JP5933021B2 - 液面検知装置及び冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内の液面位置を判別する液面検知装置、及び、この液面検知装置で計測される容器を備えた冷凍サイクル装置に関するものである。
従来より、内部に液体が入った容器の外表面にセンサを貼り付けることで、容器内部の液面の位置を検知可能な液面検知装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の液面検知装置は、容器表面の温度を計測する温度計測層と、容器を加熱するための加熱層とが積層されて構成された短冊状のセンサ本体を有している。センサ本体は、長手方向が容器の上下方向となり、且つ温度計測層が容器側になるように容器の外表面に貼り付けて使用される。加熱層の熱は温度計測層を介して容器表面に到達し、その熱と、容器内部の気体/液体それぞれの熱伝達率の違いとの影響で、温度計測層のうち、容器内の液体に対向する部分と容器内の気体に対向する部分とでは温度差が生じる。そこで、特許文献1では、この温度差を利用して液面位置を検知するようにしている。
また、容器への設置方法として、超音波を用いた液面検知センサの吸着面を容器に密着させるようにした磁石吸着具がある(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−39726号公報(第6、7頁項、図1〜5等) 特許4378668号公報(実施例1、2等)
特許文献1に記載の液面検知装置は、短冊状のセンサ本体を、その長手方向が上下方向となるように容器の表面に貼り付けて使用している。このような液面検知装置の場合、センサ本体を、気部と液部との間を跨がるようにして容器表面に設置する必要がある。このため、例えば大きい容器では、液部の高さ位置の取りうる範囲も広いことから、それを見越してセンサ本体も長くする必要があり、構成としての汎用性に乏しい。よって、容器の表面に複数のセンサを上下方向に設置して、各センサの温度計測値から液面検知を行うことができれば、容器の大きさによることのない汎用性の高い液面検知装置を構成できる。
しかしながら、センサ(温度計測層及び加熱層を有するセンサ)を複数用いたとしても、以下のような問題点がある。
すなわち、加熱層による熱が温度計測層を介して容器表面に伝わるため、気部/液部で発生する温度差よりも、温度計測層の計測値のバラツキが大きくなり、液面検知ができないという問題点があった。このバラツキの要因として、容器と加熱層との間の熱抵抗が均一でない、ということがある。これには、後述する4つの原因がある。
まず、1つ目の原因として、センサによって容器と加熱層との密着度合いが異なり、密着が悪いセンサでは、伝熱の悪い空気層が介在している、ということが挙げられる。
2つ目の原因として、容器とヒータとの間に温度計測層がある、ということが挙げられる。
3つ目の原因として、ヒータと容器の間の密着力に差がある、ということが挙げられる。
4つ目の原因として、外風や雨等、外乱の影響を受ける、ということが挙げられる。
以上のように、特許文献1記載のセンサ(温度計測層及び加熱層を有するセンサ)を複数用いたとしても、各センサの温度計測層の計測値のバラツキが原因で液面検知が正確に実行できないという可能性がある。
特許文献2に記載の磁石吸着具は、超音波を用いた液面検知センサの吸着面を容器に密着させるようにしたものである。この特許文献2の磁石吸着具を、特許文献1に記載の液面検知センサに用いると、一見、液面検知センサのばらつきを抑制できるように見えるが、この場合、以下のような問題点が生じる。
まず、一つ目の問題点として、液面検知センサが適正に設置されていない場合(センサ部と容器、もしくは固定具と容器の間に異物を挟んだ場合、容器表面に凹凸がある場合など)、加熱層から容器に放熱する熱量が小さくなり、加熱層が異常発熱してしまう状態になってしまう、ということが挙げられる。このような状態では、危険な状態とならないまでも、測定値が異常値を示すことから、気液状態を誤判定してしまう可能性がある。
2つ目の問題点として、センサ加熱層から容器への放熱面にばらつきが生じる、ということが挙げられる。変形しない加熱層の場合、容器に密着することができず、点接触となるため、ばらつきが大きくなる。変形する熱伝導体を容器と加熱層の間に挟んで密着するよう構成したとしても、熱伝導体が変形し、加熱層からはみ出てしまう場合もあり、加熱層から容器への放熱面を均一にすることはできず、ばらつきが発生する。
3つ目の問題として、センサ加熱層が変形する場合、特許文献2の方法を適用できない、ということが問題点がある。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、容器を加熱する加熱体と、複数の温度計測層とを用いて容器内の液面を検知するにあたり、複数の温度計測層の計測値のバラツキを抑制して、気液判別を行うことができる液面検知装置及び冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
本発明に係る液面検知装置は、液面計測対象となる容器の複数位置を加熱して温度を計測し、計測された温度に基づいて前記容器の内部の液面を検知する液面検知装置であって、前記容器の表面に設置され、前記容器を加熱する加熱体と、前記加熱体の外周に設置され、前記加熱体を移動させるガイドと、前記加熱体に前記ガイドを介して接触することで前記加熱体に給電する端子と、複数の温度計測素子と、前記加熱体を前記容器側に押す弾性体と、前記加熱体、前記温度計測素子、記弾性体、前記ガイド、及び、前記端子を前記容器に取り付ける取付具と、を備え、前記加熱体の加熱前に前記複数の温度計測素子によって計測された全ての温度が互いに等しい場合に、前記取付具の前記容器に対しての設置状態によって、前記端子が前記ガイドと接触しているときに前記容器が前記加熱体により加熱される構造としたものである。
本発明に係る冷凍サイクル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を配管接続した冷媒回路を備え、上記の液面検討装置で液面検知される容器を、前記蒸発器と前記圧縮機との間に接続したものである。
本発明に係る液面検知装置によれば、取付具の容器に対しての設置状態によって、容器が加熱される構造としたので、複数の温度計測層の計測値のバラツキを抑制して、気液判別を行うことができる。
また、本発明に係る冷凍サイクル装置によれば、上記の液面検知装置で液面検知される容器を備えているので、安価、計測値ばらつき低減、センサ設置容易で、冷媒回路の余剰冷媒を検知することが可能になる。
