JP5849644B2 - 記録装置 - Google Patents

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本発明は、記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記インク吐出部に向けて記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置と、前記インク吐出部及び前記記録媒体搬送装置の各動作を制御する制御部とを備えた記録装置に関するものである。
この種の従来技術として、特許文献1に記載された記録装置が挙げられる。この文献には、帯状の記録媒体が巻かれたロール体から記録媒体を供給するべく前記ロール体を回転させる動力源となるロールモーターと、前記記録媒体の供給方向における前記ロール体の位置よりも下流側に位置する搬送駆動ローラーを前記記録媒体を搬送するべく駆動させる動力源となるPFモーターと、前記搬送される記録媒体が所定のテンションが与えられた状態で搬送されるように前記ロールモーターとPFモーターの駆動状態を制御するモーター制御部とを備えた構造が記載されている。
ロール体は、その重量が重いのでロール体から記録媒体を引き出すときの負荷は大きい。PFモーターの駆動力だけで記録媒体を引き出して搬送しようとすると、該記録媒体が破断する虞がある。そこで、ロール体を回転駆動するための前記ロールモーターが設けられ、PFモーターとロールモーターの両方を駆動させて記録媒体を引き出すようにしている。これにより、前記破断の虞は軽減できる。
更に、ロール体は使用が進んで記録媒体が繰り出されると次第にその直径が小さくなる。これによりロールモーターの負荷が変動する。この変動に対して、ロールモーターが前記PFモーター停止の状態で記録媒体を供給する際の負荷(ロールモーターに作用する負荷)と該ロールモーターの駆動速度との関係を測定するメジャーメントを実行し、その測定で得られるメジャーメント値を用いて当該ロールモーターの駆動制御を行って前記負荷変動の影響を低減するようにしている。
更に、PFモーターによる記録媒体の送り量の高精度化を意図して、前記ロールモーターとPFモーターの両駆動によって搬送される記録媒体が所定のテンションが与えられた状態で搬送されるように前記ロールモーターとPFモーターの駆動状態を制御している。
特開2009−242048号公報
しかし、使われるロール体が次第に大型化(例えば、長さ約160cm、重さが約80kgのもの等)してきたことによる新たな問題については考慮されていない。その新たな問題として次のことが言われている。ロール体は記録装置の給紙部の一部を成す回転駆動部に両端を回転可能に支持される状態でセットされるが、そのセットされた状態で放置されると、上記の如く大型化によって登場してきた重くて長いロール体の場合、長手方向における中央部が数ミリメートル下がる撓み変形を起す問題が発生する。
この撓み変形が起きるとそのロール体の重心位置が軸心線上からずれるので、該ロール体を一回転したときの回転負荷が大きく変化し、記録媒体を精度良く送ることができない問題につながる。
従来(ロール体の上記大型化が始まる前)においては、前記撓み変形の問題が顕在化していなかったので、図8(A)に示したように、前記メジャーメントの実行は、ロール体を一回転(360度)しないで、通常は1/4回転(符号26で示した範囲で90度)で行っていた。同図において、横軸はロール体の回転量(角度)、縦軸はある速度でモーターを回転駆動したときに前記メジャーメントの実行の結果得られるモーターの負荷(PWM制御されたモーターではデューティー比、或いは電流値)である。同図において、符号24はロール体を一回転させたときのモーターの負荷変動曲線である。符号25はその負荷変動曲線24の平均値である。
このように負荷変動曲線24の変動幅は小さいので、前記1/4回転のメジャーメント実行で問題なく、精度良く測定できていた。
ところが、上記ロール体の大型化で前記撓み変形の問題が顕在化すると、図8(B)に示したように、モーターの負荷変動曲線27の変動幅が大きくなり、記録媒体を精度良く送ることができない問題が発生する。更に1/4回転のメジャーメントでは本来求める値である平均値28から大きくずれてしまい、その点からも記録媒体を精度良く送ることができない問題が発生する。
ロール体を一回転させてメジャーメントを実行すれば、本来求める値である平均値28から大きくずれる問題は低減される。
しかし、単純にロール体を一回転させてメジャーメントを実行すると、大型化によってロール径も大きくなっているので、一回転分を繰り出すと相当の長さになる。例えば直径が30cmのロール体では、記録媒体が約1mも繰り出されることになる。この繰り出された1mの記録媒体は、メジャーメント実行時はPFモーターが停止しているので、下流に進むことができず、ロール体回りに大きく垂れ下がる状態となる。
ユーザーが印刷開始前に、上記の状態を目にすると記録装置にトラブルが発生したと勘違いし易いと共に、大きく垂れ下がった部分が周囲の部材に接触して記録面を損傷する虞がある。
本発明の目的は、ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で長時間保持される状態が続いてもロール体の重心位置が軸心線上からずれる撓み変形を抑制することができるようにすることにある。
