JP5939445B2 - 印刷装置及び印刷方法 - Google Patents

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    • B41J3/4075Tape printers; Label printers

Description

本発明は、印刷装置、より詳しくは被印刷部材としてロール状で長尺のテープ部材に印刷を行う印刷装置及び印刷方法に関するものである。
今日、キーボードから入力され或いは他の機器から受けた文字データなどに基づいてテープ部材に文字列などを印刷することにより、任意のラベルを作成する印刷装置がある。
また、印刷装置に使用されるテープ部材には、予め剥離テープを伴った印刷テープでラベルを作成できるものと、剥離テープを有さずに裏面に粘着剤が塗付された印刷テープでラベルを作成するものがあり、印刷装置上で適宜夫々のテープ部材を使用可能とするものもある。
そして、下記に示す特許文献1には、テープカセットから排出されるテープ部材に、剥離テープが存在するか否かを光学センサによって検出し、剥離テープが検出されなかった場合、ハーフカット機構によるハーフカット処理を禁止する印刷装置が開示されている。
特開2010―167701号公報
しかしながら、剥離紙が無く、粘着剤付きのテープ部材を印刷装置に装着したまま長時間放置すると、粘着剤によって搬送ローラとテープ部材が固着してしまい、次回の印刷において、搬送開始時に搬送ローラとテープ部材が剥離せずに装置内部でテープ詰まりを起こしてしまう虞があった。
本発明は、上述したような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、装置内部の被印刷部材詰まりを軽減して印刷することができる印刷装置及び印刷方法を提供することを目的としている。
本発明の印刷装置は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、前記制御部は、さらに、前記被印刷部材の種別を検出可能であり、前記被印刷部材の種別に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記駆動部が前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の印刷装置は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、前記制御部は、さらに、前記被印刷部材の粘着剤の特性を検出可能であり、前記被印刷部材の粘着剤の特性に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、 可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記駆動部が前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行うことを特徴とする。
また、本発明の印刷装置は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、前記所定長さは前記搬送ローラの径に応じて可変することを特徴とする。
また、本発明の印刷方法は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送し、さらに、前記被印刷部材の種別を検出し、当該被印刷部材の種別に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送する、ことを含むことを特徴とする。
また、本発明の印刷方法は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送し、さらに、前記被印刷部材の粘着剤の特性を検出し、前記被印刷部材の粘着剤の特性に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送する
ことを含むことを特徴とする。
また、本発明の印刷方法は、印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送し、前記所定長さは前記搬送ローラの径に応じて可変することを含むことを特徴とする。
本発明によれば、装置内部の被印刷部材詰まりを軽減して印刷することができる印刷装置及び印刷方法を提供することができる。
