JP5949969B2 - 媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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本発明は、記録媒体に記録を行う記録部を備えた媒体処理装置、媒体処理装置の制御方法、及び、プログラムに関する。
一般に、記録媒体に記録を行う記録装置において、用紙切れ等の原因により記録を継続できなくなる場合、記録装置はエラーを報知して動作を停止する。
近年、記録装置としての機能に他の機能を併せ持つ装置が知られるようになった(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の装置はレシートに記録を行う記録装置としての機能に加え、ジャーナルに記録する機能も有している。この特許文献1記載の装置は、ジャーナルの用紙切れにより記録ができなくなった場合に、レシートの印刷のみを実行する機能を有する。
特開平03−225593号公報
特許文献1に開示された装置はレシートとジャーナルとを並行して記録する装置であるが、レシートとジャーナルは本来同じ情報を記録するものであるので、ジャーナルが用紙切れとなったままレシートの記録を継続して、ジャーナルの記録を後で行うことに大きな困難性はない。しかしながら、記録装置としての機能に他の機能を併せ持つ装置の中には、相互に関連しない情報を異なる記録媒体に記録する装置や、記録媒体への記録とは異なる機能を併せ持つものがあり、これらの装置において記録媒体への記録ができなくなった場合に、装置全体の停止を回避する方法はなかった。
上述した課題を解消するため、本発明は、記録媒体への記録を含む複数の機能を備えた装置により、記録が行えなくなった場合に装置全体の機能停止を回避できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、録媒体を処理する媒体処理装置であって、受信したコマンドを実行する制御部を備え、前記制御部は、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信及び他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、動作停止状態に移行し、前記動作停止状態では、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しないこと、を特徴とする。
本発明によれば、それぞれ記録媒体を処理する複数の動作部のいずれかに異常が発生するなどして実行コマンドを実行できない状態となった場合に、この動作部に対応するコマンドの実行を不可とし、コマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行を可能とするので、他のコマンドの受信と、受信したコマンドに従って他の動作部を継続して動作させることが可能になる。これにより、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。
また、本発明は、上記の媒体処理装置において、前記制御部は、前記媒体処理装置の動作の実行を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作の実行を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信及び前記媒体処理装置の他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、前記動作制限状態に移行した後に、前記媒体処理装置の前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、動作停止状態に移行し、前記動作停止状態では、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しないことを特徴とする。
本発明によれば、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。さらに、実行できない状態となった動作部に対するコマンドを受信した場合に、コマンドの受信も他の動作部による動作も不可とする動作停止状態に移行することで、実行できないコマンドを継続して受信し続ける、実行できないコマンドを消失させる等の事態を回避できる。このため、確実な制御を行うことができる。
また、本発明は、上記の媒体処理装置において、前記制御部は、前記動作停止状態であっても、動作状態の送信を実行可能であることを特徴とする。
本発明によれば、動作停止状態であっても即時処理コマンドの受信と実行、及び、動作状態の通知を実行可能であるため、動作停止状態であることを確実に、例えば、ホストコンピューターに通知し、ホストコンピューターによって確実な制御を行うことができる。また、ホストコンピューターによって受信済みのコマンドの消去を指示する等の動作を行い、動作停止状態から復帰させることが可能となる。
また、本発明は、上記の媒体処理装置において、操作部を備え、前記制御部は、前記動作制限状態に移行する原因となった事由が前記操作部からの所定の入力あるいは受信した所定のコマンドの実行により解消した場合に、前記動作制限状態を解除することを特徴とする。
本発明によれば、動作停止状態及び動作制限状態から、ユーザーの操作或いはコマンドを送信することにより、容易に復帰することができる。
また、本発明は、上記の媒体処理装置において、前記制御部は、前記動作制限状態に移行する際に、コマンドの実行ができない前記動作に対応するコマンドの実行不可を示す信号を送信することを特徴とする。
本発明によれば、例えば、ホストコンピューターに対して実行不可を示す信号を送信することで、ホストコンピューターは、媒体処理装置が動作制限状態に移行したことを検出できるので、媒体処理装置に対する実行コマンドの送信を停止し、動作制限状態を解消させるための動作に移行するなど、効率よく確実に媒体処理装置を制御できる。
また、本発明は、上記の媒体処理装置において、前記複数の記録媒体は、ロール紙およびスリップ紙を含み、前記動作は、前記ロール紙を処理するロール紙動作部の動作および前記スリップ紙を処理するスリップ動作部の動作を含み、前記ロール紙動作部および前記スリップ紙動作部は、前記記録媒体に記録を行う記録部をそれぞれ有することを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体としてロール紙及びスリップ紙を用いる媒体処理装置において、ロール紙動作部とスリップ紙動作部のいずれかに異常が発生するなどして実行コマンドを実行できない状態となった場合に、当該動作部に対応するコマンドの実行を不可とし、コマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行を可能とするので、他のコマンドの受信と、受信したコマンドに従って他の動作部を継続して動作させることが可能になる。これにより、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、録媒体を処理する媒体処理装置の制御方法であって、受信したコマンドを実行し、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドの実行を実行せず、コマンドの受信及び他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しない動作停止状態に移行すること、を特徴とする。