本発明の実施の形態1に係る液面検知装置を、冷凍サイクル装置の要素機器である容器に設置した状態を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置を構成する制御計測装置の電気的な構成を概略的に示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の設置方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の設置方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の設置方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の設置方法の一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の設置方法の一例を示す図である。 容器に液を貯留させ、容器の外部が容器の内部に対し温度が高い状態で、容器の表面温度を計測した結果を示す図である。 容器に液が貯留されている状態を模式的に示す模式図である。 図11の状態のときのセンサの計測値を示したグラフである。 容器に液が貯留されている状態を模式的に示す模式図である。 図13の状態のときのセンサの計測値を示したグラフである。 容器に液が貯留されている状態を模式的に示す模式図である。 図15の状態のときのセンサの計測値を示したグラフである。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の熱伝導体と容器の間に異物があることを示した模式図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の固定具と容器の間に異物があることを示した模式図である。 本発明の実施の形態1に係る液面検知装置の液面検知の際の処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る液面検知装置の概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態2に係る液面検知装置の概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態3に係る液面検知装置の概略構成を示す概略図である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態に係る液面検知装置の構成と、液面検知原理、気液判定方法、設置方法について説明する。以下の実施の形態では、冷凍サイクル装置における要素部品として、低圧側に設けられて冷媒を貯留する容器を計測対象とした例を基に説明する。なお、図1を含め、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。また、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。さらに、明細書全文に表わされている構成要素の形態は、あくまでも例示であって、これらの記載に限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る液面検知装置1Aを、冷凍サイクル装置の要素機器である容器9に設置した状態を示す概略図である。図2及び図3は、液面検知装置1Aの概略構成を示す概略図である。図1〜図3に基づいて、液面検知装置1Aについて説明する。なお、図1における矢印は、冷媒の流れ方向を示している。また、図2は液面検知装置1Aを容器9に設置する前の状態の概略構成を、図3は液面検知装置1Aを容器9に設置した後の状態の概略構成を、それぞれ示している。
<計測対象となる容器>
まず、図1を参照しながら液面計測対象となる容器9について説明する。液面計測対象の容器9は、上述したように、冷凍サイクル装置の構成要素部品の一つである。冷凍サイクル装置は、容器9以外に、圧縮機、凝縮器(放熱器)、絞り装置(膨張弁)及び蒸発器(実施の形態4で説明する)を少なくとも備え、これらを順次冷媒が循環する冷媒回路を備えた装置である。容器9は、冷凍サイクル装置の低圧側(絞り装置から蒸発器を経て圧縮機に至る部分)に設置されている。容器9の設置の目的は、2つある。
まず、容器9の設置の目的の1点目は、圧縮機潤滑のための潤滑油を貯留させることである。これは、容器9下流に圧縮機が設置され、この圧縮機の運転には潤滑油が必要であり、圧縮機上流側の容器9に油を溜めて一定量の潤滑油を圧縮機に返すためである。
容器9の設置の目的の2点目は、冷凍サイクル装置の余剰液冷媒を貯留させることである。冷凍サイクル装置は、運転状態、制御状態により冷凍サイクル装置に必要な冷媒量が変化することから、通常、最も多く必要とされるときの冷媒量を冷凍サイクル装置内に充填している。このため、運転状態、制御状態により必要な冷媒量が少なくなると、液冷媒が余る。この余った冷媒を余剰液冷媒といい、容器9は、この余剰液冷媒を貯留する役目を持つ。
また、容器9は、耐圧のために鉄製であり、肉厚は例えば3〜4mmであり、外部から内部の液面を可視化することができない。さらに、容器9は、一般的に円筒状の本体を備えている。つまり、容器9の外表面が円筒面となっている。
図1に示すように、容器9には、入口配管9aと、出口配管9bと、の2つの配管が設置してある。入口配管9a及び出口配管9bは、容器9の上部に、容器9の内外を上下方向に貫通するようにして配置されている。入口配管9aは、容器9内へ冷媒を流入させるものである。出口配管9bは、容器9内から冷媒を流出させるものである。
出口配管9bは、全体として正面視略J字状を成し、J字の湾曲部分の最下部に油戻し穴9cが形成され、上端部は容器9の上部から突出して圧縮機に接続される。また、出口配管9bの容器9の内部に位置する先端は、容器9内に存在する冷媒を吸引する吸引口9dとなっている。このような構造となっているのは、圧縮機に一定量の潤滑油を返す必要があるためである。また、出口配管9bの最下部に油戻し穴9cを開けることにより、吸引口9dから吸込まれたガス冷媒の吸引流速により出口配管9bの内部の圧力が低下し、油戻し穴9cから油を吸引させ、圧縮機に返油している。
油戻し穴9cは、容器9の最下部ではなく、容器9の最下部よりも上部に設置されるようになっている。よって、容器9内には、油戻し穴9cの高さまで、油、もしくは油に溶けた液冷媒が常に貯留しており、容器9の内部から、液体が無くなることはない。
<液面検知装置1Aの構成>
次に、液面検知装置1Aの構成について図1〜図3を参照しながら説明する。
液面検知装置1Aは、容器9の表面に設置した複数のセンサ10a〜10d(各センサ10a〜10dのそれぞれを区別する必要が無い場合には、総称してセンサ10という)と、センサ10を制御すると共にセンサ10からのセンサ信号を計測する制御計測装置20とを備えている。
センサ10a〜10dは、それぞれ同様の構成であり、熱伝導体101と、加熱体102と、温度計測素子103と、弾性体104と、端子105と、端子106と、ガイド107と、固定具108と、を有している。また、センサ10a〜10dは、給電線110と給電線111、及び、信号線112と信号線113を介して制御計測装置20に接続されている。そして、センサ10a〜10cは、図1に示したように、容器9の外部表面に互いに高さ位置が異なるように設置されている。
熱伝導体101は、熱伝導層として機能するものである。加熱体102は、容器9を加熱するものである。温度計測素子103は、温度計測層として機能するものである。弾性体104は、加熱体102を一定の力で容器9側に押すものである。端子105及び端子106は、加熱体102に電気を流すために利用されるものである。ガイド107は、加熱体102を容器9に対して鉛直方向に移動させるものである。固定具108は、これら(熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、弾性体104、端子105、端子106、及び、ガイド107)を覆った状態でまとめて容器9に固定するものである。部品保持部109は、熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、及び、ガイド107の少なくとも1つを保持するものである。
