JP4378668B2 - 磁石吸着具 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高圧容器や食品タンク等の容器内の測定対象物の残量レベルや有無を容器の外側から検出するレベルセンサを支持する磁気吸着具に関するもので、特に曲面を有する容器にレベルセンサを支持するための磁気吸着及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器内の測定対象物の残量レベルや有無を検出するレベルセンサを容器に取付ために、容器内にその一部を暴露するセンサを使用する場合は容器壁面に取付け孔を穿設し、そこへセンサを挿入固定し必要に応じて隙間を埋めることでセンサを取付ることができる。しかし圧力容器や食品タンク等では容器内にセンサを暴露することが許されない場合がある。特に圧力容器では耐圧性を損なわないようにするために、容器に穿設することは勿論、容器外表面に加工を施すことも好ましくない。
【0003】
このような容器にレベルセンサを取付けるために磁石の吸着力を利用することが考えられる。図10に鉄等の強磁性材料からなる円筒型容器72内にある液体のレベルを検出するために、レベルセンサ71を機械的に保持した磁石吸着具70を円筒型容器72の外表面に磁気吸着した状態を示。この様にして容器に一切の加工を施すことなくレベルセンサを取付ることができる。
【0004】
磁石吸着具70の構造を図9に示す。図9(a)は図10円筒型容器72の横断面において、そのセンサ取付部を拡大して示し、図9(b)は図9(a)(円筒型容器72は省略)を矢印D方向から見た図である。レベルセンサ71は磁石吸着具70機械的に固定されるとともに、両者の間にはレベルセンサ71のガタツキを吸収するためにスプリング73が挟み込まれている。磁石70aは強磁性材料からなるヨーク70bに接着され、磁石70aとヨーク70bと容器72とで磁気回路形成される。レベルセンサ71とスプリング73とを予め組み込んだ磁石吸着具70を所定位置に戴置しヨーク70bを円筒型容器72に磁気吸着させればレベルセンサ71を円筒型容器72に対して固定することができる
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
センサを保持した上記の磁石吸着具70を磁気的吸着力のみで容器に固定するためには、大きな吸着力を有することが必要となるので、希土類磁石等の最大エネルギー積の大きな磁石を使用することに加えて、磁石から発生する磁力線の漏れの少ない磁気回路を形成することが求められる。N極S極との間の磁路を磁性材料で形成しかつ磁束が飽和しない磁路の断面積を確保すれば磁気回路における磁力線の漏れを無くすことが可能である。したがって磁石吸着具70を容器72に吸着させた状態ではヨーク70bの吸着面70cと容器72との間にエアギャップが無く両者が密着していなければならない。すなわち吸着面70cは容器72の外表面の曲面(曲率半径R)と同一の曲面を有することが必要となるヨークを作製した後に、吸着面をこのような形状に加工することは数値制御工作機や円筒研削機等で簡単にできるが、ヨーク70bを作製した後このような加工を施すことは高コストと生産性の低下を招く。
【0006】
また、磁石吸着具70が屋外で長期間使用される場合、ヨーク70bに錆が生じ、磁石吸着具70の外観の悪化と品質の低下を招来するので、これを防止するためヨーク70bに例えば亜鉛めっき(有色クロメート付)のような表面処理を施工しているが、このような表面処理ではヨーク70bの発錆を十分に防止できないことがあ
【0007】
なお上記の磁気吸着具では、吸着面70cと容器72とを密着させるために、磁石70aと容器72との間にはエアギャップが設けられているが、このエアギャップは磁束の漏れを少なくし磁気吸着力を高めるためには極力小さい方がよい。
【0008】