本発明の制御方法を実行することにより、それぞれ記録媒体を処理する複数の動作部を備えた媒体処理装置は、動作部のいずれかに異常が発生するなどして実行コマンドを実行できない状態となった場合に、この動作部に対応するコマンドの実行を不可とし、コマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行を可能とするので、他のコマンドの受信と、受信したコマンドに従って他の動作部を継続して動作させることが可能になる。これにより、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。
また、上記の目的を達成するため、本発明は、録媒体を処理する媒体処理装置を制御する制御部が実行可能なプログラムであって、前記制御部によって、コマンドを実行し、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信及び他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しない動作停止状態に移行すること、を特徴とする。
本発明のプログラムを実行することにより、制御部が、それぞれ記録媒体を処理する複数の動作部のいずれかに異常が発生するなどして実行コマンドを実行できない状態となった場合に、この動作部に対応するコマンドの実行を不可とし、コマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行を可能とするので、他のコマンドの受信と、受信したコマンドに従って他の動作部を継続して動作させることが可能になる。これにより、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。



本発明によれば、複数の動作が可能な媒体処理装置において一部の動作に支障をきたした場合であっても、装置全体の機能停止を確実に回避できる。
本実施形態に係る複合処理装置を示す外観斜視図である。 複合処理装置の装置本体を示す概略側面図である。 媒体搬送路に設けられた各部材を示す模式図である。 複合処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 小切手処理に係る通常動作を示すフローチャートである。 ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 オフライン要因発生時の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る媒体処理装置としての複合処理装置を示す外観斜視図である。複合処理装置(媒体処理装置)1は、小切手(スリップ紙、記録媒体)Sに記録されている磁気インク文字(MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字ともいう)を読み取り、その内容に応じて小切手に印刷(記録)処理を行う。また、複合処理装置1は、感熱紙をロール形状に巻き回したロール紙(記録媒体)Rを内部に収容し、このロール紙に対して印刷(記録)処理を行う。
複合処理装置1は、図1に示すように、全体として直方体形状をした本体ケース2を備え、この本体ケース2の前面の左側寄りの部分には、小切手Sを挿入するための媒体挿入口3が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面の装置前後方向の中央部分には、処理された小切手Sが排出される媒体排出口4が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。媒体挿入口3と媒体排出口4との間には、媒体挿入口3から装置後方に延びた後に上方に湾曲して延びる媒体搬送路5が形成されている。これら媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5は、本体ケース2の左側面を開放して形成されており、当該媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5よりも幅の広い小切手Sを搬送することが可能となっている。
本体ケース2の上面において、媒体排出口4よりも前側は前側カバー6によって被われており、前側カバー6の前端部分には複合処理装置1の各種操作を行う操作パネル7(操作部)が設けられている。また、本体ケース2の上面には、媒体排出口4よりも後側に印刷処理されたロール紙Rが排出されるロール紙排出口8が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面において、ロール紙排出口8よりも後側には開閉蓋9が設けられ、この開閉蓋9は、後端を中心として回動可能に本体ケース2に取り付けられている。開閉蓋9を開くと、ロール紙Rを収納するロール紙収容部10が露出し、ロール紙Rの交換を行うことができる。ロール紙Rは、長尺の感熱紙を芯管にロール状に巻きつけて構成されている。
図2は、複合処理装置1の装置本体を示す概略側面図である。図2は本体ケース2、前側カバー6および開閉蓋9などの外装部品を取り除いた状態を示している。複合処理装置1は、図2に示すように、装置本体11を備え、この装置本体11は、小切手Sに印刷処理を行うスリップ印刷部12と、ロール紙Rに印刷処理を行うロール紙印刷部13とを一体に備えて構成されている。
ロール紙印刷部13は、左右一対の左サイドフレーム14及び右サイドフレーム(不図示)と、これらサイドフレーム間に設けられてロール紙収容部10の床面、前面及び背面を形成するロール紙ホルダー(不図示)を備える。このロール紙ホルダーは、ロール紙Rを回転自在に保持し、ロール紙収容部10でロール紙Rが自由に転動することを確保している。
左右のサイドフレーム間には、ロール紙排出口8の近傍に、プラテンローラー15が回転自在に掛け渡されている。プラテンローラー15の前方には、当該プラテンローラー15に対向する位置にサーマルヘッド16が配置されており、このサーマルヘッド16は、プラテンローラー15との対向面に複数の発熱抵抗体を備えている。ロール紙収容部10に収納されたロール紙Rの先端部分は、プラテンローラー15とサーマルヘッド16とで挟持され、プラテンローラー15が回転することによりロール紙排出口8へと送られる。そして、プラテンローラー15とサーマルヘッド16との間を通過する際に、サーマルヘッド16が発熱することにより文字や画像がロール紙Rに記録される。左サイドフレーム14には、ロール紙搬送モーター17が配置され、このロール紙搬送モーター17の回転が中間ギア18を介してプラテンローラー15と同軸上に形成される駆動ギア19に伝達され、プラテンローラー15が回転する。