本発明に係る印刷装置の外観を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置の上蓋部を開いた状態を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置の断面側面を示す模式図である。 本発明に係る印刷装置のプリンターユニットの概要を示す斜視図である。 本発明に係る印刷装置のPCを含めたシステム構成図である。 本発明に係る印刷装置による印刷時の速度制御の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置による印刷時の速度制御処理を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置の搬送距離と搬送速度との関係を示す図である。 本発明に係る印刷装置による印刷時の標準速度、及び低速速度での制御のタイムチャートである。 本発明に係る印刷装置による印刷時の速度制御の流れを示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置による印刷時の速度制御処理を示すフローチャートである。 本発明に係る印刷装置の搬送距離と搬送速度との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて詳説する。図1は、本発明に係る印刷装置10の外観を示す斜視図である。図2は、本発明に係る印刷装置10の上蓋部13を開いた状態を示す斜視図である。なお、本実施形態において、印刷装置10における上下とは、図1に示す上蓋部13側を上方とし、装置が設置される土台側を下方とし、前後についてはテープ部材が排出される排出口21側を前方向とする。
印刷装置10は、図1に示したように、略直方体形状の筐体本体部11とこの筐体本体部11の上部を覆う上蓋部13とによる筐体の内部にプリンターユニットを内蔵するものである。
そして、この筐体の前端に文字等が印刷された被印刷部材であるテープ部材が排出される排出口21を有し、筐体本体部11の内部に印刷機構を備え且つテープロール90を収納可能とし、PC(パーソナルコンピュータ)やラベル作成用の文字入力装置からの文字列等の印刷データを受けるプラグ端子23を筐体本体部11の側面に有し、排出口21下方にはデータ授受の際などに点滅するランプ18を有する印刷装置10である。
この印刷装置10は、図2及び図3に示すように、上蓋部13の内側先端近傍にサーマルヘッド33やカッター31を有し、図1に示した排出口21から排出されたテープ部材91を排出口21の位置でテープカット機構とするカッター31を用いて破断できるようにされている。
また、上蓋部13の内側に設けたサーマルヘッド33の位置に対向する位置の筐体本体部11には、搬送ローラ47を有してサーマルヘッド33と搬送ローラ47で印刷機構を形成し、このサーマルヘッド33と搬送ローラ47とで挟持した感熱紙テープを搬送ローラ47で送り出しつつ、文字や記号、模様などの印刷をサーマルヘッド33により行っている。
この搬送ローラ47は、筐体本体部11に収納されたプリンターユニット40に設けられており、プリンターユニット40は、図4に示すように、シャーシ41の左右側板にテープロール90の軸部97を受けるロールガイド溝43を有すると共に搬送ローラ47や補助ローラ48を左右側板の間に有し、この各ローラの駆動機構もシャーシ41に固定するように備えるものである。
このプリンターユニット40は、金属板のシャーシ41を用いており、ロールテープ収納部45を形成すると共に搬送ローラ47、搬送ローラ47と連動して回転する補助ローラ48、排出口21の近くでテープ部材91の左右両側を規制するガイドローラ51等を有し、駆動部と共にこの駆動部や印刷機構を制御する後述する制御部を有するものである。
そしてロールテープ収納部45は、プリンターユニット40の奥側に形成され、左右の側板には上方が開口したU字形状のロールガイド溝43が形成され、テープコア95の軸部97の両端をロールガイド溝43で支持し、ロールガイド溝43の近辺には側板の内側にガイドリブ44を有し、テープコア95における本体部96の両端をガイドリブ44に接触させてテープロール90の位置を定めるようにしている。なお、ロールテープ収納部45には、テープロール90の本体部96の内方底部の壁の色又は壁との距離を検出して、テープロール90のテープ幅及び剥離テープの有無を検出可能とするフォトセンサーからなるロールテープ検出部を備える。
また、補助ローラ48は、テープコア95に巻かれた感熱紙テープ等のテープ部材91をテープロール90から引き出す際、テープ部材91が使用されてテープロール90の径が小さくなっても、テープ部材91の搬送ローラ47への引き込み角が大きく変化することなく、テープロール90から引き出されたテープ部材91に適宜の張力が働くようにして、ロール状に巻かれたテープ部材91を搬送ローラ47と共同して引き出すものである。
この文字等が印刷されるテープ部材91は、一面に剥離可能な水65〜75%、アクリル酸エステル系共重合物25〜35%、及び、鉱油1%未満の配分で形成されてなる弱粘着性の粘着剤が塗布された合成紙であって、粘着剤が塗布された面と逆の面には剥離コーティングが施され、テープコア95の本体部96にこのテープ部材91を巻回しているものである。
次に、印刷装置10のシステム構成について図を用いて説明する。図5は、本発明に係る印刷装置10のシステム構成図である。