(熱伝導体101)
熱伝導体101は、熱伝導率と厚みがシート全面に亘っている一定の値のシートで構成されており、例えば熱伝導率が高いシリコン等の高分子や、鉄、銅、アルミ等に代表される金属で構成されるものである。熱伝導体101の設置の目的は、液面検知装置1Aを構成する複数のセンサ10の加熱体102と容器9の間の熱抵抗を等しくすることである。センサ10と容器9の密着により、熱伝導体101は変形し、過熱体からはみだし伝熱面積を等しくできないことがある。よって、熱伝導体101は、外形を加熱体102(実施の形態2、3では抵抗体(自己発熱サーミスタ120(図22参照)))よりも小さくしておき、変形しても熱伝導面積は均一となる様に構成するとよい。このように構成することで、伝熱面積を複数のセンサで等しくし、ばらつきを抑えることが可能となる。
(加熱体102)
加熱体102は、端子105、端子106が密着し給電されることで発熱するものである。加熱体102は、各センサ10同士でのセンサ計測値のバラツキを無くすため、抵抗値・発熱量が各センサ10同士で等しいもので構成される。また、加熱体102は、加工をすることが難しい、例えば矩形の抵抗体である。容器9の外表面が曲面であることから、密着の容易さを考慮すると小型な抵抗体が望ましい。さらに、加熱体102そのものが抵抗体であっても、抵抗体をセラミックなどで保護したものでもよい。
(温度計測素子103)
温度計測素子103は、熱電対に代表される熱電変換素子もしくは、サーミスタに代表される測温抵抗体を用いたものであり、信号線112、信号線113により制御計測装置20と接続されている。温度計測素子103は、ばらつきを抑えるため、できるだけ小型で熱容量が小さいものが望ましい。
(弾性体104)
弾性体104は、一定の力で弾性変形するバネや板バネ、ラバーなどにより構成される。センサ10が容器9に設置していない図2のような場合には、弾性体104は熱伝導体101や加熱体102、温度計測素子103などを部品保持部109の下端に押さえつけている。このように、弾性体104によって、各要素を所定の力以上の一定の力で押すことで、各要素の位置が変動することを抑制することができる。また、この時、部品保持部109に加熱体102、もしくはガイド107が保持されることから、熱伝導体101の厚みだけ、部品保持部109から飛び出しており、また端子105及び端子106と、加熱体102とが電気的に短絡していることが分かる。
固定具108が容器9と密着し、センサ10が容器9に一定の力で固定されている図3のような場合には、固定具108から飛び出している熱伝導体101の厚みが引っ込む様に、つまり減少するように容器9から反発力を受ける。そのため、加熱体102、温度計測素子103が部品保持部109に対して浮く形となる。この時の反発力は、固定具108が容器9と密着する力を加えられていれば、一定となる。これはセンサ10に過剰な力が加わっても、容器9が固定具108を押し戻す反発力が増加し、センサ10を押す力と反発力が余剰分だけ相殺されるためである。
以上により、固定具108が容器9に密着する力でセンサ10が設置されていれば、熱伝導体101を介して加熱体102と容器9が複数のセンサ10で等しい力で密着することが可能となり、計測値のばらつきを抑制することが可能となる。なお、この時、端子105、端子106と加熱体102が、ガイド107を介して通電することから加熱体102の温度が上昇する。
(端子105、端子106、ガイド107)
端子105、端子106、ガイド107は、金属などの導電体で構成される。加熱体102が加工しにくいことから、ガイド107を用いて、固定具108内部を容器9に対して垂直方向に移動させるものである。
容器9へのセンサ10の設置が適正であれば、端子105、端子106とガイド107が接触し、容器9へのセンサ10の設置が不適正であれば、端子105、端子106とガイド107が接触しない。このようにすることで、適正に設置されれば、加熱体102に電気が流れ、不適正な設置であれば、加熱体102に電気が流れない、センサ10とすることができる。なお、不適正な設置とは、センサ10が機能する所定の状態に設置されていないことを示す。
(固定具108)
固定具108は、加熱体102と容器9との密着力を等しくするために必要な要素部品である。容器9の外表面の曲率に対し、加熱体102が熱伝導体101を介して密着できるように、水平断面視した状態においてコの字形状(水平断面視した状態において四角形の四辺のうちの一辺が開口した形状)とし、開口端部の2点で容器9と密着する。このようにすることで、複数のセンサ10で熱伝導体101を押す距離を等しくし、弾性体104の反発力を等しくすることができるので、加熱体102と容器9の密着力が熱伝導体101を介して等しくなり、計測値のばらつきを抑制することができる。
図2では、固定具108が、熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、弾性体104、端子105、端子106、及び、ガイド107を覆った状態でまとめて容器9に固定している例を示しているが、これらが容器9に固定されていなくてもよい。つまり、固定具108を介して、熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、弾性体104、端子105、端子106、及び、ガイド107を容器9に取り付けられればよい。その意味で、固定具108は、本発明の「取付具」に相当する。
なお、固定具108は、熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、弾性体104、端子105、端子106、及び、ガイド107の全部を容器に9に取り付ける必要はなく、少なくとも加熱体102、温度計測素子103、及び、弾性体104を容器9に取り付けられる構成となっていればよい。このことは、以下の実施の形態2、3でも同様であるが、加熱体102及び温度計測素子103を自己発熱する抵抗体(自己発熱サーミスタ120)で構成する場合、少なくとも抵抗体と弾性体104を容器9に取り付けられる構成となっていればよい。
また、固定具108は、断熱材としての機能も有している。これは、加熱体102、温度計測素子103が固定具108で囲まれることにより外部への放熱を遮断し、外風の影響を受けにくいためである。固定具108が断熱材としての機能を有することにより、センサ計測値のばらつきを小さくすることができる。
また、固定具108の内部を、ポリスチレンフォームやフェノールフォーム、ウレタンフォーム等の合成樹脂を発泡させた発泡系断熱材や、グラスウールに代表される繊維系断熱材などの断熱材で覆い、加熱体102からの発熱を外部に漏らさない構成とするとよい。こうすることにより、加熱体102から容器9への放熱を、熱伝導体101を介する形で行え、複数のセンサ10で等しくすることができるので、ばらつきを抑制することができる。
