JP5839981B2 - ロールシート搬送装置及びこれを備えた印刷装置 - Google Patents

ロールシート搬送装置及びこれを備えた印刷装置 Download PDF

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本発明は、ロールシート搬送装置と、ロールシート搬送装置を備えたプリンタ、ファクシミリ、複写機などの印刷装置に関する。
従来から、ロール状に巻かれたシートを引き出して、所定長にカットして使用する構成のロールシート搬送装置が知られている。ロールシート搬送装置は、ロールシートとロールシートを引き出す搬送ローラ対との間に一定のテンションを与えることで、印刷品質に悪影響を与えるずれや、弛み、斜行、巻癖などの除去、補正を行っている。
シートに一定のテンションを与えるロールシート搬送装置として、特許文献1に開示されたロールシート搬送装置が知られている。このロールシート搬送装置は、ロールシートを回転させるための駆動トルクを与える第一モータと、搬送駆動ローラを駆動するための駆動トルクを与える第二モータと、事前に第一モータに作用する負荷と駆動速度との関係を測定する負荷測定手段と、を備えている。負荷測定手段による測定結果と第二モータの駆動速度とに基づく補間出力を第一モータに与えることで、ある搬送速度でロールシートを搬送した際にプリント画像に影響がない範囲のテンションがロールシートに与えられる。
特開2009−242048号公報
特許文献1に記載の技術では、テンションを調節するために「給紙モータへの電流」と「ロールシートの所定速度」の関係を用いている。しかし、ロールシートの回転の際にはロールシートの慣性モーメント(以下、イナーシャと表す)に基づく回転モーメントがロールシートの駆動トルクに重畳される。このため、給紙モータの加減速時に、イナーシャの影響によってロールシートに与えられるテンションが所定の許容範囲から外れ、搬送精度が悪化する可能性がある。
本発明は、ロールシートのイナーシャによって発生するロールシートのテンションの変動を防止し、搬送中のロールシートへのダメージを抑制することのできるロールシート搬送装置を提供することを目的とする。
本発明のロールシート搬送装置は、ロール状に巻かれたロールシートを備えるようにされた給紙部と、給紙部を回転駆動する給紙モータと、給紙モータの駆動トルクを制御する制御部と、給紙部から記録媒体として送られるロールシートを搬送する搬送ローラと、ロールシートのロールサイズ指標値を検出するロールサイズ検出部と、ロールシートのイナーシャを算出するイナーシャ算出部と、を有している。イナーシャ算出部は、ロールシートのイナーシャを算出する第一及び第二のイナーシャ算出手段と、ロールサイズ検出部で検出されたロールシートのロールサイズ指標値が所定の値未満である場合に第一のイナーシャ算出手段を、所定の値以上である場合に第二のイナーシャ算出手段を選択する選択手段と、を備え、制御部は選択手段で選択された第一または第二の算出手段によって算出されたロールシートのイナーシャに応じて、給紙部と搬送ローラとの間を搬送される記録媒体に所定の張力が掛るように給紙モータの駆動トルクを制御する。
ロールシートのイナーシャ算出手段としては複数の手法を用いることが可能である。しかし、イナーシャ算出手段はロールサイズの大小によって、イナーシャの算出精度、搬送中のロールシートへのダメージの可能性に差異がある。本発明では、ロールサイズ指標値に応じて、より適切なイナーシャ算出手段が選択される。このため、イナーシャの算出精度が向上し、イナーシャを考慮したより適切な駆動トルクを給紙モータに与えることができ、それによってロールシートのテンションを適正な範囲に保つことができる。また、イナーシャ算出の際にロールシートへの不要なダメージが生じる可能性も低減される。
本発明によれば、ロールシートのイナーシャによって発生するロールシートのテンションの変動を防止し、搬送中のロールシートへのダメージを抑制することのできるロールシート搬送装置を提供することができる。
本発明の一例であるプリンタの概略構成を示す斜視図である。 図1に示すプリンタの給紙・搬送機構の制御構成を示すブロック図である。 ロールシートの外径の算出方法を示す図である。 シートの搬送速度と給紙モータの駆動トルクとの関係を示す図である。 駆動トルク、ロールシートの外径及びテンションの関係を示す図である。 ロールシートの外径、紙幅とイナーシャ算出手段との関係を示す図である。 イナーシャの算出手順を示すフローチャートである。
