JP2012086398A - 記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム - Google Patents

記録装置、記録装置の制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止する。
【解決手段】所定のイベントが発生したことをトリガーとして、レシートの先頭に記録すべきトップロゴの記録を保留した予約状態へ移行し(ステップS79)、予約状態へ移行中、ホストコンピューターから、レシートを出力させるコマンドを受信した場合、トップロゴをロール紙に記録する(ステップS74)。
【選択図】図11

Description

本発明は、ロール紙に画像を記録する記録装置、当該記録装置の制御方法、及び、当該記録装置を制御するためのプログラムに関する。
従来、ホストコンピューターに接続され、先頭に店舗のロゴを含む画像が記録され、これに後続して取引情報が記録されたレシートを出力する記録装置(レシートプリンター)が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−157474号公報
ここで、上述した記録装置のように、ロゴが記録されたレシートを出力する記録装置では、ホストコンピューターからロゴを記録する旨のコマンドを受信し、当該コマンドに基づいてロゴを記録するのではなく、例えば、ロール紙の切断を行うことや、記録装置の本体のカバーが一旦開けられて再び閉じられたこと等の所定のイベントが発生したことをトリガーとして、記録装置側の機能により、自動で、ロゴを記録するものがある。これにより、ホストコンピューターが生成するコマンドの簡素化を図ることができ、さらに、ロール紙の切断と、ロゴの記録とを連携して実行できるため、レシートの先頭の端と、ロゴとの間に形成される余白の縮小化を図ることができる。
ところで、ロゴは、出力されるレシートのそれぞれの先頭に所定の数だけ記録されるものである。しかしながら、上記構成の場合、所定のイベントが発生した場合、必ず、ロゴが記録されることとなるため、不必要に、ロゴがロール紙に記録されることがあった。これを防止するため、レシートの出力に際し、ホストコンピューターが、ロゴを示すデータと共に、ロゴを記録させるコマンドを出力することも考えられるものの、ホストコンピューターが生成するコマンドの複雑化を招いてしまう。さらにこの場合、ホストコンピューター側の処理を変更することとなるが、ホストコンピューターの処理を変更する場合、開発の大規模化、ユーザーの負担の増大を招く可能性があるため、できるだけホストコンピューター側の処理は、変更したくないとする要求がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置であって、前記ホストコンピューターからデータを受信する通信部と、前記データに基づいて記録媒体に記録をする記録部と、前記記録媒体に記録する画像を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、前記制御部は、所定のイベントが発生したことを検知することにより、前記記録媒体への前記画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、前記予約状態において、前記通信部が、前記ホストコンピューターから前記データを受信した場合、前記記憶部から前記画像を読み出し、前記予約状態を解除して、前記記録部を制御し、前記画像を前記記録媒体に記録させることを特徴とする。
そして、上記構成によれば、所定のイベントの発生を検知した場合に、必ず画像を記録するのではなく、一旦、予約状態へ移行し、予約状態へ移行中に、ホストコンピューターから、データを受信したときに初めて画像を記録する。このため、ホストコンピューターから受信したデータに基づいて記録媒体に記録する場合にのみ画像を記録でき、記録媒体への記録を行わない場合に画像が記録されたり、また、画像が続けて記録されたりすることを防止でき、不必要に画像が記録されることを防止できる。特に、上記構成によれば、ホストコンピューターが画像を記録する旨のデータを出力するようにする等、ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止できる。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記記録媒体を切断する切断部を備え、前記制御部は、前記データに前記画像を記録させるコマンドが含まれずかつ前記切断部により前記記録媒体を切断させるコマンドが含まれていると判断した場合、前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて、前記切断部を制御して、前記記録媒体を切断させた後、前記記録部を制御して、前記画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする。
この構成によれば、ホストコンピューターが画像を記録させるデータを出力するようにする等、ホストコンピューターの処理を変更することなく、適切なタイミングで画像の記録を実行できる。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記記録媒体を搬送する搬送部を備え、前記切断部は、前記記録部の前記記録紙の搬送方向の下流方向に位置し、前記制御部は、前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて前記記録媒体を切断させる場合、前記搬送部を制御して前記記録媒体の切断位置を前記切断部に対応する位置に搬送させ、前記切断部を制御して前記記録媒体を切断させた後、前記予約状態へ移行する動作モードと、前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて前記記録媒体を切断させる場合、前記記録部を制御して前記記録媒体の前記切断位置の搬送方向の上流側に前記画像を記録させ、前記搬送部を制御して前記記録媒体の切断位置を前記切断部に対応する位置に搬送させ、前記切断部を制御して前記記録媒体を切断する動作モードと、の2つの動作モードの切り替えを制御することを特徴とする。
ここで、記録媒体を切断させるコマンドに基づいて記録媒体を切断する場合、記録媒体の切断位置が切断部に対応する位置に至るまで記録媒体を搬送して記録媒体を切断すると共に、予約状態へ移行する動作モードの場合、不必要に画像が記録されることを防止できるものの、記録媒体の先頭の端と、画像との間に形成される余白の縮小化を図ることは、できない。
一方で、記録媒体を切断させるコマンドに基づいて記録媒体を切断する場合、記録媒体の切断位置の上流側に画像を記録し、切断位置が切断部に対応する位置に至るまでロール紙を搬送してロール紙を切断する動作モードの場合、上記余白の縮小化を図ることができる。
そして、上記構成によれば、記録装置の使用態様や、使用状況、また、余白の縮小化をどれだけ優先するか等に応じて、上記2つの動作モードを切り替えることができるため、利便性が向上する。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記記録媒体とは別の記録媒体に記録を行う他の記録部を備え、前記制御部は、前記記録部による記録と、前記他の記録部による記録とのうち、一方の記録が行われている場合は、他方の記録を停止するよう制御を行い、前記予約状態において、前記通信部が前記ホストコンピューターから前記データを受信した場合、前記他の記録媒部による記録が行われていないことを条件として、前記予約状態を解除して前記記録部により前記画像を前記記録媒体に記録させるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、予約状態へ移行した後に、ホストコンピューターからデータを受信した場合であっても、他の記録部による記録媒体への画像の記録が行われていないこと条件として、画像を記録媒体に記録するため、記録部による画像の記録と、他の記録部による画像の記録とが、同時に行われない状態を維持できる。これは、出力の小さな電源を搭載することにより、電源装置の小型化、製造コストの低減を実現する一方、記録に係る動作を実行するために必要な電圧を確保するべく、記録部による画像の記録と、他の記録部による画像の記録とを同時に実行できない構成とした場合に、非常に有効である。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記記録媒体とは別の記録媒体に記録を行う他の記録部を備え、前記制御部は、前記記録部による記録と、前記他の記録部による記録とのうち、一方の記録が行われている場合は、他方の記録を停止するよう制御を行い、前記予約状態において、前記他の記録部の記録が終了したとき、前記予約状態を解除して前記記録部により前記画像を前記記録媒体に記録させるように制御することを特徴とする。
この構成によれば、予約状態へ移行した後に画像を記録する場合において、他の記録部の記録が終了している場合にのみ、画像を記録媒体に記録する。このため、記録部による画像の記録と、他の記録部による画像の記録とが、同時に行われない状態を維持できる。これは、出力の小さな電源を搭載することにより、電源装置の小型化、製造コストの低減を実現する一方、記録に係る動作を実行するために必要な電圧を確保するべく、記録部による画像の記録と、他の記録部による画像の記録とを同時に実行できない構成とした場合に、非常に有効である。
また、上記発明の記録装置であって、本発明は、前記記録装置に備えられた開閉蓋の開閉を検出するカバー開閉検出器を備え、前記所定のイベントは、前記開閉検出器が、前記開閉蓋が開状態から閉状態とされたことを検出したことであることを特徴とする。
