JPH11320989A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JPH11320989A JPH11320989A JP13167098A JP13167098A JPH11320989A JP H11320989 A JPH11320989 A JP H11320989A JP 13167098 A JP13167098 A JP 13167098A JP 13167098 A JP13167098 A JP 13167098A JP H11320989 A JPH11320989 A JP H11320989A
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- Japan
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- stepping motor
- platen roller
- standby
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 待機時間が長い場合、あるいは短くても高温
環境や低温環境で使用される場合には記録紙がプラテン
ローラまたはサーマルヘッド表面に密着したり、ギア、
軸、軸受けなどの記録紙搬送機構を構成する部品に塗布
しているグリスが硬化するなどのことにより、待機状態
から次の印刷動作に移行する時に記録紙が正しく搬送で
きないという従来の課題を解決し、信頼性の高い、しか
も経済的負担をかけない印刷装置の提供を目的とする。 【解決手段】 待機時に一定の時間経過後、前記ステッ
ピングモータを正転、逆転、正転させ記録紙を元の位置
に移動させることにより、待機状態が長時間で、使用環
境が高温、低温などの過酷な条件であっても、待機状態
が解除された後の印刷動作において記録紙の搬送に支障
のない信頼性の高い印刷装置が得られる。
環境や低温環境で使用される場合には記録紙がプラテン
ローラまたはサーマルヘッド表面に密着したり、ギア、
軸、軸受けなどの記録紙搬送機構を構成する部品に塗布
しているグリスが硬化するなどのことにより、待機状態
から次の印刷動作に移行する時に記録紙が正しく搬送で
きないという従来の課題を解決し、信頼性の高い、しか
も経済的負担をかけない印刷装置の提供を目的とする。 【解決手段】 待機時に一定の時間経過後、前記ステッ
ピングモータを正転、逆転、正転させ記録紙を元の位置
に移動させることにより、待機状態が長時間で、使用環
境が高温、低温などの過酷な条件であっても、待機状態
が解除された後の印刷動作において記録紙の搬送に支障
のない信頼性の高い印刷装置が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に屋外設置機器
に取り付けられる印刷装置に関するものである。
に取り付けられる印刷装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、印刷装置の待機時は、記録紙をサ
ーマルヘッドとプラテンローラ間に圧接した状態で放置
し続けるか、またはサーマルヘッドを手動のヘッドアッ
プレバーでヘッドアップさせ記録紙をフリー状態にする
のが一般的であった。
ーマルヘッドとプラテンローラ間に圧接した状態で放置
し続けるか、またはサーマルヘッドを手動のヘッドアッ
プレバーでヘッドアップさせ記録紙をフリー状態にする
のが一般的であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の待機において記録紙をサーマルヘッドとプラテンロー
ラ間に圧接した状態で放置し続ける例では、待機時間が
長い場合、あるいは短くても高温環境や低温環境で使用
される場合には記録紙がプラテンローラまたはサーマル
ヘッド表面に密着したり、ギア、軸、軸受けなどの記録
紙搬送機構を構成する部品に塗布しているグリスが硬化
するなどのことにより、待機状態から次の印刷動作に移
行する時に記録紙が正しく搬送できないという課題を有
し、またサーマルヘッドを手動のヘッドアップレバーで
ヘッドアップさせ記録紙をフリー状態にする例では、人
間の介在が必要であり設置される場所が無人である時は
できないという課題を有していた。
の待機において記録紙をサーマルヘッドとプラテンロー
ラ間に圧接した状態で放置し続ける例では、待機時間が
長い場合、あるいは短くても高温環境や低温環境で使用
される場合には記録紙がプラテンローラまたはサーマル
ヘッド表面に密着したり、ギア、軸、軸受けなどの記録
紙搬送機構を構成する部品に塗布しているグリスが硬化
するなどのことにより、待機状態から次の印刷動作に移
行する時に記録紙が正しく搬送できないという課題を有
