JP7451087B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明はロールシートから供給されたシートに画像をプリントするプリント装置に関する。
特許文献1には、シートがロール状に巻回されたロールシートから供給されたシートに画像をプリントするプリント装置が開示されている。このプリント装置では、ロールシートの回転量と、ロールシートから供給されたシートの搬送量と、ロールシートの巻芯径とからロールシートの残量を算出することができる。この結果、ユーザはロールシートを交換する時期を適切に判断することができる。
特開2010-132419号公報
しかし、特許文献1において巻芯径はカタログ値などを用いることになる。このため巻芯径がカタログ値と異なるような場合はロールシートの残量の算出が正確でなくなる。また、巻芯径がわからないロールシートの場合は想定値を用いることになる。この場合もロールシートの残量の算出が正確でなくなる。
本発明の目的は、ロールシートの残量を精度よく算出するプリント装置を提供することである。
プリント装置は、シートが巻芯にロール状に巻回されたロールシートを保持するスプールと、前記スプールを回転させてロールシートからシートを供給する供給手段と、前記供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、前記供給手段で保持されるロールシートの外径を算出する外径算出手段と、前記外径算出手段で算出された前記外径とロールシートの巻芯径とを用いてロールシートの残量を算出する残量算出手段と、前記巻芯径を記憶する記憶部と、を備え、前記搬送手段で搬送されたシートに画像をプリントするプリント装置であって、ロールシートの終端が検知されたときに、前記残量が許容範囲を超えている場合に前記記憶部の前記巻芯径を変更することを特徴とする。
本発明によれば、ロールシートの残量を精度よく算出できるプリント装置を提供することができる。
第1の実施形態に係るプリント装置の概略構成を示す斜視図である。 プリント装置のシートの供給と搬送を行う部分の上面図と制御構成を示すブロック図である。 ロールシートの残量を算出する概念を示したブロック図とセンサである。 巻芯径が登録されていないロールシートを用いる場合のフローチャートである。 ロールシートの種類に応じた巻芯径が予め登録されている場合のフローチャートである。 巻芯径を変更するフローチャートである。 ロールシートの終端部分が巻芯から離れる様子を示す図である。 ロールシートの残量を補正する補正値を変更するフローチャートである。 ロールシートの終端部分が巻きほぐれる様子を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
(第1の実施形態)
(プリント装置)
図1は、第1の実施形態に係るプリント装置の概略構成を示す斜視図である。図2は、プリント装置のシートの供給と搬送を行う部分の上面図と制御構成を示すブロック図である。プリント装置は、ロールシートからシートを供給するための供給部と、供給されたシートを搬送する搬送部と、シートに画像をプリントするプリント部と、を含むインクジェット方式のプリント装置である。なお、シートの幅方向をx軸方向、プリント部においてシートが排出される方向をy軸方向、重力方向をz軸方向とする。
ロールシート1は中空円筒の巻芯にシートがロール状に巻回されている。ロールシート1は巻芯にスプール2のスプール軸が挿入されており、スプール2はシート供給部3の筐体に回転可能に保持されている。ロール駆動モータ6がギア5を介してスプール2を回転させることによって、ロールシート1はスプール2と共に回転することができる。スプール2にはロータリーエンコーダからなる回転量検出手段4が設けられている。そのため、スプール2およびロールシート1の回転量を検出することができる。
シート供給部3から供給されたシートMは、シートの搬送路を通って搬送ローラ8とピンチローラ9とで形成される搬送ローラ対に到達する。搬送ローラ8は筐体に回転可能に保持され、搬送モータ12がギア11を介して搬送ローラ8を回転させる。シートMは搬送ローラ8とピンチローラ9とで挟持され、それらの回転に伴ってy方向に搬送される。搬送路には、スプール2と搬送ローラ8との間にシートの端部を検知する端部検知センサ50(図3)が備えられている。また、搬送ローラ8にはロータリーエンコーダからなる搬送量検出手段10が配置されており、搬送ローラ8の回転量を検出することができる。
プリント部は、記録ヘッド7、記録ヘッド7と対向するプラテン、およびガイドシャフト13を含む走査機構などを備えている。プリント部に搬送されたシートMは、プラテンに沿うように姿勢が矯正される。ガイドシャフト13は、スプール2と搬送ローラ8との間に設けられる。記録ヘッド7は、ガイドシャフト13に沿ってシートの搬送方向(y方向)と交差するx方向に往復運動することができる。記録ヘッド7は、往復移動しながらインクを吐出することによりシートMに所定の画像を記録することができる。
