JP5926896B2 - 唇用固形化粧料 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1では、揮発性炭化水素系溶媒、揮発性炭化水素系溶媒に溶解または分散可能な非揮発性シリコーン化合物、及び揮発性溶媒に溶解し、非揮発性シリコーン化合物と非融和性の非揮発性炭化水素系油を含有し、該非揮発性炭化水素系油が、ある溶解パラメーターを有する耐移り性化粧品組成物が開示されている。
しかしながらこの耐移り性化粧品組成物は、安定性の点で改善の余地があり、つやも不十分である。また、二次付着レス効果の発現には、塗布後しばらく時間がかかり、揮発性の油分を必須成分として含んでいるため、容器の制約がある、という問題点がある。
特許文献2には、非融和性であるペルフルオロポリエーテル型の非揮発性油と揮発性油を含有する耐移り性を有する口紅組成物が記載されている。この特許文献2では支持体への適用中に油分が分離し、第一組成物の上に油分が移動するようになっている。
しかしながら、この口紅組成物は、二次付着レス効果の発現には塗布後、しばらく時間がかかり、揮発性の油分を必須成分として含んでいるため、容器の制約がある、という問題点がある。
特許文献3には、揮発性油分と組み合わせてシリコーン界面活性剤を配合し、顔料を良好に分散させた耐移り性を有するスティック化粧品が開示されている。
しかしながら、このスティック化粧品は揮発性油分の組成物における割合が大きいためマットな仕上がりとなり、唇に乾燥感を生じやすいという欠点がある。
特許文献4には、揮発性油分とシリコーン樹脂を配合した一相型の口紅用組成物が開示されている。
しかしながら、この口紅用組成物は、耐移り性は改善されるものの、揮発性油が蒸発した後に時間が経つと乾燥感が生じやすく、また樹脂の皮膜が唇上に残り、皮膜感や突っ張り感を生じると共に、得られた付着物はマットであるという欠点がある。
特許文献5には、シリコーン系皮膜剤と揮発性シリコーン系油分と非揮発性シリコーン系液状油分と乳化剤とを含む連続相油分と、エステル油分と色材とを含む分散相油分とからなり、分散相油分/(分散相油分+連続相油分)の配合量比が0.05〜0.5である油中油型乳化組成物が記載されている。
しかしながら、この油中油型乳化組成物は経時安定性を保つことが困難な場合がある。また、二次付着レス効果の発現には、塗布後しばらく時間がかかり、揮発性の油分を必須成分として含んでいるため、容器の制約がある、という問題点がある。
(b)メチルフェニルシリコーン、テトラ(安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ジメチルポリシロキサン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、トリエチルヘキサノインから選択される、該密着油より粘性が低いしみ出し油 40〜70質量%と、
(c)カルナバロウ、キャンデリラロウ、ポリエチレンワックス、ビースワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィン、モクロウから選択される、少なくとも該しみ出し油と混合した時に、90℃で分散され25℃で固化するワックスと、を含み、
(a)と(b)を25℃で混合した時に分離し、
(b)しみ出し油中に(a)密着油が分散していることを特徴とする。
前記化粧料において、(d)セスキイソステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸プロピレングリコール、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、オリーブ油、リンゴ酸ジイソステアリル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ミネラルオイル、流動パラフィン、スクワラン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソパラフィン、オレフィンオリゴマー、トリエチルヘキサノイン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジイソステアリン酸グリセリル、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)から選択される、90℃で(a)と混合した時、および90℃で(b)と混合した時に分離しないつなぎ成分を含むことが好適である。
前記化粧料において、(b)がメチルフェニルシリコーンであることが好適である。
前記化粧料において、(e)色材を含むことが好適である。
前記化粧料において、(a)に固形油もしくは半固形油を含むことが好適である。
前記化粧料において、(a)に半固形油を含むことが好適である。
前記化粧料において、化粧料全量中(a)を6〜50質量%、(b)を25〜70質量%、(c)を4〜12質量%、(d)を0.5〜16質量%、(e)を3〜15質量%含むことが好適である。
前記化粧料において、(b)しみ出し油中に(a)密着油が分散していることが好適である。
前記(b)しみ出し油中に(a)密着油が分散している化粧料において、化粧料全量中(a)を6〜25質量%、(b)を40〜70質量%含むことが好適である。
(a)密着油は、唇上に密着する油分である。密着油には、下記(b)成分であるしみ出し油より粘性の高いものであれば、唇用固形化粧料に通常用いられる油分を用いることができる。