また、プラテンローラー15の上方には、可動刃20及びこの可動刃20を進退させるカッター駆動モーター24(図4参照)を内蔵したオートカッターユニット21が配置されており、このオートカッターユニット21の後方には、ロール紙排出口8を挟んで、固定刃22が設けられている。ロール紙Rの先端部分は、可動刃20と固定刃22との間を通ってロール紙排出口8に延びており、ロール紙Rを切断する際には、カッター駆動モーター24の駆動により可動刃20が固定刃22に向かって後方に遥動し、固定刃22と協働してロール紙Rを切断する。
さらに、左サイドフレーム14には、ロール紙収容部10内のロール紙Rの残量を検知するロール紙残量センサー23が設けられている。
スリップ印刷部12は、図2に示すように、ベースフレーム31と、このベースフレーム31に立設された左サイドフレーム32及び右サイドフレーム(不図示)とを有する本体フレーム33を備える。この本体フレーム33には下案内面35及び上案内面36を構成する上下一対の紙案内部材が設けられ、下案内面35と上案内面36との隙間が上述した媒体搬送路5として形成されている。この媒体搬送路5は、媒体挿入口3から装置後方に延びる水平搬送路部分5aと、この水平搬送路部分5aの後端から上方に湾曲する湾曲搬送路部分5bと、この湾曲搬送路部分5bの上端から上方に延びて媒体排出口4に連なる垂直搬送路部分5cとを備える。
水平搬送路部分5aと湾曲搬送路部分5bとの境界部分には、一対の第1搬送ローラー34が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置され、垂直搬送路部分5cには、一対の第2搬送ローラー37が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置されている。これら第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれスリップ搬送モーター38(図4)の駆動により回転して小切手Sを搬送する。また、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれ一方のローラー部材が他方のローラー部材に対して進退自在に構成されるとともに、当該一方のローラー部材に連結されるローラー開閉モーター39(図4)の駆動に応じた進退動作により媒体搬送路5を開閉する。また、ベースフレーム31上には、制御プログラムに基づいて複合処理装置1全体の動作を制御する制御基板40が配置されている。
図3は、媒体搬送路5に設けられた各部材を示す模式図である。
媒体搬送路5上には、媒体挿入口3側から順にBOF(Bottom of Form)センサー41、MICRヘッド42、第1搬送ローラー34、TOF(Top of Form)センサー43、整列手段44、バリデーションセンサー45、第1印刷ヘッド(記録ヘッド)46、MOP(Middle of Paper pass)センサー47、第2搬送ローラー37、第2印刷ヘッド(他の記録ヘッド)48、EJD(Slip Eject Detector)センサー49が設けられている。
BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47及びEJDセンサー49は、例えば透過型もしくは反射型のフォトセンサーで構成されており、媒体搬送路5の各位置で小切手Sの有無を非接触で検出するものである。
BOFセンサー41は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの後端を検出するものであり、媒体挿入口3近傍の下案内面35に設けられている。TOFセンサー43は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの先端を検出するものであり、第1搬送ローラー34よりも媒体排出口側近傍の上案内面36に設けられている。EJDセンサー49は、スリップ印刷部12で処理された小切手Sが媒体排出口4から排出されたことを検出するものであり、この媒体排出口4近傍に設けられている。MOPセンサー47は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの有無を検出するものであり、第2搬送ローラー37よりも媒体挿入口側近傍の上案内面36に設けられている。
本実施形態のスリップ印刷部12は、小切手Sを媒体排出口4から挿入して第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48により印刷を行い、印刷後に再び媒体排出口4から小切手Sを排出するバリデーション印刷を行うことが可能に構成されている。このため、媒体搬送路5の湾曲搬送路部分5bの上端には、媒体排出口4から挿入される小切手Sの先端が進入し、当該小切手Sを整列するための凹部50が形成されている。バリデーションセンサー45は、小切手Sの先端が凹部50に進入したことを検出するものであり、この凹部50に対向する位置に設けられている。
MICRヘッド42は、小切手Sの表面に記録された磁気インク文字の読取処理を行うためのものであり、媒体搬送路5の水平搬送路部分5aにおける上案内面36に設けられている。このMICRヘッド42にて読み取られたデータに基づいて小切手Sの有効・無効が判断される。整列手段44は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sを一旦停止させるためのものであり、TOFセンサー43よりも媒体排出口側の近傍位置に設けられている。整列手段は、例えばソレノイド等のストッパー駆動部44aと、このストッパー駆動部44aの動作に応じて、媒体搬送路5内に進退するストッパー部材44bとを備え、このストッパー部材44bに小切手Sの先端が当接することで小切手Sが整列される。
第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの裏面に、買い物客の認証番号、日付、使用金額等の店側として必要な裏書き事項を印刷するためのもので、インクリボンに記録ワイヤーを打ち当ててインクリボンのインクを付着させて印刷するシリアル・インパクト・ドット・マトリクス(SIDM)印刷ヘッドとして構成されている。この第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5の垂直搬送路部分5cの下端部に位置し、この垂直搬送路部分5cを挟んで当該第1印刷ヘッド46と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第1プラテン51が設けられている。また、第1印刷ヘッド46は、垂直搬送路部分5cよりも装置後側に配置される第1キャリッジ52に搭載される。この第1キャリッジ52は、本体フレーム33(図2)のサイドフレーム間に略水平に掛け渡された第1キャリッジ軸53に摺動自在に設けられ、第1キャリッジ駆動モーター(駆動手段:図4)54の駆動により、第1キャリッジ軸53に沿って往復移動する。第1キャリッジ52は、タイミングベルト(不図示)を介して、第1キャリッジ駆動モーター54と連結されている。この第1キャリッジ駆動モーター54は、ステッピングモーターで構成されており、制御基板40の制御下、第1キャリッジ52を所望のステップに相当する距離だけ移動させることができる。
