JP5422920B2 - 記録装置 - Google Patents

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JP5422920B2
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    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/36Blanking or long feeds; Feeding to a particular line, e.g. by rotation of platen or feed roller
    • B41J11/42Controlling printing material conveyance for accurate alignment of the printing material with the printhead; Print registering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/04Supporting, feeding, or guiding devices; Mountings for web rolls or spindles

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  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

本発明は、記録装置および記録装置における回転手段の回転制御方法。
記録装置の中には、帯状の記録用紙がロール状に巻かれたロール体がロール体収容部に
収容され、ロール体に巻かれている記録用紙を、紙送りローラにより記録ヘッドの方向に
引き出し、この引き出された記録用紙に記録を行うものがある。かかる記録装置において
は、記録ヘッドにより記録が行われる部分の記録用紙に弛みが生じていると、弛み部分で
記録ヘッドと記録用紙の間隔を一定に保つことができず、記録を所定の位置に行うことが
できないため記録が乱れたり、記録用紙がジャムを発生する等の不都合が発生する虞があ
る。
係る不都合を解消するため、例えば、特許文献1には、ロール体の直径(記録用紙の残
量)に基づいて、ロール体に引き出し方向と逆方向に所定のトルクを発生させるトルクリ
ミッタを備え、このトルクに応じて紙送りローラの回転を制御することで、紙送りローラ
により引き出された記録用紙にテンションを生じさせ、記録用紙に弛みが生じないように
した記録装置が開示されている。
特開2007−245544号公報
しかしながら、ロール体自体を回転モータ等の回転手段により引出し方向と逆方向に回
転させることで弛みを解消したり、あるいは、駆動手段によりロール体自体の回転速度を
制御することでバックテンションを作用させる等、ロール体自体に回転手段により回転力
を作用させる構成とする場合には、ロール体の直径に応じて、回転手段の回転量や回転速
度を制御する必要がある。
そこで、本発明は、ロール体自体に回転手段により回転力を作用させる際に、ロール体
の直径に応じて回転手段の回転量や回転速度を制御する記録装置および記録装置における
回転手段の回転制御方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するため、帯状の記録媒体が巻かれたロール体が装着され、ロール体
から送り出される記録媒体に対して記録を行う記録装置において、ロール体を回転する回
転手段と、回転手段の回転を制御する回転制御手段と、ロール体の直径を測定するロール
体直径測定手段とを有し、回転制御手段は、記録媒体の搬送速度または搬送距離の少なく
とも一方が所定値となるように、ロール体直径測定手段により測定したロール体の直径に
基づいて、回転手段の回転速度または回転量を設定することとする。
記録装置をこのように構成することで、ロール体の直径に拘らず、記録媒体の搬送速度
または搬送距離を所定値とすることができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、記録媒体の搬送速度または搬送距離の少なくと
も一方が所定値となるようにロール体の直径と回転手段の回転速度または回転量とが対応
付けられたテーブルを有し、回転制御手段は、テーブルに基づいて、回転手段の回転速度
または回転量の設定を行うこととする。
記録装置をこのように構成することで、記録媒体の搬送速度または搬送距離の所定値へ
の設定を容易に行うことができる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、所定の直径のロール体における記録用紙の搬送
速度を所定値とするための回転手段の回転速度のテーブルと、ロール体直径測定手段によ
り測定したロール体の直径に対するロール体の所定の直径の倍率を算出する倍率演算手段
とを有し、回転制御手段は、回転手段の回転速度を、所定回転速度の倍率演算手段により
算出された倍率に設定することとする。
記録装置をこのように構成することで、記録媒体の搬送速度制御を容易に行うことがで
きる。
また、他の発明は、上述の発明に加え、ロール体直径測定手段は、ロール体の回転量を
検出するロール体回転量検出手段と、記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、ロ
ール体回転量検出手段により検出されたロール体の回転量と搬送量検出手段により検出さ
れた記録媒体の搬送量とに基づきロール体直径を演算する演算手段とを有することとする
記録装置をこのように構成することで、ロール体の直径の測定を容易に行うことができ
る。
上述の課題を解決するため、帯状の記録媒体が巻かれたロール体を回転する回転手段を
有し、ロール体から送り出される記録媒体に対して記録を行う記録装置における回転手段
の回転制御方法において、ロール体の直径を測定し、記録媒体の搬送速度または搬送距離
の少なくとも一方が所定値となるように、測定されたロール体の直径に基づいて、回転手
段の回転速度または回転量を設定する処理と有することとする。
記録装置における回転手段の回転制御方法をこのように行うことで、ロール体の直径に
