JP5045830B2 - 電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム - Google Patents

電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラム Download PDF

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本発明は、電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラムに関する。
特許文献1には、画像処理装置に人感センサを設置して、当該画像処理装置に近づいてきた人を検出して、画像処理装置の電源を立上げて、消費電力の低減と利便性の両立を実現することが提案されている。
より詳しくは、人感センサとして、2点に設置された距離検出手段を採用し、人体の移動方向が所定のエリアに向かっているかどうかを判断し、その判断結果に基づいて、画像形成装置本体を制御しており、人感センサによる人体の接近の際、画像形成装置に近づいてきて、操作することなく素通りするといった事象(単なる歩行者)に対して、前記立上げが実行される場合を含んでいる。
特許文献2には、赤外線を発光しその反射光から近傍の人を検知する人体検知手段を備えた画像形成装置において、人体検知機能のオン/オフ制御機能を可能とすることが記載されている。これにより、他の赤外線を利用した装置への干渉を回避したり、不要な赤外線の発光を停止しセンサ寿命を上している。
特開平05−045471号公報 特開2001−265169号公報
本発明は、本構成を有しない場合に比べて、電源立上げに使用される機械的な接点切替を要する切替手段における不必要な接点切替動作を軽減することができる電力供給制御装置、画像処理装置、電力供給制御プログラムを得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、電力の供給を常時受けて動作する常時給電被動作部、必要に応じて適宜電力供給を受ける適宜給電被動作部、並びに前記適宜給電被動作部に対して電力供給を行うか否かを判別する判別制御部のそれぞれの動作に必要な電力の供給源である電源部と、前記電源部と前記適宜給電被動作部との間に設けられ、当該適宜給電被動作部へ電力を供給するか否かを、機械的な接点の接触、非接触を伴う切り替え動作により切り替える切替手段と、前記判別制御部に接続され、使用者を含む移動体が、予め設定された第1の領域内に存在しているか否かを検出する第1の移動体検出手段と、前記判別制御部に接続され、当該判別制御部が前記第1の移動体検出手段から前記移動体の存在を示す信号を受けた時点で起動し、前記判別制御部における前記切替手段の接点切替方向の判別のための情報として、前記移動体が、前記第1の領域よりも狭くかつ前記被動作部に近い第2の領域内に存在しているか否かを検出する第2の移動体検出手段と、を有している。
請求項2に記載の発明は、電力の供給を常時受けて動作する常時給電被動作部、必要に応じて適宜電力供給を受ける適宜給電被動作部、並びに前記適宜給電被動作部に対して電力供給を行うか否かを判別する判別制御部のそれぞれの動作に必要な電力の供給源である電源部と、前記電源部と前記適宜給電被動作部との間に設けられ、当該適宜給電被動作部へ電力を供給するか否かを、機械的な接点の接触、非接触を伴う切り替え動作により切り替える切替手段と、前記判別制御部に接続され、使用者を含む移動体が、予め設定された第1の領域内に存在しているか否かを検出する第1の移動体検出手段と、前記判別制御部に接続され、当該判別制御部が前記第1の移動体検出手段から前記移動体の存在を示す信号を受けた時点で起動し、前記判別制御部における前記切替手段の接点切替方向の判別のための情報として、前記移動体が、前記第1の領域よりも狭くかつ前記被動作部に近い第2の領域内に存在しているか否かを検出する第2の移動体検出手段と、前記常時給電被動作部及び前記適宜給電被動作部を対象として、前記第1の移動体検出手段の検出結果、前記第2の移動体検出手段の検出結果、前記常時給電被動作部の動作状態の少なくとも一つに基づき、選択的に電力を受ける電力供給状態、及び電力を受けない電力非供給状態の間で状態を遷移させる状態遷移制御手段と、を有している。
請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記判別制御部が、前記第1の移動体検出手段からの検出信号に基づき、前記移動体が前記第1の領域内に存在することを認識した時点で、前記第2の移動体検出手段を有効とし、前記第2の移動体検出手段からの検出信号に基づき、前記移動体が前記第2の領域内に存在することを認識した時点で、前記切替手段を制御して、前記適宜給電被動作部材へ電力を供給する。
請求項4に記載の発明は、前記請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記常時給電被動作部が、前記移動体である使用者による操作情報を受け付ける操作系被動作部を備え、前記判別制御部は、前記第1の移動体検出手段による移動体検出時に前記操作系被動作部を起動させ、当該操作系被動作部の操作と、前記第2の移動体検出手段からの移動体検出信号と、を併用して、前記切替手段の切り替えを時期を制御する。
請求項5に記載の発明は、前記請求項1〜請求項4の何れか1項記載の発明において、前記第1の移動体検出手段が、予め定められた検出領域内で、前記移動体が移動しているときと静止しているときとで異なる二値信号を出力する焦電型センサである。
請求項6に記載の発明は、前記請求項1〜請求項5の何れか1項記載の発明において、前記第2の移動体検出手段が、予め定められた検出領域内に、前記移動体が存在するか否かで異なる二値信号を出力する反射型センサである。
請求項7に記載の発明は、前記請求項2〜請求項6の何れか1項記載の発明において、前記電力非供給状態が、前記常時給電被動作部及び判別制御部に電力を供給するスリープモードを備え、かつ、前記電力供給状態が、前記スリープモードから被動作部を立ち上げるための準備段階であるウォームアップモード、前記常時給電被動作部に対して定常時よりも下げて電力を供給しておくスタンバイモード、常時給電被動作部に対して前記定常時の電力を供給するランニングモードを備えている。