加えて、ロール体を一回転させてメジャーメントを実行する際に、大きな垂れ下がりは抑制しつつ記録面の損傷の虞も低減でき、更にロール体を一回転させる必要のない場合にも無駄なく対処できるようにすることにある。
前記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る記録装置は、記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記記録媒体が巻かれたロール体が回転可能に装着される回転駆動部と、前記回転駆動部を駆動させる第1駆動部と、前記記録媒体の搬送方向において前記ロール体よりも下流側に位置し前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を駆動させる第2駆動部と、を有し、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、前記インク吐出部及び前記搬送装置の各動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記記録媒体への記録実行に関する前記インク吐出部及び前記搬送装置の動作を制御する第1制御モードと、前記ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過した場合に、前記ロール体を回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備えていることを特徴とするものである。
第1の態様は、少し限定を加えて、記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、前記インク吐出部に向けて記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置と、前記インク吐出部及び前記記録媒体搬送装置の各動作を制御する制御部とを備え、前記記録媒体搬送装置は、帯状の記録媒体が巻かれたロール体が回転可能に装着される回転駆動部と、前記回転駆動部の動力源となる第1モーターと、前記記録媒体の供給方向における前記ロール体の位置よりも下流側に位置し前記記録媒体に搬送力を付与する搬送駆動ローラーと、前記搬送駆動ローラーの動力源となる第2モーターと、前記第1モーターと第2モーターの駆動状態を制御するモーター制御部とを備え、前記制御部は、前記記録媒体への記録実行に関する動作を制御する第1制御モードと、ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過したら、前記モーター制御部を介して前記ロール体を設定された条件の下で回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備えているものでもよい。
ここで「ロール体」とは、用紙を記録媒体とする所謂ロール紙の他に、こしがない、伸びやすい、或いは柔らかい素材のシート、例えばビニルシート等の素材的に前記撓み変形が起きやすいものが含まれる。
また、「記録媒体への記録実行に関する動作」とは、記録媒体を搬送してインク吐出ヘッドで記録を実行する動作の他に、その前準備の動作、例えば第1モーターのメジャーメント動作等を含む意味で使われている。
また、「第2制御モード」を実行する場合としては、例えばロール体を交換した後にその状態で設定時間を経過した場合や第1制御モードによる一つの動作が終了し次の動作が開始されるまでの間に前記ロール体が巻き戻された状態となり且つ回転停止後に設定時間を経過した場合等が挙げられる。
また、「ロール体を設定された条件の下で回転させる動作」における「設定された条件」とは、ロール体の回転量、回転方向、回転速度など回転状態に関係する物理量を設定することで決まる条件を意味する。ここで、前記「設定時間」と「設定された条件」はユーザーの使い勝手を向上させるために、可変に構成されることが好ましい。
本態様によれば、前記制御部は、前記記録媒体への記録実行に関する動作を制御する第1制御モードの他に、ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過したら、前記モーター制御部を介して前記ロール体を設定された条件の下で回転させる動作を実行する第2制御モードを備えている。従って、ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で長時間保持される状態が続いてもロール体の重心位置が軸心線上からずれる撓み変形を抑制することができる。
本発明の第2の態様に係る記録装置は、前記第1の態様において、前記第2制御モードは、前記ロール体の半回転、停止保持、半回転、停止保持の繰り返しで実行されることを特徴とするものである。
本態様によれば、ロール体を半回転するので該半回転の前後で当該ロール体の上下の関係が逆になる。従って、撓み変形を効果的に矯正することができる。更に、停止保持時間を可変に構成しておけば、そのロール体に適した効果的な撓み変形の矯正、或いは撓み変形の発生自体の効果的な抑制を実現することができる。
本発明の第3の態様に係る記録装置は、前記第1の態様又は第2の態様において、前記第1駆動部はPWM制御で制御されており、前記第2制御モードでの前記ロール体の回転は、前記第1モードでのロール体の回転よりも低デューティー比で行われることを特徴とするものである。