制御部21は、操作部28、インターフェイス(IF)部29からの指示に基づき、プリント装置を制御する。操作部28はタッチパネルになっており、ロールシートの種類、幅などの設定、シートの供給動作、プリント動作などの各種指示を行うことができる。インターフェイス部29は、パーソナルコンピュータなどの外部装置に接続されており、各種指令、プリント情報などを授受できる。また、シートの供給動作やプリント動作を行う場合には、記憶部23に記憶されている情報を参照する。
センサ制御部22は、回転量検出手段4、搬送量検出手段10、端部検知センサ50、キャリッジエンコーダ、各種モータの電流計などの制御と計測値の取得を行う。駆動制御部26は、ロール駆動モータ6、搬送モータ12、キャリッジモータ(不図示)の駆動制御を行う。プリント制御部27は、入力された画像に基づいて記録ヘッド7のインクの吐出などの制御を行う。
スプール2および搬送ローラ8は、制御部21からの指令に基づき駆動制御部26によって回転駆動される。その際、制御部21は、センサ制御部22、記憶部23、推定部24、校正部25および駆動制御部26を用いる。まず、センサ制御部22は、ロール駆動モータ6および搬送モータ12の出力電流を検出し、これらからロールシート1にかかる摩擦負荷トルクを算出する。記憶部23には、ロールシート1の質量と摩擦負荷トルクを対応づけた情報が摩擦負荷情報として記録されている。推定部24は、摩擦負荷トルクから算出されたロールシート1の質量をもとに、ロールシート1にかかる慣性モーメントを推定する。なお、摩擦負荷情報は必要に応じて校正部26によって校正される。駆動制御部26は、推定された慣性モーメントに基づいてロール駆動モータ6および搬送モータ12を制御する。
なお、ロールシート1がy方向に搬送される際、搬送ローラ8の上流で弛みが生じると搬送精度の低下を招く。そのため、ロールシート1をy方向に搬送するときにロール駆動モータ6はロールシート1に対して、y方向と逆方向の回転負荷トルクを与えて弛みが生じないようにしている。
(ロールシートの残量算出)
ロールシートの残量を算出する方法について説明する。図3はロールシートの残量算出の概念を示した制御部21内のブロック図とプリンタ装置のセンサが示されている。残量の算出は、各センサからの値およびプリント装置にあらかじめ記憶されている変数を用いて行う。
厚み取得部15は、厚みセンサ14からシートの厚み(T)を取得する。厚みセンサ14は、光学式による非接触でシートの厚みを検出するもので、記録ヘッド7に搭載されている。このため記録ヘッド7を走査することによって、シートとプラテンの段差から厚みを検出することができる。この場合、非接触のためシートに傷をつけることが無い。なお、厚みセンサは、シートをローラに通し、ローラの変位によって計測する接触式であってもよい。この場合、シートを搬送しながらシートの厚みを直接計測することができる。
搬送量取得部16は、搬送ローラ8の搬送量検出手段10からシートの搬送量(P)を取得する。回転量取得部17は、スプール2の回転量を検出する回転量検出手段4からロールシートの回転量(θ)を取得する。巻芯径取得部18は、操作部からの入力または後述の計算によって巻芯径(Rc)を取得する。なお、巻芯径は巻芯の外径(直径)で変数として扱われる。
ロールシート1の外径(Rx)は、外径算出部19により、搬送量検出手段10で検出された搬送量Pと回転量検出手段4で検出された回転量(θ)から算出することができる。すなわち、ロールシート1が回転した時のシートの搬送量(P)がロールシートの外周(Rx×θ/2)と一致すると考える。したがって、外径は数式1で得られる。この外径(Rx)は、ロールシートが1回転する毎に算出する。なお、外径は直径であり、θの単位はradである。
Figure 0007451087000001
次に、残量算出部20は、数式1から算出されたロールシートの外径(Rx)と、巻芯径(Rc)、厚み取得部15で取得した厚み(T)とを用いてロールシートの残量(D)を算出する。この際、ロールシート1の断面積である円環の面積(R -R )×π/4とロールシート1から供給されたシートMの長方形断面積(T×D)が一致すると考える。したがって、ロールシート1から端部検知センサ50までの搬送路における距離Hを加算して、ロールシート残量(D)は数式2で得られる。
Figure 0007451087000002
なお、厚み(T)は、シートを供給したことによる円環の面積の変化を用いてもよい。すなわち、外径(R)から外径(R)に変化した場合に、搬送したシートの長さを(P)とすると数式3で得られる。
Figure 0007451087000003
また、厚み(T)は、操作部28からの入力によって取得してもよいし、記憶部23に記憶された厚み(T)を取得してもよい。残量算出部で算出された残量(D)は、操作部28の表示部に適宜表示する。
(ロールシートの残量表示)
