JP6343546B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6343546B2
JP6343546B2 JP2014220359A JP2014220359A JP6343546B2 JP 6343546 B2 JP6343546 B2 JP 6343546B2 JP 2014220359 A JP2014220359 A JP 2014220359A JP 2014220359 A JP2014220359 A JP 2014220359A JP 6343546 B2 JP6343546 B2 JP 6343546B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power saving
saving mode
print sheet
image forming
operation area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014220359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016090599A (ja
Inventor
朋紀 中島
朋紀 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2014220359A priority Critical patent/JP6343546B2/ja
Publication of JP2016090599A publication Critical patent/JP2016090599A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6343546B2 publication Critical patent/JP6343546B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

この発明は、人体感知センサを備えた画像形成装置に関し、より詳細には前記人体感知センサによるユーザの感知に応答して省電力モードから復帰する画像形成装置に関する。
装置内部の電力供給の状態が異なる省エネモードと通常モードを含む複数の電力モードを有する画像処理装置において、電力モードを切り替えるトリガを入力するために装置に接近する人体を検知する人体検知部と、トリガの入力とは異なる目的で装置に接近する人体を検知するよう配置された第二の人体検知部とを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
前記画像処理装置は、省エネモードにおいて人体検知部が人体を検知したときに第二の人体検知部が人体を検知していなければ、通常モードに切り替えるが、第二の人体検知部が人体を検知していれば、省エネモードを維持する。装置内部のほとんどの部分の電源を切断する省エネモードから通常モードへの復帰には時間がかかり、ユーザの利便性を損なう場合があるので、ユーザに対して見かけ上の起動時間を早める一方で、不要な省エネモードからの復帰を防止するためである。
また、省電力モード中に人感センサが人物の接近を検知すると、その接近人物が所有するRFIDタグと通信してユーザIDを取得し、該接近人物が予め設定されている除外人物か否かを判定するジョブ処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このジョブ処理装置では、除外人物でない場合は省電力モードを解除して通常モードに切り替えるが、除外人物の場合は該人物の接近により省電力モードを解除せず、ユーザ操作や原稿セットを契機に省電力モードを解除する。このような構成により、自装置を使用する目的以外で接近してきた人物は除外したうえで、人の接近に反応して省電力モードを解除することができる。
特開2010−217303号公報 特開2013−55618号公報
特許文献1のものでは、第二の人体検知部は、トリガの入力とは異なる目的、例えば、排紙部に排紙された用紙がある状態、給紙部に用紙がない状態、トナーがない状態を解消するために装置に接近する人のみを検出する必要がある。
特許文献2のものでは、対象となる人物にそれぞれRFIDを持たせる必要があり、さらにそのRFIDから人物を特定するために除外人物を予め登録する処理や登録データを管理するサーバの準備等が必要である。
多少の誤検出があっても、より単純な構成で人の接近に反応して省電力モードから復帰し、その一方で不要な復帰を防止できる手法が望まれることもある。
この発明は、以上のような事情を考慮してなされたものであって、単純な構成で人の接近に反応して省電力モードから復帰する一方で不要な復帰を防止できる画像形成装置を提供する。
