JPH0596801A - シート搬送機構 - Google Patents
シート搬送機構Info
- Publication number
- JPH0596801A JPH0596801A JP26511891A JP26511891A JPH0596801A JP H0596801 A JPH0596801 A JP H0596801A JP 26511891 A JP26511891 A JP 26511891A JP 26511891 A JP26511891 A JP 26511891A JP H0596801 A JPH0596801 A JP H0596801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- capstan
- torque limiter
- feed roller
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2列以上のローラでシートを搬送する際、送
り戻しに関係なく1つの動力でかつ簡素な機構でシート
に張力を与えて安定走行させる。 【構成】 キャプスタン1とシート送りローラ3を正逆
転が可能な1つの動力に連結し、シート送りローラ3を
固定し歯車を正転させるとワンウェイクラッチが連結し
てトルクリミッタが作動してシート送りローラ3に一定
のトルクが印加され、歯車を逆転させるとワンウェイク
ラッチが解除してシート送りローラ3には駆動力は伝達
しないように構成されたワンウェイトルクリミッタ6を
シート送りローラ3の軸端に取り付け、さらに周速度に
おいてキャプスタン1よりもシート送りローラ3を大き
くし、回転数においてシート送りローラ3よりもワンウ
ェイトルクリミッタ6を大きく設定した。
り戻しに関係なく1つの動力でかつ簡素な機構でシート
に張力を与えて安定走行させる。 【構成】 キャプスタン1とシート送りローラ3を正逆
転が可能な1つの動力に連結し、シート送りローラ3を
固定し歯車を正転させるとワンウェイクラッチが連結し
てトルクリミッタが作動してシート送りローラ3に一定
のトルクが印加され、歯車を逆転させるとワンウェイク
ラッチが解除してシート送りローラ3には駆動力は伝達
しないように構成されたワンウェイトルクリミッタ6を
シート送りローラ3の軸端に取り付け、さらに周速度に
おいてキャプスタン1よりもシート送りローラ3を大き
くし、回転数においてシート送りローラ3よりもワンウ
ェイトルクリミッタ6を大きく設定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機や多色刷プリ
ンタ等のシート搬送機構に関するものである。
ンタ等のシート搬送機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2列またはそれ以上のローラでシ
ートを搬送する際、シートを安定走行させるために適度
な張力を与える方法として、シートが送り方向に搬送さ
れる際には、シート送りローラの送り速度をキャプスタ
ンの周速度よりも大きく設定し、またシートが戻し方向
に搬送される際には、シート送りローラの送り速度をキ
ャプスタンの周速度よりも小さく設定する機構が考えら
れている。このとき片方または両方のローラと駆動歯車
間にトルクリミッタを介してやると両ローラ間にシート
が搬送される際には周速度差を吸収するためにトルクリ
ミッタは滑りを生じシートは張力を張りながら搬送され
ることになる。
ートを搬送する際、シートを安定走行させるために適度
な張力を与える方法として、シートが送り方向に搬送さ
れる際には、シート送りローラの送り速度をキャプスタ
ンの周速度よりも大きく設定し、またシートが戻し方向
に搬送される際には、シート送りローラの送り速度をキ
ャプスタンの周速度よりも小さく設定する機構が考えら
れている。このとき片方または両方のローラと駆動歯車
間にトルクリミッタを介してやると両ローラ間にシート
が搬送される際には周速度差を吸収するためにトルクリ
ミッタは滑りを生じシートは張力を張りながら搬送され
ることになる。
【0003】そして、従来の技術では一方または両方の
ローラの駆動部にクラッチ等を用いて歯車比を切り換え
たり駆動力を解除する機構を用いて上記のローラの周速
度の設定を行っていた。それは例えば特開平2−108
576号公報に記載されている。またキャプスタンとシ
ート送りローラの駆動力を独立させて一方または両方の