拘らず、記録媒体の搬送速度または搬送距離を所定値とすることができる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明をする。なお、記録装置
における回転手段の回転制御方法については、プリンタ1の動作に併せて説明する。
(プリンタの全体構成)
図1は、本発明の実施の形態に係る記録装置としてのプリンタ1の外観を示す斜視図で
ある。また、図2は、プリンタ1の概略の構成を示す構成図である。図3は、プリンタ1
の電気的な構成を示す電気ブロック図である。なお、図1および図2において、矢印X方
向を前方(前側)とし、その反対方向を後方(後側)とし、矢印Y方向を下方(下側)と
し、その反対方向を上方(上側)とする。また、後方から前方に向かって右手側を右方(
右側)、左手側を左方(左側)とする。図2は、プリンタ1を左側から見た構成図となっ
ている。
プリンタ1は、記録媒体としての帯状の記録用紙2がロール状に巻かれたロール体3が
収容され、このロール体3から引き出された記録用紙2に記録を行うことが可能なプリン
タとして構成されている。プリンタ1は、ロール体3が収容されるロール体収容部4と、
ロール体収容部4に収容されたロール体3から記録用紙2を下方に引き出しながら搬送す
る紙送り機構5と、記録用紙2に対しインクを噴射して記録を行う記録機構6と、ロール
体3から引き出された記録用紙2の後側を支持するガイド板7等を備え、これらの各機構
部が外装筐体8内に収容されている。外装筐体8の下部には脚部9が備えられ、プリンタ
1は、この脚部9により床面等に設置される。
ロール体収容部4は、プリンタ1の上部に配置され、その下方に紙送り機構5と記録機
構6が配置されている。記録用紙2は、紙送り機構5によりロール体3から下方に引き出
され、ガイド板7に後面をガイドされた状態で下方に向かって搬送される。そして、下方
に搬送される記録用紙2に対して記録機構6により記録が行われる。記録機構6において
記録が行われた記録用紙2は、紙送り機構5により下方に送り出され、外装筐体8の下部
に形成される図示を省略する排出口から外部に排出される。
ロール体3は、硬質の筒体10の周りに記録用紙2が巻き回された構成となっている。
ロール体収容部4には、筒体10の左右の開口部から筒体10の内側に挿入され、ロール
体3をロール体収容部4内に支持する左右一対のロール支持軸11R、11Lが備えられ
ている。左側のロール支持軸11Lには、ギア列12を介して回転手段としてのロール体
モータ13が連結されている。一方、右側のロール支持軸11Rは、プリンタ1に対して
自由回転可能とされている。したがって、ロール体モータ13を駆動することにより、ロ
ール支持軸11Lが回転し、ロール体3は、ロール支持軸11R,11Lに支持された状
態で、ロール支持軸11R,11Lと共に回転することとなる。
なお、ロール体モータ13には、例えば、軸回転トルクが100グラム程度のものが使
用される。一方、ロール支持軸11R,11Lには、例えば、重量が5キログラムあるい
は10キログラムを超えることもある重いロール体3が支持されることがある。そのため
、ギア列12は、ロール支持軸11R,11Lに重いロール体3が支持された場合であっ
ても、ロール体3を回転することができるように、減速比が、例えば、50〜100と言
った大きな減速比に設定されている。
紙送り機構5は、ロール体収容部4から引き出された記録用紙2を下方に向けて搬送し
、そして排出口(図示省略)から排出する役目を担う。紙送り機構5は、紙送りモータ1
4(図3参照)により回転駆動される紙送りローラ15と、この紙送りローラ15に圧接
して従動回転する従動ローラ16を備えている。なお、紙送りローラ15は紙送りモータ
14の出力軸に取り付けられ、紙送りモータ14の出力軸の回転量と紙送りローラ15の
回転量は1:1に対応している。すなわち、紙送りモータ14から紙送りローラ15への
減速比は1となっている。
ロール体3から引き出された記録用紙2は、紙送りローラ15と従動ローラ16との間
に挟み込まれ、紙送りローラ15の回転を受けて下方に向けて搬送される。この際、ロー
ル体モータ13は、ロール体3から記録用紙2が送り出される方向(正転方向)にロール
体3を回転させるように駆動される。つまり、記録用紙2は、紙送りモータ14により回
転される紙送りローラ15と、ロール体モータ13により正転方向に回転するロール体3
とにより上方から下方に向かって搬送される。
なお、記録動作を行う際には、紙送り機構5とロール体3との間の記録用紙2に弛みが
生じないように記録用紙2に若干のテンションを持たせるために、ロール体3の回転速度
が紙送り機構5による記録用紙2の搬送速度よりも僅かに遅くなるようにロール体モータ
13の回転が制御される。したがって、ロール体モータ13は、紙送り機構5による記録
用紙2の搬送に対して制動力を作用させ、記録用紙2に弛みが生じないように、紙送り機
構5による記録用紙2の搬送に引っ張られる状態で回転する。
上述のロール体モータ13の出力軸には、ロール体3の回転量を検出するロール体回転
量検出手段としてのロータリエンコーダ17(図3参照)が取り付けられている。また、
紙送りモータ14の出力軸には、ロータリエンコーダ18(図3参照)が取り付けられて
いる。したがって、ロータリエンコーダ17によりロール体モータ13の回転量と回転速
度を検出可能であり、また、ロータリエンコーダ18により紙送りモータ14の回転量と
回転速度が検出可能となっている。
記録機構6は、記録ヘッド19と、この記録ヘッド19が取り付けられるキャリッジ2
0と、キャリッジ20の左右方向(主走査方向)への移動をガイドするキャリッジガイド
軸21と、キャリッジ20を図示を省略するタイミングベルトを介して左右方向へ移動す
るキャリッジモータ22(図3参照)等とを備えている。キャリッジ20は、キャリッジ
モータ22の駆動力を受けてキャリッジガイド軸21に沿って左右方向に往復移動し、ま
た、記録ヘッド19もキャリッジ20と一体に左右方向に移動する。そして、記録ヘッド
19の左右方向への移動と、記録用紙2の紙送り機構5による上方から下方への移動とに
より、記録ヘッド19を記録用紙2の所定位置に移動させ、記録用紙2に対し記録を行う
(回路ブロックの構成)
次に、図3を参照しながら図1および図2に示すプリンタ1の電気的な構成の概略を説
明する。
図3において、プリンタ1は、ホストコンピュータHCから入力された画像形成データ
