JP5942724B2 - 画像形成装置、電力制御方法及び電力制御プログラム - Google Patents

画像形成装置、電力制御方法及び電力制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、人の接近を検知するとともに、接近した人の手の動作を検知して、検知結果に応じて電力供給モードを切り替えることができる画像形成装置、同装置で実行される電力制御方法及び同装置のコンピュータに前記電力制御方法を実行させるための電力制御プログラムに関する。
例えば、コピー機、プリンタ、ファクシミリ、さらにはこれらの装置の機能を集約したMFP(Multi Function Peripherals)と称される多機能デジタル複合機等の画像形成装置には、ユーザーが近づいたときに装置を省電力モードから通常モードに復帰させてウォームアップを行うために、ユーザーが近づいたことを検知するための人体検知装置が備えられているものがある。
また、このような人体検知装置として、省電力かつ低コストな構成で人体検知が行える焦電型センサ(焦電型赤外線センサともいう)を用いたものが知られている。
この焦電型センサは、センサの検知範囲に人が移動してきたときの温度変化に基づいて検知を行うが、前記画像形成装置に搭載する場合は、装置を使用するために接近する人(ユーザー)の移動方向とセンサとがほぼ向き合う状態となるように、センサが装着されることから、人が接近しても検知範囲の温度変化が小さく検知感度が悪くなる。また、どの位置から人が接近しているか、あるいは止まっているか等の検出はできない。
また、たとえ人が画像形成装置の正面に停止したことを検出できたとしても、その人が実際に画像形成装置を使用するか否かは判別できない。このため操作パネル上のボタンが押されたことを検出したり、あるいは操作パネルに静電センサを設け、操作パネルにユーザーの手等が近付いたことを前記静電センサで検出すること等によって、使用意思の判別が行われていた。
なお、特許文献1には、不要な箇所からの熱による誤動作を制限するため、レンズブロック(遮光チップ)をセンサの収容ケース内に入れて熱線の入射方向を制限する技術が開示されている。
特開2000−132755号公報
しかしながら、操作パネル上のボタンが押されたことの検出や、操作パネルに設けた静電センサでの検出により、使用意思の判別が行われる場合、次のような問題があった。
即ち、電力消費を抑制するため、非使用時には省電力モードに移行し、ユーザーの使用意思が確認されたときに通常モードに切り替えられる画像形成装置の場合、操作パネル上のボタンが押されたことが検出され、あるいは操作パネルの静電センサで検出されて初めて通常モードに切り替えられるため、使用可能になるまでの待ち時間が長いという問題があった。
なお、前述した特許文献1に記載の技術を画像形成装置に転用し、不要な箇所からの熱による誤動作を制限したとしても、上記のような問題を解決することはできなかった。
この発明は、このような欠点を解消するためのなされたものであって、画像形成装置を使用するユーザーの使用意思を早期に確認できて、使用可能になるまでの待ち時間を短縮できる画像形成装置及び同装置で実行される電力制御方法を提供し、さらには画像形成装置のコンピュータに前記電力制御方法を実行させるための電力制御プログラムを提供することを課題とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置と、前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較手段と、自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較手段による比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記画像形成装置本体の正面側の端部またはその近傍に操作パネルが設けられ、前記第1の検知エリアは、画像形成装置本体の正面使用位置に移動したユーザーの人体を検出するエリアであり、前記第2の検知エリアは、操作パネルを含む画像形成装置本体の上面に伸ばしたユーザーの手あるいはさらに腕を検知するエリアである請求項1に記載の画像形成装置。
(3)前記第2のモードは前記操作パネルを起動するが点灯表示はしないモードであり、前記第1のモードは操作パネルを点灯表示するモードである請求項2に記載の画像形成装置。
(4)前記操作パネルの前方において前記画像形成装置本体の上部には自動原稿搬送装置が設置され、前記比較手段は、前記出力信号の周波数と、前記第1の閾値よりも大きく予め設定された第2の閾値をさらに比較し、前記電力制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記出力信号の周波数が前記第1の閾値を超えるが、該第1の閾値よりも大きく予め設定された第2の閾値を超えない場合は、ユーザーが前記操作パネルを操作すると判断し、操作パネル上に通常動作時の初期画面を表示させ、前記出力信号の周波数が前記第2の閾値を超える場合は、ユーザーが前記自動原稿搬送装置を操作すると判断し、操作パネルに前記自動原稿搬送装置の操作画面を表示させる請求項2または3に記載の画像形成装置。
(5)前記操作パネルの前方において前記画像形成装置本体の上部には自動原稿搬送装置が設置され、前記電力制御手段は、前記出力信号の周波数が前記第1の閾値を超えたが2回連続しては超えなかった場合、ユーザーが前記操作パネルを操作すると判断して、操作パネル上に通常動作時の初期画面を表示させ、前記出力信号の周波数が2回連続して前記第1の閾値を超えた場合は、ユーザーが前記自動原稿搬送装置を操作すると判断して、操作パネルに前記自動原稿搬送装置の操作画面を表示させる請求項2または3に記載の画像形成装置。
(6)前記電力制御手段は、電力供給モードを第2のモードから第1のモードに切り替えた後、所定時間内に、前記出力信号のピーク値が所定の電圧閾値を超えない場合、電力供給モードを第1のモードから第2のモードまたは該第2のモードよりも省電力モードである第3のモードに切り替える請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
(7)前記複眼レンズは、前記第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に、赤外線を検知しない非検知エリアを形成させる請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
(8)前記レンズは、前記操作パネル用検知エリアと前記自動原稿搬送装置用検知エリアのうちの少なくとも一方の検知エリアの周囲に、赤外線を検知しない別の非検知エリアを形成させる請求項7に記載の画像形成装置。
