップ部材を堰止することで前記移動機構の被測定者の体躯側への変位を阻止する変位防止部材を設け、
前記案内部材が係合することで前記移動機構が取り付けられた前記装置本体を前記被測定者に当接させるとともに、前記装置本体に対して前記信号処理器を取り付け、前記信号処理器の押圧作用下に、前記変位防止部材を移動させて前記グリップ部材に対する堰止を解除するステップと、
前記押圧部材を、前記変位防止部材の堰止から解除された前記グリップ部材と連動して前記針保持部材を押圧するように変位させることで、前記被測定者の体内に前記挿入針を穿刺するとともに前記センサを移動させるステップと、
前記グリップ部材、前記押圧部材及び前記針保持部材を変位終点に到達させ、前記押圧部材を、前記グリップ部材による保持が維持された状態で前記案内部材に係合させるとともに、前記案内部材を前記グリップ部材によって前記装置本体との係合から解除し、且つ前記針保持部材を、前記弾発部材の作用により前記装置本体から離間する方向に変位させ、前記検出部を体内に留置された状態とするステップと、
を有するセンサ挿入方法が提供される。
本発明によれば、信号処理器を装置本体に取り付けるという操作を行うのみで安全機構を解除することができる。しかも、作業者は、その後に移動機構を被測定者の体躯側に変位させる操作を行うのみで、センサの検出部を被測定者の体内に挿入するとともに、移動機構を装置本体から離脱させることができる。
以上から諒解されるように、このセンサ挿入方法は操作ステップ数が少ない。従って、センサ挿入装置に不慣れな者が操作する場合であっても誤操作を起こし難いので、被測定者にとって負担が生じ難くなる。
変位防止部材は、上記したように前記案内部材に取り付けられた棒状部材として構成することができる。この場合、該棒状部材を信号処理器で直接押圧することで、該棒状部材を回動させればよい。
前記装置本体を、ベース部材と、前記ベース部材に取り付けられるハウジングと、前記ハウジングに取り付けられて該ハウジングの開口を閉塞する蓋部材とで構成するときには、蓋部材を変位防止部材とすることができる。この場合、信号処理器を装置本体に取り付ける際に該信号処理器でベース部材を押圧して変位させ、これに伴って蓋部材を回動させればよい。
針保持部材を、グリップ部材及び押圧部材が変位終点に到達したときに前記弾発部材の作用下に前記装置本体から離間する方向に変位させるには、該針保持部材を上記のように構成し、進入部を、前記ストッパを乗り越えて前記切込に進入させるようにすればよい。
また、グリップ部材及び押圧部材が変位終点に到達したときに案内部材を装置本体の係合から解除するには、案内部材を上記のように構成し、装置本体側に変位するグリップ部材の内壁で拡開部を押圧することによって係合部を前記装置本体から離間する方向に変位させればよい。
そして、装置本体に捕捉部を設け、前記針保持部材が変位終点に到達したときに前記センサを前記捕捉部で捕捉することが好ましい。これにより、針保持部材が装置本体から離間する方向に戻るときに検出部の抜け止めがなされるからである。
図1は、本発明の第1実施形態に係るセンサ挿入装置の全体概略斜視図である。 図2は、前記センサ挿入装置の分解斜視図である。 図3は、装置本体を構成するベース部材を、センサの位置との関係で示した概略斜視図である。 図4は、装置本体を構成するハウジングの下方からの概略斜視図である。 図5は、装置本体を構成する蓋部材の下方からの概略斜視図である。 図6は、装置本体に取り付けられるトランスミッタの下方からの概略斜視図である。 図7は、グリップ部材、蓋部材、針ホルダ(針保持部材)、セーフティバー及びセンサの位置関係を示した要部概略斜視図である。 図8は、セーフティバーが取り付けられた案内部材の概略斜視図である。 図9は、案内部材の上方からの概略斜視図である。 図10は、針ホルダ(針保持部材)の全体概略斜視図である。 図11は、前記針ホルダの要部拡大斜視図である。 図12は、移動機構を変位させる前の前記センサ挿入装置の縦断面図である。 図13は、グリップ部材、蓋部材、針ホルダ、コイルスプリング(弾発部材)、セーフティバー及びセンサの位置関係を示した下方平面図である。 図14は、押し子(押圧部材)の全体概略斜視図である。 図15は、装置本体にトランスミッタを取り付けることに伴ってセーフティバーのロックが解除された状態を示す前記センサ挿入装置の縦断面図である。 図16は、移動機構が被測定者の体躯側に変位され、コイルスプリングが圧縮した状態を示す前記センサ挿入装置の縦断面図である。 図17は、ベース部材を、該ベース部材に設けられた捕捉部でセンサを捕捉したときの位置関係で示した概略斜視図である。 図18は、コイルスプリングが伸張し、針保持部材が被測定者の体躯側から離間する方向に変位した状態を示す前記センサ挿入装置の縦断面図である。 図19は、移動機構が装置本体から離脱した状態を示す要部概略斜視図である。 図20は、本発明の第2実施形態に係るセンサ挿入装置の分解斜視図である。 図21は、第2実施形態に係るセンサ挿入装置の装置本体を構成する蓋部材の下方からの概略斜視図である。 図22は、第2実施形態に係るセンサ挿入装置の移動機構を構成するグリップ部材の下方からの要部概略斜視図である。 図23は、装置本体にトランスミッタが取り付けられる前の第2実施形態に係るセンサ挿入装置の縦断面図である。 図24は、装置本体にトランスミッタが取り付けられる前の装置本体の、ベース部材とハウジングとの位置関係を示す要部概略斜視図である。 図25は、図24からトランスミッタを装置本体に取り付け、ハウジングを前進動作(変位)させたときのベース部材、ハウジング及びトランスミッタの位置関係を示す要部概略斜視図である。 図26は、装置本体にトランスミッタが取り付けられた後の第2実施形態に係るセンサ挿入装置の縦断面図である。
以下、本発明に係るセンサ挿入装置につき好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、第1実施形態に係るセンサ挿入装置10の全体概略斜視図であり、図2は、その分解斜視図である。このセンサ挿入装置10は、信号処理器であるトランスミッタ12(図2参照)が取り付けられる装置本体14と、移動機構16とを具備し、図1に示すように、患者(被測定者)の皮膚S上の適切な位置(例えば、腹部等の体動が少なく目立たない場所)において用いられる。
なお、センサ挿入装置10は、装置本体14の底面に設けられた粘着紙18によって皮膚S上に位置決めされる。粘着紙18には、下端面側に患者の皮膚Sに貼り付けても容易に剥がれない充分な貼付力を有する粘着剤がコーティングされるとともに、上端面側の装置本体14と対向する部分にも粘着剤がコーティングされる。
装置本体14につき先ず説明すると、該装置本体14は、ベース部材20と、前記ベース部材20に取り付けられるハウジング22と、前記ハウジング22の開口を閉塞する蓋部材24とを有する(図2参照)。
図3に示すように、ベース部材20は、第1取付部26と、基板保持部28と、第2取付部30とからなる。この中、第1取付部26は、底フレーム部32から立ち上がった2個の厚肉な立ち上がり部34a、34bを有し、これら立ち上がり部34a、34bの互いに対向する垂直壁の底部近傍には、被係合用凹部36がそれぞれ陥没形成される。また、立ち上がり部34a、34bの各外方側面及び各頂面には、ベース部材20の長手方向に沿って第1挿入溝38a、38b、第2挿入溝40a、40bがそれぞれ形成される。