ポリイソステアリン酸ポリグリセリルとしては、例えば、イソステアリン酸ポリグリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ポリグリセリル、テトライソステアリン酸ポリグリセリル等が挙げられる。
半固形油としては、例えば、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ダイマージリノール酸エステル、マカダミアナッツ油ポリグリセリル−6エステルズベヘネート、テトラ(ヒドロキシステアリン酸/イソステアリン酸)ジペンタエリスリチル、ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2等が挙げられる。
ダイマージリノール酸エステルとしては、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)等が挙げられる。
(b)しみ出し油は、唇に塗布した際に表層にしみ出る油分である。(b)しみ出し油は、(a)密着油と混合した時に、25℃で分離する油分であって、該密着油より粘性が低いことが必要である。また、(b)しみ出し油は、(a)密着油と混合した時に、90℃では均一に分散することが好適である。
本発明の唇用固形化粧料に配合される(b)しみ出し油は一種であっても、二種以上の混合物であっても良い。
(測定条件)
(a)と(b)を、(a):(b)=1:1(質量比)で用いて、90℃に加温し、攪拌混合し、次いで静置し、混合物が25℃になった場合に、境界が均一に2層に分離しているものを「分離する」とし、半透明な状態、または、境界がなく透明な相溶した状態を「分離せず」とした。
(a)成分と(b)成分に粘性に差があるものを選択することにより、二次付着レス効果に優れた唇用固形化粧料を得ることができる。
(c)ワックスは、少なくとも(b)しみ出し油と混合した時に、90℃で分散され25℃で固化することが必要である。すなわち、ワックスは、密着油を固化する必要は必ずしもないけれども、しみ出し油を均一に固化できることは必須条件である。
このようなワックスとしては、通常化粧料に配合されるものであれば、特に限定されない。本発明の唇用固形化粧料に配合される(c)ワックスは一種であっても、二種以上の混合物であっても良い。
このうち、ポリエチレンワックス、マイクロクリスタリンワックスを用いることが好ましい。
本発明において、(b)成分と混合した時に、90℃で分散され25℃で固化する(c)ワックスを配合することにより、より粘性の低い(b)成分中に(a)成分が分散した、安定な唇用固形化粧料を得ることができる。
本発明においては上記必須成分である(a)〜(c)成分の他に、(d)つなぎ成分を配合することが好適である。つなぎ成分は、90℃で(a)と混合した時、および90℃で(b)と混合した時にいずれも分離しないことが必要である。ここで、「分離」の有無は、上記(b)成分の場合と同じ条件で測定することができる。
このような場合でも、(d)成分を配合することにより、(b)成分の分離条件を満たすようになり、均一で安定な唇用固形化粧料を得ることができる。
セスキイソステアリン酸ソルビタンとしては、市販品として、例えば、エステモール182V(日清オイリオ社製)が挙げられる。モノステアリン酸プロピレングリコールとしては、市販品として、例えば、ニッコールPMS−SEN(日光ケミカルズ社製)が挙げられる。セチルPEG/PPG−10/1ジメチコンとしては、市販品として、例えば、ABIL EM90(Degussa社製)が挙げられる。ジイソステアリン酸ジグリセリルとしては、市販品として、例えば、WOGEL(松本製薬工業社製)が挙げられる。
本発明においては上記必須成分である(a)〜(c)成分の他に、(e)色材を配合することも好適である。色材としては通常唇用固形化粧料で用いられるものを配合することができる。
製造時に、シリコーン処理パール剤を用いた場合、(b)成分に濡れやすくなる。しかし、化粧料塗布時には、アスペクト比の高いパール剤は、(a)成分の方へ移行する。したがって、シリコーン処理パール剤を配合した場合でも、二次付着レス効果は優れている。
このうち、パール剤の配合量は、5質量%以下であることが好ましい。パール剤の配合量が多すぎると、のびの軽さに劣る場合がある。
保湿剤としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール系保湿剤が挙げられる。
この際、もし内相が大きく、数カ所に凝集してしまった場合には、唇用固形化粧料上に油浮きが生じる、折れやすい等、製品の安定性は悪くなってしまうと考えた。
ここで、ワックスおよび粘性の低い油分の系の、レオロジー測定結果を図2に示す。なお、本図は、ワックスとしてポリエチレンワックス−マイクロクリスタリンワックス、粘性の低い油分としてトリメチルペンタフェニルトリシロキサンを用いて(ワックス:油分=1:10)、貯蔵弾性率G’および損失弾性率G’’を粘弾性測定装置 MCR301(アントンパール社製)により測定を行った。測定モードはひずみ分散測定(ひずみを0.01%〜1000%に変動させた時のG’・G’’)、測定温度は30℃で行った。
これは、シェアの付加により、ワックスによる固化構造が崩壊し、固化されていた油分の粘性が低下し、液状化することを示している。
なお、一度低下した粘度は、シェアをかけるのを止めた場合も元に戻らない。
ワックスを除く成分を、90℃に加温し、攪拌混合し、次いで静置した時の油分混合状態、および、該油分混合物が25℃になった時の油分混合状態を、境界が均一に2層に分離しているものを「分離」と評価し、半透明な状態、または、境界がなく透明な相溶した状態を「均一」と評価した。