この発明は、画像形成に係る操作を受付ける操作部と、前記操作部を操作するときのユーザの位置として予め定められた操作領域にある人体を非接触で感知する人体感知センサと、画像形成の要求を外部の機器から受信する通信部と、前記操作または前記要求のいずれかに応答して印刷シート上に画像形成を行い、その印刷シートを複数の排出先の何れかへ排出するように制御する画像形成制御部と、省電力モード中に前記人体感知センサによるユーザの感知に応答して省電力モードを解除し、かつ、省電力モード中に前記要求を受信したときは省電力モードを解除して画像形成を行った後に省電力モードへ移行させるように制御する省電力制御部とを備え、前記画像形成制御部は、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外へ印刷シートを排出するように制御することを特徴とする画像形成装置を提供する。
この発明による画像形成装置は、省電力モード中に人体感知センサがユーザを感知したことに応答して省電力制御部が省電力モードを解除し、一方で省電力モード中に画像形成した印刷シートは画像形成制御部が操作領域に係る位置の範囲外へ排出するように制御する。即ち、操作部を操作するためにユーザが操作領域に入ったときは省電力モードが解除され、一方で省電力モード中に排出されて操作領域外に排出された印刷シートをユーザがとりにきたときは操作領域に入らない限り省電力モードが維持される。そして省電力モード中に外部の機器からの要求を受けて画像形成を行うとき、前記画像形成制御部は前記操作領域に係る位置の範囲外へ印刷シートを排出するように制御するので、前記印刷シートを取り出すときに省電力モードが解除されないと考えられる。よって、単純な構成で省電力モードからの不要な復帰が防止される。
この発明で、トレイに排出された印刷シートをユーザが取り出すときに、操作領域の範囲内に入らずに取り出すと想定される前記印刷シートの位置を、操作領域に係る位置の範囲外としている。逆に、前記印刷シートをユーザが取り出すときに、操作領域の範囲内に入ると想定される前記印刷シートの位置は、操作領域に係る位置の範囲内といえる。
この発明の画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機の外観を示す斜視図である。 図1に示すデジタル複合機の平面図である。 図1に示すデジタル複合機の本体部分の機構的構成を示す断面図である。 図1に示すデジタル複合機の電気的構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係るデジタル複合機の構成を示す断面図である。 実施の形態5に係るデジタル複合機の構成を示す断面図である。 図6に示すデジタル複合機の平面図である。 実施の形態6に係るデジタル複合機の構成を示す断面図である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(実施の形態1)
図1は、この発明の画像形成装置の一実施形態であるデジタル複合機の外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すデジタル複合機の平面図である。図3は、図1に示すデジタル複合機100の本体部分の機構的構成を示す断面図である。図1および図2に示すように、デジタル複合機100は、操作部103、人体感知センサ51、排出トレイ39aおよび39bを備える。
図3に示すように、デジタル複合機100は、原稿を読取り部に搬送する原稿搬送装置112、原稿を読み取る原稿読取り装置111、操作部103および画像形成を行う印刷部102を有している。デジタル複合機100は、操作部103や図1および図2に図示しない通信部を介して受付けたユーザからの指示に基づいてスキャナ、印刷およびコピーのジョブを実行する。
またこれらのジョブの実行やユーザからの指示を受付けない期間が予め定められた期間を超えて続くと指示を受け付けたらすぐにジョブの実行を開始できる通常モードから省電力モードに移行する。なお、省電力モードへの移行は、前述のように待機状態が所定期間続いた場合だけでなく、明示的なユーザの操作を受付けた場合や予め設定された時刻が到来した場合に行われてもよい。あるいは、周囲の環境(例えば照度や騒音の程度など)が予め設定された状態になった場合に行われてもよい。
省電力モード中は、デジタル複合機100の各部への通電が遮断または低減されるので通常モードに比べて電力消費量は格段に減少する。その一方で、指示を受け付けたらすぐにジョブの実行を開始できる状態へ復帰するにはある程度の復帰時間を要する。復帰時間は、ジョブの実行を開始するために、遮断されている各部への通電を再開し、各部を動作可能な待機状態に復帰させるまでの期間である。言い換えれば、通常モードに復帰させる時間である。
ここで、図3に示すデジタル複合機100の内部的な構成を簡単に説明しておく。
