JP5924194B2 - マルチギャップ型回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、車両用の電動機や発電機に用いて好適なマルチギャップ型回転電機に関する。
従来技術として、特許文献1に記載されたダブルステータ型モータがある。
このダブルステータ型モータは、電磁鋼板を使用したコアシートの積層体である積層コアの内外周にそれぞれ永久磁石を装着して構成される環状のロータと、このロータの径方向内側に磁気ギャップを有して配置される内側ステータと、ロータの径方向外側に磁気ギャップを有して配置される外側ステータとを有し、ロータと内外ステータとの間で径方向に二面ギャップを形成することで高出力密度を実現している。
特開2007−282331号公報
ところで、特許文献1のモータに使用されるロータは、積層コアの両側にそれぞれアルミ製のコア押さえプレートを配置し、一方のコア押さえプレートの外側(反積層コア側)に配置される連結円盤に対し、スタッドボルトによって締結固定される。
すなわち、上記のロータは、一方のコア押さえプレートが配置される軸方向の一端側が連結円盤に締結され、他方のコア押さえプレートが配置される軸方向の他端側が開放端となる片持ち構造となっている。この片持ち構造のロータは、回転時に発生する遠心力によって積層コアの開放端側が径方向の外側へ広がり易くなる。これに対し、特許文献1のロータは、積層コアの開放端側にアルミ製のコア押さえプレートを配置しているが、ヤング率(縦弾性係数)の小さいアルミ材では、開放端側の広がりを十分に抑えることが出来ない。
また、積層コアの両側に配置されるコア押さえプレートがアルミ製であるため、スタッドボルトによる軸方向の締結力(押圧力)が積層コアに対して十分に働かず、積層面間の摩擦力による保持力が弱くなる。このため、ロータとしての剛性が低下して、内外の永久磁石に働く遠心力を一手に受ける積層コアが高回転の遠心力には耐えられないという問題がある。なお、特許文献1の実施例には、車両のホイール内に組み込んで直接ホイールを駆動するホイールインモータの一例が記載されているが、このホイールインモータの使用回転速度は1000〜2000rpm程度である。すなわち、特許文献1に開示された従来のロータ構造では、低回転用モータに使用することは可能でも、例えば、7000rpm当たりまで使用されるエンジン直結型モータのような高回転用には採用できない。
本発明は、上記事情に基づいて成されたもので、その目的は、片持ち支持されるロータの耐遠心力強度を高めることにより、開放端側の広がりを抑制できるマルチギャップ型回転電機を提供することにある。
(請求項1の発明)
本発明のマルチギャップ型回転電機は、軸方向の一端側がロータアームに片持ち支持され、且つ、ロータアームを介して回転軸に連結される円環状のロータと、このロータの径方向外側に磁気ギャップを有して配置される外側ステータと、ロータの径方向内側に磁気ギャップを有して配置される内側ステータとを有し、ロータは、軟磁性材から成る複数枚のコアシート構成されるロータコアと、このロータコアの軸方向の他端側端面に隣接して配置され、且つ、外側ステータおよび内側ステータとの間でロータコアと協働して磁束の授受を行う端面コアとを有し、ロータアームに結合部材によって結合される。
ロータコアは、径方向の内周面および外周面に突極構造を持つ複数のセグメントを有し、
この複数のセグメントが径方向の内外に設けられる内側ブリッジと外側ブリッジとによって環状に連結される。
端面コアは、セグメントの周方向位置に対応して周方向に間隔を空けて配置される複数の端面セグメントと、周方向に隣り合う端面セグメント同士の間に非磁性部を形成して端面セグメント同士を連結するセグメント連結部とを有し、端面セグメントは、電磁鋼板で形成された複数枚のセグメント片構成され、セグメント連結部は、ステンレス鋼板で形成された複数枚のセグメント連結片構成されることを特徴とする。
本発明の端面コアは、端面セグメントに使用される電磁鋼板と、セグメント連結部に使用されるステンレス鋼板とで形成されるため、特許文献1に記載されたアルミ製のコア押さえプレートと比較してヤング率が大きくなる。このため、ロータの回転時に発生する遠心力によって端面コアが容易に弾性変形することはない、言い換えると、端面コアが遠心力によって径方向の外側へ変形することはないので、ロータの開放端側が径方向の外側へ広がることを抑制でき、ロータの耐遠心力強度を向上できる。また、端面コアのヤング率が大きいので、端面コアとロータアームとの間でロータコアに働く結合部材の締結力(軸方向の押圧力)が低下することはない。これにより、結合部材の締結力によって複数枚のコアシート表面間に十分な摩擦力が働くため、内側ブリッジと外側ブリッジとで繋がれている剛性の低いコアシートでも外径側へ飛び出すことはない。