また、第1キャリッジ52の下部には、この第1キャリッジ52の位置検出を行う第1キャリッジセンサー(検出手段)55が設けられている。この第1キャリッジセンサー55は、透過型のフォトセンサーであり、第1キャリッジ52の往復移動に伴って、第1キャリッジ軸53と略平行に設けられた第1スケール56を走査する。この第1スケール56には、所定幅のスリットが複数形成されており、第1キャリッジセンサー55が第1スケール56を走査する際に、これらスリットを通過する光信号を取得することにより、第1キャリッジ52の変位量を検出して当該第1キャリッジ52(第1印刷ヘッド46)の位置検出を行う。なお、本実施形態では、第1キャリッジセンサー55には、第1キャリッジ駆動モーター54の駆動中にのみ電源が供給されるようになっており、第1キャリッジ駆動モーター54が停止した際には第1キャリッジセンサー55への電源供給が遮断されるため、待機電力の消費量が減少し、省エネルギー化を図ることができる。
第2印刷ヘッド48は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの表面に、支払い先、日付、金額等の表書き事項を印刷するためのもので、第1印刷ヘッド46と同様にSIDM印刷ヘッドとして構成されている。この第2印刷ヘッド48は、第1印刷ヘッド46よりも上方であって、垂直搬送路部分5cを挟んだ装置前側に配置されている。また、垂直搬送路部分5cを挟んで当該第2印刷ヘッド48と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第2プラテン57が設けられている。第2印刷ヘッド48は、上記第1印刷ヘッド46と同様に、第2キャリッジ(他のキャリッジ)58に搭載され、この第2キャリッジ58は、第2キャリッジ駆動モーター(他の駆動手段:図4)59の駆動により、第2キャリッジ軸(他のキャリッジ軸)60に沿って往復移動する。また、第2キャリッジ58の下部には第2キャリッジセンサー(他の検出手段)61が設けられ、この第2キャリッジセンサー61は、第2キャリッジ58の往復移動に伴って、第2キャリッジ軸60と略平行に設けられた第2スケール(他のスケール)62を走査する。なお、第2キャリッジ駆動モーター59も第1キャリッジ駆動モーター54と同様にステッピングモーターとして構成されている。
また、本体フレーム33には、第1印刷ヘッド46と第1プラテン51との間、及び、第2印刷ヘッド48と第2プラテン57との間にそれぞれ繰り出されるインクリボンを収容した第1インクリボンカセット63(図2)及び第2インクリボンカセット64(図2)が着脱可能な状態で装着されている。
図4は、複合処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
この図4に示すように、複合処理装置1の制御系は、制御基板40に実装された制御部に、各種モーター等の駆動部及び各種センサーが接続された構成となっている。
制御基板40には、制御プログラムを実行して各部を制御するCPU101、CPU101によって実行されるプログラムや処理されるデータ等を一時的に格納するRAM103、CPU101によって実行される基本制御プログラムや、各種設定値を記憶するフラッシュROM105、複合処理装置1の外部装置としてのホストコンピューター200との間でコマンドやデータ等を送受信する通信インターフェイス107、A/Dコンバーター108を内蔵し、複合処理装置1の各種センサーの検出値をデジタルデータに変換してCPU101に出力するセンサー駆動回路109、複合処理装置1が備える印刷ヘッドを駆動するヘッド駆動回路111、及び、複合処理装置1が備える各モーターを駆動するモータードライバー113を備えて構成され、これらの各部は相互に通信可能に接続されている。なお、制御基板40が備える各機能部は各々が独立した半導体デバイスとして実装されていてもよいし、複数の機能部の機能がSOC(System-on-a-chip)等の形態で統合された構成としてもよく、具体的な実装形態は任意である。
制御基板40には、モータードライバー113の温度を検出する基板温度センサー115が実装されている。基板温度センサー115は、制御基板40においてモータードライバー113が実装された裏面またはモータードライバー113の近傍に配置されるサーミスターである。
さらに、CPU101には、ロール紙収容部10(図1)に収容されたロール紙Rの残量が所定以上あるか否かを検出するロール紙残量センサー23、開閉蓋9が開いたことを検出するカバー開閉センサー117、上述した第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61が接続される。ロール紙残量センサー23は、ロール紙Rの外径が所定以上の場合にオンとなるスイッチ式のセンサーであり、カバー開閉センサー117は、開閉蓋9が開かれるとオンとなるスイッチ式のセンサーであり、それぞれオン/オフ状態に対応してHigh/Loの出力値を出力する。第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61は、例えばフォトインターラプターとして構成され、受光部における受光量が内蔵するしきい値を超えるか否かにより出力値をHigh/Loに切り換える。
また、操作パネル7は操作された場合、CPU101には操作パネル7から操作信号が入力され、この操作信号に基づいて操作パネル7の操作内容を検出できる。
CPU101は、フラッシュROM105に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、制御基板40に実装された各部を制御する。また、CPU101は、センサー駆動回路109を介して入力される各種センサーの検出値、及び、ロール紙残量センサー23、カバー開閉センサー117、第1キャリッジセンサー55、及び第2キャリッジセンサー61の出力値に基づいて、複合処理装置1の動作状態を監視し、ヘッド駆動回路111によって各ヘッドを駆動するとともに、モータードライバー113によって各モーターを動作させ、小切手Sの表面および裏面への印刷、MICR読み取り、ロール紙Rへの印刷等の動作を実行する。
RAM103は、CPU101の動作時にプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成する。また、RAM103には、通信インターフェイス107によりホストコンピューター200から受信したコマンドやデータを一時的に記憶する受信バッファー104が設けられる。CPU101は、受信バッファー104に格納されたコマンドを、受信順に読み出して実行する。
センサー駆動回路109は、BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47、EJDセンサー49、及び基板温度センサー115の各センサーに接続され、これら各センサーの出力値をデジタルデータに変換して、CPU101に出力する。また、センサー駆動回路109はMICRヘッド42に接続され、小切手Sに形成された磁気インク文字をMICRヘッド42によって読み取る動作中、MICRヘッド42の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。