ローラの周速度を駆動側で制御する等の方法も行われて
いた。
ローラの駆動部にクラッチ等を用いて歯車比を切り換え
たり駆動力を解除する機構を用いて上記のローラの周速
度の設定を行っていた。それは例えば特開平2−108
576号公報に記載されている。またキャプスタンとシ
ート送りローラの駆動力を独立させて一方または両方の
ローラの周速度を駆動側で制御する等の方法も行われて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のシート搬送機構では、複雑で多部品となりコスト
高、構成部品の占める空間の無駄、そして組立性の悪さ
等という課題があった。そこで、この発明の目的は、従
来のこのような課題を解決するため、機構や部品の簡素
化、そして部品点数と構成部品の占める空間の削減を得
ることである。
従来のシート搬送機構では、複雑で多部品となりコスト
高、構成部品の占める空間の無駄、そして組立性の悪さ
等という課題があった。そこで、この発明の目的は、従
来のこのような課題を解決するため、機構や部品の簡素
化、そして部品点数と構成部品の占める空間の削減を得
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、シート送り方向の正転と戻し方
向の逆転とが可能な駆動手段に連結されるキャプスタン
と、キャプスタンに周接するピンチローラと、キャプス
タンのシート送り方向延長上に設けられ、かつ前記駆動
手段に連結されたシート送りローラと、シート送りロー
ラに周接するピンチローラと、シート送りローラの軸端
に前記駆動手段からキャプスタンと同方向に回転するよ
うに駆動力を伝達する歯車またはプーリー等で構成され
る動力伝達手段を設け、軸を固定した時に歯車を正転さ
せるとワンウェイクラッチが連結され、同時にトルクリ
ミッタが作動して歯車と軸の間にすべりが生じ歯車の回
転数に関係なく軸に一定のトルクが印加され、そして歯
車を逆転させるとワンウェイクラッチが解除され軸には
駆動力が伝達されないようにワンウェイクラッチとトル
クリミッタを直列的に連結したワンウェイトルクリミッ
タを前記歯車またはプーリー等に内蔵し、ワンウェイト
ルクリミッタのトルクリミッタが滑りを生じない時、周
速度についてはキャプスタンよりもシート送りローラを
大きく設定し、ワンウェイトルクリミッタのトルクリミ
ッタが滑りを生じ、シート送りローラとキャプスタンの
周速度が等しい状態の時、回転数についてはシート送り
ローラの回転数よりもワンウェイトルクリミッタの回転
数を大きく設定するという構成にすることにより、機構
や部品の簡素化、そして部品点数と構成部品の占める空
間の削減が図れるようにした。
に、本発明においては、シート送り方向の正転と戻し方
向の逆転とが可能な駆動手段に連結されるキャプスタン
と、キャプスタンに周接するピンチローラと、キャプス
タンのシート送り方向延長上に設けられ、かつ前記駆動
手段に連結されたシート送りローラと、シート送りロー
ラに周接するピンチローラと、シート送りローラの軸端
に前記駆動手段からキャプスタンと同方向に回転するよ
うに駆動力を伝達する歯車またはプーリー等で構成され
る動力伝達手段を設け、軸を固定した時に歯車を正転さ
せるとワンウェイクラッチが連結され、同時にトルクリ
ミッタが作動して歯車と軸の間にすべりが生じ歯車の回
転数に関係なく軸に一定のトルクが印加され、そして歯
車を逆転させるとワンウェイクラッチが解除され軸には
駆動力が伝達されないようにワンウェイクラッチとトル
クリミッタを直列的に連結したワンウェイトルクリミッ
タを前記歯車またはプーリー等に内蔵し、ワンウェイト
ルクリミッタのトルクリミッタが滑りを生じない時、周
速度についてはキャプスタンよりもシート送りローラを
大きく設定し、ワンウェイトルクリミッタのトルクリミ
ッタが滑りを生じ、シート送りローラとキャプスタンの
周速度が等しい状態の時、回転数についてはシート送り
ローラの回転数よりもワンウェイトルクリミッタの回転
数を大きく設定するという構成にすることにより、機構
や部品の簡素化、そして部品点数と構成部品の占める空
間の削減が図れるようにした。
【0006】
【作用】上記のように構成されたシート搬送機構におい
ては、シート送りの際にはシート送りローラはワンウェ
イトルクリミッタのワンウェイクラッチが連結されて送
り方向に回転し、キャプスタンも同方向に回転する。シ