(9)前記第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に形成された前記非検知エリアは、操作パネルにおけるユーザー側の端部近傍において、前記人体検知装置のほぼ真上に形成されている請求項7または8に記載の画像形成装置。
(10)入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置を備えた画像形成装置において実行される電力制御方法であって、前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較ステップと、自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較ステップにおける比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御ステップと、を備えたことを特徴とする電力制御方法。
(11)入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置を備えた画像形成装置のコンピュータに、前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較ステップと、自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較ステップにおける比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御ステップと、を実行させるための電力制御プログラム。
前項(1)に記載の発明によれば、人体検知センサと複眼レンズによって、自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアが形成され、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアが形成される。ユーザーが第1の検知エリアに移動し、人体の一部(たとえば手)を第2の検知エリアに進入させると、人体検知センサから、第1の検知エリアに対応する接近検知用の出力信号の後に、第2の検知エリアに対応する出力信号が出力される。第2の検知エリアにおける人体の一部の移動速度は、第1の検知エリアにおける人体の移動速度(歩行速度)よりも速いから、第2の検知エリアに対応して人体検知センサから得られる出力信号の周波数は、第1の検知エリアに対応して人体検知センサから得られる出力信号の周波数よりも大きい。
そこで、ユーザーの移動速度に対応する周波数より大きい第1の閾値を設定し、人体検知センサから得られる出力信号と前記第1の閾値とを比較し、比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、第1の閾値よりも大きい場合は、第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が第2の検知エリアへ進入したと判断して、画像形成装置の電力供給モードが第1のモードよりも省電力である第2のモードであれば、第1のモードに切り替えられる。なお、既に第1のモードである場合は第1のモードが維持される。
例えば、第1の検知エリアに移動したユーザーが、画像形成装置を使用するために手を伸ばすと、これが第2の検知エリア内で検出され、出力信号の私有は数が第1の閾値よりも大きければ、自装置の電力供給モードが第1のモードに切り替えられる。従って、従来のように、ユーザーが操作パネル上のボタンを押したり、操作パネルに設けた静電センサが反応するまで、電力供給モードが第1のモードに切り替えられない場合と較べて、画像形成装置の起動タイミングを早めることができ、使用可能になるまでの待ち時間を短縮できる。
前項(2)に記載の発明によれば、画像形成装置本体の正面使用位置に移動したユーザーが操作パネルを含む画像形成装置本体の上面に伸ばした手あるいはさらに腕を、精度良く検知することができる。
前項(3)に記載の発明によれば、ユーザが第2の検知エリアに手を伸ばした時に、操作パネルを速やかに点灯させることができる。
前項(4)に記載の発明によれば、出力信号の周期数と第1及び第2の閾値の大小関係に基づいて、ユーザーが操作パネルを操作する場合と自動原稿搬送装置を操作する場合とが判別され、操作パネルにそれぞれ所定の画面が表示される。
前項(5)に記載の発明によれば、ユーザーが自動原稿搬送装置を操作する場合は、自動原稿搬送装置を操作したあと、第2の検知エリアから一旦手を引いて退出させた後、操作パネルに手を伸ばすことが考えられるため、出力信号の周波数が2回連続して前記第1の閾値を超えたかどうかに応じて、ユーザーが操作パネルを操作する場合と自動原稿搬送装置を操作する場合とが判別され、操作パネルにそれぞれ所定の画面が表示される。
前項(6)に記載の発明によれば、電力制御手段は、電力供給モードを第2のモードから第1のモードに切り替えた後、所定時間内に、出力信号のピーク値が所定の電圧閾値を超えない場合は、画像形成装置を使用しなくなったと考えられるため、電力供給モードを第1のモードから第2のモードまたは該第2のモードよりも省電力モードである第3のモードに切り替えて、無駄な電力消費を抑制する。
前項(7)に記載の発明によれば、第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に非検知エリアが形成されているから、第1の検知エリアへのユーザーの進入動作と、第2の検知エリアへの人体の一部の進入動作とを確実に切り分けることができ、従って第1の検知エリアに対応する接近検知用の出力信号の後に、非検知時間を挟んで出力される、第2の検知エリアに対応する出力信号を精度良く判別することができ、ひいてはユーザーの使用意思を精度良く確認することができる。
前項(8)に記載の発明によれば、操作パネル用検知エリアと自動原稿搬送装置用検知エリアのうちの少なくとも一方の検知エリアの周囲に、赤外線を検知しない別の非検知エリアが形成されるから、操作パネル用検知エリアまたは自動原稿搬送装置用検知エリアへの人体の一部の進入を確実に検出できる。
前項(9)に記載の発明によれば、第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に形成された非検知エリアは、操作パネルにおけるユーザー側の端部近傍において、人体検知装置のほぼ真上に形成されているから、第1の検知エリアと第2の検知エリアを画像形成装置の接離方向において精度良く区分けすることができる。
前項(10)に記載の発明によれば、画像形成装置の起動タイミングを早めることができ、使用可能になるまでの待ち時間を短縮できる。
前項(11)に記載の発明によれば、使用可能になるまでの待ち時間を短縮できるとともに、ユーザーの使用意思を精度良く確認することができる処理を、画像形成装置のコンピュータに実行させることができる。