すなわち、第1駆動部に対応する前記第1モーターはPWM制御で速度制御されており、前記第2制御モードでのロール体の回転は、前記第1モードでのロール体の回転よりも低デューティー比で行われることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記各態様の効果に加えて、低デューティー比のPWM制御で第2制御モードが行われるので、少ない電気量で第1の態様又は第2の態様の効果を得ることが可能である。
ここで、PWM制御とは「Pulse Width Modulation」の頭文字をとって称される制御である。PWMは日本語に訳すと「パルス幅変調」という。この制御は、パルス波のデューティー比を変化させて変調する変調方法を利用している。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、前記第1の態様から第3の態様のいずれか一つの態様において、前記制御部は、前記第2駆動部を停止させた状態で前記第1駆動部を駆動させ、前記記録媒体を搬送する際の負荷と駆動速度との関係を測定するメジャーメントとして、前記メジャーメントを前記ロール体の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードと、前記メジャーメントを、前記ロール体を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードと、を備えていることを特徴とするものである。
すなわち、前記制御部は、前記第1モーターと第2モーターの駆動状態を制御し、且つ、前記第1モーターが前記第2モーター停止の状態で記録媒体を供給する際の負荷と駆動速度との関係を測定するメジャーメントとして、前記ロール体の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードと、前記ロール体を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードと、を備えていることを特徴とするものである。
本態様によれば、前記制御部は、前記第1モーターが前記第2モーター停止の状態で記録媒体を供給する際の負荷と駆動速度との関係を測定するメジャーメントの実行として、前記ロール体の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードを備えている。従って、分割された1回分の繰り出し長さは短くなるので、ロール体周りに大きな垂れ下がりはできず、ユーザーに目立たなくすることができる。
1回のメジャーメントが済むと第1モーターは停止する。その停止状態のときにそれまで停止していた第2モーターを駆動させることで前記繰り出された部分が第2モーターの下流側に送られてロール体回りから無くなる、これにより、次のメジャーメントの実行による繰り出し分の受入スペースが確保できる。そして、前回のすなわち1回目の繰り出し分と2回目の繰り出し分がロール体周りで累積されないので、ユーザーに目立ちにくい。
更に、本態様によれば、前記ロール体を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードを備えているので、ロール体を一回転させなくても精度良くメジャーメントを行える場合は、第2メジャーメントモードを実行することでメジャーメントの時間短縮を図ることができる。
以上説明したように、本態様によれば、前記各態様の効果に加えて、ロール体を一回転させてメジャーメントを実行する際に、大きな垂れ下がりは抑制しつつ記録面の損傷の虞を低減することができ、更にロール体を一回転させる必要のない場合にも無駄なく対処することができる。
本発明の第5の態様に係る記録装置は、前記第1の態様から第4の態様のいずれか一つの態様において、前記制御部は、前記第2制御モードの実行後の最初の前記メジャーメントは前記第1メジャーメントモードで行うことを特徴とするものである。
ロール体が交換された場合等の第2制御モードの実行後は、該記録装置は、その新たなロール体についての前記撓み変形の情報は通常持っていない。当該第2制御モードの実行によってロール体の撓み変形は抑制されているが、それでも実際の撓み変形の程度については情報を持っていない。
本態様によれば、ロール体が交換された等の第2制御モードの実行後の最初のメジャーメントは前記第1メジャーメントモードで行うように構成されているので、前記各態様の効果に加えて、適切なメジャーメントの実行を実現することができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、前記第4の態様又は第5の態様において、前記制御部は、前記第1メジャーメントモードの実行で得られた前記負荷の変動幅が設定値以下である場合は、次の前記メジャーメントは第2メジャーメントモードで行うことを特徴とするものである。
本態様によれば、第1メジャーメントモードの実行で得られた前記負荷の変動幅が設定値以下であるときは、次のメジャーメントは第2メジャーメントモードで行うように構成されている。従って、前記各態様の効果に加えて、無駄なく適切なメジャーメントモードを選択してメジャーメントを実行することができる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、前記第4の態様から第6の態様のいずれか一つにおいて、前記制御部は、前記第1メジャーメントを、前記ロール体の一回転を偶数回に分割し、かつ前記ロール体の1/2回転は一方向に回転させて行い、残りの1/2回転は逆転させて行うことを特徴とするものである。
ロール体の一回転における前記第1駆動部に対応する第1モーターの負荷変動は、残りの1/2回転については、逆転させても対称の関係をもって測定されるので、当該逆転が可能である。
