JP6686580B2 - 媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法 - Google Patents

媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、印刷媒体等の媒体を送る媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法に関することである。
従来、印刷装置として、印刷媒体を搬送方向に搬送する搬送ローラーと、ヘッドを搭載し、搬送ローラーにより搬送される印刷媒体にドットを形成するキャリッジ駆動機構と、ロール体を保持すると共にロール体を回転駆動するロール体駆動機構と、を備えたものが知られている(特許文献1参照)。この印刷装置では、搬送ローラーを駆動したときの、搬送ローラーの回転量とロール体の回転量とを検出し、これらに基づいて、ロール体のロール径を算出する。そして、算出したロール径に基づいて、搬送ローラーの駆動やロール体駆動機構を制御し、印刷時における印刷媒体の張力制御等を行っている。
特開2013−193307号公報
しかしながら、上記従来の構成では、ロール体をセットした後、特段の送り動作(検出送り)を行って、上記各回転量を検出する必要があった。すなわち、ロール体をセットした後、一定量印刷媒体を正送りして上記各回転量を検出し、その後、正送りした分印刷媒体を逆送りするといった動作が必要であった。そのため、ロール体をセットしてから、印刷を開始するまでに時間がかかってしまうという問題が生じていた。
本発明は、特段の送り動作を行うことなく、簡単な構成で且つ容易にロール径を得ることができる媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法を提供することを課題としている。
本発明の媒体送り装置は、媒体を送る送りローラーと、媒体が巻かれたロール体を保持する保持部と、ロール体から媒体を引き出して送りローラーに送る中間ローラーと、中間ローラーにより媒体を送るときの、中間ローラーの回転量とロール体の回転量とを検出する回転量検出部と、検出した中間ローラーの回転量とロール体の回転量とに基づいて、ロール体のロール径を算出するロール径算出部と、を備えたことを特徴とする。
この場合、回転量検出部は、中間ローラーにセットされた媒体の先端を送りローラーに送る先端送り動作中に各回転量を検出することが好ましい。
本発明の媒体送り装置の制御方法は、媒体を送る送りローラーと、媒体が巻かれたロール体を保持する保持部と、ロール体から媒体を引き出して送りローラーに送る中間ローラーと、を備えた媒体送り装置の制御方法であって、中間ローラーにより媒体を送るときの、中間ローラーの回転量とロール体の回転量とを検出する回転量検出ステップと、検出した中間ローラーの回転量とロール体の回転量とに基づいて、ロール体のロール径を算出するロール径算出ステップと、を実行することを特徴とする。
これらの構成によれば、送りローラーとロール体との間に中間ローラーを設け、この中間ローラーの回転量を使ってロール径を算出する。そのため、中間ローラーにセットした媒体の先端を送りローラーに送る先端送り動作の中で各回転量を検出することができ、ロール径を算出することができる。よって、特段の送り動作を行うことなく、簡単な構成で且つ容易にロール径を得ることができる。
上記の媒体送り装置において、回転量検出部は、中間ローラーによる送りを開始してロール体が一定量回転した時点からの各回転量を検出することが好ましい。
この構成によれば、中間ローラーとロール体との間の媒体の弛みや、ロール体廻りのバックラッシュが解消された後の各回転量を検出することができる。そのため、ロール径を正確に算出することができる。
この場合、回転量検出部は、先端送り動作中にロール体が一定量回転しなかった場合、送りローラーにより媒体を送るときの、送りローラーの回転量とロール体の回転量とを検出し、ロール径算出部は、検出した送りローラーの回転量とロール体の回転量とに基づいて、ロール径を算出することが好ましい。