したがって、本発明の目的は、吸着面が容器に密着し、かつ低コストで生産性に優れた磁石吸着具及びその製造方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、鋭意検討した結果、板状材料のエッジに、吸着しようとする容器の表面(曲面)と同一の曲率半径を有する曲面形成し、このエッジを含む板状材料の部を折り曲げてヨークを作製することで上記目的を達成できることを見出した。すなわち、本発明の磁石吸着具は、強磁性材料からなる部材の外表面である曲面に対向するセンサが挿入されそこに支持されるセンサ孔を有するヨークと、前記センサ孔の周囲に固着された複数の希土類磁石とを備え、前記ヨークは前記各希土類磁石側に折曲げて作製した端部を有し、前記端部は前記曲面に密着するように磁気吸着される吸着面を有するとともに、前記ヨークは前記各端部の間に前記端部と同方向又は逆方向に折曲げて作製した補強部を有することを特徴とするものである。本発明の磁石吸着具においては、例えば、第一の工程で容器の外表面の曲面(曲率半径)に対応した形状を有するダイとパンチとで板状材料を打抜いてセンサを固定しようとする曲面と同一の曲率に形成された端部となる部分を有する展開した状態のヨーク(平板状部材)を作製し、第二の工程でこの展開ヨークの少なくとも2箇所の前記端部となる部分を容器の外表面と垂直になる角度で折曲げることによりヨーク作製することが可能である。
【0010】
容器の外表面が円筒面である場合は、ヨークの2箇所に互いに平行に端部を設け、これらを円筒面にその軸方向に沿って吸着させれば、第一の工程で作製する展開ヨークの端部の吸着面は直線状でよく曲面形状に形成する必要はない。
【0011】
また、ヨークに亜鉛-鉄合金めっきを施すことによりヨークの防錆性を向上ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施例により本発明を詳しく説明するが、これら実施例により本発明が限定されるものではない。
【0013】
(実施例1)
図1は容器の外表面が円筒面である場合において使用する円筒面用磁石吸着具1を示し、(a)は正面図、(b)は(a)を矢印A方向から見た平面図である。先ず第一の工程でダイとパンチとで板状材料(例えば鋼板)を打抜いて吸着面1cを有する2箇所の端部1d,2箇所の補強部1e及びセンサ孔1fを含む展開した状態のヨークを作製する。吸着面1cの曲率半径は無限大(平面)である。次に第二の工程でこの展開ヨークの端部1dを容器の外表面72aと実質的に垂直になるような角度Xで折曲げ、補強部1eを適当な角度で折り曲げてヨーク1bとする。角度Xは外表面72aの曲率半径R1や端部1dの中心からの距離Lに応じて設定され、例えばR1=406.2mm,L=35mmの場合にはX=4.9°となる。この例では吸着面1cを有する端部1dが打抜きの際に板状材料に対して実質的に垂直に形成されることを前提としたが、そうでない場合には端部1dは容器の外表面72aに対して垂直にせず、全ての吸着面1cが外表面72aの軌跡上にのるように適宜の角度折り曲げればよい。
【0014】
磁石1aは矩形状のものを使用することが可能あり、折り曲げた端部1dの内側にそれ平行にヨーク1bに接着される。着磁方向は磁気回路を形成しやすくするためにヨーク1bに接着される面と外表面72aと対向する面とに磁極が現れるように着磁する。磁石には日立金属社製希土類磁石HS−42AH等を好適に使用することができる。ヨーク1bとなる板状材料は強磁性材料からな市販の圧延鋼板、例えばSPCやSPCC材等を好適に使用することができる。
補強部1eはヨーク1bの曲げ強度を高める働きをするもので、折曲げ方向は容器側でもよい。
【0015】
上記の磁石吸着具1を用いてレベルセンサ71を容器の外周側に設置した状態を図3に示す。図3に示すように、端部1dが容器の外表面(円筒面)にその軸方向に沿って吸着さおり、吸着面1cがエアギャップを有することなく外表面72aと密着しているので磁束の漏れの少ない磁気回路が形成される。なお、センサのガタツキを吸収する働きをするスプリング73のバネ力は磁石吸着具1を容器から引き離す方向に作用るため磁気回路で生じる吸着力からその分を差し引いた力が実質的な吸着力になり、例えば磁気回路で生じる吸着力245N、スプリング73のバネ力が49Nである場合には、実質的な吸着力は196Nとなる。
