JP2015108472A - 空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】冷媒回路と冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタとを備えた空気調和装置において、冷媒サーミスタの素子への水分付着が発生している場合にだけ水分除去制御を行うことができるようにする。
【解決手段】冷媒の温度と雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、雰囲気サーミスタ(45、47)の検出温度と冷媒サーミスタ(43、44、46)の検出温度とを比較して、水分付着判定を行う。そして、冷媒サーミスタ(43、44、46)の素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタ(43、44、46)への供給電圧を温度検出用供給電圧よりも高い水分除去用供給電圧に切り換えることで、冷媒サーミスタ(43、44、46)における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う。
【選択図】図5
【解決手段】冷媒の温度と雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、雰囲気サーミスタ(45、47)の検出温度と冷媒サーミスタ(43、44、46)の検出温度とを比較して、水分付着判定を行う。そして、冷媒サーミスタ(43、44、46)の素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタ(43、44、46)への供給電圧を温度検出用供給電圧よりも高い水分除去用供給電圧に切り換えることで、冷媒サーミスタ(43、44、46)における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う。
【選択図】図5
Description
本発明は、空気調和装置、特に、冷媒回路と冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタとを備えた空気調和装置に関する。
従来より、空気調和装置を構成する冷媒回路の所定部分(冷媒管や熱交換器など)には、冷媒の温度を検出するための温度センサが設けられており、このような温度センサとして、サーミスタが多く使用されている。ここで、サーミスタは、図6や図7に示すように、素子と、素子に接続されるジュメット線と、ジュメット線に接続されるリード線とを有している。そして、通常は、素子、ジュメット線、及び、ジュメット線とリード線との接続部分は、樹脂で覆われている。
冷媒回路を構成する冷媒管や熱交換器には、運転条件に応じて高温の冷媒や低温の冷媒が入れ替わり流れてくるため、冷媒の温度変化が非常に激しい。このため、冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタ(冷媒サーミスタ)では、図6(a)に示すように、冷媒の温度が低下した際に、その素子近傍において、リード線の被覆部分とその内部の銅線との間の僅かな隙間に存在する空気が結露する。そして、このような空気の結露によって、図6(b)に示すように、リード線の隙間における圧力が低下し、リード線の被覆部分の端部を通じてリード線の隙間に空気が吸い込まれて、さらに空気が結露することになる。このようなリード線の隙間における空気の結露、圧力低下、空気の吸い込み、空気の結露を繰り返す現象(以下、「呼吸現象」と呼ぶ)が発生すると、(図6(c)に示すように、リード線の素子近傍に侵入する水分量が増加することになる。また、冷媒サーミスタでは、上記のような冷媒の温度変化に伴って、図7(a)に示すように、リード線の銅線やジュメット線と樹脂との熱膨張率の違いに起因して、リード線の銅線やジュメット線と樹脂との間にも僅かな隙間が発生する。そうすると、呼吸現象によってリード線の素子近傍に侵入した水分が、リード線の銅線やジュメット線と樹脂との間の隙間に侵入し、素子まで到達することになる。このように水分が素子まで到達すると、図7(b)に示すように、冷媒サーミスタの抵抗値が低下して、冷媒の温度を正確に検出することができなくなる。
ところで、サーミスタの素子への水分付着対策として、特開2010−040620号公報(特許文献1)には、ジュメット線とリード線との間にコネクタ又はファストンを介在させたり素子をキャップで覆う構造が示されているが、このような物理的な保護では、仮に水分が素子に付着してしまった場合に、水分付着の有無を判定することができない。また、特開2002−340693号公報(特許文献2)には、サーミスタへの供給電圧を高める制御を行って自己発熱させることで素子に付着した水分を除去する制御構成が示されているが、水分が素子に付着しているかどうかにかかわらず、このような水分除去制御を行うものであるため、水分が素子に付着していない場合であっても、水分除去制御を無駄に行うことになってしまう。
本発明の課題は、冷媒回路と冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタとを備えた空気調和装置において、冷媒サーミスタの素子への水分付着が発生している場合にだけ水分除去制御を行うことができるようにすることにある。
第1の観点にかかる空気調和装置は、冷媒回路と、冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタとを備えた空気調和装置において、冷媒回路の所定部分における冷媒の温度と冷媒サーミスタが配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、雰囲気温度を検出するサーミスタである雰囲気サーミスタの検出温度と、冷媒サーミスタの検出温度とを比較する。そして、冷媒サーミスタの検出温度が雰囲気サーミスタの検出温度よりも所定温度差以上高い場合に、冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定する水分付着判定を行う。そして、水分付着判定によって冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタへの供給電圧を冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧よりも高い水分除去用供給電圧に切り換えることで、冷媒サーミスタにおける自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う。
ここでは、上記のように、冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているかどうかを判定する水分付着判定を行い、水分付着判定によって冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタにおける自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行うようにしている。
これにより、ここでは、従来とは異なり、水分が素子に付着していない場合には水分除去制御を無駄に行うことなく、冷媒サーミスタの素子への水分付着が発生している場合にだけ水分除去制御を行い、素子に付着した水分を除去して、冷媒サーミスタを正常な状態に復帰させることができる。