この構成によれば、先端送り動作中にロール体が一定量回転せず、ロール径を算出することができなかった場合に、送りローラーとロール体の回転量に基づいてロール径を算出する。これにより、ロール径を確実に得ることができる。
一方、中間ローラーにより媒体を送るときに、ロール体を回転駆動するロール駆動部を、更に備えることが好ましい。
この構成によれば、ロール駆動部によって、中間ローラーによる送りを補助することができるため、中間ローラーによる送り時の、中間ローラーにかかる負荷を軽減することができる。よって、中間ローラー上での媒体の滑りを抑制することができ、ロール径をより正確に検出することができる。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の概略構成を示した平面図である。 印刷装置の概略構成を示した側面図である。 コントローラーの機能構成を示したブロック図である。 ロール体の任意の回転速度Vと、ロール体を回転させるために必要なデューティ値との関係を示すグラフである。 ロール径算出動作における、ロール回転検出部のカウント値と、中間回転検出部のカウント値と、を示したグラフである。 ロール体セット時の準備動作を示した第1図である。 ロール体セット時の準備動作を示した第2図である。 ロール体セット時の準備動作を示した第3図である。 ロール体セット時の準備動作を示した第4図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法について説明する。実施形態では、本発明の媒体送り装置および媒体送り装置の制御方法を適用した印刷装置を例示する。この印刷装置は、ロール体から印刷媒体(媒体)を引き出して送りながら、送られていく印刷媒体に対してインクジェット方式で印刷を行うものである。本印刷装置にセットされるロール体は、長尺状の印刷媒体を、円筒状のコアに対しロール状に巻き付けたものである。また、印刷媒体は、記録用紙、フィルム、布等である。特に、本印刷装置は、このロール体のロール径を、特段の送り動作を行うことなく、簡単な構成で且つ容易に取得することができる構成を有するものである。
図1および図2に示すように、印刷装置1は、印刷媒体Pを紙送り方向に送る媒体送り機構11と、媒体送り機構11により送られていく印刷媒体Pに対し印刷を行う印刷機構12と、これらを制御するコントローラー13(ロール径算出部)と、を備える。本印刷装置1は、媒体送り機構11による改行送り動作と、印刷機構12による印刷動作とを繰り返すことで、印刷媒体Pに対しシリアル印刷方式で印刷を行うものである。なお、「媒体送り装置」は、媒体送り機構11およびコントローラー13により構成される。
印刷機構12は、後述の送りローラー31によって送られていく印刷媒体Pに対し印刷を行うものであり、インクジェット方式の印刷ヘッド21と、印刷ヘッド21を搭載するキャリッジ22と、キャリッジ22を介して印刷ヘッド21を往復動する往復動機構23と、印刷ヘッド21に対峙するプラテン24と、を備える。なお、印刷機構12が、印刷ヘッド21を複数備える構成でも良いし、印刷ヘッド21を1つのみ備える構成でも良い。
印刷ヘッド21は、媒体送り機構11による印刷媒体Pの紙送り方向に延在したノズル列(図示省略)を有し、当該ノズル列の複数の吐出ノズルからインクを吐出する。一方、往復動機構23は、紙送り方向に対する交差方向に印刷ヘッド21を往復動する。そして、印刷機構12は、往復動機構23により、印刷ヘッド21を往動もしくは復動しながら、当該印刷ヘッド21を駆動することで、印刷媒体Pに対する印刷動作を行う。
一方、プラテン24には、上下に貫通する吸引孔26が複数形成される。また、プラテン24の下方には、吸引ファン27が設けられる。そして、吸引ファン27が作動することで、吸引孔26内を負圧にし、プラテン24上の印刷媒体Pを吸引保持する。本実施形態では、印刷媒体Pがプラテン24上に吸引保持された状態で、当該印刷媒体Pに対し印刷動作が行われる。