この構成によれば、開閉蓋が開状態から閉状態とされたことを検知した場合に、必ず画像が記録されるのではなく、一旦、予約状態へ移行し、予約状態へ移行中に、ホストコンピューターから、データを受信したときに初めて画像を記録する。従来は、開閉蓋から閉状態と移行したことをトリガーとして画像を記録する構成であったため、開閉蓋が連続して開閉された場合は、連続した開閉に応じて、記録媒体に画像が連続して記録され、不必要に画像が記録されてしまうことがあったが、上記構成によれば、従来のように開閉蓋の開閉に応じて不必要に画像が記録されることを防止することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置の制御方法であって、前記記録媒体に記録する画像を記憶し、所定のイベントが発生したことを検知することにより前記記録媒体への前記画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、前記予約状態おいて、前記ホストコンピューターからデータを受信した場合、前記予約状態を解除して前記画像を前記記録媒体に記録させることを特徴とする。
この制御方法によれば、所定のイベントの発生を検知した場合に、必ず画像が記録されるのではなく、画像を記録せずに、一旦、予約状態へ移行し、予約状態へ移行中に、ホストコンピューターから、データを受信したときに初めて画像を記録する。このため、ホストコンピューターから受信したデータに基づいて記録媒体に記録する場合にのみ画像を記録でき、記録媒体への記録を行わない場合に画像が記録されたり、また、画像が続けて記録されたりすることを防止でき、不必要に画像が記録されることを防止できる。特に、上記制御方法によれば、ホストコンピューターが画像を記録する旨のデータを出力するようにする等、ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、ホストコンピューターに接続可能な記録装置の制御部により実行されるプログラムであって、前記制御部を、所定のイベントが発生したことを検知することにより前記記録媒体への画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、前記予約状態おいて、前記ホストコンピューターから、データを受信した場合、前記予約状態を解除して前記画像を前記記録媒体に記録させる手段として動作させることを特徴とする。
このプログラムを実行すれば、所定のイベントの発生を検知した場合に、必ず画像が記録されるのではなく、画像を記録せずに、一旦、予約状態へ移行し、予約状態へ移行中に、ホストコンピューターから、データを受信したときに初めて画像を記録する。このため、ホストコンピューターから受信したデータに基づいて記録媒体に記録する場合にのみ画像を記録でき、記録媒体への記録を行わない場合に画像が記録されたり、また、画像が続けて記録されたりすることを防止でき、不必要に画像が記録されることを防止できる。特に、上記制御方法によれば、ホストコンピューターが画像を記録する旨のデータを出力するようにする等、ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止できる。
本発明によれば、ホストコンピューターの処理を変更することなく、不必要に画像が記録されることを防止できる。
本実施形態に係る複合処理装置を示す外観斜視図である。 複合処理装置の装置本体を示す概略側面図である。 媒体搬送路に設けられた各部材を示す模式図である。 複合処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 小切手処理に係る通常動作を示すフローチャートである。 ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。 複合処理装置によって発行されるレシートの一例を示す図である。 複合処理装置の動作を示すフローチャートである。 複合処理装置の動作を示すフローチャートである。 複合処理装置の動作を示すフローチャートである。 レシートにトップロゴが記録される様子を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る複合処理装置(記録装置)を示す外観斜視図である。複合処理装置1は、小切手S(記録媒体)に記録されている磁気インク文字(MICR(Magnetic Ink Character Recognition)文字ともいう)を読み取り、その内容に応じて小切手に印刷(記録)処理を行う。また、複合処理装置1は、感熱紙をロール形状に巻き回したロール紙Rを内部に収容し、このロール紙Rに対して印刷(記録)処理を行う。
複合処理装置1は、図1に示すように、全体として直方体形状をした本体ケース2を備え、この本体ケース2の前面の右側寄りの部分には、小切手Sを挿入するための媒体挿入口3が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面の装置前後方向の中央部分には、処理された小切手Sが排出される媒体排出口4が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。媒体挿入口3と媒体排出口4との間には、媒体挿入口3から装置後方に延びた後に上方に湾曲して延びる媒体搬送路5が形成されている。これら媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5は、本体ケース2の右側面を開放して形成されており、当該媒体挿入口3、媒体排出口4及び媒体搬送路5よりも幅の広い小切手Sを搬送することが可能となっている。
本体ケース2の上面において、媒体排出口4よりも前側は前側カバー6によって被われており、前側カバー6の前端部分には複合処理装置1の各種操作を行う操作パネル7が設けられている。この操作パネル7には、動作モードを切り替えるためのスイッチ等の各種スイッチが設けられている。
また、本体ケース2の上面には、媒体排出口4よりも後側に印刷処理されたロール紙Rが排出されるロール紙排出口8が装置幅方向に沿って所定幅で設けられている。本体ケース2の上面において、ロール紙排出口8よりも後側には開閉蓋9が設けられ、この開閉蓋9は、後端を中心として回動可能に本体ケース2に取り付けられている。開閉蓋9を開くと、ロール紙Rを収納するロール紙収容部10が露出し、ロール紙Rの交換を行うことができる。ロール紙Rは、長尺の感熱紙を芯管にロール状に巻きつけて構成されている。
図2は、複合処理装置1の装置本体を示す概略側面図である。図2は本体ケース2、前側カバー6および開閉蓋9などの外装部品を取り除いた状態を示している。複合処理装置1は、図2に示すように、装置本体11を備え、この装置本体11は、小切手Sに印刷処理を行うスリップ印刷部12(他の記録部)と、ロール紙Rに印刷処理を行うロール紙印刷部13とを一体に備えて構成されている。
ロール紙印刷部13は、左右一対の左サイドフレーム14及び右サイドフレーム(不図示)と、これらサイドフレーム間に設けられてロール紙収容部10の床面、前面及び背面を形成するロール紙ホルダー(不図示)を備える。このロール紙ホルダーは、ロール紙Rを回転自在に保持し、ロール紙収容部10でロール紙Rが自由に転動することを確保している。
左右のサイドフレーム間には、ロール紙排出口8の近傍に、プラテンローラー15が回転自在に掛け渡されている。プラテンローラー15の前方には、当該プラテンローラー15に対向する位置にサーマルヘッド16(記録部)が配置されており、このサーマルヘッド16は、プラテンローラー15との対向面に複数の発熱抵抗体を備えている。ロール紙収容部10に収納されたロール紙Rの先端部分は、プラテンローラー15とサーマルヘッド16とで挟持され、プラテンローラー15が回転することによりロール紙排出口8へと送られる。そして、プラテンローラー15とサーマルヘッド16との間を通過する際に、サーマルヘッド16が発熱することにより文字や画像がロール紙Rに記録される。左サイドフレーム14には、ロール紙搬送モーター17が配置され、このロール紙搬送モーター17の回転が中間ギア18を介してプラテンローラー15と同軸上に形成される駆動ギア19に伝達され、プラテンローラー15が回転する。本実施形態では、これらロール紙搬送モーター17や、プラテンローラー15を含む、ロール紙R(記録媒体)を搬送するための機構、構成が搬送部に該当する。
また、プラテンローラー15の上方には、可動刃20及びこの可動刃20を進退させるカッター駆動モーター24(図4参照)を内蔵したオートカッターユニット21(切断部)が配置されており、このオートカッターユニット21の後方には、ロール紙排出口8を挟んで、固定刃22が設けられている。ロール紙Rの先端部分は、可動刃20と固定刃22との間を通ってロール紙排出口8に延びており、ロール紙Rを切断する際には、カッター駆動モーター24の駆動により可動刃20が固定刃22に向かって後方に遥動し、固定刃22と協働してロール紙Rを切断する。
さらに、左サイドフレーム14には、ロール紙収容部10内のロール紙Rの残量を検知するロール紙残量センサー23が設けられている。
スリップ印刷部12は、図2に示すように、ベースフレーム31と、このベースフレーム31に立設された左サイドフレーム32及び右サイドフレーム(不図示)とを有する本体フレーム33を備える。この本体フレーム33には下案内面35及び上案内面36を構成する上下一対の紙案内部材が設けられ、下案内面35と上案内面36との隙間が上述した媒体搬送路5として形成されている。この媒体搬送路5は、媒体挿入口3から装置後方に延びる水平搬送路部分5aと、この水平搬送路部分5aの後端から上方に湾曲する湾曲搬送路部分5bと、この湾曲搬送路部分5bの上端から上方に延びて媒体排出口4に連なる垂直搬送路部分5cとを備える。