デジタル複合機100においては、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像を印刷シートに印刷する。あるいは、単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像を印刷シートに印刷する。このため、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14、および帯電器15等は、それぞれ4個ずつ設けられる。各色に応じた4種類のトナー像を形成するために、それぞれがブラック、シアン、マゼンタ、およびイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
各画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのいずれにおいても、次のようにしてトナー像が形成される。ドラムクリーニング装置14が、感光体ドラム13表面の残留トナーを除去および回収する。その後、帯電器15が感光体ドラム13の表面を所定の電位に均一に帯電させる。そして、光走査装置11が均一に帯電した前記表面を露光して前記表面に静電潜像を形成する。その後、現像装置12が前記静電潜像を現像する。これにより、各感光体ドラム13表面に各色のトナー像が形成される。
また、中間転写ベルト21は矢印方向Cに周回移動する。ベルトクリーニング装置22は周回移動する中間転写ベルト21の残留トナーを除去および回収する。各感光体ドラム13表面の各色のトナー像が中間転写ベルト21に順次転写して重ね合わせられて、中間転写ベルト21上にカラーのトナー像が形成される。
前記印刷シートは、ピックアップローラ33により4つある給送トレイ18の何れか一つから引出されて、シート搬送経路R1を介して2次転写装置23へ給送される。あるいは、手差しトレイ19から図示しないピックアップローラによって給送され、シート搬送経路R1を介して2次転写装置23へ給送される。シート搬送経路R1には、印刷シートを一旦停止させて印刷シートの先端を揃えるレジストローラ34が配置されている。また印刷シートの搬送を促す搬送ローラ35等が配置されている。レジストローラ34は、印刷シートを一旦停止させた後、中間転写ベルト21と転写ローラ23a間のニップ域へトナー像の転写タイミングに合わせて印刷シートを搬送する。
2次転写装置23の転写ローラ23aと中間転写ベルト21との間にはニップ域が形成される。印刷シートが前記ニップを通過するとき、中間転写ベルト21の表面に形成されたカラーのトナー像が印刷シートに転写される。印刷シートは、前記ニップ域を通過した後、定着装置17の加熱ローラ24と加圧ローラ25との間に挟まれて加熱および加圧される。この加熱および加圧により、カラーのトナー像が印刷シート上に定着される。
定着装置17を通過した印刷シートは、排出ローラ36aまたは36bを経て排出トレイ39aまたは39bへ排出される。印刷シートの排出先は、後述する画像形成制御部101aによって制御され、図示しない切替え機構によって排出トレイ39aおよび39bの何れかへ印刷シートが導かれるように搬送経路が切替えられる。印刷シートの搬送経路の切替え機構は、画像形成装置の技術分野で周知であるので詳細な図示を省略している。
続いて、デジタル複合機100の電気的な構成を簡単に説明しておく。
図4は、本実施形態のデジタル複合機100の電気的構成を示すブロック図である。図4において、制御部101は、デジタル複合機100を統合的に制御するものであって、CPU、RAM、ROM、各種のインターフェース回路等からなる。制御部101は、この発明に係る画像形成制御部101aおよび省電力制御部101bの機能を包含する。
印刷部102は、電子写真方式により印刷画像を印刷シートに印刷する。印刷部102は、図1における光走査装置11、現像装置12、感光体ドラム13、ドラムクリーニング装置14および帯電器15に係る電気的構成要素を含んで構成される。さらに、中間転写ベルト21、定着装置17、シート搬送経路R1、給送トレイ18、および排出トレイ39a、39bに係る電気的構成要素を含んで構成される。
人体感知センサ51については、後述する。
通信部55は、外部の機器と通信データを送受し、例えば外部のコンピュータから印刷ジョブの実行要求を受信する通信インターフェースの回路およびファームウェアである。
操作部103は、複数の入力キーや液晶表示装置からなる。メモリ104は、例えばハードディスク装置(HDD)やフラッシュメモリ等不揮発性の記憶手段であって、種々のデータやプログラムを格納する。
例えば、制御部101は、画像読取り装置111および原稿搬送装置112を制御して、原稿搬送装置112により原稿を搬送する。そして、画像読取り装置111により原稿の画像を読取らせ、原稿の画像を示す画像データをメモリ104に格納する。さらに、印刷部102を制御して、印刷部102でメモリ104内の画像データによって示される原稿の画像を印刷シートに印刷させる。