さらに、本発明の端面コアは、周方向にロータコアのセグメントに対応して配置される端面セグメントと、周方向に隣り合う端面セグメント間に非磁性部を形成して端面セグメント同士を連結するセグメント連結部を設けているので、耐遠心力強度を高める補強材としての役目を果たすだけでなく、外側ステータおよび内側ステータとの間でロータコアと協働して磁束の授受を行うことができる。その結果、アルミ製のコア押さえプレートを使用する特許文献1の従来技術と比較して、より高出力化を図ることができる。
(請求項10の発明)
請求項1〜9に記載した何れか一つのマルチギャップ型回転電機の製造方法であって、端面セグメントは、複数枚のセグメント片を積層して構成され、セグメント連結部は、複数枚のセグメント連結片を積層して構成され、端面セグメントとセグメント連結部との当接面が電子ビーム溶接により接合されることを特徴とする。
本発明の端面コアは、端面セグメントとセグメント連結部との当接面が電子ビーム溶接により接合されるので、例えば、レーザ溶接と比較しても、接合部断面の溶融幅を狭く(例えば、0.5〜0.7mm)できる。これにより、軟磁性部を形成する端面セグメントと非磁性部を形成するセグメント連結部との境界を明確にできる、言い換えると、軟磁性部と非磁性部とが溶融した曖昧な部分を極めて狭く形成できるので、端面コアの磁路を設計値通りに作り込むことが可能であり、特性低下を抑制できる。
また、電子ビーム溶接による加工は、エネルギー密度が他の溶接方法と比べて非常に高いため、高速溶接(短時間での溶接)が可能である。その結果、溶接による熱影響が非常に少なく、溶接後に発生する熱ひずみを最小限に抑えることができる。特に、本発明の端面コアは、端面セグメントとセグメント連結部との接合部が周方向に複数カ所設けられるため、溶接後の熱ひずみが大きい溶接方法では、周方向の一部で端面セグメントとセグメント連結部との間に隙間が生じて接合不良を招く、あるいは接合不能となる恐れがある。これに対し、電子ビーム溶接を採用することにより、熱ひずみを小さくできるので、接合不良あるいは接合不能を防止でき、全ての接合カ所を良好に接合できる。その結果、精度の高い端面コアを製造できるので、端面コアに形成される結合孔の位置ずれ(ロータコアに形成される結合孔に対する位置ずれ)を防止できる。
本発明のマルチギャップ型回転電機を適用したモータの縦断面図である。 実施例1に係るロータの断面図である。 実施例1に係るロータの斜視図である。 実施例1に係る積層コアの平面図である。 実施例1に係る端面コアの平面図である。 実施例1に係るセグメント片の平面図である。 実施例1に係るセグメント連結片の平面図である。 図5に示す端面コアの一部(A部)を示す拡大図である。 図8に示す端面コアの断面図である。 実施例2に係るロータの断面図である。 実施例2に係るロータの斜視図である。 実施例2に係る中間リング板の平面図である。 実施例3に係るモータの縦断面図である。 実施例3に係る端面コアの平面図である。 (a)実施例3に係る厚板セグメント片の平面図、(b)同断面図である。 (a)実施例3に係る薄板セグメント片の平面図、(b)同断面図である。 図14に示す端面コアの一部(B部)を示す拡大図である。 図17に示す端面コアの断面図である。 実施例4に係るロータの一部を示す斜視図である。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1では、本発明のマルチギャップ型回転電機を、ハイブリッド自動車のエンジンと変速機との間に配設されるエンジン直結型モータに適用した一例を説明する。
モータ1は、図1に示す様に、軸方向(図示左右方向)の一端側がロータアーム2に片持ち支持される円環状のロータ3と、このロータ3の径方向外側に磁気ギャップを有して配置される外側ステータ4と、ロータ3の径方向内側に磁気ギャップを有して配置される内側ステータ5とを有し、例えば、エンジンフレーム6に固定されるモータハウジング7の内部に収容される。
ロータアーム2は、例えば、非磁性金属であるSUS材(ステンレス材)によって形成され、径方向の外周側にロータ3を固定するためのロータ支持部2aが設けられると共に、径方向の中央部に円筒ボス部2bを有し、この円筒ボス部2bが図示しないクラッチを介してエンジンのクランク軸に直接または間接的に連結される。
外側ステータ4は、複数の外側スロット(図示せず)を有する外側ステータコア4aと、この外側ステータコア4aに巻装される外側ステータ巻線4bとで構成される。外側スロットは、外側ステータコア4aの内周面に開口して周方向に等間隔に形成されている。外側ステータ巻線4bは、例えば、星型結線される三相コイルによって形成され、各相コイルの端部が図示しないインバータに接続される。