請求項8に記載の発明は、前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記常時給電被動作部が前記ユーザーインターフェイス部を備え、前記適宜給電被動作部が、原稿画像から画像を読み取る画像読取部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送信先へ送信するファクシミリ通信制御部の少なくとも1つを含んでおり、前記画像読取部、前記画像形成部、前記ファクシミリ通信制御部が、前記ユーザーインターフェイス部の操作又は外部通信受付による使用者からの指示に対して、相互に連携しあって当該画像処理機能を実行する画像処理装置である。
請求項9に記載の発明は、コンピュータを、前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置として実行させる電力供給制御プログラムである。
請求項1、2記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、電源立上げに使用される機械的な接点切替を要する切替手段における不必要な接点切替動作を軽減することができる。
請求項3記載の発明によれば、第1の移動体検出手段と第2の移動体検出手段とを円滑に連携でき、切替手段の切替頻度を軽減することができる。
請求項4記載の発明によれば、適宜被動作部への電力供給時期を適正に行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、反射型センサ等に比べて、検出距離を長くとることができる。
請求項6に記載の発明によれば、焦電型センサ等に比べて、移動体の存在を確実に検出することができる。
請求項7に記載の発明によれば、モード単位で遷移指示することができ、例えば、有効に部分節電を行うことができる。
請求項8、9記載の発明によれば、本構成を有しない場合に比べて、電源立上げに使用される機械的な接点切替を要する切替手段における不必要な接点切替動作を軽減することができる。
本実施の形態に係る画像処理装置を含む通信回線網接続図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の概略図である。 本実施の形態に係る画像処理装置の制御系の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るメインコントローラと電源装置の制御系を機能別に概略図である。 画像処理装置における、各モード状態と、当該モード状態の移行の契機となる事象を示したタイミングチャートである。 本実施の形態にかかり、画像処理装置及びその周辺示す平面図である。 本実施の形態に係る電力供給線配線図である。 人感センサによるスリープモード時監視制御ルーチンを示すフローチャートである。
図1に示される如く、本実施の形態に係る画像処理装置10は、インターネット等のネットワーク通信回線網20に接続されている。図1では、2台の画像処理装置10が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。
また、このネットワーク通信回線網20には、情報端末機器としての複数のPC(パーソナルコンピュータ)21が接続されている。図1では、2台のPC21が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。また、情報端末機器としては、PC21に限定されるものではなく、さらには有線接続である必要もない。すなわち、無線によって情報を送受信する通信回線網であってもよい。
図1に示される如く、画像処理装置10では、PC21から当該画像処理装置10に対して、遠隔で、例えばデータを転送して画像形成(プリント)指示操作を行なう場合、或いは使用者(ユーザー)が画像処理装置10の前に立ち、各種操作によって、例えば、複写(コピー)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送受信等の処理を指示する場合がある。
図2には、本実施の形態に係る画像処理装置10が示されている。画像処理装置10は、記録用紙に画像を形成する画像形成部240と、原稿画像を読み取る画像読取部238と、ファクシミリ通信制御回路236を備えている。画像処理装置10は、メインコントローラ200を備えており、画像形成部240、画像読取部238、ファクシミリ通信制御回路236を制御して、画像読取部238で読み取った原稿画像の画像データを一次的に記憶したり、読み取った画像データを画像形成部240又はファクシミリ通信制御回路236へ送出したりする。
メインコントローラ200にはインターネット等のネットワーク通信回線網20が接続され、ファクシミリ通信制御回路236には電話回線網22が接続されている。メインコントローラ200は、例えば、ネットワーク通信回線網20を介してホストコンピュータと接続され、画像データを受信したり、ファクシミリ通信制御回路236を介して電話回線網22を用いてファクシミリ受信及びファクシミリ送信を実行する役目を有している。
画像読取部238は、原稿を位置決めする原稿台と、原稿台に置かれた原稿の画像を走査して光を照射する走査駆動系と、走査駆動系の走査により反射又は透過する光を受光して電気信号に変換するCCD等の光電変換素子と、が設けられている。
画像形成部240は、感光体を備え、感光体の周囲には、感光体を一様に帯電する帯電装置と、画像データに基づいて光ビームを走査する走査露光部と、前記走査露光部によって走査露光されることで形成された静電潜像を現像する画像現像部と、現像化された感光体上の画像を記録用紙へ転写する転写部と、転写後の感光体の表面をクリーニングするクリーニング部と、が設けられている。また、記録用紙の搬送経路上には、転写後の記録用紙上の画像を定着する定着部(FUSER)を備えている。