等を受け取るインターフェース23と、制御部24と、ロール体モータ13と、このロー
ル体モータ13を駆動するロール体モータドライバ13Dと、紙送りモータ14と、この
紙送りモータ14を駆動する紙送りモータドライバ14Dと、記録ヘッド19と、記録ヘ
ッド19を駆動制御する記録ヘッドドライバ19Dと、キャリッジモータ22と、このキ
ャリッジモータ22を駆動するキャリッジモータドライバ22Dと、ロータリエンコーダ
17と、ロータリエンコーダ18等を有する。
制御部24は、CPU(Central Processing Unit)25と、
プリンタ1の各種動作に係る処理プログラム等が記憶されているPROM(Progra
mmable Read−Only Memory)26と、ホストコンピュータHCか
らインターフェース23を介して入力される画像形成データ等を格納・記憶したり、作業
用のメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)27と
、プリンタ1に関する諸情報を記憶するEEPROM(Electrically Er
asable Programmable Read−Only Memory)28等
を備える。CPU25は、記録開始信号や、画像形成データ等に基づいて記録ヘッド19
の記録制御を行い、また、ロール体モータ13の回転制御を行う回転制御手段として機能
する。さらに、紙送りモータ14およびキャリッジモータ22等の駆動制御の他、プリン
タ1の様々な動作制御を司る。なお、制御部24あるいはCPU25については、ホスト
コンピュータHCを利用するように構成してもよい。
(プリンタの動作 ロール体の直径測定1)
プリンタ1は、ロール体3の直径を測定し、この測定された直径に基づいて、ロール体
モータ13の回転制御を行うように構成されている。先ず、プリンタ1におけるロール体
3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作について、図4から図6を参照しなが
ら説明する。図4はプリンタ1におけるロール体3の直径の測定を行う際におけるプリン
タ1の動作を示すフローチャートであり、図5は、紙送りローラ15による記録用紙2の
搬送とロール体3の回転との関係等を示す図である。また、図6は、ロール体3の直径の
測定を行う際におけるロータリエンコーダ17,18のカウント量の変化を示すグラフで
ある。すなわち、図6のグラフは、ロール体モータ13と紙送りモータ14の回転量の変
化を示す。
ロール体3の直径の測定は、記録動作を行う記録動作モードとは別の動作モードである
、測定モードにおいて実行される。ロール体3の直径を測定する測定モードの実行は、ユ
ーザが所定のモード選定ボタン等を操作して行うことにより実行される他、例えば、プリ
ンタ1の電源を投入した際、あるいは記録動作を所定時間継続する毎、あるいは記録用紙
2を所定長搬送する毎に自動的に測定モードが実行され、ロール体3の直径の測定が行な
われるものであってもよい。
ところで、紙送りローラ15と記録用紙2との間、およびロール体3と記録用紙2との
間に滑りが無ければ、記録用紙2の搬送量と、この記録用紙2の搬送に伴って回転される
ロール体3の外周面における回転量とは等しい。したがって、記録用紙2の搬送量をロー
ル体3の外周面における回転量として測定し、そして、ロール体3の外周面における回転
量に対応するロール体3の回転角が判れば、円周と直径との関係に基づき、ロール体3の
直径を知ることができる。
そこで、本実施の形態においては、記録用紙2の搬送量を測定すると共に、この記録用
紙2の搬送に伴って回転されるロール体3の回転角を測定し、これらの測定結果に基づい
て、ロール体3の直径を求めることとしている。記録用紙2の搬送量は、紙送りローラ1
5の回転量に対応し、この回転量は、ロータリエンコーダ18により測定することができ
る。つまり、紙送りローラ15の外周長は一定であり、予め既知の値として知ることがで
きる。また、記録用紙2を搬送するために紙送りローラ15が何回転したかをロータリエ
ンコーダ18のカウント量により測定することができる。したがって、既知の紙送りロー
ラ15の外周長と、記録用紙2を搬送するために回転した紙送りローラ15の回転量に対
応するロータリエンコーダ18のカウント量とに基づき、記録用紙2の搬送量を求めるこ
とができる。この場合、ロータリエンコーダ18は、記録用紙2の搬送量を検出する搬送
量検出手段として機能することになる。
ロール体3の回転角を測定する際、記録用紙2が搬送されているにも拘わらずロール体
3が回転していない状態、すなわち、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2
に弛みが生じている場合には、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転角を測定
することができない。ひいては、ロール体3の直径を正確に求めることができない。
そこで、測定モードにおいては、先ず、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用
紙2の弛みを解消する弛み解消動作が行われる(ステップS10)。弛み解消(ステップ
S10)においては、紙送りモータ14が、記録用紙2が下方に搬送される方向に紙送り
ローラ15を回転(正転)させるように駆動される。そして、紙送りローラ15とロール
体3との間の記録用紙2の弛みの有無を判断し(ステップS20)、弛みがあると判断さ
れる場合(ステップS20においてYes)には紙送りローラ15の正転を継続し、弛み
が無いと判断された場合(ステップS20においてNo)には駆動を停止する(ステップ
S30)。
なお、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みの有無は、例えば、紙
送りモータ14に印加される電圧におけるPWMの電圧制御のデューティ比に基づいて判
断する。つまり、ある速度で紙送りローラ15を回転させる場合において、デューティ比
が一定値以下の場合には、紙送りモータ14の回転負荷が少なく記録用紙2に弛みが生じ
ていると判断できる。逆に、デューティ比が一定値を越える場合には、紙送りモータ14
