JP5921153B2 - 放射線発生管および放射線発生装置 - Google Patents
放射線発生管および放射線発生装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5921153B2 JP5921153B2 JP2011245793A JP2011245793A JP5921153B2 JP 5921153 B2 JP5921153 B2 JP 5921153B2 JP 2011245793 A JP2011245793 A JP 2011245793A JP 2011245793 A JP2011245793 A JP 2011245793A JP 5921153 B2 JP5921153 B2 JP 5921153B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- radiation generating
- tube
- dielectric layer
- cathode
- bonding material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/16—Vessels; Containers; Shields associated therewith
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N23/00—Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00
- G01N23/02—Investigating or analysing materials by the use of wave or particle radiation, e.g. X-rays or neutrons, not covered by groups G01N3/00 – G01N17/00, G01N21/00 or G01N22/00 by transmitting the radiation through the material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/025—X-ray tubes with structurally associated circuit elements
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J35/00—X-ray tubes
- H01J35/02—Details
- H01J35/20—Selection of substances for gas fillings; Means for obtaining or maintaining the desired pressure within the tube, e.g. by gettering
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J5/00—Details relating to vessels or to leading-in conductors common to two or more basic types of discharge tubes or lamps
- H01J5/20—Seals between parts of vessels
- H01J5/22—Vacuum-tight joints between parts of vessel
- H01J5/26—Vacuum-tight joints between parts of vessel between insulating and conductive parts of vessel
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/24—Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
- H01J9/26—Sealing together parts of vessels
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/24—Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
- H01J9/32—Sealing leading-in conductors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/24—Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
- H01J9/36—Joining connectors to internal electrode system
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/38—Exhausting, degassing, filling, or cleaning vessels
- H01J9/395—Filling vessels
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2209/00—Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