本態様によれば、残りの1/2回転は逆転させてメジャーメントを行う構成であるので、前記各態様の効果に加えて、ロール体の一回転によるトータルの繰り出し量を半分に減らすことができ、その点からも大きな垂れ下がりを抑制しつつ記録面の損傷の虞を一層効果的に低減することができる。
本発明の第8の態様に係る記録装置は、前記第4の態様から第7の態様のいずれか一つにおいて、前記第1駆動部はPWM制御で速度制御されており、前記制御部は、前記第1メジャーメントを、前記ロール体の一回転を遇数回に分割し、かつ分割された回転の奇数回目と偶数回目に分けて、一方では前記第1駆動部を第1の速度で駆動させて行い、他方では前記第1駆動部を前記第1の速度よりも速い速度で駆動させて行うことを特徴とする記録装置。
すなわち、第1駆動部に対応する前記第1モーターはPWM制御で速度制御されており、前記ロール体の一回転を遇数回に分割し、前記第1メジャーメントモードの実行は、分割された回転の奇数回目と偶数回目に分けて、一方では第1モーターを低速駆動させて行い、他方では前記一方よりも高速駆動させて行う構成である。
第1駆動部に対応する第1モーターがPWM制御で速度制御されているものでは、モーターの回転に伴う逆起電力の影響を受けるが、本態様によれば、前記第1メジャーメントモードの実行は、分割された回転の奇数回目と偶数回目に分けて、一方では第1モーターを低速駆動させて行い、他方では前記一方よりも高速駆動させて行う構成である。従って、前記各態様の効果に加えて、前記逆起電力の影響を低減することができる。
本発明の実施例に係る記録装置の概略の構成を示す図。 同実施例に係る記録装置の制御部の制御の流れを説明するフローチャートを示す図。 同実施例に係る記録媒体搬送装置のメジャーメントの実行動作の前半を説明する要部概略側面図(A)(B)(C)。 同実施例に係る記録媒体搬送装置のメジャーメントの実行動作の後半を説明する要部概略側面図(E)(F)(G)。 同実施例に係る記録媒体搬送装置のメジャーメントの実行動作の二つの態様を説明する要部概略側面図(A)(B)。 同実施例に係る記録媒体搬送装置のメジャーメントの結果を説明するグラフを示す図。 同実施例に係る記録媒体搬送装置を備える記録装置の動作を説明するフローチャートを示す図。 従来のメジャーメントを説明する図(A)と、本発明の課題を説明する図(B)。
最初に、図1に基づいて本発明の記録装置の一実施例であるインクジェット記録装置の全体構成の概略を説明する。
本実施例の記録装置は、記録媒体Pにインクを吐出するインク吐出部17と、前記記録媒体Pが巻かれたロール体1が回転可能に装着される回転駆動部9と、前記回転駆動部9を駆動させる第1駆動部に対応する第1モーター2と、前記記録媒体Pの搬送方向において前記ロール体1よりも下流側に位置し前記記録媒体Pを搬送する搬送部に対応する搬送駆動ローラー3と、前記搬送部を駆動させる第2駆動部に対応する第2モーター4とを有し、前記記録媒体Pを搬送する搬送装置30と、前記インク吐出部17及び前記搬送装置30の各動作を制御する制御部19とを備え、前記制御部19は、前記記録媒体Pへの記録実行に関する前記インク吐出部17及び前記搬送装置30の動作を制御する第1制御モードと、前記ロール体1が前記回転駆動部9に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過した場合に、前記ロール体1を回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備えている。
一部繰り返しになるが具体的に説明すると、本実施例の記録媒体搬送装置は、記録媒体Pにインクを吐出するインク吐出部17と、前記インク吐出部17に向けて記録媒体Pを搬送する記録媒体搬送装置30と、前記インク吐出部17及び前記記録媒体搬送装置30の各動作を制御する制御部19とを備えている。
そして、前記記録媒体搬送装置30は、帯状の記録媒体Pが巻かれたロール体1が回転可能に装着される回転駆動部9と、前記回転駆動部9の動力源となる第1モーター2と、前記記録媒体Pの供給方向における前記ロール体1の位置よりも下流側に位置し前記記録媒体Pに搬送力を付与する搬送駆動ローラー3と、前記搬送駆動ローラー3の動力源となる第2モーター4と、前記第1モーター2と第2モーター4の駆動状態を制御するモーター制御部5とを備えている。
更に、前記制御部19は、前記記録媒体Pへの記録実行に関する動作を制御する第1制御モード31と、ロール体1が前記回転駆動部9に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過したら、前記モーター制御部5を介して前記ロール体1を設定された条件の下で回転させる動作を実行する第2制御モード32とを備えている。
ここで、記録媒体Pへの記録実行に関する動作として、記録媒体Pを搬送してインク吐出部17で記録を実行する動作の他に、その前準備の動作、例えば第1モーター2のメジャーメント動作等が挙げられる。
また、第2制御モード32を実行する場合としては、例えばロール体1を交換した後にその状態で設定時間を経過した場合や、第1制御モード31による一つの動作が終了し次の動作が開始されるまでの間に前記ロール体1が巻き戻された状態となり且つ回転停止後に設定時間を経過した場合等が挙げられる。