画像処理装置10には、入力電源線244の先端にコンセント245が取り付けられており、壁面Wまで配線された商用電源242の配線プレート243に、当該コンセント245を差し込むことで、画像処理装置10は、商用電源242から、電力の供給を受けるようになっている。
(制御系ハード構成)
図3は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
ネットワーク回線網20は、メインコントローラ200に接続されている。メインコントローラ200には、それぞれ、データバスやコントロールバス等のバス33A〜33Dを介して、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216が接続されている。すなわち、このメインコントローラ200が主体となって、画像処理装置10の各処理部が制御されるようになっている。なお、UIタイッチパネル216には、UIタッチパネル用バックライト216BLが取り付けられている。
また、画像処理装置10は、電源装置202を備えており、メインコントローラ200とはバス33Eで接続されている。電源装置202は、商用電源242から電力の供給を受けている。電源装置202では、メインコントローラ200、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240、UIタッチパネル216のそれぞれに対して独立して電力を供給する電力供給線35A〜35Dが設けられている。このため、メインコントローラ200では、各処理部(デバイス)に対して個別に電力供給(電力供給モード)、或いは電力供給遮断(スリープモード)し、所謂部分節電制御を可能としている。なお、図3では、信号のやりとりを行うバス33A〜33Dと電力供給線35A〜35Dとが混在しているため、以下の図3(及び図4)を用いた説明では、バス33A〜33Dを主体に説明し、電力供給線35A〜35Dに関しては、後述する(図7参照)。
また、メインコントローラ200には、2個の第1の人感センサ28、第2の人感センサ30が接続されており、画像処理装置10の周囲の人の有無を監視している。この第1の人感センサ28、第2の人感センサ30については後述する。
(部分節電構成を主体とした機能ブロック図)
図4は、前記メインコントローラ200によって制御される処理部(「デバイス」、「モジュール」等と称する場合もある)、並びにメインコントローラ200、並びに各デバイスへ電源を供給するための電源装置202の電源ラインを主体とした概略構成図である。本実施の形態では、画像処理装置10が処理部単位で電力供給又は非供給が可能でとなっている(部分節電)。
[メインコントローラ200]
図4に示される如く、メインコントローラ200は、CPU204、RAM206、ROM208、I/O(入出力部)210、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス212を有している。I/O210には、UI制御回路214を介してUIタッチパネル216が接続されている。また、I/O210には、ハードディスク(HDD)218が接続されている。ROM208やハードディスク218等に記録されているプログラムに基づいて、CPU204が動作することによって、メインコントローラ200の機能を実現する。なお、該プログラムを格納した記録媒体(CD−ROM、DVD−ROM等)から該プログラムをインストールし、これに基づいてCPU204が動作することにより画像処理機能を実現してもよい。
I/O210には、タイマ回路220、通信回線I/F222が接続されている。さらに、I/O210には、ファクシミリ通信制御回路(モデム)236、画像読取部238、画像形成部240の各デバイスに接続されている。
なお、前記タイマ回路220は、前記ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240を節電状態(電源非供給状態)とするための契機として、初期設定時間の計時を行うものである。
メインコントローラ200及び各デバイス(ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240)は、電源装置202から電源が供給される(図4の点線参照)。なお、図4では、電源線を1本の線(点線)で示しているが、実際には複数本の配線である。
[電源装置202]
図4に示される如く、商用電源242から引き込まれた入力電源線244は、メインスイッチ246に接続されている。メインスイッチ246がオンされることで、第1の電源部248及び第2の電源部250へ電力供給が可能となる。第1の電源部248は、常時給電用コンバータとして機能し、第2の電源部250は各デバイスに選択的に、かつ適宜給電を制御するメインコンバータとして機能する。
第1の電源部248は、制御用電源生成部248Aを備え、メインコントローラ200の電源供給制御回路252に接続されている。電源供給制御回路252は、メインコントローラ200に電源供給すると共に、I/O210に接続され、メインコントローラ200の制御プログラムに従って、前記各デバイス(ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240)への電源供給線を導通/非導通させるためのスイッチング制御を行う。
一方、第2の電源部250へ接続される電源線254には、機械的な接点の接触、非接触動作によって通電、非通電を切り替える第1のサブ電源スイッチ256(以下、「SW−1」という場合がある。)が介在されている。このSW−1は、前記電源供給制御回路252で、接点が切り替わるように制御される。すなわち、SW−1は、電子的スイッチを用いた場合よりもスイッチオフ時の消費電力が小さい点や、スイッチオン時の電力損失が小さい点から、メカニカルスイッチが適用される。
また、第2の電源部250は、24V電源部250H(LVPS2)と5V電源部250L(LVPS1)を備えている。24V電源部250H(LVPS2)は主としてモーター等で使用される電源である。