以上がデジタル複合機100の構成の概要である。
省電力モードの説明に戻る。
この実施形態において、印刷部102は電子写真方式により画像形成を行うので、印刷シートに転写されたトナーを所定温度に加熱して前記印刷シートに定着させる定着装置17を有している。制御部101は、省電力モード中に定着装置17の加熱ローラ24の制御温度を通常モードに比べて下げることによって省電力を実現する。通常モードへの復帰に際して、加熱ローラ24の温度を前述の所定温度まで上昇させるために時間を要する。
また、制御部101は、省電力モード中に原稿を読み取る原稿読取り装置111への通電を遮断して省電力を実現する。通常モードへの復帰に際して、原稿読取り装置111への通電を再開して特性が安定するまで時間を要する。必要に応じてキャリブレーションの動作を行うこともある。
省電力モード時に印刷ジョブの指示を受けた場合、制御部101は省電力制御部101bとして、デジタル複合機100の各部分を一旦省電力モードから通常モードに復帰させる。さらに、画像形成制御部101aとして復帰後に印刷ジョブを実行する。印刷ジョブが終了した後、制御部101は省電力制御部101bとして、省電力モードへ移行させる処理を行う。
スキャナジョブやコピージョブの場合は、操作部103を介してユーザからジョブ開始の指示を受付ける。また人感知装置51は、ユーザが操作部103を操作するために操作部103の前にきたことを感知し、ユーザが操作部103を操作する前に省電力モードが解除されるようにする。
図2で、扇形状の操作領域53は人感知装置51が人体を感知する領域を示している。ユーザが操作領域53内に入ると人感知装置51がユーザを感知する。
人体感知センサ51には、周辺の温度変化を検知し、一定のレベルの温度変化があった場合にそれを検出して人体を感知する焦電センサが適用できる。
デジタル複合機100は、2つの排出トレイ39aおよび39bを有している。そのうちの1つである排出トレイ39aは、操作部103の下方に配置されている。通常モード中に指示を受付けた印刷ジョブおよびコピージョブで画像形成が行われた場合、その印刷シートは排出トレイ39aへ排出される。
排出トレイ39aは、人体感知センサ51が人体を感知する操作領域53に係る位置の範囲内にあるといえる。排出トレイ39aに排出された印刷シートを回収するとき、ユーザはデジタル複合機100の正面に来て操作部103の下方に手を伸ばし、印刷シートを取り出すのが自然であってそれが通常の行動と考えられるからである。言い換えると、トレイに排出された印刷シートをユーザが取り出すときに、操作領域53の範囲内に入ると考えられる前記印刷シートの位置を、操作領域53に係る位置の範囲内と呼んでいる。
これに対してもう一方の排出トレイ39bは、人体感知センサ51が人体を感知する操作領域53に係る位置の範囲外にあるといえる。排出トレイ39bに排出された印刷シートを回収するとき、ユーザはデジタル複合機100の正面右側に立って排出トレイ39bに手を伸ばし印刷シートを取り上げるのが自然であってそれが通常の行動と考えられるからである。言い換えると、トレイに排出された印刷シートをユーザが取り出すときに、操作領域53の範囲内に入らずに取り出せると考えられる前記印刷シートの位置を、操作領域53に係る位置の範囲外と呼んでいる。
なお、排出トレイ39bに排出された印刷シートを回収するためにユーザが席からデジタル複合機100へ移動して戻る経路が、たまたま操作領域53に係る位置の範囲内を通過する場合が考えられる。しかし、それは一種の誤検出といえるものであってこの発明の本質に影響しない。そのような誤検出は、検出手段や検出方法を工夫することで改善できる。例えば人体感知センサ51の態様として複数の箇所に焦電センサを配置したり焦電センサを反射型の光センサと組み合わせたりして操作領域53内のユーザの詳細な位置および移動を検出することが考えられる。あるいは、ユーザを検出している期間の長さを考慮してユーザの行動を判別することが考えられる。これらの改善された構成によって、ユーザが操作領域内を単に通過するだけなのか立ち止まって操作を行おうとするのかをより適格に判別できる。ただし、改善された態様は、複雑な構成になる側面があるので、用途と目的に応じて適切な構成が決定されるべきである。
以上のように、この実施形態において、操作領域53に係る位置の範囲内に排出トレイ39aが存在し、操作領域53に係る位置の範囲外に別の排出トレイ39bが存在する。印刷シートを排出トレイ39aと39bの何れに導くかを切り替える機構がシート搬送経路R1に設けられていることは既に述べた。
画像形成制御部101aは、通常モードで印刷ジョブの要求を受付けた場合、印刷シートを排出トレイ39aに排出する。一方、省電力モード中に印刷ジョブの要求を受付けた場合は、排出トレイ39bへ印刷シートを排出するように制御する。ユーザが印刷を要求した外部の機器に通信部55を介してその旨を送信し、ユーザに通知するようにしてもよい。