内側ステータ5は、複数の内側スロット(図示せず)を有する内側ステータコア5aと、この内側ステータコア5aに巻装される内側ステータ巻線5bとで構成される。内側スロットは、内側ステータコア5aの外周面に開口して周方向に等間隔に形成されている。内側ステータ巻線5bは、例えば、星型結線される三相コイルによって形成され、各相コイルの端部が図示しないインバータに接続される。なお、外側ステータ巻線4bと内側ステータ巻線5bは、例えば、図示しない内外渡り線を介して、互いの相コイル同士を直列に接続することもできる。この場合、インバータを1つに出来る。
ロータ3は、図2、図3示す様に、電磁鋼板よりプレスで打ち抜いた円環状のコアシートを積層して構成されるロータコア8と、このロータコア8の軸方向端面(反ロータ支持部側の端面)に隣接して配置される円環状の端面コア9とを有し、端面コア9とロータコア8とを軸方向に挿通するリベット10(図2参照)によってロータ支持部2aに固定されている。なお、リベット10に代えて、ボルトとナットで締結することもできる。
ロータコア8は、図4に示す様に、径方向の内周面および外周面に突極構造を持つ複数(実施例1では16個)のロータセグメント11を有し、この複数のロータセグメント11が径方向の内外に設けられる内側ブリッジ12と外側ブリッジ13とによって環状に連結されている。また、周方向に隣合うロータセグメント11同士の間には、内側ブリッジ12と外側ブリッジ13との間にセグメント間空洞部14が形成されている。
ロータセグメント11は、図4に示す様に、周方向の中央部で両端部より径方向の幅が小さく形成されている。すなわち、ロータセグメント11の内周面には、周方向の中央部に外径側へ凹む内周凹部11aが形成され、その内周凹部11aの周方向両側に内側突極11bが形成される。同様に、ロータセグメント11の外周面には、周方向の中央部に内径側へ凹む外周凹部11cが形成され、その外周凹部11cの周方向両側に外側突極11dが形成される。
また、ロータコア8には、各ロータセグメント11にそれぞれリベット10を通すための結合孔11eが軸方向に貫通して形成されている。結合孔11eは、各ロータセグメント11に2カ所ずつ形成されている。
端面コア9は、図5に示す様に、ロータコア8の各ロータセグメント11の周方向位置に対応して配置される複数(実施例1では16個)の端面セグメント15と、周方向に隣り合う端面セグメント15同士を連結する複数(実施例1では16個)のセグメント連結部16とで構成される。
端面セグメント15は、図6に示す複数枚(例えば18枚)のセグメント片15Aを積層して構成される。セグメント片15Aは、例えば、板厚=0.35mmの電磁鋼板よりプレスで打ち抜いて形成され、周方向の両側に2カ所ずつ、合計4カ所に設けられるカシメ部15aで積層方向に全体がカシメ固定される。
この端面セグメント15は、ロータコア8のロータセグメント11に対応した突極構造を有し、図8に示す様に、周方向の中央部で両端部より径方向の幅が小さく形成されている。つまり、端面セグメント15の内周側には、周方向の中央部に外径側へ凹む内周凹部15bが形成され、その内周凹部15bの両側が内側突極15cを形成し、同様に、端面セグメント15の外周側には、周方向の中央部に内径側へ凹む外周凹部15dが形成され、その外周凹部15dの両側が外側突極15eを形成している。
また、端面セグメント15には、図9に示す様に、リベット10を通すための結合孔15fが積層方向(図示上下方向)に貫通して2カ所形成されている。この結合孔15fは、ロータセグメント11に形成された結合孔11eと軸方向に連通している。なお、図9に示す端面セグメント15の積層方向において、端面セグメント15の反ロータコア側(図示上側)を表面側と呼び、その表面側と反対側を裏面側と呼ぶ時に、端面セグメント15の表面側には、リベット頭部10a(図2参照)を嵌め込むための逃がし孔15gが形成される。逃がし孔15gの内径は、リベット10の軸部を通す結合孔15fの内径より大きく形成される。また、逃がし孔15gの深さは、リベット頭部10aが端面セグメント15の表面より突き出ることがない程度の寸法に設定される。
セグメント連結部16は、図7に示す複数枚(例えば6枚)のセグメント連結片16aを積層して構成され、周方向に隣り合う端面セグメント15同士の間に非磁性部を形成している。セグメント連結片16aは、例えば、板厚=1mmのステンレス鋼板よりプレスで打ち抜いて形成され、径方向の両側に1カ所ずつ、合計2カ所に設けられるカシメ部16bで積層方向に全体がカシメ固定される。
このセグメント連結部16の径方向の幅は、端面セグメント15の径方向の最大幅を超えることはない。つまり、図6に示すセグメント片15Aの径方向の最大幅をw1、図7に示すセグメント連結片16aの径方向の幅をw2とすると、下記(1)式の関係が成立している。