さらに、センサー駆動回路109には、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76、及びサーマルヘッド温度センサー77が接続されている。第1印刷ヘッド温度センサー75は第1印刷ヘッド46に搭載され、第2印刷ヘッド温度センサー76は第2印刷ヘッド48に搭載される。第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76は、記録ワイヤーを突出させるためのソレノイドの近傍に設置され、このソレノイド及びその近傍の温度を検出する。また、サーマルヘッド温度センサー77はサーマルヘッド16の発熱素子の近傍に設置され、この発熱素子の温度を検出する。これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77は、例えばサーミスターで構成され、センサー駆動回路109は、これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値に基づいて求められる温度をもとに、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48を制御する。具体的には、CPU101は、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の温度があらかじめ設定されたしきい値を超えた場合に、そのヘッドの動作を強制的に一時停止させる。この場合、CPU101は、停止させたヘッドの温度が設定値より低くなった場合に動作を再開させる。
ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従って、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の各々に対し、記録ワイヤーを突出させるソレノイドコイルに通電することで、小切手Sへの記録を実行させる。また、ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従ってサーマルヘッド16が備える発熱素子(図示略)に通電して、ロール紙Rの記録面に熱を与えて記録を行う。
モータードライバー113は、ステッピングモーターとして構成されるロール紙搬送モーター17、カッター駆動モーター24、スリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、ストッパー駆動部44a、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各モーターに対し、CPU101の制御に従って、駆動電源、及び、駆動パルスを出力する。モータードライバー113が各モーターに供給する駆動電源は、電源ユニット120が各部に供給する24Vの直流電源である。電源ユニット120は、図4に示す複合処理装置1の各駆動部、すなわち各印刷ヘッド(第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、サーマルヘッド16)、各モーター(カッター駆動モーター24、第1キャリッジ駆動モーター54、第2キャリッジ駆動モーター59、スリップ搬送モーター38、ロール紙搬送モーター17、ローラー開閉モーター39)、ストッパー駆動部44a、および、制御基板40に直流電源を供給する。また、複合処理装置1が備える各センサーに対しては、制御基板40を介して、或いは制御基板40に実装されたセンサー駆動回路109を介して、電源ユニット120からの電源が供給される。
電源ユニット120の出力電圧はセンサー駆動回路109に入力されており、センサー駆動回路109は電源ユニット120の電源電圧の電圧値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、このデジタルデータに基づいて電源ユニット120の電圧が正常範囲内か否かを判別する。
このように、複合処理装置1は、小切手Sに対してMICR読み取り及び印刷を実行可能であり、ロール紙Rに対して印刷を実行可能である。このうち、制御基板40の制御によって小切手Sを処理するスリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、整列手段44、第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各動作部を、スリップ動作部とする。このスリップ動作部は、スリップ印刷部12を含んでいてもよい。また、ロール紙Rを処理するサーマルヘッド16、ロール紙搬送モーター17、及びカッター駆動モーター24の各動作部を、ロール紙動作部とする。このロール紙動作部は、上記のロール紙印刷部13を含んでもよい。
続いて、複合処理装置1の動作について説明する。以下に説明する動作はCPU101がフラッシュROM105に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。
複合処理装置1は、電源投入後に待機状態に移行する。この待機状態では、ローラー開閉モーター39によって第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を開位置に移動させて、媒体挿入口3に小切手Sを挿入可能とする。また、ストッパー駆動部44aによってストッパー部材44bを媒体搬送路5内に進出させる。この待機状態で小切手Sの挿入を検出すると、CPU101は図5に示すように小切手Sの処理を実行する。また、待機状態でロール紙Rの処理を指示するコマンドをホストコンピューター200から受信すると、CPU101は図6に示すようにロール紙Rの処理を実行する。また、CPU101は、待機状態において小切手Sが媒体排出口4から挿入されたことを検出すると、図7に示すようにバリデーション印刷を実行する。
図5は、複合処理装置1の動作を示すフローチャートであり、詳細には、小切手処理に係る通常動作を示す。
上記の待機状態において、CPU101は、媒体挿入口3からの小切手Sの挿入に対して待機する(ステップS11)。CPU101は、センサー駆動回路109から入力されるBOFセンサー41の出力値に基づいて、この小切手Sを検出すると(ステップS11;Yes)、モータードライバー113を制御し、ローラー開閉モーター39を駆動して第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を閉位置に移動させて、これら第1搬送ローラー34によって小切手Sを挟持する(ステップS12)。CPU101は、ストッパー部材44bが媒体搬送路5に進出した状態で、スリップ搬送モーター38を動作させて第1搬送ローラー34を回転駆動し、小切手Sを往復搬送する動作を複数回行う(ステップS13)。この動作により、小切手Sはストッパー部材44bに突き当てられてその向きが整う。
ここで、CPU101はBOFセンサー41の出力値に基づいて小切手Sの有無を検出し(ステップS14)、小切手Sが検出されない場合は誤操作または小切手Sが引き抜かれたものと判定して本処理を終了する。