図1は本発明のロールシート搬送装置を備えたプリンタ(印刷装置)の概略構成を示す斜視図であり、図2はプリンタの給紙・搬送機構の制御構成を示すブロック図である。図1、2を用いて、本発明のロールシート搬送装置を備えたプリンタの構成について説明する。
ロール状に巻かれたロールシート1はスプール2を軸として給紙部3に回転可能に保持されており、ロールシート1からシートMが記録媒体として繰り出される。スプール2にはこれと同軸に、スプール2の回転角度を検出する給紙エンコーダ4が備えられている。スプール2にはこれと同軸に、ギア5が備えられている。ギア5は給紙モータ6と連結され、給紙モータ6の駆動トルクをスプール2、すなわちロールシート1に伝達し、ロールシート1を回転駆動する。
ロールシート1からシートMが搬送される副走査方向Hの下流側、具体的には給紙部3と後述する搬送ローラ8との間に、プリント部7が位置している。プリント部7はシートMに液体を噴射するインクジェット方式の液体噴射ヘッド(図示せず)と、これを搭載するキャリッジ7aと、を備えている。キャリッジ7aはモータ等の駆動機構により副走査方向Hと直交する主走査方向に往復運動して、プリント位置にて液体噴射ヘッドに対向するロールシート1から引き出されたシートMにプリントを行う。副走査方向Hの、このプリント位置の上流側に搬送ローラ8が位置している。搬送ローラ8と、これに従動する複数に分割されたピンチローラ9はシートMを搬送する搬送機構の一部である。搬送ローラ8はこれと同軸に、搬送ローラ8の回転量を検出する搬送エンコーダ10を備えている。搬送ローラ8はこれと同軸にギア11を備え、ギア11は搬送モータ12の駆動トルクを搬送ローラ8に伝達する。シートMは、搬送モータ12の駆動トルクで回転する搬送ローラ8によって副走査方向Hに搬送される。プリント位置にて液体噴射ヘッドに対向するプラテン(図示せず)はシートMを吸引しつつ平面状に保持する。
ロールサイズ検出部P1はロールシート1のロールサイズ指標値を検出する。イナーシャ算出部P2はロールシート1の回転軸周りのイナーシャを算出する。イナーシャ算出部P2は第一のイナーシャ算出手段P2aと、第二のイナーシャ算出手段P2bと、を含んでおり、第二のイナーシャ算出手段P2bの代わりに、第二のイナーシャ算出手段P2cを含んでいてもよい。イナーシャ算出部P2は、ロールサイズ検出部P1で検出したロールシート1のロールサイズ指標値からどのイナーシャ算出手段を実行するかを選択する選択手段P21をさらに備えている。制御部P3はイナーシャ算出部P2で算出されたイナーシャに応じて、給紙部3と搬送ローラ8との間を搬送されるシートMに所定の張力が掛るように、給紙モータ6の駆動トルクを制御する。電流検出部P4は給紙モータ6に流れる電流を検出する。
ロールサイズ検出部P1はロールシート1の外径(巻径と同義。以下、第一のロールサイズ指標値という場合がある)を検出する手段を備えている。図3を用いて、ロールシート1の外径の検出方法を説明する。搬送ローラ8でシートMを所定量搬送したときに給紙エンコーダ4で検出したスプール2の回転角度をθ0、搬送エンコーダ10で検出した搬送ローラ8の回転角度をθ1、搬送ローラ8の半径をR1とする。シートMに弛みが無く、シートMが搬送ローラ8とピンチローラ9で強く挟持されて滑ることなく搬送されるとすれば、R0×θ0=R1×θ1という関係が得られる。搬送ローラ8の半径R1は一定であるので、ロールシート1の半径R0[m]は、R0=R1×θ1÷θ0として検出できる。
ロールサイズ検出部P1は、ロールシート1の紙幅を検出する光学式センサ(図示せず)を備えている。光学式センサはプリント部7に設けられ、主走査方向に移動してシートの端部を検出することにより、ロールシート1の紙幅を検出する。ロールシート1の外径と紙幅の組合せを第二のロールサイズ指標値という場合がある。
ロールサイズ検出部P1は、給紙モータ6を所定の一定角速度で回転制御したときに給紙モータ6を流れる電流の振幅値をロールサイズの指標値(以下、第三のロールサイズ指標値という場合がある)として検出することができる。電流の振幅値は電流検出部P4によって検出される。電流の振幅値はロールシート1のイナーシャ、摩擦トルク等を含む、ロールシート1の回転のしにくさを示している。ロールサイズ検出部P1は、振幅値が所定量以上の場合に第三のロールサイズ指標値が所定量以上であると判定する。