基板保持部28は、立ち上がり部34a、34b同士の間に配設され、コネクタ42が設けられた基板44を保持する。
ベース部材20において、基板保持部28の先端には、後述する挿入針46を通すための挿通口48が形成される。また、挿通口48の上方には、センサ50を構成するセンサ基部52を捕捉するための捕捉用爪部54(捕捉部)が設けられる。さらに、基板保持部28の後端には、ベース部材20にトランスミッタ12が取り付けられていない段階で、後述するセーフティバー106(図1参照)が変位することを防止するためのロック部55が設けられる。
第2取付部30は、トランスミッタ12(図6参照)を取り付けるための部位であり、把持用爪部56a、56bが鉛直上方に指向して突出形成される。さらに、端部には、略半円柱形状体が横臥した堰止部58が設けられる。
ハウジング22は、略U字型をなし、図4に示すように、その側壁の内方には第1角柱部60a、60bが水平方向に沿って突出形成され、天井壁には第2角柱部62a、62bが鉛直下方に沿って突出形成される。第1角柱部60a、60bは第1挿入溝38a、38bに摺動可能に挿入され、第2角柱部62a、62bは第2挿入溝40a、40bに摺動可能に挿入される。
また、ハウジング22の先端には、略円柱形状をなし、蓋部材24を係止するための係止軸64a、64bが設けられる。
一方、蓋部材24の先端には、図5に示すように、前記係止軸64a、64bが挿入される円弧状凹部66a、66bが形成される。円弧状凹部66a、66bに係止軸64a、64bが挿入されることに伴い、蓋部材24がハウジング22に傾動自在に係止される。
蓋部材24の下端面には、掛止用爪部68a、68bが鉛直下方に指向して突出形成される。これら掛止用爪部68a、68bは、蓋部材24が閉状態にあるとき、ハウジング22の天井壁に引っ掛かる。
第2取付部30に取り付けられるトランスミッタ12は、図6に示す電極70によって前記基板44と電気的に接続し信号を受信するとともに、該信号を情報に変換して図示しない外部の医療機器(例えば、表示機や電子カルテ)に自動的に又は操作によって無線送信するためのものである。これにより、被測定者(患者)の血糖値等を被測定者から離れた箇所で管理することができる。
トランスミッタ12の両側部には、把持用爪部56a、56b(図3参照)が挿入される被把持用溝72a、72bが陥没形成される。さらに、一端部の底部には、前記堰止部58が進入する進入用凹部74が形成される。
なお、トランスミッタ12は、後述するように、センサ挿入装置10によってセンサ50の検出部76(図2参照)を被測定者の体内に挿入する前に装置本体14に取り付けられる。
移動機構16は、図2に示す検出部76を、挿入針46とともに被測定者の体内に挿入する方向に移動させるためのものである。
先ず、センサ50につき説明すると、該センサ50は、前記検出部76と、前記センサ基部52とを有する。この中の検出部76は長尺に形成されるとともに、図3及び図7に示すように挿入針46の内部に収容される。検出部76は、例えば、患者の体液成分に含まれるグルコース濃度の情報(生体情報:血糖値)を検出する。
一方、センサ基部52は、薄板状に形成されて検出部76の基端側に連結されている。このセンサ基部52には、前記捕捉用爪部54の先端が通る長方形状の被捕捉孔78が貫通形成される。
センサ基部52は、絶縁性材料によって被覆され、その内部には図示しないセンサ回路が設けられている。蛍光色素を利用したセンサ回路としては、例えば、シリコン等からなる基体、受光素子、保護膜、フィルタ、発光素子、インジケータ層等を積層した構造が適用される。
センサ基部52には、検出部76とトランスミッタ12を電気的に接続するためのフレキシブルケーブル80が設けられる。検出部76によって検出されたグルコース濃度等の情報は、該フレキシブルケーブル80及びコネクタ42を介してトランスミッタ12に送られる。
次に、挿入針46につき説明すると、該挿入針46は、患者の皮膚Sに容易に穿刺できるように剛性を有する金属材(例えば、ステンレス鋼)によって構成されるとともに、その先端部の一部がカットされて、皮膚Sに穿刺し易い鋭角(鋭利性)を有するように形成される。
また、挿入針46は、水平方向の断面が略C字状(又は略コ字状)に形成され、その内側には、中空溝が画成される。この中空溝は挿入針46の長手方向に沿って延在し、センサ50の検出部76を収容することが可能である。すなわち、検出部76は、挿入針46に覆われる。
次に、以上のように構成される検出部76と挿入針46を被測定者側に向かって移動させるための移動機構16につき説明する。
図2に示すように、移動機構16は、前記装置本体14に係合可能な案内部材82と、前記挿入針46を押圧して移動させる針ホルダ84(針保持部材)と、作業者に把持されるグリップ部材86と、前記針ホルダ84を押圧する押し子88(押圧部材)と、前記針ホルダ84を弾発付勢するコイルスプリング90(弾発部材)とを有する。
図8及び図9に示すように、案内部材82は、鉛直方向に対して若干傾斜した中空体として設けられる。すなわち、案内部材82には、その長手方向に沿って挿入孔92が形成される。
案内部材82の内部には、挿入孔92を狭小化するようにして保持壁94が設けられる(図9参照)。前記コイルスプリング90の下方の一端部は、この保持壁94に着座する。換言すれば、コイルスプリング90は、保持壁94に保持される。
案内部材82の長辺側の両側壁には2本の切欠溝96a、96bがそれぞれ形成され(図8参照)、これら切欠溝96a、96bの間の部位は、該案内部材82の外方に向かうように拡開している。以下、この部位を拡開部と表記し、その参照符号を98とする。
拡開部98の先端には、係合用突起部100が形成されている。これら係合用突起部100は、装置本体14を構成するベース部材20に形成された被係合用凹部36(図3参照)に係合される。
また、案内部材82の短辺側の一側壁には、2個の軸支部102a、102bが突出形成される。これら軸支部102a、102bの支持孔104には、変位防止部材であるセーフティバー106(棒状部材)の回動軸108が回動自在に軸支される。さらに、同一の側壁には、第1係止窓110、第2係止窓111が下方からこの順序で貫通形成される。
セーフティバー106は長尺物として形成され、下方の一端部に被押圧部112が長手方向に略直交するようにして突出形成される。この被押圧部112の下端面には、前記ロック部55(図3参照)に係合するロック用凹部113が上方に向かって陥没するように形成されている。また、長手方向略中腹部には、前記軸支部102a、102bの支持孔104に挿入される回動軸108が、その幅方向に沿って突出するように設けられる。さらに、セーフティバー106の上方の一端部には、幅方向に拡開した幅広部114が設けられる。
針ホルダ84は、案内部材82の挿入孔92に通される。図10に示すように、針ホルダ84は、挿入針46を保持する針保持部116と、長尺な胴部118と、幅広の頭部120とを下方から上方にかけてこの順序で有する。