印刷装置10のシステム構成は、ホスト端末であるPC(パーソナルコンピュータ)217と、ACアダプターに接続された印刷装置10とがUSBインターフェースによるUSB制御回路215を介して接続されて形成される。また、印刷装置10はBluetooth(登録商標)モジュール210により無線でPC等のホスト端末と接続されて形成されることもある。
この印刷装置10は、図5に示すように、制御部であるCPUからなる中央制御回路200を備える。そして、この中央制御回路200には、プログラムが格納されたROM及びワークエリアとしてのRAM等のメモリを制御するメモリ制御回路230が接続されている。
そして、中央制御回路200は、タイマ機能及び時計機能を有しており、これらの機能により、パルス時間のカウントや、インターバル時間の計測等を実行するものである。
また、中央制御回路200には、使用者によるテープ部材91の装填に関連して上蓋部13の開け閉めに連動するオープンレバーの検出や先述のロールテープ検出部により装填されたテープ部材91の種別の検出を行うステータス検出回路220が接続されている。
そして、中央制御回路200には、ホストとの通信等の作動中やエラー表示を示す表示デバイス245である図1に示したランプ18(LED)を点灯点滅表示させる表示デバイス制御回路240が接続されている。
さらに、中央制御回路200は、サーマルヘッド33及びDCモータ255の夫々の主電源を形成する電源回路250を制御するとともに、印刷機構であるサーマルヘッド33、及び、駆動部である搬送用モータのDCモータ255のON/OFF駆動を直接制御するものである。
そして、中央制御回路200には、テープ部材91を搬送させるDCモータ255の回転速度をきめ細かに速度制御を行うにあたって、モータ駆動系に連結されたエンコーダ260と、このエンコーダ260によるパルスを測定するためのフォトセンサーが接続されており、例えば、中央制御回路200は、PWM制御等を行っている。
このように、DCモータ255を用いてPWM制御等によりモータの回転速度、ひいてはテープ部材91の搬送速度を制御することにより、搬送速度を所望の速度に制御することが容易にできると共に、ステッピングモータを用いた場合に必要となるモータドライバーを不要とし、モータドライバーやモータ自体の部品コスト、ひいては印刷装置の製造コストを低減すると共に印刷装置の製造を容易とすることができる。
また、この中央制御回路200は、CPUの処理能力、サーマルヘッド33の規格出力、テープ部材91の種別等により、美麗な印刷を短時間内で行うため印刷装置10に合せた標準印刷速度を実現させるものである。
具体的には、中央制御回路200は、テープ部材91の搬送にあたって、被印刷部材であるテープ部材91の材質及び粘着剤の特性等に合わせ、予め決められた目標搬送速度、つまりパルス周期を目標周期とするために、エンコーダ260によるパルスのエッジをフォトセンサーにより検出し、さらにパルス幅の時間をタイマカウンタ等を用いて測定してパルス周期を算出し、パルス周期に応じて低速制御及び標準速度制御を行うために、例えば、PID制御等のフィードバック制御を行っている。
そして、中央制御回路200は、テープ部材91を所定量搬送するにあたって、エンコーダ260によるパルス数をカウントすることによりテープ部材91の搬送量を監視することができる。
即ち、エンコーダ260は、DCモータ255の1回転につき4個のパルスを発生させるものとし、この実施の形態においてはDCモータ255の1回転により0.125mmのテープ部材91の搬送量としており、標準速度とする1秒間に10mmの搬送速度では、1秒間にDCモータ255が80回転となり、1パルスの周期は3.125msecとなる。
このようにして、中央制御回路200は、PC等から送信される印刷データの情報に従って、テープ部材91を所定のスピードで搬送する駆動部のDCモータ255の制御を行いながら、印刷機構であるサーマルヘッド33を制御してテープ部材91への印刷を行っている。
次に、印刷装置10による印刷時の速度制御の流れについて図を用いて説明する。図6及び図7は、本発明に係る印刷装置10による印刷時の速度制御の流れを示すフローチャートであり、図8は低速一定速度の後に標準速度となるように制御したときのテープ部材91の搬送距離と搬送速度との関係を示す図である。また、図9は、本発明に係る印刷装置10による搬送ローラの回転速度を標準速度、及び低速に制御する際のサーマルヘッド33への通電状態を示すタイムチャートである。
PC等からの印刷開始の合図によるテープ部材91への印刷を開始するにあたって、中央制御回路200は、先ず、ロールテープ検出部により装填されたテープ部材91の種別の検出を行い剥離テープの有無を確認し、更にインターバル機能により、前回の装置使用から搬送ローラへの貼り付きが想定される所定時間が経過しているか否かを判定する。