このように、ロールサイズ指標値はロールシート1の外径として検出することができ、ロールシート1の外径及び紙幅として検出することもでき、給紙モータ6を流れる電流の振幅値として検出することもできる。
図4は、本発明のロールシート搬送装置を備えたプリンタのプリント時における駆動動作を示すグラフであり、図5はシートに掛るテンション、給紙モータ6の駆動トルク等の関係を示す図である。図4、図5を用いて本発明のロールシート搬送装置を備えたプリンタの駆動動作を説明する。
本発明のロールシート搬送装置を備えたプリンタは、プリント動作中に、ロールシート1にプリント画像に影響がない範囲のテンションFが掛るように給紙モータ6の駆動トルクを制御する。図5に示すように、ロールシート1が定速で搬送され適正な大きさのテンションFが掛っているときの駆動トルクをTa(ロールシート1の搬送方向を正とする)とする。ロールシート1を加速、減速させる図4の領域A2、A4、A6、A8では、ロールシート1のイナーシャを考慮して給紙モータ6の駆動トルクを制御する。
具体的には、ロールシート1のイナーシャをJ、ロールシート1の搬送加速度をa、ロールシート1の外径をR0としたときに、J×a/R0で求められるモーメント(トルク)をTaに加え、それを給紙モータ6の駆動トルクとする。より具体的には、領域A2、A6のシート加速時には、シートの加速度をa1(正値)としたときに、駆動トルクTb=Ta+J×a1/R0でシートを駆動する。領域A4、A8のシート減速時には、シートの加速度をa2(負値)としたときに、駆動トルクTc=Ta+J×a2/R0でシートを駆動する。このように駆動トルクを制御することにより、搬送ローラ8の加速、減速中にロールシート1のイナーシャに相当する駆動トルクの変動分が相殺され、シートに適正なテンションが掛り、安定した画像が得られる。
このように、イナーシャの変動に応じた駆動トルクをロールシート1に与え、テンションを常に一定に保つ制御を行うためにはロールシート1に生じるイナーシャを求める必要がある。そこで、前述したロールシート1のイナーシャを算出する複数の手段について説明する。
イナーシャJは、ロールシート1の質量をm、ロールシート1の紙管径をrc(図5参照)としたときに、
J=m/8(R02−rc2) [式1]
で表され、ロールシート1が使用され外径R0が変化すると、それに伴って変化する。
ロールシート1のイナーシャをJ、ロールシート1の角加速度をθ”、給紙モータ6を流れる電流をi、給紙モータ6のトルク係数をKt、ある質量のロールシート1に対する給紙部3の摩擦トルクをTfricとすると、以下の関係
J×θ”=Kt×i-Tfric [式2]
が成り立つ。Tfricはロールシート1の質量mに比例し、プリンタ固有の定数α、βを用いて、
fric=α×m+β [式3]
と表すことができる。
(第一のイナーシャ算出手段P2a)
第一のイナーシャ算出手段P2aは、給紙モータ6を所定の一定角速度で回転制御を行っているときの電流値からロールシート1のイナーシャを算出する。給紙モータ6は、制御部P3によって、給紙モータ6が一定の角速度で回転するように制御される。具体的には、角速度θ’を一定、すなわち角加速度θ”=0として電流iを検出し、[式2]からTfricを、Tfric=Kt×iとしてを求める。次に、[式3]からロールシート1の質量mを求め、ロールシート1の質量mを用いて[式1]からイナーシャJを求める。ロールシート1の外径R0は前述の方法で求められる。
第一のイナーシャ算出手段P2aは、同一の角速度で回転制御をしていても、ロールシート1の外径が大きいほどシートの繰り出し量が多くなり、紙ジャムやしわなどのメディアダメージが生じやすくなる。よって、第一のイナーシャ算出手段P2aはロールシート1の外径(第一のロールサイズ指標値)が所定量未満のロールシート1のイナーシャを算出するのに適している。
(第二の算出手段P2b)