しかも、ここでは、上記のように、冷媒回路の所定部分における冷媒の温度と冷媒サーミスタが配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、雰囲気サーミスタの検出温度と冷媒サーミスタの検出温度とを比較することで水分付着判定を行うようにしている。ここで、温度比較条件とは、例えば、空気調和装置の運転が停止してから所定時間が経過した状態等のように、冷媒回路に存在する冷媒の温度が雰囲気温度と等しくなっているものとみなすことができる状態になっていることを意味する。また、冷媒サーミスタの検出温度と雰囲気サーミスタの検出温度とを比較しているのは、雰囲気サーミスタが、冷媒サーミスタに比べて温度変化が小さく呼吸現象が発生しにくいため、水分が素子に付着せずに正確な温度を検出しているものと考えられるからである。
これにより、ここでは、空気調和装置が有する雰囲気サーミスタの素子に水分が付着しにくいことを利用して、冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているかどうかを簡単かつ正確に判定することができる。
第2の観点にかかる空気調和装置は、第1の観点にかかる空気調和装置において、水分除去制御を行った後に、再度、水分付着判定を行う。
これにより、ここでは、水分除去制御によって冷媒サーミスタが正常な状態に復帰したかどうかを確認することができる。
第3の観点にかかる空気調和装置は、第2の観点にかかる空気調和装置において、再度の水分付着判定によって冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定された場合には、冷媒サーミスタが異常である旨を報知する。
冷媒サーミスタが素子への水分付着とは異なる原因で冷媒の温度を正確に検出できなくなる異常が発生している場合には、水分除去制御を行っても、冷媒サーミスタの異常を取り除くことができない。
そこで、ここでは、上記のように、水分除去制御後の再度の水分付着判定によって冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定された場合には、冷媒サーミスタが異常である旨を報知するようにしている。
これにより、ここでは、冷媒サーミスタの異常が素子への水分付着による異常ではないものとみなして、その旨を速やかに報知することができる。
第4の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第3の観点のいずれかにかかる空気調和装置において、冷媒回路が、室外に設置される室外ユニットと室内に設置される室内ユニットとが接続されることによって構成されている。そして、水分付着判定において、室外ユニットに設けられた冷媒サーミスタの検出温度は、雰囲気サーミスタとしての室外ユニットに設けられた室外空気の温度を検出する室外サーミスタの検出温度と比較され、室内ユニットに設けられた冷媒サーミスタの検出温度は、雰囲気サーミスタとしての室内ユニットに設けられた室内空気の温度を検出する室内サーミスタの検出温度と比較される。
ここでは、上記のように、冷媒回路が室外ユニットと室内ユニットとが接続されることによって構成されている。このため、温度比較条件において、冷媒回路のうち室外ユニットに設けられた部分における冷媒の温度は、雰囲気サーミスタとしての室外サーミスタの検出温度に等しくなり、冷媒回路のうち室内ユニットに設けられた部分における冷媒の温度は、雰囲気サーミスタとしての室内サーミスタの検出温度に等しくなる。
そこで、ここでは、上記のように、水分付着判定において、室外ユニットに設けられた冷媒サーミスタの検出温度を室外サーミスタの検出温度と比較し、室内ユニットに設けられた冷媒サーミスタの検出温度を室内サーミスタの検出温度と比較するようにしている。
これにより、ここでは、水分付着判定において、冷媒サーミスタが配置された場所(室外又は室内)に応じて、比較対象となる雰囲気サーミスタを適切に選択して、冷媒サーミスタの素子への水分付着の有無を正確に判定することができる。
第5の観点にかかる空気調和装置は、第1〜第4の観点のいずれかにかかる空気調和装置において、冷媒回路が、圧縮機、室外熱交換器、膨張機構及び室内熱交換器が接続されることによって構成されている。そして、冷媒サーミスタは、圧縮機の吸入側における冷媒の温度を検出する吸入サーミスタ、室外熱交換器における冷媒の温度を検出する室外熱交サーミスタ、及び/又は、室内熱交換器における冷媒の温度を検出する室内熱交サーミスタである。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1及び第5の観点にかかる空気調和装置では、水分が素子に付着していない場合には水分除去制御を無駄に行うことなく、冷媒サーミスタの素子への水分付着が発生している場合にだけ水分除去制御を行い、素子に付着した水分を除去して、冷媒サーミスタを正常な状態に復帰させることができる。
第2の観点にかかる空気調和装置では、水分除去制御によって冷媒サーミスタが正常な状態に復帰したかどうかを確認することができる。
第3の観点にかかる空気調和装置では、冷媒サーミスタの異常が素子への水分付着による異常ではないものとみなして、その旨を速やかに報知することができる。
第4の観点にかかる空気調和装置では、水分付着判定において、冷媒サーミスタが配置された場所(室外又は室内)に応じて、比較対象となる雰囲気サーミスタを適切に選択して、冷媒サーミスタの素子への水分付着の有無を正確に判定することができる。
以下、本発明にかかる空気調和装置の実施形態及びその変形例について、図面に基づいて説明する。尚、本発明にかかる空気調和装置の具体的な構成は、下記の実施形態及びその変形例に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)空気調和装置の全体構成
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の概略構成図である。
図1は、本発明の一実施形態にかかる空気調和装置1の概略構成図である。
空気調和装置1は、蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行うことによって、建物等の室内の冷房及び暖房を行うことが可能な装置である。空気調和装置1は、主として、室外ユニット2と、室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。ここで、室外ユニット2と室内ユニット4とは、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6を介して接続されている。すなわち、空気調和装置1の蒸気圧縮式の冷媒回路10は、室外ユニット2と、室内ユニット4とが冷媒連絡管5、6を介して接続されることによって構成されている。
<室内ユニット>
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内ユニット4は、室内に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室内ユニット4は、主として、室内熱交換器41を有している。