の回転負荷が大きく紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2にテンションが発
生していると判断できる。
紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2に弛みが無いと判断された場合(ス
テップS20においてNo)には、紙送りモータ14の駆動の停止(ステップS30)に
続いて、紙送りローラ15を正転させるように紙送りモータ14を所定時間、例えば、5
秒間、駆動する(ステップS40)。紙送りローラ15の回転により記録用紙2は下方に
搬送され、また、ロール体3は記録用紙2の搬送に従って正転方向に回転し、ギア列12
を介してロール体3に連結するロール体モータ13も回転する。
紙送りモータ14の駆動の開始に併せて、ロータリエンコーダ17,18により紙送り
モータ14およびロール体モータ13の回転量の検出を開始する(ステップS50)。つ
まり、図6に示すように、紙送りモータ14およびロール体モータ13の回転量の検出が
検出開始時点A1から開始される。なお、図6のグラフは、横軸は、紙送りモータ14の
駆動を開始してからの経過時間を示し、縦軸は、ロータリエンコーダ17,18の回転量
を示している。検出開始時点A1においては、ロータリエンコーダ17,18によるカウ
ント量は0である。グラフ線(1)は、ロータリエンコーダ17によるカウント量を、グ
ラフ線(2)は、ロータリエンコーダ18によるカウント量を示すものである。図6のグ
ラフから判るように、紙送りモータ14の駆動が継続される間、ロータリエンコーダ17
,18のカウント量は時間の経過と共に増加する。
そして、紙送りモータ14が、所定時間、駆動された場合には(ステップS60におい
てYes)、紙送りモータ14の駆動を停止する(ステップS70)。この紙送りモータ
14の駆動の停止に併せて、ロータリエンコーダ18のカウント量を計数する(ステップ
S80)。例えば、図6のグラフにおいて、紙送りモータ14の駆動停止時点A2におけ
るロータリエンコーダ18のカウント量はCkとして測定される。このロータリエンコー
ダ18のカウント量を計数に続いて、所定時間T、例えば、0.1秒を置いて(ステップ
S90)、ロータリエンコーダ17のカウント量を計数する(ステップS100)。例え
ば、図6のグラフにおいて、このときのカウント量はCr1として測定される。
記録用紙2には、それ自身に若干の弾性があり、ロール体3と紙送りローラ15との間
の記録用紙2にはテンションが作用している。そのため、紙送りモータ14の駆動が停止
し紙送りローラ15の回転が停止しても、記録用紙2の弾性力等の影響で、ロール体3が
僅かに回転し、これに引きずられてロール体モータ13も回転することがある。そこで、
紙送りモータ14の駆動が停止した後、ロール体モータ13の回転が完全に停止するのを
見越した所定時間を待って、ロータリエンコーダ17のカウント量を計数する。これによ
り、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転量の測定精度を高くすることができ
る。
続いて、ロータリエンコーダ17により測定されたロール体モータ13の回転量Cr1
とロータリエンコーダ18により測定された紙送りモータ14の回転量Ckとに基づき、
CPU25において機能的に構成される演算手段において、ロール体3の直径を演算する
(ステップS110)。したがって、CPU25は、ロール体回転量検出手段としてのロ
ータリエンコーダ17と搬送量検出手段としてのロータリエンコーダ18と共に、ロール
体直径測定手段を構成することになる。そして、ロール体3の直径の演算は、次の式に基
づき行うことができる。

Lk×(Ck/Rk)=D×Π×(Cr1/Rr) ・・・ (1)
D=(Lk×(Ck/Rk))/(Π×(Cr1/Rr)) ・・・(2)

Lk:紙送りローラ15の外周長である。
Ck:ロータリエンコーダ18のカウント量である。
Rk:紙送りモータ14(紙送りローラ15)が1回転したときのロータリエンコ
ーダ18のカウント量である。
D:ロール体の直径である。
Π:円周率である。
Cr1:ロータリエンコーダ17のカウント量である。
Rr:ロール体3を1回転させたときのロール体モータ13のロータリエンコーダ
17のカウント量であり、ロール体モータ13の1回転に対応するロータリエンコーダ1
7のカウント量にギア列12の減速比を乗算した値である。

Cr1およびCkは測定値であり、Lk,Rk,Rrについては、予め測定されている
プリンタ1に特有の既知の値である。
式(1)の左辺は、紙送りモータ14がカウント量Ck回転したとき、すなわち、紙送
りモータ14がCk/Rk回転したときの紙送りローラ15の外周における回転量を示す
。つまり、紙送りローラ15と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、式(1)の
左辺は、記録用紙2の搬送量と等しい。式(2)の右辺は、ロール体モータ13がカウン
ト量Cr1回転したとき、すなわち、ロール体3がCr1/Rr回転したときのロール体
3の外周における回転量を示す。すなわち、ロール体3と記録用紙2との間にスリップが
ないとすれば、式(2)の右辺も、記録用紙2の搬送量と等しい。そして、式(1)を変
形した式(2)に基づいて、ロール体3の直径Dを算出することができる。
(プリンタの動作 ロール体の直径測定2)
続いて、ロール体3の直径の他の測定方法について、図7、図8、図9を参照しながら
説明する。なお、以下の説明では、上述で説明したプリンタ1の構成と同様の構成につい
ては同一の符号を付し、その説明を省略する。また、電気的な構成については、図3に示
す電気ブロック図のロータリエンコーダ18をロータリエンコーダ30に置き換えた構成
となる。
上述したプリンタ1の構成においては、紙送りモータ14を駆動し紙送りローラ15を
回転することで記録用紙2を下方に搬送し、この搬送によりロール体3およびギア列12
を介してロール体モータ13を回転させ、紙送りモータ14とロール体モータ13の回転
量を検出することで、ロール体3の直径を求めている。これに対し、第2の実施の形態で
は、記録用紙2の搬送に追従して自由回転する従動ローラとしての搬送検出ローラ29を
備え、この搬送検出ローラ29の回転軸には、搬送検出ローラ29の回転量を検出するロ