また、ロール体1を設定された条件の下で回転させる動作における「設定された条件」は、ロール体1の回転量、回転方向、回転速度など回転状態に関係する物理量を設定することで決められる。尚、本実施例では、前記「設定時間」と「設定された条件」はユーザーの使い勝手を向上させるために、可変に構成されている。
第1モーター2(以下「ロール体用モーター」とも言う)には、回転検出部6としてロータリーエンコーダーが用いられており、円盤状スケール7とロータリーセンサー8が設けられている。第1のモーター2の回転動力はギア輪列を介してロール体1が装着されている回転駆動部9に伝達される。図において符号14はロール体1の両端に挿入された回転ホルダである。
第2モーター4(以下「PFモーター」とも言う)にも、回転検出部10としてロータリーエンコーダーが用いられており、円盤状スケール11とロータリーセンサー12が設けられている。第2モーター4の回転動力はギア輪列13を介して搬送駆動ローラー3に伝達される。
前記制御部19は当該記録装置の全動作を制御する。該制御部19は、モーター制御部5を含んでいる。またパソコン20から印刷データの情報が送られる。
図1に示されているように、前記インク吐出部17は、キャリッジ16に搭載されている。そして、キャリッジ16が制御部19から送られる制御信号を受けてキャリッジガイド軸18にガイドされて記録媒体1の搬送方向に交差する方向である記録媒体幅方向に往復移動するように構成されている。
次に、図2のフローチャートに基づいて、制御部19による制御の流れを説明する。
先ず、ステップS1で、ロール体1が回転駆動部9に装着されているかどうかが判断される。この判断は、ユーザーがパソコン20を介して入力する印刷データに含まれる装着情報に基づいて、或いは当該記録装置の図示しない操作パネルから直接入力された装着情報に基づいて行われる。ロール体1が回転駆動部9に装着された後、外されたとの情報が送られるまでは、装着状態であると判断される。
ステップS1で、「装着されている」と判断されるとステップS2に進み、その装着状態でロール体1の回転停止状態が設定時間を経過したかどうか判断される。前記回転停止状態の経過時間の計測は、回転検出部6から制御部19に送られる回転停止情報と制御部19が有する図示しない時間計測部によって行われる。
ステップS2で、「設定時間を経過した」と判断されるとステップS3に進み、第2制御モード32が実行される。第2制御モード32では、ロール体1に撓み変形が生じないように第1モーター2を駆動させ、設定された回転量、回転方向、回転速度で該ロール体1を回転させる動作が実行される。
続いてステップS4に進み、第1制御モード31の実行が開始されたかどうかが判断される。この判断も、ユーザーがパソコン20を介して入力する情報に基づいて、或いは当該記録装置の図示しない操作パネルから直接入力された情報に基づいて行われる。第1制御モード31の実行が開始されたと判断した場合は、本実施例では図3に示したメジャーメント動作に進む。このメジャーメント動作については後述する。
ステップS4で、第1制御モード31の実行が開始されていないと判断された場合は、ステップS3に戻り、第2制御モード32の実行が継続される。これによりロール体の撓み変形が抑制される。
ステップS1で、ロール体1が回転駆動部9に装着されていないと判断された場合は、当該制御は終了する。
本実施例によれば、前記制御部19は、前記記録媒体Pへの記録実行に関する動作を制御する第1制御モード31の他に、ロール体1が前記回転駆動部9に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過したら、前記モーター制御部5を介して前記ロール体1を設定された条件の下で回転させる動作を実行する第2制御モード32を備えている。従って、ロール体1が前記回転駆動部9に装着されている状態で長時間保持される状態が続いてもロール体1の重心位置が軸心線上からずれる撓み変形を抑制することができる。
本実施例では、前記第2制御モード32は、ロール体1の半回転、停止保持、半回転、停止保持の繰り返しで実行されるように構成されている。
これにより、ロール体1を半回転するので該半回転の前後で当該ロール体1の上下の関係が逆になる。従って、撓み変形を効果的に矯正することができる。更に、停止保持時間を可変に構成されているので、そのロール体1に適した効果的な撓み変形の矯正、或いは撓み変形の発生自体の効果的な抑制を実現することができる。
更に本実施例では、前記第1モーター2はPWM制御で速度制御されており、前記第2制御モード32でのロール体1の回転は、前記第1モード31でのロール体1の回転よりも低デューティー比で行われるように構成されている。
これにより、低デューティー比のPWM制御で第2制御モード32が行われるので、少ない電気量で前記効果を得ることが可能である。
次に、第1モーターのメジャーメント動作について説明する。
本実施例では、前記モーター制御部5は、前記搬送される記録媒体Pが所定のテンションTが与えられた状態で搬送されるように前記第1モーター2と第2モーター4の駆動状態を制御し、且つ、該モーター制御部5は、前記第1モーター2が前記第2モーター4停止の状態で記録媒体Pを供給する際の負荷Dと駆動速度Vとの関係を測定するメジャーメントとして、前記ロール体1の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードと、前記ロール体1を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードとを備えている.