水平搬送路部分5aと湾曲搬送路部分5bとの境界部分には、一対の第1搬送ローラー34が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置され、垂直搬送路部分5cには、一対の第2搬送ローラー37が下案内面35及び上案内面36にそれぞれ対向配置されている。これら第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれスリップ搬送モーター38(図4)の駆動により回転して小切手Sを搬送する。また、第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37は、それぞれ一方のローラー部材が他方のローラー部材に対して進退自在に構成されるとともに、当該一方のローラー部材に連結されるローラー開閉モーター39(図4)の駆動に応じた進退動作により媒体搬送路5を開閉する。また、ベースフレーム31上には、制御プログラムに基づいて複合処理装置1全体の動作を制御する制御基板40が配置されている。
図3は、媒体搬送路に設けられた各部材を示す模式図である。
媒体搬送路5上には、媒体挿入口3側から順にBOF(Bottom of Form)センサー41、MICRヘッド42、第1搬送ローラー34、TOF(Top of Form)センサー43、整列手段44、バリデーションセンサー45、第1印刷ヘッド(記録ヘッド)46、MOP(Middle of Paper pass)センサー47(位置検出センサー)、第2搬送ローラー37、第2印刷ヘッド48、EJD(Slip Eject Detector)センサー49が設けられている。
BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47及びEJDセンサー49は、例えば透過型もしくは反射型のフォトセンサーで構成されており、媒体搬送路5の各位置で小切手Sの有無を非接触で検出するものである。
BOFセンサー41は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの後端を検出するものであり、媒体挿入口3近傍の下案内面35に設けられている。TOFセンサー43は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sの先端を検出するものであり、第1搬送ローラー34よりも媒体排出口側近傍の上案内面36に設けられている。EJDセンサー49は、スリップ印刷部12で処理された小切手Sが媒体排出口4から排出されたことを検出するものであり、この媒体排出口4近傍に設けられている。MOPセンサー47は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの有無を検出するものであり、第2搬送ローラー37よりも媒体挿入口側近傍の上案内面36に設けられている。
本実施形態のスリップ印刷部12は、小切手Sを媒体排出口4から挿入して第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48により印刷を行い、印刷後に再び媒体排出口4から小切手Sを排出するバリデーション印刷を行うことが可能に構成されている。このため、媒体搬送路5の湾曲搬送路部分5bの上端には、媒体排出口4から挿入される小切手Sの先端が進入し、当該小切手Sを整列するための凹部50が形成されている。バリデーションセンサー45は、小切手Sの先端が凹部50に進入したことを検出するものであり、この凹部50に対向する位置に設けられている。
MICRヘッド42は、小切手Sの表面に記録された磁気インク文字の読取処理を行うためのものであり、媒体搬送路5の水平搬送路部分5aにおける上案内面36に設けられている。このMICRヘッド42にて読み取られたデータに基づいて小切手Sの有効・無効が判断される。整列手段44は、媒体挿入口3から挿入された小切手Sを一旦停止させるためのものであり、TOFセンサー43よりも媒体排出口側の近傍位置に設けられている。整列手段は、例えばソレノイド等のストッパー駆動部44aと、このストッパー駆動部44aの動作に応じて、媒体搬送路5内に進退するストッパー部材44bとを備え、このストッパー部材44bに小切手Sの先端が当接することで小切手Sが整列される。
第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの裏面に、買い物客の認証番号、日付、使用金額等の店側として必要な裏書き事項を印刷するためのもので、インクリボンに記録ワイヤーを打ち当ててインクリボンのインクを付着させて印刷するシリアル・インパクト・ドット・マトリクス(SIDM)印刷ヘッドとして構成されている。この第1印刷ヘッド46は、媒体搬送路5の垂直搬送路部分5cの下端部に位置し、この垂直搬送路部分5cを挟んで当該第1印刷ヘッド46と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第1プラテン51が設けられている。また、第1印刷ヘッド46は、垂直搬送路部分5cよりも装置後側に配置される第1キャリッジ52に搭載される。この第1キャリッジ52は、本体フレーム33(図2)のサイドフレーム間に略水平に掛け渡された第1キャリッジ軸53に摺動自在に設けられ、第1キャリッジ駆動モーター(駆動手段:図4)54の駆動により、第1キャリッジ軸53に沿って往復移動する。第1キャリッジ52は、タイミングベルト(不図示)を介して、第1キャリッジ駆動モーター54と連結されている。この第1キャリッジ駆動モーター54は、ステッピングモーターで構成されており、制御基板40の制御下、第1キャリッジ52を所望のステップに相当する距離だけ移動させることができる。
また、第1キャリッジ52の下部には、この第1キャリッジ52の位置検出を行う第1キャリッジセンサー55が設けられている。この第1キャリッジセンサー55は、透過型のフォトセンサーであり、第1キャリッジ52の往復移動に伴って、第1キャリッジ軸53と略平行に設けられた第1スケール56を走査する。この第1スケール56には、所定幅のスリットが複数形成されており、第1キャリッジセンサー55が第1スケール56を走査する際に、これらスリットを通過する光信号を取得することにより、第1キャリッジ52の変位量を検出して当該第1キャリッジ52(第1印刷ヘッド46)の位置検出を行う。なお、本実施形態では、第1キャリッジセンサー55には、第1キャリッジ駆動モーター54の駆動中にのみ電源が供給されるようになっており、第1キャリッジ駆動モーター54が停止した際には第1キャリッジセンサー55への電源供給が遮断されるため、待機電力の消費量が減少し、省エネルギー化を図ることができる。
第2印刷ヘッド48は、媒体搬送路5を搬送される小切手Sの表面に、支払い先、日付、金額等の表書き事項を印刷するためのもので、第1印刷ヘッド46と同様にSIDM印刷ヘッドとして構成されている。この第2印刷ヘッド48は、第1印刷ヘッド46よりも上方であって、垂直搬送路部分5cを挟んだ装置前側に配置されている。また、垂直搬送路部分5cを挟んで当該第2印刷ヘッド48と対向する位置には本体フレーム33(図2)の幅方向に亘って第2プラテン57が設けられている。第2印刷ヘッド48は、上記第1印刷ヘッド46と同様に、第2キャリッジ58に搭載され、この第2キャリッジ58は、第2キャリッジ駆動モーター59の駆動により、第2キャリッジ軸60に沿って往復移動する。また、第2キャリッジ58の下部には第2キャリッジセンサー61が設けられ、この第2キャリッジセンサー61は、第2キャリッジ58の往復移動に伴って、第2キャリッジ軸60と略平行に設けられた第2スケール62を走査する。なお、第2キャリッジ駆動モーター59も第1キャリッジ駆動モーター54と同様にステッピングモーターとして構成されている。
また、本体フレーム33には、第1印刷ヘッド46と第1プラテン51との間、及び、第2印刷ヘッド48と第2プラテン57との間にそれぞれ繰り出されるインクリボンを収容した第1インクリボンカセット63(図2)及び第2インクリボンカセット64(図2)が着脱可能な状態で装着されている。
図4は、複合処理装置1の機能的構成を示すブロック図である。
この図4に示すように、複合処理装置1の制御系は、制御基板40に実装された制御部に、各種モーター等の駆動部及び各種センサーが接続された構成となっている。
制御基板40には、制御プログラムを実行して各部を制御するCPU101(制御部)、CPU101によって実行されるプログラムや処理されるデータ等を一時的に格納するRAM103、CPU101によって実行される基本制御プログラムや、各種設定値を記憶するフラッシュROM105、複合処理装置1の外部装置としてのホストコンピューター200との間でコマンドやデータ等を送受信する通信インターフェイス107(通信部)、A/Dコンバーター108を内蔵し、複合処理装置1の各種センサーの検出値をデジタルデータに変換してCPU101に出力するセンサー駆動回路109、複合処理装置1が備える印刷ヘッドを駆動するヘッド駆動回路111、及び、複合処理装置1が備える各モーターを駆動するモータードライバー113を備えて構成され、これらの各部は相互に通信可能に接続されている。なお、制御基板40が備える各機能部は各々が独立した半導体デバイスとして実装されていてもよいし、複数の機能部の機能がSOC(System-on-a-chip)等の形態で統合された構成としてもよく、具体的な実装形態は任意である。