- H01J2209/18—Assembling together the component parts of the discharge tube
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2209/00—Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
- H01J2209/26—Sealing parts of the vessel to provide a vacuum enclosure
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2235/00—X-ray tubes
- H01J2235/08—Targets (anodes) and X-ray converters
- H01J2235/083—Bonding or fixing with the support or substrate
- H01J2235/084—Target-substrate interlayers or structures, e.g. to control or prevent diffusion or improve adhesion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- X-Ray Techniques (AREA)
Description
さらに、本発明の第2は、少なくとも2つの開口端を備えた絶縁管と、前記絶縁管の一方の開口端に接続された陰極と、前記絶縁管の他方の開口端に接続された陽極とを備えた外囲器と、前記陰極に接続された電子放出源と、前記陽極に接続されたターゲットとを備え、前記外囲器の内部空間が外部空間に対して負圧である放射線発生管の製造方法であって、
陰極と陽極のうちの少なくともいずれか一方と、絶縁管が備える開口端とを、導電性の接合材を介して接合する工程と、
前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方の一部と前記絶縁管の一部とを橋渡しするように誘電体層を前記接合部に被覆する工程と、
前記陰極と前記陽極と前記絶縁管と気密封止することにより内部空間を規定して外囲器を形成する工程と、
前記外囲器の内部空間を外部空間に対して相対的に負圧とする減圧工程とを備えるとともに、
前記減圧工程は、前記誘電体層を前記接合部に被覆する工程の後に行う事を特徴とする放射線発生管の製造方法である。
さらに、本発明の第3は、少なくとも二つの開口端を備えた絶縁管と、前記絶縁管の一方の開口端に接続された陰極と、前記絶縁管の他方の開口端に接続された陽極とを備えた外囲器と、前記陰極に接続された電子放出源と、前記陽極に接続されたターゲットとを備え、前記外囲器の内部空間が外部空間に対して負圧である放射線発生管において、前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方と前記絶縁管とは、導電性の接合材を介して接合されており、前記接合材を介して接合されている接合部は、誘電体層により被覆されており、前記誘電体層は、前記絶縁管の比誘電率より小さい比誘電率を有している事を特徴とする放射線発生管である。
接合材22は、陰極19と実質的に同電位に規定される。但し、微視的なスケールにおいて、導電性を有する接合材22と誘電性を有する絶縁管21と真空の内部空間12との境界は3重点となり、電界集中が発生する。一方で、実際の製造プロセスを経て製造された放射線発生管では、接合材22の表面が完全な平滑面で形成されない場合や、絶縁管21との境界が完全に平滑な環状となるように形成されない場合がある。例えば、接合材22は、接合工程において、陰極19および絶縁管21よりも軟化変形しやすい性質を備えるとともに、被接合部材に濡れる性質を有することで、被接合部材に密着して接合面を確保する材料である。接合の結果として、接合材22に局所的に生じる突起形状の変形や、局所的な濡れ広がりが生じて、接合材22の形状分布が生じる観察事実も認められた。このような接合材22の形状分布は、3重点の電界集中を一層助長する。図10(A)〜(F)の各図に示す接合部23において、誘電体層24は、いずれも、少なくとも、接合材22と絶縁管21との境界を被覆している。このように誘電体層24で、接合部23を被覆することにより、接合材22の表面や絶縁管21との境界に生じる電界集中を緩和することが可能である。また、接合部23近傍の空間におよぼす電界集中の緩和効果は、誘電体層24の比誘電率、形状、および、被覆範囲に依存する。誘電体層24の比誘電率は、絶縁管21の比誘電率より小さいことが好ましい。誘電体層24の形状としては、その層厚が100μm以上であるか、絶縁管21の側壁の壁厚の10%以上の層厚を有することにより効果的に電界集中を抑制可能である。また、層厚を、絶縁管21の側壁の壁厚の100%以下とすることにより、電界集中領域が、陰極19の電流導入端子4又は電極群に近づきすぎることが抑制され、耐圧低下を防ぐことが可能となる。誘電体層24の被覆範囲は、被覆のアライメント交差を考慮して、接合材22と絶縁管21との境界に隣接する絶縁管21の少なくとも一部の領域を連続的に被覆することが好ましい。また、接合材22の厚さ方向(陰極19と絶縁管21との間隙距離)を含めて接合部23を被覆することがより望ましい。