ータリエンコーダ30が従動ローラ回転量検出手段として取り付けられている。
搬送検出ローラ29は、ロール体3を逆転させて記録用紙2をロール体3に巻き戻すと
、この巻き戻しにより上方に向かって搬送される記録用紙2により回転させられる。そこ
で、第2の実施の形態では、記録用紙2の上方への搬送に追従して回転する搬送検出ロー
ラ29の回転量と、ロール体3を逆転させるロール体モータ13の回転量とを検出し、こ
れらの回転量からロール体3の直径を求める構成としている。
図7はロール体3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作を示すフローチャー
トであり、図8は、ロール体3による記録用紙2の上方への搬送と搬送検出ローラ29の
回転との関係等を示す図である。また、図9は、ロール体3の直径の測定を行う際におけ
るロータリエンコーダ17,30のカウント量を示すグラフである。すなわち、図9は、
ロール体モータ13と搬送検出ローラ29の回転量の変化を示す。
搬送検出ローラ29は、図8に示すように、ロール体3と紙送りローラ15との間に配
設され、搬送検出ローラ29の上方には、搬送検出ローラ29に対して圧接され従動回転
する従動ローラ32が備えられている。つまり、記録用紙2は、搬送検出ローラ29と従
動ローラ32との間を通って紙送りローラ15に通されている。
プリンタ1におけるロール体3の直径の測定を行う際におけるプリンタ1の動作につい
て、図7から図9を参照しながら説明する。
測定モードの実行に先立ち、ユーザによる操作、またはプリンタ1の自動的な動作によ
り、従動ローラ16を記録用紙2から離間させた状態とすると共に、記録用紙2を搬送検
出ローラ29と従動ローラ32とにより挟み込んだ状態(ニップ状態)とする。かかる状
態の下で測定モードが実行される。
先ず、紙送りローラ15とロール体3との間の記録用紙2の弛みを解消する弛み解消動
作が行われる(ステップS210)。弛み解消(ステップS210)においては、ロール
体モータ13が、記録用紙2が上方に搬送される方向にロール体3を逆転させるように駆
動される。そして、ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2の弛みの有無を
判断し(ステップS220)、弛みがあると判断される場合(ステップS220において
Yes)にはロール体3の逆転を継続し、弛みが無いと判断された場合(ステップS22
0においてNo)には駆動を停止する(ステップS230)。
なお、ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2の弛みの有無は、例えば、
搬送検出ローラ29に印加される電圧におけるPWMの電圧制御のデューティ比に基づい
て判断する。
ロール体3と搬送検出ローラ29との間の記録用紙2に弛みが無いと判断された場合(
ステップS220においてYes)には、搬送検出ローラ29の駆動の停止(ステップS
230)に続いて、ロール体3を逆転させるように搬送検出ローラ29を所定時間、例え
ば、5秒間、駆動する(ステップS240)。ロール体3の回転により記録用紙2は上方
に搬送され、また、搬送検出ローラ29は記録用紙2の搬送に従って逆転方向に回転する
搬送検出ローラ29の駆動の開始に併せて、ロータリエンコーダ17,30によりロー
ル体モータ13および搬送検出ローラ29の回転量の検出を開始する(ステップS250
)。つまり、図9において、ロール体モータ13および搬送検出ローラ29の回転量の検
出が検出開始時点B1から開始される。なお、図9のグラフは、横軸は、ロール体モータ
13の駆動を開始してからの経過時間を示し、縦軸は、ロータリエンコーダ17,30の
回転量を示している。この検出開始時点B1においては、ロータリエンコーダ17,30
によるカウント量は0である。グラフ線(3)は、ロータリエンコーダ17によるカウン
ト量を、グラフ線(4)は、ロータリエンコーダ30によるカウント量を示すものである
。図9のグラフから判るように、ロール体モータ13の駆動が継続される間、ロータリエ
ンコーダ17,30のカウント量は時間の経過と共に増加する。
そして、ロール体モータ13が、所定時間、駆動された場合には(ステップS260に
おいてYes)、ロール体モータ13の駆動を停止する(ステップS270)。このロー
ル体モータ13の駆動の停止に併せて、先ず、ロータリエンコーダ17のカウント量を計
数する(ステップS280)。例えば、図9のグラフにおいて、ロール体モータ13の駆
動停止時点B2におけるロータリエンコーダ17のカウント量はCr2として測定される
。このロータリエンコーダ17のカウント量を計数に続いて、所定時間T、例えば、0.
1秒を置いて(ステップS290)、ロータリエンコーダ30のカウント量を計数する(
ステップS300)。例えば、図9のグラフにおいて、このときのカウント量はCcとし
て測定される。
記録用紙2には、それ自身に若干の弾性があり、ロール体3と搬送検出ローラ29との
間の記録用紙2にはテンションが作用している。そのため、ロール体モータ13の駆動が
停止しロール体3の回転が停止しても、記録用紙2の弾性力等の影響で、搬送検出ローラ
29が僅かに回転し、これに引きずられて搬送検出ローラ29も回転することがある。そ
こで、ロール体モータ13の駆動が停止した後、搬送検出ローラ29の回転が完全に停止
するのを見越した所定時間を待って、ロータリエンコーダ30のカウント量を計数する。
これにより、記録用紙2の搬送量に対応したロール体3の回転量の測定精度を高くするこ
とができる。
続いて、測定された搬送検出ローラ29の回転量Ccとロール体モータ13の回転量C
r2とに基づき、CPU25において機能的に構成される演算手段において、ロール体3
の直径を演算する(ステップS310)。つまり、CPU25は、ロール体回転量検出手
段としてのロータリエンコーダ17と従動ローラ回転量検出手段としてのロータリエンコ
ーダ30と共に、ロール体直径測定手段を構成することになる。そして、ロール体3の直
径の演算は、次の式に基づき行うことができる。

Lh×(Cc/Rh)=D×Π×(Cr2/Rr) ・・・ (3)
D=(Lh×(Cc/Rh))/(Π×(Cr2/Rr)) ・・・(4)

Lh:搬送検出ローラ29の外周長である。