また、本実施例では、前記モーター制御部5は、ロール体1が交換された後等の第2制御モードの実行後の最初のメジャーメントは前記第1メジャーメントモードで行うように構成されている。
更に、前記モーター制御部5は、前記第1メジャーメントモードの実行で得られた前記負荷の変動幅が設定値以下であるときは、次のメジャーメントは第2メジャーメントモードで行うように構成されている。
図3、図4及び図5(B)に基づいて、本実施例の第1メジャーメントモードのメジャーメント動作を説明する。
本実施例では、前記ロール体の一回転を8回に分割し、前記メジャーメントの実行は、前記ロール体1の1/2回転は一方向に回転させて行い、残りの1/2回転は逆転させて行う構成である。
そして前記第1モーター2はPWM制御で速度制御されており、前記メジャーメントの実行は、分割された回転の奇数回目となる1回目、3回目、5回目、7回目と偶数回目となる2回目、4回目、6回目、8回目に分けて、奇数回目の方では第1モーター2を低速VL駆動(図5のL1、L2、L3、L4)させて行い、偶数回目の方では前記奇数回目の方よりも高速VH駆動(図5のH2、H4、H6、H8)させて行う構成である。
図3(A)は、第1モーター2及び第2モーター4が停止した状態で、メジャーメント実行の直前を示している。即ち、搬送駆動ローラー3は停止し、ロール体1も回転を停止している。
第2モーター4が停止した状態で、第1モーター2が1/8回転だけ低速VL駆動した状態が図3(B)である。ロール体1周りに1/8回転の繰り出し分の垂れ下がり22が発生している。しかし、一回転ではなく、1/8回転の繰り出し分であるので、その量は少なくユーザーには目立たない。そして、この動作により、ロール体1の1/8回転分についての第1モーター2のメジャーメントが実行される。具体的には、その低速VL駆動に対応したデューティー比DL1が得られる。
次に、第1モーター2が停止した状態のまま、第2モーター4を回転駆動させて前記垂れ下がり22を下流側に送った状態が図3(C)である。
次に、2回目の1/8回転分のメジャーメントが高速VH駆動(1回目)で、図3(A)〜(C)と同様の動作で行われる。これにより、その高速VH駆動に対応したデューティー比DH1が得られる。
次に、3回目の1/8回転分のメジャーメントが低速VL駆動(2回目)で行われ、その低速VL駆動に対応したデューティー比DL2が得られる。
次に、4回目の1/8回転分のメジャーメントが高速VH駆動(2回目)で行われ、その高速VH駆動に対応したデューティー比DH2が得られる。
続いて、図4(E)は、第1モーター2及び第2モーター4が停止した状態で、逆転方向への後半のメジャーメント実行の直前を示している。即ち、搬送駆動ローラー3は停止し、ロール体1も回転を停止している。
第1モーター2が停止した状態で、第2モーター4が1/8回転相当分だけ駆動した状態が図4(F)である。ロール体1周りに1/8回転の繰り出し分の垂れ下がり22が発生している。
次に、第2モーター4が停止した状態のまま、第1モーター2を低速VL駆動(3回目)させて前記垂れ下がり22をロール体内に巻き取った状態が図4(G)である。その低速VL駆動に対応したデューティー比DL3が得られる。
次に、逆転の2回目の1/8回転分のメジャーメントが高速VH駆動(3回目)で、図4(E)〜(G)と同様の動作で行われる。これにより、その高速VH駆動に対応したデューティー比DH3が得られる。
次に、逆転の3回目の1/8回転分のメジャーメントが低速VL駆動(4回目)で行われ、その低速VL駆動に対応したデューティー比DL4が得られる。
次に、逆転の4回目の1/8回転分のメジャーメントが高速VH駆動(4回目)で行われ、その高速VH駆動に対応したデューティー比DH4が得られる。
以上で第1メジャーメントモードのメジャーメント動作が終了し、得られた四つのデューティー比DL1からDL4を平均することで、求める低速駆動での第1モーター2が受ける負荷であるデューティー比DLが得られる。また、得られた四つのデューティー比DH1からDH4を平均することで、求める高速駆動での第1モーター2が受ける負荷であるデューティー比DHが得られる。これをプロットしたのが図6である。図6の直線23が第2モーター4停止の状態で記録媒体Pを供給する際の負荷Dと第1モーターの駆動速度Vとの関係が求められたことになる。
以上説明したように、本実施例によれば、前記モーター制御部5は、第1モーター2が第2モーター4停止の状態で記録媒体Pを供給する際の負荷Dと駆動速度Vとの関係を測定するメジャーメントとして、前記ロール体1の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードと、前記ロール体を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードと、を備えている。
従って第1メジャーメントモードによれば、分割された1回分の繰り出し長さは短くなるので、ロール体周りに大きな垂れ下がり22はできず、ユーザーに目立たなくすることができる。
1回のメジャーメントが済むと第1モーター2は停止する。その停止状態のときにそれまで停止していた第2モーター4を駆動させることで前記繰り出された部分22が第2モーター4の下流側に送られてロール体周りから無くなる、これにより、次のメジャーメントの実行による繰り出し分の受入スペースが確保できる。そして、前回のすなわち1回目の繰り出し分と2回目の繰り出し分がロール体1周りで累積されないので、ユーザーに目立ちにくい。