この中、針保持部116には、図11に示すように、その一部が略90°に切り欠かれるようにして切欠部122が形成されるとともに、該切欠部122に隣接して基部用保持部124が突出形成される。切欠部122には、挿入針46が設けられた針用段部126が形成され、一方、基部用保持部124には、センサ基部52が当接する基部用段部128が形成される(図7及び図11参照)。なお、切欠部122が形成されることにより、フレキシブルケーブル80が針保持部116に干渉することが回避される。
針ホルダ84には、図10に示すように、頭部120から胴部118に至るまで切込130が形成される。また、切込130の頭部120近傍には、切込130の長手方向に対して略直行する方向に膨出したストッパ132が設けられる。
図7及び図12から諒解されるように、前記コイルスプリング90には針ホルダ84の胴部118が通される。また、コイルスプリング90の上方の一端部は、頭部120の下端面に着座する。すなわち、コイルスプリング90は、案内部材82の保持壁94と針ホルダ84の頭部120との間に位置する。
グリップ部材86は、図1及び図2に示すように、案内部材82に対応して傾斜した中空部材として設けられる。
図13に示すように、該グリップ部材86の内部には、案内部材82を囲繞して保持するための囲繞壁134が設けられている。また、短傾斜面の近傍には、2本の押さえ柱部136a、136bがグリップ部材86の長手方向に沿って延在するように設けられる。押さえ柱部136a、136b同士の間のクリアランスは、セーフティバー106の幅広部114の幅方向寸法に比して小さく設定されており、このため、セーフティバー106は押さえ柱部136a、136bによって堰止された状態にある。
また、グリップ部材86の平坦な上端面には、係合孔138(図1及び図2参照)が貫通形成される。
押し子88は、図14に示すように、四角錐の一頂部が除去された形状の頭部140と、該頭部140の底面の四辺中、2つの長辺から垂下した第1垂下部142、第2垂下部144と、これら第1垂下部142と第2垂下部144の間に設けられて該第1垂下部142及び該第2垂下部144と同一方向に延在する進入部146とを有する。第1垂下部142と第2垂下部144は互いに対向する位置に設けられる。針ホルダ84の頭部120は、これら第1垂下部142及び第2垂下部144に摺動自在に挟持されている。
第1垂下部142の先端は、該第1垂下部142の外方に向かうようにして折り返されており、これにより返し部148が形成されている。後述するように、返し部148は、案内部材82の第2係止窓111に係止される。一方、挿入孔92に沿って延在する第2垂下部144は、該挿入孔92によって保持される。
進入部146は、針ホルダ84の前記切込130に対向し、その先端は前記ストッパ132に当接する。すなわち、進入部146は、ストッパ132を押圧することによって針ホルダ84を押圧する。この押圧によって変位した針ホルダ84が変位終点に到達すると、進入部146は、ストッパ132を乗り越えて切込130に進入する。
頭部140において、底面の短辺側の2側面には係合溝150a、150bがそれぞれ形成される。図1や図12等に示すように、頭部140の一部は、グリップ部材86の内部から係合孔138に通されて該係合孔138から露呈している。
グリップ部材86の係合孔138は、該係合孔138を頭部140が通過する際、弾性変形を起こして拡開する。そして、係合溝150a、150bの位置が係合孔138に合致したとき、収縮して元の形状に戻る。勿論、係合溝150a、150bには係合孔138の内壁が進入する。これにより、押し子88とグリップ部材86が互いに係合されるに至る。
第1実施形態に係るセンサ挿入装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次に、その作用効果につき、操作(センサ挿入方法)との関係で説明する。
はじめに、ベース部材20のロック部55(図3参照)がセーフティバー106の被押圧部112の下端面に形成されたロック用凹部113に係合し、これによりセーフティバー106の変位を阻止している状態の装置本体14に対してトランスミッタ12を取り付ける。すなわち、トランスミッタ12の両側部に形成された被把持用溝72a、72bに把持用爪部56a、56bを挿入し、この状態で、トランスミッタ12を第1取付部26側に摺動させる。この摺動は、トランスミッタ12の先端面がハウジング22の後端面に当接するとともに、堰止部58が進入用凹部74に進入することで終了する。すなわち、トランスミッタ12がベース部材20の第2取付部30に取り付けられる。
このようにしてトランスミッタ12が第2取付部30に取り付けられると、図15に示すように、セーフティバー106の被押圧部112がトランスミッタ12の先端面から押圧される。その結果、被押圧部112の下端面に形成されたロック用凹部113が前記ロック部55(ともに図2参照)から離脱し、これによりセーフティバー106がベース部材20(装置本体14)の拘束から解放される。従って、セーフティバー106が回動軸108を中心に回動し、これに伴って、該セーフティバー106の幅広部114がグリップ部材86の押さえ柱部136a、136bから離脱する。
セーフティバー106の幅広部114の上端面が押さえ柱部136a、136bの下端面に当接しているときには、該押さえ柱部136a、136bが幅広部114によって堰止されているためにグリップ部材86を変位させることができない。すなわち、トランスミッタ12を取り付けていない状態では、挿入針46及び検出部76を移動させることができない。このため、トランスミッタ12を取り付けないままで挿入針46及び検出部76を体内に挿入しようとする誤操作を防止することができる。
なお、この時点では、蓋部材24は、グリップ部材86の内壁と囲繞壁134で挟持されるようにしてグリップ部材86の内部に収容されている。勿論、蓋部材24の円弧状凹部66a、66b(図5参照)には、ハウジング22に形成された係止軸64a、64b(図4参照)が予め挿入されている。
また、押し子88の返し部148は、案内部材82の上端部近傍に形成された第2係止窓111に係止されており、これにより、グリップ部材86と押し子88が装置本体14から離間する方向に移動して案内部材82から抜け落ちてしまうことが防止されている。
次いで、粘着紙18の下端面側に貼付された剥離紙を剥離し、該粘着紙18を患者の皮膚S上の適切な位置に貼付する。これによりセンサ挿入装置10が皮膚S上に位置決めされる。
次いで、作業者(主には被測定者本人)は、グリップ部材86を把持し、図16に示すように、案内部材82に沿ってグリップ部材86を押し下げる。すなわち、グリップ部材86を被測定者の体躯に向かって変位させる。これに追従して、該グリップ部材86に係合した押し子88も変位する。上記したように既にセーフティバー106によるロックが解除されているので、この変位は容易である。
押し子88の進入部146が針ホルダ84のストッパ132に当接しているため、押し子88が変位することに伴い、針ホルダ84もグリップ部材86及び押し子88と同一方向に変位する。従って、針ホルダ84の針保持部116に保持された挿入針46、及び該挿入針46の内部に収容された検出部76が被測定者の体躯側に向かって移動する。すなわち、挿入針46及び検出部76がベース部材20の挿通口48(図3参照)を通過して、被測定者の体内に挿入される。また、返し部148が第2係止窓111から離脱するとともに、コイルスプリング90が圧縮される。