し、またサーマルヘッドを手動のヘッドアップレバーで
ヘッドアップさせ記録紙をフリー状態にする例では、人
間の介在が必要であり設置される場所が無人である時は
できないという課題を有していた。
【０００４】本発明は、このような従来の課題を解決
し、待機状態が長時間で、使用環境が高温、低温等の過
酷な環境であっても、待機状態が解除された後の印刷動
作において記録紙の搬送に支障のない信頼性の高い印刷
装置を提供することを目的とするものである。
し、待機状態が長時間で、使用環境が高温、低温等の過
酷な環境であっても、待機状態が解除された後の印刷動
作において記録紙の搬送に支障のない信頼性の高い印刷
装置を提供することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明による印刷装置は、記録紙に文字や図形を印刷
するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと接合し記
録紙を搬送するためのプラテンローラと、このプラテン
ローラを回転させるためのステッビングモータとで構成
し、待機時に一定の時間経過後、前記ステッピングモー
タを正転、逆転、正転させ記録紙を元の位置に移動させ
るものである。
に本発明による印刷装置は、記録紙に文字や図形を印刷
するサーマルヘッドと、このサーマルヘッドと接合し記
録紙を搬送するためのプラテンローラと、このプラテン
ローラを回転させるためのステッビングモータとで構成
し、待機時に一定の時間経過後、前記ステッピングモー
タを正転、逆転、正転させ記録紙を元の位置に移動させ
るものである。
【０００６】この発明によれば、待機状態が長時間で、
使用環境が高温、低温などの過酷な条件であっても、待
機状態が解除された後の印刷動作において記録紙の搬送
に支障のない信頼性の高い印刷装置が得られる。
使用環境が高温、低温などの過酷な条件であっても、待
機状態が解除された後の印刷動作において記録紙の搬送
に支障のない信頼性の高い印刷装置が得られる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１に記載の発明
は、記録紙に文字や図形を印刷するサーマルヘッドと、
このサーマルヘッドと接合し記録紙を搬送するためのプ
ラテンローラと、このプラテンローラを回転させるため
のステッピングモータとで構成し、待機時に一定の時間
経過後、前記ステッピングモータを正転、逆転、正転さ
せ記録紙を元の位置に移動させることでサーマルヘッド
またはプラテンローラと密着しかかっている記録紙を一
時的にフリー状態にし完全密着を防止し、記録紙搬送機
構を構成する部品のグリス硬化などを防ぐと同時に、紙
送りギアのバックラッシュを吸収し次回の印刷開始時に
文字つぶれ等が発生しない作用を有する。
は、記録紙に文字や図形を印刷するサーマルヘッドと、
このサーマルヘッドと接合し記録紙を搬送するためのプ
ラテンローラと、このプラテンローラを回転させるため
のステッピングモータとで構成し、待機時に一定の時間
経過後、前記ステッピングモータを正転、逆転、正転さ
せ記録紙を元の位置に移動させることでサーマルヘッド
またはプラテンローラと密着しかかっている記録紙を一
時的にフリー状態にし完全密着を防止し、記録紙搬送機
構を構成する部品のグリス硬化などを防ぐと同時に、紙
送りギアのバックラッシュを吸収し次回の印刷開始時に
文字つぶれ等が発生しない作用を有する。
【０００８】本発明の請求項２に記載の発明は、請求項
１記載の印刷装置において、待機時に記録紙を搬送する
ためのステッピングモータを正転、逆転、正転させ記録
紙を元の位置に移動する頻度を環境温度によって可変す
ることで、待機中の消費電力を低減するとともに、ステ
ッピングモータの正転および逆転でサーマルヘッドと記
録紙の摩擦によって発生する記録紙表面の搬送跡を最小
限に押さえる作用を有する。
１記載の印刷装置において、待機時に記録紙を搬送する
ためのステッピングモータを正転、逆転、正転させ記録
紙を元の位置に移動する頻度を環境温度によって可変す
ることで、待機中の消費電力を低減するとともに、ステ
ッピングモータの正転および逆転でサーマルヘッドと記
録紙の摩擦によって発生する記録紙表面の搬送跡を最小
限に押さえる作用を有する。
【０００９】本発明の請求項３に記載の発明は、記録紙
に文字や図形を印刷するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドと接合し記録紙を搬送するためのプラテンロー
ラと、このプラテンローラを回転させるためのステッピ
ングモータとで構成し、待機時に一定の時間経過後、前
記ステッピングモータを正転、逆転、正転させる場合
に、プラテンローラの仕上がり状態や記録紙の搬送系の
