JP5949966B2 - 印刷方法および印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、印刷方法および印刷装置に関する。
印刷装置の中には、帯状の記録用紙がロール状に巻かれたロール体がロール体収容部に収容されていて、ロール体に巻かれている記録用紙を、紙送りローラにより記録ヘッドの方向に引き出し、この引き出された記録用紙に記録を行うものがある(特許文献1参照)。
かかる印刷装置においては、記録ヘッドにより記録が行われる部分の記録用紙に弛みが生じていると記録ヘッドによる記録が乱れる虞がある。そのため、ロール体の直径(記録用紙の残量)に基づいて、ロール体に引き出し方向と逆方向に所定のトルクを発生させるトルクリミッタを備えるとともに、このトルクに応じて紙送りローラの回転を制御することで、紙送りローラにより引き出された記録用紙に張力が生じるように構成されている。この場合、ロール体の直径を知る必要があるが、ロール体の直径については、ロール体の重量を測定し、この重量から記録用紙の残量を求めロール体の直径を算出している(特許文献1参照)。
特開2007−245544号公報
しかしながら、ロール体の重量により直径を算出する方法の場合は、同じ直径であっても記録用紙の材質によって重量が異なることがあり、また、同じ重量であっても、記録用紙が巻かれる巻き芯(筒体)の太さ(直径)によっても直径が異なることがある。従って、ロール体の直径を測定するためには、記録用紙の材質、巻き芯の太さ等のロール体の種類毎の重量と直径とを予め対応付けておく必要がある。そのため、かかる対応付けのないロール体についてはその直径を算出することができない。
そこで、本発明は、ロール体の種類とその直径を予め対応付けておく必要がなく、装着された任意のロール体の直径を求めることができる印刷方法および印刷装置におけるロール体の直径を求める方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、帯状の記録媒体が巻かれたロール体が装着され、前記ロール体から巻きだして搬送される前記記録媒体に対して記録を行うにあたり、前記ロール体から前記記録媒体を搬送させ、そのときの前記記録媒体の搬送量と前記ロール体の回転量とに基づいて前記ロール体の径を測定する(測定手段)。印刷装置をこのように構成することで、ロール体の種類とその径を予め対応付けておく必要がなく、装着された任意のロール体の径を求めることができる。
本発明の具体的な構成の一例として、記録媒体を搬送する紙送りローラの回転量に基づいて搬送量を測定してもよいし、記録媒体の搬送に追従して回転する従動ローラの回転量に基づいて搬送量を測定もよい。このように構成することで、記録媒体の搬送量の検出精度が向上し、ロール体の径を精度高く求めることができる。
以上のようにして、一旦、前記ロール体の径を測定しておけば、その後の記録時における前記記録媒体の搬送とともに減少する前記ロール体の径を測定によることなく取得することが可能となる。そのため、予め前記ロール体における前記記録媒体の残量と前記ロール体の径との対応関係を調査し、当該対応関係を第1対応関係として記憶しておく。前記ロール体における前記記録媒体の残量の減少とともに、前記ロール体の径が減少するため、一意の対応関係を用意しておくことができる。そして、印刷時に搬送した前記記録媒体の搬送量に基づいて前記記録媒体の残量を取得し、当該残量と前記第1対応関係に基づいて印刷後の前記ロール体の径を推定する。
すなわち、もとの残量と、使用に際して搬送された搬送量とに基づいて、使用後の前記記録媒体の残量を計算する。使用後の前記記録媒体の残量が得られると、当該残量と前記第1対応関係に基づいて使用後の前記ロール体の径を取得することができる。ここでは、使用時の搬送量以外に測定する必要はないため、簡易に径を取得することができる。すなわち、前記記録媒体を使用する度に前記ロール体の回転量を測定することなく、前記ロール体の現在の径を取得することができる。
また、前記第1対応関係とともに、前記ロール体の前記径と静負荷との対応関係を第2対応関係として記憶しておき、前記径と前記第2対応関係とに基づいて使用後における静負荷を取得するようにしてもよい。前記ロール体の前記径と静負荷は、一意の対応関係を有していると考えることができ、前記ロール体の径と同様の手法により負荷を取得することができる。静負荷の要因は種々考えられるが、前記ロール体の自重による抵抗が主要な要因の一つとなる。前記記録媒体の径および残量の減少とともに前記ロール体の自重が減少するため、前記記録媒体の径と静負荷は一意の対応関係を有していると考えることができる。
また、前記第1対応関係と前記第2対応関係は前記記録媒体の厚みや比重や摩擦抵抗によって異なるものとなるため、前記記録媒体の種類に応じたものとすることが望ましい。例えば、装着された前記記録媒体の種類の検知や入力を受け付ける手段を備えさせ、前記第1対応関係と前記第2対応関係が用意された種類である場合にのみ前記第1対応関係と前記第2対応関係に基づく径や負荷の取得を行うようにしてもよい。もし、前記第1対応関係と前記第2対応関係が用意されていない種類であった場合には、測定手段による測定を行えばよい。むろん、前記記録媒体ごとに前記第1対応関係と前記第2対応関係を記憶させておき、前記記録媒体の種類に対応する前記第1対応関係と前記第2対応関係を選択して使用するようにしてもよい。
なお、前記記録媒体の幅に前記ロール体の自重が比例し、搬送経路において前記記録媒体の摩擦抵抗も前記記録媒体の幅に比例すると考えることができる。そのため、前記記録媒体の搬送方向に直交する方向の幅を測定し、当該幅と前記径と前記第2対応関係とに基づいて使用後における静負荷を取得するようにしてもよい。このようにすることにより、各幅について前記第2対応関係を記憶しなくても済む。
さらに、本発明の技術的思想は、具体的な印刷装置にて具現化されるのみならず、当該印刷装置によって行われる工程を備える方法においても具現化することもできる。むろん、上述した印刷装置がプログラムを読み込んで上述した各手段を実現する場合には、当該各手段に対応する機能を実行させるプログラムや当該プログラムを記録した各種記録媒体においても本発明の技術的思想が具現化できることは言うまでもない。なお、本発明の印刷装置は、単一の装置のみならず、複数の装置によって分散して存在可能であることはいうまでもない。さらに、本発明の印刷装置が他の機能を有する装置に組み込まれてもよい。例えば、スキャナ機能やファックス機能を備えた複合装置に本発明の印刷装置が組み込まれてもよい。