制御基板40には、モータードライバー113の温度を検出する基板温度センサー115が実装されている。基板温度センサー115は、制御基板40においてモータードライバー113が実装された裏面またはモータードライバー113の近傍に配置されるサーミスターである。
さらに、CPU101には、ロール紙収容部10(図1)に収容されたロール紙Rの残量が所定以上あるか否かを検出するロール紙残量センサー23、開閉蓋9が開いたことを検出するカバー開閉センサー117(カバー開閉検出器)、上述した第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61が接続される。ロール紙残量センサー23は、ロール紙Rの外径が所定以上の場合にオンとなるスイッチ式のセンサーであり、カバー開閉センサー117は、開閉蓋9が開かれるとオンとなるスイッチ式のセンサーであり、それぞれオン/オフ状態に対応してHigh/Loの出力値を出力する。第1キャリッジセンサー55及び第2キャリッジセンサー61は、例えばフォトインターラプターとして構成され、受光部における受光量が内蔵するしきい値を超えるか否かにより出力値をHigh/Loに切り替える。
CPU101は、フラッシュROM105に記憶された基本制御プログラムを読み出して実行することにより、制御基板40に実装された各部を制御する。また、CPU101は、センサー駆動回路109を介して入力される各種センサーの検出値、及び、ロール紙残量センサー23、カバー開閉センサー117、第1キャリッジセンサー55、及び第2キャリッジセンサー61の出力値に基づいて、複合処理装置1の動作状態を監視し、ヘッド駆動回路111によって各ヘッドを駆動するとともに、モータードライバー113によって各モーターを動作させ、小切手Sの表面および裏面への印刷、MICR読み取り、ロール紙Rへの印刷等の動作を実行する。
RAM103は、CPU101の動作時にプログラムやデータ等を一時的に格納するワークエリアを形成する。また、RAM103には、通信インターフェイス107によりホストコンピューター200から受信したコマンドやデータを一時的に記憶する受信バッファー104が設けられる。CPU101は、受信バッファー104に格納されたコマンドを、受信順に読み出して実行する。
センサー駆動回路109は、BOFセンサー41、TOFセンサー43、バリデーションセンサー45、MOPセンサー47、EJDセンサー49、及び基板温度センサー115の各センサーに接続され、これら各センサーの出力値をデジタルデータに変換して、CPU101に出力する。また、センサー駆動回路109はMICRヘッド42に接続され、小切手Sに形成された磁気インク文字をMICRヘッド42によって読み取る動作中、MICRヘッド42の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。
さらに、センサー駆動回路109には、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76、及びサーマルヘッド温度センサー77が接続されている。第1印刷ヘッド温度センサー75は第1印刷ヘッド46に搭載され、第2印刷ヘッド温度センサー76は第2印刷ヘッド48に搭載される。第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76は、記録ワイヤーを突出させるためのソレノイドの近傍に設置され、このソレノイド及びその近傍の温度を検出する。また、サーマルヘッド温度センサー77はサーマルヘッド16の発熱素子の近傍に設置され、この発熱素子の温度を検出する。これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77は、例えばサーミスターで構成され、センサー駆動回路109は、これら第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、第1印刷ヘッド温度センサー75、第2印刷ヘッド温度センサー76及びサーマルヘッド温度センサー77の出力値に基づいて求められる温度をもとに、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48を制御する。具体的には、CPU101は、サーマルヘッド16、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の温度があらかじめ設定されたしきい値を超えた場合に、そのヘッドの動作を強制的に一時停止させる。この場合、CPU101は、停止させたヘッドの温度が設定値より低くなった場合に動作を再開させる。
ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従って、第1印刷ヘッド46及び第2印刷ヘッド48の各々に対し、記録ワイヤーを突出させるソレノイドコイルに通電することで、小切手Sへの記録を実行させる。また、ヘッド駆動回路111は、CPU101の制御に従ってサーマルヘッド16が備える発熱素子(図示略)に通電して、ロール紙Rの記録面に熱を与えて記録を行う。
モータードライバー113は、ステッピングモーターとして構成されるロール紙搬送モーター17、カッター駆動モーター24、スリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、ストッパー駆動部44a、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各モーターに対し、CPU101の制御に従って、駆動電源、及び、駆動パルスを出力する。モータードライバー113が各モーターに供給する駆動電源は、電源ユニット120が各部に供給する24Vの直流電源である。
電源ユニット120は、図4に示す複合処理装置1の各駆動部、すなわち各印刷ヘッド(第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、サーマルヘッド16)、各モーター(カッター駆動モーター24、第1キャリッジ駆動モーター54、第2キャリッジ駆動モーター59、スリップ搬送モーター38、ロール紙搬送モーター17、ローラー開閉モーター39)、ストッパー駆動部44a、および、制御基板40に直流電源を供給する。また、複合処理装置1が備える各センサーに対しては、制御基板40を介して、或いは制御基板40に実装されたセンサー駆動回路109を介して、電源ユニット120からの電源が供給される。
電源ユニット120の出力電圧はセンサー駆動回路109に入力されており、センサー駆動回路109は電源ユニット120の電源電圧の電圧値をデジタルデータとしてCPU101に出力する。CPU101は、このデジタルデータに基づいて電源ユニット120の電圧が正常範囲内か否かを判別する。
このように、複合処理装置1は、小切手Sに対してMICR読み取り及び印刷を実行可能であり、ロール紙Rに対して印刷を実行可能である。このうち、制御基板40の制御によって小切手Sを処理するスリップ搬送モーター38、ローラー開閉モーター39、整列手段44、第1印刷ヘッド46、第2印刷ヘッド48、第1キャリッジ駆動モーター54、及び第2キャリッジ駆動モーター59の各動作部を、スリップ動作部とする。このスリップ動作部は、スリップ印刷部12を含んでいてもよい。また、ロール紙Rを処理するサーマルヘッド16、ロール紙搬送モーター17、及びカッター駆動モーター24の各動作部を、ロール紙動作部とする。このロール紙動作部は、上記のロール紙印刷部13を含んでもよい。
続いて、複合処理装置1の基本的な動作について説明する。以下に説明する動作はCPU101がフラッシュROM105に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。
複合処理装置1は、電源投入後に待機状態に移行する。この待機状態では、ローラー開閉モーター39によって第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を開位置に移動させて、媒体挿入口3に小切手Sを挿入可能とする。また、ストッパー駆動部44aによってストッパー部材44bを媒体搬送路5内に進出させる。この待機状態で小切手Sの挿入を検出すると、CPU101は図5に示すように小切手Sの処理を実行する。また、待機状態でロール紙Rの処理を指示するコマンドをホストコンピューター200から受信すると、CPU101は図6に示すようにロール紙Rの処理を実行する。また、CPU101は、待機状態において小切手Sが媒体排出口4から挿入されたことを検出すると、図7に示すようにバリデーション印刷を実行する。
図5は、複合処理装置1の動作を示すフローチャートであり、詳細には、小切手処理に係る通常動作を示す。
上記の待機状態において、CPU101は、媒体挿入口3からの小切手Sの挿入に対して待機する(ステップS11)。CPU101は、センサー駆動回路109から入力されるBOFセンサー41の出力値に基づいて、この小切手Sを検出すると(ステップS11;Yes)、モータードライバー113を制御し、ローラー開閉モーター39を駆動して第1搬送ローラー34及び第2搬送ローラー37を閉位置に移動させて、これら第1搬送ローラー34によって小切手Sを挟持する(ステップS12)。CPU101は、ストッパー部材44bが媒体搬送路5に進出した状態で、スリップ搬送モーター38を動作させて第1搬送ローラー34を回転駆動し、小切手Sを往復搬送する動作を複数回行う(ステップS13)。この動作により、小切手Sはストッパー部材44bに突き当てられてその向きが整う。
ここで、CPU101はBOFセンサー41の出力値に基づいて小切手Sの有無を検出し(ステップS14)、小切手Sが検出されない場合は誤操作または小切手Sが引き抜かれたものと判定して本処理を終了する。