負荷によって前記正転ステップ数、逆転ステップ数を可
変し記録紙を元の位置に移動させることで、待機状態か
ら復帰した場合の次回の印刷時の印刷開始位置がずれる
ことのない作用を有する。
に文字や図形を印刷するサーマルヘッドと、このサーマ
ルヘッドと接合し記録紙を搬送するためのプラテンロー
ラと、このプラテンローラを回転させるためのステッピ
ングモータとで構成し、待機時に一定の時間経過後、前
記ステッピングモータを正転、逆転、正転させる場合
に、プラテンローラの仕上がり状態や記録紙の搬送系の
負荷によって前記正転ステップ数、逆転ステップ数を可
変し記録紙を元の位置に移動させることで、待機状態か
ら復帰した場合の次回の印刷時の印刷開始位置がずれる
ことのない作用を有する。
【００１０】（実施の形態１）図１は本発明の第１の実
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、図１において、１は記録紙、２は記録紙１に文字や
図形を印刷するサーマルヘッド、３はサーマルヘッド２
と接合し記録紙を搬送するためのプラテンローラ、４は
プラテンローラ３を回転させるためのステッピングモー
タ、５はステッピングモータ４の回転をプラテンローラ
３に伝達する紙送りギアである。
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、図１において、１は記録紙、２は記録紙１に文字や
図形を印刷するサーマルヘッド、３はサーマルヘッド２
と接合し記録紙を搬送するためのプラテンローラ、４は
プラテンローラ３を回転させるためのステッピングモー
タ、５はステッピングモータ４の回転をプラテンローラ
３に伝達する紙送りギアである。
【００１１】図２は同実施の形態における待機状態の動
作フローチャートである。本発明の第１の実施の形態に
おける動作を図１，図２を用いて説明する。
作フローチャートである。本発明の第１の実施の形態に
おける動作を図１，図２を用いて説明する。
【００１２】印刷装置が待機状態になった場合、ある一
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後ステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、記録紙１を
正方向に搬送する。次にステッピングモータ４をＮ２ス
テップ逆転させ、記録紙１を逆方向に搬送する。最後に
再度ステッピングモータ４をＮ３ステップ正転させ、記
録紙１を正方向に搬送し待機動作を終了する。
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後ステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、記録紙１を
正方向に搬送する。次にステッピングモータ４をＮ２ス
テップ逆転させ、記録紙１を逆方向に搬送する。最後に
再度ステッピングモータ４をＮ３ステップ正転させ、記
録紙１を正方向に搬送し待機動作を終了する。
【００１３】以上のようにして得られる印刷装置は、待
機時に一定時間ごとに記録紙を正方向と逆方向に搬送す
るため、サーマルヘッド２またはプラテンローラ３と密
着しかかっている記録紙１を一時的にフリー状態にし完
全密着を防止し、記録紙搬送機構を構成する部品のグリ
ス硬化などを防ぐとともに、ステッピングモータ４を正
転、逆転、正転させるため紙送りギア５で発生するバッ
クラッシュを吸収し、次回の印刷開始時に文字つぶれ等
が発生しないという効果が得られる。
機時に一定時間ごとに記録紙を正方向と逆方向に搬送す
るため、サーマルヘッド２またはプラテンローラ３と密
着しかかっている記録紙１を一時的にフリー状態にし完
全密着を防止し、記録紙搬送機構を構成する部品のグリ
ス硬化などを防ぐとともに、ステッピングモータ４を正
転、逆転、正転させるため紙送りギア５で発生するバッ
クラッシュを吸収し、次回の印刷開始時に文字つぶれ等
が発生しないという効果が得られる。
【００１４】なお、本実施の形態の動作例では待機時に
一定の時間経過後、ステッピングモータを正転させた
後、逆転し再度正転させているが、最初にステッピング
モータを逆転し次に正転する動作でも同様の効果が得ら
れる。
一定の時間経過後、ステッピングモータを正転させた
後、逆転し再度正転させているが、最初にステッピング
モータを逆転し次に正転する動作でも同様の効果が得ら
れる。
【００１５】（実施の形態２）図１は本発明の第２の実
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、各部位の説明は本発明の第１の実施の形態で説明し
ているので省略する。