そして、剥離テープがなく、所定時間が経過したと判定すると中央制御回路200は、先ず、テープ部材91の粘着面と搬送ローラ47とが接触部分の長さにマージンを加えた分の長さが、例えば、4mmであれば搬送スタート時に4mmの搬送距離でテープ部材91の粘着面を搬送ローラ47から確実に離反させるべく低速制御を行うために、パルス周期の目標周期を例えば6.944msecとして目標速度を4.5mm/secに設定する低速度設定(ステップS101)を行ってPID制御によりDCモータ255の回転速度を調整制御するものである。
また、中央制御回路200は、印刷機構のサーマルヘッド33への通電時間として、この低速度設定(ステップS101)に基づく速度制御によりテープ部材91の搬送を行うとき、4パルスでテープ部材91への1ライン(0.125mm相当)の印刷周期となるため、低速制御では、図9(b)又は図9(c)に示すように、1ラインの印刷周期が、サーマルヘッドにおける加熱周期を27.776(msec)として通電及び非通電の制御を行うものである。
そして、低速制御で搬送すべき一定距離の4mmは、搬送ローラ47の円周長さの1/4程度を目安とし、テープ部材91が長時間の時間経過によって搬送ローラ47に接触して固着する可能性を有する範囲の長さを確実に超える範囲長さとしているものである。
即ち、低速制御による搬送距離は、搬送ローラ47の径により可変するものであり、例えば、極太幅のテープ部材91を印刷可能として直径の長い搬送ローラ47を備える大型の印刷装置であれば、それに準じて低速搬送速度による搬送距離を長くすることとなり、搬送ローラ47の直径やテープ部材91の搬送経路の形状等により、テープ部材91と搬送ローラ47との接触範囲が異なるも、搬送ローラ47の外周長さの数分の1程度を低速制御による搬送距離とするものである。
次に、中央制御回路200は、目標周期とした低速度設定(ステップS101)に基づいて、周期測定タイマを用いてパルス周期を監視してPID制御等のPWM制御によりDCモータ255の速度制御を開始し、且つ、テープ部材91を所定の長さだけ搬送するために、周期測定タイマ及びパルスカウンタの夫々を初期化(ステップS105)し、低速度設定(ステップS101)に基づいて、DCモータ255の駆動を開始させるモータ作動開始処理(ステップS110)を行う。
なお、中央制御回路200は、周期測定タイマを用いてパルス周期を監視してPID制御等のPWM制御によりパルス周期を6.944msecとなるようにDCモータ255を駆動させ、それにともなって1ラインの印刷加熱周期が27.776msecとなる低速搬送時の印刷動作を行わせる。
この印刷動作は、低速制御時では、1ラインの印刷加熱周期も長くなることから、図9(b)に示すように通電時間を標準速度時と同様とすると、非通電時間が長くなるためにヘッド熱の降下による印刷のかすれ等が発生する虞があるため、低速制御時には、通電時間を長くする制御を行うものである。
具体的には、1ラインの印刷加熱周期が27.776msecの低速時において、パルス周期が6.944msecとなることから、例えば、図9(c)に示すように、標準速度時の約1.4倍の通電時間とする。
なお、被印刷部材であるテープ部材91の粘着剤は、水65〜75%、アクリル酸エステル系共重合物25〜35%、及び、鉱油1%未満とされた成分配合の粘着剤を用いているも、低速制御に際しては、テープ部材91の粘着剤の種別に応じて離反し易さを加味して低速度設定における設定速度を変化させることもあり、粘着性が弱ければ、例えば、パルス周期を4〜5.999(msec)と設定し、印刷加熱周期における通電時間を標準速度時の約1.2倍程度の通電時間とすることもある。
さらに、粘着性が弱ければ、パルス周期を4msec未満の設定とし、標準速度時と同等の通電時間と定義して夫々の場合で通電時間を変化させる等の設定をすることにより、離反し易さとともに、ヘッド熱の降下による印刷のかすれ等を防止して印刷品質を保持することができる。なお、標準速度についてもテープ部材91の粘着剤の特性等に応じて同様に設定する搬送速度を変化させている。
そして、中央制御回路200は、低速制御によりDCモータ255の駆動を開始するモータ動作開始処理(ステップS110)を行うと、パルス数をカウントするために、エンコーダ260によるエッジ検出を行いLアクティブ、又は、Hアクティブによるパルス割り込み待ち(ステップS115)を行ってパルスを検出するエンコーダパルス検出判定(ステップS120)を行う。
エンコーダパルス検出判定(ステップS120)において、パルスを検出すると、中央制御回路200は、印刷を行う際の搬送速度である印刷速度の調整制御(ステップS130)を行い、パルス割り込み待ち(ステップS115)を行いつつテープ部材91の粘着面を搬送ローラ47から確実に離反させる所定の4mm(パルス数で128個分)を低速搬送が行われたか否かをパルスカウンタによりパルス数をカウントして判定するパルス数判定(ステップS140)により4mmだけ搬送をしたのかの判断を行う。