ートがキャプスタンとシート送りローラ間で搬送される
際には、シート送りローラはキャプスタンの周速度より
も速く設定されているのでシート送りローラはワンウェ
イトルクリミッタのトルクリミッタで滑りを生じながら
キャプスタンの周速度にならって送り方向へ駆動する。
したがってシートはトルクリミッタの設定トルクとロー
ラ径で決まる張力を与えられながらシート送り方向に搬
送される。
ては、シート送りの際にはシート送りローラはワンウェ
イトルクリミッタのワンウェイクラッチが連結されて送
り方向に回転し、キャプスタンも同方向に回転する。シ
ートがキャプスタンとシート送りローラ間で搬送される
際には、シート送りローラはキャプスタンの周速度より
も速く設定されているのでシート送りローラはワンウェ
イトルクリミッタのトルクリミッタで滑りを生じながら
キャプスタンの周速度にならって送り方向へ駆動する。
したがってシートはトルクリミッタの設定トルクとロー
ラ径で決まる張力を与えられながらシート送り方向に搬
送される。
【0007】シート戻しの際にはシート送りローラはワ
ンウェイトルクリミッタのワンウェイクラッチが解除さ
れるので駆動力は伝わらず空転状態となりシート送りロ
ーラとそれに周接するピンチローラとの摩擦で停止す
る。シートが両ローラ間で搬送される際には、キャプス
タンのみがシートに駆動力を伝達し、ワンウェイトルク
リミッタの回転数をこのときのシート送りローラの回転
数よりも大きく設定してあるためシート送りローラはワ
ンウェイクラッチと常に解除の状態となりシートとの摩
擦力によりキャプスタンの周速度にならって戻し方向へ
従動する。したがってこのときシートはシート送りロー
ラとそれに周接するピンチローラの摩擦力で張力を張り
ながら戻し方向へ搬送される。
ンウェイトルクリミッタのワンウェイクラッチが解除さ
れるので駆動力は伝わらず空転状態となりシート送りロ
ーラとそれに周接するピンチローラとの摩擦で停止す
る。シートが両ローラ間で搬送される際には、キャプス
タンのみがシートに駆動力を伝達し、ワンウェイトルク
リミッタの回転数をこのときのシート送りローラの回転
数よりも大きく設定してあるためシート送りローラはワ
ンウェイクラッチと常に解除の状態となりシートとの摩
擦力によりキャプスタンの周速度にならって戻し方向へ
従動する。したがってこのときシートはシート送りロー
ラとそれに周接するピンチローラの摩擦力で張力を張り
ながら戻し方向へ搬送される。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。図1は本実施例におけるシート送り機構を示す
斜視図である。図1において、このシート送り機構はキ
ャプスタン1とそれに周接するピンチローラ2、シート
送りローラ3とそれに周接するピンチローラ4の2列の
ローラとを備えており、シート送りローラ3の軸端には
ワンウェイトルクリミッタ6を設けてある。また、シー
ト送りローラ3とキャプスタン1にはステップモータ
(図示せず)の動力がいくつかの歯車を介して両ローラ
が同方向に回転するように連結されおり、両ローラはス
テップモーターの正逆転によってシート5の送り戻しを
行う。
明する。図1は本実施例におけるシート送り機構を示す
斜視図である。図1において、このシート送り機構はキ
ャプスタン1とそれに周接するピンチローラ2、シート
送りローラ3とそれに周接するピンチローラ4の2列の
ローラとを備えており、シート送りローラ3の軸端には
ワンウェイトルクリミッタ6を設けてある。また、シー
ト送りローラ3とキャプスタン1にはステップモータ
(図示せず)の動力がいくつかの歯車を介して両ローラ
が同方向に回転するように連結されおり、両ローラはス
テップモーターの正逆転によってシート5の送り戻しを
行う。
【0009】図2はワンウェイトルクリミッタ6の一構
成例を示す断面図である。図2において、ワンウェイク
ラッチ7がトルクリミッタ8を介して歯車11に内蔵さ
れており、ワンウェイクラッチ7の内輪はシート送りロ
ーラ3の軸端に挿入される。このときシート送りローラ
3の軸を固定した時に歯車部11をシート送り方向に回
転させるとワンウェイクラッチ7がトルクリミッタを介
し、歯車11に連結し駆動力が伝達される。そして歯車
11をシート戻し方向に回転させるとワンウェイクラッ
チ7が解除し軸には駆動力は伝達されない。
成例を示す断面図である。図2において、ワンウェイク