w1≧w2 …………………………………(1)
上記の端面コア9は、複数の端面セグメント15がセグメント連結部16を介して円環状に配置され、周方向に当接する端面セグメント15とセグメント連結部16の当接面が電子ビーム溶接により接合されて、図5に示す一体リング板として構成される。
電子ビーム溶接は、図9に示す端面コア9の裏面側(請求項11に記載した積層方向の一端面側)から電子ビームを照射して実施される。この一体リング板として構成された端面コア9は、電子ビームの照射側である裏面側をロータコア8の軸方向端面に向けて組み付けられ、リベット10によってロータコア8と共にロータ支持部2aに固定される。具体的には、端面コア9の裏面側をロータコア8の軸方向端面に向けて組み付けた状態で、端面セグメント15に形成される結合孔15fおよびロータセグメント11に形成される結合孔11eにリベット10を挿通して、ロータ支持部2aの反ロータコア側(図2の右側)に突き出るリベット10の先端部を押し潰してカシメることにより、端面コア9とロータ支持部2aとの間にロータコア8が押圧された状態でロータ支持部2aに固定される。
次に、モータ1の作動を説明する。
実施例1では、ロータ3の磁極を形成するロータセグメント11の中心軸からロータ3の回転方向に少し離れた位置(例えば、ロータセグメント11の中心軸から60度だけ離れた位置)に電流分布の中心が位置するように、インバータにより外側ステータ巻線4bおよび内側ステータ巻線5bを励磁して回転磁界を生成する。なお、インバータは、外側ステータ4に生じる回転磁界と内側ステータ5に生じる回転磁界とがロータ3の回転方向に同期するように外側ステータ巻線4bおよび内側ステータ巻線5bを励磁する。これにより、ロータセグメント11が磁気的に電流分布の中心位置に引き込まれる、すなわち、リラクタンストルクが作用してロータ3を回転駆動する。
(実施例1の作用および効果)
実施例1に記載したモータ1は、ロータ3の開放端(反ロータ支持部側)に端面コア9を配設している。その端面コア9は、電磁鋼板を使用して形成される端面セグメント15と、ステンレス鋼板を使用して形成されるセグメント連結部16とを接合した一体リング板として構成されるので、特許文献1に記載されたアルミ製のコア押さえプレートと比較してヤング率が大きくなる。このため、ロータ3の回転時に発生する遠心力によって端面コア9が容易に弾性変形することはない。すなわち、端面コア9が遠心力によって径方向の外側へ変形することを防止できるので、ロータ3の開放端側が径方向の外側へ広がることを抑制でき、ロータ3の耐遠心力強度が向上する。
また、端面コア9のヤング率が大きいので、端面コア9とロータアーム2との間でロータコア8に働くリベット10の締結力(軸方向の押圧力)が低下することはない。つまり、ロータコア8には、積層されたコアシート表面間に十分な摩擦力が働くため、周方向に隣り合うロータセグメント11同士が内側ブリッジ12と外側ブリッジ13とで繋がれている剛性の低いコアシートでも外径側へ飛び出すことはない。
さらに、端面コア9は、ロータセグメント11に対応して配置される端面セグメント15と、周方向に隣り合う端面セグメント15間に非磁性部を形成して端面セグメント15同士を連結するセグメント連結部16を有している。すなわち、端面コア9は、耐遠心力強度を高める補強材としての役目を果たすだけではなく、外側ステータ4および内側ステータ5との間でロータコア8と協働して磁束の授受を行うことができるので、特許文献1の従来技術と比較して、より高出力化を図ることができる。
また、実施例1に記載した端面コア9は、端面セグメント15とセグメント連結部16との当接面が電子ビーム溶接により接合されるので、例えば、レーザ溶接と比較しても、接合部断面の溶融幅を狭く(例えば、0.5〜0.7mm)形成できる。これにより、軟磁性部を形成する端面セグメント15と、非磁性部を形成するセグメント連結部16との境界を明確にできる。言い換えると、軟磁性部と非磁性部とが溶融した曖昧な部分を極めて狭くできるので、端面コア9の磁路を設計値通りに作り込むことが可能であり、モータ1の特性低下を抑制できる。さらに、電子ビーム溶接による加工は、エネルギー密度が他の溶接方法と比べて非常に高いため、高速溶接(短時間での溶接)が可能である。従って、溶接による熱影響が非常に少なく、溶接後に発生する熱ひずみを最小限に抑えることができる。