一方、BOFセンサー41により小切手Sを検出した場合(ステップS14;Yes)、CPU101は、ストッパー駆動部44aを駆動してストッパー部材44bを媒体搬送路5から退避させる(ステップS15)。続いてCPU101は、第1搬送ローラー34によって小切手Sを搬送し、この間のMICRヘッド42の出力値に基づき、小切手Sの磁気インク文字を読み取る(ステップS16)。CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの裏面への印刷が指示されると、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送することで、印刷位置まで小切手Sを搬送し(ステップS17)、第1印刷ヘッド46によって小切手Sに印刷する(ステップS18)。
CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの表面への印刷が指示されている場合、表面の印刷位置まで小切手Sを搬送する(ステップS19)。CPU101は、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送する。小切手Sが表面の印刷位置に達したところで、CPU101はヘッド駆動回路111を制御して、第2印刷ヘッド48によって小切手Sの表面に印刷する(ステップS20)。表面の印刷終了後、CPU101はスリップ搬送モーター38を駆動し、第2搬送ローラー37により小切手Sを媒体排出口4から排出する(ステップS21)。
ここで、小切手Sは媒体排出口4から突出した位置に達しているが、小切手Sの後端は媒体排出口4の内部にあり、EJDセンサー49によって小切手Sの存在が検出されている。CPU101は、オペレーターが小切手Sを取り出すまで待機し(ステップS22)、小切手Sが取り出されてEJDセンサー49の検出値が切り替わったことを検出すると(ステップS23;Yes)、ローラー開閉モーター39及びストッパー駆動部44aを駆動して、上記の待機状態に戻る(ステップS24)。以上の動作により、小切手Sが挿入された場合に磁気インク文字の読み取り、小切手Sの表面および裏面への印刷を行う。
また、図6は、ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
CPU101は、ロール紙Rへの印刷を指示するコマンドを、ホストコンピューター200から受信した場合UステップS31)、図6の動作を開始し、受信したコマンドを受信バッファー104から読み出して、印刷コマンドか否かを判別する(ステップS32)。ここで、受信したコマンドが印刷コマンドであり、このコマンドに続いて印刷データを受信した場合(ステップS32;Yes)、CPU101は、ロール紙搬送モーター17を駆動してロール紙Rを搬送しながら、サーマルヘッド16に通電して、ロール紙Rの印刷面に熱を与えて印刷を行う(ステップS33)。印刷が完了すると、ロール紙Rの印刷終了位置がオートカッターユニット21の位置に達するまでロール紙Rを搬送し(ステップS34)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rを切断する(ステップS35)。
また、ホストコンピューター200から受信したコマンドが印刷コマンドでない場合、CPU101はロール紙搬送モーター17を動作させてロール紙Rを所定量搬送させ(ステップS36)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rをカットする(ステップS37)。
図7は、バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
CPU101は、待機状態において媒体排出口4から小切手Sが挿入されて、その先端が凹部50に達した場合に、バリデーションセンサー45の出力値の変化に基づいて小切手Sの挿入を検出する(ステップS41)。CPU101は、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信するまで待機し(ステップS42)、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信した場合には受信したコマンドに従って、小切手Sに対して第1印刷ヘッド46または第2印刷ヘッド48によってバリデーション印刷を行う(ステップS43)。印刷完了後、CPU101は、小切手Sがオペレーターによって抜去されるまで待機する。そして、バリデーションセンサー45及びEJDセンサー49の出力値の変化に基づいて小切手Sの抜去を検出すると、CPU101は、上述した待機状態に戻る。
ところで、上述のようにスリップ動作部及びロール紙動作部を備えた複合処理装置1において、スリップ動作部とロール紙動作部のいずれかが動作できない状態になることがある。このような状態を発生させる要因は多々あるが、例えば、ロール紙残量センサー23によりロール紙Rの残量不足が検出された場合、カバー開閉センサー117により開閉蓋9が開いていることが検出された場合、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76またはサーマルヘッド温度センサー77の出力値をもとにヘッドの過熱が検出された場合が挙げられる。これらの要因は、オフライン要因と呼ばれ、これらの要因が発生した上記動作部は、オフライン要因が解消されるまで動作を継続できない。
従来の装置ではオフライン要因が発生した場合に装置全体をオフラインにしてホストコンピューター200から送信されるコマンドを受け付けないものであったが、本実施形態では、オフライン要因が発生した動作部のみ動作できない状態にし、他の動作部や、CPU101が凹部50の各部を制御する動作については実行可能とする。以下、この場合について図8を参照して説明する。
図8は、オフライン要因発生時の動作を示すフローチャートである。
CPU101は、オフライン要因が発生した場合に(ステップS51)、割り込み処理として本処理を開始する。CPU101は、オフライン要因が発生して停止すべき動作部を特定し(ステップS52)、動作制限状態に移行する(ステップS53)。動作制限状態とは、オフライン要因が発生した動作部が対応する実行コマンド、すなわち動作部の動作の実行を指示するコマンドを実行せず、かつ、この動作部に対応する実行コマンド以外のコマンドを実行可能な状態である。例えば、複合処理装置1でロール紙の用紙切れが発生した場合には、ロール紙動作部にオフライン要因が発生したことになる。この場合、CPU101は、ロール紙動作部の動作を指示する実行コマンド(ロール紙の搬送コマンド、印刷コマンド、カッター駆動コマンド等)は実行不可とする。それ以外のコマンド、例えばスリップ動作部の動作や、複合処理装置1のCPU101が行う設定値の変更、ロール紙Rに印刷するロゴの画像データの登録を指示するコマンド等は実行可能である。この動作制限状態でホストコンピューター200から、実行コマンドを実行しない動作部に対する実行コマンドを受信した場合には、全ての動作を停止する動作停止状態に移行する。