以上、固定具108の中に、部品保持部109と端子105、端子106と弾性体104が配置され、部品保持部109の中にガイド107と加熱体102が設置され、加熱体102と容器9の密着部に熱伝導体101を介する構成としている。
センサ10が容器9に適正に設置されていない場合は、弾性体104によりガイド107と加熱体102は部品保持部109の下部に押され、端子105、端子106と離れることにより、加熱体102には電気が流れず、加熱されない構造を持つ。一方、センサ10の固定具108が容器9に密着すると、熱伝導体101、加熱体102、温度計測素子103、ガイド107は、固定具108からはみ出した分だけ、容器9から反発力を受け、部品保持部109の下端から浮き上がり、端子105、端子106とガイド107とが接触し、給電線110、給電線111から電気が流れれば、加熱体102が発熱する状態となる。
このような構成とすることで、計測値のばらつきを抑制し、また適正に設置されていない場合には加熱体102の温度が上昇せず、安全な液面検知装置1Aを供することができる。
図4は、液面検知装置1Aを構成する制御計測装置20の電気的な構成を概略的に示すブロック図である。制御計測装置20は、加熱体制御部201、センサ計測部202、記憶部203、気液判定部204を有し、入力部205及び出力部206が接続されている。
加熱体制御部201は、複数のセンサ10を構成する複数の加熱体102を同時にON/OFFするように制御する部分である。センサ計測部202は、複数のセンサ10を構成する複数の温度計測素子103を同時に計測する部分である。記憶部203は、センサ計測部202で計測した各計測値を記憶させる部分である。気液判定部204は、センサ計測部202で計測した各計測値や記憶部203に記憶されたデータを分析して、容器9の液面位置を判定する部分である。
入力部205は、外部からの情報を入力する部分で、例えば、冷凍サイクル装置のセンサ情報を入力する際に用いたりする。出力部206は、制御計測装置20で処理した情報、例えば液面位置を外部に出力する場合に用い、この出力部206を備えることで、遠隔に情報を発信する等の遠隔監視機能を付加することができる。
<液面検知装置1Aの設置方法>
次に、液面検知装置1Aの設置方法について説明する。この液面検知装置1Aは、液面検知装置1A単体で容器9に取り付けられて、その容器9の液面位置を確認し、その情報を出力部206で出力させて用いる方法、冷凍サイクル装置等の機器に組立て時から組み込む方法、メンテナンス時に既設の機器に接続する形で組み込む方法、等の方法を用いて使用することができる。
液面検知装置1Aの具体的な設置方法は、容器9の表面の凹凸や腐食がない部分に、固定具108が容器9と密着する力で設置する。密着する力が大きい場合には、固定具108と容器9の間で反発力が発生する。この反発力が発生することにより、密着のために必要な力以上の力がかかっても、その力は反発力により打ち消しあうため、容器9と熱伝導体101の間には均一の力しか働かないこととなる。
液面検知装置1Aの設置は、複数の方法で可能であり、図5〜図9に例を示す。
図5は、容器9に板バネ90を設置し、設置した板バネ90で固定する方法を示している。
図6は、固定具108を容器9に直接溶接し、溶接部91で固定する方法を示している。
図7は、磁石固定ガイド92と磁石93を用いて固定する方法を示している。
図8は、テープやパテなどの粘着剤94で容器に固定する方法を示している。
図9は、バンド95で容器9を巻き、センサ10を固定する方法を示している。
なお、複数のセンサ10の設置間隔は、等間隔で設置することが望ましい。等間隔とすると、センサ10の位置と液面高さとの関連付けを容易にできるためである。ただ、変動する液面位置が限定される場合や、検知したい液面位置の範囲が限られる場合などでは、各センサ10の設置位置を等間隔とせず、高い分解能で計測する部分は間隔を狭く、低い分解能で計測する場合は間隔を広くしてもよい。このように、必要な箇所に必要数だけ設置するようにしてセンサ10の個数を削減してもよい。
<液面検知原理>
次に、液面検知装置1Aにおける液面検知の原理について説明する。液面検知装置1Aでは、容器9の内部において気体の部分と液体の部分とでは、その部分に対応する容器9の表面部分の温度が互いに異なるという原理を利用して液面を検知している。以下、具体的に説明する。
気液で熱伝達率を比較した場合、液相では気相に比べて熱伝達率が高い。このことから、容器9の内部に気相及び液相が存在し、容器9の内外に温度差があり、容器9の外部の温度が内部に比べて高い場合、容器9の内部が気相の部分は、容器9の内部の熱伝達率が低いことから熱流束が小さくなる。また、容器9の内部が液相の部分は、容器9の内部の熱伝達率が高いことから熱流束が大きくなる。よって、容器9の内部が気相である部分と液相である部分のそれぞれの容器9の表面温度を比較すると、容器9の内部が気相である部分が、容器9の内部が液相である部分に対して、表面温度が高くなる。
図10は、容器9に液を貯留させ、容器9の外部が容器9の内部に対し温度が高い状態で、容器9の表面温度を計測した結果を示す図である。図10の横軸が温度、縦軸が液面高さを示している。図10において、Aは液面高さを、Bは容器9の高さ毎の容器9の表面温度を示している。この図10からも分かるように、容器9の下部に溜まっている液の部分では温度が一定となり、液部分より上方のガス部では、液面から離れるに従い温度上昇する。よって、この表面温度の違いから、液面検知を行う。
センサ10は、加熱体102を加熱することにより、容器9の外部の温度が内部に比べて高い状況を作り出している。このため、上述したように、容器9の内部が気相である部分と液相である部分のそれぞれの容器9の表面温度を比較すると、容器9の内部が気相である部分が、容器9の内部が液相である部分に対して、表面温度が高くなる。
<液面検知装置1Aの気液判定方法>
液面検知装置1Aでは、上述したように、センサ10において最も外側に断熱材を兼ねた固定具108を設置し、加熱体102により容器9の内外に温度差を発生させる構造としている。このような構成とすることで、固定具108により容器9の外部からの熱の出入りを防止し、熱流束を加熱体102から容器9へ向う熱流束だけに限定することができる。そして、加熱体102の加熱量と、容器9と加熱体102との間の熱抵抗を、複数のセンサ10で互いに等しくすることにより、気液での容器9の表面温度の違いが、各加熱体102において容器9とは反対側の表面に現れる。
これは、内部流体が気相、液相と異なる場合、ヒータ温度が異なるためである。加熱体102の温度が異なるのは、加熱体102の加熱量が等しい場合、前記のように容器9の内部の流体が気相の場合には、液相に比べて熱流束が小さく、熱を容器9の内部に伝えにくいことから、ヒータ温度が上昇し易いのに対し、容器9の内部の流体が液相の場合には、気相に比べて熱流束が大きく、熱を容器9の内部に伝え易いことから、ヒータ温度が上昇し難い、からである。
そして、容器9の表面に複数設置されたセンサ10a〜10cの中から、基準となるセンサを選定し、この基準センサの計測値と他の各センサ10の計測値とを比較することにより気液判定を行う。液は容器9の下部から貯留すること、液部の容器9の表面温度はほぼ等しいこと、ガス部の容器9の表面温度は液面から離れるに従い温度上昇すること、の3点の理由から、基準センサには、図1に示すように容器9の最下部に設置されたセンサ10aを選定する。