スティック状にした試料の切断面におけるワックスの均一性について、以下の評価基準で評価した。
(評価基準)
○:均一
○△:やや不均一
△:かなり不均一
×:不均一
10名の専門パネルによる実使用性試験を行った。試料を塗布直後の二次付着レス効果について、下記採点基準に基づいて5段階官能評価(スコア)した。そのスコア平均値により、下記評価基準で判定した。
5点:非常に優れている。
4点:優れている。
3点:普通。
2点:劣る。
1点:非常に劣る。
(評価基準)
◎:スコア平均値4点以上
○:スコア平均値3.4点以上4点未満
○△:スコア平均値2.5点以上3.4点未満
△:スコア平均値2点以上2.5点未満
×:スコア平均値1点以上2点未満
なお、下記表中に「−」と記載した例は、安定性が悪く、二次付着レス効果が測定できなかったものである。
試験例1−2のように、水添ポリイソブテンおよびトリメチルペンタフェニルトリシロキサンの油分の組み合わせは、高温での製造時には均一であったが、常温では分離するものであった。このような油分を用いて、ワックスにより固化し製造した試料は、安定性に優れるだけではなく、二次付着レス効果にも優れていた。
試験例1−3のように、ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)およびジフェニルジメチコンの油分の組み合わせは、高温での製造時および常温でも、分離するものであった。このような油分を用いて、ワックスにより固化しても、安定な試料を得ることができなかった。
試験例1−4のように、試験例1−3の油分の一部をトリイソステアリン酸トリメチロールプロパンに置き換えた油分の組み合わせは、高温での製造時には均一であったが、常温では分離するものであった。このような油分を用いて、ワックスにより固化し製造した試料は、安定性に優れるだけではなく、二次付着レス効果にも優れていた。
なお一般的には、唇用固形化粧料を製造する際は、安定性の良好な製品を得るために、複数の油分を用いる場合、相溶性が高く、分離しない油分を用いて製造することが通常である。しかし、本発明では、あえて常温で分離する油分を併用することにより、優れた二次付着レス効果を実現している。
なお、下記表2において、配合量は質量部で示されている。
一方、イソステアリン酸ソルビタンやラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンを配合しても、90℃で油分を均一に分散させることができず、安定性に優れる試料が製造できなかった(試験例2−5、2−6)。
一方、配合しても油分を90℃で均一に分散させることができなかった成分(イソステアリン酸ソルビタンおよびラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン)は、(a)成分および(b)成分と90℃で混合した際に分離する成分であった。
一方、図4によれば、試験例2−1の試料は、しみ出し油とワックスが局所的に分離し、凝集していることがわかる。
すなわち、試験例2−1の試料は、この分離により、密着油に濡れやすい色材が局在してしまい、安定性(均一性)に劣るものと考えられる。
続いて、各試料を上記評価項目(1)および(2)について評価した。結果を表4に示す。
図5によれば、透明な外相の中に着色した内相が存在することがわかる。色材は、(a)密着油であるダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル)に濡れやすいことから、この試料はa/bであることがわかる。
しかし、試験例3−7や試験例3−8によると、(a)成分の配合量を多くするに従い、二次付着レス効果に劣ってしまう。また、二次付着レス効果の持続性にも劣る傾向にある。
したがって、図1に示されないような(a)密着油中に(b)しみ出し油が分散した系では、二次付着レス効果およびその持続性に満足できる結果が得られないことがわかる。
また、本発明にかかる唇用固形化粧料において、化粧料全量中(a)密着油を6〜25質量%、(b)しみ出し油を40〜70質量%含むことが好適である。
また、各試料の脆性を、下記評価項目(3)およびレオロジー的解析(試料横方向より荷重をかけ、折れるまでの回数の測定)により評価した。
結果を表5および図6に示す。
スティック状にした試料に、荷重(20mm/s押した後、50gf開放)をかけ、試料が折れるまでの荷重回数を測定し、脆性を評価した。
したがって、本発明にかかる唇用固形化粧料において、(a)密着油に半固形油を含むことが好適である。
(質量%)
モノイソステアリン酸グリセリン 14
トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 56
ポリエチレンワックス 7
色材 4
デカメチルシクロペンタシロキサン 15
イオン交換水 3
ダイナマイトグリセリン 1
(質量%)
テトライソステアリン酸ポリグリセリル5 14
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 40
トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 12.5
ジフェニルジメチコン(※1) 12.5
ポリエチレンワックス 8
色材 6
パール剤 1
グリセリン 6
(質量%)
テトライソステアリン酸ポリグリセリル5 14
テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット 26.5
ジメチルポリシロキサン 26.5