Cc:ロータリエンコーダ30のカウント量である。
Rh:搬送検出ローラ29が1回転したときのロータリエンコーダ30のカウント
量である。
D:ロール体の直径である。
Π:円周率である。
Cr2:ロータリエンコーダ17のカウント量である。
Rr:ロール体3を1回転させたときのロール体モータ13のロータリエンコーダ
17のカウント量であり、ロール体モータ13の1回転に対応するロータリエンコーダ1
7のカウント量にギア列12の減速比を乗算した値である。

Cr2およびCcは測定値であり、Lh,Rh,Rr,については、予め測定される既
知の値である。
式(3)の左辺は、搬送検出ローラ29がカウント量Cc回転したとき、すなわち、搬
送検出ローラ29がCc/Rh回転したときの搬送検出ローラ29の外周における回転量
を示す。すなわち、搬送検出ローラ29と記録用紙2との間にスリップがないとすれば、
式(3)の左辺は、記録用紙2の搬送量と等しい。式(3)の右辺は、ロール体モータ1
3がカウント量Cr2回転したとき、すなわち、ロール体3がCr2/Rr回転したとき
のロール体3の外周における回転量を示す。つまり、ロール体3と記録用紙2との間にス
リップがないとすれば、式(3)の右辺も、記録用紙2の搬送量と等しい。そして、式(
3)を変形した式(4)に基づいて、ロール体3の直径Dを算出することができる。
上述の第1の実施の形態では、記録用紙2を紙送りローラ15により搬送し、紙送りロ
ーラ15の回転量、すなわち紙送りモータ14の回転量に基づいて搬送量を算出している
。紙送りローラ15は、重量の重いロール体3と減速比の高いギア列12を介して連結さ
れるロール体モータ13の回転負荷に抗して記録用紙2を搬送させる必要がある。このた
め、紙送りローラ15と記録用紙2との間に滑りを発生し易い。また、記録用紙2にも大
きな張力が発生する。したがって、記録用紙2の搬送量を正確に測定することができない
虞がある。
これに対し、搬送検出ローラ29は、記録用紙2の搬送(移動)に対して自由回転する
ローラである。したがって、搬送検出ローラ29と記録用紙2との間の滑りの発生を小さ
く抑えることができ、記録用紙2の搬送量の測定の精度を向上させることができ、ひいて
は、ロール体3の直径の測定の精度を向上させることができる。
なお、搬送検出ローラ29の回転量を検出する替わりに、従動ローラ16、あるいは従
動ローラ32の回転量を検出する構成としてもよい。
(プリンタの動作 ロール体モータの回転制御)
次に、上述のようにして測定したロール体3の直径Dに基づいて、記録用紙2の搬送速
度と搬送距離の少なくとも一方を所定の速度あるいは所定の距離となるようにするための
ロール体モータ13の回転制御について説明する。
(搬送速度制御について)
先ず、図10に示すように、ロール体3の測定された直径Dと、ロール体モータ13の
回転速度Fとが対応付けられたテーブルT1を、例えば、PROM26に予め記憶してお
き、このテーブルT1に基づいて、ロール体モータ13の回転制御を行う手法について説
明する。
テーブルT1の左列は、測定されたロール体3の直径Dの範囲を示している。右列は、
ロール体モータ13の回転速度Fを示している。本実施の形態では、ロータリエンコーダ
17から出力されるエンコーダ信号の周波数(所定時間、例えば、1秒間に出力されるパ
ルス数)をロール体モータ13の回転速度として用い、回転速度Fとして示している。左
列の範囲にある直径Dのロール体3を、この右列のロール体モータ13の回転速度F(F
1からF15のいずれかの回転速度)で回転させると、ロール体3の外周面における回転
速度、すなわち、記録用紙2の搬送速度が、所定の範囲の所定値になるように回転速度F
が設定されている。
つまり、測定された直径Dのロール体3における搬送速度が所定値となるように、予め
ロール体モータ13の回転速度F(F1からF15)を設定しておく。これにより、ロー
ル体3の直径Dを測定し、この測定された直径Dに対応する回転速度Fでロール体モータ
13を回転することで、ロール体3における搬送速度を所定値とすることができる。
ロール体3における搬送速度の所定値は、ロール体3の回転が関係するプリンタ1の動
作が適切に行われる速度に設定される。CPU25は、測定されたロール体3の直径Dが
テーブルT1の左列の何れの範囲に含まれるかを判断し、その範囲に対応する回転速度で
ロール体モータ13が回転するようにロール体モータ13の回転制御を行う。
具体的には、テーブルT1は、例えば、次のような動作をプリンタ1に実行させるため
のものとして構成することができる。
プリンタ1においては、記録を記録用紙2の先端部(下端部)に対して所定位置から開
始することができるように、記録動作の開始に先立ち、記録用紙2の先端部を記録ヘッド
19に対して所定の位置に位置合わせを行う。記録用紙2の先端部が所定位置に在るか否
かについては、例えば、光センサにより検出する構成が採用される。この検出に当っては
、予め、ユーザが、記録用紙2をその先端部が所定位置より十分に下方に位置するように
プリンタ1にセットした状態でロール体3を逆転させ、記録用紙2を上方に搬送する。す
なわち、記録用紙2を巻き取る。そして、光センサが記録用紙2の先端部を検出した位置
でロール体3の回転を停止することで、記録用紙2の先端部を所定位置に位置させる。
しかしながら、記録用紙2を上方に搬送する際に、先端部の位置を精度よく光センサに
より検出するためには、記録用紙2を上方に適切な速度で搬送する必要がある。すなわち
、記録用紙2の搬送速度が、ロール体3の直径Dに拘らず、先端部の位置を精度よく検出
することができる所定の搬送速度になるように、ロール体モータ13の回転速度を設定す
る必要がある。
そこで、例えば、テーブルT1は、ロール体3について測定された直径Dが、テーブル
T1のロール体モータ13の回転速度F1からF15の何れかに対応する直径Dの範囲に
あるとき、直径Dの範囲に対応する回転速度F(F1からF15の何れか)でロール体モ
ータ13を回転すると、記録用紙2の先端部の位置を精度よく検出することができる速度
で記録用紙2が搬送される(ロール体3に巻き取られる)ように、ロール体モータ13の
回転速度Fとロール体3の直径Dとが設定されている。これにより、記録用紙2の搬送速
度が、ロール体3の直径Dに拘らず、先端部の位置を精度よく検出することができる所定