本発明の第1の実施形態に係るプリンタの外観の構成を示す外観図である。 プリンタの構成を示す構成図である。 プリンタの電気的な構成を示す回路ブロック図である。 プリンタの動作を示すフローチャートである。 測定処理を示すフローチャートである。 紙送りローラによる記録用紙の搬送とロール体の回転との関係を示す図である。 ロータリエンコーダのカウント量の変化を示すグラフである。 搬送速度と静負荷との関係を示すグラフである。 推定処理を示すフローチャートである。 第1対応関係を示すグラフである。 第2対応関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタの紙送りローラによる記録用紙の搬送とロール体の回転との関係を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタのロータリエンコーダのカウント量の変化を示すグラフである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について、図面を参照しながら説明をする。なお、印刷装置におけるロール体の直径および記録媒体の静負荷を求める方法については、プリンタ1の動作にあわせて説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る印刷装置としてのプリンタ1の外観を示す斜視図である。また、図2は、プリンタ1の概略の構成を示す構成図である。図3は、プリンタ1の電気的な構成を示すブロック図である。なお、図1および図2において、矢印X方向を前方(前側)とし、その反対方向を後方(後側)とし、矢印Y方向を下方(下側)とし、その反対方向を上方(上側)とする。また、後方から前方に向かって右手側を右方(右側)、左手側を左方(左側)とする。図2は、プリンタ1を左側から見た構成図となっている。
プリンタ1は、記録媒体としての帯状の記録用紙2がロール状に巻かれたロール体3が収容され、このロール体3から引き出された記録用紙2に記録を行うことが可能なプリンタとして構成されている。プリンタ1は、ロール体3が収容されるロール体収容部4と、ロール体収容部4に収容されたロール体3から記録用紙2を下方に引き出しながら搬送する紙送り機構5と、記録用紙2に対しインクを噴射して記録を行う記録機構6と、ロール体3から引き出された記録用紙2の後側を支持するガイド板7等を備え、これらの各機構部が外装筐体8内に収容されている。外装筐体8の下部には脚部9が備えられ、プリンタ1は、この脚部9により床面等に設置される。
ロール体収容部4は、プリンタ1の上部に配置され、その下方に紙送り機構5と記録機構6が配置されている。記録用紙2は、紙送り機構5によりロール体3から下方に引き出され、ガイド板7に後面をガイドされた状態で下方に向かって搬送される。そして、下方に搬送される記録用紙2に対して記録機構6により記録が行われる。記録機構6において記録が行われた記録用紙2は、紙送り機構5により下方に送り出され、外装筐体8の下部に形成される図示を省略する排出口から外部に排出される。
ロール体3は、硬質の筒体10の周りに記録用紙2が巻き回された構成となっている。ロール体収容部4には、筒体10の左右の開口部から筒体10の内側に挿入され、ロール体3をロール体収容部4内に支持する左右一対のロール支持軸11R、11Lが備えられている。左側のロール支持軸11Lには、ギア列12を介してロール体モータ13が連結されている。一方、右側のロール支持軸11Rは、プリンタ1に対して自由回転可能とされている。従って、ロール体モータ13を駆動することにより、ロール支持軸11Lが回転し、ロール体3は、ロール支持軸11R,11Lに支持された状態で、ロール支持軸11R,11Lとともに回転することとなる。
なお、ロール体モータ13には、例えば、軸回転トルクが100グラム程度のものが使用される。一方、ロール支持軸11R,11Lには、例えば、重量が5キログラムあるいは10キログラムを超えることもある重いロール体3が支持されることがある。そのため、ギア列12は、ロール支持軸11R,11Lに重いロール体3が支持された場合であっても、ロール体3を回転させることができるように、減速比が、例えば、50〜100といった大きな減速比に設定されている。
紙送り機構5は、ロール体収容部4から引き出された記録用紙2を下方に向けて搬送し、そして排出口(図示省略)から排出する役目を担う。紙送り機構5は、紙送りモータ14(図3参照)により回転駆動される紙送りローラ15と、この紙送りローラ15に圧接して従動回転する従動ローラ16を備えている。なお、紙送りローラ15は紙送りモータ14の出力軸に取り付けられ、紙送りモータ14の出力軸の回転量と紙送りローラ15の回転量は1:1に対応している。すなわち、紙送りモータ14から紙送りローラ15への減速比は1となっている。
ロール体3から引き出された記録用紙2は、紙送りローラ15と従動ローラ16との間に挟み込まれ、紙送りローラ15の回転を受けて下方に向けて搬送される。この際、ロール体モータ13は、ロール体3から記録用紙2が送り出される方向(正転方向)にロール体3を回転させるように駆動される。つまり、記録用紙2は、紙送りモータ14により回転される紙送りローラ15と、ロール体モータ13により正転方向に回転するロール体3とにより上方から下方に向かって搬送される。
なお、搬送を行う際には、紙送り機構5とロール体3との間の記録用紙2に一定の張力を持たせるために、ロール体モータ13の回転が制御される。紙送り機構5とロール体3との間の記録用紙2の張力を引っ張り方向に正とすることにより、紙送り機構5とロール体3との間の記録用紙2にたるみが生じることが防止できる。また、記録用紙2と紙送りローラ15との間のスリップ量が安定し、記録用紙2の搬送量を安定させることができる。
上述のロール体モータ13の出力軸には、ロール体3の回転量を検出するロール体回転量検出手段としてのロータリエンコーダ17(図3参照)が取り付けられている。また、紙送りモータ14の出力軸には、ロータリエンコーダ18(図3参照)が取り付けられている。従って、ロータリエンコーダ17によりロール体モータ13の回転量と回転速度を検出可能であり、また、ロータリエンコーダ18により紙送りモータ14の回転量と回転速度が検出可能となっている。