ラッチ7がトルクリミッタ8を介して歯車11に内蔵さ
れており、ワンウェイクラッチ7の内輪はシート送りロ
ーラ3の軸端に挿入される。このときシート送りローラ
3の軸を固定した時に歯車部11をシート送り方向に回
転させるとワンウェイクラッチ7がトルクリミッタを介
し、歯車11に連結し駆動力が伝達される。そして歯車
11をシート戻し方向に回転させるとワンウェイクラッ
チ7が解除し軸には駆動力は伝達されない。
【0010】次にその動作を説明する。図3(a), (b)は
シート送り時の側面動作図である。シート送り時にはス
テップモータは正転する。このとき図3(a) に示す通
り、キャプスタン1は周速度V1 で送り方向へ駆動し、
シート送りローラ3の軸にワンウェイクラッチ7が連結
してシート送り方向に駆動力が伝わるのでシート送りロ
ーラ3は周速度V2 で駆動する。
シート送り時の側面動作図である。シート送り時にはス
テップモータは正転する。このとき図3(a) に示す通
り、キャプスタン1は周速度V1 で送り方向へ駆動し、
シート送りローラ3の軸にワンウェイクラッチ7が連結
してシート送り方向に駆動力が伝わるのでシート送りロ
ーラ3は周速度V2 で駆動する。
【0011】しかし、シート5が両ローラ間に搬送され
る際には図3(b) に示す通り、シート送りローラ3の周
速度V2 がキャプスタン1の周速度V1 よりもわずかに
速く設定されているためシート5には張力が働きそれが
ワンウェイトルクリミッタ6の設定トルクを越えるとワ
ンウェイトルクリミッタ6は滑りを生じてシート5の搬
送速度はシート送り方向にV1となる。したがってシー
ト送りローラ3はシート5にならってキャプスタン1と
同じ周速度V1 で回転し、シート5はトルクリミッタ8
の設定トルクとローラ径によって決まる張力T1 を張り
ながらシート送り方向へ搬送される。
る際には図3(b) に示す通り、シート送りローラ3の周
速度V2 がキャプスタン1の周速度V1 よりもわずかに
速く設定されているためシート5には張力が働きそれが
ワンウェイトルクリミッタ6の設定トルクを越えるとワ
ンウェイトルクリミッタ6は滑りを生じてシート5の搬
送速度はシート送り方向にV1となる。したがってシー
ト送りローラ3はシート5にならってキャプスタン1と
同じ周速度V1 で回転し、シート5はトルクリミッタ8
の設定トルクとローラ径によって決まる張力T1 を張り
ながらシート送り方向へ搬送される。
【0012】図4(a), (b)はシート戻し時の側面動作図
である。シート戻し時にはステップモータは逆転する。
このとき図4(a) に示す通り、キャプスタン1は周速度
V1 でシート戻し方向へ駆動し、シート送りローラ3は
ワンウェイトルクリミッタ6がワンウェイクラッチ7の
解除する方向へ駆動するのでシート送りローラ3の軸に
は駆動力は伝わらず空転状態となりシート送りローラ3
とそれに周接するピンチローラ4との摩擦で停止状態と
なる。
である。シート戻し時にはステップモータは逆転する。
このとき図4(a) に示す通り、キャプスタン1は周速度
V1 でシート戻し方向へ駆動し、シート送りローラ3は
ワンウェイトルクリミッタ6がワンウェイクラッチ7の
解除する方向へ駆動するのでシート送りローラ3の軸に
は駆動力は伝わらず空転状態となりシート送りローラ3
とそれに周接するピンチローラ4との摩擦で停止状態と
なる。
【0013】したがってシート5が両ローラ間に搬送さ
れる際には図4(b)に示す通り、キャプスタン1のみが
シート5に駆動力を伝達し、シート5の搬送速度はシー
ト戻し方向にV1 となる。したがってシート送りローラ
3はシート5にならってキャプスタン1と同じ周速度V
1 で従動する。このときワンウェイトルクリミッタの回
転数N2Gをこのときのシート送りローラの回転数N2 よ
りも大きく設定してあるので決してワンウェイクラッチ
7がシート送りローラ3の軸と連結することはない。し
たがってこのときシート5はシート送りローラ3とピン
チローラ4の摩擦力で張力T2 を張りながらシート戻し
方向へ搬送される。
れる際には図4(b)に示す通り、キャプスタン1のみが
シート5に駆動力を伝達し、シート5の搬送速度はシー
ト戻し方向にV1 となる。したがってシート送りローラ
3はシート5にならってキャプスタン1と同じ周速度V
1 で従動する。このときワンウェイトルクリミッタの回
転数N2Gをこのときのシート送りローラの回転数N2 よ