特に、実施例1の端面コア9は、端面セグメント15とセグメント連結部16との接合カ所が周方向に32カ所設けられるため、溶接後の熱ひずみが大きい溶接方法では、周方向の一部で端面セグメント15とセグメント連結部16との間に隙間が生じて接合不良を招く、あるいは接合不能となる恐れがある。これに対し、電子ビーム溶接を採用することにより、溶接後の熱ひずみを小さくできるので、接合不良あるいは接合不能を防止でき、全ての接合カ所を良好に接合できる。その結果、端面コア9を精度良く製造できるので、ロータセグメント11に形成される結合孔11eに対して、端面セグメント15に形成される結合孔15fの位置ずれを無くすことができる。これにより、結合孔15fと結合孔11eとにリベット10を無理なく通すことができるので、ロータ3をリベット10によってロータ支持部2aに確実に固定することができる。
また、セグメント連結部16に使用されるステンレス鋼板の板厚、すなわち、1枚毎のセグメント連結片16aの板厚=1mmは、端面セグメント15に使用される電磁鋼板の板厚、すなわち、1枚毎のセグメント片15Aの板厚=0.35mmより厚く形成されている。実施例1の事例では、1枚のセグメント連結片16aに対し3枚のセグメント片15Aが接合される。このため、仮に、電子ビーム照射側の最下層(図9の最下層)に配置される1枚のセグメント片15Aに溶接窪みが発生して、セグメント連結片16aと良好に接合されない場合でも、最下層の1枚を除く残り2枚のセグメント片15Aがセグメント連結片16aと接合することにより、セグメント連結片16aがリベット10によって締結されなくても、セグメント連結片16aの一部を確実にセグメント片15Aに固定できる。
また、実施例1では、電子ビームの照射側である端面コア9の裏面側をロータコア8の軸方向端面に向けて組み付けるので、ロータコア8の軸方向端面と接する裏面側の表面ならし工が不要である。つまり、端面コア9の表面側には、裏面側から照射された電子ビームが通り抜けることで溶融物の突起が発生するが、電子ビームの照射側(裏面側)には、溶融物の突起発生を抑え、どちらかと言うと窪みが発生する溶接条件を設定することで、平面確保が出来る。従って、端面コア9の裏面側に対して表面ならし加工を行う必要はなく、表面ならし加工に要するコストを削減できる。
さらに、実施例1の端面コア9は、端面セグメント15の径方向の最大幅w1と、セグメント連結部16の径方向の幅w2との間に、w1≧w2の関係が成立している。この場合、外側ステータ4および内側ステータ5との間の磁気ギャップを必要以上に大きく取ることはなく、モータ1の特性低下を防ぐことができる。また、耐遠心力強度を上げるために端面コア9の積層厚みを増大した場合でも、外側ステータコア4aおよび内側ステータコア5aとの磁気回路に対して影響を与えることはなく、モータ1の特性低下を防ぐことができる。
また、端面セグメント15を構成する複数枚のセグメント片15Aは、電磁鋼板をプレスで打ち抜いて形成されるため、板厚が同じ電磁鋼板を使用する外側ステータコア4a、内側ステータコア5a、あるいは、ロータコア8のコアシートを打ち抜いた残りの端材部分を用いて生産することが可能である。これにより、端面セグメント15の製造コストを低く抑えることが可能であり、且つ、プレス加工で製作するため、作業性および加工精度とも優れた部品を生産可能にできる。
上記のように、実施例1に記載した端面コア9は、磁気回路と耐遠心力強度を合わせ持つ構造を精度良く、且つ、安価に製造できる。
以下、本発明に係る他の実施例を説明する。
なお、実施例1と同一名称の部品または同一機能を有する部品は、実施例1と同一番号を付して、重複説明は省略する。
(実施例2)
この実施例2は、図10、図11に示す様に、ロータコア8の軸方向中間部に中間リング板17を配置した一例であり、端面コア9の構成は実施例1と同じである
中間リング板17は、図12に示す様に、内外周に凹凸形状の無いリング体であり、例えば、非磁性金属であるステンレス鋼板によって形成され、端面コア9のセグメント連結部16を構成するセグメント連結片16aと同一寸法の板厚(1mm)を有している。
この中間リング板17には、リベット10を通すための結合孔17aが複数箇所に形成されるが、ロータコア8のセグメント間空洞部14(図4参照)に相当する空間部が形成されることはなく、且つ、ロータコア8のコアシートより板厚が厚いので、コアシートより高い耐遠心力強度を有している。
実施例2に示すロータ3は、耐遠心力強度が高い中間リング板17をロータコア8の軸方向中間部に挟み込んでいるので、ロータコア8の軸方向中央部が径方向の外側へ太鼓状に膨らむことを抑制できる。
また、中間リング板17は、非磁性金属(ステンレス鋼板)によって形成されるため、磁気回路として働くことはないが、中間リング板17を磁性材で形成した場合の漏れ磁束
によるトルク低下に比べて、その影響(トルク低下)は小さくできる。
さらに、ロータアーム2に片持ち支持されるロータ3は、開放端に配置される端面コア9が遠心力による広がりの影響を一番受けやすく、端面コア9とロータ支持部2aとの中間部に位置する中間リング板17はその影響が小さい。このため、中間リング板17の板厚を必要以上に厚く設定しなくても良いので、ロータコア8の軸方向中間部に非磁性金属である中間リング板17を配置しても、トルク低下の影響を小さくできる。