さらに、案内部材82の拡開部98が、グリップ部材86が変位するに従って該グリップ部材86の内部に徐々に収容される。このため、拡開部98がグリップ部材86の内壁によって案内部材82側に指向して押圧される。その結果、拡開部98の先端に設けられた係合用突起部100に対し、被係合用凹部36から離間する方向に指向する力が作用する。従って、係合用突起部100は、グリップ部材86が変位するに従って被係合用凹部36から徐々に離間する。
グリップ部材86が変位終点に到達すると、押し子88及び針ホルダ84の変位が終了し、挿入針46及び検出部76の挿入も終了する。この際、センサ基部52の被捕捉孔78の位置が装置本体14(ベース部材20)の捕捉用爪部54に合致し、図17に示すように、該捕捉用爪部54の先端が被捕捉孔78に通る。
これによりセンサ基部52が装置本体14に位置決め固定されるので、検出部76の体内からの抜け止めがなされる。また、フレキシブルケーブル80が捻れることもない。
また、これと同時に、案内部材82の拡開部98の先端に設けられた係合用突起部100が被係合用凹部36から離間する。その結果、案内部材82の装置本体14への係合が解除され、移動機構16が装置本体14から切り離される。
さらに、グリップ部材86が変位終点に到達することにより、その進入部146が、針ホルダ84に設けられたストッパ132を乗り越える。すなわち、進入部146が切込130に進入する(図16参照)。
これに伴って、針ホルダ84が押し子88の押圧から解除される。従って、図18に示すように圧縮したコイルスプリング90が伸張して元の形状に戻り、この際、針ホルダ84を弾発付勢する。その結果、針ホルダ84は、案内部材82に沿って斜め上方、換言すれば、装置本体14から離間する方向に変位する。これに追従して挿入針46も斜め上方に変位するので、挿入針46が被測定者の体内から取り出される。図17は、このときの状態を示している。
センサ基部52は、上記したように捕捉用爪部54によって保持されている。従って、針ホルダ84が変位することに伴ってセンサ50が移動すること、ひいては、検出部76が被測定者の体内から抜け出ることが回避される。
さらにまた、押し子88の返し部148が、案内部材82の第1係止窓110に係止される。すなわち、押し子88が案内部材82に対して係合する。
そして、上記した案内部材82の装置本体14に対する係合の解除、押し子88の案内部材82に対する係合、及び針ホルダ84の装置本体14から離間する方向への変位により、図19に示すように、移動機構16が一体的に装置本体14から離脱する。すなわち、第1実施形態においては、トランスミッタ12を装置本体14に取り付け、その後、グリップ部材86を把持して体躯側に押し下げるという単純な操作を行うのみで、安全機構を解除すること、センサ50の検出部76を被測定者の体内に挿入すること、及び装置本体14のみを体躯に留め置いて装置本体14から移動機構16を離脱させることが可能である。従って、センサ挿入装置10に不慣れな者が操作する場合であっても、誤操作を起こし難い。
以上のように、第1実施形態によれば、作業者がセンサ挿入操作を誤ることを回避し得る。従って、被測定者にとって負担が生じ難い。
しかも、セーフティバー106が移動機構16から離脱することなく一体化されたままであるので、廃棄物が増えることもないという利点がある。
加えて、装置本体14から離間した移動機構16において、針ホルダ84が上方に変位しているため、挿入針46は案内部材82の内部に収容された状態にある。このため、離間後の移動機構16を取り扱う作業者やその周囲の者に挿入針46が刺さることが回避される。すなわち、挿入針46の誤刺を防止することができる。
移動機構16が装置本体14から離脱することに伴い、グリップ部材86の内部に収容されていた蓋部材24が露呈する。この蓋部材24を、係止軸64a、64bを回動中心として回動させて閉状態とし、ハウジング22の開口を閉塞する。この際には、掛止用爪部68a、68b(図5参照)がハウジング22の天井壁に引っ掛かる。
その後、被測定者の血液又は体液中のアナライト(例えば、グルコースやpH、コレステロール、たんぱく質等)を前記検出部76によって検出する。検出部76による検出結果は、センサ基部52からフレキシブルケーブル80を介してコネクタ42に信号として送信される。さらに、信号は、電極70を介してトランスミッタ12に受信され、情報に変換されて前記医療機器(すなわち、表示機や電子カルテ等)に自動的に又は操作によって無線送信される。
以上のようにして、被測定者の生体情報を得ることができる。
次に、第2実施形態係るセンサ挿入装置につき説明する。なお、第1実施形態に係るセンサ挿入装置10の構成要素に対応する構成要素において、同一の機能を営む部位には同一の参照符号を付す。
図20は、第2実施形態に係るセンサ挿入装置210の分解斜視図である。このセンサ挿入装置210は、トランスミッタ12(図2参照)が取り付けられる装置本体214と、移動機構216とを具備し、前記センサ挿入装置10と同様に、粘着紙18を介して患者(被測定者)の皮膚S上の適切な位置に貼付されて用いられる。
装置本体214につき先ず説明すると、該装置本体214は、ベース部材20と、前記ベース部材20に取り付けられるハウジング22と、前記ハウジング22の開口を閉塞する蓋部材224とを有する。
図21に示すように、蓋部材224の一端部には、堰止用凹部226が陥没形成される。また、他端部には、前記蓋部材24と同様に、ハウジング22の係止軸64a、64bが挿入される円弧状凹部66a、66bが形成されるとともに、その下端面に、掛止用爪部68a、68bが鉛直下方に指向して突出形成される。
すなわち、この蓋部材224も、円弧状凹部66a、66bに係止軸64a、64bが挿入されることに伴ってハウジング22に回動自在に係止され、蓋部材224が閉状態にあるときには、掛止用爪部68a、68bがハウジング22の天井壁に引っ掛かる。
移動機構216は、図20に示すセンサ50の検出部76を、挿入針46とともに被測定者の体内に挿入する方向に移動させるためのものである。
この移動機構216につき詳述すると、該移動機構216は、前記装置本体214に係合可能な案内部材282と、前記挿入針46を押圧して移動させる針ホルダ84(針保持部材)と、作業者に把持されるグリップ部材286と、前記針ホルダ84を押圧する押し子88(押圧部材)と、前記針ホルダ84を弾発付勢するコイルスプリング90(弾発部材)とを有する。
案内部材282は、図8及び図9に示される軸支部102a、102bが設けられていない以外は前記案内部材82に準拠して構成される。従って、案内部材82の各部位と同一の部位には同一の参照符号を付し、その説明を省略する。
グリップ部材286の長傾斜面の内壁には、図22及び図23に示すように、その一部が切り欠かれたような形状をなし、このために段差部288が形成される。図23から諒解されるように、この段差部288は、蓋部材224の一端部に形成された堰止用凹部226(図21参照)に進入する。この進入により、グリップ部材286は、被測定者の体躯側に向かって変位することができないロック状態となる。