第二のイナーシャ算出手段P2bは、給紙モータ6を流れる電流iを一定として、給紙部3が所定時間内に回転した回転角度量θを検出することでロールシート1のイナーシャを求める。給紙モータ6は、制御部P3によって、給紙モータ6に一定の電流が流れるように制御される。回転角度量θは[式2]の角加速度θ”を2回時間積分することによって求めることができる。摩擦トルクTfricを一定とすれば、回転角度量θは時間tの2次関数として求めることができる。従って、所定時間内での回転角度量θを検出し、当該所定時間と回転角度量θからイナーシャJを算出することができる。一定の電流が流れるときのロールシート1の回転角度量は[式2](及び式2を2回時間積分した式)からも分かる通り、イナーシャが大きいほど小さく、小さいほど大きくなる。
ロールシート1の回転開始直後の不安定な動作の影響を除くために、回転開始後、所定時間を経過した段階から計測を開始してもよい。すなわち、回転開始後の時刻t1の回転角度量θ1とt1より遅い時刻t2における回転角度量θ2の差分からイナーシャJを求めてもよい。
第二の算出手段P2bは、第二のロールサイズ指標値(ロールシート1の紙幅と外径)に応じて給紙モータ6に流す電流を変更することで、より精度の高い算出を行うことが可能である。すなわち、紙幅が小さいほど、あるいは外径が小さいほど少ない電流を流し、紙幅が大きいほど、あるいは外径が大きいほど大きい電流を流すことが望ましい。
第二の算出手段P2bは、外径が小さいロールシート1ではロールシートの紙管の偏芯や摩擦のばらつきなどの影響を受けて算出精度が悪化しやすい。よって、第二の算出手段P2bはロールシート1の外径(第一のロールサイズ指標値)が所定量以上のロールシート1のイナーシャを算出するのに適している。
(第二の算出手段P2c)
第二の算出手段P2bに代えて、ロールシート1が停止している状態から給紙モータ6を流れる電流を徐々に上げていき、ロールシート1が回転を開始した時点の電流値を検出することによってロールシート1のイナーシャを算出することができる。給紙モータ6は、制御部P3によって、給紙モータ6を流れる電流が徐々に増加するように制御される。電流を段階的に徐々に上げていくと、ある時点でロールシート1が回転を始める。この間、給紙部3の摩擦トルクも徐々に大きくなる。回転を始める瞬間(または回転を始める直前)には、加速度はθ”=0のままであるが、摩擦トルクは[式2]に示すTfricとなる。よって、回転を始める瞬間での電流iを用いて、[式2]からTfricを、Tfric=Kt×iとして算出することができる。そして、[式3]からロールシート1の質量mを求め、ロールシート1の質量mを用いて[式1]からイナーシャJを求めることができる。
この方法はロールシート1が回転を始めるときの回転の不安定性に影響され、精度が悪化する可能性があるが、ロールシート1の回転量を抑えることができるため、メディアダメージを抑制することが可能である。ロールシート1の外径が最も大きいときは、第二の算出手段P2cを用いてもよい。
以上述べたように、第一のイナーシャ算出手段P2aはロールシート1の外径が大きいときにメディアダメージが大きくなり、第二の算出手段P2b,P2cはロールシート1の外径が小さいときに精度が悪化する。また、第二の算出手段P2bについては、ロールシート1の外径と紙幅に応じて電流を変えることが望ましい。以上の関係を図6に示している。
図7(a)は、本発明のプリンタにおいてロールシート1のイナーシャを算出する手順を示すフローチャートである。ロールシート1が給紙されると(ステップS1)、そのロールシート1のイナーシャを算出する動作に入る。まず、ロールシート1の外径を搬送エンコーダ10と給紙エンコーダ4の回転量の比率から検出する(ステップS2)。次に、主走査方向に移動可能な光学式センサによりシートの端部を検出して、シートの紙幅を検出する(ステップS3)。外径(第一のロールサイズ指標値)が所定の値未満である場合(ステップS4)、第一のイナーシャ算出手段P2aを実行する(ステップS5)。外径が所定の値以上の場合は第二の算出手段P2bまたはP2cを実行する(ステップS6)。この際、給紙モータ6を流れる電流をロールシート1の外径及び紙幅(第二のロールサイズ指標値)に応じて変更することができる。イナーシャの算出が終了したら、前述したように、プリント時にプリント画像に影響がない範囲のテンションが掛るように、イナーシャに応じて給紙モータ6の駆動トルクを制御する。
本実施形態によれば、ロールシート1のイナーシャを算出する複数の手段から、ロールシート1の外径に応じて適切なイナーシャ算出手段を選択して実行することで、算出精度の劣化やロールシート1へのダメージを抑制することが可能になる。
(第二の実施形態)