一方、BOFセンサー41により小切手Sを検出した場合(ステップS14;Yes)、CPU101は、ストッパー駆動部44aを駆動してストッパー部材44bを媒体搬送路5から退避させる(ステップS15)。続いてCPU101は、第1搬送ローラー34によって小切手Sを搬送し、この間のMICRヘッド42の出力値に基づき、小切手Sの磁気インク文字を読み取る(ステップS16)。CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの裏面への印刷が指示されると、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送することで、印刷位置まで小切手Sを搬送し(ステップS17)、第1印刷ヘッド46によって小切手Sに印刷する(ステップS18)。
CPU101は、ホストコンピューター200から受信したコマンドにより小切手Sの表面への印刷が指示されている場合、表面の印刷位置まで小切手Sを搬送する(ステップS19)。CPU101は、小切手Sにおける印刷位置に合わせてスリップ搬送モーター38を正転させて媒体搬送路5の下流側へ搬送し、或いは、スリップ搬送モーター38を逆転させて小切手Sを上流側へ搬送する。小切手Sが表面の印刷位置に達したところで、CPU101はヘッド駆動回路111を制御して、第2印刷ヘッド48によって小切手Sの表面に印刷する(ステップS20)。表面の印刷終了後、CPU101はスリップ搬送モーター38を駆動し、第2搬送ローラー37により小切手Sを媒体排出口4から排出する(ステップS21)。
ここで、小切手Sは媒体排出口4から突出した位置に達しているが、小切手Sの後端は媒体排出口4の内部にあり、EJDセンサー49によって小切手Sの存在が検出されている。CPU101は、オペレーターが小切手Sを取り出すまで待機し(ステップS22)、小切手Sが取り出されてEJDセンサー49の検出値が切り替わったことを検出すると(ステップS23;Yes)、ローラー開閉モーター39及びストッパー駆動部44aを駆動して、上記の待機状態に戻る(ステップS24)。以上の動作により、小切手Sが挿入された場合に磁気インク文字の読み取り、小切手Sの表面および裏面への印刷を行う。
また、図6は、ロール紙印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
CPU101は、ロール紙Rへの印刷を指示するコマンドを、ホストコンピューター200から受信した場合(ステップS31)、図6の動作を開始し、受信したコマンドを受信バッファー104から読み出して、印刷コマンドか否かを判別する(ステップS32)。ここで、受信したコマンドが印刷コマンドであり、このコマンドに続いて印刷データを受信した場合(ステップS32;Yes)、CPU101は、ロール紙搬送モーター17を駆動してロール紙Rを搬送しながら、サーマルヘッド16に通電して、ロール紙Rの印刷面に熱を与えて印刷を行う(ステップS33)。印刷が完了すると、ロール紙Rの印刷終了位置がオートカッターユニット21の位置に達するまでロール紙Rを搬送し(ステップS34)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rを切断する(ステップS35)。
また、ホストコンピューター200から受信したコマンドが印刷コマンドでない場合、CPU101はロール紙搬送モーター17を動作させてロール紙Rを所定量搬送させ(ステップS36)、カッター駆動モーター24を駆動してロール紙Rをカットする(ステップS37)。
図7は、バリデーション印刷に係る通常動作を示すフローチャートである。
CPU101は、待機状態において媒体排出口4から小切手Sが挿入されて、その先端が凹部50に達した場合に、バリデーションセンサー45の出力値の変化に基づいて小切手Sの挿入を検出する(ステップS41)。CPU101は、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信するまで待機し(ステップS42)、ホストコンピューター200から印刷コマンドを受信した場合には受信したコマンドに従って、小切手Sに対して第1印刷ヘッド46または第2印刷ヘッド48によってバリデーション印刷を行う(ステップS43)。印刷完了後、CPU101は、小切手Sがオペレーターによって抜去されるまで待機する。そして、バリデーションセンサー45及びEJDセンサー49の出力値の変化に基づいて小切手Sの抜去を検出すると、CPU101は、上述した待機状態に戻る。
ところで、図6のフローチャートを用いて説明したように、複合処理装置1は、ホストコンピューター200から受信したコマンドに従って、ロール紙Rへの印刷、ロール紙Rの切断が可能であるため、レシートを発行するプリンターとして利用することができる。
以下、複合処理装置1を、レシートを発行するプリンターとして利用する場合を例にして、本発明の実施形態について説明する。この場合、例えば、複合処理装置1は、スーパーマーケットや、コンビニエンスストア等の店舗に設けられたレジカウンターに配置され、ホストコンピューター200の制御の下、適宜、顧客が購入した商品に係る情報や、購入代金に係る情報等が印刷されたレシートを発行する。
図8は、複合処理装置1により発行されるレシートの一例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態では、複合処理装置1によって発行されるレシートは、その先頭にトップロゴ130(画像)が印刷され、これに続いてレシート情報131が印刷される。
トップロゴ130とは、複合処理装置1が設置された店舗に係るロゴや、店舗の名称、その他の情報が定型化された画像であり、本実施形態では、レシートのそれぞれについて、トップロゴ130が必ず印刷される。
また、レシート情報131とは、図8に示すように、購入商品の名称や、商品の単価、購入金額、税に関する情報、その他の一般的にレシートに印刷される情報である。
本実施形態では、レシート毎にトップロゴ130が印刷されることを踏まえ、ホストコンピューター200から、複合処理装置1に対して出力するコマンドの内容を、従来のものから何ら変更することなく、トップロゴ130が不必要にロール紙Rに印刷されることを防止している。
以下、複合処理装置1の動作について詳述する。
図9は、複合処理装置1の動作、特に、レシートの発行に係る複合処理装置1の動作を示すフローチャートである。
図9を参照し、複合処理装置1のCPU101は、所定のイベントが発生したか否か、及び、ホストコンピューター200から何らかのコマンドを受信したか否かを監視する(ステップS51、ステップS52)。
所定のイベントの発生とは、1.電源オフの状態から電源オンの状態となったこと、2.操作パネル7の所定のスイッチが操作され、リセットが指示されたこと、3.復帰可能なエラーが発生した後、そのエラーから復帰したこと、4.操作パネル7の所定のスイッチが操作され、手動で、ロール紙Rの搬送が指示され、ロール紙Rの搬送を実行したこと、5.開閉蓋9が開状態とされた後、再び、閉状態とされたこと、である。
従来は、これらイベントが発生した場合、そのことをトリガーとして、CPU101は、ロール紙Rに対するトップロゴ130の印刷を実行していた。これは、従来、ホストコンピューター200から複合処理装置1に対して、トップロゴ130を印刷することを指示するコマンドを出力することなく、複合処理装置1側の機能によって適切なタイミングでトップロゴ130を印刷する構成とし、これにより、ホストコンピューター200が生成するコマンドの簡素化を図るためである。
ここで、上記イベントが発生したことをトリガーとして、ロール紙Rに対してトップロゴ130を印刷した場合、少なくとも、次に発行するレシートの先頭にトップロゴ130が印刷された状態となるため、トップロゴ130の印刷のタイミングとして、適切なタイミングであった。しかしながら、従来は、例えば、開閉蓋9の開閉を連続して複数回行った場合、開閉蓋9を閉状態とする度に、ロール紙Rにトップロゴ130が印刷されることとなり、不必要にトップロゴ130を印刷してしまう場合があった。
本実施形態では、詳細は後述するが、ホストコンピューター200から、トップロゴ130の印刷を指示するコマンドを受信することなく、適切なタイミングでトップロゴ130を印刷する構成はそのまま留保し、ホストコンピューター200が生成するコマンドの簡素化を実現すると共に、ホストコンピューター200側の処理を変更することなく複合処理装置1を制御可能な状態を維持しつつ、不必要にトップロゴ130が印刷されることを防止している。
図9を参照し、所定のイベントが発生した場合(ステップS51:YES)、CPU101は、後述するイベント発生時処理を実行し(ステップS53)、処理手順をステップS51へ戻す。
また、ホストコンピューター200からコマンドを受信した場合(ステップS52:YES)、CPU101は、受信したコマンドが、レシート発行開始コマンドであるか否かを判別する(ステップS54)。
本実施形態では、説明の便宜のため、ホストコンピューター200から複合処理装置1に出力される、レシートの発行を指示する一連のコマンドは、レシート発行開始コマンド、レシート情報記録コマンド、及び、カットコマンドの3つのコマンドからなるものとする。
レシート発行開始コマンドとは、レシートの発行に係る一連の処理の開始を指示するコマンドである。
レシート情報記録コマンドとは、上述したレシートに印刷されるレシート情報131を構成する各種情報や、各種画像データのほか、改行を指示するコマンド、ロール紙Rの搬送を指示するコマンドを含んだコマンドである。CPU101は、レシート情報記録コマンドに基づいて、ロール紙印刷部13の各部を制御して、レシート情報131に該当する部分の画像の印刷を実行する。