グリップ部材286の内部には、さらに、案内部材282を囲繞して保持するための囲繞壁134が設けられる。そして、平坦な上端面には、係合孔138が貫通形成される。
上記した構成要素以外の構成要素については、第1実施形態に係るセンサ挿入装置10と同一のものを採用している。従って、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
次に、第2実施形態に係るセンサ挿入装置210の作用効果につき、操作(センサ挿入方法)との関係で説明する。
装置本体214に対してトランスミッタ12が取り付けられる前、ハウジング22は、図24に示すように、その後端面が立ち上がり部34a、34bから若干突出するようにしてベース部材20に摺動自在に保持される。すなわち、第1角柱部60a、60b(図3参照)が第1挿入溝38a、38bに摺動可能に挿入されるとともに、第2角柱部62a、62bが第2挿入溝40a、40bに摺動可能に挿入されている。
この状態では、蓋部材224の堰止用凹部226がグリップ部材286の段差部288に進入している(図23参照)。この進入により、グリップ部材286が蓋部材224で堰止され、グリップ部材286が被測定者の体躯側に向かって変位することが防止されたロック状態となる。すなわち、トランスミッタ12を取り付けないまま検出部76を被測定者の体内に挿入することはできない。
このように、第2実施形態においては、蓋部材224が変位防止部材として機能する。このため、トランスミッタ12を取り付けないままで挿入針46及び検出部76を体内に挿入しようとする誤操作を防止することができる。
この状態から、装置本体214に対してトランスミッタ12を取り付ける。すなわち、トランスミッタ12の両側部に形成された被把持用溝72a、72bに把持用爪部56a、56bを挿入し、この状態で、トランスミッタ12を第1取付部26側に摺動させる。
この摺動の最中、トランスミッタ12の先端面がハウジング22の後端面に当接する。上記したようにハウジング22の後端面が立ち上がり部34a、34bから若干突出しているからである(図24参照)。
従って、摺動するトランスミッタ12によってハウジング22が押圧され、第2取付部30から離間する方向に前進動作(変位)する。ハウジング22の変位及びトランスミッタ12の摺動は、図25に示すように、トランスミッタ12の先端面が立ち上がり部34a、34bの後端面に当接するとともに、ベース部材20に設けられた堰止部58がトランスミッタ12の進入用凹部74(図6参照)に進入することで終了する。
ハウジング22の上記した変位に追従し、ハウジング22の係止軸64a、64bが円弧状凹部66a、66bに挿入された蓋部材224がハウジング22に指向して倒れるように回動する。その結果、図26に示すように、堰止用凹部226が段差部288から離脱し、グリップ部材286の堰止が解除されてロック状態が解かれる。
次いで、粘着紙18の下端面側に貼付された剥離紙を剥離し、該粘着紙18を患者の皮膚S上の適切な位置に貼付する。これによりセンサ挿入装置210が皮膚S上に位置決めされる。
次いで、作業者(主には被測定者本人)は、グリップ部材286を把持し、案内部材282に沿ってグリップ部材286を押し下げる。これに追従して、該グリップ部材286に係合した押し子88も変位する。上記したように蓋部材224によるグリップ部材286のロックが解かれているので、この変位は容易である。
以降は、第1実施形態と同様に進行する。すなわち、押し子88の進入部146が針ホルダ84のストッパ132に当接しているため、押し子88が変位することに伴い、針ホルダ84もグリップ部材286及び押し子88と同一方向に変位する。従って、針ホルダ84の針保持部116に保持された挿入針46、及び該挿入針46の内部に収容された検出部76が被測定者の体躯側に向かって移動する。すなわち、挿入針46及び検出部76がベース部材20の挿通口48(図24参照)を通過して、被測定者の体内に挿入される。また、押し子88の返し部148が案内部材282の第2係止窓111から離脱するとともに、コイルスプリング90が圧縮される。
さらに、案内部材282の拡開部98が、グリップ部材286が変位するに従って該グリップ部材286の内部に徐々に収容される。このため、拡開部98がグリップ部材286の内壁によって案内部材282側に指向して押圧される。その結果、拡開部98の先端に設けられた係合用突起部100に対し、被係合用凹部36から離間する方向に指向する力が作用する。従って、係合用突起部100は、グリップ部材286が変位するに従って被係合用凹部36から徐々に離間する。
グリップ部材286が変位終点に到達すると、押し子88及び針ホルダ84の変位が終了し、挿入針46及び検出部76の挿入も終了する。この際、センサ基部52の被捕捉孔78の位置が装置本体214(ベース部材20)の捕捉用爪部54に合致し、図17と同様に、該捕捉用爪部54の先端が被捕捉孔78に通る。
これによりセンサ基部52が装置本体214に位置決め固定されるので、検出部76の体内からの抜け止めがなされる。また、フレキシブルケーブル80が捻れることもない。
また、これと同時に、案内部材282の拡開部98の先端に設けられた係合用突起部100が被係合用凹部36から離間する。その結果、案内部材282の装置本体214への係合が解除され、移動機構216が装置本体214から切り離される。
さらに、グリップ部材286が変位終点に到達することにより、その進入部146が、針ホルダ84に設けられたストッパ132を乗り越える。すなわち、進入部146が切込130に進入する。
これに伴って、針ホルダ84が押し子88の押圧から解除される。従って、図18と同様に、圧縮したコイルスプリング90が伸張して元の形状に戻り、この際、針ホルダ84を弾発付勢する。その結果、針ホルダ84は、案内部材282に沿って斜め上方、換言すれば、装置本体214から離間する方向に変位する。これに追従して挿入針46も斜め上方に変位するので、挿入針46が被測定者の体内から取り出される。
センサ基部52は、上記したように捕捉用爪部54によって保持されている。従って、針ホルダ84が変位することに伴ってセンサ50が移動すること、ひいては、検出部76が被測定者の体内から抜け出ることが回避される。
さらにまた、押し子88の返し部148が、案内部材282の第1係止窓110に係止される。すなわち、押し子88が案内部材282に対して係合する。
そして、上記した案内部材282の装置本体214に対する係合の解除、押し子88の案内部材282に対する係合、及び針ホルダ84の装置本体214から離間する方向への変位により、図19と同様に、移動機構216が一体的に装置本体214から離脱する。すなわち、第2実施形態においても、トランスミッタ12を装置本体214に取り付け、その後、グリップ部材286を把持して体躯側に押し下げるという単純な操作を行うのみで、安全機構を解除すること、センサ50の検出部76を被測定者の体内に挿入すること、及び装置本体214のみを体躯に留め置いて装置本体214から移動機構216を離脱させることが可能である。従って、センサ挿入装置210に不慣れな者が操作する場合であっても、誤操作を起こし難い。また、挿入針46が案内部材282の内部に収容された状態であるので、挿入針46の誤刺を防止することもできる。