この発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。 同じく電気的構成を示すブロック図である。 人体検知装置の構成を説明するための説明図である。 人体検知装置のレンズを模式的に示す平面図である。 (A)は画像形成装置の側面を見たときの人体検知装置の向きと検知エリアを概略的に示す図、(B)は画像形成装置を正面側斜め上方から見たときの検知エリアを概略的に示す図である。 人体検知センサの一般的な動作を説明するための説明図である。 画像形成装置と検知エリアの位置関係を概略的に示す平面図である。 人が画像形成装置に接近して手を伸ばしたときの検知エリアと人体検知センサの出力波形との関係を示す図である。 画像形成装置によるユーザーの接近及び行動検知処理を示すフローチャートである。 この発明の他の実施形態に係る人体検知装置のレンズを模式的に示す平面図であり、図4に相当する図である。 (A)は図10のレンズが装着されたときの人体検知装置の向きと検知エリアを概略的に示す図、(B)は同じく画像形成装置を正面側斜め上方から見たときの検知エリアを概略的に示す図である。 図11の検知エリアが形成された状態で、人が画像形成装置に接近して手を伸ばしたときの検知エリアと人体検知センサの出力波形との関係を示す図である。 人体検知装置のレンズの他の例を模式的に示す平面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図、図2は同じく電気的構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示されるように、画像形成装置1は、画像処理ブロック100、エンジン制御ブロック101、操作パネル102、画像読み取り部103、電源制御ブロック104、人体検知装置200等を備えている。
画像処理ブロック100は、ネットワーク2を通じて入力されあるいは画像読み取り部103から入力された画像データを処理するものであり、ネットワーク2との間で通信を行う通信部100a、入力された画像データやその他のデータを記憶するハードディスク装置等からなるデータ記憶部100b、入力された画像データに対して所定の処理を実行する画像処理部100c、制御部(CPU)100dなどを備えている。なお、制御部100dは、エンジン制御ブロック101や電源制御ブロック104の制御部104a等と協働して、画像処理ブロック100内の各部や画像読み取り部103、さらには操作パネル102を制御するものである。
エンジン制御ブロック101は、画像形成部101a、制御部(CPU)101b、ROM101c、RAM101dを備えている。
画像形成部101aは、画像データを用紙に印字するための構成要素であり、図示しない感光体ドラム、現像ユニット、帯電ユニット、転写ベルト、トナーカートリッジ、用紙の給紙搬送部、定着部等からなる。
制御部101bは画像処理ブロック100の制御部100dや電源制御ブロック104の制御部104a等と協働して、画像形成部101aを制御するものであり、ROM101cは制御部101bのCPUを動作させるための動作プログラムを記憶するものであり、RAM101dは前記CPUが動作する際の作業領域を提供するものである。
操作パネル102は、ユーザーが画像形成装置1の使用に際して種々の機能の設定操作を行ったり、操作画面や装置状態やメッセージ等を表示するためのものであり、画像形成装置1の本体10の正面側の端部またはその近傍に設けられている。
画像読み取り部103は、原稿の画像を読み取って電子データである画像データに変換するものであり、この実施形態では、画像形成装置本体10の上面部に、原稿を読み取り位置に自動的に搬送するための自動原稿搬送装置(ADF)103aを備えている。
電源制御ブロック104は、交流商用電源を直流に変換する図示しない電源装置と、制御部(CPU)104aを備えている。この制御部104aは、画像形成装置1の各部へ電力を供給するとともに、画像形成装置1の負荷状態に応じて供給電力を制御する他、この実施形態では、人体検知装置200の人体検知センサの出力信号に基づいて、画像形成装置1の各部への電力供給モードを複数のモードに切り替える。これらの電力供給モードは、画像処理ブロック100、エンジン制御ブロック101、操作パネル102等への電力供給のオン/オフの組み合わせにより異なるが、詳細については後述する。
人体検知装置200は、図3に示すように、基板201上に配置された人体検知センサ202と、人体検知センサ202を被覆する態様で基板201に設けられるとともに、縦横方向に複数の単位レンズ204が形成されたフルネルレンズからなる複眼レンズ203とを備えている。
前記人体検知センサ202は、入射する赤外線の変化量に応じて出力を発生する正負電極対202a、202bを有する焦電型センサからなる。なお、センサ(焦電電極)の個数や構成は限定されることはない。
このような構成の人体検知装置200により、人体検知装置200の外側には、人体(特に被服で覆われていない顔面、手、腕)からの赤外線を検出する人体検知空間205が、人体検知センサ202と複眼レンズ203の各単位レンズ204を結ぶ方向に広がって、単位レンズ204の数だけ形成されている。また、各人体検知空間205は、人体検知センサ202の正負電極202a、202bに対応して、正電極202aによって赤外線が検知される空間と、負電極202bによって検知される空間から構成されている。
この実施形態では、前記複眼レンズ203は図4(A)に示すように、平面視円形のものが用いられるとともに、上下左右に複数列に分割された複数個の単位レンズ204により構成されている。
なお、複眼レンズ203の形状、単位レンズ204の個数や配列等は限定されることはない。例えば、図4(B)に示すような平面視長方形状であっても良い。
上記構成の人体検知装置200は、画像形成装置本体10の操作パネル102の近傍部位に、図5(A)に示されるように、装置の中心が斜め上を向くように取り付けられている。このような複眼レンズ203を有する人体検知装置200の取付により、図5(A)に示すように、画像形成装置1の正面側(ユーザー側)において、人体検知装置200から斜め上方に向かう複数の第1の検知空間205A、205Bが形成され、かつ画像形成装置1の本体側において、人体検知装置200から上方ないし斜め上方に向かう第2の検知空間205Cが形成されている。
前記第1の検知空間205A、205B及び第2の検知空間205Cは、前記複眼レンズ203の単位レンズ204により形成されている。
従って、このような第1及び第2の検知空間205A、205B、205Cにより、人の画像形成装置1への接離方向を包含する水平面内においては、図5(B)に示すように、画像形成装置1の正面側(ユーザー側)には、第1の検知エリア205a、205bが形成され、画像形成装置1の本体10側には、本体10の上方に第2の検知エリア205cがそれぞれ形成されている。