【0016】
また図3で端部1dが円筒面と直角方向に位置するように[図1(a)において、端部1dと容器の外表面72aの中心軸とのなす角度Xは0°(端部の折り曲げ角度90°)となる]磁石吸着具1を円筒面に吸着させる場合は、第一の工程で容器外表面72aの曲率半径に一致するように吸着面1cを加工すればよ
【0017】
(実施例2)
図2は外表面が球面である容器に球面用磁石吸着具2を吸着した状態を示し、(a)は正面図、(b)は(a)を矢印B方向から見た平面図、(c)は(b)を矢印C方向から見た正面図の一部である。この磁石吸着具2を製造する場合、先ず第一の工程でダイとパンチとで板状材料を打抜いて吸着面2cを有する3箇所の端部2d,3箇所の補強部2e及びセンサ孔2fを含む展開した状態のヨークを作製する。打抜き加工で使用するダイとパンチは容器の外表面の曲率半径R2に対応した曲面を有するように予め作製しておくことにより、図2(c)に示す様に板状材料を打抜くと同時に端部2dの吸着面2cには曲率半径R2を有する曲面形成される。
【0018】
次に第二の工程でこの展開ヨークの端部2dを容器の外表面74aに対して垂直になるような角度Yで折曲げ、補強部2eを適当な角度で折り曲げてヨーク2bを作製する。角度Yは外表面74aの曲率半径R2や端部2dとヨーク(センサ孔)の中心との距離Mに応じて設定され、例えばR2=327mm,M=34mmの場合はY=6.0°となる。本実施例では吸着面2cを有する端部2dを120°ピッチで3箇所設けたが180°ピッチで2箇所、90°ピッチで4箇所とするなどの変更が可能である。
【0019】
(実施例3)
図4は図1円筒面用磁石吸着具の製造の容易さと磁気吸着力とを更に改善した円筒面用磁石吸着具の例を示し、(b)は吸着面側から見た平面図、(a)は(b)のE−E断面矢視図である。この磁石吸着具におけるヨーク1bの製作工程の通りである
(1)第一の工程でダイとパンチとで板状部材を打抜いて吸着面1cを有する2箇所の端部1d,2箇所の補強部1e及びセンサ孔1fを含む展開した状態のヨークを作製する。
(2)第二の工程でこの展開ヨークの2箇所の端部1dを板状部材に対して垂直になるように折り曲げて立上げ、同時に2箇所の補強部1eを適当な角度で折り曲げる。この工程は金型により1工程で行うことができる。
(3)第三の工程で板状部材に絞り加工を施すことにより深さt1の凹部を形成し、その底面をスプリング座面1hとする。同時に磁石取付面1iを折り曲げ線L1で角度Hだけ折り曲げて端部1dが容器の外表面72aに対して垂直に当接するようにする。この工程は金型により1工程で行うことができる。角度Hは外表面72aの曲率半径R3、折り曲げ線L1とヨークの中心線の距離N等に応じて定められ、例えばR3=406.2mm,N=28.5mmの場合はH=5.4°とすることができる。
【0020】
本実施例では端部1dの折り曲げ角度は90°でよく、鋭角に曲げる必要がないので製作が容易であり金型も単純な構造のものが使用できるため生産性が向上する。また、絞り加工の深さt1を変えることにより磁石取付面1iと円筒面72aとの距離を変更できるので、磁石1aの厚さにより磁気吸着力を調節することができる。十分な磁気吸着力を確保できる範囲でできるだけ磁石は薄くするほうが低コスト化には有利である。本発明の磁石吸着具は屋外で使用されることが多いため、磁石1aの防錆対策として磁石カバー1gを磁石1aにせることが好ましい。磁石カバー1gの材質は錆びにくく且つ磁気回路に影響を与えない非磁性材料が好ましく、例えばステンレス鋼やアルミ合金等が好適である。また磁石1a と円筒面72aとのギャップをできるだけ小さくするため磁石カバー1gはできるだけ薄いことが好ましい。