室内熱交換器41は、冷房運転時には冷媒の蒸発器として機能して室内空気を冷却し、暖房運転時には冷媒の放熱器として機能して室内空気を加熱する熱交換器である。室内熱交換器41の液側は液冷媒連絡管5に接続されており、室内熱交換器41のガス側はガス冷媒連絡管6に接続されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4内に室内空気を吸入して、室内熱交換器41において冷媒と熱交換させた後に、供給空気として室内に供給するための室内ファン42を有している。すなわち、室内ユニット4は、室内熱交換器41を流れる冷媒の加熱源又は冷却源としての室内空気を室内熱交換器41に供給するファンとして、室内ファン42を有している。ここでは、室内ファン42として、室内ファン用モータ42aによって駆動される遠心ファンや多翼ファン等が使用されている。
室内ユニット4には、各種のセンサが設けられている。具体的には、室内熱交換器41には、室内熱交換器41の中間部分における冷媒の温度Trrmを検出する冷媒サーミスタとしての室内熱交サーミスタ46が設けられている。室内ユニット4には、室内ユニット4内に吸入される室内空気の温度Traを検出する雰囲気サーミスタとしての室内サーミスタ47が設けられている。これらのサーミスタ46、47としては、温度上昇に伴い抵抗値が低下する特性(NTC特性)のサーミスタが使用されている。
室内ユニット4は、室内ユニット4を構成する各部の動作を制御する室内側制御部40を有している。そして、室内側制御部40は、室内ユニット4の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、リモコン(図示せず)との間で制御信号等のやりとりを行ったり、室外ユニット2との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<室外ユニット>
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液側閉鎖弁27と、ガス側閉鎖弁28とを有している。
室外ユニット2は、室外に設置されており、冷媒回路10の一部を構成している。室外ユニット2は、主として、圧縮機21と、四路切換弁22と、室外熱交換器23と、膨張弁24と、液側閉鎖弁27と、ガス側閉鎖弁28とを有している。
圧縮機21は、冷凍サイクルの低圧の冷媒を高圧になるまで圧縮する機器である。圧縮機21は、ロータリ式やスクロール式等の容積式の圧縮要素(図示せず)を圧縮機用モータ21aによって回転駆動する密閉式構造となっている。圧縮機21は、吸入側に吸入管31が接続されており、吐出側に吐出管32が接続されている。吸入管31は、圧縮機21の吸入側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。吐出管32は、圧縮機21の吐出側と四路切換弁22とを接続する冷媒管である。
四路切換弁22は、冷媒回路10における冷媒の流れの方向を切り換えるための切換弁である。四路切換弁22は、冷房運転時には、室外熱交換器23を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を室外熱交換器23において放熱した冷媒の蒸発器として機能させる冷房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、冷房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の実線を参照)。また、四路切換弁22は、暖房運転時には、室外熱交換器23を室内熱交換器41において放熱した冷媒の蒸発器として機能させ、かつ、室内熱交換器41を圧縮機21において圧縮された冷媒の放熱器として機能させる暖房サイクル状態への切り換えを行う。すなわち、四路切換弁22は、暖房運転時には、圧縮機21の吐出側(ここでは、吐出管32)とガス冷媒連絡管6側(ここでは、第2ガス冷媒管34)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。しかも、圧縮機21の吸入側(ここでは、吸入管31)と室外熱交換器23のガス側(ここでは、第1ガス冷媒管33)とが接続される(図1の四路切換弁22の破線を参照)。ここで、第1ガス冷媒管33は、四路切換弁22と室外熱交換器23のガス側とを接続する冷媒管である。第2ガス冷媒管34は、四路切換弁22とガス側閉鎖弁28とを接続する冷媒管である。
室外熱交換器23は、冷房運転時には室外空気を冷却源とする冷媒の放熱器として機能し、暖房運転時には室外空気を加熱源とする冷媒の蒸発器として機能する熱交換器である。室外熱交換器23は、液側が液冷媒管35に接続されており、ガス側が第1ガス冷媒管33に接続されている。液冷媒管35は、室外熱交換器23の液側と液冷媒連絡管5側とを接続する冷媒管である。
膨張弁24は、冷房運転時には、室外熱交換器23において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する膨張機構である。また、膨張弁24は、暖房運転時には、室内熱交換器41において放熱した冷凍サイクルの高圧の冷媒を冷凍サイクルの低圧まで減圧する膨張機構である。膨張弁24は、液冷媒管35の液側閉鎖弁27寄りの部分に設けられている。ここでは、膨張弁24として、電動膨張弁が使用されている。
液側閉鎖弁27及びガス側閉鎖弁28は、外部の機器・配管(具体的には、液冷媒連絡管5及びガス冷媒連絡管6)との接続口に設けられた弁である。液側閉鎖弁27は、液冷媒管35の端部に設けられている。ガス側閉鎖弁28は、第2ガス冷媒管34の端部に設けられている。
室外ユニット2は、室外ユニット2内に室外空気を吸入して、室外熱交換器23において冷媒と熱交換させた後に、外部に排出するための室外ファン36を有している。すなわち、室外ユニット2は、室外熱交換器23を流れる冷媒の冷却源又は加熱源としての室外空気を室外熱交換器23に供給するファンとして、室外ファン36を有している。ここでは、室外ファン36として、室外ファン用モータ36aによって駆動されるプロペラファン等が使用されている。
室外ユニット2には、各種のセンサが設けられている。具体的には、吸入管31には、圧縮機21に吸入される冷凍サイクルにおける低圧の冷媒の温度Tsを検出する冷媒サーミスタとしての吸入サーミスタ43が設けられている。室外熱交換器23には、室外熱交換器23の中間部分における冷媒の温度Tormを検出する冷媒サーミスタとしての室外熱交サーミスタ44が設けられている。室外ユニット2には、室外ユニット2内に吸入される室外空気の温度Toaを検出する雰囲気サーミスタとしての室外サーミスタ45が設けられている。これらのサーミスタ43、44、45としては、温度上昇に伴い抵抗値が低下する特性(NTC特性)のサーミスタが使用されている。
室外ユニット2は、室外ユニット2を構成する各部の動作を制御する室外側制御部20を有している。そして、室外側制御部20は、室外ユニット2の制御を行うために設けられたマイクロコンピュータやメモリ等を有しており、室内ユニット4(すなわち、室内側制御部40)との間で制御信号等のやりとりを行うことができるようになっている。
<冷媒連絡管>
冷媒連絡管5、6は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
冷媒連絡管5、6は、空気調和装置1を建物等の設置場所に設置する際に、現地にて施工される冷媒管であり、設置場所や室外ユニットと室内ユニットとの組み合わせ等の設置条件に応じて種々の長さや管径を有するものが使用される。