パラフィンワックス 8
色材 6
デカメチルシクロペンタシロキサン 10
グリセリン 6
亜鉛石鹸 3
(質量%)
ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル) 32.3
ジフェニルジメチコン(※1) 43
テトラ(安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット 10.8
ポリエチレンワックス 7.5
色材 6.4
(質量%)
テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット 32.3
ジフェニルジメチコン(※2) 43
※2:シリコーンオイル KF50−300cs(信越化学工業社製)
リンゴ酸ジイソステアリル 10.8
ポリエチレンワックス 7.5
色材 6.4
(質量%)
水添ポリイソブテン 5
ダイマージリノール酸(フィトステリル/ベヘニル) 13.192
トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 23.6
ジフェニルジメチコン(※1) 25
ポリエチレンワックス 8.7
オレフィンオリゴマー 7.4
トリエチルヘキサノイン 5
色材 12.1
香料 0.008
(質量%)
イソステアリルグリセリルエーテル 14
トリメチルペンタフェニルトリシロキサン 38
ジフェニルジメチコン 25
ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン 5
ポリエチレンワックス 8
水 2
ダイナマイトグリセリン 2
色材 6
2 (b)しみ出し油
3 (c)ワックス
4 (e)色材
5 唇
6 (a)密着油と(e)色材
7 (b)しみ出し油と(c)ワックス
Claims (8)
- (a)モノイソステアリン酸グリセリン、イソステアリルグリセリルエーテル、ポリイソステアリン酸ポリグリセリル、水添ポリイソブテン、テトラ(エチルヘキサン酸/安息香酸)ペンタエリスリチル、テトラ(ベヘン酸/安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ダイマージリノール酸エステル、ヘキサヒドロキシステアリン酸ジペンタエリスリチルから選択される、密着油 6〜25質量%と、
(b)メチルフェニルシリコーン、テトラ(安息香酸/エチルヘキサン酸)ペンタエリスリット、ジメチルポリシロキサン、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、フッ素変性メチルフェニルポリシロキサン、トリエチルヘキサノインから選択される、該密着油より粘性が低いしみ出し油 40〜70質量%と、
(c)カルナバロウ、キャンデリラロウ、ポリエチレンワックス、ビースワックス、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、固形パラフィン、モクロウから選択される、少なくとも該しみ出し油と混合した時に、90℃で分散され25℃で固化するワックスと、を含み、
(a)と(b)を25℃で混合した時に分離し、
(b)しみ出し油中に(a)密着油が分散していることを特徴とする唇用固形化粧料。 - 請求項1に記載の化粧料において、(a)と(b)が90℃で均一に分散していることを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項2に記載の化粧料において、(d)セスキイソステアリン酸ソルビタン、モノステアリン酸プロピレングリコール、セチルPEG/PPG−10/1ジメチコン、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、オリーブ油、リンゴ酸ジイソステアリル、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、ミネラルオイル、流動パラフィン、スクワラン、デカメチルシクロペンタシロキサン、イソパラフィン、オレフィンオリゴマー、トリエチルヘキサノイン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリン、ジイソステアリン酸グリセリル、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)から選択される、90℃で(a)と混合した時、および90℃で(b)と混合した時に分離しないつなぎ成分を含むことを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項1〜3のいずれかに記載の化粧料において、(b)がメチルフェニルシリコーンであることを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の化粧料において、(e)色材を含むことを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の化粧料において、(a)に固形油もしくは半固形油を含むことを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項6に記載の化粧料において、(a)に半固形油を含むことを特徴とする唇用固形化粧料。
- 請求項1〜7のいずれかに記載の化粧料において、化粧料全量中(c)を4〜12質量%、(d)を0.5〜16質量%、(e)を3〜15質量%含むことを特徴とする唇用固形化粧料。
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