範囲の搬送速度になるように、ロール体モータ13を回転することができる。
また、記録動作を行う際には、上述したように、ロール体3の回転速度が紙送り機構5
による記録用紙2の搬送速度よりも僅かに遅くなるようにロール体モータ13の回転を制
御することで、紙送り機構5とロール体3との間の記録用紙2に弛みが生じないようにす
ることができる。
そこで、テーブルT1を、ロール体3について測定された直径Dが、テーブルT1のロ
ール体モータ13の回転速度F1からF15のいずれかに対応する直径Dの範囲にあると
き、直径Dの範囲に対応する回転速度F(F1からF15の何れか)でロール体モータ1
3を回転すると、ロール体3の回転速度が紙送り機構5による記録用紙2の搬送速度より
も僅かに遅くなるように、ロール体モータ13の回転速度Fとロール体3の直径Dとを設
定する。テーブルT1をこのような内容とし、記録動作時にこのテーブルT1に基づいて
ロール体モータ13の回転制御を行うことで、記録動作を行う際に、ロール体3の回転速
度が紙送り機構5による記録用紙2の搬送速度よりも僅かに遅くすることができ、紙送り
機構5とロール体3との間の記録用紙2にテンションが生じ、弛みが生じないようにしな
がら、記録用紙2を前方に搬送することができる。
搬送速度の制御は図11に示すテーブルT2に基づいて行うこともできる。
テーブルT2の中央の列は、予め定められている所定の直径Dsのロール体3における
記録用紙2の所定の搬送速度V(V1からVn)を示している。右列は、直径Dsのロー
ル体3における記録用紙2の搬送速度を、左列に示す搬送速度V(V1からVn)とする
ためのロール体モータ13の所定の回転速度C(C1,C2,…,Cn)を示す。なお、
回転速度Cは、ロータリエンコーダ17から出力されるエンコーダ信号の周波数とする。
例えば、記録用紙2の先端部を光センサにより検出するために、所定の直径Dsのロー
ル体3を逆回転させ記録用紙2を巻き取る際に、図12に示すように、ロール体3の回転
開始からの回転量(記録用紙2の搬送距離)P(P1からPn)に対応させて、ロール体
3による記録用紙2の搬送速度が搬送速度V1,V2,…,Vnで変化するようにロール
体3を回転させるものとする。したがって、ロール体3の回転開始からの回転量Pに対応
するロール体モータ13の回転量Pをロータリエンコーダ17で検出し、回転量Pに対応
したタイミングで、ロール体モータ13を回転速度C1,C2,…,Cnで回転すると、
記録用紙2は図12に示す搬送速度V1,V2,…,Vnでローラ体3に巻き取られるこ
とになる。
そして、このテーブルT2に基づいて、直径Dのロール体3における記録用紙2の搬送
速度を所定速度V1,V2,…,Vnとするためのロール体モータ13の回転速度をCP
U25において演算する。この演算は、先ず、測定されたロール体3の直径Dに対する所
定の直径Dsの倍率L(=Ds/D)を算出する。そして、ロール体モータ13を、回転
速度C1,C2,…,Cnの倍率Lの回転速度で回転することで、直径Dのロール体3を
所定速度V1,V2,…,Vnで回転させることができる。
例えば、ロール体3の所定の直径Dsが100mmであり、また、記録用紙2が巻き取
られるときの搬送速度V1が1インチ/秒のときのロール体モータ13の回転速度C1が
100EP(エンコーダパルス数)/秒であるとする。この場合、ロール体3の測定され
た直径Dが50mmであるときは、Ds/D=100mm/50mm=2であるので、ロ
ール体モータ13を2×100EP/秒=200EP/秒の回転速度で回転することで、
記録用紙2を搬送速度V1(1インチ/秒)で巻き取ることができる。
また、記録用紙2が巻き取られるときの搬送速度V2が1.5インチ/秒のときのロー
ル体モータ13の回転速度C1が150EP/秒であるとする。
この場合は、ロール体モータ13を2×150EP/秒=300EP/秒の回転速度で
回転することで、記録用紙2を搬送速度V2(1.5インチ/秒)で巻き取ることができ
る。このようにして、回転速度C1,C2,…,Cnに対して倍率Lの回転速度でロール
体モータ13の回転速度を制御することで、直径Dのロール体3における記録用紙2の搬
送速度を所定速度V1,V2,…,Vnとすることができる。なお、テーブルT2は、所
定の直径Dsのロール体3により所定の搬送速度で記録用紙2を搬送させるときのロール
体モータ13の回転速度を実験あるいは計算等で求めて作成し、例えば、PROM26に
予め記憶させておく。
(搬送距離制御について)
また、CPU25において、下記の(5)式に基づき、記録用紙2を所望の距離だけ搬
送させるためのロール体モータ13の回転量を算出することができる。

R=(H×P×G)/(D×Π) ・・・ (5)

H:搬送させたい記録用紙2の距離
R:記録用紙2を搬送距離H搬送させるためのロール体モータ13の回転量(エンコー
ダ信号のパルス数)
P:ロール体モータ13の出力軸が1回転したときのエンコーダ信号のパルス数
G:ロール体モータ13とロール支持軸11Lを連結するギア列12の減速比
D:ロール体3の測定された直径
Π:円周率
記録用紙2を搬送距離Hだけロール体3に巻き取りたい場合には、式(5)を利用する
ことで、ロール体モータ13をエンコーダ信号のパルス数Rに対応する回転量だけ回転す
ることで、記録用紙2を搬送距離Hだけロール体3に巻き取ることができる。
上記のように、ロール体3の直径に拘らず、記録用紙2を所望の距離を搬送することが
できることで、例えば、下記のようなメリットがある。
記録用紙2の搬送方向が斜行している(いわゆるスキューを発生している)場合に、ロ
ール体モータ13を反転させ、記録用紙2をロール体3に巻き取ることで、斜行を解消す
ることができる。この場合、記録用紙2の巻き取り量は、ロータリエンコーダ17により
検出されるロール体モータ13の回転量に基づいて判断する。しかしながら、ロール体モ
ータ13の回転量に対する記録用紙2の巻き取り量は、ロール体3の直径により異なる。
つまり、同一の回転量であっても、ロール体3の直径が大きいとき(すなわち記録用紙2
の巻き量が多いとき)の方が、ロール体3の直径が小さいとき(すなわち記録用紙2の巻
き量が少ないとき)に比べて巻き取り量は多くなる。一方、斜行を解消するには、ある程
度の長さの記録用紙2をロール体3に巻き取る必要があるが、ロール体モータ13の回転