以上のように、室外ユニット2と、室内ユニット4と、冷媒連絡管5、6とが接続されることによって、空気調和装置1の冷媒回路10が構成されている。冷媒回路10は、主として、圧縮機21、放熱器又は蒸発器としての室外熱交換器23、膨張機構としての膨張弁24、蒸発器又は放熱器としての室内熱交換器41が接続されることによって構成されている。そして、圧縮機21、放熱器としての室外熱交換器23、膨張弁24、蒸発器としての室内熱交換器41の順に冷媒を循環させる冷凍サイクル運転としての冷房運転を行い、また、圧縮機21、放熱器としての室内熱交換器41、膨張弁24、蒸発器としての室外熱交換器23の順に冷媒を循環させる冷凍サイクル運転としての暖房運転を行うようになっている。
<制御部>
空気調和装置1は、室内側制御部40と室外側制御部20とから構成される制御部8によって、室外ユニット2及び室内ユニット4の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部40と室外側制御部20とによって、上記の冷房運転や暖房運転等の冷凍サイクル運転を含む空気調和装置1全体の運転制御を行う制御部8が構成されている。
空気調和装置1は、室内側制御部40と室外側制御部20とから構成される制御部8によって、室外ユニット2及び室内ユニット4の各機器の制御を行うことができるようになっている。すなわち、室内側制御部40と室外側制御部20とによって、上記の冷房運転や暖房運転等の冷凍サイクル運転を含む空気調和装置1全体の運転制御を行う制御部8が構成されている。
制御部8は、図2に示すように、各種センサ43〜47等の検出信号を受けることができるように接続されるとともに、これらの検出信号等に基づいて各種機器21a、22、24、36a、42a等を制御することができるように接続されている。また、制御部8には、各種機器やセンサ等に異常が発生していることを報知するためのランプ表示や画面表示等からなる異常報知部9が接続されている。
(2)空気調和装置の基本動作
次に、空気調和装置1の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置1は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。尚、冷房運転や暖房運転は、制御部8によって行われる。
次に、空気調和装置1の基本動作について、図1を用いて説明する。空気調和装置1は、基本動作として、冷房運転及び暖房運転を行うことが可能である。尚、冷房運転や暖房運転は、制御部8によって行われる。
<冷房運転>
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷房運転時には、四路切換弁22が冷房サイクル状態(図1の実線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22を通じて、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた高圧のガス冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって冷却源として供給される室外空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。
室外熱交換器23において放熱した高圧の液冷媒は、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、液側閉鎖弁27及び液冷媒連絡管5を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって加熱源として供給される室内空気と熱交換を行って蒸発する。これにより、室内空気は冷却され、その後に、室内に供給されることで室内の冷房が行われる。
室内熱交換器41において蒸発した低圧のガス冷媒は、ガス冷媒連絡管6、ガス側閉鎖弁28及び四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
<暖房運転>
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
暖房運転時には、四路切換弁22が暖房サイクル状態(図1の破線で示される状態)に切り換えられる。
冷媒回路10において、冷凍サイクルの低圧のガス冷媒は、圧縮機21に吸入され、冷凍サイクルの高圧になるまで圧縮された後に吐出される。
圧縮機21から吐出された高圧のガス冷媒は、四路切換弁22、ガス側閉鎖弁28及びガス冷媒連絡管6を通じて、室内熱交換器41に送られる。
室内熱交換器41に送られた高圧のガス冷媒は、室内熱交換器41において、室内ファン42によって冷却源として供給される室内空気と熱交換を行って放熱して、高圧の液冷媒になる。これにより、室内空気は加熱され、その後に、室内に供給されることで室内の暖房が行われる。
室内熱交換器41で放熱した高圧の液冷媒は、液冷媒連絡管5及び液側閉鎖弁27を通じて、膨張弁24に送られる。
膨張弁24に送られた高圧の液冷媒は、膨張弁24によって冷凍サイクルの低圧まで減圧されて、低圧の気液二相状態の冷媒になる。膨張弁24で減圧された低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23に送られる。
室外熱交換器23に送られた低圧の気液二相状態の冷媒は、室外熱交換器23において、室外ファン36によって加熱源として供給される室外空気と熱交換を行って蒸発して、低圧のガス冷媒になる。
室外熱交換器23で蒸発した低圧の冷媒は、四路切換弁22を通じて、再び、圧縮機21に吸入される。
(3)温度検出回路の構成
次に、図3及び図4を用いて、空気調和装置1に設けられたサーミスタ43〜47による温度検出回路50、60の構成について説明する。ここで、図3は、冷媒サーミスタ43、44、46による温度検出回路50を示す図である。図4は、雰囲気サーミスタ45、47による温度検出回路60を示す図である。
次に、図3及び図4を用いて、空気調和装置1に設けられたサーミスタ43〜47による温度検出回路50、60の構成について説明する。ここで、図3は、冷媒サーミスタ43、44、46による温度検出回路50を示す図である。図4は、雰囲気サーミスタ45、47による温度検出回路60を示す図である。
ここでは、空気調和装置1に設けられたサーミスタ43〜47のうち、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタ43、44、46を冷媒サーミスタとし、冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所における雰囲気温度を検出するサーミスタ45、47を雰囲気サーミスタとする。
<冷媒サーミスタによる温度検出回路>
冷媒サーミスタ43、44、46による温度検出回路50は、主として、固定抵抗器51と、水分除去用電圧供給器52と、冷媒サーミスタ43、44、46と、電源切換リレー53とを有している。固定抵抗器51は、その一端が冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧V1を供給するための温度検出用電源70に接続され、その他端が電源切換リレー53の一方側の接点に接続されている。ここで、温度検出用電源70としては、例えば、温度検出用供給電圧V1直流5Vの制御用電源が使用される。
冷媒サーミスタ43、44、46による温度検出回路50は、主として、固定抵抗器51と、水分除去用電圧供給器52と、冷媒サーミスタ43、44、46と、電源切換リレー53とを有している。固定抵抗器51は、その一端が冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧V1を供給するための温度検出用電源70に接続され、その他端が電源切換リレー53の一方側の接点に接続されている。ここで、温度検出用電源70としては、例えば、温度検出用供給電圧V1直流5Vの制御用電源が使用される。