この印刷速度調整制御(ステップS130)では、図7に示すように、印刷を行う際の搬送速度即ちパルス周期のパルス間隔が目標値と等しいか否かの判断(ステップS131)により、等しくない場合はPWM制御によるPWMのデューティー比を調整することによってDCモータ255の回転速度を調整(ステップS135)し、印刷速度である搬送速度が目標値と等しいか否かの判断(ステップS131)で印刷速度が等しい場合は印刷速度調整制御(ステップS130)を終了する。
そして、テープ部材91の4mmを低速制御により搬送したか否かのパルス数判定(ステップS140)において、パルスカウンタでカウントしたパルス数が128個に到達すれば、搬送スタート時の4mmを越えて、テープ部材91の粘着面を搬送ローラ47から確実に離反されたとして、低速制御から標準速度である10mm/secの速度制御に変えるためパルス周期の目標周期を3.125msecに設定変更する標準速度設定(ステップS145)をする。
また、パルスカウンタでカウントしたパルス数が128個に到達していなければ、パルス割り込み待ち(ステップS115)、エンコーダパルス検出判定(ステップS120)、印刷速度調整制御(ステップS130)、パルス数判定(ステップS140)に戻って、パルス数を128個検出して搬送距離が4mmに達するまでエンコーダパルス検出判定(ステップS140)を継続する。
そして、標準速度制御では、パルスは4パルスでテープ部材91への1ライン(0.125mm相当)の印刷周期となることにより、図9(a)に示すように、1ラインの印刷周期が、サーマルヘッドにおける加熱周期を12.5msecとする印刷動作とする。
このようにして、図8に示すようにテープ部材91の搬送速度を4mm/secとする一定の低速度として約4mmの搬送距離だけ搬送した後、約3mmの搬送距離の間に搬送速度を標準速度である10mm/secとし、以後、標準速度でテープ部材91を搬送し、印刷を行うものである。
また、一旦印刷を行った後、テープ部材91が搬送ローラ47に強く粘着することのない短時間の内に印刷を再開する場合は、印刷開始時から標準速度で搬送を行うものである。
この場合は、PID制御によりDCモータ255を制御するに際し、図10に示すように、中央制御回路200は、目標周期としたテープ部材91の搬送速度を10mm/secとする標準速度設定(ステップS201)を行い、周期測定タイマ及びパルスカウンタの夫々を初期化しステップS205)、標準速度設定(ステップS201)に基づいて、DCモータ255の駆動を開始させるモータ作動開始処理(ステップS210)を行う。
なお、中央制御回路200は、周期測定タイマを用いてパルス周期を監視してPID制御等のPWM制御によりパルス周期を3.125msecとなるようにDCモータ255を駆動させ、それにともなって1ラインの印刷加熱周期が12.5msecとなる標準速度設定に基づく印刷動作を行う。
そして、中央制御回路200は、標準速度制御によりDCモータ255の駆動を開始するモータ動作処理(ステップS210)を行うと、パルス数をカウントするために、エンコーダ260によるエッジ検出を行うパルス割り込み待ち(ステップS215)を行ってパルスを検出するエンコーダパルス検出判定(ステップS220)を行う。
エンコーダパルス検出判定(ステップS220)において、パルスを検出すると、中央制御回路200は、印刷速度調整制御(ステップS230)を行い、印刷が終了したか否かを判断する印刷終了判定(ステップS140)を行い、印刷終了でなければパルス割り込み待ち(ステップS215)、印刷速度調整制御(ステップS230)、印刷終了判定(ステップS240)を繰り返す。
この印刷速度調整制御(ステップS230)では、図11に示すように、印刷速度が目標値と等しいか否かの判断(ステップS231)により、等しくない場合はPWM制御によるPWMのデューティー比を調整することによってDCモータ255の回転速度を調整(ステップS235)し、印刷速度が目標値と等しいか否かの判断(ステップS231)で印刷速度が等しい場合は印刷速度調整制御(ステップS230)を終了するものである。
尚、標準速度制御では、パルスは4パルスでテープ部材91への1ライン(0.125mm相当)の印刷周期となることにより、図9(a)に示すように、1ラインの印刷周期が、サーマルヘッドにおける加熱周期を12.5msecとする印刷動作とする。
このようにして、図12に示すようにテープ部材91の搬送速度を10mm/secとする標準速度としてPID制御等のPWM制御によりDCモータ255を駆動させ、DCモータ255の作動開始により約2mm程度の搬送距離でテープ部材91の搬送速度を標準速度としてテープ部材91に印刷を行うものである。
なお、本実施例では、印刷開始のアクションに伴い、装置の放置期間即ち使用インターバルを加味して、低速制御を実施するように説明してきたが、それに限らず、連続印刷以外では毎回、初動で低速制御を含む処理を実施するようにしても構わない。そして、連続印刷では、インターバルがないとして、標準速度制御による処理のみとしても構わない。