前記第1の検知エリア205a、205bのそれぞれは、画像形成装置1への接離方向(前後方向)に複数列、画像形成装置1の幅方向(左右方向)に複数個形成されるとともに、画像形成装置1に近い側の検知エリア205bの方が、遠い側の検知エリア205aよりも面積が小さくなっている。また、画像形成装置1の左右方向の検知エリア205aどうし及び検知エリア205bどうしは、それぞれほぼ等しい面積となっている。
一方、前記第2の検知エリア205cは、画像形成装置への接離方向(前後方向)に1列ないし複数列、画像形成装置1の幅方向(左右方向)に複数個形成されている。
なお、第1及び第2の各検知エリア205a、205b、205cにおいては、画像形成装置1への接近方向において、正極側のエリアと負極側のエリアがこの順番で形成されるように、人体検知センサ202の正負電極202a、202bが配置されている。
前記第1の検知エリア205a、205bは、ユーザーが画像形成装置1へ接近したことを検知するエリアであり、前記第2の検知エリア205cは、接近したユーザーの行動を検知するエリアである。ユーザーの行動としては、例えば、ユーザーが操作パネル102や自動原稿搬送装置103aを使用するために手を伸ばすこと等が挙げられ、このような行動を検知することで、画像形成装置1に対するユーザーの使用意思を確認できる。
なお、この実施形態では、オフィス内で、身長Hが170cmの人が4.8km/時の速度で画像形成装置1に接近したときに、画像形成装置1への到着2秒前の画像形成装置1までの距離Lが2.5mの位置で、その人の顔を第1の検知エリアのうち外側の検知エリア205aで検知できるように、検知エリア205a、205bが形成されている。
ここで、図6(A)の矢印で示すように、1つの検知エリア205を人300が正側エリアから負側エリアへと進入ないし通過する場合を考える。図6(A)においては上・下段の人300が移動する速度は同一である。正側エリアへと人300が移動すると、図6(B)に示すように、人体検知センサ202は人体からの赤外線を検出して正側に凸の波形を出力し、続いて負側エリアに人が移動すると、人体検知センサ202は人体からの赤外線を検出して負側に凸の波形を出力する。つまり、1つの検知エリアに人300が進入ないし通過すると、人体検知センサ202から正側と負側にそれぞれピーク値を持つ1つの信号が出力される。人の移動がなくなると出力は収束し、オフセット電圧に戻る。負側エリアから正側エリアへと進入ないし通過する場合は、出力信号の波形は逆になる。この出力信号は図3に示すように、電源制御ブロック104の増幅器104bを介して制御部104aに入力される。
出力信号のピーク値(ピーク電圧ともいう)の大きさは、赤外線の量に依存して変化する。また、周波数は人が通過するときの検知エリアの面積及び速度に依存する。従って、図6(A)及び(B)に示すように、人300が人体検知センサ202に近い位置で検知エリア205に進入ないし通過する場合の出力信号は、離れた位置で同一速度で検知エリアに進入ないし通過する場合の出力信号よりも、ピーク値及び周波数ともに大きい。また、人300の移動速度が速いほど周波数は大きくなる。
次に、図1及び図2に示した画像形成装置1において、図5(B)の矢印Xで示すように、ユーザーが第1の検知エリア205aの外側から画像形成装置1に向かって接近したときの動作を、図7及び図8を参照して説明する。
なお、説明の簡素化のために、図7に示すように、画像形成装置1の左右方向において、第1の検知エリア205a、205b、第2の検知エリア205cは1つのみであるとして説明する。また、第2の検知エリア205cは、画像形成装置1の接離方向において1列のみとし、操作パネル102及び自動原稿搬送装置103aの上方にまたがって広がっており、操作パネル102及び自動原稿搬送装置103aのいずれに対してユーザーの手が伸びても、これを検知できるものとなされている。
図8(A)に示すように、ユーザーが遠方から第1の外側の検知エリア205aに進入すると、ユーザーからの赤外線を受けて、図8(B)に示すように人体検知センサ202から出力信号が出力される。
前述したように、人体検知センサ202は焦電型素子を使用しており、それぞれの検知エリア205aの正側エリアから負側エリアへ赤外線の放射源の移動に伴う入力があるとオフセット電圧に対しプラス→マイナス(逆方向への移動ではマイナス→プラス)の出力があり、移動がなくなると出力が収束する特性を持つ。これにより、ユーザーの移動を検知して、赤外線の量、検知エリアの面積、移動速度等に応じた電圧及び周期の波形が出力される。この出力信号は、正のピーク値と負のピーク値を有する出力信号Sとなる。出力信号Sは、後述するように、その出力波形から人300が移動している領域が検知エリア205aなのか、その他の検知エリアかを判断することが可能であり、検知エリア205aを移動している人300による出力信号Sを、以下においては出力信号S1と称す(後述の出力信号S2、S3も同様)。
ユーザーが更に接近して第1の内側の検知エリア205bへ進入し、そこで停止すると、正のピーク値を有する出力信号S2が出力され、そのピーク値は出力信号S1のピーク値よりも大きな値となる。これは赤外線強度が距離の2乗に反比例することと、検知エリア205bの面積に対するユーザーの顔の大きさの割合が大きくなるためである。また、検知エリア205bの面積が狭くなるため出力の周期が短くなる(周波数が大きくなる)。
ユーザーが第1の2つの検知エリア205a、205bのうち、どの検知エリアに進入したかは、人体検知センサ202からの出力の周波数を検出することにより判断される。
即ち、人体検知センサ202からの出力信号は、増幅器104bを介して電源制御ブロック104の制御部(CPU)104aに入力される。入力された出力信号は、制御部104aにより、その周波数が接近判定用の周波数閾値fa及びfbと比較される。接近判定用の周波数閾値faの大きさは、出力信号S1の周波数f1よりも大に設定され、接近判定用の周波数閾値f0の大きさは、出力信号S2の周波数f2よりも大きく設定されている。
そして、出力信号の周波数fがf<faであれば、ユーザーが外側の検知エリア205aに進入し、fa<f<f0であればユーザーが内側の検知エリア205bに進入したと判定される。
ユーザーが第1の外側の検知エリア205aの外側にいる場合は、画像形成装置1の電力供給モードは最大の省電力モードとし、画像処理ブロック100、エンジン制御ブロック101及び操作パネル102に電力供給を行わない。ユーザーが第1の外側の検知エリア205aに進入すると画像形成装置1を使用する可能性があるため、最大の省電力モードから画像処理ブロック100の各部のみを復帰させるモードとし、省電力モードを緩和する。これは、画像処理ブロック100の制御部(CPU)100dの復帰に時間がかかるためである。ただし、前回使用時から時間が経過していない等の理由により、省電力モードが解除されて通常動作時の電力供給モード(通常モード)に復帰している状態では、当然のことながら、その通常モードが維持される。以後説明する電力供給モードの制御についても同様である。