この最下部のセンサ10aを基準センサとして、基準センサ10aの計測値と、容器9の側面に設置したその他のセンサ10b、センサ10c、センサ10dと比較する。そして、基準センサ10aの計測値と等しい計測値のセンサ10の設置部分は液相と判別し、基準センサ10aの計測値よりも温度が高いセンサ10の設置部分は、ガス部と判別して、気液判別、液面検知を行う。
なお、気液判別方法は、基準センサ値と比較するという方法に限らず、以下の方法としてもよい。すなわち、冷凍サイクル装置等、容器9を含む機器に圧力、温度センサが設置されていれば、これらの圧力、温度センサの計測値を用いたり、別途温度センサを設置したりすることで容器9の内部の温度を計測する。そして、加熱体102の発熱量と、熱伝導体101、加熱体102の熱抵抗を考慮することで、理想状態での液部、ガス部での容器9の表面温度を算出する。この液部、ガス部の理想表面温度と各センサ10の計測値とを比較することで、各センサ設置部での状態を判断することができる。
<具体的な判定方法の説明>
液面検知装置1Aの具体的な判定方法を、図11〜16を参照しながら説明する。図11、図13、及び、図15は、容器9に液が貯留されている状態を模式的に示す模式図である。図12、図14、及び、図16は、図11、図13、及び、図15の状態のときのセンサ10a〜センサ10dの計測値を示したグラフである。図11、図13、図15のそれぞれにおいてグレーで示した部分は容器9内に貯留されている液を示している。また、図12、図14、図16のそれぞれにおいて、横軸は温度、縦軸は液面高さを示している。
図11は、容器9内の液面がセンサ10cとセンサ10dの間にあることを表し、図12は、図11の状態でのセンサ10a〜センサ10dの計測値を示している。
この図11の状態の場合には、図12に示しているように、センサ10a、センサ10b、センサ10cの計測値は等しい値を示し、センサ10dの計測値はセンサ10a、センサ10b、センサ10cよりも高い温度を示す。このことから、基準センサであるセンサ10aと比較して温度が高い部分がある場合には、この温度が高い部分の下部に液面があると判断できる。つまり、図12の計測値から、図11のセンサ10cとセンサ10dの間に液面があるとして検知する。
図13は、容器9内の液面がセンサ10dよりも上部にあることを表し、図14は、図13の状態でのセンサ10a〜10dの計測値を示す。
この図13の状態の場合には、図14に示しているように、全ての計測値が互いに等しい値を示す。このことから、全ての計測値が互いに等しい場合には、液面はセンサ最上部、つまり図13でいえばセンサ10dの上部に、液面が存在するとして検知する。
図15は、容器9に溜まる液体が最小量である場合の容器9の内部の液状態を示し、図16は、図15の状態でのセンサ10a〜10dの計測値を示す。
容器9の内部には、前記のように容器9の最下部よりも上方に油戻し穴9c(図1参照)が設置してあるため、最小でも油戻し穴9cの下方までは液体が存在する。よって、図16に示すように、センサ10aの計測値は他のセンサ10b〜センサ10dの計測値に比べて低い温度となる。このことから、図16に示しているように、センサ10aのみ計測値が低い値となった場合には、液面はセンサ10aとセンサ10bの間に存在するとして検知する。
<センサ設置が適正でない状態>
センサ設置が適正でなく、加熱体102の温度が上昇しない理由について、図17、18を参照しながら説明する。
図17は、液面検知装置1Aの熱伝導体101と容器9の間に異物(異物a)があることを示した模式図である。このように、熱伝導体101と容器9の間に異物aを挟んだ場合、異物aが存在しない側(図17では左側)において端子105とガイド107とが密着しないことから、加熱体102に電気が流れず、加熱体102の温度が上昇しない。
図18は、液面検知装置1Aの固定具108と容器9の間に異物(異物b)があることを示した模式図である。このように、固定具108と容器9の間に異物bを挟んだ場合、異物bが存在する側(図18では右側)において端子106とガイド107とが密着しないことから、加熱体102に電気が流れず、加熱体102の温度が上昇しない。
<液面検知フロー>
図19は、液面検知装置1Aの液面検知の際の処理の流れを示したフローチャートである。次に、液面検知のフローについて、図19を参照しながら説明する。ここでは、加熱体102をON/OFFさせる場合の液面検知方法を例に説明する。ここで説明する液面検知フローの主体は、制御計測装置20である。
まず、全てのセンサ10により温度を計測する(S101)。ここでの計測値(すなわち加熱体102の加熱前の計測値)は、温度計測素子103の異常検知に使用される。次に、S101で計測された全ての計測値が互いに等しいかどうかの確認を行う(S102)。異なる計測値が計測された場合には(S102;No)、センサ10が外れていたり、断線していたり、等のセンサ異常が考えられるため、その旨の発報を行う(S104)。
一方、全ての計測値が互いに等しければ(S102;Yes)、加熱体102の加熱を行う(S103)。そして、加熱体102加熱開始後、一定時間(例えば2分)経過したかどうかの判定を行い(S105)、一定時間経過していなければS104に戻り、一定時間経過すれば、加熱体102の加熱を停止する(S106)。そして、加熱体102の加熱を停止後、再び全てのセンサ10により温度計測を行う(S107)。このタイミングで温度計測するのは、加熱体102の加熱を停止した直後が最も容器9の内外の温度差が大きく、気相部と液相部で、熱流束の違いが最も顕著に現れるため、つまり加熱体102の温度変化が顕著に現れるためである。そして、S107で計測した計測値を用いて上述のようにして液面判定を行い(S108)、液面検知終了となる。
以上、加熱体102の加熱停止後に温度計測する例について記載したが、これに限るものではなく、加熱体102の加熱停止前に温度計測してもよい。これは、ヒータ加熱停止直前、直後が、気液相での熱流束の違いが顕著に現れ易い時間帯であるからである。
また、最下部との温度差を用いて液面判定する方法について記載したが、これに限るものではなく、温度計測素子103の計測値が、ある温度となるまでの時間(温度計測素子103による計測値に関連する指標)を比較して液面を判定してもよい。これは、加熱体102の加熱時、ガス部に対応するセンサ10の計測値は高くなりやすいのに対し、液部に対応するセンサ10の計測値は上昇しにくいことを利用して、気液の判定を行うものである。
なお、ここでは、全てのセンサ10を容器9の側面に設置したが、これに限るものではなく、容器9の下部に基準となるセンサ10をつけて、その基準センサと比較して気液の判定を行ってもよい。この場合、下部に設置したセンサ10を基準センサとして用いればよい。
また、ヒータ加熱については、常時、ヒータ加熱していてもよいし、制御計測装置20を用いて加熱体102をON/OFFさせてもよい。加熱体102をON/OFFさせるようにした場合には、液面検知を行なっていない時間帯の不必要な加熱を防止することができる。
実施の形態2.