また、中間リング板17に板厚1mmのステンレス鋼板を使用することで、その中間リング板17を打ち抜いた残りの端材部分を利用して、端面コア9に使用されるセグメント連結片16aを生産できる。よって、セグメント連結部16の製造コストを低く抑えることが可能であり、且つ、プレス加工で製作するため、作業性および加工精度とも優れた部品を生産可能にできる。
(実施例3)
この実施例3は、図13に示す様に、ロータ3の開放端側に磁気ギャップを有して側面ステータ18を配置した一例である。
側面ステータ18は、外側ステータコア4aと内側ステータコア5aとを連結する側面ステータコア18aと、この側面ステータコア18aに巻装される側面ステータ巻線18bとで構成される。
側面ステータコア18aは、径方向の外周側が外側ステータコア4aの軸方向他端側に連接され、径方向の内周側が内側ステータコア5aの軸方向他端側に連接されて、端面コア9の軸方向端面と対向するロータ対向面を有し、このロータ対向面に側面ステータ18巻線18bを収容する側面スロット(図示せず)が形成されている。なお、側面スロットは、外側ステータコア4aに形成される外側スロットと、内側ステータコア5aに形成される内側スロットとを連通して形成される。また、側面ステータ巻線18bは、外側ステータ巻線4bおよび内側ステータ巻線5bの相コイル同士を直列に接続する三相コイルによって形成される。
端面コア9は、図14に示す様に、実施例1と同様に、端面セグメント15とセグメント連結部16とを電子ビーム溶接により円環状に接合することにより、一体リング板として構成される。但し、端面セグメント15は、図15に示す厚板セグメント片15A1と、図16に示す薄板セグメント片15A2とを積層して構成される。具体的には、図18に示す様に、端面コア9の表面側の最上層に配置される1枚の厚板セグメント片15A1と、この厚板セグメント片15A1の反側面ステータ側に配置される複数枚(例えば14枚)の薄板セグメント片15A2とを積層して構成される。
厚板セグメント片15A1は、例えば、板厚t1=1.6mmの冷間圧延鋼板(SPCC)よりプレスによって形成され、薄板セグメント片15A2は、実施例1と同じく、板厚t2=0.35mmの電磁鋼板よりプレスによって形成される。なお、厚板セグメント片15A1には、リベット頭部10a(図2参照)を嵌め込むための逃がし孔15gが形成され、薄板セグメント片15A2には、リベット10の軸部を通すための結合孔15fが形成される。
また、厚板セグメント片15A1は、図17に示す様に、内周凹部15aと外周凹部15dとの間の径方向幅(以下、磁路幅と呼ぶ)が、薄板セグメント片15A2の磁路幅より若干大きく形成されている(薄板セグメント片15A2の内周凹部15aを図中に破線で示している)。
さらに、図18に示す様に、端面セグメント15の積層厚さをd1、セグメント連結部16の積層厚さをd2とすると、下記(2)式の関係が成立している。なお、「積層厚さ」とは、請求項8に記載した「軸方向の厚さ」である。
d1≧d2 .......................................(2)
上記の構成によれば、ロータ3と外側ステータ4および内側ステータ5との間に形成される磁気ギャップに加えて、端面コア9と側面ステータ18との間に軸方向の磁気ギャップが形成される。つまり、磁気ギャップを3面に形成できるので、実施例1に記載した構成と比較してトルクアップが可能である。
また、端面コア9は、磁気ギャップを介して側面ステータ18と対向する表面側の最上層に1枚の厚板セグメント片15A1を配置し、且つ、その厚板セグメント片15A1の磁路幅が薄板セグメント片15A2の磁路幅より若干大きく形成されているので、側面ステータコア18aとの間で軸方向に行き来する磁束をスムーズに流すことができる。
さらに、実施例3の端面コア9は、端面セグメント15の積層厚さd1と、セグメント連結部16の積層厚さd2との間に、d1≧d2の関係が成立している。すなわち、図18に示す様に、表面側の最上層に配置される厚板セグメント片15A1の表面(図示上面)より、セグメント連結部16の表面が側面ステータ18側(図示上側)へ突き出ることはない。この場合、側面ステータ18との間の磁気ギャップを必要以上に大きくことはなく、モータ1の特性低下を防ぐことができる。
また、端面コア9は、表面側の最上層に配置される厚板セグメント片15A1がセグメント連結部16に接合されることで耐遠心力強度をより高めることが可能であり、ロータ3の開放端側が遠心力によって径方向の外側へ広がることを抑制できる効果が大きくなる。