りも大きく設定してあるので決してワンウェイクラッチ
7がシート送りローラ3の軸と連結することはない。し
たがってこのときシート5はシート送りローラ3とピン
チローラ4の摩擦力で張力T2 を張りながらシート戻し
方向へ搬送される。
【0014】以上のように構成すればシート5が両ロー
ラ間を送り戻し動作を含めて搬送される際には、一つの
動力でまたクラッチを用いて減速比を切り替えることな
くシート5に常に一定の張力を与えて安定走行させるこ
とができる。そして機構や部品の簡素化により部品点数
と構成部品が占める空間の削減を図ることができる。な
お、本実施例においては2列のローラを用いた例を示し
たが当然それ以上のローラ列を用いたシート搬送系でも
シートの送り戻しの行程を必要とする場合には同様の効
果を奏することができる。
ラ間を送り戻し動作を含めて搬送される際には、一つの
動力でまたクラッチを用いて減速比を切り替えることな
くシート5に常に一定の張力を与えて安定走行させるこ
とができる。そして機構や部品の簡素化により部品点数
と構成部品が占める空間の削減を図ることができる。な
お、本実施例においては2列のローラを用いた例を示し
たが当然それ以上のローラ列を用いたシート搬送系でも
シートの送り戻しの行程を必要とする場合には同様の効
果を奏することができる。
【0015】
【発明の効果】この発明は、以上説明したようにキャプ
スタンとシート送りローラを正逆転が可能な1つの動力
に連結し、シート送りローラを固定し歯車を正転させる
とワンウェイクラッチが連結してトルクリミッタが作動
してシート送りローラに一定のトルクが印加され、歯車
を逆転させるとワンウェイクラッチが解除してシート送
りローラには駆動力は伝達しないように構成されたワン
ウェイトルクリミッタをシート送りローラの軸端に取り
付けた駆動歯車に内蔵し、さらにワンウェイトルクリミ
ッタのトルクリミッタが滑りを生じない時、周速度につ
いてはキャプスタンよりもシート送りローラを大きく設
定し、シート送りローラと前記キャプスタンの周速度が
等しい状態の時、回転数についてはシート送りローラの
回転数よりもワンウェイトルクリミッタの回転数を大き
く設定するという構成としたので、シート搬送の安定
化、機構や部品の簡素化、そして部品点数と構成部品の
占める空間の削減が図れ、組立時の作業性の向上とコス
トダウンそして小型軽量化等の効果がある。
スタンとシート送りローラを正逆転が可能な1つの動力
に連結し、シート送りローラを固定し歯車を正転させる
とワンウェイクラッチが連結してトルクリミッタが作動
してシート送りローラに一定のトルクが印加され、歯車
を逆転させるとワンウェイクラッチが解除してシート送
りローラには駆動力は伝達しないように構成されたワン
ウェイトルクリミッタをシート送りローラの軸端に取り
付けた駆動歯車に内蔵し、さらにワンウェイトルクリミ
ッタのトルクリミッタが滑りを生じない時、周速度につ
いてはキャプスタンよりもシート送りローラを大きく設
定し、シート送りローラと前記キャプスタンの周速度が
等しい状態の時、回転数についてはシート送りローラの
回転数よりもワンウェイトルクリミッタの回転数を大き
く設定するという構成としたので、シート搬送の安定
化、機構や部品の簡素化、そして部品点数と構成部品の
占める空間の削減が図れ、組立時の作業性の向上とコス
トダウンそして小型軽量化等の効果がある。
【図1】本発明の実施例におけるシート送り機構の一部
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例のワンウェイトルクリミッタの
一構成例を示す断面図である。
一構成例を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例におけるシート送り時の側面動
作図である。
作図である。
【図4】本発明の実施例におけるシート戻し時の側面動
作図である。
作図である。
1 キャプスタン 2 ピンチローラ 3 シート送りローラ 4 ピンチローラ 5 シート 6 ワンウェイトルクリミッタ 7 ワンウェイクラッチ 8 トルクリミッタ
Claims (1)
- 【請求項1】 2列またはそれ以上のローラ列の駆動で
シートの送りと戻しの行程を必要とするシート搬送系に
おいて、 シート送り方向の正転と戻し方向の逆転とが可能な駆動
手段に連結されるキャプスタンと、 前記キャプスタンに周接するピンチローラと、 前記キャプスタンのシート送り方向延長上に設けられ、