量だけの検出によっては、記録用紙2の巻き取り量を正確に判断することができない。
そのため、ロール体モータ13の回転量だけで記録用紙2の巻き取り量を判断すること
とすると、ロール体3の直径が小さいときには、巻き取り量が少なくスキューを解消する
ことができない。逆に、ロール体3の直径が大きいときには、巻き取り量が大きくなり、
記録用紙2が紙送りローラ15から上方に外れてしまう。そこで、(5)式に基づいて所
定の巻き取り量(搬送距離)となるようにロール体モータ13の回転量を設定することで
、ロール体3による記録用紙2の巻き取り量を適切なものにすることができる。
また、図13に示すように、ロール体3の測定された直径Dと、ロール体モータ13の
回転量L(L1からL15)とが対応付けられたテーブルT3を、例えば、PROM26
に予め記憶しておき、このテーブルT3に基づいて、所定の巻き取り量(搬送距離)とな
るようにロール体モータ13の回転量を設定してもよい。
テーブルT3は、ロール体3について測定された直径Dが、テーブルT3のロール体モ
ータ13の回転量L1からL15の何れかに対応する直径Dの範囲にあるとき、直径Dの
範囲に対応する回転量L(L1からL15の何れか)だけロール体モータ13を回転する
と、ロール体3による記録用紙2の巻き取り量が適切なものとなるように回転量L1から
L15は設定されている。これにより、ロール体3の直径Dに拘らず、記録用紙2の搬送
距離を所定の搬送距離とすることができる。
上述の実施の形態では、プリンタ1を、インクを噴射するインクジェットプリンタとし
て説明したが、この限りではなく、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのよ
うな流状体、流体として流して噴射できる固体を記録ヘッド(噴射ヘッド)から噴射でき
るものとしてもよい。また、インクや液体を噴射するものに限らず、記録装置は、感熱紙
に記録を行うサーマルプリンタ、あるいはインクリボン等を用いるインパクト型のプリン
タとしても構成することができる。また、記録媒体としては、記録用紙2の他、布体、あ
るいはシート状の樹脂体等であってもよい。
本発明の実施の形態に係るプリンタの外観の構成を示す外観図である。 プリンタの内部の構成を示す内部構成図である。 プリンタの電気的な構成を示す回路ブロック図である。 ロール体の直径を測定するための動作を示すフローチャートである。 紙送りローラによる記録用紙の搬送とロール体の回転との関係等を示す図である。 ロータリエンコーダのカウント量の変化を示すグラフである。 ロール体の直径を測定するための他の動作を示すフローチャートである。 図7に示すフローチャートの動作が実行されるプリンタの紙送りローラによる記録用紙の搬送とロール体の回転との関係等を示す図である。 図7に示すフローチャートの動作が実行されるプリンタのロータリエンコーダのカウント量の変化を示すグラフである。 ロール体の直径とロール体モータの回転速度との関係を示すテーブルである。 所定の直径のロール体における所定の搬送速度とこの搬送速度に対応するロール体モータの回転速度との関係を示すテーブルである。 所定の直径のロール体における所定の搬送速度の変化を示すグラフである。 ロール体の直径とロール体モータの回転量との関係を示すテーブルである。
符号の説明
1 ・・・ プリンタ(記録装置) , 2 ・・・ 記録用紙(記録媒体) , 3
・・・ ロール体 , 13 ・・・ ロール体モータ(回転手段) , 25 ・・
・ CPU(回転制御手段、ロール体直径測定手段、倍率演算手段) , T1、T2、
T3 ・・・ テーブル

Claims (4)

  1. 帯状の記録媒体が巻かれたロール体が装着され、前記ロール体から引き出される前記記録媒体に対して記録を行う記録機構を備えた記録装置において、
    前記ロール体を回転する回転手段と、
    前記回転手段の回転を制御する回転制御手段と、
    前記ロール体の直径を測定するロール体直径測定手段と、
    前記ロール体から引き出された前記記録媒体を前記記録機構に搬送する紙送り機構と、
    前記記録媒体の搬送方向において前記紙送り機構より下流に位置する前記記録機構と、
    前記紙送り機構から前記記録機構まで、前記記録媒体を案内するガイド板
    を有し、
    前記回転制御手段は、前記ロール体直径測定手段により測定した前記ロール体の直径と前記回転手段の回転速度と、から求められる前記ロール体における前記記録媒体の搬送速度が所定値となるように、前記回転手段の回転速度を設定し、
    前記所定値は、紙送り機構による前記記録媒体の搬送速度よりも遅い、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 前記ロール体における前記記録媒体の搬送速度が前記所定値となるように前記ロール体の直径と前記回転手段の回転速度とが対応付けられたテーブルを有し、
    前記回転制御手段は、前記テーブルに基づいて、前記回転手段の回転速度の設定を行うことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 所定の直径の前記ロール体における前記記録媒体の搬送速度を所定値とするための前記回転手段の回転速度のテーブルと、
    前記ロール体直径測定手段により測定した前記ロール体の直径に対する前記ロール体の所定の直径の倍率を算出する倍率演算手段と、
    を有し、
    前記回転制御手段は、前記回転手段の回転速度を、前記所定回転速度の前記倍率演算手段により算出された倍率に設定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記ロール体直径測定手段は、前記ロール体の回転量を検出するロール体回転量検出手段と、前記記録媒体の搬送量を検出する搬送量検出手段と、前記ロール体回転量検出手段により検出された前記ロール体の回転量と前記搬送量検出手段により検出された前記記録媒体の搬送量とに基づき前記ロール体直径を演算する演算手段とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録装置。
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