媒体送り機構11は、印刷媒体Pの紙送りを行う送りローラー31と、印刷媒体Pが巻かれた上記ロール体Rを保持するロール保持部32(保持部)と、ロール保持部32によって保持されたロール体Rから印刷媒体Pを引き出し、送りローラー31に送る中間ローラー33と、を備える。また、媒体送り機構11は、送りローラー31を駆動する送りローラー駆動部36と、中間ローラー33を駆動する中間ローラー駆動部37と、ロール体Rを回転駆動するロール駆動部38と、を備える。なお、送りローラー31と中間ローラー33との間には、中間ローラー33にセットされた印刷媒体Pの先端を送りローラー31に送るときのガイドとなる一対のガイド部材34が配設される。
送りローラー31は、駆動ローラー31aと従動ローラー31bとから成るニップローラーで構成される。すなわち、送りローラー31の駆動ローラー31aおよび従動ローラー31bは、印刷媒体Pを相互間で挟持しつつ回転送りする。また、駆動ローラー31aは、送りローラー駆動部36からの動力を受ける送り入力ギア31cを有する。
送りローラー駆動部36は、動力源となる送りモーター41と、送りモーター41の動力を送りローラー31に伝達する送りギア列42と、送りローラー31の回転位置および回転方向を検出する送り回転検出部43と、を備える。送りモーター41は、例えば、DCモーターである。また、送りギア列42は、送りローラー31の駆動ローラー31aに設けられた送り入力ギア31cに接続される。そして、送りモーター41からの動力が、送りギア列42を介して、当該送り入力ギア31cに伝達されることにより、駆動ローラー31aが回転し、それに伴って、従動ローラー31bが回転する。このように、送りモーター41の動力によって、送りローラー31が回転駆動する。
送り回転検出部43は、送りローラー31の駆動ローラー31aの回転位置および回転方向を検出する。具体的には、送り回転検出部43は、送りモーター41の出力軸に設けられた円盤状スケールと、フォトインターラプターとを備えたロータリーエンコーダーにより構成される。すなわち、送り回転検出部43は、送りモーター41の出力軸の回転位置および回転方向を検出することで、送りローラー31の駆動ローラー31aの回転位置および回転方向を検出する。
ロール保持部32は、ロール体Rを保持する一対の回転ホルダー32aと、一対の回転ホルダー32aをそれぞれ回転自在に支持するホルダー支持部(図示省略)と、を備える。一対の回転ホルダー32aは、ロール体Rのコアの両端にそれぞれ挿入され、ロール体Rを両側から保持する。また、一対の回転ホルダー32aのうちの一方は、ロール駆動部38からの動力を受けるロール入力ギア32bを有する。
ロール駆動部38は、動力源となるロールモーター51と、ロールモーター51の動力を回転ホルダー32aに伝達するロールギア列52と、ロール体Rの回転位置および回転方向を検出するロール回転検出部53と、を備える。ロールモーター51は、例えば、DCモーターである。また、ロールギア列52は、ロール体Rを保持する回転ホルダー32aのロール入力ギア32bに接続される。そして、ロールモーター51からの動力が、ロールギア列52を介して、当該ロール入力ギア32bに伝達されることにより、ロール入力ギア32bが設けられた回転ホルダー32aが回転し、これに保持されたロール体Rが回転する。このように、ロールモーター51の動力によって、ロール体Rが回転駆動する。
ロール回転検出部53は、ロール体Rの回転位置および回転方向を検出する。具体的には、ロール回転検出部53は、ロールモーター51の出力軸に設けられた円盤状スケールと、フォトインターラプターとを備えたロータリーエンコーダーにより構成される。すなわち、ロール回転検出部53は、ロールモーター51の出力軸の回転位置および回転方向を検出することで、ロール体Rの回転位置および回転方向を検出する。
中間ローラー33は、駆動ローラー33aと従動ローラー33bとから成るニップローラーで構成される。すなわち、中間ローラー33の駆動ローラー33aおよび従動ローラー33bは、印刷媒体Pを相互間で挟持しつつ回転送りする。また、駆動ローラー33aは、送りローラー駆動部36からの動力を受ける中間入力ギア33cを有する。なお、中間ローラー33は、ロール体Rのセットするときに、ロール体Rから引き出した印刷媒体Pの先端をセット可能に構成される。