そして、固定抵抗器51は、電源切換リレー53を介して冷媒サーミスタ43、44、46に接続可能になっており、冷媒サーミスタ43、44、46とともに分圧回路54を構成するようになっている。
分圧回路54は、固定抵抗器51固有の抵抗値と冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度に応じた冷媒サーミスタ43、44、46の抵抗値とで、温度検出用電源70の温度検出用供給電圧V1を分圧し、その分圧点からA/D変換器(図示せず)等を介して冷媒サーミスタ43、44、46における分圧を制御部8に出力できるようになっている。そして、制御部8は、冷媒サーミスタ43、44、46の電圧−温度特性に基づいて、分圧回路54から出力された分圧を温度に変換することで冷媒の温度を検出するようになっている。
水分除去用電圧供給器52は、その一端が温度検出用供給電圧V1よりも高い水分除去用供給電圧V2を供給するための水分除去用電源80に接続され、その他端が電源切換リレー53の他方側の接点に接続されている。ここで、水分除去用電源80としては、例えば、水分除去用供給電圧V2が直流12Vや直流16Vのモータ用電源などが使用される。尚、ここでは、圧縮機21やファン36、42がモータ駆動であるため、圧縮機用モータ21aやファン用モータ36a、42aに電源を供給するためのモータ用電源を使用することができ、また、オプション機器を取り付けることが可能な場合にはオプション機器を駆動するためのオプション用電源なども使用することができる。
そして、水分除去用電圧供給器52は、電源切換リレー53を介して冷媒サーミスタ43、44、46に接続可能になっており、後述の水分除去制御の際に、冷媒サーミスタ43、44、46を含む分圧回路54に対して温度検出用供給電圧V1を供給する状態から切り換えて、冷媒サーミスタ43、44、46に対して水分除去用電源80の水分除去用供給電圧V2を供給できるようになっている。
電源切換リレー53は、冷媒サーミスタ43、44、46を含む分圧回路54に対して温度検出用供給電圧V1を供給する状態と、冷媒サーミスタ43、44、46に対して水分除去用供給電圧V2を供給する状態とを切り換えるリレーである。電源切換リレー53の接点の切り換え制御は、制御部8からの指令信号によって行われる。
<雰囲気サーミスタによる温度検出回路>
雰囲気サーミスタ45、47による温度検出回路60は、主として、固定抵抗器61と、雰囲気サーミスタ45、47とを有している。
雰囲気サーミスタ45、47による温度検出回路60は、主として、固定抵抗器61と、雰囲気サーミスタ45、47とを有している。
固定抵抗器61は、その一端が冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧V1を供給するための温度検出用電源70に接続され、その他端が雰囲気サーミスタ45、47に接続されている。ここで、温度検出用電源70としては、例えば、温度検出用供給電圧V1が5Vの制御用電源が使用される。
そして、固定抵抗器61は、雰囲気サーミスタ45、47とともに分圧回路64を構成するようになっている。
分圧回路64は、固定抵抗器61固有の抵抗値と冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所(ここでは、室外又は室内)における雰囲気温度に応じた雰囲気サーミスタ45、47の抵抗値とで、温度検出用電源70の温度検出用供給電圧V1を分圧し、その分圧点からA/D変換器(図示せず)等を介して雰囲気サーミスタ45、47における分圧を制御部8に出力できるようになっている。そして、制御部8は、雰囲気サーミスタ45、47の電圧−温度特性に基づいて、分圧回路64から出力された分圧を温度に変換することで雰囲気温度を検出するようになっている。
このように、ここでは、雰囲気サーミスタ45、47による温度検出回路60は、冷媒サーミスタ43、44、46による温度検出回路50と同様に、温度を検出するための分圧回路64を有しているが、雰囲気サーミスタ45、47に水分除去用供給電圧V2を供給するための水分除去用電圧供給器や電源切換リレーを有していない。
(4)水分付着判定及び水分除去制御
次に、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているかどうかを判定する水分付着判定、及び、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御について、図3〜図5を用いて説明する。ここで、図5は、水分付着判定及び水分除去制御のフローチャートである。尚、以下に説明する水分付着判定及び水分除去制御は、上記の基本動作と同様、制御部8によって行われる。
次に、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているかどうかを判定する水分付着判定、及び、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御について、図3〜図5を用いて説明する。ここで、図5は、水分付着判定及び水分除去制御のフローチャートである。尚、以下に説明する水分付着判定及び水分除去制御は、上記の基本動作と同様、制御部8によって行われる。
<ステップST1>
まず、制御部8は、ステップST1において、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度と冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たすかどうかを判定する。
まず、制御部8は、ステップST1において、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度と冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たすかどうかを判定する。
ここで、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度とは、冷媒サーミスタ43、44、46によって検出される圧縮機21に吸入される冷媒の温度Ts、室外熱交換器23の中間部分における冷媒の温度Torm、室内熱交換器41の中間部分における冷媒の温度Trrmである。また、冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所における雰囲気温度とは、雰囲気サーミスタ45、47によって検出される室外空気の温度Toa、室内空気の温度Traである。そして、冷媒の温度Ts、Torm、Trrmと雰囲気温度Toa、Traとが等しくなる温度比較条件とは、例えば、空気調和装置1の運転が停止(すなわち、圧縮機21やファン36、42が停止)してから所定時間teが経過した状態等のように、冷媒回路10に存在する冷媒の温度Ts、Torm、Trrmが雰囲気温度Toa、Traと等しくなっているものとみなすことができる状態になっていることを意味する。所定時間teは、冷媒回路10を構成する機器や冷媒管の熱容量等を考慮して、数分から1時間程度までの時間値に設定される。