図7(b)は、本発明のプリンタにおいてロールシート1のイナーシャを算出する他の手順を示すフローチャートである。ロールシート1が給紙されると(ステップS7)、そのロールシート1のイナーシャを算出する動作に入る。まず、第一のイナーシャ算出手段P2aを開始し(ステップS8)、給紙モータ6が一定の角速度で回転するように、給紙モータ6の回転制御を行う。このときの給紙モータ6に流れる電流を検出し、その電流の振幅値からロールサイズの指標値(第三のロールサイズ指標値)を検出する(ステップS9)。指標値が所定の値未満であるときは(ステップS10)、ステップS8で開始した第一のイナーシャ算出手段P2aを続行してイナーシャを算出する(ステップS11)。指標値が所定の値以上であるときは、第一のイナーシャ算出手段P2aを停止して、第二の算出手段P2bまたはP2cを実行する(ステップS12)。
その他の動作、構成に関しては第一の実施形態と同様であるため、第一の実施形態の説明を参照されたい。
1 ロールシート
P1 ロールサイズ検出部
P2 イナーシャ算出部
P2a 第一のイナーシャ算出手段
P2b,P2c 第二のイナーシャ算出手段

Claims (9)

  1. ロール状に巻かれたロールシートを備えるようにされた給紙部と、前記ロールシートを回転駆動する給紙モータと、前記給紙モータの駆動トルクを制御する制御部と、前記給紙部から記録媒体として送られる前記ロールシートを搬送する搬送ローラと、前記ロールシートのロールサイズ指標値を検出するロールサイズ検出部と、前記ロールシートのイナーシャを算出するイナーシャ算出部と、を有し、
    前記イナーシャ算出部は、前記ロールシートのイナーシャを算出する第一及び第二のイナーシャ算出手段と、前記ロールサイズ検出部で検出された前記ロールシートのロールサイズ指標値が所定の値未満である場合に前記第一のイナーシャ算出手段を、前記所定の値以上である場合に前記第二のイナーシャ算出手段を選択する選択手段と、を備え、前記制御部は前記選択手段で選択された前記第一または第二のイナーシャ算出手段によって算出された前記ロールシートのイナーシャに応じて、前記給紙部と前記搬送ローラとの間を搬送される前記記録媒体に所定の張力が掛るように前記給紙モータの駆動トルクを制御する、ロールシート搬送装置。
  2. 前記ロールサイズ検出部は、前記ロールシートの外径を前記ロールサイズ指標値として検出する、請求項1に記載のロールシート搬送装置。
  3. 前記ロールサイズ検出部は、前記ロールシートの外径及び紙幅を前記ロールサイズ指標値として検出する、請求項1に記載のロールシート搬送装置。
  4. 前記ロールサイズ検出部は、前記給紙モータを流れる電流を前記ロールサイズ指標値として検出する、請求項1に記載のロールシート搬送装置。
  5. 前記制御部は、前記給紙モータが一定の角速度で回転するように前記給紙モータを制御し、前記第一のイナーシャ算出手段は、前記給紙モータが一定の角速度で回転するときに前記給紙モータを流れる電流の値から、前記ロールシートのイナーシャを算出する、請求項1から4のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置。
  6. 前記制御部は、前記給紙モータに一定の電流が流れるように前記給紙モータを制御し、前記第二のイナーシャ算出手段は、前記給紙モータに一定の電流が流れているときに前記給紙部が所定時間内に回転した回転角度量から、前記ロールシートのイナーシャを算出する、請求項1から5のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置。
  7. 前記制御部は、前記ロールシートの紙幅と外径に応じて前記給紙モータを流れる電流を変更する、請求項6に記載のロールシート搬送装置。
  8. 前記制御部は、前記給紙モータを流れる電流が徐々に増加するように前記給紙モータを制御し、前記第二のイナーシャ算出手段は、前記ロールシートが回転を始めたときの電流の振幅値から、前記ロールシートのイナーシャを算出する、請求項1から5のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のロールシート搬送装置と、前記給紙部と前記搬送ローラとの間に位置し、前記記録媒体に液体を噴射する液体噴射ヘッドと、を有する印刷装置。
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