JP6137367B2 - 処理装置 - Google Patents
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請求項2に記載の発明は、第1の状態と、前記第1の状態よりも電力供給元からの電力供給量の少ない第2の状態とを、有する処理装置であって、熱を検出する複数の素子が二次元に配置された、処理装置を操作する可能性がある移動体の熱を検出する、一の熱検出手段と、前記素子のうち予め定められた温度以上の熱を検出した素子の個数に基づいて、前記第2の状態から前記第1の状態へ切り替えるか否かを判定する判定手段と、を有する処理装置である。
請求項3に記載の発明は、コンピュータを、前記請求項1又は請求項2に記載の処理装置として実行させるプログラムである。
図1に示される如く、本実施の形態に係る画像処理装置10は、インターネット等のネットワーク通信回線網20に接続されている。図1では、2台の画像処理装置10が接続されているが、この数は限定されるものではなく、1台でもよいし、3台以上であってもよい。
図3は、画像処理装置10の制御系のハード構成の概略図である。
図4は、前記メインコントローラ200によって制御される処理部(「負荷」、「デバイス」、「モジュール」等と称する場合もある)、並びにメインコントローラ200、並びに各デバイスへ電源を供給するための電源装置202の電源ラインを主体とした概略構成図である。本実施の形態では、画像処理装置10が処理部単位で電力供給又は非供給が可能でとなっている(部分節電)。
図4に示される如く、メインコントローラ200は、CPU204、RAM206、ROM208、I/O(入出力部)210、及びこれらを接続するデータバスやコントロールバス等のバス212を有している。I/O210には、UI制御回路214を介してUIタッチパネル216(バックライト部216BLを含む)が接続されている。また、I/O210には、ハードディスク(HDD)218が接続されている。ROM208やハードディスク218等に記録されているプログラムに基づいて、CPU204が動作することによって、メインコントローラ200の機能を実現する。なお、該プログラムを格納した記録媒体(CD、DVD、BD(ブルーレイディスク)、USBメモリ、SDメモリ等)から該プログラムをインストールし、これに基づいてCPU204が動作することにより画像処理機能を実現してもよい。
図4に示される如く、商用電源242から引き込まれた入力電源線244は、メインスイッチ246に接続されている。メインスイッチ246がオンされることで、インターロック部14を介して、第1の電源部248及び第2の電源部250へ電力供給が可能となる。
ここで、本実施の形態のメインコントローラ200は、必要最小限の電力消費となるように、部分的にその機能を停止させる場合がある。或いは、メインコントローラ200の大部分を含め、電力の供給を停止させる場合がある。これらを総称して「スリープモード(節電モード)」という場合がある(図5参照)。
本実施の形態に係る第1の人感センサ28の仕様は、画像処理装置10の周囲(例えば、1m〜5mの範囲)において、移動体の動きを検出するものである。
図9(A)は、検出領域に何も存在せず、赤外線アレイセンサ28IRの検出状態は無感状態となり、その判定結果は、周囲に誰もいないと判定され、対応としてはスリープモードが維持されることになる。
図10(A)は、検出領域に何も存在せず、赤外線アレイセンサ28IRの検出状態は無感状態となり、その判定結果は、周囲に誰もいないと判定され、対応としてはスリープモードが維持されることになる。
図11(A)は、検出領域に何も存在せず、赤外線アレイセンサ28IRの検出状態は無感状態となり、その判定結果は、周囲に誰もいないと判定され、対応としてはスリープモードが維持されることになる。
一方、本実施の形態に係る第2の人感センサ30の仕様は、移動体の有無(存在・不存在)を検出するものが適用されている。この第2の人感センサ30に適用されるセンサは、投光部と受光部とを備えた反射型センサ等が代表的である(反射型センサ)。なお、投光部と受光部とが分離された形態であってもよい。
まず、図5に基づき、画像処理装置10における、各モード状態と、当該モード状態の移行の契機となる事象を示したタイミングチャートを示す。