次に、プリント装置が巻芯径(Rc)の値を取得してロールシートの残量を表示するフローチャートを図4、図5に示す。図4は、巻芯径がプリント装置に登録されていない種類のロールシートを用いる場合のフローチャートである。図5は、ロールシートの種類に応じた巻芯径が予めプリント装置に記憶されている場合のフローチャートである。なお、それぞれのフローチャートではユーザが行う作業とプリント装置が行う制御を分けている。
P10工程において、ユーザは使用するロールシート1をプリント装置に装着する。制御部21は、ロールシート1が装着されたことを検知できるロールセンサの信号に基づき、操作部28の表示部にロールシート1の巻芯径の入力を促すための表示をする。
P11工程において、ユーザはロールシート1の巻芯径を操作部28から入力する。このときの巻芯径(Rx)はカタログ値である。ただし、カタログ値が不明の場合は、定規などを用いて巻芯径を計測してもよい。なお、プリント装置に記憶されている巻芯径はユーザが適宜修正してもよい。
P12工程において、巻芯径を入力するとユーザは操作部28からシートMを供給する指示を行う。
P13工程において、制御部21はシート供給部3によってスプール2を回転させてロールシート1からシートMを供給する。シートMは、その先端が端部検知センサ50で検知された後、搬送ローラ8とピンチローラ9で挟持される。その後、搬送ローラ8によってプリント動作を行うための所望の位置にシートMの先端を配置する。また、必要に応じてシートMの厚みを取得する動作を行う。この結果、制御部21は、厚み取得部15、搬送量取得部16、回転量取得部17からそれぞれ厚み(T)、搬送量(P)、回転量(θ)を取得する。
P14工程において、外径算出部19は取得した搬送量(P)、回転量(θ)を数式1に代入することでロールシート1の外径(Rx)を算出する。
P15工程において、制御部21はロールシート1の巻芯径(Rc)を参照する。
P16工程において、残量算出部20は取得した巻芯径(Rc)、厚み(T)、外径(Rx)を数式2に代入してロールシート1の残量を算出する。また、制御部21は、表示部に残量の表示を行う。この結果、制御部21はロールシート1の残量を管理できるようになる。
P17工程において、プリント装置はユーザまたは外部装置からの指示を待つレディ状態に移行する。すなわち、画像をプリントする指示があれば、プリント動作を開始することができる。なお、プリント動作を開始するとロールシートが1回転する毎に搬送量(P)、回転量(θ)を取得し、残量(D)を更新する。
次に、プリント装置が巻芯径(Rc)の値を、予め登録されたデータベースから参照する方法について図5を用いて説明する。基本的な流れは図4で示した流れと同じであるため、ここでは差異のある部分についてのみ説明を行う。
P30工程において、ユーザはロールシート1を装着した後にロールシート1の種類の選択を行う。ロールシート1の種類の選択は、操作部28の表示部に表示されるリストなどから選択する。
P31工程において、制御部21は選択されたロールシート1の種類の巻芯径(Rc)を取得する。この際、制御部21は、記憶部23の巻芯のデータストレージからロールシート1の種類に応じた巻芯径を取得する。すなわち、ユーザは該当するロールシートの巻芯径を調べる必要がない。このようにすることで制御部21はロールシート1の残量算出が可能となる。この結果、ロールシート1の残量を操作部28の表示部に表示することができる。
(残量算出誤差の補正機能)
ロールシート1の残量(D)は、数式2に基づいて算出される。ただし、巻芯径にカタログ値や予め登録された値を用いると、実際の残量に対して誤差が発生する場合がある。また、巻芯径をユーザが入力する場合は入力の誤り、計測する場合は計測の誤りがそれぞれ発生する。つまり、ロールシート1の残量がゼロになっているのにもかかわらず、シートを供給できる状態、残量がゼロでないにもかかわらずロールシート1がない状態が起こりうる。
数式2で算出される残量Dの精度を上げるには、巻芯径(Rc)が正確でなければならない。残量の誤差に基づいてロールシート1の外径を算出するための巻芯径を修正する。つまり、巻芯径は本来変わらないものであるが変数として扱う。ここでは、ロールシート1の終端を検知した場合に巻芯径を修正することになる。図6に巻芯径を修正するフローチャートについて説明をする。また、図7にロールシートの終端部分が巻芯から離れて端部検知センサ50で検知される様子を示す。図7(a)は、巻芯にシートが残っている状態である。この状態からさらにスプール2が回転することでロールシート1の終端Eが巻芯から離れる(図7(b))。その後、ロールシートの終端Eは、端部検知センサ50で検知される(図7(c))。すなわち、シートが巻芯に残っている状態から巻芯に残っていない状態に変化したことを検知することができる。