かつ前記駆動手段に連結されたシート送りローラと、 前記シート送りローラに周接するピンチローラと、 前記シート送りローラの軸端に前記駆動手段から前記キ
ャプスタンと同方向に回転するように駆動力を伝達する
動力伝達手段を設け、 前記動力伝達手段にワンウェイクラッチとトルクリミッ
タを直列的に連結したワンウェイトルクリミッタを内蔵
し、 前記ワンウェイトルクリミッタのトルクリミッタが滑り
を生じない時、周速度については前記キャプスタンより
も前記シート送りローラを大きく設定し、 前記ワンウェイトルクリミッタのトルクリミッタが滑り
を生じ、前記シート送りローラと前記キャプスタンの周
速度が等しい状態の時、回転数については前記シート送
りローラの回転数よりも前記ワンウェイトルクリミッタ
の回転数を大きく設定したことを特徴とするシート搬送
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26511891A JPH0596801A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | シート搬送機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26511891A JPH0596801A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | シート搬送機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0596801A true JPH0596801A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17412867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26511891A Pending JPH0596801A (ja) | 1991-10-14 | 1991-10-14 | シート搬送機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0596801A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010280480A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
US8206046B2 (en) * | 2007-08-15 | 2012-06-26 | Seiko Epson Corporation | Recording device with a second platen roller that rotates at a faster speed than a first platen roller |
WO2015183236A1 (en) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | Hewlett Packard Development Company, L.P. | Medium handling |
-
1991
- 1991-10-14 JP JP26511891A patent/JPH0596801A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8206046B2 (en) * | 2007-08-15 | 2012-06-26 | Seiko Epson Corporation | Recording device with a second platen roller that rotates at a faster speed than a first platen roller |
JP2010280480A (ja) * | 2009-06-05 | 2010-12-16 | Canon Inc | シート搬送装置及び画像形成装置 |
WO2015183236A1 (en) * | 2014-05-27 | 2015-12-03 | Hewlett Packard Development Company, L.P. | Medium handling |
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