以上のように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様に作業者がセンサ挿入操作を誤ることを回避し得るとともに、蓋部材224は装置本体214を構成する部材であるので、廃棄物が増えることもないという利点が得られる。
移動機構216が装置本体214から離脱することに伴い、グリップ部材286の内部に収容されていた蓋部材224が露呈する。この蓋部材224を、係止軸64a、64bを回動中心として回動させて閉状態とし、ハウジング22の開口を閉塞する。この際には、掛止用爪部68a、68b(図5参照)がハウジング22の天井壁に引っ掛かる。
その後、被測定者の血液又は体液中のアナライト(例えば、グルコースやpH、コレステロール、たんぱく質等)を前記検出部76によって検出する。検出部76による検出結果は、センサ基部52からフレキシブルケーブル80を介してコネクタ42に信号として送信される。さらに、信号は、電極70を介してトランスミッタ12に受信され、情報に変換されて前記医療機器(すなわち、表示機や電子カルテ等)に自動的に又は操作によって無線送信される。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、トランスミッタ12は、センサ挿入装置10、210を皮膚S上に位置決めした後に取り付けるようにしてもよい。

Claims (8)

  1. 被測定者の生体情報を測定するセンサ(50)の検出部(76)を該被測定者の体内に挿入させるセンサ挿入装置(10)であって、
    前記検出部(76)が検出した生体情報を含む信号を処理する信号処理器(12)が取り付けられる装置本体(14)と、
    前記装置本体(14)に着脱可能に取り付けられ、前記被測定者の体内に穿刺する挿入針(46)とともに前記検出部(76)を移動させることで、前記検出部(76)及び前記挿入針(46)を前記被測定者の体内に挿入させる移動機構(16)と、
    前記移動機構(16)の前記被測定者の体躯側への変位を阻止する変位防止部材と、
    を備え、
    前記移動機構(16)は、前記装置本体(14)に係合可能な中空の案内部材(82)と、
    前記案内部材(82)の内部で、前記挿入針(46)を押圧して移動させる針保持部材(84)と、
    作業者に把持されるグリップ部材(86)と、
    前記グリップ部材(86)に保持され、且つ前記作業者によって前記グリップ部材(86)が前記案内部材(82)に沿って変位するのに連動して前記針保持部材(84)を押圧するように変位する押圧部材(88)と、
    前記針保持部材(84)を前記装置本体(14)から離間する方向に弾発付勢する弾発部材(90)と、
    を有し、
    前記変位防止部材は、前記装置本体(14)に前記信号処理器(12)が取り付けられていないときには前記グリップ部材(86)を堰止する一方、前記装置本体(14)に前記信号処理器(12)が取り付けられたときに該信号処理器(12)の押圧作用下に移動して前記グリップ部材(86)に対する堰止を解除し、
    前記変位防止部材の堰止から解除された前記グリップ部材(86)が、前記被測定者の体躯側に変位することに追従して前記押圧部材(88)が変位するとともに、該押圧部材(88)が前記針保持部材(84)を押圧することにより、前記挿入針(46)が前記被測定者の体内に穿刺され、
    前記押圧部材(88)は、変位終点に到達したとき、前記グリップ部材(86)による保持が維持された状態で前記案内部材(82)に係合し、
    前記案内部材(82)は、前記グリップ部材(86)及び前記押圧部材(88)が変位終点に到達したときに前記グリップ部材(86)によって前記装置本体(14)との係合から解除され、
    且つ前記針保持部材(84)は、前記グリップ部材(86)及び前記押圧部材(88)が変位終点に到達したときに、前記弾発部材(90)の作用により前記装置本体(14)から離間する方向に変位し、
    前記押圧部材(88)と前記案内部材(82)とが係合し、且つ前記案内部材(82)の前記装置本体(14)に対する係合が解除され、及び前記針保持部材(84)の前記装置本体(14)から離間する方向へ変位し、前記検出部(76)が体内に留置された状態となることを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  2. 請求項1記載の装置(10)において、前記変位防止部材は、前記案内部材(82)に取り付けられて前記信号処理器(12)に直接押圧されて回動する棒状部材(106)であることを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  3. 請求項1記載の装置(210)において、前記装置本体(214)は、ベース部材(20)と、前記ベース部材(20)に取り付けられるハウジング(22)と、前記ハウジング(22)に取り付けられて該ハウジング(22)の開口を閉塞する蓋部材(224)とを有し、
    前記変位防止部材は前記蓋部材(224)であり、前記信号処理器(12)に押圧された前記ベース部材(20)が変位することに伴って回動することを特徴とするセンサ挿入装置(210)。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の装置(10)において、前記針保持部材(84)が長尺物として設けられるとともに、その長手方向に沿って延在する切込(130)が形成され、
    前記切込(130)に、ストッパ(132)が設けられ、
    前記押圧部材(88)は、前記切込(130)に進入する進入部(146)を有し、
    前記進入部(146)が前記ストッパ(132)を乗り越えて前記切込(130)に進入したとき、前記弾発部材(90)の作用下に前記針保持部材(84)が前記装置本体(14)から離間する方向に変位することを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  5. 請求項1記載の装置(10)において、前記案内部材(82)の、前記装置本体(14)に対して係合する係合部(100)は、該案内部材(82)の外方に向かって拡開する拡開部(98)の先端に形成され、
    前記拡開部(98)は、前記グリップ部材(86)が前記装置本体(14)側に変位するときに前記グリップ部材(86)の内壁で押圧されることにより、前記装置本体(14)から離間する方向に変位することを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  6. 請求項1記載の装置(10)において、前記案内部材(82)の内部に、前記弾発部材(90)を保持するための保持壁(94)が設けられていることを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  7. 請求項1記載の装置(10)において、前記装置本体(14)は、前記針保持部材(84)が変位終点に到達したときに前記センサ(50)を捕捉する捕捉部(54)を有することを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