中間ローラー駆動部37は、動力源となる中間モーター61と、中間モーター61の動力を中間ローラー33に伝達する中間ギア列62と、中間ローラー33の回転位置および回転方向を検出する中間回転検出部63と、を備える。中間モーター61は、例えば、DCモーターである。また、中間ギア列62は、中間ローラー33の駆動ローラー33aに設けられた中間入力ギア33cに接続される。そして、中間モーター61からの動力が、中間ギア列62を介して、当該中間入力ギアに伝達されることにより、駆動ローラー33aが回転し、それに伴って、従動ローラー33bが回転する。このように、中間モーター61の動力によって、中間ローラー33が回転駆動する。
中間回転検出部63は、中間ローラー33の駆動ローラー33aの回転位置および回転方向を検出する。具体的には、中間回転検出部63は、中間モーター61の出力軸に設けられた円盤状スケールと、フォトインターラプターとを備えたロータリーエンコーダーにより構成される。すなわち、中間回転検出部63は、中間モーター61の出力軸の回転位置および回転方向を検出することで、中間ローラー33の駆動ローラー33aの回転位置および回転方向を検出する。
コントローラー13は、印刷装置1の各部を統括制御する。具体的には、コントローラー13は、CPU(Central Processing Unit)71と、ROM(Read Only Memory)72と、RAM(Random Access Memory)73と、PROM(Programmable ROM)74と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)75と、モータードライバー76と、バス77と、を備える。また、コントローラー13には、送り回転検出部43、ロール回転検出部53および中間回転検出部63からの各パルス信号が入力される。
以上のように構成された印刷装置1では、印刷ジョブの実行命令を受けると、印刷機構12による印刷動作(主走査)と、媒体送り機構11によって、印刷機構12の印刷幅分だけ印刷媒体Pを送る改行送り動作(副走査)と、を交互に繰り返し行うことで、印刷画像を形成する。
次に図3を参照して、コントローラー13の機能構成について説明する。図3に示すように、コントローラー13は、主制御部81と、送りモーター制御部82と、中間モーター制御部83と、ロールモーター制御部84と、を備える。これらの各機能部は、コントローラー13を構成するハードウェアと、ROM72などのメモリーに記憶されるソフトウェアとの協働によって実現される。
主制御部81は、送りモーター制御部82、中間モーター制御部83およびロールモーター制御部84に指令を与える。主制御部81は、送りモーター41、中間モーター61およびロールモーター51をそれぞれ独立して駆動するように、または、送りモーター41、中間モーター61およびロールモーター51を同期駆動するように、送りモーター制御部82、中間モーター制御部83およびロールモーター制御部84に指令を与えることが可能である。
送りモーター制御部82は、モータードライバー76を介して、送りモーター41をPWM(Pulse Width Modulation)制御にて駆動制御する。送りモーター制御部82は、送り回転検出部43により検出された駆動ローラー31aの回転速度に基づいて、PID制御したデューティ値を、モータードライバー76に出力する。
中間モーター制御部83は、モータードライバー76を介して、中間モーター61をPWM制御にて駆動制御する。中間モーター制御部83は、中間回転検出部63により検出された駆動ローラー33aの回転速度に基づいて、PID制御したデューティ値を、モータードライバー76に出力する。中間モーター制御部83は、上記改行送り動作において、送りローラー31と中間ローラー33との間の印刷媒体Pにテンションがかからないように、中間モーター61を駆動制御する。
ロールモーター制御部84は、モータードライバー76を介してロールモーター51をPWM制御にて駆動制御する。ロールモーター制御部84は、モーター出力値を求めるための演算処理を実行し、算出したモーター出力値を、モータードライバー76に出力する。