P50工程において、制御部21はロールシートの終端Eが端部検知センサ50を通過したことを検知する。終端Eを検知すると、所定の搬送とプリントを行った後に、シートの供給動作、シートの搬送動作、プリント動作をそれぞれ停止する。さらに、制御部21は、操作部28の表示部にロールシート1が無くなったことを表示する。なお、ロールシート1の終端Eが巻芯に強く固定されている場合は、ロールシート1の終端Eが巻芯から離れない。この場合は、終端Eを検知することはできないが、回転量検出手段4による回転量、搬送量検出手段10による搬送量が更新されない。この結果、ロールシート1の終端Eと判断することができる。
P51工程において、制御部21は終端を検知する直前の、ロールシート1が巻芯から離れる際のロールシート1の外径を取得する。このロールシート1の外径(Re)は、数式4のように巻芯径とほぼ一致する。
Figure 0007451087000004
P52工程において、使用している巻芯径を数式4によって変更する。この際、データストレージの対応するロールシート1の種類の巻芯径の項目とあわせる。ただし、残量が許容範囲を超えている場合に限って巻芯径を変更してもよい。すなわち、残量がゼロになった後に許容範囲を超えてシートを搬送してシートの終端を検知した場合や、残量が許容範囲を超えて残っているにもかかわらずシートの終端を検知した場合である。なお、巻芯径を変更するか否かを確認するための表示を操作部28の表示部に表示させてもよい。
P53工程において、ユーザはプリント装置からスプール2を外してロールシートを交換する。同じ種類のロールシート1が装着された場合は、巻芯径の値は正確に変更されている。このためロールシート1の残量の誤差が少なくなる。
このように、ロールシート1の巻芯径をロールシート1の終端検知の直前のロールシートの外径に変更することで、同じロールシート1を使用する際の残量を精度よく算出できる。この結果、ユーザに適切なタイミングでロールシート1の交換を促すことができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ロールシート1の終端部が巻きほぐれることによって第1の実施形態による残量の算出ができない場合に適用する。ここではロールシート1の残量を補正する補正値を用いる。補正値は通常変わらないが変数として扱う。図8は、ロールシートの残量を補正する補正値を変更するフローチャートである。また、図9は、ロールシートの終端部分が巻きほぐれる様子を示す図である。
ロールシート1はその種類によって、終端が巻芯にテープや接着剤で固定されている場合と固定されていない場合がある。固定されている場合であっても、シートMの搬送によって巻芯から外れて端部検知センサ50でロールシート1の終端を検知することができる。一方、固定されていない場合は、通常の搬送ができる状態(図9(a))から、巻芯から巻きほぐれる状態になる(図9(b))。巻きほぐれが発生すると、搬送方向(y方向)に搬送が行われても(図9(c))スプール2は逆方向に回転する。この結果、ロールシート1の外径は更新されない。したがって、第1の実施形態によるロールシート1の残量も更新できなくなる。
P60工程において、制御部21はロールシート1の巻きほぐれによるスプール2の回転の減速を検知する。回転の減速はロール駆動モータ6が搬送方向と逆方向に回転負荷トルクを与えていることによって発生する。すなわち、巻きほぐれが発生するとロール駆動モータ6のトルクのみがスプール2に付与される状態となる。その結果、スプール2は巻きほぐれが発生すると減速した後に逆方向に回転する。したがって、搬送量検出手段10による搬送量が更新されるが、回転量検出手段による回転量が減少した場合は、制御部21は巻きほぐれが発生したと判断することができる。
P61工程において、制御部21は残量の算出方法を変更する。搬送ローラ8が巻きほぐれを検知した後に搬送した搬送量をβとし、巻きほぐれる直前のロールシート1の外径をRnとする。巻きほぐれた後のロールシート1の残量(D)は数式5で得られる。ここで、補正値の初期値は0である。
Figure 0007451087000005
P62工程において、ロールシート1の終端が端部検知センサ50を通過することによって、シートMの終端を検知できる(図9(c))。終端Eを検知すると、所定の搬送動作とプリント動作を行った後に、プリント動作、シート供給動作、シート搬送動作をそれぞれ停止する。さらに、操作パネル21の表示部にロールシート1が無くなったことを表示する。
なお、終端検知時のロールシート1の残量はゼロになっているのが望ましい。しかし、装着されたロールシート1と選択されたロールシート1の巻芯径(Rc)の不一致がある場合は、残量がDeとなっている。このDeは巻芯径Rcの不一致によって生じ得る残量の誤差であり、補正すべき補正値となる。したがって、ロールシート1の残量は、Deを用いて補正をする。この場合はRcを変更しない。なお、Deが許容範囲を超えている場合に限って補正値を変更してもよい。補正値を用いて残量を算出する場合は、数式6のようになる。
Figure 0007451087000006
P63工程において、Deを新たな補正値としてロールシート種類に対応して記憶部23のデータベースに記憶する。