ユーザーが更に第1の内側の検知エリア205bへ進入した場合、画像形成装置1への接近と判断し、画像形成装置1を使用する可能性が更に高くなったと判断して、エンジン制御ブロック101の各部及び操作パネル102も省電力モードから復帰させるモードとし、省電力モードをさらに緩和する。ただし、このときは制御部(CPU)101bの復帰のみで、エンジン制御部101のモーター等については動作を行わせず、操作パネル102は表示を点灯させない。
操作パネル102の点灯は、後述のように、第2の検知エリア205cにユーザーの人体の一部が進入したかどうかに基づいて実施される。
一方、ユーザーが図5(B)の矢印Yで示すように、画像形成装置1と平行に移動し例えば第1の外側の検知エリア205aを横断する場合、横断方向の複数の検知エリア205aの面積は変わらないため、人体検知センサ202からの出力信号もピーク値がほぼ同じであり、周波数も移動速度に応じ一定となる。横断の場合も、人が外側の検知エリア205aに進入したとすると、画像処理ブロック100、エンジン制御ブロック101等が省電力モードから復帰するが、画像形成装置1の全体が起動されることはない。また、検知エリアの横断と判断された場合は、再度、最大の省電力モードに切り替えられるものとなされている。
このような制御を行うことにより、必要最小限の電力供給でユーザーの利便性を確保できる。
なお、省電力モードは通常動作時である画像形成時より電力を制限するモードであり、前述したように、電源制御ブロック104の制御部(CPU)104aは省電力モードを複数のモードで遷移させることができるが、どのように遷移させるかは前述の例に限定されることはない。画像処理ブロック100のみ起動させたモードの他、画像読み取り部103と操作パネル102を起動させたモード、エンジン制御ブロック101のみが起動しているモード等を組み合わせても良い。また、第1の検知エリア205a、205bを前後方向に2列形成したが、3列以上にわたって形成し、外側の検知エリアから内側の検知エリアに移動するにつれて、段階的に省電力モードを緩和しても良い。
次に、第1の内側の検知エリア205bで停止したユーザーが、画像形成装置1の操作パネル102を操作するために、あるいは自動原稿搬送装置103aを操作するために、手を前方に伸ばした場合を考える。
ユーザーが手を前方に伸ばすと、手は第2の検知エリア205cに進入する。手が進入したことを検知して、人体検知センサ202から出力信号S3が出力される。
人の移動速度は手の移動速度よりも速い。一般に平均的な人の移動速度は4.8km/hであるのに対して、平均的な手の移動速度は10cm/s=0.36m/hとなり、人の移動速度は手の移動速度の方がより速くなる。一方で、画像形成装置1を操作するために手を伸ばしたときの手と人体検知センサ202の距離は、ユーザーが画像形成装置1に接近したときの人体(特に顔面)と人体検知センサ202との距離よりも近い。この場合、人体検知センサ202と検出物の距離が近い方が、図8(A)に示すように検出エリアは狭くなり検出物が検出エリアを通過することによる検出感度は良くなる。そのためピーク値は大きくなり、また急峻に変化するために、周期は短くなる(図6参照)。つまり、人体検知センサ202と検出物との距離の方が移動速度よりも支配的で、人体検知センサ202と検出物の距離が近い手を人体検知センサ202が検出した出力信号は、その電圧と周波数ともに大きくなる。このため、ユーザーの手が第2の検知エリア205cに進入したときに発生する前記出力信号S3のピーク値P3は、図8(B)に示すように、ユーザーが画像形成装置1に接近し第1の内側の検知エリア205bで検知されたときに人体検知センサ202から出力される出力信号S2のピーク値P2よりも大きく、周波数も大きくなる。
また、操作パネル102は画像形成装置1の正面近くにあるため、操作パネル102を操作しようとするユーザーは少し手を伸ばすだけでよい。これに対し、自動原稿搬送装置103aは操作パネル102よりも前方にあり、自動原稿搬送装置103aを操作しようとするユーザーは操作パネル102の場合よりも遠くまで手を伸ばすことになる。
このため、自動原稿搬送装置103aを操作する場合は、手のみならず腕までも第2の検知エリア205cに進入することになり、人体検知センサ202に対する赤外線量は、操作パネル102を操作する場合に較べて多くなり、また手の移動速度も速くなる。
このため、図8(C)に拡大して示したように、操作パネル102を操作するために手を伸ばした場合に人体検知センサ202から得られる出力信号S31(実線で示す)よりも、自動原稿搬送装置103aを操作するために手を伸ばした場合に人体検知センサ202から得られる出力信号S32(鎖線で示す)の方が、ピーク値が大きく、周波数も大きいものとなる。
そこで、この実施形態では、第2の検知エリア205cにユーザーの人体の一部が進入したときの出力信号S3を検知するために、前述した周波数閾値f0を用いる。第1の内側の検知エリア205bにおいて人体が検出されたときの出力信号S2の周波数は、人体の移動作度(歩行速度)に対応したものとなる。前述したように、手の移動速度は人体の歩行速度よりも遙かに大きいから、周波数閾値f0を、検知エリア205bにおける人体の移動作度に対応する周波数と、ユーザーが操作パネル102を操作するために第2の検知エリア205cに手を伸ばしたときの手の移動速度に対応する周波数の中間の値に設定することにより、出力信号S3の周波数fが、f0<fであれば、電源制御ブロック104の制御部104aは、ユーザーは第2の検知エリア205cに手を伸ばしたと判断し、操作パネル102を点灯させて電源供給モードを通常モードに切り替える。
このように、ユーザーが第2の検知エリア205cに手を伸ばしたときに、操作パネル102を点灯させて電源供給モードを通常モードに切り替えるが、この実施形態ではさらに、次のように構成されている。
即ち、前述したように、操作パネル102を操作するために手を伸ばした場合に人体検知センサ202から得られる出力信号S31よりも、自動原稿搬送装置103aを操作するために手を伸ばした場合に人体検知センサ202から得られる出力信号S32の方が、周波数が大きいことから、出力信号S31の周波数と出力信号S32の周波数の中間の値を別の周波数閾値f01とし、出力信号S3の周波数fが、f0<f<f01であれば、ユーザーは操作パネル102を使用するために手を伸ばしたと判断して、操作パネル102を点灯させて電源供給モードを通常モードに切り替え、操作パネル102に、通常モード時に表示される初期画面を表示させる。この画面では、ユーザーがコピー、FAX等のモードを選択できるようになっている。