【0021】
上記の磁石吸着具を用いて円筒面にレベルセンサを取付状態を図5に示す。図5では端部1dが容器の円筒面の軸方向に沿って伸びるように磁石吸着具を容器に吸着させている。本実施例の磁石吸着具は、磁石1aが矩形断面を有していても磁石1a (磁石カバー1g)と円筒面72aとのギャップをほぼ均一にすることができるため磁気吸着力がさらに向上する。
【0022】
(実施例4)
図6は図1円筒面用磁石吸着具の製造の容易さと磁気吸着力とを更に改善した別の円筒面用磁石吸着具を示し、(b)は吸着面側から見た平面図、(a)は(b)のF−F断面矢視図である。この磁石吸着具においてヨーク1bの製作工程は次の通りである
(1)先ず第一の工程でダイとパンチとで板状材料を打抜いて吸着面1cを有する2箇所の端部1d,2箇所の補強部1e及びセンサ孔1fを含む展開した状態のヨークを作製する。
(2)第二の工程でこの展開ヨークの2箇所の端部1dを板状材料の表面に対して垂直になるように折り曲げて立上げ、同時に2箇所の補強部1eを適当な角度で折り曲げる。この工程は金型により1工程で行うことができる。
(3)第三の工程では板状材料に折り曲げ線L2,L3での折り曲げにより深さt2の段差を形成し、その底面をスプリング座面1hとする。同時に磁石取付面1iを角度Hだけ傾けて端部1dが容器の外表面72aに垂直に当接するようにする。この工程は金型により1工程で行うことができる。
【0023】
本実施例では、ヨーク1bは内径部の段差(図4に示す深さt1の凹部)省略した形状と、絞り加工を行わないので、順送り金型でヨークを作製することができ、実施例3のものに比べて更に生産性向上することができる
【0024】
上記の磁石吸着具を用いて円筒面にレベルセンサを設置し状態を図7に示す。
【0025】
及び6に示す円筒面用磁石吸着具では打ち抜き加工後の展開ヨークを、2箇所の端部1dが容器表面に対して垂直になるように折り曲げ、2箇所の磁石取付面1iに板状材料面に対して段差を設けかつ角度を付けることにより、ヨークを作製する図2に示す球面用磁石吸着具の場合は、端部1dの先端をそれが吸着される球面の曲率に合わせて打ち抜き加工を行う点を除いて同様にヨークを作製できる。すなわち、打ち抜き加工により作製した展開ヨークの少なくとも2箇所の端部1dを容器に対して垂直になるように折り曲げ、少なくとも2箇所の磁石取付面1iに面に対して段差を形成しかつ角度を付けることにより作製できる。
【0026】
(実施例5)
ヨーク1bはSPCC材を用いて実施例4と同様の工程で製作し、バレル研磨をしてから日本表面化学株式会社製のめっき浴(商品名ストロンジンク)によりめっき厚さ5μmとなるよう亜鉛-鉄合金めっきを施し更に有色クロメート処理を施した。ヨーク1bに磁石1aと磁石カバー1gを取付けて製作した円筒面用磁石吸着具1にJISZ2371に準拠した塩水噴霧試験を行ったところヨーク1bは648時間経過後までは白錆の発生は認められず、2040時間経過後までは赤錆の発生は認められなかった。
【0027】
(実施例6)
有色クロメート処理に代えて黒色クロメート処理を行った他は実施例5と同様にして円筒面用磁石吸着具を作製した。同様の塩水噴霧試験を行ったところヨーク1bは888時間経過後までは白錆の発生は認められず、2160時間経過後までは赤錆の発生は認められなかった。亜鉛-鉄合金めっきに黒色クロメートを付加したものは、更に高い防食効果が得られる。
【0028】
(参考例)
ヨーク1bはSPCC材を用いて実施例4と同様の製作工程で製作し、バレル研磨をしてからめっき厚さ8μmとなるよう亜鉛めっきを施し更に有色クロメート処理を施した。ヨーク1bに磁石1aと磁石カバー1gを取付けて製作した円筒面用磁石吸着具1にJISZ2371に準拠した塩水噴霧試験を行ったところヨーク1bは120時間経過後に白錆の発生が認められ、312時間経過後に赤錆の発生が認められた。
【0029】