記録機構6は、記録ヘッド19と、この記録ヘッド19が取り付けられるキャリッジ20と、キャリッジ20の左右方向(主走査方向)への移動をガイドするキャリッジガイド軸21と、タイミングベルト(不図示)を介してキャリッジ20を左右方向へ移動するキャリッジモータ22(図3参照)等とを備えている。キャリッジ20は、キャリッジモータ22の駆動力を受けてキャリッジガイド軸21に沿って左右方向に往復移動し、また、記録ヘッド19もキャリッジ20と一体に左右方向に移動する。そして、記録ヘッド19の左右方向への移動と、記録用紙2の紙送り機構5による上方から下方への移動とにより、記録ヘッド19を記録用紙2の所定位置に移動させ、記録用紙2に対し記録を行う。上述したように記録用紙2の搬送量を安定させることにより、記録ヘッド19と記録用紙2の相対位置を意図通りに制御することが可能となり、バンディング等の記録(インクの濃淡)むらを防止することができ、高品質の記録結果を得ることができる。
(回路ブロックの構成)
次に、図3を参照しながら図1および図2に示すプリンタ1の電気的な構成の概略を説明する。図3において、プリンタ1は、ホストコンピュータHCから入力された画像形成データ等を受け取るインターフェース23と、制御部24と、ロール体モータ13と、このロール体モータ13を駆動するロール体モータドライバ13Dと、紙送りモータ14と、この紙送りモータ14を駆動する紙送りモータドライバ14Dと、記録ヘッド19と、記録ヘッド19を駆動制御する記録ヘッドドライバ19Dと、キャリッジモータ22と、このキャリッジモータ22を駆動するキャリッジモータドライバ22Dと、ロータリエンコーダ17と、ロータリエンコーダ18と、記録ヘッド19付近に搬送された記録用紙2の幅(搬送方向に直交する方向の長さ)を計測する用紙幅センサ31等を有する。
制御部24は、記録開始信号や、画像形成データ等に基づいて記録ヘッド19の記録制御やロール体モータ13、紙送りモータ14およびキャリッジモータ22等の駆動制御の他、プリンタ1の様々な動作制御を司るCPU(Central Processing Unit)25と、プリンタ1の各種動作に係る処理プログラム等が記憶されているPROM(Programmable Read- Only Memory)26と、ホストコンピュータHCからインターフェース23を介して入力される画像形成データ等を格納・記憶したり、作業用のメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)27と、プリンタ1に関する諸情報を記憶するEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)28等を備える。
(全体の流れ)
図4は、本実施形態のプリンタ1が実行する全体の処理の概略的な流れを示している。ステップS100において、制御部24は、ロール体3がロール体収容部4に装着(交換)されたことを検出する。例えば、不図示のセンサによってロール体収容部4に対するロール体3の装着を検出してもよいし、不図示の操作パネルの操作に応じてロール体3の装着を検出してもよい。本実施形態では、不図示の操作パネルにおいて、ロール体3が装着されたこと、および、ロール体3に巻回された記録用紙2の種類(例えば、普通紙や光沢紙やマット紙)が受け付けられるものとする。受け付けられた記録用紙2の種類を識別するための情報はEEPROM28に記憶される。次に、制御部24は、ステップS200において測定処理を実行する。この測定処理では、ロール体3の装着直後におけるロール体3の直径D、および、ロール体3が回転する際のロール静負荷(トルク)を測定する。このロール静負荷は、ロール体3の回転速度(記録用紙2の搬送速度V)に応じて線形的に変動するため、高速搬送時の静負荷Nhiと低速搬送時の静負荷Nloとが測定しておく。測定処理が完了すると、静負荷Nlo,Nhiおよび直径DとがEEPROM28に記憶される。
測定処理が完了すると、印刷可能な状態となり、ステップS300においてホストコンピュータHCからの印刷ジョブの入力を受け付ける。ステップS400では、受け付けられた印刷ジョブに対する印刷処理を実行する。そして、印刷処理が完了すると、装着されたロール体3の記録用紙2が普通紙であるか否かを判断(ステップS450)し、普通紙である場合には、ステップS500において推定処理を実行する。この推定処理では、印刷処理直後におけるロール体3の直径Dおよび静負荷Nlo,Nhiが取得され、これらがEEPROM28において更新される。推定処理が完了するとステップS300に戻る。一方、装着されたロール体3の記録用紙2が普通紙でない場合には、ステップS200に戻り、測定処理を実行する。すなわち、測定処理によって静負荷Nlo,Nhiと直径Dを取得し、EEPROM28に更新する。
以上のように、本実施形態では、まずロール体3が装着された段階で、測定処理を実行するとともに、印刷処理が完了するごと(使用ごと)にEEPROM28に記憶された静負荷Nlo,Nhiと直径Dを更新することとしている。ただし、装着されたロール体3の記録用紙2が普通紙である場合には、初回は静負荷Nlo,Nhiと直径Dを測定処理によって取得し、2回目以降は静負荷Nlo,Nhiと直径Dを推定処理によって取得することとしている。一方、装着されたロール体3の記録用紙2が普通紙でない場合には、毎回、静負荷Nlo,Nhiと直径Dを測定処理によって取得することとしている。なお、プリンタ1は印刷処理以外でも記録用紙2を搬送する場合がある。例えば、メンテナンス時に記録用紙2を搬送(使用)する場合も考えられる。このような動作を行った場合にも、静負荷Nlo,Nhiと直径Dを更新すべく、測定処理または推定処理を実行するのが望ましい。次に、測定処理について説明する。
(測定処理)
ここではまず測定処理を図5から図8を参照しながら説明する。図5はプリンタ1におけるロール体3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作を示すフローチャートであり、図6は、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送とロール体3の回転との関係等を示す図である。また、図7は、ロール体3の直径の測定を行う際におけるロータリエンコーダ17,18のカウント量の変化を示すグラフである。すなわち、図7のグラフは、ロール体モータ13と紙送りモータ14の回転量の変化を示す。図8は、紙送りモータ14の回転量(搬送速度)と静負荷との関係の一例を示す。
ところで、紙送りローラ15と記録用紙2との間、および、ロール体3と記録用紙2との間に滑りが無ければ、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送量と、この記録用紙2の搬送に伴って回転されるロール体3による記録用紙2の搬送量とは等しい。従って、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送量を、ロール体3による記録用紙2の搬送量として測定し、そして、ロール体3による記録用紙2の搬送量に対応するロール体3の回転角が判れば、円周と直径との関係に基づき、ロール体3の直径を知ることができる。