カットコマンドは、ロール紙Rのカットを指示するコマンドである。カットコマンドを受信した後におけるCPU101の動作については、後述する。
ステップS54において、受信したコマンドが、レシート発行開始コマンドではない場合(ステップS54:NO)、CPU101は、受信したコマンドに対応する処理を実行する(ステップS55)。例えば、受信したコマンドが、受信バッファー104のクリアーを指示するコマンドの場合、受信バッファー104をクリアーする。受信したコマンドに対応する処理を実行後、CPU101は、処理手順をステップS51へ戻す。
一方、受信したコマンドが、レシート発行開始コマンドである場合(ステップS54:YES)、CPU101は、後述するレシート発行処理を実行し(ステップS56)、処理手順をステップS51へ戻す。
図10は、イベント発生時処理の動作を詳細に示すフローチャートである。
イベント発生時処理において、まず、CPU101は、発生したイベントに対応する処理を行う(ステップS61)。例えば、電源オフの状態から電源オンの状態となった場合や、リセットが指示された場合、必要な初期化処理や、各種リセット処理を実行し、また例えば、ロール紙Rの搬送が指示された場合は、ロール紙Rの搬送を実行する。
次いで、CPU101は、トップロゴ自動記録設定がオンになっているか否かを判別する(ステップS62)。トップロゴ自動記録設定とは、ホストコンピューター200からトップロゴ130の印刷を指示するコマンドを受信しない場合であっても、後述する所定のタイミングでトップロゴ130の印刷を実行する設定のことである。ユーザーは、操作パネル7の所定のスイッチを操作することにより、トップロゴ自動記録設定のオン/オフを切り替えることができる。
トップロゴ自動設定がオフの場合(ステップS62:NO)、CPU101は、イベント発生時処理を終了する。
一方、トップロゴ自動設定がオンの場合(ステップS62:YES)、CPU101は、選択された動作モードが、予約移行モードであるか、余白削減モードであるかを判別する(ステップS63)。
予約移行モードとは、トップロゴ130が不必要にロール紙Rに印刷されることを防止した動作モードであり、余白削減モードとは、図8を参照し、レシートの先端と、トップロゴ130の先端との間に形成される余白Yの、長手方向の長さLを縮小し、余白を削減する動作モードである。これら動作モードの相違点、及び、それぞれの動作モードのメリットについては後述する。
本実施形態では、複合処理装置1の使用態様や、使用状況、また、余白の縮小化をどれだけ優先するか等に応じて、操作パネル7の所定のスイッチを操作して、動作モードを、予約移行モードと、余白削減モードとのいずれかに切り替えることができる構成となっており、利便性の向上が図られている。
動作モードが、予約移行モードの場合(ステップS63:「予約移行モード」)、CPU101は、トップロゴ130の印刷を保留し(ステップS64)、イベント発生時処理を終了する。すなわち、動作モードが予約移行モードの場合は、所定のイベントが発生したことを検知したことをトリガーとしてトップロゴ130の印刷を実行するのではなく、一旦、トップロゴ130の印刷を保留しており、その点で、従来と相違している。
一方、動作モードが、余白削減モードの場合(ステップS63:「余白削減モード」)、CPU101は、スリップ印刷部12によって、小切手Sに印刷が行われているか否かを判別する(ステップS65)。
ここで、本実施形態に係る複合処理装置1では、スリップ印刷部12による小切手Sに対する印刷と、ロール紙印刷部13によるロール紙Rに対する印刷とが、同時並行的に実行できない構成となっている。これは、電源ユニット120の小型化、及び、製造コストの縮減を実現するため、電源ユニット120として、比較的、低出力の電源を搭載しており、このため、電源ユニット120の出力電圧との関係で、上記2つの処理を同時並行的に行った場合、必要な電圧を確保できない場合が生じ得るからである。
つまり、本実施形態では、スリップ印刷部12による小切手Sに対する印刷処理と、ロール紙印刷部13によるロール紙Rに対する印刷処理とを同時並行的に行えるようにするべく電源ユニット120を高出力なものとするのではなく、低出力の電源ユニット120を搭載しつつ、上記2つの印刷処理が同時並行的に行われないようにし、これにより、電源ユニット120の小型化(これに伴う複合処理装置1の小型化)、及び、製造コストの縮減を実現している。
スリップ印刷部12によって小切手Sに対する印刷が行われている場合(ステップS65:YES)、CPU101は、スリップ印刷部12による小切手Sに対する印刷が終了するまで待機し、小切手Sに対する印刷が終了した場合(ステップS65:NO)、ロール紙Rにトップロゴ130を印刷する(ステップS66)。
ここで、本実施形態では、予め、フラッシュROM105(記憶部)に、トップロゴ130を示す画像データが記憶されている。当該画像データは、ホストコンピューター200にインストールされた専用のアプリケーションの機能によりユーザーによってデザインされた後、画像データとして、複合処理装置1に出力され、複合処理装置1のフラッシュROM105で記憶されたものである。
そして、ステップS66では、フラッシュROM105に記憶された画像データに基づいて、ロール紙Rへのトップロゴ130の印刷、及び、トップロゴ130の印刷に伴うロール紙Rの搬送が行われる。
ステップS66におけるトップロゴ130の印刷後、CPU101は、イベント発生時処理を終了する。
このように、本実施形態では、動作モードが予約移行モードの場合は、所定のイベントが発生した場合であっても、トップロゴ130の印刷を実行することなく、トップロゴ130の印刷を保留する。これにより、従来と相違して、所定のイベントが連続して発生した場合、いずれのイベント発生時においても、トップロゴ130の印刷が保留されることとなり、トップロゴ130が連続して印刷されることを防止でき、不必要にトップロゴ130が印刷されることを防止できる。
なお、予約移行モードでは、後述する所定の条件が成立したことをトリガーとして、保留していたトップロゴ130の印刷を実行する。従って、トップロゴ130の印刷を保留してから、後述する所定の条件が成立し、トップロゴ130の印刷を実行するまでの間は、トップロゴ130の印刷が予約された状態(予約状態)となる。つまり、本実施形態に係る複合処理装置1では、動作モードが予約移行モードの場合、所定のイベントが発生したことを検知したことをトリガーとして、トップロゴ130の印刷が保留された予約状態へと移行する。
図11は、レシート発行処理の動作を詳細に示すフローチャートである。
このレシート発行処理は、図9に示すように、ホストコンピューター200から、レシート発行開始コマンドを受信したことをトリガーとして実行される処理である。
レシート発行処理において、まず、CPU101は、上述したトップロゴ自動記録設定がオンになっているか否かを判別する(ステップS71)。トップロゴ自動記録設定がオフの場合(ステップS71:NO)、CPU101は、処理手順をステップS75へ移行する。
トップロゴ自動記録設定がオンの場合(ステップS71:YES)、CPU101は、動作モードが、予約移行モードか、余白削減モードかを判別する(ステップS72)。
動作モードが余白削減モードの場合(ステップS72:「余白削減モード」)、CPU101は、処理手順をステップS75へ移行する。
動作モードが予約移行モードの場合(ステップS72:「予約移行モード」)、CPU101は、スリップ印刷部12によって、小切手Sに印刷が行われているか否かを判別する(ステップS73)。
スリップ印刷部12によって小切手Sに対する印刷が行われている場合(ステップS73:YES)、CPU101は、スリップ印刷部12による小切手Sに対する印刷が終了するまで待機し、小切手Sに対する印刷が終了した場合(ステップS73:NO)、予約状態を解除して、ロール紙Rにトップロゴ130を印刷する(ステップS74)。
このように、本実施形態では、動作モードが予約移行モードの場合は、ホストコンピューター200からレシート発行開始コマンドを受信した場合に、そのことをトリガーとして、トップロゴ130の印刷が実行される。ここで、トップロゴ130は、1のレシートについて、当該1のレシートの先頭部分に所定の数(本実施形態では1つ)だけ印刷されることが想定された画像である。従って、レシート発行開始コマンドを受信したことをトリガーとしてトップロゴ130を印刷することにより、1つのトップロゴ130の印刷と、1つのレシート情報131の印刷とが連続して実行され、これにより、1つのレシートの先頭に1つのトップロゴ130が印刷されることとなり、不必要にトップロゴ130が印刷されることを確実に防止できる。特に、本実施形態では、不必要なトップロゴ130の印刷の防止に際し、ホストコンピューター側の処理の変更は、伴わない。
また、上述したように、動作モードが予約移行モードの場合、所定のイベントが発生したことをトリガーとして、トップロゴ130の印刷が保留された予約状態へ移行する。そして、この予約状態へ移行した場合は、レシート発行開始コマンドを受信して初めてトップロゴ130の印刷が実行されることとなる。その際、予約状態は解除される。
図12(A)は、ステップS74におけるトップロゴ130の印刷の処理を説明するため、ロール紙Rにトップロゴ130が印刷される様子を模式的に示す図である。
以下の説明では、今回のレシート発行の前に、同一のロール紙Rを用いて別のレシートが発行されているものとする。
図12において、印刷位置とは、サーマルヘッド16(記録部)が配置された位置に対応する位置であり、この印刷位置において、サーマルヘッド16による印刷が行われる。