  8. 請求項1記載の装置(10)において、前記信号処理器(12)がトランスミッタ(12)であることを特徴とするセンサ挿入装置(10)。
JP2014536541A 2012-09-24 2012-09-24 センサ挿入装置 Active JP5952411B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2012/074442 WO2014045448A1 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 センサ挿入装置及びセンサ挿入方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5952411B2 true JP5952411B2 (ja) 2016-07-13
JPWO2014045448A1 JPWO2014045448A1 (ja) 2016-08-18

Family

ID=50340796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014536541A Active JP5952411B2 (ja) 2012-09-24 2012-09-24 センサ挿入装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US9848804B2 (ja)
EP (1) EP2898828B1 (ja)
JP (1) JP5952411B2 (ja)
CN (1) CN104582570B (ja)
HK (1) HK1206958A1 (ja)
WO (1) WO2014045448A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6966426B2 (ja) * 2015-10-21 2021-11-17 デックスコム・インコーポレーテッド 経皮分析物センサ、そのためのアプリケータ、及び関連した方法
US20170188911A1 (en) 2015-12-30 2017-07-06 Dexcom, Inc. Transcutaneous analyte sensor systems and methods
EP3449827B1 (en) * 2016-04-27 2020-05-13 PHC Holdings Corporation Sensor insertion device
EP3278729B1 (en) * 2016-08-04 2020-06-24 Roche Diabetes Care GmbH Medical device for detecting at least one analyte in a body fluid
CN212438615U (zh) 2017-10-24 2021-02-02 德克斯康公司 可穿戴设备
US11331022B2 (en) 2017-10-24 2022-05-17 Dexcom, Inc. Pre-connected analyte sensors
DE102018101275A1 (de) * 2018-01-22 2019-07-25 Eyesense Gmbh Injektor zum transkutanen Einführen eines Sensors in einen Patienten
KR101891309B1 (ko) * 2018-02-23 2018-08-23 주식회사 티포엘 인체 부착식 혈당측정센서 삽입장치
WO2019176324A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 Phcホールディングス株式会社 センサ挿入装置
US20210169518A1 (en) * 2018-03-23 2021-06-10 Phc Holdings Corporation Sensor insertion device
KR102222045B1 (ko) * 2018-07-31 2021-03-04 주식회사 아이센스 연속 혈당 측정 장치
CN109998555B (zh) * 2019-04-30 2023-12-15 苏州百孝医疗科技有限公司 一种受体生理参数测量系统
US20220218240A1 (en) * 2019-08-19 2022-07-14 Medtrum Technologies Inc. Sensing device
KR102534848B1 (ko) * 2021-06-29 2023-05-30 주식회사 아이센스 생체 정보 측정용 센서 유닛
CN116195996A (zh) * 2021-11-30 2023-06-02 上海微创生命科技有限公司 针组件、传感器底座组件及植入系统

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527138A (ja) * 1997-12-31 2003-09-16 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド 挿入セットのための挿入装置およびその使用方法
JP2004520898A (ja) * 2001-01-02 2004-07-15 セラセンス インコーポレーテッド 検体監視装置およびその使用方法
JP2008506468A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 デックスコム・インコーポレーテッド 経皮的検体センサ
JP2009539438A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 ウノメディカル アクティーゼルスカブ 経皮センサのための挿入器
JP2010538745A (ja) * 2007-09-13 2010-12-16 デックスコム・インコーポレーテッド 経皮的検体センサ
WO2011002815A2 (en) * 2009-06-30 2011-01-06 Isense Corporation System, method and apparatus for sensor insertion
JP2011504129A (ja) * 2007-11-21 2011-02-03 メディンゴ・リミテッド アナライト監視及び流体分注システム
US20120022344A1 (en) * 2008-12-24 2012-01-26 Roche Diagnostics Operations, Inc. Insertion system and insertion device
WO2013035455A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 テルモ株式会社 センサ挿入装置及びその装置の動作方法

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7905833B2 (en) 2004-07-13 2011-03-15 Dexcom, Inc. Transcutaneous analyte sensor