そこで、本実施形態においては、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送量を測定するとともに、この記録用紙2の搬送に伴って回転されるロール体3の回転角を測定し、これらの測定結果に基づいて、ロール体3の直径を求めることとしている。記録用紙2の搬送量は、紙送りローラ15の回転量に対応し、この回転量は、ロータリエンコーダ18により測定することができる。つまり、紙送りローラ15の外周長は一定であり、予め既知の値として知ることができる。また、記録用紙2を搬送するために紙送りローラ15が何回転したかをロータリエンコーダ18のカウント量により測定することができる。従って、既知の紙送りローラ15の外周長と、記録用紙2を搬送するために回転した紙送りローラ15の回転量に対応するロータリエンコーダ18のカウント量とに基づき、記録用紙2の搬送量を求めることができる。
ロール体3の回転角を測定する際、記録用紙2が搬送されているにも拘わらずロール体3が回転していない状態、すなわち、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2に弛みが生じている場合には、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転角を測定することができない。ひいては、ロール体3の直径を正確に求めることができない。
まず、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みを解消する弛み解消動作が行われる(ステップS10)。弛み解消(ステップS10)においては、紙送りモータ14が、記録用紙2が下方に搬送される方向に紙送りローラ15を回転(正転)させるように駆動される。そして、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みの有無を判断し(ステップS20)、弛みがあると判断される場合(ステップS20においてYes)には紙送りローラ15の正転を継続し、弛みが無いと判断された場合(ステップS20においてNo)には駆動を停止する(ステップS30)。また、弛みがあると判断される状態(ステップS20においてYes)が所定時間継続した場合(ステップS25においてYes)にはエラー終了する。
なお、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みの有無は、例えば、紙送りモータ14に印加される電圧におけるPWMの電圧制御のデューティ比に基づいて判断する。つまり、ある速度で紙送りローラ15を回転させる場合において、デューティ比が一定値以下の場合には、紙送りモータ14の回転負荷が少なく記録用紙2に弛みが生じていると判断できる。逆に、デューティ比が一定値を越える場合には、紙送りモータ14の回転負荷が大きく紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2に張力が発生していると判断できる。また、所定時間にわたり紙送りローラ15の正転を継続しても弛みが解消されない場合には、例えば単票紙が装着されていたり、ロール体3が反対向き(回転方向に対する巻き出し方向が反対向き)に装着されていると推定できる。従って、このような場合には、エラー終了する。
紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2に弛みが無いと判断された場合(ステップS20においてNo)には、紙送りモータ14の駆動の停止(ステップS30)に続いて、紙送りローラ15を正転させるように紙送りモータ14を所定時間、例えば、5秒間、駆動する(ステップS40)。紙送りローラ15の回転により記録用紙2は下方に搬送され、また、ロール体3は記録用紙2の搬送に従って正転方向に回転し、ギア列12を介してロール体3に連結するロール体モータ13も回転する。
紙送りモータ14の駆動の開始に併せて、ロータリエンコーダ17,18により紙送りモータ14およびロール体モータ13の回転量の検出を開始する(ステップS50)。つまり、図7に示すように、紙送りモータ14およびロール体モータ13の回転量の検出が検出開始時点A1から開始される。なお、図7のグラフは、横軸は、紙送りモータ14の駆動を開始してからの経過時間を示し、縦軸は、ロータリエンコーダ17,18の回転量を示している。検出開始時点A1においては、ロータリエンコーダ17,18によるカウント量は0である。グラフ線(1)は、ロータリエンコーダ17によるカウント量を、グラフ線(2)は、ロータリエンコーダ18によるカウント量を示すものである。図7のグラフから判るように、紙送りモータ14の駆動が継続される間、ロータリエンコーダ17,18のカウント量は時間の経過とともに増加する。
そして、紙送りモータ14が、所定時間、駆動された場合には(ステップS60においてYes)、紙送りモータ14の駆動を停止する(ステップS70)。この紙送りモータ14の駆動の停止に併せて、ロータリエンコーダ18のカウント量を計数する(ステップS80)。例えば、図7のグラフにおいて、紙送りモータ14の駆動停止時点A2におけるロータリエンコーダ18のカウント量はCkとして測定される。このロータリエンコーダ18のカウント量を計数に続いて、所定時間t、例えば、0.1秒をおいて(ステップS90)、ロータリエンコーダ17のカウント量を計数する(ステップS100)。例えば、図7のグラフにおいて、このときのカウント量はCr1として測定される。
記録用紙2には、それ自身に若干の弾性があり、ロール体3と紙送りローラ15との間の記録用紙2には張力が作用している。そのため、紙送りモータ14の駆動が停止し紙送りローラ15の回転が停止しても、記録用紙2の弾性力等の影響で、ロール体3が僅かに回転し、これに引きずられて、あるいは慣性により、ロール体モータ13も回転することがある。そこで、紙送りモータ14の駆動が停止した後、ロール体モータ13の回転が完全に停止するのを見越した所定時間を待って、ロータリエンコーダ17のカウント量を計数する。これにより、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転量の測定精度を高くすることができる。
続いて、測定されたロール体モータ13の回転量Cr1と紙送りモータ14の回転量Ckとに基づき、CPU25において機能的に構成される演算手段において、ロール体3の直径を算出する(ステップS110)。この算出は、次の式に基づき行うことができる。