一方、出力信号S3の周波数fが、f01<fであれば、ユーザーは自動原稿搬送装置103aを使用するものと判断し、操作パネル102を点灯させて電源供給モードを通常モードに切り替え、自動原稿搬送装置103a用の操作画面を表示させる。この操作画面では、読み取りモードの詳細設定、コピー部数、用紙の種類等を設定できるようになっている。
また、ユーザーが操作パネル102を使用するか自動原稿搬送装置103aを使用する可を判断する他の方法として、次の方法を採用しても良い。
即ち、ユーザーが自動原稿搬送装置103aを操作する場合は、自動原稿搬送装置を操作したあと、第2の検知エリア205cから一旦手を引いて退出させた後、操作パネル102に手を伸ばすことが考えられる。このため、出力信号の周波数が2回連続して前記閾値f0を超えたかどうかを判断し、超えた場合は、自動原稿搬送装置を操作すると判断し、1回のみ超えた場合は、ユーザーは操作パネル102を操作すると判断し、操作パネル102にそれぞれ所定の画面を表示しても良い。
このように、第1の内側の検知エリア205bに移動したユーザーが、画像形成装置1を操作するために手を伸ばすと、これが第2の検知エリア205cにより検出され、使用意思があるものと判断されて、画像形成装置1の電力供給モードが通常モードに切り替えられる。従って、従来のように、ユーザーが操作パネル102上のボタンを押したり、操作パネル102に設けた静電センサが反応するまで、動作モードが切り替えられない場合と較べて、画像形成装置1の起動タイミングを早めることができ、使用可能になるまでの待ち時間を短縮できる。
なお、ユーザーの前記第1の内側の検知エリア205bへの進入が検出された後、所定時間内に、前記出力信号S3のピーク値P3が所定の電圧を超え、または周波数が前記周波数閾値f0を超えた場合にのみ、前記制御部104aは、電力供給モードを通常モードに切り替えるのがよい。換言すれば、ユーザーが画像形成装置1の正面へ接近したことが検出された後、所定時間内に、前記出力信号S3のピーク値P3または周波数が所定の前記電圧値または周波数閾値f0を超えなかった場合は、画像形成装置1の正面へユーザーが接近しても、そのユーザーは第2の検知エリア205cまで手を伸ばさないことになり、画像形成装置1を使用する意思がないものと判断できるから、通常モードに切り替えることによる無駄な電力消費を避けるためである。この場合、段階的に緩和した省電力モードを再度最大の省電力モードまたは他のレベルの省電力モードに切り替えても良い。
また、第1の内側の検知エリア205bに移動したユーザーが手を伸ばしたことが検知された後、所定時間内に、人体検知センサ202の出力が所定の電圧閾値を超えない場合、換言すれば長時間操作が行われない場合は、ユーザーは既に立ち去ったものと判断して、電力供給モードを通常モードから最大の省電力モードまたは他のレベルの省電力モードに切り替えるのが良い。
以上の実施形態では、ユーザーが操作パネル102を使用するのか、自動原稿搬送装置103aを使用するのかを判断して、操作パネル102に異なる画面を表示させたが、いずれを使用するのかを判断することなく、ユーザーが手を第2の検知エリア205cに進入させたことを検知して、操作パネル102の省電力モードを解除すると共に、操作パネル102に初期画面を表示させても良い。
図9は、図7に示したような検知エリアが形成されている状態で、ユーザーが接近したときの画像形成装置1による接近及び行動検知処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部104aのCPUがROM等の記録媒体に記録された動作プログラムに従って動作することにより実行される。
図9において、ステップS31では、人体検知センサ202の電圧を取得する。この電圧取得は例えば5ms毎に行われる。また、この電圧はADポート信号を移動平均処理することにより、ノイズ成分の除去を行った値である。
次に、ステップS32で、ピーク値が確定したかどうかを判断する。ピーク値が確定しなければ(ステップS32でNO)、ステップS33で、タイマーをカウントアップしたのち、ステップS34で、タイマーが所定時間経過したかどうかを判断する。
タイマーが所定時間経過しなければ(ステップS34でNO)、ステップS31に戻る。所定時間経過すると(ステップS34でYES)、ステップS35で、ピーク値、周波数、タイマーをクリアし、最大省電力モードに移行した後、ステップS31に戻る。
ステップS32でピーク値が確定すると(ステップS32でYES)、ステップS36ではタイマーをクリアし、次いでステップS37で、ユーザーがどの検知エリアに進入したかどうかを判断するため、ピーク周期から出力信号の周波数fを算出する。
次いで、ステップS38で、算出した周波数fと閾値f0とを比較し、f<f0か否かを判断する。f<f0であれば(ステップS38でYES)、ユーザーが第1の検知エリア205a及び205bに進入した可能性があるため、ステップS39で、操作パネル102等に電力供給を行って省電力モードを緩和する。ただし、操作パネル102の点灯は行わない。
次いで、第1の検知エリア205a及び205bのうち、いずれの検知エリアに進入したかを判断するため、ステップS40で、出力信号の周波数fと閾値faとを比較し、f<faか否かを判断する。f<faであれば(ステップS40でYES)、ステップS41で、ユーザーが第1の検知エリア205aに進入したと判断する。
次いで、ステップS42では、ユーザーが画像形成装置1と平行に移動することにより、第1の外側検知エリア205aを単に横断しているだけかどうかを判断する。この判断は次のようにして行う。
即ち、ユーザーが画像形成装置1を使用する場合、画像形成装置1と平行に画像形成装置1の正面まで歩いてきたのち、画像形成装置の方向に向きを変えて画像形成装置に接近することが考えられる。この場合、第1の外側検知エリア205aが画像形成装置1の幅方向に均等に複数個、例えば5個存在するとすれば、中央の3個目の検知エリア205aまで移動した後、向きを変えることになる。従って、第1の外側検知エリア205aに進入したときの出力信号S1の波形が4個以上継続すると、このユーザーは第1の外側検知エリア205aを単に横断していることになる。
つまり、連続して検知エリア205aに進入したと判断された回数が、(第1の外側検知エリア205aの数÷2)の商を四捨五入した回数を超えると、ユーザーは第1の外側検知エリア205aを単に横断していることになるので、ステップS42でこの判断を行うものである。