尚、ここでは、冷媒回路10が室外に設置された室外ユニット2と室内に設置された室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。このため、室外ユニット2に設けられた冷媒サーミスタ43、44に対しては、室外ユニット2に設けられた室外サーミスタ45によって検出される室外空気の温度Toaを雰囲気温度として使用し、室内ユニット4に設けられた冷媒サーミスタ46に対しては、室内ユニット4に設けられた室内サーミスタ47によって検出される室内空気の温度Traを雰囲気温度として使用している。なぜなら、温度比較条件において、冷媒回路10のうち室外ユニット2に設けられた部分における冷媒の温度Ts、Tormは、雰囲気サーミスタとしての室外サーミスタ45の検出温度Toaに等しくなり、冷媒回路10のうち室内ユニット4に設けられた部分における冷媒の温度Trrmは、雰囲気サーミスタとしての室内サーミスタ47の検出温度Traに等しくなるからである。
このように、ステップST1において、空気調和装置1の運転が停止してから所定時間tsが経過した状態になっている場合には、温度比較条件を満たすものと判定して、ステップST2の水分付着判定の処理に移行する。
<ステップST2>
次に、制御部8は、ステップST2において、雰囲気温度を検出する雰囲気サーミスタ45、47の検出温度と、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度とを比較する。そして、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度が雰囲気サーミスタ45、47の検出温度よりも所定温度差ΔTe以上高い場合に、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定する水分付着判定を行う。
次に、制御部8は、ステップST2において、雰囲気温度を検出する雰囲気サーミスタ45、47の検出温度と、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度とを比較する。そして、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度が雰囲気サーミスタ45、47の検出温度よりも所定温度差ΔTe以上高い場合に、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定する水分付着判定を行う。
ここで、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度と雰囲気サーミスタ45、47の検出温度とを比較しているのは、雰囲気サーミスタ45、47が、冷媒サーミスタ43、44、46に比べて温度変化が小さく呼吸現象が発生しにくいため、水分が素子に付着せずに正確な温度を検出しているものと考えられるからである。詳しくは、冷媒サーミスタ43、44、46は、冷媒回路10を構成する冷媒管や熱交換器を流れる冷媒の温度を検出しており、運転条件に応じて高温の冷媒や低温の冷媒が入れ替わり流れてくるため、冷媒の温度変化が非常に激しく呼吸現象が発生しやすいのに対して、雰囲気サーミスタ45、47は、冷媒に比べて温度変化が緩やかな空気の温度を検出しており、呼吸現象が発生しにくいということである。また、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度が雰囲気サーミスタ45、47の検出温度よりも所定温度差ΔTe以上高い場合に、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定しているのは、素子に水分が付着すると、抵抗値が低下して検出温度が高い温度を示すようになるからである。詳しくは、温度比較条件を満たす場合には、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度と雰囲気サーミスタ45、47の検出温度とを比較しても、検出精度の範囲内で等しくなるはずであるが、呼吸現象によって冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着すると、抵抗値の低下によって、冷媒温度サーミスタ43、44、46の検出温度が高い温度を示すことになるということである。所定温度差ΔTeは、サーミスタ43〜47の検出精度等を考慮して、数℃以内の温度値に設定される。
尚、ここでは、冷媒回路10が室外に設置された室外ユニット2と室内に設置された室内ユニット4とが接続されることによって構成されている。このため、このため、室外ユニット2に設けられた冷媒サーミスタ43、44の検出温度Ts、Tormは、雰囲気サーミスタとしての室外ユニット2に設けられた室外空気の温度Toaを検出する室外サーミスタ45の検出温度と比較される。また、室内ユニット4に設けられた冷媒サーミスタ46の検出温度Trrmは、雰囲気サーミスタとしての室内ユニット4に設けられた室内空気の温度Traを検出する室内サーミスタ47の検出温度と比較される。
このように、ステップST2において、雰囲気サーミスタ45、47の検出温度と、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度とを比較して、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度が雰囲気サーミスタ45、47の検出温度よりも所定温度差ΔTe以上高い場合には、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定して、ステップST3の水分除去制御の処理に移行する。
<ステップST3>
次に、制御部8は、ステップST3において、冷媒サーミスタ43、44、46への供給電圧を冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧V1よりも高い水分除去用供給電圧V2に切り換えることで、冷媒サーミスタ43、44、46における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う。
次に、制御部8は、ステップST3において、冷媒サーミスタ43、44、46への供給電圧を冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧V1よりも高い水分除去用供給電圧V2に切り換えることで、冷媒サーミスタ43、44、46における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う。
ここでは、固定抵抗器51を通じて温度検出用電源70に接続された状態(図3を参照)の冷媒サーミスタ43、44、46の温度検出回路50について、電源切換リレー53を水分除去用電源80側の接点に切り換えて、水分除去用電圧供給器52を通じて水分除去用電源80に接続された状態にする。これにより、冷媒サーミスタ43、44、46への供給電圧を高くして、冷媒サーミスタ43、44、46の許容電流値近くまで電流を流して自己発熱で素子に付着した水分を蒸発除去する。この水分除去制御は、所定時間tc行う。ここで、所定時間tcは、数秒から1分程度までの時間値に設定される。そして、所定時間tcが経過したら、電源切換リレー53を温度検出用電源70側の接点に切り換えて、水分除去制御を終了する。
このように、ステップST3において、素子に水分が付着した冷媒サーミスタ43、44、46に対して水分除去制御を行い、ステップST4の再度の水分付着判定の処理に移行する。
<ステップST4>
次に、制御部8は、ステップST4において、再度、水分付着判定を行う。
次に、制御部8は、ステップST4において、再度、水分付着判定を行う。