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、各部位の説明は本発明の第１の実施の形態で説明し
ているので省略する。
【００１６】図３は同実施の形態における待機状態の動
作フローチャートである。本発明の第２の実施の形態に
おける動作を図１，図３を用いて説明する。
作フローチャートである。本発明の第２の実施の形態に
おける動作を図１，図３を用いて説明する。
【００１７】印刷装置が待機状態になった場合、ある一
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後、現
在の環境温度を測定しその温度によって更にウエイトす
る時間を調整する。例えば測定温度が低温だった場合で
はＴ１時間のウエイト、常温だった場合ではＴ２時間の
ウエイト、さらに高温だった場合はＴ３時間のウエイト
とする。後は実施の形態１で説明した動作と同様にステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、記録紙１を
正方向に搬送する。次にステッピングモータ４をＮ２ス
テップ逆転させ、記録紙１を逆方向に搬送する。最後に
再度ステッピングモータ４をＮ３ステップ正転させ、記
録紙１を正方向に搬送し待機動作を終了する。
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後、現
在の環境温度を測定しその温度によって更にウエイトす
る時間を調整する。例えば測定温度が低温だった場合で
はＴ１時間のウエイト、常温だった場合ではＴ２時間の
ウエイト、さらに高温だった場合はＴ３時間のウエイト
とする。後は実施の形態１で説明した動作と同様にステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、記録紙１を
正方向に搬送する。次にステッピングモータ４をＮ２ス
テップ逆転させ、記録紙１を逆方向に搬送する。最後に
再度ステッピングモータ４をＮ３ステップ正転させ、記
録紙１を正方向に搬送し待機動作を終了する。
【００１８】以上のようにして得られる印刷装置は、環
境温度が常温であればＴ２時間を大きくしてステッピン
グモータ４の動作回数を低減し、待機動作によるステッ
ピングモータ４の駆動による消費電力を低減するととも
に、ステッピングモータ４の正転および逆転でサーマル
ヘッド２と記録紙１の摩擦によって発生する記録紙１の
表面の搬送跡を最小限に押さえ、環境温度が低温または
高温であった場合はＴ１，Ｔ２時間を小さくしてステッ
ピングモータ４の動作回数を増やし、サーマルヘッド２
またはプラテンローラ３と密着しかかっている記録紙１
を一時的にフリー状態にし完全密着を防止し、記録紙搬
送機構を構成する部品のグリス硬化などを防ぐという効
果が得られる。
境温度が常温であればＴ２時間を大きくしてステッピン
グモータ４の動作回数を低減し、待機動作によるステッ
ピングモータ４の駆動による消費電力を低減するととも
に、ステッピングモータ４の正転および逆転でサーマル
ヘッド２と記録紙１の摩擦によって発生する記録紙１の
表面の搬送跡を最小限に押さえ、環境温度が低温または
高温であった場合はＴ１，Ｔ２時間を小さくしてステッ
ピングモータ４の動作回数を増やし、サーマルヘッド２
またはプラテンローラ３と密着しかかっている記録紙１
を一時的にフリー状態にし完全密着を防止し、記録紙搬
送機構を構成する部品のグリス硬化などを防ぐという効
果が得られる。
【００１９】なお、本実施の形態の動作例では環境温度
の判定を低温、常温、高温の３種類で行っているが更に
細分化して行った場合はより高い効果が得られる。
の判定を低温、常温、高温の３種類で行っているが更に
細分化して行った場合はより高い効果が得られる。
【００２０】（実施の形態３）図１は本発明の第３の実
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、各部位の説明は本発明の第１の実施の形態で説明し
ているので省略する。
施の形態における印刷装置の構成を示した斜視図であ
り、各部位の説明は本発明の第１の実施の形態で説明し
ているので省略する。
【００２１】図４は同実施の形態における待機状態の動
作フローチャートである。本発明の第３の実施の形態に
おける動作を図１，図４を用いて説明する。
作フローチャートである。本発明の第３の実施の形態に
おける動作を図１，図４を用いて説明する。
【００２２】印刷装置が待機状態になった場合、ある一
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後、予
め記憶しておいたステッピングモータ４の正転時と逆転
時による記録紙１の移動量バラツキの条件によって、以