また、図12において、カット位置とは、オートカッターユニット21(切断部)の可動刃20と固定刃22とが配置された位置に対応する位置であり、このカット位置において、ロール紙Rが切断される。
図2を用いて説明したように、本実施形態では、サーマルヘッド16の下流に、このサーマルヘッド16と離間してオートカッターユニット21が設けられている。
ここで、前回のレシートの発行時に、ロール紙Rは、前回のレシートの後端に該当する切断位置T11がカット位置に至まで搬送された上で、オートカッターユニット21によって切断されている。従って、ステップS74において、トップロゴ130を印刷する際は、レシートの先端T12から、少なくとも、カット位置と、印刷位置との離間量だけ離れた位置からトップロゴ130の印刷が行われる。このため、少なくとも、レシートの先端T12と、トップロゴ130の先端との間に、長さL1の余白Y1が形成された状態となる。このように、予約移行モードでは、発行するレシート毎に、長さL1の余白Y1が形成されることとなるが、上述したように、不必要にトップロゴ130が印刷されるということを確実に防止できる。なお、本実施形態では、動作モードとして、余白削減モードを選択すれば、後述するように、余白の長さを短くすることができる。
図11を参照し、ステップS75において、CPU101は、レシート発行開始コマンドに続いて受信するレシート情報記録コマンドに基づいて、ロール紙印刷部13の各部を制御して、ロール紙Rにレシート情報131を印刷する(ステップS75)。
レシート情報131を印刷している間、CPU101は、レシート発行開始コマンドに基づくレシート情報131の印刷が終了し、実行コマンドが、カットコマンドとなったか否かを監視する(ステップS76)。
実行コマンドが、カットコマンドとなった場合(ステップS76:YES)、CPU101は、トップロゴ自動記録設定がオンになっているか否かを判別する(ステップS77)。トップロゴ自動記録設定がオフの場合(ステップS77:NO)、CPU101は、レシート発行処理を終了する。
トップロゴ自動印刷設定がオンの場合(ステップS77:YES)、CPU101は、動作モードが、予約移行モードか、余白削減モードかを判別する(ステップS78)。
動作モードが予約移行モードの場合(ステップS78:「予約移行モード」)、CPU101は、トップロゴ130の印刷を保留する(ステップS79)。すなわち、本実施形態では、動作モードが予約移行モードの場合は、実行コマンドがカットコマンドとなったことをトリガーとしてトップロゴ130の印刷を行わない。そして、動作モードが予約移行モードの場合は、上述したように、レシート発行開始コマンドを受信したことをトリガーとして、トップロゴ130を印刷することとなる。つまり、ステップS79におけるトップロゴ130の印刷の保留後は、レシート発行開始コマンドを受信して初めてトップロゴ130の印刷が行われることとなり、これにより、上述したように、不必要にトップロゴ130が印刷されることが防止されている。
このように、本実施形態では、実行コマンドが、カットコマンドとなった場合、トップロゴ130の印刷を保留した上で、次にレシート発行コマンドを受信するまでの間、トップロゴ130の印刷を予約した状態(予約状態)へ移行する。そして、この場合、実行コマンドがカットコマンドとなったことは、予約状態への移行するトリガー(所定のイベントの発生)に該当する。
トップロゴ130の印刷を保留した後、CPU101は、搬送/カット処理を実行する(ステップS710)。
ステップS710の搬送/カット処理では、CPU101は、ロール紙印刷部13の各部を制御して、今回発行するレシートの後端に該当する切断位置が、カット位置(図12)に至までロール紙Rを搬送した上で、オートカッターユニット21により、ロール紙Rを切断する。
一方、ステップS78において、動作モードが余白削減モードの場合(ステップS78:「余白削減モード」)、CPU101は、スリップ印刷部12によって、小切手Sに印刷が行われているか否かを判別する(ステップS711)。
スリップ印刷部12によって小切手Sに対する印刷が行われている場合(ステップS711:YES)、CPU101は、スリップ印刷部12による小切手Sに対する印刷が終了するまで待機し、小切手Sに対する印刷が終了した場合(ステップS711:NO)、トップロゴ印刷/カット処理を実行する(ステップS712)。
図12(B)は、ステップS712のトップロゴ印刷/カット処理を説明するため、ロール紙Rにトップロゴ130が印刷され、切断される様子を模式的に示す図である。
図12(B)を参照し、ステップS712のトップロゴ印刷/カット処理では、CPU101は、ロール紙印刷部13の各部を制御して、今回発行するレシートの後端T21に該当する切断位置が、カット位置に至るまでロール紙Rを搬送する。このロール紙Rの搬送と並行して、今回発行するレシートの後端T21に該当する切断位置の上流側に、トップロゴ130を印刷する。すなわち、トップロゴ130の印刷、及び、このトップロゴ130の印刷に伴うロール紙Rの搬送と、後端T21に該当する切断位置がカット位置に至るまでの搬送と、を同時に兼ねて実行する。これにより、次回発行されるレシートについて、その先端T22と、ステップS711でロール紙Rに印刷されるトップロゴ130との間に形成される余白Y2の長さL2を短くした上で、トップロゴ130を印刷することが可能となる。
トップロゴ印刷/カット処理の実行後、CPU101は、レシート発行処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態に係る複合処理装置1は、ホストコンピューター200から受信したコマンドに従って動作するものである。そして、複合処理装置1は、所定のイベントが発生したこと(上述したように、カットコマンドが実行コマンドとなったことも含む)を検知することにより、レシートの先頭に記録すべきトップロゴ130(画像)の印刷を保留した予約状態へ移行し、当該予約状態へ移行中、ホストコンピューター200から、レシートを発行(出力)させるコマンドであるレシート発行開始コマンド(データ)を受信した場合、予約状態を解除して、フラッシュROM105からトップロゴ130に係る画像データを読み出して、トップロゴ130をロール紙Rに印刷する。
これによれば、所定のイベントの発生を検知した場合に、必ず、トップロゴ130が印刷されるのではなく、一旦、トップロゴ130の印刷が保留された予約状態へ移行し、予約状態へ移行中に、ホストコンピューター200から、レシート発行開始コマンド(データ)を受信したときに初めてトップロゴ130を印刷するため、レシートの発行を伴う場合にのみトップロゴ130を印刷でき、レシートの出力を伴わない場合にトップロゴ130が印刷されたり、また、トップロゴ130が続けて記録されたりすることを防止でき、不必要にトップロゴ130が記録されることを防止できる。特に、本実施形態によれば、ホストコンピューター200がトップロゴ130を印刷する旨のコマンドを出力するようにする等、ホストコンピューター200の処理を変更することなく、不必要にトップロゴ130が記録されることを防止できる。
また、本実施形態によれば、ホストコンピューター200から複合処理装置1に送信される、レシートを発行させる一連のコマンドには、トップロゴ130を印刷させるコマンドが含まれない一方、カットコマンドが含まれている。そして、本実施形態に係る複合処理装置1では、カットコマンドに基づいてロール紙Rを切断することをトリガーとして、予約状態へ移行し、当該予約状態へ移行中、ホストコンピューター200から、レシート発行開始コマンドを受信した場合、画像データに基づいて、トップロゴ130をロール紙Rに印刷する。
これによれば、レシートの発行に伴ってロール紙Rを切断した場合、次のレシート用のトップロゴ130を記録するのではなく、予約状態へ移行し、予約状態移行中に、レシート発行開始コマンドを受信したときに初めて、トップロゴ130を示す画像データを利用して、トップロゴ130を印刷する。このため、レシートの発行に伴ってロール紙Rを切断した後、レシートの発行がされないのにもかかわらずトップロゴ130が印刷されるといった事態が発生することを防止でき、不必要なトップロゴ130の印刷を防止できる。特に、上記本実施形態によれば、ホストコンピューター200が、トップロゴ130を示す画像データや、トップロゴ130を記録させるコマンドを出力することなく、複合処理装置1側の機能で、適宜、必要なタイミングでトップロゴ130をロール紙Rに印刷できる。
また、本実施形態に係る複合処理装置1は、サーマルヘッド16(記録部)の下流に、サーマルヘッド16と離間してロール紙Rを切断するオートカッターユニット21(切断部)を設けている。そして、動作モードを、上述した予約移行モードと、上述した余白削減モードとのいずれかに切り替え可能である。
これによれば、複合処理装置1の使用態様や、使用状況、また、余白の縮小化をどれだけ優先するか等に応じて、上記2つの動作モードを切り替えることができるため、利便性が向上する。
また、本実施形態に係る複合処理装置1では、ロール紙印刷部13とは別にスリップ印刷部12が設けられている。そして、上述したように、電源ユニット120の小型化、及び、製造コストの縮減を実現すべく、ロール紙印刷部13による印刷と、スリップ印刷部12による印刷とのうち、一方の印刷が行われている場合は、他方の印刷を停止する構成となっている。
そして、本実施形態では、図11のステップS53に示すように、予約状態へ移行中、ホストコンピューター200から、レシート発行開始コマンドを受信した場合、スリップ印刷部12による印刷が行われていないか、又は、スリップ印刷部12による印刷が行われている場合は当該印刷が終了するまで待機した後、トップロゴ130をロール紙Rに印刷する。