以上のように本実施例によれば、装置内部の被印刷部材詰まりを軽減して印刷することができる印刷装置10及び印刷方法を提供することができる。
また、本実施例によれば、搬送ローラ47が被印刷部材であるテープ部材91の裏面に接することにより、印刷機構のサーマルヘッド33を被印刷部材の表面側として被印刷部材を挟み、被印刷部材の搬送を確実に行いつつ品質の高い印刷を行うことができる。
さらに、本実施例によれば、搬送ローラ47の駆動開始時に低速で被印刷部材であるテープ部材91を搬送する長さを搬送ローラ47がテープ部材91の裏面に接する接触長さとするため、被印刷部材と搬送ローラ47とが固着している場合でも、固着個所を低速で送ることにより被印刷部材を搬送ローラ47から剥がしてテープ詰まりを防止することができる。
そして、本実施例によれば、DCモータ255を用いることにより、容易に且つ低コストで印刷装置を製造することができる。
また、本実施例によれば、印刷機構による一連の印刷動作が終了した時点から、次回の印刷テープの搬送開始時までの経過時間を計測し、次回の印刷動作について当該経過時間に基づいて標準速度よりも遅い一定の低速、続いてこの低速よりも速い標準速度の制御を行うか、又は、標準速度による一定速度の制御を行うかを判定することから、連続印刷時には、被印刷部材であるテープ部材91が搬送ローラ47に固着していないため、常時、標準速度制御で印刷させることができる。
そして、本実施例によれば、制御部が搬送ローラ47を低速速度及び標準速度での回転に応じてサーマルヘッド33への通電時間を制御することにより、印刷中にヘッド熱を降下させることがなく、適切な印刷を行うことができ、低速時の1ライン送りに時間に要するときは通電時間を長くしてヘッド熱の降下を防止できる。
また、本実施例によれば、制御部が粘着剤の種別に基づいて、低速速度及び標準速度を夫々に設定することにより、スタート時の被印刷部材詰まりを抑止することができる。
さらに、本実施例によれば、印刷テープがロール状とされた長尺状のテープ部材91であるから、作成するラベルに応じた余白しか発生せずにテープ部材91の無駄を減らすことができる。
そして、本実施例によれば、さらに、カッター機構を備えることにより、鋏み等を使用せずとも所定長のラベルを作成することができる。
また、本実施例によれば、装填されたテープ部材91の種別の検出のためのロールテープ検出部を備え、そのロールテープ検出部によりテープ部材91の剥離紙の有無を検出可能であることから、貼り付きの可能性が有るか無いかを判定することができる。
さらに、本実施例によれば、ロールテープ検出部によりテープ部材91が剥離紙有りと検出すると低速とすることなく標準速度とする制御を行うことにより、テープ詰まりを生じさせることなく、印刷品質を保証しながら高速な印刷を可能とすることができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これらの新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の最初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、
搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、
前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、
前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。
[2] 前記搬送ローラは、前記被印刷部材の裏面に接触して前記被印刷部材を搬送することを特徴とする上記[1]に記載の印刷装置。
[3] 前記標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送する前記所定の長さは、前記搬送ローラが前記被印刷部材の裏面に接触する接触長さであることを特徴とする上記[1]又は上記[2]に記載の印刷装置。
[4] 前記駆動部は、DCモータであることを特徴とする上記[1] 乃至上記[3]の何れかに記載の印刷装置。
[5] 前記制御部は、前記印刷機構による前回の印刷動作が終了した時点からの経過時間を計測し、当該経過時間に基づいて前記一定速度の後、前記標準速度とする制御を行うか、又は、前記一定速度とすることなく前記標準速度とする制御を行うかを判定することを特徴とする上記[1] 乃至上記[4]の何れかに記載の印刷装置。
[6] 前記制御部は、前記搬送ローラの回転速度が前記一定速度及び前記標準速度のときに夫々に前記印刷機構への通電時間を制御することを特徴とする上記[1] 乃至上記[5]の何れかに記載の印刷装置。
[7] 前記印刷機構は、サーマルヘッドを備え、前記制御部は、前記標準速度よりも低い一定速度のとき、前記サーマルヘッドへの通電時間を長くして発熱量を増大させる制御を行うことを特徴とする上記[1]乃至上記[6]の何れかに記載の印刷装置。