Lk×(Ck/Rk)=D×π×(Cr1/Rr) ・・・ (1)
D=(Lk×(Ck/Rk))/(π×(Cr1/Rr)) ・・・(2)
Lk:紙送りローラ15の外周長である。
Ck:ロータリエンコーダ18のカウント量である。
Rk:紙送りモータ14(紙送りローラ15)が1回転したときのロータリエンコ
ーダ18のカウント量である。
D:ロール体の直径である。
π:円周率である。
Cr1:ロータリエンコーダ17のカウント量である。
Rr:ロール体3を1回転させたときのロール体モータ13のロータリエンコーダ17のカウント量であり、ロール体モータ13の1回転に対応するロータリエンコーダ17のカウント量にギア列12の減速比を乗算した値である。Cr1およびCkは測定値であり、Lk,Rk,Rrについては、プリンタ1に特有の既知の値である。
式(1)の左辺は、紙送りモータ14がカウント量Ck回転したとき、すなわち、紙送りモータ14がCk/Rk回転したときの紙送りローラ15の外周における回転量を示す。つまり、紙送りローラ15と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、式(1)の左辺は、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送量と等しい。式(2)の右辺は、ロール体モータ13がカウント量Cr1回転したとき、すなわち、ロール体3がCr1/Rr回転したときのロール体3による搬送量を示す。すなわち、ロール体3と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、式(2)の右辺も、紙送りローラ15による記録用紙2の搬送量と等しい。そして、式(1)を変形した式(2)に基づいて、ロール体3の直径Dを算出することができる。ロール体3の直径Dを算出すると、引き続き静負荷の測定を実行する。
図5に示すフローチャートにおいて、ロール体モータ13を低速駆動させる(ステップS120)。本実施形態では、記録用紙2が一定速度Vlo=1ips(inch/sec)で搬送されるようにロール体モータ13の回転が制御される。すなわち、ロータリエンコーダ18が検出する単位時間あたりの回転量(回転速度)が一定速度Vloに対応した回転速度となるように、ロール体モータ13に印加される電圧のデューティ比が当該回転速度に基づいてフィードバック制御(例えば、PID制御)される。前記の(1)式が示すように、ロール体モータ13の回転量と記録用紙2の搬送速度の関係に直径Dが影響するが、すでに直径Dが測定されているため、一定速度Vloに対応するロール体モータ13の回転速度を特定することができる。また、前記の(1)式を時間で除算することにより、ロール体モータ13の回転速度をロール体3による搬送速度に換算することができ、速度Vloに対応する回転速度を特定することができる。続いて、ロータリエンコーダ18が検出した回転速度が安定したか否かを判定し(ステップS130)する。
ここでは、ロータリエンコーダ18の測定に基づいて回転速度が安定している否かを直接判断してもよいし、所定時間経過(加速が完了)したことをもって安定したと判断してもよい。そして、ロール体モータ13の回転が安定したところで、そのときロール体モータ13に出力しているデューティ比を静負荷Nloとして取得する(ステップS140)。ここでロール体モータ13に出力するデューティ比は、ロール体3に作用する回転抵抗に抗してロール体3を一定速度Vloで正転させるために必要なロール体3の軸周りのトルクである。ロール体モータ13のデューティ比は、例えばロール体モータ13に対するPID制御の積分成分に基づいて得ることができる。
以上のようにして、速度Vloで搬送したときの静負荷Nloが測定できると、ロール体モータ13の駆動を停止させる(ステップS150)。そして、引き続いて同様の処理(ステップS160〜S190)を再度実行する。ただし、ここではロール体モータ13を高速駆動させ、記録用紙2が一定速度Vhi=3ips(inch/sec)で搬送されるようにし、その時の静負荷Nhiを、ステップS140と同様の手法により、測定する(ステップS180)。図8は、任意の搬送速度Vと静負荷Nとの関係の一例を示している。同図に示すように、搬送速度Vと静負荷Nは線形的な対応関係を有することが分かっている。そのため、CPU25は、低速Vloおよび高速Vhiでの静負荷Nlo,Nhiに基づく線形補間により、任意の搬送速度Vにおける静負荷Nを算出することが可能となる。以上のようにして得られた直径Dと静負荷Nlo,Nhiは、RAM27またはEEPROM28に記憶される(ステップS200)。
このようにして、直径Dと静負荷Nlo,Nhiが記憶できれば、以降はこれらを使用して各処理を実行することができる。ところで、図4に示したように記録用紙2が普通紙である場合には、測定処理によって測定した直径Dと静負荷Nlo,Nhiを記憶した後、印刷処理を行うごとに推定処理が実行される。
(推定処理)
図9は、推定処理におけるプリンタ1の動作を示すフローチャートである。上述した説明した測定処理においては、測定のためにロール体3を駆動させることにより、ロール体3の直径Dと静負荷Nlo,Nhiを測定することとしたが、推定処理においては測定のためにロール体3を駆動させることなくロール体3の直径Dと静負荷Nlo,Nhiを測定する。また、推定処理は印刷処理が完了した直後に実行される。
まず、推定処理においては、まずEEPROM28に記憶されたロール体3の直径Dと静負荷Nlo,Nhiを読み出す(ステップS310)。ロール体3の直径Dと静負荷Nlo,Nhiは印刷処理を行うごとに更新されるため、直前の印刷処理を行う前のロール体3の直径Dと静負荷Nlo,Nhiが取得できる。次に、直前の印刷処理において搬送された記録用紙2の搬送量ΔRを取得する(ステップS320)。印刷処理における記録用紙2の搬送量ΔRはプリンタ1が印刷した印刷データの画像サイズや余白等に基づいて特定されてもよいし、印刷時における紙送りモータ14の回転量(前記の(1)式の左辺。)に基づいて特定されてもよい。搬送量ΔRが取得できると、CPU25は、PROM26に記憶された第1対応関係を取得する(ステップS340)。
図10は、第1対応関係CR1の一例を示すグラフである。同図において、横軸がロール体3の直径Dを示し、縦軸がロール体3における記録用紙2の残量Rを示している。図示するように残量Rと直径Dは、放物線状の関係を有する。第1対応関係CR1は、ロール体3から徐々に記録用紙2を搬送しつつ逐次ロール体3の直径Dを測定する予備調査や、記録用紙2の厚み等に基づく理論式等により得ることができる。図10に示すように、ロール体3から徐々に記録用紙2が搬送されるのにしたがって、ロール体3における記録用紙2の残量が減少し、直径Dも単調的に減少することとなる。記録用紙2の残量が0となれば、直径D(巻き芯分を除く)も0となる。