ここで、水分付着判定は、ステップST2と同様であるため、詳細な説明は省略する。この再度の水分付着判定によって、水分除去制御によって冷媒サーミスタ43、44、46が正常な状態に復帰したかどうかを確認する。しかし、この再度の水分付着判定によっても、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度が雰囲気サーミスタ45、47の検出温度よりも所定温度差ΔTe以上高い場合には、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定して、ステップST5の異常報知の処理に移行する。
<ステップST5>
次に、制御部8は、ステップST5において、冷媒サーミスタ43、44、46が異常である旨を報知する。
次に、制御部8は、ステップST5において、冷媒サーミスタ43、44、46が異常である旨を報知する。
ここで、冷媒サーミスタ43、44、46が素子への水分付着とは異なる原因で冷媒の温度を正確に検出できなくなる異常が発生している場合には、水分除去制御を行っても、冷媒サーミスタ43、44、46の異常を取り除くことができない。このため、ここでは、水分除去制御後の再度の水分付着判定によって冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定された場合には、冷媒サーミスタ43、44、46が異常である旨を報知するようにしている。
このように、ステップST5において、冷媒サーミスタ43、44、46の異常が素子への水分付着による異常ではないものとみなして、その旨を速やかに報知することができる。
(5)空気調和装置の特徴
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
本実施形態の空気調和装置1には、以下のような特徴がある。
<A>
ここでは、上記のように、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度を検出する冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているかどうかを判定する水分付着判定を行い、水分付着判定によって冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタ43、44、46における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行うようにしている。
ここでは、上記のように、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度を検出する冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているかどうかを判定する水分付着判定を行い、水分付着判定によって冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定された場合に、冷媒サーミスタ43、44、46における自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行うようにしている。
これにより、ここでは、従来とは異なり、水分が素子に付着していない場合には水分除去制御を無駄に行うことなく、冷媒サーミスタ43、44、46の素子への水分付着が発生している場合にだけ水分除去制御を行い、素子に付着した水分を除去して、冷媒サーミスタ43、44、46を正常な状態に復帰させることができる。
しかも、ここでは、上記のように、冷媒回路10の所定部分における冷媒の温度と冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、雰囲気サーミスタ45、47の検出温度と冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度とを比較することで水分付着判定を行うようにしている。ここで、温度比較条件とは、上記のように、空気調和装置1の運転が停止してから所定時間が経過した状態等のように、冷媒回路10に存在する冷媒の温度が雰囲気温度と等しくなっているものと考えられる状態を意味する。また、冷媒サーミスタ43、44、46の検出温度と雰囲気サーミスタ45、47の検出温度とを比較しているのは、雰囲気サーミスタ45、47が、冷媒サーミスタ43、44、46に比べて温度変化が小さく呼吸現象が発生しにくいため、水分が素子に付着せずに正確な温度を検出しているものと考えられるからである。
これにより、ここでは、空気調和装置1が有する雰囲気サーミスタ45、47の素子に水分が付着しにくいことを利用して、冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているかどうかを簡単かつ正確に判定することができる。
<B>
ここでは、上記のように、水分除去制御を行った後に、再度、水分付着判定を行うようにしている。
ここでは、上記のように、水分除去制御を行った後に、再度、水分付着判定を行うようにしている。
これにより、ここでは、水分除去制御によって冷媒サーミスタ43、44、46が正常な状態に復帰したかどうかを確認することができる。
また、このとき、冷媒サーミスタ43、44、46が素子への水分付着とは異なる原因で冷媒の温度を正確に検出できなくなる異常が発生している場合には、水分除去制御を行っても、冷媒サーミスタ43、44、46の異常を取り除くことができない。
そこで、ここでは、上記のように、水分除去制御後の再度の水分付着判定によって冷媒サーミスタ43、44、46の素子に水分が付着しているものと判定された場合には、冷媒サーミスタ43、44、46が異常である旨を報知するようにしている。
これにより、ここでは、冷媒サーミスタ43、44、46の異常が素子への水分付着による異常ではないものとみなして、その旨を速やかに報知することができる。
<C>
ここでは、上記のように、水分付着判定において、室外ユニット2に設けられた冷媒サーミスタ43、44の検出温度を室外サーミスタ45の検出温度と比較し、室内ユニット4に設けられた冷媒サーミスタ46の検出温度を室内サーミスタ47の検出温度と比較するようにしている。
ここでは、上記のように、水分付着判定において、室外ユニット2に設けられた冷媒サーミスタ43、44の検出温度を室外サーミスタ45の検出温度と比較し、室内ユニット4に設けられた冷媒サーミスタ46の検出温度を室内サーミスタ47の検出温度と比較するようにしている。
これにより、ここでは、水分付着判定において、冷媒サーミスタ43、44、46が配置された場所(室外又は室内)に応じて、比較対象となる雰囲気サーミスタ45、47を適切に選択して、冷媒サーミスタ43、44、46の素子への水分付着の有無を正確に判定することができる。
(6)変形例
<A>
上記の実施形態では、冷媒回路10が、圧縮機21、室外熱交換器23、膨張機構としての膨張弁24及び室内熱交換器41が接続されることによって構成されているが、これに限定されるものではなく、他の機器をさらに有するものであってもよい。
<A>
上記の実施形態では、冷媒回路10が、圧縮機21、室外熱交換器23、膨張機構としての膨張弁24及び室内熱交換器41が接続されることによって構成されているが、これに限定されるものではなく、他の機器をさらに有するものであってもよい。
<B>