第2の電源部250の24V電源部250H(LVPS2)及び5V電源部250L(LVPS1)は、選択的に、画像読取部電源供給部258、画像形成部電源供給部260、ファクシミリ通信制御回路電源供給部264、UIタッチパネル電源供給部266に接続されている。
画像読取部電源供給部258は、24V電源部250H(LVPS2)を入力源として、第2のサブ電源スイッチ268(以下、「SW−2」という場合がある。)を介して、画像読取部238に接続されている。
画像形成部電源供給部260は、24V電源部250H(LVPS2)と5V電源部250L(LVPS1)を入力源として、第3のサブ電源スイッチ270(以下、「SW−3」という場合がある。)を介して、画像形成部240に接続されている。
ファクシミリ通信制御回路電源供給部264は、24V電源部250H(LVPS2)と5V電源部250L(LVPS1)を入力源として、第5のサブ電源スイッチ274(以下、「SW−5」という場合がある。)を介して、ファクシミリ通信制御回路236に接続されている。
UIタッチパネル電源供給部266は、5V電源部250L(LVPS1)と24V電源部250H(LVPS2)を入力源として、第6のサブ電源スイッチ276(以下、「SW−6」という場合がある。)を介して、UIタッチパネル216に接続されている。
前記第2のサブ電源スイッチ268、第3のサブ電源スイッチ270、第5のサブ電源スイッチ274、第6のサブ電源スイッチ276は、それぞれ前記第1のサブ電源スイッチ256と同様に、メインコントローラ200の電源供給制御回路252からの電源供給選択信号に基づいて、オン・オフ制御される。図示していないが、24V電源部250Hと5V電源部250Lが供給されるスイッチや配線は、2系統で構成されている。また電源スイッチ268〜276は電源装置202でなく、電源供給先の各デバイス内に配置されても良い。
上記構成では、機能別に各デバイス(ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240)を選択した電源を供給し、指示された機能に不要なデバイスへの電源を供給しないため、必要最小限の電力で済む。
図7は、上記電源装置202における各デバイス等への電力供給線に特化した配線図である。言い換えれば、図7では信号の送受信の関係については省略しているが、配線構造は、上記図3及び図4で説明した配線となっているので、詳細な配線構造については省略し、以下、本実施の形態における特徴部分について説明する。
図7に示される如く、電源装置202の第1の電源部248は、電源供給制御回路252を常時通電状態としている。
この電源供給制御回路252は、節電中監視制御部24に常時電力を供給している。これにより、例えば、メインコントローラ200に電力供給がなされていない状態(スリープモード)であっても、節電中監視制御部24には電力が供給されることになり、判別制御部として機能を持つ。
節電中監視制御部24からは、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30、節電解除ボタン26に電力が供給されるようになっており、その電力供給時期は、節電中監視制御部24の制御に依存される。
また、節電中監視制御部24は、ファクシミリ通信制御回路236、UI制御回路214に電力を供給している。これらは、スリープモード中であっても、ファクシミリ受信やサーバープリント等、外部からの入力信号を受け付ける可能性があるものである。
また、電源装置202の第2の電源部250は、選択的に、UIタッチパネル用バックライト216BL、ICカードリーダ217、画像読取部238、画像形成部240へ電力を供給するようになっている。それぞれへの電力供給は、電源供給制御回路252に依存する。
(監視制御)
ここで、本実施の形態のメインコントローラ200は、必要最小限の電力消費となるように、部分的にその機能を停止させる場合がある。或いは、メインコントローラ200の大部分を含め、電力の供給を停止させる場合がある。これらを総称して「スリープモード(節電モード)」という場合がある。
スリープモードは、例えば、画像処理が終了した時点でタイマを起動させることで移行可能である。すなわち、前記タイマが起動してから所定時間をカウントすることで電力供給を停止させている。なお、所定時間が経過するまでに、何らかの操作(ハードキーの操作等)があれば、当然、スリープモードへのタイマカウントは中止され、次の画像処理終了時からタイマが起動される。
一方、上記スリープモード中において、常に電力を供給を受ける素子として、節電中監視制御部24がI/O210に接続されている。この節電中監視制御部24は、例えば、ASICと称される、自身で動作プログラムが格納され、当該動作プログラムで処理されるCPU,RAM,ROM等を備えたICチップ等で構成することができる。
ところで、前記節電中の監視において、例えば、通信回線検出部からプリント要求などが来たり、FAX回線検出部からFAX受信要求が来ることで、節電中であったデバイスに対して、節電中監視制御部24では、電源供給制御回路252を介して、第1のサブ電源スイッチ256、第2のサブ電源スイッチ268、第3のサブ電源スイッチ270、第5のサブ電源スイッチ274、第6のサブ電源スイッチ276を制御することで、電力を供給を行なうことが前提である。
また、メインコントローラ200のI/O210には、節電解除ボタン26が接続されており、節電中に使用者がこの節電解除ボタン26を操作することで、節電が解除可能となっている。
ここで、スリープモードで監視するためには、節電中監視制御部24以外に、節電解除ボタン26や各検出部には節電中に必要最小限の電力を供給しておくことが好ましい。すなわち、電力非供給状態であるスリープモードであっても、予め定めた電力以下(例えば、0.5W以下)であり電力供給を行うか否かの判別制御に必要な電力の供給を受ける場合がある。
なお、スリープモードの特定の期間(図5に示すアウェイクモード(awk)において、UIタッチパネル216やICカードリーダー217等の入力系を主体とした必要最小限の電力供給を含む。