印刷シートを取得するために近づくユーザは、操作領域53に係る位置の範囲外に配置された排出トレイ39bに印刷シートが排出されているときは、複合機が省電力モードであると認識できる。
排出トレイ39bはデジタル複合機100の右側側面にあるので、操作部103の下方にある排出トレイ39aに比べてデジタル複合機100に近づいたユーザが排出された印刷シートを視認し易い。
印刷シートを取得するために近づいたユーザは、排出トレイ39bに印刷シートが排出されているのを認識した場合、排出された印刷シートを取るために、操作領域53を避けて排出トレイ39bに近づくことも可能である。そうでなくとも、排出トレイ39b配置から、そこに排出された印刷シートを取り上げるときに操作領域53に係る位置の範囲外にユーザが位置することは自然である。よって、人体感知センサ51が反応して省電力モードからの不要な復帰が行われる可能性は小さい。
(実施の形態2)
実施の形態1において、画像形成制御部101aは通常モードで印刷ジョブの開始要求を受付けたときは印刷シートを排出トレイ39aに排出させ、省電力モード中に印刷ジョブの開始要求を受付けたときは、印刷シートを排出トレイ39bに排出させる。
それに対してこの実施形態は、画像形成制御部101aが通常モードで印刷ジョブ開始の要求を受付けた場合、ユーザの選択に基づいて、印刷シートを排出トレイ39aおよび39bの何れかへ排出する。一方、省電力モード中に印刷ジョブの開始要求を受付けた場合は、ユーザの選択にかかわらず、操作領域53に係る位置の範囲外にある排出トレイ39bへ印刷シートを排出するように制御する。好ましくは、省電力モード中に印刷ジョブの開始要求を受信したときは、排出先が排出トレイ39bになることを、要求元の端末から通知する。
(実施の形態3)
実施の形態1では、操作領域53に係る位置の範囲内に1つの排出トレイ39aが存在し、操作領域53に係る位置の範囲外に1つの排出トレイ39bが存在する。
しかし、操作領域53に係る位置の範囲内に複数の排出トレイがあってもよい。
図5は、この実施形態に係るデジタル複合機100の構成を示す断面図である。図5で排出トレイ39aと上方の操作部103の間に排出トレイ39cがあり、排出トレイ39bの下方に排出トレイ39dがある。排出トレイ39cは操作領域53に係る位置の範囲内にあり、排出トレイ39dは操作領域53に係る位置の範囲外にある。
異なる態様として、操作領域53に係る位置の範囲内の排出トレイのみが複数あり範囲外の排出トレイが一つの態様や、逆に操作領域53に係る位置の範囲内の排出トレイは一つで範囲外の排出トレイが複数ある態様がある。複数は2つに限定されないことは勿論である。
(実施の形態4)
実施の形態1で、人体感知センサ51は温度変化により人体を感知する焦電センサであると述べたが、他の種類のセンサをもちいてもよく、それらを組み合わせてもよい。また、同種であっても複数のセンサを用いる態様も考えられる。
他の種類のセンサとしては、反射型の光センサあるいは、超音波センサにより、一定の距離の範囲内にある物体(人体)を検知してもよい。
また、カメラ、即ちイメージセンサを用い、画像認識によって人物(人体)を特定することも可能である。
(実施の形態5)
実施の形態1では、操作領域53に係る位置の範囲内と範囲外とにそれぞれ排出トレイを設けた。しかし、この発明の本質は、省電力モード中に印刷ジョブの要求を受付けて画像形成を行った印刷シートを人体感知センサ51が感知可能な操作領域53に係る位置の範囲外に排出できればよい。
この実施形態でデジタル複合機100は、印刷シートが排出される方向に長くのびる一つの排出トレイ39aを備え、排出トレイ39aの異なる位置に印刷シートを排出できるように構成される。印刷シートの第1の排出位置は操作領域53に係る位置の範囲内であり、第2の位置は操作領域53に係る位置の範囲内である。
画像形成制御部101aは、通常モード中に開始要求を受付けた印刷ジョブに係る印刷シートの排出速度に比べて、省電力モード中に開始要求を受付けた印刷ジョブに係る排出速度を速くするように制御する。即ち、印刷シートの後端が定着装置17を通過した時点で、排出ローラ36aの搬送速度を通常モードよりも速くして、印刷シートを通常モードよりも排出ローラ36aから遠くへ排出する。
図6は、この実施形態に係るデジタル複合機100の構成を示す断面図である。図7は、図6に示すデジタル複合機の平面図である。図6で、排出ローラ36aから排出された印刷シートの後端が排出トレイ39aへ着地する際に辿る軌跡をR2およびR3で示している。R2は通常モード中に開始要求を受付けた印刷ジョブに係る印刷シートの軌跡を示し、R3は省電力モード中に開始要求を受付けた印刷ジョブに係る印刷シートの軌跡を示す。デジタル複合機100の操作領域53は、図7に示すとおりである。