破線で示すように第1対応関係CRを参照することにより、直前の印刷処理の前の直径Dに対応する残量Rを取得する(ステップS350)。直前の印刷処理の前の残量Rが得られると、当該残量Rから搬送量ΔRを差し引くことにより、現在(直前の印刷処理後)の残量Rを算出する(ステップS360)。さらに、第1対応関係CRに基づいて、現在の残量Rに対応する直径Dを取得する(ステップS370)。これにより、現在のロール体3の直径Dが推定できたこととなる。次に、用紙幅センサ31により記録用紙2の幅wを測定し、CPU25が幅wを取得する(ステップS380)。そして、CPU25は、RAM27またはEEPROM28に記憶された第2対応関係CR2a,CR2bを取得する(ステップS390)。
図11は、第2対応関係CR2a,CR2bの一例を示すグラフである。同図において、横軸がロール体3の直径Dを示し、縦軸は各直径Dにおける単位幅あたりの静負荷Vlo,Vhiを示している。図示するように直径Dと静負荷Nlo,Nhiは、放物線状の関係を有する。第2対応関係CR2a,CR2bは、ロール体3から記録用紙2を低速Vloおよび高速Vhiで搬送しつつ逐次ロール体3の直径Dを測定し、各直径Dでの搬送時の静負荷Nlo,Nhiを予備調査することにより得ることができる。静負荷Vlo,Vhiは記録用紙2の幅wに比例する量であると考えることができるため、予備調査時の記録用紙2の幅wで、測定した静負荷Nlo,Nhiを除算することにより、単位幅あたりの静負荷Nlo,Nhiを得ることができる。
図11に示すように、ロール体3の直径Dが減少するのにしたがって、単位幅あたりの静負荷Nlo,Nhiも単調的に減少していく。記録用紙2が巻き出されるのにしたがって、ロール体3の自重が軽くなり、ロール体3の回転にかかる摩擦抵抗が軽減されるからである。ステップS360において現在の直径Dが得られているため、第2対応関係CR2a,CR2bを参照して当該直径Dに対応する単位幅あたりの静負荷Nlo,Nhiを取得する(ステップS400)。さらに、ステップS380にて測定した幅wを静負荷Nlo,Nhiに乗算することにより、記録用紙2の幅全体の静負荷Nlo,Nhiを算出する(ステップS410)。
静負荷Nlo,Nhiが算出できると、現在のロール体3の直径Dおよび静負荷Nlo,NhiをEEPROM28に更新記憶させる。このように推定処理においては、測定のためだけに搬送を行うことなく、現在のロール体3の直径Dおよび静負荷Nlo,Nhiを取得することができ、時間ロスや用紙ロスを抑制することができる。次の印刷を実行した場合には、推定処理を繰り返して実行すればよい。なお、本実施形態では、印刷処理ごとに推定処理を実行したが、印刷中に随時増加していく搬送量ΔRに基づいてもロール体3の直径Dおよび静負荷Nlo,Nhiを取得することも可能である。このようにして求めたロール体3の直径Dおよび静負荷Nlo,Nhiを、例えば、次のように利用することができる。
(直径Dの利用例1)
印刷処理において、記録用紙2に作用する張力を一定とするために、直径Dおよび静負荷Nlo,Nhiを利用してもよい。まず、静負荷Nlo,Nhiによれば図8の関係から、任意の搬送速度Vにおいてロール体3の回転軸周りに生じる静負荷Nを算出することができる。また、静負荷Nはロール体3の回転軸周りの回転抵抗に相当するため、当該静負荷Nに抗しロール体3が回転して記録用紙2が搬送される状態では、当該静負荷Nとモーメントが釣り合う張力がロール体3の外周面の記録用紙2に作用することとなる。反対に、理想的な張力を記録用紙2に作用させるためには、当該張力によって生じるモーメントと釣り合うように、ロール体3の回転軸周りに作用するトルクを調整しておく必要がある。すなわち、ロール体モータ13の駆動により積極的にトルクを生じさせることによって、ロール体モータ13を駆動させない状態での静負荷Nから前記モーメントが釣り合うようにトルクを調整すればよい。ロール体モータ13の駆動により生じさせるべきトルクの大きさは、前記モーメントの釣り合いから計算できるが、直径Dを利用して前記モーメントを計算することができる。
(直径Dの利用例2)
記録用紙2の搬送方向が斜行している(いわゆるスキューを発生している)場合に、ロール体モータ13を反転させ、記録用紙2をロール体3に巻き取ることで、斜行を解消することができる。この場合、記録用紙2の巻き取り量は、ロータリエンコーダ17により検出されるロール体モータ13の回転量に基づいて判断する。しかしながら、ロール体モータ13の回転量に対する記録用紙2の巻き取り量は、ロール体3の直径により異なる。つまり、同一の回転量であっても、ロール体3の直径が大きいとき(すなわち記録用紙2の巻き量が多いとき)の方が、ロール体3の直径が小さいとき(すなわち記録用紙2の巻き量が少ないとき)に比べて巻き取り量は多くなる。一方、斜行を解消するには、ある程度の長さの記録用紙2をロール体3に巻き取る必要があるが、ロール体モータ13の回転量だけの検出によっては、記録用紙2の巻き取り量を正確に判断することができない。
そのため、ロール体モータ13の回転量だけで記録用紙2の巻き取り量を判断することとすると、ロール体3の直径が小さいときには、巻き取り量が少なくスキューを解消することができない。逆に、ロール体3の直径が大きいときには、巻き取り量が大きくなり、記録用紙2が紙送りローラ15から上方に外れてしまう。そこで、ロール体3の直径に応じてロール体モータ13の回転量を設定することで、ロール体3による記録用紙2の巻き取り量を適切なものにすることができる。
(直径Dの利用例3)
また、記録動作の開始に先立ち、記録が記録用紙2の先端部(下端部)に対して所定位置から開始されるように、記録用紙2の先端部を記録ヘッド19に対して所定位置に位置合わせを行う。記録用紙2の先端部が所定位置に在るか否かについては、例えば、光センサにより検出する構成が採用される。この検出に当っては、予め、ユーザが、記録用紙2をその先端部が所定位置より十分に下方に位置するようにプリンタ1に装着した状態でロール体3を逆転させ、記録用紙2を上方に搬送する。そして、光センサが記録用紙2の先端部を検出した位置でロール体3の回転を停止することで、記録用紙2の先端部を所定位置に位置させる。