この演算処理では、(1)式に示すように、基本的には、ロール体Rを回転速度Vで回転させるのに必要なデューティ値であるDuty(ro)から、中間ローラー33とロール体Rとの間の印刷媒体Pに所定のテンションFを与えるのに必要なデューティ値(以下「テンション制御値」という。)であるDuty(f)を減算することにより、モーター出力値Dxを求める。
Figure 0006686580
ここで、rはロール体Rの半径、Mはロールギア列52による減速比、Duty(max)はデューティ値の最大値、Tsはロールモーター51の起動トルク、aおよびbは後述するメジャーメント動作により算出される係数である。なお、ロール体Rの半径r(ロール径)は、ロール径算出動作により算出される。
ここで図4および図5を参照して、メジャーメント動作およびロール径算出動作について説明する。まず、図4を参照して、メジャーメント動作について説明する。図4に示すように、コントローラー13は、中間モーター61を駆動停止した状態で、低速の回転速度Vlでロール体Rが回転するように、ロールモーター51を駆動する。そして、コントローラー13は、ロール体Rの回転速度が回転速度Vlに安定したところで、その時点でロールモーター51に出力するデューティ値を、Duty(ro)_lとして取得する。次に、コントローラー13は、中間モーター61を駆動停止した状態で、高速の回転速度Vhでロール体Rに回転するように、ロールモーター51を駆動する。そして、コントローラー13は、低速の回転速度Vlに対応するデューティ値Duty(ro)_lの取得時と同様にして、高速の回転速度Vhに対応するデューティ値Duty(ro)_hを取得する。
これらの値を(2)式に代入することにより、係数aおよびbに関する連立方程式を得ることができる。
Duty(ro)=a×V+b (2)
得られた連立方程式を解くことによって、係数aおよびbが決定され、(1)式に反映される。これにより、メジャーメント動作が終了する。
次に図5を参照して、ロール径算出動作について説明する。ロール径算出動作は、中間ローラー33により印刷媒体Pを送ったときの、ロール回転検出部53および中間回転検出部63のカウント値に基づいて、ロール体Rの半径rを算出するものである。具体的には、図5に示すように、コントローラー13は、中間モーター61を駆動する。そして、まず、ロール回転検出部53のカウント値が所定のカウント値Cr1になった時点の、中間回転検出部63のカウント値Cm1を取得する。その後、中間モーター61を一定量駆動した後、中間モーター61の駆動を停止する。そして、停止後一定時間t経過した時点の、ロール回転検出部53のカウント値Cr2および中間回転検出部63のカウント値Cm2を取得する。なお、一定時間tは、中間モーター61を停止してからロール体Rの回転位置が安定するまでの時間である。
ロール回転検出部53および中間回転検出部63のそれぞれで、2つのカウント値Cr1、Cr2、Cm1、Cm2を取得したら、それぞれ2つのカウント値の差分を算出して、ロール体Rの回転量Drおよび中間ローラー33の回転量Dmを取得する(回転量検出ステップ)。すなわち、(3)の式に示すように、ロール回転検出部53によって得られた一方のカウント値Cr2から、他方のカウント値Cr1を減算して、中間ローラー33の回転量Drを取得する。
Dr=Cr2−Cr1 (3)
また、(4)の式に示すように、中間回転検出部63によって得られた一方のカウント値Cm2から、他方のカウント値Cm1を減算して、中間ローラー33の回転量Dmを取得する。
Dm=Cm2−Cm1 (4)
このように、中間ローラー33により印刷媒体Pを送るときの、ロール体Rの回転量Drと中間ローラー33の回転量Dmとを検出する。なお、「回転量検出部」は、ロール回転検出部53、中間回転検出部63およびコントローラー13により構成される。また、「回転検出ステップ」は、上記各カウント値Cr1、Cr2、Cm1、Cm2の取得と、これらの値に基づく各回転量Dr、Dmの算出と、によって実行される。