下Ａ，Ｂ，Ｃのいずれかの処理に進む。ステッピングモ
ータ４の正転時と逆転時による記録紙１の移動量のバラ
ツキとは、プラテンローラ３の仕上がり状態や記録紙１
の搬送系の負荷によってステッピングモータ４の正転ス
テップ数と逆転ステップ数が同一であっても記録紙１の
移動量が異なる場合があり、正転時の移動量が大きい場
合と、逆転時の移動量が大きい場合と、正転時と逆転時
の移動量が同一な場合の３種類がある。
定時間が経過するまでウエイトし、一定時間経過後、予
め記憶しておいたステッピングモータ４の正転時と逆転
時による記録紙１の移動量バラツキの条件によって、以
下Ａ，Ｂ，Ｃのいずれかの処理に進む。ステッピングモ
ータ４の正転時と逆転時による記録紙１の移動量のバラ
ツキとは、プラテンローラ３の仕上がり状態や記録紙１
の搬送系の負荷によってステッピングモータ４の正転ス
テップ数と逆転ステップ数が同一であっても記録紙１の
移動量が異なる場合があり、正転時の移動量が大きい場
合と、逆転時の移動量が大きい場合と、正転時と逆転時
の移動量が同一な場合の３種類がある。
【００２３】ステッピングモータ４の正転時の方が逆転
時よりも記録紙１の移動量が大きい場合は、ステッピン
グモータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋Ｎ２＋
αステップの逆転、最後にＮ２ステップ正転させる。前
記αがステッピングモータ４の正転、逆転による記録紙
１の移動量のバラツキに相当する。
時よりも記録紙１の移動量が大きい場合は、ステッピン
グモータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋Ｎ２＋
αステップの逆転、最後にＮ２ステップ正転させる。前
記αがステッピングモータ４の正転、逆転による記録紙
１の移動量のバラツキに相当する。
【００２４】また、ステッピングモータ４の正転時と逆
転時の記録紙１の移動量が同一の場合は、ステッピング
モータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋Ｎ２ステ
ップの逆転、最後にＮ２ステップ正転させる。
転時の記録紙１の移動量が同一の場合は、ステッピング
モータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋Ｎ２ステ
ップの逆転、最後にＮ２ステップ正転させる。
【００２５】また、ステッピングモータ４の逆転時の方
が正転時よりも記録紙１の移動量が大きい場合は、ステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋
Ｎ２−αステップの逆転、最後にＮ２ステップ正転さ
せ、待機動作を終了する。
が正転時よりも記録紙１の移動量が大きい場合は、ステ
ッピングモータ４をＮ１ステップ正転させ、次にＮ１＋
Ｎ２−αステップの逆転、最後にＮ２ステップ正転さ
せ、待機動作を終了する。
【００２６】以上のようにして得られる印刷装置は、待
機時に一定の時間経過後、ステッピングモータ４を正
転、逆転、正転させる場合に、プラテンローラの仕上が
り状態や記録紙の搬送系の負荷によって前記正転ステッ
プ数、逆転ステップ数を可変し記録紙を元の位置に移動
させることで、待機状態から復帰した場合の次回の印刷
時の印刷開始位置がずれないという効果を有する。
機時に一定の時間経過後、ステッピングモータ４を正
転、逆転、正転させる場合に、プラテンローラの仕上が
り状態や記録紙の搬送系の負荷によって前記正転ステッ
プ数、逆転ステップ数を可変し記録紙を元の位置に移動
させることで、待機状態から復帰した場合の次回の印刷
時の印刷開始位置がずれないという効果を有する。
【００２７】
【発明の効果】以上のように本発明による印刷装置によ
れば、待機状態が長時間で、使用環境温度が高温、低温
等の過酷な条件であっても、待機時に一定の時間経過
後、前記ステッピングモーを正転、逆転、正転させ記録
紙を元の位置に移動させることで、プラテンローラまた
はサーマルヘッドと密着しかかっている記録紙を一時的
にフリー状態にし完全密着を防ぐと同時に、記録紙搬送
機構の部品のグリスの硬化などを防止し、更に、紙送り
ギアのバックラッシュを吸収し、次回の印刷開始時に文
字つぶれ等が発生せず、また、待機時に記録紙を搬送す
るためのステッピングモータを正転、逆転、正転させ記
録紙を元の位置に移動する頻度を環境温度によって可変
することで、待機中の消費電力を低減するとともに、ス
テッピングモータの正転および逆転でサーマルヘッドと
記録紙の摩擦によって発生する記録紙表面の搬送跡を最
小限に押さえ、更に、待機時に一定の時間経過後、前記
ステッピングモータを正転、逆転、正転させる場合に、
プラテンローラの仕上がり状態や記録紙の搬送系の負荷