ところで、スリープモード時に使用者が画像処理装置10の前に立ち、その後に節電解除ボタン26を操作して、電力供給を再開した場合、画像処理装置10が立ち上がるまでに時間を要する場合があった。
そこで、本実施の形態では、前記節電中監視制御部24に、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を設置すると共に、スリープモードでは、使用者が節電解除ボタンを押す前に人感センサで検知して早期に電力供給を再開して、使用者が早く使えるようにした。なお、節電解除ボタン26と第1の人感センサ28、第2の人感センサ30とを併用しているが、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30のみで全ての監視を行うことも可能である。
第1の人感センサ28、第2の人感センサ30は、検出部28A、30Aと回路基板部28B、30Bとを備えており、回路基板部28B,30Bは、検出部28A、30Aで検出した信号の感度を調整したり、出力信号を生成する。
なお、第1の人感センサ28は、「人感」としているが、これは、本実施の形態に則した固有名詞であり、少なくとも人が感知(検出)できればよく、言い換えれば、人以外の移動体の感知(検出)も含むものである。従って、以下において、人感センサの検出対象を「人」に言及する場合があるが、将来的には、人に代わって実行するロボット等も感知対象範囲である。なお、逆に、人と特定して感知できる特殊センサが存在する場合は、当該特殊センサを適用可能である。
第1の人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲において、人の動きを検出するものである。この場合、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である(焦電型センサ)。本実施の形態では、第1の人感センサ28として焦電型センサを適用している。
この第1の人感センサ28に適用された焦電素子の焦電効果を用いたセンサの最大の特徴は、検出領域が広いことである。また、人の動きを感知するため、検出領域内であって、人が静止していると、人の存在を検出しない。例えば、人の移動時にハイレベル信号が出力されている場合、検出範囲内の人が静止すると、当該信号がローレベル信号になるものである。
一方、第2の人感センサ30の仕様は、人の有無(存在・不存在)を検出するものが適用されている。この第2の人感センサ30に適用されるセンサは、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等が代表的である(反射型センサ)。なお、投光部と受光部とが分離された形態であってもよい。
この第2の人感センサ30に適用された反射型センサ等の最大の特徴は、受光部に入る光を遮断する/しないによって人の有無を確実に検出することである。また、投光部から投光される光量等により、受光部へ入射する光量に制限があるため、比較的近距離が検出領域である。
なお、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30として、以下に示す機能をそれぞれ達成することが可能であれば、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30として、焦電型センサや反射型センサに限定されるものではない。
上記構成の第1の人感センサ28、第2の人感センサ30の適用形態は、画像処理装置10の状態(モード)によって設定する必要がある。
図5は、画像処理装置10における、各モード状態と、当該モード状態の移行の契機となる事象を示したタイミングチャートである。
画像処理装置10は、処理がなされていないと動作状態は、スリープモードとなり、本実施の形態では、節電中監視制御部24にのみ電力が供給されている。
ここで、立ち上げ契機(立ち上げトリガの検出、或いは操作部の操作入力(キー入力))があると、動作状態はウォームアップモードへ遷移する。
なお、立ち上げトリガとは、操作者による節電解除操作、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30による検出結果に基づく信号や情報等がある。
ウォームアップモードは画像処理装置10を迅速に処理可能状態にもっていくため、各モードの内最大の電力消費量となるが、例えば、定着部におけるヒータとしてIHヒータを利用することによって、ハロゲンランプを用いたヒータよりもウォームアップモード時間は、比較的短い時間とされている。
ウォームアップモードによる暖機運転が終了すると、画像処理装置10はスタンバイモードに遷移するようになっている。
スタンバイモードは、文字通り「事に備えて準備が完了している」モードであり、画像処理装置10においては、画像処理の動作が即実行できる状態となっている。
このため、キー入力としてジョブ実行操作があると、画像処理装置10の動作状態は、ランニングモードに遷移し、指示されたジョブに基づく画像処理が実行されるようになっている。
画像処理が終了すると(連続した複数のジョブが待機している場合は、その連続したジョブの全てが終了したとき)、画像処理装置10の動作状態はスタンバイモードへ遷移する。このスタンバイモード中にジョブ実行指示があれば、再度ランニングモードへ遷移し、立ち下げトリガの検出がある、或いは予め定めた時間が経過したとき、スリープモードへ遷移するようになっている。
なお、立ち下げトリガとは、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30による検出結果に基づく信号や情報等がある。
また、画像処理装置10における実際の動作におけるモード状態の遷移が、全てこのタイミングチャートのとおり時系列で進行するものではない。例えば、ウォームアップモード後のスタンバイモードで処理が中止され、スリープモードへ移行する場合もある。
次に、本実施の形態の作用を説明する。