画像処理装置10に近づいてくる移動体(人)の中には、スキャンやコピー以外で近づいてくる人もいる。例えば、遠隔のPCからプリント指示を出力した後、当該プリントアウト用紙を取りに来るといった場合である。このような場合に、単純に人が近づいてくるという判断で、例えば、スリープモードからスタンバイモードへ立ち上げたり、次段の人感センサ(本実施の形態では、第2の人感センサ30)に電力を供給すると、無駄な電力消費となる場合がある。
図8の基本パターンに加え、図9に示す応用パターン1を適用する。
画像処理装置10の近傍に移動体(人)が存在していても、当該画像処理装置10が社員等が頻繁に行き来する通路に設置されているような場合、社員が画像処理装置10を使用する人と同等の距離まで近づくような場合である。このような場合に、単純に人が近くに存在するという判断で、例えば、スリープモードからスタンバイモードへ立ち上げたり、次段の人感センサ(本実施の形態では、第2の人感センサ30)に電力を供給すると、無駄な電力消費となる場合がある。
図8の基本パターンに加え、図10及び図11に示す応用パターン2及び応用パターン3を適用する。
図8の基本パターンに加え、図10及び図11に示す応用パターン2及び応用パターン3を適用する。
付記1は、電源部から電力の供給を受けて動作することで予め定められた処理を実行する負荷と、少なくとも熱源から受ける熱量に応じた電気信号を出力する熱源検出素子を縦横に複数個配列することで多画素化された二次元配列型熱源検出手段を含み、前記負荷を基準とした周囲を検出領域として設置され前記負荷を使用する使用者を含む移動体が存在しているか否かを検出する移動体検出手段と、少なくとも前記負荷を対象として、前記電源部から電力を受ける電力供給状態、或いは前記電源部から電力の供給を受けない電力遮断状態に遷移させる電力供給状態遷移制御手段と、前記移動体検出手段による検出情報、並びに予め定めた計時手段の計時情報をそれぞれに設定された基準情報と比較することで、前記電力供給状態遷移制御手段による遷移時期を判定する遷移時期判定手段と、を有する処理装置としての電力供給制御装置である。
付記1に記載の発明において、前記二次元配列型熱源検出手段によって検出された熱源からの熱量に応じた電気信号に基づいて、熱源の移動方向を解析する解析手段をさらに有し、前記遷移時期判定手段では、前記解析手段で解析した結果を前記基準情報と比較して、前記熱源が移動体であり、かつ前記負荷に接近しているか否かを判定する。
付記1に記載の発明において、前記二次元配列型熱源検出手段によって検出された熱源からの熱量に応じた電気信号に基づいて、熱源の輪郭を解析する解析手段をさらに有し、前記遷移時期判定手段では、前記解析手段で解析した結果を前記基準情報を比較して、熱源の輪郭が人型か否かを判定し、人型であれば所持物の有無を判定する。
付記1〜付記3の何れかに記載の発明において、前記移動体検出手段が、前記負荷と至近距離で対峙する使用者を検出する使用者検出手段をさらに備え、前記二次元配列型熱源検出手段から、前記使用者検出手段まで、連携して電力供給を受ける順序を設定すると共に、前記二次元配列型熱源検出手段を常に電力供給状態とする。
付記1〜付記4の何れかに記載の発明において、前記二次元配列型熱源検出手段の検出領域が、前記使用者検出手段の検出領域を含むように設定されている。
付記4又は付記5に記載の発明において、前記使用者検出手段が、投光部と受光部を備え、投光部から光を受光部で受けるか否かで使用者の有無を判別する反射型検出手段である。
付記4〜付記6の何れかに記載の発明において、前記負荷の稼働状況と前記使用者検出手段の検出状況とに基づいて、前記二次元配列型熱源検出手段への電力供給を制御する。
付記4〜付記6の何れかに記載の発明において、前記使用者検出手段で使用者を検出している期間を少なくとも含み、当該使用者検出手段で使用者を検出しなくなってから予め定めた期間は、前記二次元配列型熱源検出手段への電力供給を遮断する。
付記4〜付記8の何れかに記載の発明において、前記解析手段の解析結果に基づいて、少なくとも前記移動体が負荷から離れていくことが判明した場合に、前記使用者検出手段への電力供給を遮断する。