によって前記正転ステップ数、逆転ステップ数を可変し
記録紙を元の位置に移動させることで、待機状態から復
帰した場合の次回の印刷時の印刷開始時期がずれること
のない信頼性の高い印刷装置が実現できる。
れば、待機状態が長時間で、使用環境温度が高温、低温
等の過酷な条件であっても、待機時に一定の時間経過
後、前記ステッピングモーを正転、逆転、正転させ記録
紙を元の位置に移動させることで、プラテンローラまた
はサーマルヘッドと密着しかかっている記録紙を一時的
にフリー状態にし完全密着を防ぐと同時に、記録紙搬送
機構の部品のグリスの硬化などを防止し、更に、紙送り
ギアのバックラッシュを吸収し、次回の印刷開始時に文
字つぶれ等が発生せず、また、待機時に記録紙を搬送す
るためのステッピングモータを正転、逆転、正転させ記
録紙を元の位置に移動する頻度を環境温度によって可変
することで、待機中の消費電力を低減するとともに、ス
テッピングモータの正転および逆転でサーマルヘッドと
記録紙の摩擦によって発生する記録紙表面の搬送跡を最
小限に押さえ、更に、待機時に一定の時間経過後、前記
ステッピングモータを正転、逆転、正転させる場合に、
プラテンローラの仕上がり状態や記録紙の搬送系の負荷
によって前記正転ステップ数、逆転ステップ数を可変し
記録紙を元の位置に移動させることで、待機状態から復
帰した場合の次回の印刷時の印刷開始時期がずれること
のない信頼性の高い印刷装置が実現できる。
【図１】本発明の実施の形態による印刷装置の構成図を
示す斜視図
示す斜視図
【図２】本発明の第１の実施の形態による待機状態の動
作フローチャート
作フローチャート
【図３】本発明の第２の実施の形態による待機状態の動
作フローチャート
作フローチャート
【図４】本発明の第３の実施の形態による待機状態の動
作フローチャート
作フローチャート
１ 記録紙 ２ サーマルヘッド ３ プラテンローラ ４ ステッピングモータ ５ 紙送りギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 法幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 記録紙に文字や図形を印刷するサーマル
ヘッドと、このサーマルヘッドと接合し記録紙を搬送す
るためのプラテンローラと、このプラテンローラを回転
させるためのステッピングモータとで構成し、待機時に
一定の時間経過後、前記ステッピングモータを正転、逆
転、正転させ記録紙を元の位置に移動する手段を備えた
印刷装置。 - 【請求項２】 待機時に記録紙を搬送するためのステッ
ピングモータを正転、逆転、正転させ記録紙を元の位置
に移動する頻度を環境温度によって可変する手段を備え
た請求項１記載の印刷装置。 - 【請求項３】 記録紙に文字や図形を印刷するサーマル
ヘッドと、このサーマルヘッドと接合し記録紙を搬送す
るためのプラテンローラと、このプラテンローラを回転
させるためのステッピングモータとで構成し、待機時に
一定の時間経過後、前記ステッピングモータを正転、逆
転、正転させる場合に、プラテンローラの仕上がり状態
や記録紙の搬送系の負荷によって前記正転ステップ数、
逆転ステップ数を可変し記録紙を元の位置に移動する手
段を備えた印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13167098A JPH11320989A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13167098A JPH11320989A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11320989A true JPH11320989A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15063489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13167098A Pending JPH11320989A (ja) | 1998-05-14 | 1998-05-14 | 印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11320989A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005077661A1 (ja) * | 2004-02-18 | 2005-08-25 | Seiko Instruments Inc. | 画像形成装置 |
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