動作制限状態に移行したCPU101は、ホストコンピューター200から送信されるコマンドを受信するまで待機し(ステップS54)、コマンドを受信した場合は(ステップS54;Yes)、受信したコマンドがリアルタイム制御コマンドか否かを判別する(ステップS55)。リアルタイム制御コマンド(即時実行コマンド)は、CPU101が他のコマンドより優先して即時実行するようあらかじめ設定された1または複数のコマンドである。リアルタイム制御コマンドの具体例としては、受信バッファー104内のコマンド及びデータのクリアをバッファークリアコマンド、複合処理装置1の動作状態をホストコンピューター200に送信するオートステータスバック機能のオン/オフを切り換えるコマンド、複合処理装置1にキャッシュドロワー(図示略)が接続されている場合に、このキャッシュドロワーを開くよう指示するコマンド等がある。CPU101は、受信したコマンドがリアルタイム制御コマンドであった場合は(ステップS55;Yes)、このコマンドを受信バッファー104から読み出して実行する(ステップS56)。
そして、CPU101は、オフライン要因が解消したか否かを判別し(ステップS57)、オフライン要因が解消した場合は(ステップS57;No)、通常動作に復帰して(ステップS58)、本処理を終了する。
例えば、オフライン要因がスリップ動作部またはロール紙動作部の印刷データのエラーであった場合に、リアルタイム制御コマンドとしてリセットコマンドを受信した場合、CPU101は複合処理装置1をリセットする。このリセットによってオフライン要因が解消した場合は、通常動作に復帰できる。また、例えば、動作制限状態でロール紙Rがユーザーによって補充されたり、開閉蓋9が閉じられたりして、ユーザーの操作によってオフライン要因が解消した場合や、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76、サーマルヘッド温度センサー77により検出された温度が自然冷却により十分に低下した場合など自然にオフライン要因が解消した場合も、ステップS57で通常動作に復帰できる。
ここで、CPU101は、オフライン要因が解消していない場合はステップS54に戻る。
ステップS54でホストコンピューター200から受信したコマンドがリアルタイム制御コマンドでない場合(ステップS55;No)、CPU101は、このコマンドが停止中の動作部に対して動作実行を指示する実行コマンドであるか否かを判別する(ステップS59)。停止中の動作部に対する実行コマンドである場合(ステップS59;Yes)、CPU101は動作停止状態に移行して(ステップS61)、ステップS57に移る。動作停止状態では、リアルタイム制御コマンドは受信可能であり、実行可能であるが、他のコマンドは実行できない。このため、ロール紙動作部にオフライン要因が発生して動作制御状態に移行した後であっても、スリップ動作部の動作まで停止される。
CPU101は、ホストコンピューター200からASB(Auto Status Back)コマンドにより設定がされている場合に、通信インターフェイス107の機能により、ホストコンピューター200に対して動作状態を示すステータス情報を随時送信する。
また、CPU101は、通信インターフェイス107の機能によって、動作停止状態に移行した場合に、ビジー(Busy)信号をホストコンピューター200に送信する。このビジー信号は、ホストコンピューター200が送信したコマンドを実行できない場合に送信される信号であり、ホストコンピューター200に対してリアルタイム制御コマンド以外のコマンドの送信の停止を要求する信号である。このビジー信号を受信したホストコンピューター200は、リアルタイム制御コマンド以外のコマンドは複合処理装置1に送信せず、待機する。CPU101は、ステップS58で動作停止状態から通常動作状態に復帰した場合には、通信インターフェイス107の機能によりレディ(Ready)信号を送信する。レディ信号は、ホストコンピューター200が送信したコマンドを受信および実行可能な場合に送信される信号であり、ホストコンピューター200に対してコマンドの送信再開を要求する信号である。このビジー信号とレディ信号とを送信することで、CPU101は、ホストコンピューター200が複合処理装置1の状態を正確に把握し、的確に制御できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態に係る複合処理装置1によれば、複数の記録媒体としてのロール紙R及び小切手Sを処理する複数の動作部として、ロール紙Rに記録を行うロール紙動作部と、小切手Sとは別の媒体である小切手Sを処理するスリップ動作部とを備え、ホストコンピューター200から受信したコマンドを実行して各動作部を制御するCPU101を備え、CPU101は、通常の動作状態において、いずれかの動作部に対応するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、その動作部に対応するコマンドの実行を不可とし、ホストコンピューター200からのコマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行するので、異常が発生するなどして実行コマンドを実行できなくなった動作部のみを停止させ、他のコマンドの受信と、受信したコマンドに従って他の動作部を継続して動作させることが可能になる。これにより、複数の動作が可能な複合処理装置1において一部の動作に支障をきたした場合であっても、複合処理装置1全体の機能停止を確実に回避できる。
CPU101は、動作制限状態に移行した後に、実行コマンドを実行できなくなった動作部に対応するコマンドをホストコンピューター200から受信した場合には、以降のコマンドの受信及び他の動作部に対応するコマンドの実行も不可とする動作停止状態に移行するので、実行できないコマンドを継続して受信し続ける、実行できないコマンドを消失させる等の事態を回避できる。このため、ホストコンピューター200により確実な制御を行うことができる。
また、CPU101は、動作停止状態であっても、ホストコンピューター200から送信される即時処理コマンドの受信と実行、及び、ホストコンピューター200に対し動作状態の送信を実行可能であるため、動作停止状態であることを確実にホストコンピューター200に通知し、ホストコンピューター200によって確実な制御を行うことができる。また、ホストコンピューター200によって受信済みのコマンドの消去を指示する等の動作を行い、動作停止状態から復帰させることが可能となる。
また、CPU101は、動作制限状態に移行する要因となった事由であるオフライン要因が、操作パネル7における操作(例えば、電源再投入やリセット操作等)や開閉蓋9を開けてロール紙Rのジャムを除去する、ロール紙Rを補充する、ジャムを起こした小切手Sを除去する等のユーザーの操作により解消された場合、あるいは、受信済みのコマンドの消去の指示等、ホストコンピューター200から受信した所定のコマンドの実行により、解消した場合に、動作制限状態を解除して通常の動作状態に復帰する。このため、ユーザーの操作或いはホストコンピューター200からコマンドを送信することにより、容易に通常動作可能な状態に復帰することができる。