各回転量Dr、Dmを算出したら、算出した各回転量Dr、Dmを(5)式に代入することで、ロールの半径rを算出する(ロール径算出ステップ)。
r=({Lm×(Dm/Rm)}/{π×(Dr/Rr)})/2 (5)
ここで、Lmは中間ローラー33の外周長、Rmは中間ローラー33が1回転した時の中間回転検出部63のカウント値、πは円周率、Rrはロール体Rが1回転した時のロール回転検出部53のカウント値である。これにより、ロール径算出動作が終了する。
本実施形態では、このようなメジャーメント動作およびロール径算出動作を、ロール体Rのセット時に行うことで、ロールモーター制御部84によるロールモーター51の駆動制御を可能とする。そこで、図6ないし図9を参照して、ロール体Rのセット時に行われる準備動作について説明する。本準備動作は、ロール体Rが、ロール保持部32にセットされると共に、このロール体Rから引き出された印刷媒体Pの先端が、中間ローラー33にセットされた状態で行われるものとする(図6参照)。
準備動作では、まず、メジャーメント動作を実行する(図7参照)。すなわち、低速の回転速度Vlでロール体Rが回転するように、ロールモーター51を駆動して、低速の回転速度Vlに対応するデューティ値Duty(ro)_lを取得すると共に、高速の回転速度Vhでロール体Rに回転するようにロールモーター51を駆動して、高速の回転速度Vhに対応するデューティ値Duty(ro)_hを取得する。そして、これらの値に基づいて、係数aおよびbを算出する。
メジャーメント動作が終了したら、中間ローラー33にセットされた印刷媒体Pの先端を送りローラー31に送り、更にキャリッジ22の下流まで送る先端送り動作を行うが、この先端送り動作中に、ロール径算出動作を実行する(図8参照)。すなわち、中間モーター61を駆動し、ロール回転検出部53のカウント値が所定のカウント値Cr1になった時点の、中間回転検出部63のカウント値Cm1を取得する。その後、中間ローラー33を一定量駆動した後、中間モーター61の駆動を停止し、停止後一定時間t経過した時点の、ロール回転検出部53のカウント値Cr2および中間回転検出部63のカウント値Cm2を取得する。そして、これらの値に基づいて、ロール体Rの回転量Drおよび中間ローラー33の回転量Dmを算出し、これらに基づいて、ロール体Rの半径rを算出する。なお、先端送り動作中は、送りローラー31によって紙送りが邪魔されないように、送りローラー31の従動ローラー31bを、駆動ローラー31aから離間させておくようにしても良い。
ロール径算出動作が終了したら、中間モーター61を駆動し、印刷媒体Pの先端をキャリッジ22の下流まで送る(図9参照)。そして、印刷媒体Pの先端をキャリッジ22の下流まで送ったら、キャリッジ22に搭載された紙幅センサー(図示省略)によって、印刷媒体Pの紙幅を検出して、本準備動作を終了する。
以上、上記実施形態のような構成によれば、送りローラー31とロール体Rとの間に中間ローラー33を設け、この中間ローラー33の回転量Dmを使ってロール径を算出する構成であるため、中間ローラー33にセットした印刷媒体Pの先端を送りローラー31に送る先端送り動作の中で各回転量Dr、Dmを検出することができ、ロール径を算出することができる。よって、特段の送り動作を行うことなく、簡単な構成で且つ容易にロール径を得ることができる。
また、中間モーター61を駆動し、中間ローラー33による送りを開始してロール体Rが一定量回転した時点からの各回転量を検出する構成であるため、中間ローラー33とロール体Rとの間の印刷媒体Pの弛みや、ロール体R廻りのバックラッシュが解消された後の各回転量を検出することができる。そのため、ロール径を正確に算出することができる。
なお、上記実施形態において、ロール径算出動作中に、ロール体Rが上記一定量回転しなかった場合(ロール回転検出部53のカウント値が所定のカウント値Cr1に達さなかった場合)、送りローラー31により印刷媒体Pを送るときの、送りローラー31の回転量とロール体Rの回転量とを検出し、検出した送りローラー31の回転量とロール体Rの回転量とに基づいて、ロール径を算出する構成でも良い。かかる構成によれば、ロール径を確実に得ることができる。