(実施例4)
この実施例4は、図19に示す様に、ロータコア8のセグメント間空洞部14(図2参照)に永久磁石19を挿入した一例である。なお、図19は、永久磁石19を分かりやすく示すために、ロータコア8を省略した状態を図示している。
永久磁石19は、中間リング板17によって仕切られたセグメント間空洞部14の軸方向一端側と他端側とにそれぞれ挿入され、周方向に着磁されている。また、周方向に隣合う一方の永久磁石19と他方の永久磁石19は、周方向に対向する磁極の極性が同一となる向きに配置されている。
端面コア9は、実施例1あるいは実施例3に記載した構成を採用できる。
この実施例4に係るモータ1は、ロータコア8のセグメント間空洞部14に永久磁石19を挿入することにより、リラクタンストルクに加えてマグネットトルクを利用できるため、更なるトルクアップを図ることができる。
なお、図19は、ロータコア8の軸方向中央部に中間リング板17を配置した構成であるが、中間リング板17の無い構成(実施例1の構成)に対しても永久磁石19を使用できることは言うまでもない。
(変形例)
実施例1に記載した端面コア9は、端面セグメント15に突極構造を持たせるために、端面セグメント15の内周面および外周面に内周凹部15aおよび外周凹部15dを形成しているが、突極構造を持たない単純なリング形状とした端面コア9を採用することもできる。
本発明に係る端面コア9は、端面セグメント15とセグメント連結部16とを接合する手段として、接合部断面の溶融幅を狭くできる電子ビーム溶接を採用しているが、例えば、レーザ溶接でも、技術の進歩によって電子ビーム溶接と同程度(例えば、0.5〜0.7mm)の溶融幅で接合できるようになれば、将来的にレーザ溶接を採用することも出来る。
1 モータ(マルチギャップ型回転電機)
2 ロータアーム
3 ロータ
4 外側ステータ
5 内側ステータ
ロータコア
9 端面コア
10 リベット(結合部材)
11 ロータセグメント
11e 結合孔(貫通孔)
15 端面セグメント
15f 結合孔(貫通孔)
16 セグメント連結部

Claims (12)

  1. 軸方向の一端側がロータアーム(2)に片持ち支持され、且つ、前記ロータアーム(2)を介して回転軸に連結される円環状のロータ(3)と、
    このロータ(3)の径方向外側に磁気ギャップを有して配置される外側ステータ(4)と、
    前記ロータ(3)の径方向内側に磁気ギャップを有して配置される内側ステータ(5)とを有し、
    前記ロータ(3)は、軟磁性材から成る複数枚のコアシート構成されるロータコア(8)と、このロータコア(8)の軸方向の他端側端面に隣接して配置され、且つ、前記外側ステータ(4)および前記内側ステータ(5)との間で前記ロータコア(8)と協働して磁束の授受を行う端面コア(9)とを有し、前記ロータアーム(2)に結合部材(10)によって結合されるマルチギャップ型回転電機(1)であって、
    前記ロータコア(8)は、径方向の内周面および外周面に突極構造を持つ複数のロータセグメント(11)を有し、この複数のロータセグメント(11)が径方向の内外に設けられる内側ブリッジ(12)と外側ブリッジ(13)とによって環状に連結され、
    前記端面コア(9)は、前記ロータセグメント(11)の周方向位置に対応して周方向に間隔を空けて配置される複数の端面セグメント(15)と、周方向に隣り合う前記端面セグメント(15)同士の間に非磁性部を形成して前記端面セグメント(15)同士を連結するセグメント連結部(16)とを有し、
    前記端面セグメント(15)は、電磁鋼板で形成された複数枚のセグメント片(15A)構成され、
    前記セグメント連結部(16)は、ステンレス鋼板で形成された複数枚のセグメント連結片(16a)構成されることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  2. 請求項1に記載したマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)は、前記端面セグメント(15)の径方向の内周面および外周面に前記ロータセグメント(11)に対応した突極構造を有していることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  3. 請求項1または2に記載したマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)は、前記端面セグメント(15)の径方向の最大幅をw1、前記セグメント連結部(16)の径方向の最大幅をw2とすると、
    w1≧w2 .......................................(1)