CPU101は、動作停止状態に移行する際に、動作部に対応する実行コマンドの実行不可を示すビジー信号をホストコンピューター200に対して送信するので、ホストコンピューター200は、媒体処理装置が動作停止状態に移行したことを検出できるので、媒体処理装置に対する実行コマンドの送信を停止し、動作停止状態を解消させるための動作に移行するなど、効率よく確実に媒体処理装置を制御できる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、ロール紙Rを印刷するロール紙動作部および小切手Sに印刷するスリップ動作部を備えた構成として説明したが、本発明の動作部はこれに限定されるものではなく、例えば、小切手Sを光学的に読み取るスキャナーを動作部として設けてもよい。また、上記実施形態ではリアルタイム制御コマンドとしてリセットコマンドやバッファークリアコマンドを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、具体的なコマンドは機器のコマンド体系に適合していれば任意である。また、本実施形態では、スリップ印刷部12はドットインパクト式の印刷ヘッドを備える構成としたが、印刷ヘッドをキャリッジに搭載して駆動させるものであれば、インクジェット式の印刷ヘッドを備えるものにおいても適用可能である。また、上述の動作を行う複合処理装置1のCPU101に動作させるプログラムを、複合処理装置1内の記憶媒体や外部装置の記憶媒体に記憶させて、読み出して実行することもできる。
1…複合処理装置(媒体処理装置)、5…媒体搬送路、16…サーマルヘッド、17…ロール紙搬送モーター、24…カッター駆動モーター、38…スリップ搬送モーター、39…ローラー開閉モーター、44…整列手段、46…第1印刷ヘッド、48…第2印刷ヘッド、54…第1キャリッジ駆動モーター、59…第2キャリッジ駆動モーター、101…CPU(制御部)、R…ロール紙(記録媒体)、S…小切手(媒体)。

Claims (8)

  1. 記録媒体を処理する媒体処理装置であって、
    受信したコマンドを実行する制御部を備え、
    前記制御部は、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信、及び、他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、
    前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、動作停止状態に移行し、
    前記動作停止状態では、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行せず、前記即時処理コマンドとしてリセットコマンドを受信した場合、前記媒体処理装置をリセットし、このリセットによってコマンドを実行できない要因が解消した場合は、前記動作停止状態から通常動作に復帰すること、
    を特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記制御部は、前記媒体処理装置の動作の実行を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作の実行を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信及び前記媒体処理装置の他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、
    前記動作制限状態に移行した後に、前記媒体処理装置の前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、前記動作停止状態に移行し、
    前記動作停止状態に移行した場合に、前記即時処理コマンド以外のコマンドの送信の停止を要求する信号を送信することを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記制御部は、前記動作停止状態であっても、動作状態の送信を実行可能であることを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
  4. 操作部を備え、
    前記制御部は、前記動作制限状態に移行する原因となった事由が前記操作部からの所定の入力あるいは受信した所定のコマンドの実行により解消した場合に、前記動作制限状態を解除することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の媒体処理装置。
  5. 前記制御部は、前記動作制限状態に移行する際に、コマンドの実行ができない前記動作に対応するコマンドの実行不可を示す信号を送信することを特徴とする請求項1または2記載の媒体処理装置。
  6. 記記録媒体としてロール紙およびスリップ紙を処理可能であり、前記動作は、前記ロール紙を処理するロール紙動作部の動作および前記スリップ紙を処理するスリップ動作部の動作を含み、
    前記ロール紙動作部および前記スリップ動作部は、前記記録媒体に記録を行う記録部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の媒体処理装置。
  7. 記録媒体を処理する媒体処理装置の制御方法であって、
    受信したコマンドを実行し、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドの実行を実行せず、コマンドの受信、及び、他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、
    前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しない動作停止状態に移行し、前記即時処理コマンドとしてリセットコマンドを受信した場合、前記媒体処理装置をリセットし、このリセットによってコマンドを実行できない要因が解消した場合は、前記動作停止状態から通常動作に復帰すること、
    を特徴とする媒体処理装置の制御方法。
  8. 記録媒体を処理する媒体処理装置を制御する制御部が実行可能なプログラムであって、
    前記制御部によって、受信したコマンドを実行し、動作を指示するコマンドを実行できない状態となったことを検知した場合に、当該動作を指示するコマンドを実行せず、コマンドの受信、及び、他の動作を指示するコマンドの実行を可能とする動作制限状態に移行し、
    前記動作制限状態に移行した後に、前記動作を指示するコマンドを受信した場合には、即時処理コマンドの受信と実行が可能で、前記即時処理コマンド以外のコマンドを実行しない動作停止状態に移行し、前記即時処理コマンドとしてリセットコマンドを受信した場合、前記媒体処理装置をリセットし、このリセットによってコマンドを実行できない要因が解消した場合は、前記動作停止状態から通常動作に復帰すること、
    を特徴とするプログラム。
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