P64工程において、ユーザはプリント装置からスプール2を外してロールシートを交換する。同じ種類のロールシート1が装着された場合は、残量の算出に数式6を用いる。このようにすれば、巻芯径Rcとして正しくない値が入力されていても、正確な残量の算出が可能となる。
以上のように第2の実施形態では巻きほぐれが発生した場合でもロールシート1の残量を精度よく算出できる。この結果、ユーザに適切なタイミングでロールシート1の交換を促すことができる。
2 スプール
3 シート供給部
4 回転量検出手段
6 ロール駆動モータ
7 記録ヘッド
8 搬送ローラ
9 ピンチローラ
19 外径算出部
20 残量算出部
23 記憶部
50 端部検知センサ

Claims (12)

  1. シートが巻芯にロール状に巻回されたロールシートを保持するスプールと、
    前記スプールを回転させてロールシートからシートを供給する供給手段と、
    前記供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記供給手段で保持されるロールシートの外径を算出する外径算出手段と、
    前記外径算出手段で算出された前記外径とロールシートの巻芯径とを用いてロールシートの残量を算出する残量算出手段と、
    前記巻芯径を記憶する記憶部と、
    を備え、前記搬送手段で搬送されたシートに画像をプリントするプリント装置であって、
    ロールシートの終端が検知されたときに、前記残量が許容範囲を超えている場合に前記記憶部の前記巻芯径を変更することを特徴とするプリント装置。
  2. シートの搬送路においてシートの端部を検知する端部検知センサを備え、前記端部検知センサによってロールシートの前記終端を検知することを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. ロールシートの前記巻芯径を取得する巻芯径取得手段を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のプリント装置。
  4. 前記スプールの回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの搬送量を検出する搬送量検出手段と
    備え、
    前記外径算出手段は、前記回転量と、前記搬送量と、に基づきロールシートの前記外径を算出することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載のプリント装置。
  5. 前記外径算出手段により算出された前記外径と、前記搬送量とに基づいてシートの厚みを算出することを特徴とする請求項4に記載のプリント装置。
  6. 前記残量算出手段は、前記スプールの回転の減速が検知された後に、減速を検知する直前のロールシートの前記残量と、減速を検知した後の前記搬送量とからロールシートの残量を算出することを特徴とする請求項4または5に記載のプリント装置。
  7. 前記スプールの回転の停止が検知されたときに、ロールシートの前記終端であると判断することを特徴とする請求項4ないし6の何れか1項に記載のプリント装置。
  8. シートの厚みを計測するための厚み計測手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載のプリント装置。
  9. シートが巻芯にロール状に巻回されたロールシートを保持するスプールと、
    前記スプールを回転させてロールシートからシートを供給する供給手段と、
    前記供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、
    前記供給手段で保持されるロールシートの外径を算出する外径算出手段と、
    前記外径算出手段で算出された前記外径とロールシートの残量に関する補正値とを用いてロールシートの残量を算出する残量算出手段と、
    前記補正値を記憶する記憶部と、
    を備え、前記搬送手段で搬送されたシートに画像をプリントするプリント装置であって、
    ロールシートの終端が検知されたときに、前記残量が許容範囲を超えている場合に前記記憶部の前記補正値を変更することを特徴とするプリント装置。
  10. 前記スプールの回転量を検出する回転量検出手段と、
    前記搬送手段によって搬送されたシートの搬送量を検出する搬送量検出手段と、
    備え、
    前記外径算出手段は、前記回転量と、前記搬送量と、に基づきロールシートの前記外径を算出することを特徴とする請求項9項に記載のプリント装置。
  11. ロールシートの種類に応じて前記補正値を記憶することを特徴とする請求項9または10に記載のプリント装置。
  12. ロールシートの前記残量を表示する表示部を有することを特徴とする請求項1ないし11の何れか1項に記載のプリント装置。
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