    上記(1)式の関係が成立していることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  4. 請求項1〜3に記載した何れか一つのマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記ロータ(3)は、前記コアシートより耐遠心力強度が高い円環状の中間リング板(17)を前記ロータコア(8)の軸方向中間部に配置したことを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  5. 請求項4に記載したマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記中間リング板(17)は、前記セグメント連結片(16a)の板厚と同一寸法の板厚を有するステンレス鋼板で形成されることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  6. 請求項1〜5に記載した何れか一つのマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)は、前記セグメント片(15A)の板厚より、前記セグメント連結片(16a)の板厚の方が厚く形成されていることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  7. 請求項1〜5に記載した何れか一つのマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)と軸方向に磁気ギャップを有して対向する側面ステータ(18)を有し、
    前記端面セグメント(15)を構成する複数枚の前記セグメント片(15A)は、板厚が厚く形成される1枚の厚板セグメント片(15A1)と、この厚板セグメント片(15A1)より板厚が薄く形成される複数枚の薄板セグメント片(15A2)とを有し、
    前記端面セグメント(15)は、前記側面ステータ(18)と磁気ギャップを有して対向する側に前記厚板セグメント片(15A1)を配置し、この厚板セグメント片(15A1)の反側面ステータ側に前記複数枚の薄板セグメント片(15A2)を配置したことを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  8. 請求項7に記載したマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)は、前記端面セグメント(15)の軸方向の厚さをd1、前記セグメント連結部(16)の軸方向の厚さをd2とすると、
    d1≧d2 .......................................(2)
    上記(2)式の関係が成立していることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  9. 請求項7または8に記載したマルチギャップ型回転電機(1)において、
    前記端面コア(9)は、前記薄板セグメント片(15A2)の板厚より、前記セグメント連結片(16a)の板厚の方が厚く形成されていることを特徴とするマルチギャップ型回転電機。
  10. 請求項1〜9に記載した何れか一つのマルチギャップ型回転電機(1)の製造方法であって、
    前記端面セグメント(15)は、前記複数枚のセグメント片(15A)を積層して構成され、前記セグメント連結部(16)は、前記複数枚のセグメント連結片(16a)を積層して構成され、
    前記端面セグメント(15)と前記セグメント連結部(16)との当接面が電子ビーム溶接により接合されることを特徴とするマルチギャップ型回転電機の製造方法。
  11. 請求項10に記載したマルチギャップ型回転電機(1)の製造方法において、
    前記端面コア(9)は、積層方向の一端面側から他端面側へ電子ビームを照射して前記端面セグメント(15)と前記セグメント連結部(16)とが接合され、前記電子ビームの照射側である前記一端面側を前記ロータコア(8)の軸方向端面に向けて組み付けられることを特徴とするマルチギャップ型回転電機の製造方法。
  12. 請求項10または11に記載したマルチギャップ型回転電機(1)の製造方法において、
    前記ロータ(3)は、前記複数枚のコアシートを積層して構成され、
    前記端面コア(9)と前記ロータコア(8)とを軸方向に貫通する貫通孔(15f、11e)が形成され、
    前記ロータ(3)は、前記貫通孔(15f、11e)に挿通される結合部材(10)によって前記ロータアーム(2)に結合されることを特徴とするマルチギャップ型回転電機(1)の製造方法。
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