上記の実施形態では、冷媒サーミスタとして、圧縮機21の吸入側における冷媒の温度を検出する吸入サーミスタ43、室外熱交換器23における冷媒の温度を検出する室外熱交サーミスタ44、及び、室内熱交換器41における冷媒の温度を検出する室内熱交サーミスタ46が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、冷媒サーミスタ43、44、46のいずれか1つか2つだけが設けられていてもよい。また、冷媒サーミスタ43、44、46だけでなく、他の冷媒サーミスタ(例えば、圧縮機21の吐出側における冷媒の温度を検出するサーミスタや熱交換器23、41の出入口における冷媒の温度を検出するサーミスタ等)をさらに有するものであってもよい。
上記の実施形態では、冷媒サーミスタとして、圧縮機21の吸入側における冷媒の温度を検出する吸入サーミスタ43、室外熱交換器23における冷媒の温度を検出する室外熱交サーミスタ44、及び、室内熱交換器41における冷媒の温度を検出する室内熱交サーミスタ46が設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、冷媒サーミスタ43、44、46のいずれか1つか2つだけが設けられていてもよい。また、冷媒サーミスタ43、44、46だけでなく、他の冷媒サーミスタ(例えば、圧縮機21の吐出側における冷媒の温度を検出するサーミスタや熱交換器23、41の出入口における冷媒の温度を検出するサーミスタ等)をさらに有するものであってもよい。
<C>
上記の実施形態では、水分除去用電圧供給器52の一端が温度検出用電源70よりも供給電圧が高い水分除去用電源80に接続されているが、これに限定されるものではない。例えば、水分除去用電圧供給器52の一端を温度検出用電源70に接続して短絡させることで、冷媒サーミスタ43、44、46への供給電圧を、温度検出を行う場合よりも高くしてもよい。但し、上記の実施形態のように、水分除去用電圧供給器52の一端を温度検出用電源70よりも供給電圧が高い水分除去用電源80に接続するほうが、水分除去制御を短時間で済ませることができる点で有利である。
上記の実施形態では、水分除去用電圧供給器52の一端が温度検出用電源70よりも供給電圧が高い水分除去用電源80に接続されているが、これに限定されるものではない。例えば、水分除去用電圧供給器52の一端を温度検出用電源70に接続して短絡させることで、冷媒サーミスタ43、44、46への供給電圧を、温度検出を行う場合よりも高くしてもよい。但し、上記の実施形態のように、水分除去用電圧供給器52の一端を温度検出用電源70よりも供給電圧が高い水分除去用電源80に接続するほうが、水分除去制御を短時間で済ませることができる点で有利である。
<D>
上記の実施形態では、水分除去制御後の再度の水分付着判定(ステップST4)を行うようにしているが、水分除去制御の所定時間tcを十分に長く設定する等の配慮を行う場合には、必ずしも再度の水分付着判定を行わなくてもよい。但し、上記の実施形態のように、再度の水分付着判定を行うほうが、冷媒サーミスタ43、44、46が正常な状態に復帰したかどうかを確認することができ、また、ステップST5のような異常報知も行うことができる点で有利である。
上記の実施形態では、水分除去制御後の再度の水分付着判定(ステップST4)を行うようにしているが、水分除去制御の所定時間tcを十分に長く設定する等の配慮を行う場合には、必ずしも再度の水分付着判定を行わなくてもよい。但し、上記の実施形態のように、再度の水分付着判定を行うほうが、冷媒サーミスタ43、44、46が正常な状態に復帰したかどうかを確認することができ、また、ステップST5のような異常報知も行うことができる点で有利である。
本発明は、冷媒回路と冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタとを備えた空気調和装置に対して、広く適用可能である。
1 空気調和装置
2 室外ユニット
4 室内ユニット
10 冷媒回路
21 圧縮機
23 室外熱交換器
24 膨張弁(膨張機構)
41 室内熱交換器
43 吸入サーミスタ(冷媒サーミスタ)
44 室外熱交サーミスタ(冷媒サーミスタ)
45 室外サーミスタ(雰囲気サーミスタ)
46 室内熱交サーミスタ(冷媒サーミスタ)
47 室内サーミスタ(雰囲気サーミスタ)
2 室外ユニット
4 室内ユニット
10 冷媒回路
21 圧縮機
23 室外熱交換器
24 膨張弁(膨張機構)
41 室内熱交換器
43 吸入サーミスタ(冷媒サーミスタ)
44 室外熱交サーミスタ(冷媒サーミスタ)
45 室外サーミスタ(雰囲気サーミスタ)
46 室内熱交サーミスタ(冷媒サーミスタ)
47 室内サーミスタ(雰囲気サーミスタ)
Claims (5)
- 冷媒回路(10)と、前記冷媒回路の所定部分における冷媒の温度を検出するサーミスタである冷媒サーミスタ(43、44、46)とを備えた空気調和装置において、
前記冷媒回路の所定部分における冷媒の温度と前記冷媒サーミスタが配置された場所における雰囲気温度とが等しくなる条件である温度比較条件を満たす際に、前記雰囲気温度を検出するサーミスタである雰囲気サーミスタ(45、47)の検出温度と、前記冷媒サーミスタの検出温度とを比較し、
前記冷媒サーミスタの検出温度が前記雰囲気サーミスタの検出温度よりも所定温度差以上高い場合に、前記冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定する水分付着判定を行い、
前記水分付着判定によって前記冷媒サーミスタの素子に水分が付着しているものと判定された場合に、前記冷媒サーミスタへの供給電圧を前記冷媒の温度を検出する際の供給電圧である温度検出用供給電圧よりも高い水分除去用供給電圧に切り換えることで、前記冷媒サーミスタにおける自己発熱で素子に付着している水分を蒸発除去する水分除去制御を行う、
空気調和装置(1)。 - 前記水分除去制御を行った後に、再度、前記水分付着判定を行う、
請求項1に記載の空気調和装置(1)。 - 前記再度の水分付着判定によって前記冷媒サーミスタ(43、44、46)の素子に水分が付着しているものと判定された場合には、前記冷媒サーミスタが異常である旨を報知する、
請求項2に記載の空気調和装置(1)。 - 前記冷媒回路(10)は、室外に設置される室外ユニット(2)と室内に設置される室内ユニット(4)とが接続されることによって構成されており、
前記水分付着判定において、前記室外ユニットに設けられた前記冷媒サーミスタ(43、44)の検出温度は、前記雰囲気サーミスタとしての前記室外ユニットに設けられた室外空気の温度を検出する室外サーミスタ(45)の検出温度と比較され、前記室内ユニットに設けられた前記冷媒サーミスタ(46)の検出温度は、前記雰囲気サーミスタとしての前記室内ユニットに設けられた室内空気の温度を検出する室内サーミスタ(47)の検出温度と比較される、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。 - 前記冷媒回路(10)は、圧縮機(21)、室外熱交換器(23)、膨張機構(24)及び室内熱交換器(41)が接続されることによって構成されており、
前記冷媒サーミスタは、前記圧縮機の吸入側における冷媒の温度を検出する吸入サーミスタ(43)、前記室外熱交換器における冷媒の温度を検出する室外熱交サーミスタ(44)、及び/又は、前記室内熱交換器における冷媒の温度を検出する室内熱交サーミスタ(46)である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和装置(1)。
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