図20及び図21は、本発明の実施の形態2に係る液面検知装置1Bの概略構成を示す概略図である。図20及び図21に基づいて、液面検知装置1Bについて説明する。なお、実施の形態2に係る液面検知装置1Bの基本的な構成は、実施の形態1に係る液面検知装置1Aの構成と同様である。また、実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態1と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施の形態2についても同様に適用される。
液面検知装置1Bは、図2及び図3に示した実施の形態1に係る液面検知装置1Aでは、加熱体102に送電する役割を持っていた端子105、端子106を無くし、弾性体104aが通電経路(送電線)を兼ねる構成としたものである。図20はセンサ10が容器9から離れている状態を、図21はセンサ10が容器9と密着している状態を、それぞれ示している。
液面検知装置1Bと液面検知装置1Aが異なる点は、液面検知装置1Aでは端子105、端子106を有していたのに対し、液面検知装置1Bでは端子が無くなり、代わりに容器9に密着した際にガイド107を容器9側に押す力を発生させる弾性体104aを有している点である。弾性体104aは、それぞれ板バネで構成される弾性体104b及び弾性体104cで構成されている。弾性体104b及び弾性体104cは、導電体であり、センサ10が容器9に適正に設置されると、加熱体102に電気を流すことが可能となる。
このように、弾性体104aを導電体とすることで、点で接触する端子と加熱体102の接触不良を防ぎ、接触を良好にすることができる。
実施の形態3.
図22は、本発明の実施の形態3に係る液面検知装置1Cの概略構成を示す概略図である。図22に基づいて、液面検知装置1Cについて説明する。なお、実施の形態3に係る液面検知装置1Cの基本的な構成は、実施の形態1に係る液面検知装置1Aの構成と同様である。また、実施の形態3では実施の形態1及び実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1及び実施の形態2と同一部分には、同一符号を付して説明を省略するものとする。また、実施の形態1と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施の形態3についても同様に適用される。
液面検知装置1Cは、図2及び図3に示した実施の形態1に係る液面検知装置1Aでは、加熱体102、温度計測素子103を無くし、自己発熱する抵抗体である自己発熱サーミスタ120を用いた構成である。自己発熱サーミスタ120を用いることで、信号線112、信号線113を無くすことができ、より小型のセンサを製作することが可能となる。また、配線が少ないことから、センサ設置の作業を効率化することができる。
また、液面検知装置1Cから端子105及び端子106を無くし、代わりに容器9に密着した際にガイド107を容器9側に押す力を発生させる弾性体104aを備えるようにしてもよい。つまり、液面検知装置1Cを、自己発熱サーミスタ120を備えた構成を採用しつつ、液面検知装置1Bが有する弾性体104aを備えた構成としてもよい。このような構成とすることで、液面検知装置1Cは、液面検知装置1Bと同様の効果も奏することになる。
実施の形態1〜3では、ガイド107を含めた構成を例に説明したが、加熱体102にガイド107の役割を兼用させて、ガイド107を設けない構成としてもよい。ガイド107を設けない構成とすることにより、構成部品を削減でき、その分液面検知装置の簡素化が実現できる。また、ガイド107を構成として含めている場合には、ガイド107を加熱体102に含めて考えることとする。
実施の形態1〜3では、熱伝導体101を含めた構成を例に説明したが、必ずしも熱伝導体101を設けなくてもよい。熱伝導体101を構成として含めたのは、容器9の表面には、塗装の際に発生する高さ0.1〜0.2mmの微小な凹凸の影響を考慮したからである。つまり、厚さ1mm程度の熱伝導体101を設けることで、容器9の表面粗さを吸収することができる。そのため、容器9の表面に微小な凹凸が発生しないような場合には、熱伝導体101を設けない構成とすることができる。
実施の形態1〜3では、複数個のセンサ10を容器9の複数位置に設置した構成を例に説明したが、1個のセンサ10だけを用いて液面スイッチとして液面検知装置を適用するようにしてもよい。具体的には、所定の位置(例えば、液面上限位置、液面下限位置など)に1個のセンサ1を設置し、その位置以上に液が増加した場合に信号を発信したり、逆にその位置以下に液が減少した場合に信号を発信したり、することが可能になる。こうすることにより、容器9の内部の液体の増加や不足を検出することができるようになる。
実施の形態4.
図23は、本発明の実施の形態4に係る冷凍サイクル装置500の冷媒回路構成の一例を示す概略構成図である。図23に基づいて、冷凍サイクル装置500の冷媒回路構成及び動作について説明する。冷凍サイクル装置500は、たとえば空気調和装置、冷蔵庫、冷凍庫、給湯機などに適用されるものである。ここでは、冷凍サイクル装置500が空気調和装置に適用されている場合を例に説明する。
<冷凍サイクル装置500の構成>
冷凍サイクル装置500は、主として、熱源ユニットとしての室外ユニット502と、それに並列に接続された複数台(図23では2台を図示している)の利用ユニットとしての室内ユニット504(室内ユニット504A,504B)と、室外ユニット502と室内ユニット504とを接続する冷媒延長配管(液側延長配管506、ガス側延長配管507)と、を有している。すなわち、冷凍サイクル装置500は、室外ユニット502と室内ユニット504とが冷媒延長配管で接続されることで形成される冷媒回路510を有している。
液側延長配管506は、液冷媒が通過する配管であり、室外ユニット502と室内ユニット504A,504Bとを接続している。液側延長配管506は、液主管506A、液枝管506a、液枝管506bで成されている。また、ガス側延長配管507は、ガス冷媒が通過する配管であり、室外ユニット502と室内ユニット504A,504Bとを接続している。ガス側延長配管507は、ガス主管507A、ガス枝管507a、ガス枝管507bで構成されている。
[室内ユニット504]
室内ユニット504A,504Bは、室外ユニット502からの冷熱又は温熱の供給を受けて空調対象域に冷房空気又は暖房空気を供給するものである。なお、以下の説明においては、室内ユニット504の後の「A」、「B」を省略する場合があるが、その場合には室内ユニット504A,504Bの双方を示しているものとする。また、「室内ユニット504A」系統の各機器(回路の一部も含む)の符号の後に「A(又はa)」を付加し、「室内ユニット504B」系統の各機器(回路の一部も含む)の符号の後に「B(又はb)」を付加して図示している。これらの説明においても、符号の後の「A(又はa)」、「B(又はb)」を省略する場合があるが、双方の機器を示していることは言うまでもない。
室内ユニット504は、ビル等の室内の天井に埋め込まれたり、吊り下げられたり、室内の壁面に壁掛けられたりする等により設置されている。室内ユニット504Aは、液主管506A、液枝管506a、ガス枝管507a、及び、ガス主管507Aを用いて室外ユニット502に接続されており、冷媒回路510の一部を構成している。室内ユニット504Bは、液主管506A、液枝管506b、ガス枝管507b、及び、ガス主管507Aを用いて室外ユニット502に接続されており、冷媒回路510の一部を構成している。