ところで、記録用紙2を上方に搬送する際に、先端部の位置を精度よく光センサにより検出するためには、記録用紙2を上方に適切な速度で搬送する必要がある。そこで、ロール体3の直径に応じてロール体モータ13の回転速度を設定することで、ロール体3による記録用紙2の巻き取り速度(搬送速度)を適切なものにすることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図12、図13、図14を参照しながら説明をする。なお、以下の説明では、第1の実施形態で説明したのと同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。また、電気的な構成については、図3に示す第1の実施形態におけるロータリエンコーダ18をロータリエンコーダ30に置き換えた構成となる。
上述の第1の実施形態においては、紙送りモータ14を駆動し紙送りローラ15を回転することで記録用紙2を下方に搬送し、この搬送によりロール体3およびギア列12を介してロール体モータ13を回転させ、紙送りモータ14とロール体モータ13の回転量を検出することで、ロール体3の直径を求めている。これに対し、第2の実施形態では、記録用紙2の搬送に追従して自由回転する従動ローラとしての搬送検出ローラ29を備え、この搬送検出ローラ29の回転軸には、搬送検出ローラ29の回転量を検出するロータリエンコーダ30が従動ローラ回転量検出手段として取り付けられている。
搬送検出ローラ29は、ロール体3を逆転させて記録用紙2をロール体3に巻き戻すと、この巻き戻しにより上方に向かって搬送される記録用紙2により回転させられる。そこで、第2の実施形態では、記録用紙2の上方への搬送に追従して回転する搬送検出ローラ29の回転量と、ロール体3を逆転させるロール体モータ13の回転量とを検出し、これらの回転量からロール体3の直径を求める構成としている。
図12は第2の実施形態におけるロール体3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作を示すフローチャートであり、図13は、ロール体3による記録用紙2の上方への搬送と搬送検出ローラ29の回転との関係等を示す図である。また、図14は、ロール体3の直径の測定を行う際におけるロータリエンコーダ17,30のカウント量を示すグラフである。すなわち、図14は、ロール体モータ13と搬送検出ローラ29の回転量の変化を示す。
搬送検出ローラ29は、図13に示すように、ロール体3と紙送りローラ15との間に配設され、搬送検出ローラ29の上方には、搬送検出ローラ29に対して圧接され従動回転する従動ローラ32が備えられている。つまり、記録用紙2は、搬送検出ローラ29と従動ローラ32との間を通って紙送りローラ15に通されている。
(プリンタの動作)
プリンタ1におけるロール体3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作について、図12から図14を参照しながら説明する。
測定処理の実行に先立ち、ユーザによる操作、またはプリンタ1の自動的な動作により、従動ローラ16を記録用紙2から離間させた状態とするとともに、記録用紙2を搬送検出ローラ29と従動ローラ32とにより挟み込んだ状態(ニップ状態)とする。かかる状態の下で測定処理が実行される。
まず、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みを解消する弛み解消動作が行われる(ステップS10)。弛み解消(ステップS10)においては、ロール体モータ13が、記録用紙2が上方に搬送される方向にロール体3を逆転させるように駆動される。そして、ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2の弛みの有無を判断し(ステップS20)、弛みがあると判断される場合(ステップS20においてYes)にはロール体3の逆転を継続し、弛みが無いと判断された場合(ステップS20においてNo)には駆動を停止する(ステップS30)。なお、ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2の弛みの有無は、例えば、搬送検出ローラ29に印加される電圧におけるPWMの電圧制御のデューティ比に基づいて判断する。
ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2に弛みが無いと判断された場合(ステップS20においてYes)には、搬送検出ローラ29の駆動の停止(ステップS30)に続いて、ロール体3を逆転させるように搬送検出ローラ29を所定時間、例えば、5秒間、駆動する(ステップS40)。ロール体3の回転により記録用紙2は上方に搬送され、また、搬送検出ローラ29は記録用紙2の搬送に従って逆転方向に回転する。
搬送検出ローラ29の駆動の開始に併せて、ロータリエンコーダ17,29により搬送検出ローラ29および搬送検出ローラ29の回転量の検出を開始する(ステップS50)。つまり、図14において、ロール体モータ13および搬送検出ローラ29の回転量の検出が検出開始時点B1から開始される。なお、図14のグラフは、横軸は、ロール体モータ13の駆動を開始してからの経過時間を示し、縦軸は、ロータリエンコーダ17,29の回転量を示している。この検出開始時点B1においては、ロータリエンコーダ17,29によるカウント量は0である。グラフ線(3)は、ロータリエンコーダ17によるカウント量を、グラフ線(4)は、ロータリエンコーダ18によるカウント量を示すものである。図14のグラフから判るように、ロール体モータ13の駆動が継続される間、ロータリエンコーダ17,29のカウント量は時間の経過とともに増加する。
そして、ロール体モータ13が、所定時間、駆動された場合には(ステップS60においてYes)、ロール体モータ13の駆動を停止する(ステップS70)。このロール体モータ13の駆動の停止に併せて、まず、ロータリエンコーダ18のカウント量を計数する(ステップS80)。例えば、図14のグラフにおいて、ロール体モータ13の駆動停止時点B2におけるロータリエンコーダ17のカウント量はCr2として測定される。このロータリエンコーダ18のカウント量を計数に続いて、所定時間t、例えば、0.1秒を置いて(ステップS90)、ロータリエンコーダ30のカウント量を計数する(ステップS100)。例えば、図7のグラフにおいて、このときのカウント量はCcとして測定される。
記録用紙2には、それ自身に若干の弾性があり、ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2には張力が作用している。そのため、ロール体モータ13の駆動が停止し搬送検出ローラ29の回転が停止しても、記録用紙2の弾性力等の影響で、搬送検出ローラ29が僅かに回転し、これに引きずられて搬送検出ローラ29も回転することがある。そこで、ロール体モータ13の駆動が停止した後、搬送検出ローラ29の回転が完全に停止するのを見越した所定時間を待って、ロータリエンコーダ17のカウント量を計数する。これにより、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転量の測定精度を高くすることができる。