なお、上記実施形態においては、中間ローラー33により印刷媒体Pを送ってロール径を算出するときに(ロール径算出動作時に)、ロールモーター51を停止した状態で、中間モーター61のみを駆動する構成であったが、このとき、中間モーター61の駆動と同期して、ロールモーター51を駆動しロール体Rを回転駆動する構成でも良い。かかる場合、例えば、メジャーメント動作で得られた係数a、bにより、ロール体Rを回転速度Vで回転させるのに必要なデューティ値であるDuty(ro)を求め、この値の所定割合をモーター出力値Dxとして、ロールモーター51を駆動する。かかる構成によれば、ロール駆動部38によって、中間ローラー33による送りを補助することができるため、中間ローラー33による送り時の、中間ローラー33にかかる負荷を軽減することができる。よって、中間ローラー33上での印刷媒体Pの滑りを抑制することができ、ロール径をより正確に検出することができる。
1…印刷装置、21…印刷ヘッド、22…キャリッジ、24…プラテン、26…吸引孔、27…吸引ファン、31…送りローラー、31a…駆動ローラー、31b…従動ローラー、32…ロール保持部、32a…回転ホルダー、33…中間ローラー、33a…駆動ローラー、33b…従動ローラー、34…ガイド部材、P…印刷媒体、R…ロール体。

Claims (3)

  1. 媒体を送る送りローラーと、
    前記媒体が巻かれたロール体を保持する保持部と、
    前記ロール体から前記媒体を引き出して前記送りローラーに送る中間ローラーと、
    前記中間ローラーにより前記媒体を送るときの、前記中間ローラーの回転量と前記ロール体の回転量とを検出する回転量検出部と、
    検出した前記中間ローラーの回転量と前記ロール体の回転量とに基づいて、前記ロール体のロール径を算出するロール径算出部と、を備え
    前記回転量検出部は、前記中間ローラーにセットされた前記媒体の先端を前記送りローラーに送る先端送り動作中に、前記中間ローラーによる送りを開始して前記ロール体が一定量回転した時点からの前記各回転量を検出し、
    前記回転量検出部は、前記先端送り動作中に前記ロール体が前記一定量回転しなかった場合、前記送りローラーにより前記媒体を送るときの、前記送りローラーの回転量と前記ロール体の回転量とを検出し、
    前記ロール径算出部は、検出した前記送りローラーの回転量と前記ロール体の回転量とに基づいて、前記ロール径を算出することを特徴とする媒体送り装置。
  2. 前記中間ローラーにより前記媒体を送るときに、前記ロール体を回転駆動するロール駆動部を、更に備えたことを特徴とする請求項に記載の媒体送り装置。
  3. 媒体を送る送りローラーと、
    前記媒体が巻かれたロール体を保持する保持部と、
    前記ロール体から前記媒体を引き出して前記送りローラーに送る中間ローラーと、を備えた媒体送り装置の制御方法であって、
    前記中間ローラーにより前記媒体を送るときの、前記中間ローラーの回転量と前記ロール体の回転量とを検出する回転量検出ステップと、
    検出した前記中間ローラーの回転量と前記ロール体の回転量とに基づいて、前記ロール体のロール径を算出するロール径算出ステップと、を備え、
    前記回転量検出ステップにおいて、前記中間ローラーにセットされた前記媒体の先端を前記送りローラーに送る先端送り動作中に、前記中間ローラーによる送りを開始して前記ロール体が一定量回転した時点からの前記各回転量を検出し、
    前記回転量検出ステップにおいて、前記先端送り動作中に前記ロール体が前記一定量回転しなかった場合、前記送りローラーにより前記媒体を送るときの、前記送りローラーの回転量と前記ロール体の回転量とを検出し、
    前記ロール径算出ステップにおいて、検出した前記送りローラーの回転量と前記ロール体の回転量とに基づいて、前記ロール径を算出することを特徴とする媒体送り装置の制御方法。
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