更に、本実施例によれば、前記ロール体1を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードを備えているので、撓み変形が少なくてロール体1を一回転させなくても精度良くメジャーメントを行える場合は、第2メジャーメントモードを実行することでメジャーメントの時間短縮を図ることができる。
更に、ロール体1が交換された場合等の第2制御モードの実行後は、当該記録装置は、その新たなロール体1についての前記撓み変形の情報は通常持っていない。しかし、本実施例によれば、ロール体1が交換された後等の第2制御モードの実行後の最初のメジャーメントは前記第1メジャーメントモードで行うように構成されているので、適切なメジャーメントの実行を実現することができる。
更に、本実施例によれば、第1メジャーメントモードの実行で得られた前記負荷の変動幅が設定値以下であるときは、次のメジャーメントは第2メジャーメントモードで行うように構成されているので、無駄なく適切なメジャーメントモードを選択してメジャーメントを実行することができる。
また本実施例によれば、残りの1/2回転は逆転させてメジャーメントを行う構成であるので、ロール体1の一回転によるトータルの繰り出し量を半分に減らすことができ、その点からも大きな垂れ下がりを抑制しつつ記録面の損傷の虞を一層効果的に低減することができる。
更に、第1モーター2がPWM制御で速度制御されているものでは、モーターの回転に伴う逆起電力の影響を受けるが、本実施例によれば、前記メジャーメントの実行は、分割された回転の奇数回目(図5のL1、L2、L3、L4)と偶数回目(図5のH2、H4、H6、H8)に分けて、一方では第1モーター2を低速VL駆動させて行い、他方では前記一方よりも高速VH駆動させて行う構成である。従って、前記逆起電力の影響を低減することができる。
尚、上記実施例では、8回の分割メジャーメントを図5の(B)で行った場合を説明したが、図5(A)に従って、ロール体1の一回転を一方向のみにして8回の分割メジャーメントを行ってもよい。
次に、前記記録装置のメジャーメント動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。
ステップS5で、ロール体1の一回転について分割メジャーメント(本実施例では8分割)を上記したように実行する。これにより、図6に示した第2モーター4停止の状態で記録媒体Pを供給する際の負荷Dと第1モーターの駆動速度Vとの関係を示す直線23が得られる。
次に、ステップS6で、搬送される記録媒体Pが所定のテンションTが与えられた状態で搬送されるように前記第1モーター(ロール体用モーター)2と第2モーター(PFモーター)4の駆動状態を制御する。この制御は、第2モーター4の駆動力で搬送される記録媒体Pの送り速度Vnであるとき、第1モーター2を回転駆動させるためのデューティー比として、図6で求まる負荷Dnで第1モーター2を駆動すると、第2モーター4と第1モーター2の送り速度が同じになるので上記テンションTが無くなってしまう。そこで、第1モーター2に与えるデューティー比として前記負荷Dnに相当する値よりも小さくて第2モーター4の送り速度の方が第1モーター2の送り速度よりも大きくなるように設定される。これは、第1モーター2が有する回転検出部6と第2モーター4が有する回転検出器10の実測値に基づいて実行することができる。これにより、記録媒体Pは所定のテンションTが与えられた状態で搬送されるようになる。
ステップS7で、一パス分の記録媒体送り(紙送り)が終了するまで両モーター2、4を駆動し、一パスの送りが終了したら両モーター2、4を停止する(ステップS8)。この判断も第2モーター4が有する回転検出器10の実測値に基づいてモーター制御部5が行う。
続いてインク吐出部17によってインクを吐出して印刷を実行する(ステップS9)。そして、全てのパスの紙送りが終了したら(ステップS10)、即ち、一つのジョブが終了したら、そのジョブの印刷終了となる(ステップS11)。
続いて、ステップS12で、次のジョブがあるか判断される。次のジョブがある場合、前記第1メジャーメントモードの実行で得られた各メジャーメント値の大小の差、すなわち前記負荷の変動幅が設定値以下であるか否かが判断される(ステップS13)。
設定値以下であるときは、次のメジャーメントは第2メジャーメントモードで行われる(ステップS14)。この例では、ロール体1の1/4回転でメジャーメントが行われる。そして、ステップS2に戻って、ロール体1の1/4回転メジャーメントで得られたメジャーメント値によって前述の動作が行われる。
ステップS3で、前記負荷の変動幅が設定値以下でないときは、ステップS5に戻って、前記動作が繰り返される。
[他の実施例]
本発明の係る記録装置は、以上述べたような構成を有することを基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行うことも勿論可能である。
例えば第1モーター2の制御はPWM制御ではなく、負荷変動に対して電圧制御で対応してもよい。
1 ロール体、2 第1モーター、3 搬送駆動ローラー、4 第2モーター、
5 モーター制御部、6 回転検出器、9 回転駆動部、11 回転検出器、
13 ギア輪列、16 キャリッジ、17 インク吐出部、
18 キャリッジガイド軸、19 制御部、20 パソコン、
21 搬送従動ローラー、22 垂れ下がり、24 負荷変動曲線、25 平均値、
26 1/4回転の範囲、27 負荷変動曲線、28 平均値、29 1回転の範囲、
30 記録媒体搬送装置、31 第1制御モード、32 第2制御モード

Claims (7)

  1. 記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、