通常モード時に軌跡R2で示される位置へ排出された印刷シートを回収するとき、ユーザはデジタル複合機100の正面に来て操作部103の下方に手を伸ばし、印刷シートを取り出すのが自然でありそれが通常の行動と考えられる。即ち、通常モード時に印刷シートが排出される位置は、操作領域53に係る位置の範囲内にあるといえる。
一方、省電力モード時に印刷ジョブの要求を受けて軌跡R3で示される位置へ排出された印刷シートを回収するとき、ユーザはデジタル複合機100の左側へ来て排出トレイ39a上の印刷シートを取り出すのが自然でありそれが通常の行動と考えられる。即ち、省電力モード時に印刷シートが排出される位置は、操作領域53に係る位置の範囲外にあるといえる。
(実施の形態6)
この実施形態では、省電力モード中に印刷ジョブの要求を受付けて画像形成を行った印刷シートの排出路が、通常モード中に画像形成を行った印刷シートの排出路と異なる。いずれの場合も印刷シートが排出トレイ39aに排出される点は、実施の形態5と同様である。なお、いずれの場合も印刷シートの排出速度は同じでよいが、異なってもよい。
図8は、この実施形態に係るデジタル複合機100の構成を示す断面図である。図8で、通常モード中に画像形成を行った印刷シートは、排出ローラ36aから排出トレイ39aに排出される。画像形成制御部101aは、図8に図示しない切替え機構によって排出の経路を切替える。
これに対して、省電力モード中に印刷ジョブの要求を受付けて画像形成を行った印刷シートは、排出ローラ36cから排出トレイ39aに排出される。それぞれのモードで排出シート39aに排出される印刷シートの位置は、実施の形態5とほぼ同様である。即ち、
通常モード時に印刷シートが排出される位置は、操作領域53に係る位置の範囲内にあるといえ、省電力モード時に印刷シートが排出される位置は、操作領域53に係る位置の範囲外にあるといえる。
異なる態様として、例えば、省電力モード中は排出トレイ39aが傾いて、排出された印刷シートが手前側あるいは左右何れかの側へ滑り落ちるようにして、排出された印刷シートが操作領域53に係る位置の範囲外に位置するようにしてもよい。
以上に述べたように、
(i)この発明による画像形成装置は、画像形成に係る操作を受付ける操作部と、前記操作部を操作するときのユーザの位置として予め定められた操作領域にある人体を非接触で感知する人体感知センサと、画像形成の要求を外部の機器から受信する通信部と、前記操作または前記要求のいずれかに応答して印刷シート上に画像形成を行い、その印刷シートを複数の排出先の何れかへ排出するように制御する画像形成制御部と、省電力モード中に前記人体感知センサによるユーザの感知に応答して省電力モードを解除し、かつ、省電力モード中に前記要求を受信したときは省電力モードを解除して画像形成を行った後に省電力モードへ移行させるように制御する省電力制御部とを備え、前記画像形成制御部は、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外へ印刷シートを排出するように制御することを特徴とする。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)複数の前記排出先は、前記操作領域に係る位置の範囲内に設けられた排出トレイと範囲外に設けられた排出トレイからなり、前記画像形成制御部は、省電力モード中に前記要求を受けて画像形成を行う場合は、前記操作領域に係る位置の範囲外に設けられた排出トレイのみに印刷シートを排出してもよい。
このようにすれば、操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とにそれぞれ排出トレイを設けることによって、省電力モード中に要求を受けた印刷ジョブに係る印刷シートを操作領域に係る位置の範囲外に排出し、前記印刷シートの回収によって省電力モードから不要な復帰が行われるのを防止できる。
(iii)前記画像形成制御部は、排出される印刷シートの搬送速度を切替えて、前記操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とに排出可能であり、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外に前記印刷シートを排出してもよい。
このようにすれば、一つの排出トレイであっても印刷シートを排出する位置を操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とに区別することによって、省電力モード中に要求を受けた印刷ジョブに係る印刷シートを操作領域に係る位置の範囲外に排出し、前記印刷シートの回収によって省電力モードから不要な復帰が行われるのを防止できる。