続いて、測定された搬送検出ローラ29の回転量Chとロール体モータ13の回転量Cr2とに基づき、ロール体3の直径を算出する(ステップS110)。この算出は、次の式に基づき行うことができる。
Lh×(Ch/Rh)=D×π×(Cr2/Rr) ・・・ (3)
D=(Lh×(Ch/Rh))/(π×(Cr2/Rr)) ・・・(4)
Lh:紙送りローラ15の外周長である。
Ch:ロータリエンコーダ30のカウント量である。
Rh:搬送検出ローラ29が1回転したときのロータリエンコーダ30のカウント量である。
D:ロール体の直径である。
π:円周率である。
Cr2:ロータリエンコーダ17のカウント量である。
Rr:ロール体3を1回転させたときの搬送検出ローラ29のロータリエンコーダ17のカウント量であり、搬送検出ローラ29の1回転に対応するロータリエンコーダ17のカウント量にギア列12の減速比を乗算した値である。
Cr2およびChは測定値であり、Lh,Rh,Rr,については、予め測定される既知の値である。
式(3)の左辺は、搬送検出ローラ29がカウント量Ch回転したとき、すなわち、搬送検出ローラ29がCh/Rh回転したときの搬送検出ローラ29の外周における回転量を示す。すなわち、搬送検出ローラ29と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、式(3)の左辺は、記録用紙2の搬送量と等しい。式(3)の右辺は、ロール体モータ13がカウント量Cr2回転したとき、すなわち、ロール体3がCr2/Rr回転したときのロール体3の外周における回転量を示す。つまり、ロール体3と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、式(3)の右辺も、記録用紙2の搬送量と等しい。そして、式(3)を変形した式(4)に基づいて、ロール体3の直径Dを算出することができる。
上述の第1の実施形態では、記録用紙2を紙送りローラ15により搬送し、紙送りローラ15の回転量、すなわち紙送りモータ14の回転量に基づいて搬送量を算出している。紙送りローラ15は、重量の重いロール体3と減速比の高いギア列12を介して連結されるロール体モータ13の回転負荷に抗して記録用紙2を搬送させる必要がある。このため、紙送りローラ15と記録用紙2との間に滑りを発生し易い。また、記録用紙2にも大きな張力が発生する。従って、記録用紙2の搬送量を正確に測定することができない虞がある。
これに対し、搬送検出ローラ29は、記録用紙2の搬送(移動)に対して自由回転するローラである。従って、搬送検出ローラ29と記録用紙2との間の滑りの発生を小さく抑えることができ、記録用紙2の搬送量の測定の精度を向上させることができ、ひいては、ロール体3の直径の測定の精度を向上させることができる。なお、搬送検出ローラ29の回転量を検出する替わりに、従動ローラ16、あるいは従動ローラ32の回転量を検出する構成としてもよい。
上述の実施形態では、プリンタ1を、インクを噴射するインクジェットプリンタとして説明したが、この限りではなく、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状体、流体として流して噴射できる固体を記録ヘッド(噴射ヘッド)から噴射できるものとしてもよい。また、インクや液体を噴射するものに限らず、印刷装置は、感熱紙に記録を行うサーマルプリンタ、あるいはインクリボン等を用いるインパクト型のプリンタとしても構成することができる。また、記録媒体としては、記録用紙2の他、布体、あるいはシート状の樹脂体等であってもよい。
また、第1および第2対応関係CR1,CR2a,CR2bは、普通紙のみならず、各記録用紙2の種類に応じて複数用意されていてもよい。例えば、ユーザが用紙の種類を指定することにより、指定された種類に対応する第1および第2対応関係CR1,CR2a,CR2bが読み出され、参照されるようにすればよい。このようにすることにより、あらゆる種類の記録用紙2に対してもロスの少ない印刷を実現することができる。
1…プリンタ(印刷装置),2…記録用紙(記録媒体),3…ロール体,17…ロータリエンコーダ,18,30…ロータリエンコーダ,25…CPU。

Claims (2)

  1. 帯状の記録媒体が巻かれたロール体から前記記録媒体を巻きだして搬送させたときの前記記録媒体の搬送量と前記ロール体の回転量とに基づいて前記ロール体の径を測定し、前記ロール体の回転を制御して、前記ロール体が回転するときの静負荷を測定する測定処理と、
    前記ロール体から巻きだされた前記記録媒体に印刷を行う印刷処理と、を行う印刷方法において、
    前記印刷処理後に、前記記録媒体が前記ロール体の径と前記記録媒体の残量との対応関係である第1対応関係と、前記ロール体の径と前記ロール体が回転するときの静負荷との対応関係である第2対応関係とを取得可能な記録媒体であるか否かを判断し、取得可能ではない場合は、前記測定処理を行い、
    取得可能である場合は、前記印刷処理において搬送された前記記録媒体の搬送量と前記第1対応関係とに基づいて前記ロール体の径を推定し、前記第2対応関係に基づいて静負荷を推定する推定処理を行うことを特徴とする印刷方法。
  2. 帯状の記録媒体が巻かれたロール体から前記記録媒体を巻きだして搬送させたときの前記記録媒体の搬送量と前記ロール体の回転量とに基づいて前記ロール体の径を測定し、前記ロール体の回転を制御して、前記ロール体が回転するときの静負荷を測定する測定処理と、
    前記ロール体から巻きだされた前記記録媒体に印刷を行う印刷処理と、を行う印刷装置において、
    前記印刷処理後に、前記記録媒体が前記ロール体の径と前記記録媒体の残量との対応関係である第1対応関係と、前記ロール体の径と前記ロール体が回転するときの静負荷との対応関係である第2対応関係とを取得可能な記録媒体であるか否かを判断し、取得可能ではない場合は、前記測定処理を行い、
    取得可能である場合は、前記印刷処理において搬送された前記記録媒体の搬送量と前記第1対応関係とに基づいて前記ロール体の径を推定し、前記第2対応関係に基づいて静負荷を推定する推定処理を行うことを特徴とする印刷装置。
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