第1の外側検知エリア205aを単に横断していると判断された場合は(ステップS42でYES)、ステップS35に進み、ピーク値、周波数、タイマーをクリアし、再度、最大省電力モードに移行する。一方、第1の外側検知エリア205aを単に横断しているのでなければ(ステップS42でNO)、ステップS44で、ピーク値、周波数を記憶した後、ステップS31に戻る。
一方、ステップS40で、f<faでなければ(ステップS40でNO)、ステップS43で検知エリア205bに進入したと判断し、ステップS44に進み、ピーク値、周波数を記憶した後、ステップS31に戻る。
また、ステップS38において、f<f0でなければ(ステップS38でNO)、ステップS45で、f>f0が2回連続したかどうかを判断し、2回連続しなければ(ステップS45でNO)、操作パネル102の操作と考えられるため、ステップS46で操作パネル102を点灯し、通常モード時の画面を表示したのち、ステップS44に進む。
f>f0が2回連続した場合は(ステップS45でYES)、自動原稿搬送装置103aの操作と考えられるため、ステップS47で操作パネル102を点灯し、操作パネル102に自動原稿搬送装置の操作画面を表示したのち、ステップS44に進む。
なお、ユーザーが第2検知エリア205cに手を伸ばしたときに、操作パネル102の操作か自動原稿搬送装置103aの操作かを判断するため、ステップS45で、f>f0が2回連続したかどうかを判断した。しかし、操作パネル102の操作を意図したときの出力信号S31の周波数と、自動原稿搬送装置103aの操作を意図したときの出力信号S32の周波数を、両周波数の中間の値に設定された前述の周波数閾値f01と比較することにより、操作パネル102の操作か自動原稿搬送装置103aの操作かを判断しても良い。
このようにして、ユーザーが画像形成装置1に接近して、手を第2の検知エリア205cに伸ばしたことを確実に検知し、動作モードを切り替えることができる。
図10は、この発明の他の実施形態に係るもので、図4の複眼レンズに対応する図面である。なお、図4と同一の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
この実施形態では、人体検知装置200の複眼レンズ203は図10(A)に示すように、平面視円形のものが用いられるとともに、複眼レンズ203の径方向の一端側(図10(A)の下側)と他端側(図10(A)の上側)とで2つの単位レンズ群501、502に分けられており、両単位レンズ群501、502の中間部には、赤外線の前記人体検知センサ202への透過を遮蔽する遮蔽部500(図10にダブルハッチングで示す)が形成されている。また、各単位レンズ群501、502はそれぞれ上下に2列、左右に複数個の単位レンズ204により構成されている。
なお、複眼レンズ203は、図10(B)に示すような平面視長方形状であっても良い。図10(B)に示す複眼レンズ203においても、長さの一端側(図4(B)の下側)と他端側(図4(B)の上側)とで2つの単位レンズ群501、502に分けられており、両単位レンズ群501、502の中間部には、赤外線の透過を遮蔽する遮蔽部500が形成されている。
上記構成の人体検知装置200が、画像形成装置本体10の操作パネル102の近傍部位に、図11(A)に示されるように、装置の中心が斜め上を向くように取り付けられている。このような複眼レンズ203を有する人体検知装置200の取付により、図10(A)に示すように、人体検知装置200のほぼ垂直上方に向かって、前記レンズ203の遮蔽部500に相当する赤外線を検知しない非検知空間205Dが形成されるとともに、非検知空間205Dを境として、画像形成装置1の正面側(ユーザー側)において、人体検知装置200から斜め上方に向かう複数の第1の検知空間205A、205Bが形成され、かつ画像形成装置1の本体側において、人体検知装置200から斜め上方に向かう第2の検知空間205Cが形成されている。
従って、このような第1及び第2の検知空間205A、205B、205Cにより、人の画像形成装置1への接離方向を包含する水平面内においては、図11(B)に示すように、赤外線を検知しない帯状の非検知エリア205dが画像形成装置1の正面側の端縁の近くにおいて該端縁と平行状に左右方向に形成されると共に、この非検知エリア205dを境として、画像形成装置1の正面側(ユーザー側)には、第1の検知エリア205a、205bが形成され、画像形成装置1の本体10側には、本体10の上方に第2の検知エリア205cがそれぞれ形成されている。
このように、この実施形態では、第1の内側の検知エリア205bと第2の検知エリア205cの間に、非検知エリア205dが形成されているので、第1の内側の検知エリア205bで停止したユーザーが、画像形成装置1の操作パネル102を操作するために、あるいは自動原稿搬送装置103aを操作するために、手を前方に伸ばした場合には、手は非検知エリア205dを超えて、第2の検知エリア205cに進入する。手が進入したことを検知して、人体検知センサ200から出力信号S3が出力されるが、非検知エリア205dを通過時は、人体検知センサ200の出力は一旦オフセット電圧になり、非検知エリア205dを通過するまでオフセット電圧に近いレベルにある。この実施形態では、センサ電圧がオフセット電圧になったのち、(オフセット電圧−α)<センサ電圧<(オフセット電圧+α)の関係を満たさなくなるまでの時間を非検知時間として検出している。なお、αは予め設定された定数である。
そして、前記非検知時間が予め定められた一定範囲内であれば、ユーザーの手が非検知エリア205dを通過したと判断できる。
このように、この実施形態では、第1の内側の検知エリア205bと第2の検知エリア205cの間に非検知エリア205dが形成されているから、第1の検知エリア205bへのユーザーの移動動作と、第2の検知エリア205cへの人体の一部の進入動作とを、前記非検知エリア205dに対応する非検知時間の存在により確実に切り分けることができ、従って第1の内側の検知エリア205bへの進入時に得られる出力信号S2の後に、非検知時間を挟んで出力される、第2の検知エリア205cへの進入時の出力信号S3を、精度良く判別することができ、ひいてはユーザーの使用意思を精度良く確認することができる。
図13は、人体検知装置200の複眼レンズ203のさらなる変形例を示すものであり、図10に対応する図面である。
この例では、レンズ中央部の遮蔽部500の他に、第2の検知エリアを形成するための単位レンズ群502において、所定の単位レンズの周囲に別の遮蔽部503が形成されている。この遮蔽部503は、第1の内側の検知エリア205bと第2の検知エリア205cの間に形成された非検知エリア205dの他に、操作パネル用検知エリアと前記自動原稿搬送装置用検知エリアのうちの少なくとも一方の検知エリアの周囲に、赤外線を検知しない別の非検知エリアを形成させるものである。