    前記記録媒体が巻かれたロール体が回転可能に装着される回転駆動部と、前記回転駆動部を駆動させる第1駆動部と、前記記録媒体の搬送方向において前記ロール体よりも下流側に位置し前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を駆動させる第2駆動部と、を有し、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
    前記インク吐出部及び前記搬送装置の各動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録媒体への記録実行に関する前記インク吐出部及び前記搬送装置の動作を制御する第1制御モードと、
    前記ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過した場合に、前記ロール体を回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備え
    前記第2制御モードは、前記ロール体の半回転、停止保持、半回転、停止保持の繰り返しで実行されることを特徴とする記録装置。
  2. 記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、
    前記記録媒体が巻かれたロール体が回転可能に装着される回転駆動部と、前記回転駆動部を駆動させる第1駆動部と、前記記録媒体の搬送方向において前記ロール体よりも下流側に位置し前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を駆動させる第2駆動部と、を有し、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
    前記インク吐出部及び前記搬送装置の各動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録媒体への記録実行に関する前記インク吐出部及び前記搬送装置の動作を制御する第1制御モードと、
    前記ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過した場合に、前記ロール体を回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備え
    前記第1駆動部はPWM制御で制御されており、
    前記第2制御モードでの前記ロール体の回転は、前記第1制御モードでのロール体の回転よりも低デューティー比で行われることを特徴とする記録装置。
  3. 記録媒体にインクを吐出するインク吐出部と、
    前記記録媒体が巻かれたロール体が回転可能に装着される回転駆動部と、前記回転駆動部を駆動させる第1駆動部と、前記記録媒体の搬送方向において前記ロール体よりも下流側に位置し前記記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部を駆動させる第2駆動部と、を有し、前記記録媒体を搬送する搬送装置と、
    前記インク吐出部及び前記搬送装置の各動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記記録媒体への記録実行に関する前記インク吐出部及び前記搬送装置の動作を制御する第1制御モードと、
    前記ロール体が前記回転駆動部に装着されている状態で回転停止状態が設定時間を経過した場合に、前記ロール体を回転させる動作を実行する第2制御モードと、を備え
    前記制御部は、前記第2駆動部を停止させた状態で前記第1駆動部を駆動させ、前記記録媒体を搬送する際の負荷と駆動速度との関係を測定するメジャーメントとして、
    前記メジャーメントを前記ロール体の一回転について実行し、且つ前記一回転を複数に分割して実行する第1メジャーメントモードと、
    前記メジャーメントを、前記ロール体を1回転させない範囲で実行する第2メジャーメントモードと、を備えていることを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載された記録装置において、
    前記制御部は、前記第2制御モードの実行後の最初の前記メジャーメントは前記第1メジャーメントモードで行うことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項又はに記載された記録装置において、
    前記制御部は、前記第1メジャーメントモードの実行で得られた前記負荷の変動幅が設定値以下である場合は、次の前記メジャーメントは第2メジャーメントモードで行うことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項からのいずれか一項に記載された記録装置において、
    前記制御部は、前記第1メジャーメントを、前記ロール体の一回転を偶数回に分割し、かつ前記ロール体の1/2回転は一方向に回転させて行い、残りの1/2回転は逆転させて行うことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項からのいずれか一項に記載された記録装置において、
    前記第1駆動部はPWM制御で速度制御されており、
    前記制御部は、前記第1メジャーメントを、前記ロール体の一回転を遇数回に分割し、かつ分割された回転の奇数回目と偶数回目に分けて、一方では前記第1駆動部を第1の速度で駆動させて行い、他方では前記第1駆動部を前記第1の速度よりも速い速度で駆動させて行うことを特徴とする記録装置。
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