上記の如く画像処理装置10は、スリープモード、ウォームアップモード、ランニングモードの間を相互に遷移しており、各モード毎に電力供給量が異なっている。
本実施の形態の画像処理装置10では、予め定められた条件が揃うと、スリープモードへ移行する。このスリープモードでは、ファクシミリ通信制御回路236、画像読取部238、画像形成部240の各デバイスのみならず、節電中監視制御部24を除くメインコントローラ200、並びにUIタッチパネル216に対しても電力供給を遮断する。この場合、メインコントローラ200に接続されている節電解除ボタン26の機能も停止されることが好ましい。このため、周囲から画像処理装置10を見ると、メイン電源スイッチが切られている状態とほぼ同等の状態となる。すなわち、スリープモードが確実に実行されていることが、周囲から確認可能な状態となる(「見える化」の実現)。
ここで、本実施の形態では、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を適用し、当該第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を画像処理装置10の動作状態(各モード)に適応させ、画像処理装置10の全体として、消費電力を軽減するための制御を実行している。
第1の人感センサ28は、画像処理装置10の周囲において、第2の人感センサ30の検出領域よりも広い領域を検出領域(以下、「第1の領域F」という)としている。例えば、第1の人感センサ28の検出領域は、画像処理装置10が設置されている場所の環境にもよるが、目安として2〜3m程度である(図6の第1の領域F(far)参照)。
一方、第2の人感センサ30は、前記第1の人感センサ28の検出領域(第1の領域F)よりも狭い領域を検出領域(以下、「第2の領域N」という)としている。例えば、第2の人感センサ30の検出領域は、画像処理装置10のUIタッチパネル216やハードキーの操作が可能な範囲であり、目安として0〜0.5m程度である(図6の第2の領域N(near)参照)。
第1の人感センサ28の仕様は、人の動きを検出するものであり、焦電素子の焦電効果を用いた赤外線センサ等が代表的である。
この第1の人感センサ28の最大の特徴は、検出領域が広いことである(前記2〜3m、又はそれ以上が可能)。また、人の動きを感知するため、検出領域内であって、人が静止していると、人の存在を検出しない。例えば、人の移動時にハイレベル信号が出力されている場合、検出範囲内の人が静止すると、当該信号がローレベル信号になるものである。
本実施の形態における「静止」とは、スチルカメラ等で撮影した静止画のように完全静止も当然含まれるが、例えば、人が画像処理装置10の前に操作を目的として立ち止まることを含むものとする。従って、予め定めた範囲の微動(呼吸に伴う動き等)や、手足、首等を動かすといった場合を静止の範疇とする。
但し、人が画像処理装置10の前で、例えば画像形成や画像読取等の処理を待つ間、その場でストレッチ運動等を行うと、人感センサ28では、人の存在を検出する場合もある。
従って、当該「静止」を定義して第1の人感センサ28の感度を調整するのではなく、感度は、比較的おおまか、かつ標準的に調整し、当該第1の人感センサ28の検出状態に依存するようにしてもよい。すなわち、第1の人感センサ28が二値信号の内の1つ(例えば、ハイレベル信号)を出力しているときは人が動いていることを示し、第2の第1の人感センサ28の検出領域内に人が存在し、かつ二値信号の内の他の1つ(例えば、ローレベル信号)が出力された場合を静止とすればよい。
第2の人感センサ30の仕様は、人の有無(存在・不存在)を検出するものであり、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等が代表的である。なお、投光部と受光部とが分離された形態であってもよい。
この第2の人感センサ30の最大の特徴は、受光部に入る光を遮断する/しないによって人の有無を確実に検出することである。また、投光部から投光される光量等により、受光部へ入射する光量に制限があるため、比較的近距離が検出領域である(前記0〜0.5m前後)。
ここで、本実施の形態の画像処理装置10に搭載される、前記第1の人感センサ28及び第2の人感センサ30は、前述したように前記節電中監視制御部24に接続され、その検出信号が節電中監視制御部24へ入力されるようになっている。
ところで、人(移動体)と画像処理装置10との関係は、大きく分けて3形態あり、第1の形態は、人が画像処理装置10に対して、使用目的で操作可能位置まで近づいてくる形態(図6のA線矢視の動向(Aパターン)参照)、第2の形態は、人が処理装置を使用目的ではないが、操作可能位置まで近づいてくる形態(図6のB線矢視の動向(Bパターン)参照)、第3の形態は、人が処理装置の操作可能位置まで近づかないが、第1の形態、第2の形態に移行する可能性のある距離まできている形態(図6のC線矢視の動向(Cパターン)参照)。
節電中監視制御部24では、前記第1の人感センサ28の検出信号に基づく、上記3種類の形態に基づいて、まず、第1の人感センサ28、並びにメインコントローラ200におけるUIタッチパネル216や節電解除ボタン26を含むコピー実行等を指示するハードキー等の入力系への電力供給を実行する。この状態は、依然としてスリープモードと定義してもよいし、節電中監視制御部24のみの電力供給よりも電力供給量が増加するので、アウェイクモード「awk」(目覚めモード)として定義してもよい(図5の遷移図における、スリープモード範囲の括弧[ ]内参照)。
その後、第2の人感センサ30による使用者の検出、或いはUIタッチパネル216又はハードキー等による操作指示によって、当該操作指示された機能に必要なデバイスに対して電力供給を実行する。
ところで、前記移動体の移動形態の内、結果的に図6のCパターンとなるとしても、第1の領域F内に入ってきた時点で、利便性確保のため、少なくとも、アウェイクモードまで立ち上げ、或いは、スタンバイモードへ立ち上げる場合がある。この立ち上げには、第2の電源部250を起動するべく、第1のサブ電源スイッチ(SW−1)256の接点を切り替える動作を必要としていた。