(iv)前記画像形成制御部は、排出される印刷シートの搬送経路を切替えて、前記操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とに排出可能であり、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外に前記印刷シートを排出してもよい。
このようにすれば、一つの排出トレイであっても印刷シートの排出経路を切替えて、省電力モード中に要求を受けた印刷ジョブに係る印刷シートを操作領域に係る位置の範囲外に排出し、前記印刷シートの回収によって省電力モードから不要な復帰が行われるのを防止できる。
(v)前記人体感知センサは、焦電センサ、反射型光センサまたは超音波センサであってもよい。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
11:光走査装置、 12:現像装置、 13:感光体ドラム、 14:ドラムクリーニング装置、 15:帯電器、 17:定着装置、 18:給送トレイ、 19:手差しトレイ、 21:中間転写ベルト、 22:ベルトクリーニング装置、 23:2次転写装置、 23a:転写ローラ、 24:加熱ローラ、 25:加圧ローラ、 33:ピックアップローラ、 34:レジストローラ、 35:搬送ローラ、 36a,36b,36c:排出ローラ、 39a,39b,39c,39d:排出トレイ、 51:人体感知センサ、 53:操作領域、 55:通信部
100:デジタル複合機、 101:制御部、 101a:画像形成制御部、 101b:省電力制御部 102:印刷部、 103:操作部、 104:メモリ、 111:原稿読取り装置、 112:原稿搬送装置
Pa、Pb、Pc、Pd:画像ステーション、 R1:シート搬送経路

Claims (5)

  1. 画像形成に係る操作を受付ける操作部と、
    前記操作部を操作するときのユーザの位置として予め定められた操作領域にある人体を非接触で感知する人体感知センサと、
    画像形成の要求を外部の機器から受信する通信部と、
    前記操作または前記要求のいずれかに応答して印刷シート上に画像形成を行い、その印刷シートを複数の排出先の何れかへ排出するように制御する画像形成制御部と、
    省電力モード中に前記人体感知センサによるユーザの感知に応答して省電力モードを解除し、かつ、省電力モード中に前記要求を受信したときは省電力モードを解除して画像形成を行った後に省電力モードへ移行させるように制御する省電力制御部とを備え、
    前記画像形成制御部は、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外へ印刷シートを排出するように制御することを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の前記排出先は、前記操作領域に係る位置の範囲内に設けられた排出トレイと範囲外に設けられた排出トレイからなり、
    前記画像形成制御部は、省電力モード中に前記要求を受けて画像形成を行う場合は、前記操作領域に係る位置の範囲外に設けられた排出トレイのみに印刷シートを排出する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記画像形成制御部は、排出される印刷シートの搬送速度を切替えて、前記操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とに排出可能であり、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外に前記印刷シートを排出する請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記画像形成制御部は、排出される印刷シートの搬送経路を切替えて、前記操作領域に係る位置の範囲内と範囲外とに排出可能であり、省電力モード中に前記要求に応答して画像形成を行うときは、前記操作領域に係る位置の範囲外に前記印刷シートを排出する請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記人体感知センサは、焦電センサ、反射型光センサまたは超音波センサである請求項1〜4の何れか一つに記載の画像形成装置。
JP2014220359A 2014-10-29 2014-10-29 画像形成装置 Active JP6343546B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220359A JP6343546B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014220359A JP6343546B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像形成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018093617A Division JP2018120252A (ja) 2018-05-15 2018-05-15 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016090599A JP2016090599A (ja) 2016-05-23