図8にLPガスボンベに本発明の磁石吸着具を使用した例を示す。LPガスボンベ40は円筒部41と球面を有する鏡板部42とからなる。(a)はボンベを縦置きに、(b)は横置きにした例であり円筒部41及び鏡板部42の底部にそれぞれ円筒面用磁石吸着具1及び球面用磁石吸着具2を吸着固定してレベルセンサ71を容器に設置している。センサの取付位置は、センシングの目的に応じて適宜決定される。
【0030】
上記実施例ではセンサを円筒面および球面を有する容器に固定する例を示したが、打抜き加工時のヨーク端部の曲率と折曲げ角度を適宜に設定することで任意の曲面に対応することができる。また曲面は容器の壁面である必要はなく例えば配管等であってもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、板状部材に打抜き加工、曲げ加工および必要に応じて絞り加工を施すのみで、その吸着面が容器の外表面と同一の曲面(曲率半径R)を有するヨークを作製することができ、後工程で吸着面に加工を別途施す必要がない。したがって低コストかつ生産性に優れた磁石吸着具及びその製造方法を提供することができる。
更に、特定の表面処理を施すことにより、ヨークの防錆性向上することできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 容器の円筒状外表面に本発明の磁石吸着具を吸着した状態を示図である。
【図2】 容器の球面状外表面に本発明の磁石吸着具を吸着した状態を示図である。
【図3】 図1に示す磁石吸着具レベルセンサを取付けた状態を示す断面である
【図4】 容器の外表面が円筒面である場合に使用する磁石吸着具の別の実施例を示図であり、(b)は吸着面側から見た平面図、(a)は(b)のE−E断面矢視図である。
【図5】 図4に示す磁石吸着具を用いて円筒面にレベルセンサを設置し状態を示す断面図である
【図6】 容器の外表面が円筒面である場合に使用する磁石吸着具の別の実施例を示図であり、(b)は吸着面側から見た平面図、(a)は(b)のF−F断面矢視図である。
【図7】 図6に示す磁石吸着具を用いて円筒面にレベルセンサを設置した状態を示す断面図である
【図8】 LPガスボンベに本発明の磁石吸着具を使用してセンサを設置した例を示す図である。
【図9】 (a)は図10円筒型容器72の横断面におけるセンサ取付部を拡大して示す図(b)は図9(a)を矢印D方向から見た状態(円筒型容器72は省略)を示した図である。
【図10】 円筒型容器の外表面に従来の磁石吸着具を介してレベルセンサを設置した状態を示図である。
【符号の説明】
1 円筒面用磁石吸着具
2 球面用磁石吸着具
1a,2a 磁石
1b,2b ヨーク
1c,2c 吸着面
1d,2d 端部
71 レベルセンサ
72a,74a 外表面
R1,R2 曲率半径

Claims (2)

  1. 強磁性材料からなる部材の外表面である曲面にセンサを磁気的吸着力にて取付ける吸着面を形成するヨークと前記曲面と間隙を形成してヨークに固着された希土類磁石を備えた磁石吸着具において、前記ヨークは板状材料からなり、前記センサが支持されるセンサ孔を有するセンサ支持部と、前記センサ孔を介して対向する位置に一対の直方体形状である希土類磁石を固着する磁石取付け部とを備え、前記センサ支持部と前記磁石取付け部の間に段差を有するとともに、前記一対の希土類磁石の外側に延伸し前記磁石取付け部に対して垂直になるように屈曲した前記希土類磁石の長手方向とほぼ同じ長さからなる互いに平行な一対の端部を有し、かつ、前記磁石取付け部が前記センサ支持部に対して所定角度傾斜し、前記端部の先端部が前記強磁性材料からなる部材の外表面である曲面に密着するように磁気吸着される吸着面を形成し、さらに、ヨーク外周部の前記各端部間に前記端部と同方向に屈曲した補強部を有することを特徴とする磁石吸着具。
  2. 前記ヨークに亜鉛−鉄合金めっきを施したことを特徴とする請求項1に記載の磁石吸着具。
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