US9788771B2 (en) * 2006-10-23 2017-10-17 Abbott Diabetes Care Inc. Variable speed sensor insertion devices and methods of use
US9072476B2 (en) * 2005-09-23 2015-07-07 Medtronic Minimed, Inc. Flexible sensor apparatus
CA2636034A1 (en) * 2005-12-28 2007-10-25 Abbott Diabetes Care Inc. Medical device insertion
WO2008065646A1 (en) * 2006-11-28 2008-06-05 Medingo Ltd. An insertion device and method for inserting a subcutaneously insertable element into a body
US8002752B2 (en) * 2007-06-25 2011-08-23 Medingo, Ltd. Protector apparatus
DK3689237T3 (da) * 2009-07-23 2021-08-16 Abbott Diabetes Care Inc Fremgangsmåde til fremstilling og system til kontinuerlig analytmåling
US8932256B2 (en) * 2009-09-02 2015-01-13 Medtronic Minimed, Inc. Insertion device systems and methods
US9615779B2 (en) * 2012-04-04 2017-04-11 Dexcom, Inc. Transcutaneous analyte sensors, applicators therefor, and associated methods

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003527138A (ja) * 1997-12-31 2003-09-16 メドトロニック ミニメド インコーポレイテッド 挿入セットのための挿入装置およびその使用方法
JP2004520898A (ja) * 2001-01-02 2004-07-15 セラセンス インコーポレーテッド 検体監視装置およびその使用方法
JP2008506468A (ja) * 2004-07-13 2008-03-06 デックスコム・インコーポレーテッド 経皮的検体センサ
JP2009539438A (ja) * 2006-06-07 2009-11-19 ウノメディカル アクティーゼルスカブ 経皮センサのための挿入器
JP2010538745A (ja) * 2007-09-13 2010-12-16 デックスコム・インコーポレーテッド 経皮的検体センサ
JP2011504129A (ja) * 2007-11-21 2011-02-03 メディンゴ・リミテッド アナライト監視及び流体分注システム
US20120022344A1 (en) * 2008-12-24 2012-01-26 Roche Diagnostics Operations, Inc. Insertion system and insertion device
WO2011002815A2 (en) * 2009-06-30 2011-01-06 Isense Corporation System, method and apparatus for sensor insertion
WO2013035455A1 (ja) * 2011-09-09 2013-03-14 テルモ株式会社 センサ挿入装置及びその装置の動作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2014045448A1 (ja) 2016-08-18
EP2898828A1 (en) 2015-07-29
CN104582570A (zh) 2015-04-29
US9848804B2 (en) 2017-12-26
US20150190076A1 (en) 2015-07-09
CN104582570B (zh) 2016-12-21
WO2014045448A1 (ja) 2014-03-27
EP2898828B1 (en) 2019-04-03
EP2898828A4 (en) 2016-05-25
HK1206958A1 (en) 2016-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5952411B2 (ja) センサ挿入装置
US20240074704A1 (en) Sensor applicator assembly for continuous glucose monitoring system
JP4197433B2 (ja) ランセット一体型センサ、及びランセット一体型センサ用測定装置
US20070185516A1 (en) Puncture aid with protection against reuse
US20070233011A1 (en) Micropore forming system, micropore forming device, chip container, and chip container kit
WO2011152580A1 (ko) 란셋 재사용 방지장치
WO2014045447A1 (ja) センサ挿入装置及びセンサ挿入方法
KR20100120403A (ko) 채혈장치
KR20090090659A (ko) 재사용이 불가능한 일회용 자동채혈장치
JP4997247B2 (ja) 使い捨てカートリッジ
JP4997246B2 (ja) 使い捨てカートリッジ
JP2005021291A (ja) 穿刺具
JP6255469B1 (ja) 採血用穿刺装置の使用補助装置
JP4482318B2 (ja) 穿刺針カートリッジ
JP4831227B2 (ja) 穿刺針廃棄器具
AU2018363712B2 (en) Sample acquiring device holder for a housing of an analysis apparatus
JP4507539B2 (ja) 穿刺針廃棄器具
KR20230108828A (ko) 메디컬 디바이스용 어플리케이터 및 어플리케이터 조립체
JP3170603B2 (ja) ピアス孔開け装置
JP2006087834A (ja) 穿刺規制部材
JP2008237622A (ja) 穿刺装置および穿刺装置セット

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160524

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5952411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250