室内ユニット504は、主として、冷媒回路510の一部を構成する室内側冷媒回路(室内ユニット504Aでは室内側冷媒回路510a、室内ユニット504Bでは室内側冷媒回路510b)を有している。この室内側冷媒回路は、主として、絞り装置としての膨張弁541と、利用側熱交換器としての室内熱交換器542と、が直列に接続されて構成されている。
膨張弁541は、室内側冷媒回路内を流れる冷媒の流量の調節等を行なうために、室内熱交換器542の液側に設置され、冷媒を減圧して膨張させるものである。この膨張弁541は、開度が可変に制御可能なもの、たとえば電子式膨張弁等で構成するとよい。
室内熱交換器542は、暖房運転時には冷媒の凝縮器(放熱器)として機能して室内空気を加熱し、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、熱媒体(たとえば、空気や水等)と冷媒との間で熱交換を行ない、冷媒を凝縮液化又は蒸発ガス化するものである。室内熱交換器542は、その形式を特に限定するものではないが、たとえば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型の熱交換器で構成するとよい。
室内ユニット504は、ユニット内に室内空気を吸入して、室内熱交換器542において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための送風機(図示省略)を有している。送風機は、室内熱交換器542に供給する空気の風量を可変することが可能なものであり、たとえばDCファンモーターによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等で構成するとよい。ただし、室内熱交換器542が、冷媒と空気とは異なる熱媒体(たとえば、水やブライン等)とで熱交換を実行するものであってもよい。
また、室内ユニット504は、室内ユニット504を構成する各機器の動作を制御する室内側制御装置(図示省略)を有している。そして、室内側制御部は、室内ユニット504の制御を行なうために設けられたマイクロコンピューターやメモリー等を有しており、室内ユニット504を個別に操作するためのリモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行なったり、室外ユニット502(詳しくは制御計測装置20)との間で伝送線(無線でもよい)を介して制御信号等のやりとりを行なったりすることができるようになっている。
[室外ユニット502]
室外ユニット502は、室内ユニット504に冷熱又は温熱を供給する機能を有している。室外ユニット502は、たとえばビル等の室外に設置されており、液側延長配管506、ガス側延長配管507で室内ユニット504に接続されており、冷媒回路510の一部を構成している。つまり、室外ユニット502から流出して液主管506Aを流れる冷媒は、液枝管506aと液枝管506bとに分流され、室内ユニット504A、室内ユニット504Bのそれぞれに流入するようになっている。同様に、室外ユニット502から流出してガス主管507Aを流れる冷媒は、ガス枝管507aとガス枝管507bとに分流され、室内ユニット504A,504Bのそれぞれに流入するようになっている。
室外ユニット502は、主として、冷媒回路510の一部を構成する室外側冷媒回路510cを有している。この室外側冷媒回路510cは、主として、圧縮機521と、流路切替手段である四方弁522と、熱源側熱交換器としての室外熱交換器523と、容器9と、が直列に接続されて構成されている。
圧縮機521は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温・高圧の状態にするものである。この圧縮機521は、運転容量を可変することが可能なものであり、たとえばインバーターにより周波数Fが制御されるモーターによって駆動される容積式圧縮機等で構成するとよい。なお、図23では、圧縮機521が1台である場合を例に図示しているが、これに限定されず、室内ユニット504の接続台数等に応じて、2台以上の圧縮機521を並列に接続して搭載してもよい。
四方弁522は、暖房運転時における冷媒の流れの方向と冷房運転時における熱源側冷媒の流れの方向とを切り換えるものである。四方弁522は、冷房運転時には、実線で示されるように切り替えられ、圧縮機521の吐出側と室外熱交換器523のガス側とを接続するとともに容器9とガス主管507A側とを接続する。これにより、室外熱交換器523が圧縮機521によって圧縮される冷媒の凝縮器として機能し、また、室内熱交換器542が蒸発器として機能する。四方弁522は、暖房運転時には、点線で示されるように切り替えられ、圧縮機521の吐出側とガス主管507Aとを接続するとともに容器9と室外熱交換器523のガス側とを接続する。これにより、室内熱交換器542が圧縮機521によって圧縮される冷媒の凝縮器として機能し、また、室外熱交換器523が蒸発器として機能する。
室外熱交換器523は、暖房運転時には冷媒の蒸発器として機能し、冷房運転時には冷媒の凝縮器(放熱器)として機能し、熱媒体(たとえば、空気や水等)と冷媒との間で熱交換を行ない、その冷媒を蒸発ガス化又は凝縮液化するものである。室外熱交換器523は、その形式を特に限定するものではないが、たとえば伝熱管と多数のフィンとにより構成されたクロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器で構成するとよい。なお、室外熱交換器523は、そのガス側が四方弁522に接続され、液側が液主管506Aに接続されている。
室外ユニット502は、ユニット内に室外空気を吸入して、室外熱交換器523において冷媒と熱交換させた後に、室外に排出するための送風機(図示省略)を有している。この送風機は、室外熱交換器523に供給する空気の風量を可変することが可能なものであり、たとえばDCファンモーターからなるモーターによって駆動されるプロペラファン等で構成するとよい。ただし、室外熱交換器523が、冷媒と空気とは異なる熱媒体(たとえば、水やブライン等)とで熱交換を実行するものであってもよい。
容器9は、実施の形態1で説明したように、圧縮機521の吸入側に接続されており、室外ユニット502や室内ユニット504、配管の運転負荷の変動等に応じて冷媒回路510内に発生する余剰冷媒を溜めることが可能になっている。容器9は、炭素鋼等の金属で形成し、しかも法規に則って耐圧強度を考えて設計、製作された圧力容器でなければならない。
冷媒回路510の冷媒漏れを検知するにあたり、容器9内に貯留されている余剰液冷媒量を検出する必要がある。そこで、冷凍サイクル装置500では、実施の形態1〜3で説明した液面検知装置を備えたいずれかの容器9が搭載されている。
また、室外ユニット502は、室外ユニット502を構成する各要素の動作を制御する制御計測装置20を有している。そして、制御計測装置20は、室外ユニット502の制御を行なうために設けられたマイクロコンピューター、メモリーやモーターを制御するインバーター回路等を有しており、室内ユニット504の室内側制御部との間で伝送線(無線でもよい)を介して制御信号等のやりとりを行なうことができるようになっている。すなわち、制御計測装置20は、室内側制御部と協働することによって冷凍サイクル装置500全体の運転制御を行なう。