[8] 前記制御部は前記粘着剤の種別に基づいて、前記搬送ローラの回転速度の前記一定速度及び前記標準速度を夫々に設定することを特徴とする上記[1]乃至上記[7]の何れかに記載の印刷装置。
[9] 前記被印刷部材がロール状とされた長尺状のテープ部材であることを特徴とする上記[1]乃至上記[4]の何れかに記載の印刷装置。
[10] さらに、カッター機構を備えることを特徴とする上記[1]乃至上記[9]の何れかに記載の印刷装置。
[11] さらに、装填された被印刷部材の種別の検出のための被印刷部材検出部を備え、前記制御部は前記被印刷部材検出部により前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能であることを特徴とする上記[1]乃至上記[10]の何れかに記載の印刷装置。
[12] 前記制御部は前記被印刷部材検出部により前記被印刷部材が剥離紙有りと検出すると前記一定速度とすることなく前記標準速度とする制御を行うことを特徴とする上記[11]に記載の印刷装置。
[13] 搬送ローラの回転速度を、被印刷部材の搬送開始時には、標準速度よりも低い速度で前記被印字部材を搬送する一定速度とし、前記被印刷部材を所定長送った後に前記標準速度とする制御を行うことを特徴とする印刷装置の印刷方法。
10 印刷装置
11 筐体本体部 13 上蓋部
15 側壁 18 ランプ
21 排出口 23 プラグ端子
31 カッター 33 サーマルヘッド
40 プリンターユニット 41 シャーシ
43 ロールガイド溝 44 ガイドリブ
45 ロールテープ収納部 47 搬送ローラ
48 補助ローラ 51 ガイドローラ
90 テープロール 91 テープ部材
95 テープコア 96 本体部
97 軸部
200 中央制御回路
210 無線モジュール 215 USB制御回路
217 PC
220 ステータス検出回路 230 メモリ制御回路
240 表示デバイス制御回路 245 表示デバイス
250 電源回路 255 DCモータ
260 エンコーダ

Claims (13)

  1. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、
    前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、
    前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、
    前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、
    前記制御部は、さらに、
    前記被印刷部材の種別を検出可能であり、前記被印刷部材の種別に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、
    可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記駆動部が前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  2. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、
    前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、
    前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、
    前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、
    前記所定長さは前記搬送ローラの径に応じて可変する
    ことを特徴とする印刷装置。
  3. 前記制御部は、
    前記被印刷部材の粘着剤の特性を検出可能であり、前記被印刷部材の粘着剤の特性に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、
    可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記駆動部が前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行う
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
  4. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送する搬送ローラと、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行う印刷機構と、
    前記搬送ローラを回転駆動する駆動部と、
    前記被印刷部材の剥離紙の有無を検出可能な制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、