この第1のサブ電源スイッチ256は、所謂メカニカルスイッチであるため、前記Cパターン、或いはBパターンの頻度がAパターンの頻度よりも高い場合には、無駄な切替動作ということになる。さらには、メカニカルスイッチである以上、電子的スイッチ素子よりも寿命が短いため、無駄な切替動作は極力回避することが好ましい。
そこで、本実施の形態では、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を第1の電源部248、すなわち、常時給電用コンバータ(第1の電源部248)側に設け、この第1の人感センサ28、第2の人感センサ30の連携によるスリープモード中の使用者判別制御により、第2の電源部250、すなわち、メインコンバータ側を立ち上げるための第1のサブ電源スイッチ(SWー1)256の切替動作を必要最小限にするようにした。
図8には、本実施の形態に係る人感センサによるスリープモード時監視制御ルーチンを示すフローチャートが示されている。
ステップ100では、第1の人感センサ28により移動体(使用者)を検出したか否かが判断され、否定判定された場合は、このルーチンは終了する。なお、リターン後は、スリープモード中は、他の制御は行われていない(或いは、殆ど行われていない)ので、直ちに、図8のステップ100へ戻ることになる。
また、ステップ100で肯定判定されると、ステップ102へ移行して、第2の人感センサ30を起動(検出信号を有効)し、次いでステップ104へ移行してUI制御回路214を起動してステップ106へ移行する。
ステップ106では、第2の人感センサ30により移動体(使用者)を検出したか否かが判断され、否定判定されるとステップ108へ移行して、予め定めた時間が経過したか否かが判断される。このステップ108における時間は、図6で言うところの、移動体が領域F内に入り、領域N内には入らずに、領域F外に出て行く形態(図6のパターンC)か否かを判別する時間であり、画像処理装置10の設置場所にもよるが、5秒〜10秒程度が好ましい。なお、この時間に限定されるものではなく、利便性と省エネ性の二律背反の観点から決定すればよい。
このステップ108で否定判定された場合は、ステップ106へ戻り、上記ステップ106、108を繰り返す。ここで、ステップ108で肯定判定された場合は、ステップ118へ移行する。ステップ118以降については後述する。
また、ステップ106で肯定判定された場合は、ステップ110へ移行して第1のサブ電源スイッチ256(SW−1)の接点を接触側に切り替え、ステップ112へ移行する。
ステップ112では、立ち上げトリガを出力し、スリープモードからウォームアップモードを介してスタンバイモードへ遷移するように指示し、ステップ114へ移行する。
ステップ114では、第2の人感センサ30により移動体(使用者)を検出したか否かが判断され、否定判定されるとステップ116へ移行して、予め定めた時間が経過したか否かが判断される。このステップ116における時間は、図6で言うところの、移動体が領域N内に入り、この領域N内で立ち止まっているか否か(図6のAパターン)を判別する時間であり、1秒〜5秒程度が好ましい。なお、この時間に限定されるものではなく、利便性と省エネ性の二律背反の観点から決定すればよい。
このステップ116で否定判定された場合は、ステップ114へ戻り、上記ステップ114、116を繰り返す。ここで、ステップ116で肯定判定された場合は、ステップ118へ移行する。
ステップ118では、第2の人感センサ30の起動を解除し(信号を無効とし)、次いでステップ120へ移行して、UI制御回路214の起動を解除して、このルーチンは終了する。
また、ステップ114で肯定判定されると、ステップ120へ移行して、UIタイッチパネル等の操作があったか否かが判断される。このステップ120で否定判定されるとステップ122へ移行して、予め定めた時間が経過したか否かが判断される。このステップ122における時間は、使用者が装置前に立ち止って、操作をするか否かを判別する時間であり、操作待ち時間を含め30秒前後が好ましい。なお、この時間に限定されるものではなく、利便性と省エネ性の二律背反の観点から決定すればよい。また、時間を区切り、途中でUIタッチパネルの表示部に操作を促すメッセージを表示したり、アラーム音を鳴らしたりしてよい。例えば、10秒後にメッセージを表示し、20秒後にアラーム音を鳴らし、25秒後にUIタッチパネル216の表示部にスリープモードへ遷移する旨を表示する。
また、ステップ120で肯定判定されると、ステップ124へ移行して指示された動作の実行を指示して、このルーチンは終了する。
本実施の形態によれば、第1のサブ電源スイッチ256(SW−1)は、メカニカルスイッチである以上、電子的なスイッチング素子の寿命に比べ寿命が短い。そこで、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30を常時給電用コンバータである第1の電源部248に接続することで、接点切替動作を軽減する。すなわち、第1の人感センサ28、第2の人感センサ30による、それぞれの移動体の検出を連携し、領域Fに入るが、領域Nには入らない、所謂素通りの移動体の検出時における、第1のサブ電源スイッチ256(SW−1)の不要な接点切替動作が回避される。
W 壁面
10 画像処理装置
20 ネットワーク通信回線網
21 PC
22 電話回線網
24 節電中監視制御部
26 節電解除ボタン
28 人感センサ
200 メインコントローラ
204 CPU
206 RAM
208 ROM
210 I/O(入出力部)
212 バス
214 UI制御回路
216 UIタッチパネル
218 ハードディスク
220 タイマ回路
222 通信回線I/F
236 ファクシミリ通信制御回路
238 画像読取部
240 画像形成部
242 商用電源
243 配線プレート
244 入力電源線
245 コンセント
246 メインスイッチ
248 第1の電源部