(延長配管)
延長配管(液側延長配管506、ガス側延長配管507)は、室外ユニット502と室内ユニット504とを接続し、冷凍サイクル装置500の冷媒回路内の冷媒を循環させるために必要な配管である。
延長配管は、液側延長配管506(液主管506A、液枝管506a、506b)と、ガス側延長配管507(ガス主管507A、ガス枝管507a、507b)とで構成され、冷凍サイクル装置500をビル等の設置場所に設置する際に現地にて施工される冷媒配管である。延長配管には、室外ユニット502と室内ユニット504との組み合わせに応じてそれぞれ決められた管径の延長配管が使用される。
以上のように、室内側冷媒回路510a,510bと、室外側冷媒回路510cと、延長配管(液側延長配管506とガス側延長配管507)とが接続されて冷媒回路510が構成されている。そして、本実施の形態4の冷凍サイクル装置500は、室内側制御部と制御計測装置20とによって、四方弁522により冷房運転および暖房運転を切り換えて運転を行うとともに、各室内ユニット504A,504Bの運転負荷に応じて、室外ユニット502および室内ユニット504A,504Bの各機器の制御を行なっている。
この冷凍サイクル装置500は、実施の形態1〜3で説明した液面検知装置を備えたいずれかの容器9が搭載されているので、複数の温度計測層の計測値のバラツキを抑制して、気液判別を行うことができることになる。そのため、冷凍サイクル装置500によれば、安価、計測値ばらつき低減、センサ設置容易で、冷媒回路の余剰冷媒を検知することができるという効果を奏する。
1A 液面検知装置、1B 液面検知装置、1C 液面検知装置、9 容器、9a 入口配管、9b 出口配管、9c 油戻し穴、9d 吸引口、10 センサ、10a センサ、10b センサ、10c センサ、10d センサ、20 制御計測装置、90 板バネ、91 溶接部、92 磁石固定ガイド、93 磁石、94 粘着剤、95 バンド、101 熱伝導体、102 加熱体、103 温度計測素子、104 弾性体、104a 弾性体、104b 弾性体、104c 弾性体、105 端子、106 端子、107 ガイド、108 固定具(取付具)、109 部品保持部、110 給電線、111 給電線、112 信号線、113 信号線、120 自己発熱サーミスタ、201 加熱体制御部、202 センサ計測部、203 記憶部、204 気液判定部、205 入力部、206 出力部、500 冷凍サイクル装置、502 室外ユニット、504 室内ユニット、504A 室内ユニット、504B 室内ユニット、506 液側延長配管、506A 液主管、506a 液枝管、506b 液枝管、507 ガス側延長配管、507A ガス主管、507a ガス枝管、507b ガス枝管、510 冷媒回路、510a 室内側冷媒回路、510b 室内側冷媒回路、510c 室外側冷媒回路、521 圧縮機、522 四方弁、523 室外熱交換器、541 膨張弁、542 室内熱交換器、a 異物、b 異物。

Claims (13)

  1. 液面計測対象となる容器の複数位置を加熱して温度を計測し、計測された温度に基づいて前記容器の内部の液面を検知する液面検知装置であって、
    前記容器の表面に設置され、前記容器を加熱する加熱体と、
    前記加熱体の外周に設置され、前記加熱体を移動させるガイドと、
    前記加熱体に前記ガイドを介して接触することで前記加熱体に給電する端子と、
    複数の温度計測素子と、
    前記加熱体を前記容器側に押す弾性体と、
    前記加熱体、前記温度計測素子、記弾性体、前記ガイド、及び、前記端子を前記容器に取り付ける取付具と、
    を備え、
    前記加熱体の加熱前に前記複数の温度計測素子によって計測された全ての温度が互いに等しい場合に、
    前記取付具の前記容器に対しての設置状態によって、前記端子が前記ガイドと接触しているときに前記容器が前記加熱体により加熱される構造とした
    液面検知装置。
  2. 前記加熱体と前記容器との間に設置される熱伝導体を備え
    前記取付具は、
    前記加熱体、前記温度計測素子、前記熱伝導体、前記弾性体、前記ガイド、及び、前記端子を覆った状態でこれらを前記容器に取り付けるように構成されており、
    前記熱伝導体及び前記取付具の前記容器に対しての設置状態によって、前記加熱体と前記端子とが前記ガイドを介して接触、非接触になる構造となっており、前記加熱体と前記端子とが前記ガイドを介して接触することで前記容器が前記加熱体により加熱される
    請求項1に記載の液面検知装置。
  3. 前記加熱体及び前記温度計測素子を自己発熱する抵抗体で構成し、
    前記抵抗体と前記容器との間に設置される熱伝導体と、備え、
    前記端子は前記ガイドを介して前記抵抗体に接触することで前記抵抗体に給電するように構成されており、
    前記取付具は、
    前記抵抗体、前記熱伝導体、前記弾性体、記弾性体、前記ガイド、及び、前記端子を覆った状態でこれらを前記容器に取り付けるように構成されており、
    前記熱伝導体及び前記取付具の前記容器に対しての設置状態によって、前記抵抗体と前記端子とが前記ガイドを介して接触、非接触になる構造となっており、前記抵抗体と前記弾性体とが前記ガイドを介して接触することで前記容器が前記加熱体により加熱される
    請求項1に記載の液面検知装置。
  4. 前記熱伝導体及び前記取付具の少なくとも1つが所定の状態で前記容器に設置されないとき、前記端子と前記ガイドとが接触せず前記加熱体に電気が給電されない
    請求項2又は3に記載の液面検知装置。
  5. 前記熱伝導体及び前記取付具の少なくとも1つが所定の状態で前記容器に設置されないとき、前記端子と前記ガイドとが接触せず前記抵抗体に電気が給電されない
    請求項に記載の液面検知装置。
  6. 前記容器に対しての前記弾性体の押付力が所定の力よりも弱いとき、
    前記加熱体と前記端子とが非接触になる
    請求項2に記載の液面検知装置。
  7. 前記容器に対しての前記弾性体の押付力が所定の力よりも弱いとき、
    前記抵抗体と前記端子とが非接触になる
    請求項に記載の液面検知装置。
  8. 前記取付具は、
    水平断面視した状態において少なくとも端部の2箇所で前記容器の外表面に密着する
    請求項1〜のいずれか一項に記載の液面検知装置。
  9. 前記取付具は、
    断熱材としての機能も有している
    請求項1〜のいずれか一項に記載の液面検知装置。
  10. 外表面が曲面となる前記容器に取り付けられるものであって、
    前記熱伝導体は、
    前記容器の外表面の曲率により変形する
    請求項2記載の液面検知装置。
  11. 前記熱伝導体は、
    外形が前記加熱体よりも小さく構成されている
    請求項2記載の液面検知装置。
  12. 前記熱伝導体は、
    外形が前記抵抗体よりも小さく構成されている
    請求項に記載の液面検知装置。
  13. 圧縮機、凝縮器、膨張弁、蒸発器を配管接続した冷媒回路を備え、
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の液面検知装置で液面検知される容器を、前記蒸発器と前記圧縮機との間に接続した
    冷凍サイクル装置。
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