これによれば、予約状態へ移行した後に、レシートを発行させるコマンドを受信した場合であっても、ロール紙印刷部13による印刷と、スリップ印刷部12による印刷とが同時に行われない状態を維持できる。
また、本実施形態に係る複合処理装置1では、ロール紙印刷部13とは別にスリップ印刷部12が設けられている。そして、上述したように、電源ユニット120の小型化、及び、製造コストの縮減を実現すべく、ロール紙印刷部13による印刷と、スリップ印刷部12による印刷とのうち、一方の印刷が行われている場合は、他方の印刷を停止する構成となっている。
そして、本実施形態では、予約状態へ移行中に、トップロゴ130の記録を実行する場合において、スリップ印刷部12が駆動している場合は、当該スリップ印刷部12の駆動が終了するのを待って、トップロゴ130の記録を実行する。
これによれば、予約状態へ移行した後に、レシートを発行させるコマンドを受信した場合であっても、ロール紙印刷部13による印刷と、スリップ印刷部12による印刷とが同時に行われない状態を維持できる。
また、本実施形態では、所定のイベントの発生とは、1.電源オフの状態から電源オンの状態となったこと、2.操作パネル7の所定のスイッチが操作され、リセットが指示されたこと、3.復帰可能なエラーが発生した後、そのエラーから復帰したこと、4.操作パネル7の所定のスイッチが操作され、手動で、ロール紙Rの搬送が指示され、ロール紙Rの搬送を実行したこと、5.開閉蓋9が開状態とされた後、再び、閉状態とされたこと、である。つまり、所定のイベントには、「5.開閉蓋9が開状態とされた後、再び、閉状態とされたこと」が含まれている。
ここで、従来は、例えば、開閉蓋9の開閉を連続して複数回行った場合、開閉蓋9を閉状態とする度に、ロール紙Rにトップロゴ130が印刷されることとなり、不必要にトップロゴ130を印刷してしまう場合があった。一方で、本実施形態のように、開閉蓋9が開状態とされた後、再び、閉状態とされたことを検知することにより予約状態へと移行する構成とすることにより、不必要にトップロゴ130が印刷されることを好適に防止できる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、レシートを発行する場合を例にして発明を説明したが、レシートのみならず、クーポン券や、サービス券等、画像が記録されたロール紙を切断して形成される紙片としての帳票を出力する場合に、広く本発明を適用可能である。
また、トップロゴ130は、レシートに記録されるトップロゴ130のみならず、帳票の先頭に印刷されることが想定された画像であれば良い。
また、上記実施形態では、ロール紙Rを印刷するロール紙動作部および小切手Sに印刷するスリップ動作部を備えた構成として説明したが、本発明の動作部はこれに限定されるものではなく、例えば、小切手Sを光学的に読み取るスキャナーを動作部として設けてもよい。
また、上記実施形態では、スリップ印刷部12はドットインパクト式の印刷ヘッドを備える構成としたが、印刷ヘッドをキャリッジに搭載して駆動させるものであれば、インクジェット式の印刷ヘッドを備えるものにおいても適用可能である。
また、上述の動作を行う複合処理装置1のCPU101に動作させるプログラムを、複合処理装置1内の記憶媒体や外部装置の記憶媒体に記憶させて、読み出して実行することもできる。
1…複合処理装置(記録装置)、12…スリップ印刷部(他の記録部)、15…プラテンローラー(搬送部)、16…サーマルヘッド(記録部)、17…ロール紙搬送ローラー(搬送部)、21…オートカッターユニット(切断部)、101…CPU(制御部)、105…フラッシュROM(記憶部)、107…通信インターフェイス(通信部)、130…トップロゴ(画像)、200…ホストコンピューター、R…ロール紙(記録媒体)、S…小切手(別の記録媒体)。

Claims (8)

  1. ホストコンピューターに接続可能な記録装置であって、
    前記ホストコンピューターからデータを受信する通信部と、前記データに基づいて記録媒体に記録をする記録部と、前記記録媒体に記録する画像を記憶する記憶部と、制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    所定のイベントが発生したことを検知することにより、前記記録媒体への前記画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、
    前記予約状態において、前記通信部が、前記ホストコンピューターから前記データを受信した場合、前記記憶部から前記画像を読み出し、前記予約状態を解除して、前記記録部を制御し、前記画像を前記記録媒体に記録させることを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録媒体を切断する切断部を備え、
    前記制御部は、
    前記データに前記画像を記録させるコマンドが含まれずかつ前記切断部により前記記録媒体を切断させるコマンドが含まれていると判断した場合、前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて、前記切断部を制御して、前記記録媒体を切断させた後、前記記録部を制御して、前記画像を前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録媒体を搬送する搬送部を備え、
    前記切断部は、前記記録部の搬送方向の下流方向に位置し、
    前記制御部は、
    前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて前記記録媒体を切断させる場合、前記搬送部を制御して前記記録媒体の切断位置を前記切断部に対応する位置に搬送させ、前記切断部を制御して前記記録媒体を切断させた後、前記予約状態へ移行する動作モードと、
    前記記録媒体を切断させるコマンドに基づいて前記記録媒体を切断させる場合、前記記録部を制御して前記記録媒体の前記切断位置の搬送方向の上流側に前記画像を記録させ、前記搬送部を制御して前記記録媒体の切断位置を前記切断部に対応する位置に搬送させ、前記切断部を制御して前記記録媒体を切断する動作モードと、
    の2つの動作モードの切り替えを制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記記録媒体とは別の記録媒体に記録を行う他の記録部を備え、
    前記制御部は、
    前記記録部による記録と、前記他の記録部による記録とのうち、一方の記録が行われている場合は、他方の記録を停止するよう制御を行い、
    前記予約状態において、前記通信部が前記ホストコンピューターから前記データを受信した場合、前記他の記録媒部による記録が行われていないことを条件として、前記予約状態を解除して前記記録部により前記画像を前記記録媒体に記録させるように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
  5. 前記記録媒体とは別の記録媒体に記録を行う他の記録部を備え、
    前記制御部は、
    前記記録部による記録と、前記他の記録部による記録とのうち、一方の記録が行われている場合は、他方の記録を停止するよう制御を行い、
    前記予約状態において、前記他の記録部の記録が終了したとき、前記予約状態を解除して前記記録部により前記画像を前記記録媒体に記録させるように制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記記録装置に備えられた開閉蓋の開閉を検出するカバー開閉検出器を備え、
    前記所定のイベントは、前記開閉検出器が、前記開閉蓋が開状態から閉状態とされたことを検出したことであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の記録装置。
  7. ホストコンピューターに接続可能な記録装置の制御方法であって、
    前記記録媒体に記録する画像を記憶し、
    所定のイベントが発生したことを検知することにより前記記録媒体への前記画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、
    前記予約状態おいて、前記ホストコンピューターからデータを受信した場合、前記予約状態を解除して前記画像を前記記録媒体に記録させることを特徴とする記録装置の制御方法。
  8. ホストコンピューターに接続可能な記録装置の制御部により実行されるプログラムであって、
    前記制御部を、
    所定のイベントが発生したことを検知することにより前記記録媒体への画像の記録を保留した予約状態へ移行させ、前記予約状態おいて、前記ホストコンピューターから、データを受信した場合、前記予約状態を解除して前記画像を前記記録媒体に記録させる手段として動作させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013151063A1 (ja) 2012-04-05 2013-10-10 株式会社神戸製鋼所 鍛造金型装置の加熱方法
JP2015093466A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 セイコーエプソン株式会社 印刷装置
WO2022244866A1 (ja) * 2021-05-21 2022-11-24 Denbaホールディングス株式会社 液状、クリーム状、ジェル状又はエマルジョン状物質の浸透力改善装置

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