    前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行い、
    前記制御部は、さらに、
    前記被印刷部材の粘着剤の特性を検出可能であり、前記被印刷部材の粘着剤の特性に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、
    可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記駆動部が前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行う
    ことを特徴とする印刷装置。
  5. 前記制御部は、
    前記駆動部が前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行いながら、当該一定速度に応じた時間だけ前記印刷機構へ通電するよう制御を行い、かつ、前記駆動部が前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行いながら、当該標準速度に応じた時間だけ前記印刷機構へ通電するよう制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
  6. 前記印刷機構は、サーマルヘッドを有し、
    前記制御部は、前記一定速度及び前記標準速度のいずれかの速度に応じた時間だけ前記印刷機構へ通電することによって、当該いずれかの速度に応じた発熱量となるように制御を行う
    ことを特徴とする請求項に記載の印刷装置。
  7. 前記所定長さは前記搬送ローラの径に応じて可変する
    ことを特徴とする請求項1、4、5、及び、6の何れかに記載の印刷装置。
  8. 前記制御部は、
    前記被印刷部材が剥離紙有りと検出すると、
    前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動することなく、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう、制御を行う
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
  9. 前記駆動部は、DCモータであることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
  10. 前記制御部は、
    前記印刷機構による前回の印刷動作が終了した時点からの経過時間を計測し、
    当該経過時間が所定時間以上であると、
    前記駆動部が、前記被印刷部材の搬送開始時に前記一定速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動し、前記被印刷部材を所定長さだけ送った後に前記標準速度で前記被印刷部材を搬送するように前記搬送ローラを回転駆動するよう制御を行い、
    当該経過時間が前記所定時間未満であると、
    前記一定速度とすることなく前記標準速度とする制御を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の印刷装置。
  11. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送さらに、
    前記被印刷部材の種別を検出し、当該被印刷部材の種別に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、
    可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送する、
    ことを含むことを特徴とする印刷方法。
  12. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送し、さらに、
    前記被印刷部材の粘着剤の特性を検出し、前記被印刷部材の粘着剤の特性に応じて、前記標準速度及び前記一定速度を可変させ、
    可変させた当該標準速度及び前記一定速度で前記被印刷部材を搬送する
    ことを含むことを特徴とする印刷方法。
  13. 印刷面の裏面に粘着剤を有する被印刷部材を搬送ローラを回転駆動により搬送し、
    搬送される前記被印刷部材に印刷を行い、
    前記被印刷部材が剥離紙無しと検出すると、前記被印刷部材の搬送開始時に標準速度よりも低い一定速度で前記被印刷部材を搬送し、前記搬送ローラの径に応じて可変する所定長さだけ前記被印刷部材を送った後に、前記標準速度で前記被印刷部材を搬送し、
    前記所定長さは前記搬送ローラの径に応じて可変する
    ことを含むことを特徴とする印刷方法。
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