付記1〜付記9の何れかに記載の発明において、前記負荷が、電力供給を受けて動作して、予め定められた処理を実行する複数の処理部と、当該複数の処理部に対して選択的に処理内容を少なくとも指示する指示部とに分類され、前記電力遮断状態で遷移されるモードとして、前記移動体検出手段による検出結果を解析するための監視制御部に電力を供給するスリープモード、必要に応じて指示部に電力を供給するアウェイクモードを備え、前記電力供給状態で遷移されるモードとして、前記スリープモードから前記処理部を立ち上げるための準備段階であるウォームアップモード、前記処理部に対して定常時よりも下げて電力を供給しておくスタンバイモード、前記処理部に対して前記定常時の電力を供給するランニングモードを含む複数のモードを備え、処理状況に応じてモードを遷移する。
付記1〜付記10の何れかに記載の発明において、電力供給制御装置を備え、前記負荷が、原稿画像から画像を読み取る画像読取部、画像情報に基づいて記録用紙に画像を形成する画像形成部、予め相互に定められた通信手順の下で画像を送信先へ送信するファクシミリ通信制御部、使用者との情報の受付報知を行うユーザーインターフェイス部、使用者を識別するための使用者識別装置の少なくとも1つを含んでおり、使用者からの指示に基づいて、相互に連携しあって画像処理を実行すると共に、前記移動体検出手段が、前記ユーザーインターフェイス部又は使用者識別装置の設置位置を基準として設けられた処理装置としての画像処理装置である。
コンピュータを、付記1〜付記10の何れかに記載の電力供給制御装置として実行させる電力供給制御プログラムである。
10 画像処理装置
20 ネットワーク通信回線網
21 PC
22 電話回線網
24 節電中監視制御部
26 節電制御ボタン
28 第1の人感センサ
30 第2の人感センサ
28IR 赤外線アレイセンサ
28A 検出部
28B 回路基板部(解析部)
50 電気信号受付部
52 画素毎データ格納部
54 データ抽出部
56 温度レベル決定部
58 電気信号−温度レベル特性テーブル記憶部
60 検出結果判定部
62 温度分布−状態照合テーブル記憶部
64 状態出力部
200 メインコントローラ
204 CPU
206 RAM
208 ROM
210 I/O(入出力部)
212 バス
214 UI制御回路
216 UIタッチパネル
217 ICカードリーダー
218 ハードディスク
220 タイマ回路
222 通信回線I/F
236 ファクシミリ通信制御回路
238 画像読取部
240 画像形成部
242 商用電源
243 配線プレート
244 入力電源線
245 コンセント
246 メインスイッチ
248 第1の電源部
250 第2の電源部
248A 制御用電源生成部
252 電源供給制御回路
254 電源線
256 第1のサブ電源スイッチ(「SW−1」)
250H 24V電源部(LVPS2)
250L 5V電源部(LVPS1)
258 画像読取部電源供給部
260 画像形成部電源供給部
266 ファクシミリ通信制御回路電源供給部
268 第2のサブ電源スイッチ(「SW−2」)
270 第3のサブ電源スイッチ(「SW−3」)
274 第4のサブ電源スイッチ(「SW−4」)
276 第6のサブ電源スイッチ(「SW−5」)
Claims (3)
- 第1の状態と、前記第1の状態よりも電力供給元からの電力供給量の少ない第2の状態とを、有する処理装置であって、
熱を検出する複数の素子が二次元に配置された、処理装置を操作する可能性がある移動体の熱を検出する、一の熱検出手段と、
移動体の移動に伴い生ずる、前記素子のうち予め定められた温度以上の熱を検出した素子の示す二次元の領域の形状の変化に基づいて、前記第1の状態から前記第2の状態へ切り替えるか否かを判定する判定手段と、
を有する処理装置。 - 第1の状態と、前記第1の状態よりも電力供給元からの電力供給量の少ない第2の状態とを、有する処理装置であって、
熱を検出する複数の素子が二次元に配置された、処理装置を操作する可能性がある移動体の熱を検出する、一の熱検出手段と、
前記素子のうち予め定められた温度以上の熱を検出した素子の個数に基づいて、前記第2の状態から前記第1の状態へ切り替えるか否かを判定する判定手段と、
を有する処理装置。 - コンピュータを、前記請求項1又は請求項2に記載の処理装置として実行させるプログラム。
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2016
- 2016-03-14 JP JP2016049699A patent/JP6137367B2/ja not_active Ceased
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