このような構成とすることにより、操作パネル用検知エリアや自動原稿搬送装置用検知エリアを前記非検知エリアを介して切り分けることができ、操作パネル用検知エリアや自動原稿搬送装置用検知エリアへの人体の一部の進入をより確実に検出できる。
1 画像形成装置
100 画像処理ブロック
101 エンジン制御ブロック
102 操作パネル
104 電源制御ブロック
104a 制御部
200 人体検知装置
202 人体検知センサ
203 複眼レンズ
204 単位レンズ
205a、205b 第1の検知エリア
205c 第2の検知エリア
205d 非検知エリア
500 遮蔽部

Claims (11)

  1. 入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置と、
    前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較手段と、
    自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較手段による比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成装置本体の正面側の端部またはその近傍に操作パネルが設けられ、
    前記第1の検知エリアは、画像形成装置本体の正面使用位置に移動したユーザーの人体を検出するエリアであり、前記第2の検知エリアは、操作パネルを含む画像形成装置本体の上面に伸ばしたユーザーの手あるいはさらに腕を検知するエリアである請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2のモードは前記操作パネルを起動するが点灯表示はしないモードであり、前記第1のモードは操作パネルを点灯表示するモードである請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記操作パネルの前方において前記画像形成装置本体の上部には自動原稿搬送装置が設置され、
    前記比較手段は、前記出力信号の周波数と、前記第1の閾値よりも大きく予め設定された第2の閾値をさらに比較し、
    前記電力制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記出力信号の周波数が前記第1の閾値を超えるが、該第1の閾値よりも大きく予め設定された第2の閾値を超えない場合は、ユーザーが前記操作パネルを操作すると判断し、操作パネル上に通常動作時の初期画面を表示させ、前記出力信号の周波数が前記第2の閾値を超える場合は、ユーザーが前記自動原稿搬送装置を操作すると判断し、操作パネルに前記自動原稿搬送装置の操作画面を表示させる請求項2または3に記載の画像形成装置。
  5. 前記操作パネルの前方において前記画像形成装置本体の上部には自動原稿搬送装置が設置され、
    前記電力制御手段は、前記出力信号の周波数が前記第1の閾値を超えたが2回連続しては超えなかった場合、ユーザーが前記操作パネルを操作すると判断して、操作パネル上に通常動作時の初期画面を表示させ、前記出力信号の周波数が2回連続して前記第1の閾値を超えた場合は、ユーザーが前記自動原稿搬送装置を操作すると判断して、操作パネルに前記自動原稿搬送装置の操作画面を表示させる請求項2または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記電力制御手段は、電力供給モードを第2のモードから第1のモードに切り替えた後、所定時間内に、前記出力信号のピーク値が所定の電圧閾値を超えない場合、電力供給モードを第1のモードから第2のモードまたは該第2のモードよりも省電力モードである第3のモードに切り替える請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 前記複眼レンズは、前記第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に、赤外線を検知しない非検知エリアを形成させる請求項1〜6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 前記レンズは、前記操作パネル用検知エリアと前記自動原稿搬送装置用検知エリアのうちの少なくとも一方の検知エリアの周囲に、赤外線を検知しない別の非検知エリアを形成させる請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1の検知エリアと第2の検知エリアの間に形成された前記非検知エリアは、操作パネルにおけるユーザー側の端部近傍において、前記人体検知装置のほぼ真上に形成されている請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置を備えた画像形成装置において実行される電力制御方法であって、
    前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較ステップと、
    自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較ステップにおける比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御ステップと、
    を備えたことを特徴とする電力制御方法。
  11. 入射する赤外線の変化量に応じて出力信号を発生する焦電型センサからなる人体検知センサと、該人体検知センサを被覆するとともに、レンズ内に赤外線を集光する複数の単位レンズが形成された複眼レンズであって、各単位レンズによって自装置の少なくとも正面外方にユーザーの自装置への接近を検知する第1の検知エリアを形成させ、さらに該第1の検知エリアよりも自装置側前方にユーザーの行動を検知する第2の検知エリアを形成させる複眼レンズとを有する人体検知装置を備えた画像形成装置のコンピュータに、
    前記人体検知センサからの出力信号の周波数を、前記第1の検知エリアにおけるユーザーの移動速度に対応する出力信号の周波数より大きい値に設定された第1の閾値と比較する比較ステップと、
    自装置の各部への電力供給モードとしての第1のモードと該第1のモードよりも省電力である第2のモードを切り替え可能であると共に、前記比較ステップにおける比較の結果、前記人体検知センサからの出力信号の周波数が、前記第1の閾値よりも大きい場合は、前記第1の検知エリアに進入したユーザーの人体の一部が前記第2の検知エリアへ進入したと判断して、電力供給モードが前記第2のモードであれば前記第1のモードに切り替える電力制御ステップと、
    を実行させるための電力制御プログラム。
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