JP6343546B2 true JP6343546B2 (ja) 2018-06-13

Family

ID=56016693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014220359A Active JP6343546B2 (ja) 2014-10-29 2014-10-29 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6343546B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018120252A (ja) * 2018-05-15 2018-08-02 シャープ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006005911A (ja) * 2004-05-19 2006-01-05 Ricoh Co Ltd 画像形成装置の省エネモード制御方法
JP5723866B2 (ja) * 2012-12-21 2015-05-27 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び画像形成装置
JP5868380B2 (ja) * 2013-11-27 2016-02-24 キヤノン株式会社 情報処理装置
KR20160001530A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 삼성전자주식회사 화상 형성 장치 및 화상 형성 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016090599A (ja) 2016-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5645885B2 (ja) 画像形成装置
US8909124B2 (en) Image forming apparatus
JP5677375B2 (ja) 画像形成装置
JP6456199B2 (ja) 人体感知センサ付画像形成装置
JP2015133028A (ja) 画像形成装置
CN111385429A (zh) 原稿读取装置和图像形成装置
JP6549833B2 (ja) 人感知装置を備えた画像形成装置
JP2011118296A (ja) ベルト駆動装置及び画像形成装置
JP6343546B2 (ja) 画像形成装置
JP2022139280A (ja) 画像形成装置
JP5094579B2 (ja) 画像形成装置
JP5593270B2 (ja) 画像形成装置
JP2018120252A (ja) 画像形成装置
JP6758941B2 (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP6451230B2 (ja) 画像形成装置
JP2014089084A (ja) 電子機器及び画像形成装置
JP6398342B2 (ja) 画像形成装置及びプログラム
JP2019050627A (ja) 人体感知センサ付画像形成装置
JP5726131B2 (ja) 表示入力装置
US8731422B2 (en) Image forming apparatus and method for re-executing duplex printing
US8611775B2 (en) Image forming apparatus comprising a fixing pressure switching unit and medium storing image forming programs therein
US11079707B2 (en) Medium processing apparatus
JP2014124773A (ja) 画像処理装置
CN210639422U (zh) 薄片输送单元以及图像形成装置
JP6749066B2 (ja) 画像読取装置、画像読取方法及び画像読取用プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180521

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6343546

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150