250 第2の電源部
248A 制御用電源生成部
252 電源供給制御回路(電力供給制御手段)
254 電源線
256 第1のサブ電源スイッチ(「SW−1」)
250H 24V電源部(LVPS2)
250L 5V電源部(LVPS1)
258 画像読取部電源供給部
260 画像形成部電源供給部
264 ファクシミリ通信制御回路電源供給部
266 UIタッチパネル電源供給部
268 第2のサブ電源スイッチ(「SW−2」)
270 第3のサブ電源スイッチ(「SW−3」)
274 第5のサブ電源スイッチ(「SW−5」)
276 第6のサブ電源スイッチ(「SW−6」)

Claims (9)

  1. 電力の供給を常時受けて動作する常時給電被動作部、必要に応じて適宜電力供給を受ける適宜給電被動作部、並びに前記適宜給電被動作部に対して電力供給を行うか否かを判別する判別制御部のそれぞれの動作に必要な電力の供給源である電源部と、
    前記電源部と前記適宜給電被動作部との間に設けられ、当該適宜給電被動作部へ電力を供給するか否かを、機械的な接点の接触、非接触を伴う切り替え動作により切り替える切替手段と、
    前記判別制御部に接続され、使用者を含む移動体が、予め設定された第1の領域内に存在しているか否かを検出する第1の移動体検出手段と、
    前記判別制御部に接続され、当該判別制御部が前記第1の移動体検出手段から前記移動体の存在を示す信号を受けた時点で起動し、前記判別制御部における前記切替手段の接点切替方向の判別のための情報として、前記移動体が、前記第1の領域よりも狭くかつ前記被動作部に近い第2の領域内に存在しているか否かを検出する第2の移動体検出手段と、
    を有する電力供給制御装置。
  2. 電力の供給を常時受けて動作する常時給電被動作部、必要に応じて適宜電力供給を受ける適宜給電被動作部、並びに前記適宜給電被動作部に対して電力供給を行うか否かを判別する判別制御部のそれぞれの動作に必要な電力の供給源である電源部と、
    前記電源部と前記適宜給電被動作部との間に設けられ、当該適宜給電被動作部へ電力を供給するか否かを、機械的な接点の接触、非接触を伴う切り替え動作により切り替える切替手段と、
    前記判別制御部に接続され、使用者を含む移動体が、予め設定された第1の領域内に存在しているか否かを検出する第1の移動体検出手段と、
    前記判別制御部に接続され、当該判別制御部が前記第1の移動体検出手段から前記移動体の存在を示す信号を受けた時点で起動し、前記判別制御部における前記切替手段の接点切替方向の判別のための情報として、前記移動体が、前記第1の領域よりも狭くかつ前記被動作部に近い第2の領域内に存在しているか否かを検出する第2の移動体検出手段と、
    前記常時給電被動作部及び前記適宜給電被動作部を対象として、前記第1の移動体検出手段の検出結果、前記第2の移動体検出手段の検出結果、前記常時給電被動作部の動作状態の少なくとも一つに基づき、選択的に電力を受ける電力供給状態、及び電力を受けない電力非供給状態の間で状態を遷移させる状態遷移制御手段と、
    を有する電力供給制御装置。
  3. 前記判別制御部が、
    前記第1の移動体検出手段からの検出信号に基づき、前記移動体が前記第1の領域内に存在することを認識した時点で、前記第2の移動体検出手段を有効とし、
    前記第2の移動体検出手段からの検出信号に基づき、前記移動体が前記第2の領域内に存在することを認識した時点で、前記切替手段を制御して、前記適宜給電被動作部材へ電力を供給する請求項1又は請求項2記載の電力供給制御装置。
  4. 前記常時給電被動作部が、前記移動体である使用者による操作情報を受け付ける操作系被動作部を備え、前記判別制御部は、前記第1の移動体検出手段による移動体検出時に前記操作系被動作部を起動させ、当該操作系被動作部の操作と、前記第2の移動体検出手段からの移動体検出信号と、を併用して、前記切替手段の切り替えを時期を制御する請求項1又は請求項2記載の電力供給制御装置。
  5. 前記第1の移動体検出手段が、予め定められた検出領域内で、前記移動体が移動しているときと静止しているときとで異なる二値信号を出力する焦電型センサである請求項1〜請求項4の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  6. 前記第2の移動体検出手段が、予め定められた検出領域内に、前記移動体が存在するか否かで異なる二値信号を出力する反射型センサである請求項1〜請求項5の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  7. 前記電力非供給状態が、前記常時給電被動作部及び判別制御部に電力を供給するスリープモードを備え、かつ、前記電力供給状態が、前記スリープモードから被動作部を立ち上げるための準備段階であるウォームアップモード、前記常時給電被動作部に対して定常時よりも下げて電力を供給しておくスタンバイモード、常時給電被動作部に対して前記定常時の電力を供給するランニングモードを備えている請求項2〜請求項6の何れか1項記載の電力供給制御装置。
  8. 前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置を備え、前記常時給電被動作部が前記ユーザーインターフェイス部を備え、前記適宜給電被動作部が、原稿画像から画像を読み取る画像読取部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送信先へ送信するファクシミリ通信制御部の少なくとも1つを含んでおり、前記画像読取部、前記画像形成部、前記ファクシミリ通信制御部が、前記ユーザーインターフェイス部の操作又は外部通信受付による使用者からの指示に対して、相互に連携しあって当該画像処理機能を実行する画像処理装置。
  9. コンピュータを、前記請求項1〜請求項7の何れか1項記載の電力供給制御装置として実行させる電力供給制御プログラム。
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