すなわち、図10(B)より同図(C)の方が、同図(C)よりも同図(A)の方が、電界集中の緩和効果としてより好ましい形態となる。また、本発明における誘電体層24の被覆とは、図10(D)(F)に示すように、接合材22と誘電体層24とが、必ずしも密着している必要はなく、誘電体層24と接合材22との間に間隙が存在していることも、本発明の態様として含まれる。また、図3および図10(A)〜(D)、(F)に示すように、前記接合材22の前記外囲器6の内部空間12に面する側と、前記接合材22の前記外囲器6の外部空間に面する側のいずれか一方を前記誘電体層24により被覆している形態を本発明の態様として含まれる。さらには、図10(E)に示すように、前記接合材22の前記外囲器6の内部空間12に面する側と、前記接合材22の前記外囲器6の外部空間に面する側の双方を、接合材22を挟むように被覆している形態も、本発明の態様として含まれる。接合部23の環方向の電界の均一性の観点からは、図2(A)(C)に示すように、誘電体層24は環状であって、接合部23を環状に被覆している事が好ましい。
放射線発生管1は、収納容器11に収納して放射線発生装置13とする態様をとることが可能である。放射線発生管1と収納容器11との間の内部空間17には、放射線発生装置13の耐圧特性と駆動時の動作特性の安定化の観点から、絶縁性の流体(絶縁性液体18)を配置する事が好ましい。絶縁性液体18を導入することにより、放射線発生管1の陰極19と陽極20の間の絶縁性を確保した上で、放射線発生管1の動作時の放熱性を向上することが可能となる。絶縁性液体18は、電気絶縁性が高く、冷却能力の高く、熱による変質の少ないものが好ましく、例えば、シリコーン油、トランス油、フッ素系オイル等の電気絶縁油、ハイドロフルオロエーテル等のフッ素系の絶縁性液体等が使用可能である。しかしながら、絶縁性液体18を放射線発生管1の周囲に配置した場合においては、図8(A)に示すように、絶縁性液体18中に、異物31が混入したり、異物30が発生する場合があった。混入異物31の由来としては、放射線発生装置を構成する部材のうちのいずれかの一部が、動作時の発熱による変性や動作時の振動によって脱離する事や、製造時に不可避的に絶縁性液18中に混入する事が考えられる。また、発生する異物30の由来としては、放射線発生装置の動作にともなう絶縁性液体の温度上昇や電磁波吸収等によって絶縁性液体18自体が変性して固形物となることが考えられる(以下、混入異物31と発生異物30を総じて異物と称する)。
本実施例は上記実施形態で例示された構成の例であり、以下、図4および、図5を用いて詳細に説明する。図2は、本実施例の放射線発生管1の断面であり、図5は、本実施例の放射線発生管の動作特性を確認する実験装置のブロック図である。
実施例1で作成した放射線発生管1の作成工程から、誘電体層24を被覆する工程のみ行わずに、そのほかの作成工程は、実施例1と同様にして行い、図7(A)に示す放射線発生管を5個作成した。
実施例1で作成した放射線発生管1の作成工程における、陰極側の接合部23への誘電体層24を形成する工程において、絶縁管の内側からのみ誘電体層24を形成し、そのほかの作成工程は、実施例1と同様にして行い、図7(A)に示す放射線発生管を5個作成した。
本実施例においては、実施例1と同様の作成方法のうち、接合部23への誘電体層24を形成する工程において、外囲器6の外側からのみ、但し、陰極19側と、陽極20側の接合部23の双方に対して、誘電体層で被覆した事以外は、実施例1と同様にして行い、図2(A)(B)(C)に示す放射線発生管1を5個作成した。次に、図6に示すように、得られた放射線発生管1を、真鍮製の収納容器11に、駆動回路14とともに収納した。次に、実施例1と同様にして、駆動回路14と放射線発生管1とを電気的に接続した。次に、実施例1と同様にして、収納容器11の外部に設置した放電カウンタ25の誘電プローブを、駆動回路14と放射線発生管との接続配線に配置した後、収納容器11内に、比誘電率電率2.8(室温、1MHz)のシリコーン油を充填して満たした後に、真鍮製の蓋で外機器を閉じた。このようにして、出力変動測定が可能な放射線発生装置13を作成した。
実施例3で作成した放射線発生管1の作成工程から、誘電体層24を被覆する工程のみ行わずに、そのほかの作成工程は、実施例1と同様にして行い、図7(A)に示す放射線発生管を5個作成した。得られた放射線発生装置を実施例3と同様にして、収納容器11内に収納し、シリコーン油からなる絶縁性液体18を充填し、前記放射線発生管を、駆動回路14、放電カウンタ25、および、放射線強度検出器26と接続した。
3 電子放出源
6 外囲器
8 ターゲット
19 陰極
20 陽極
21 絶縁管
22 接合材
23 接合部
24 誘電体層
Claims (32)
- 少なくとも二つの開口端を備えた絶縁管と、前記絶縁管の一方の開口端に接続された陰極と、前記絶縁管の他方の開口端に接続された陽極とを備えた外囲器と、前記陰極に接続された電子放出源と、前記陽極に接続されたターゲットとを備え、前記外囲器の内部空間が外部空間に対して負圧である放射線発生管において、
前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方と前記絶縁管とは、導電性の接合材を介して接合されており、前記接合材を介して接合されている接合部は、誘電体層により被覆されており、前記誘電体層は、前記接合材の少なくとも一部と、該接合材に隣接する前記絶縁管の少なくとも一部とを被覆している事を特徴とする放射線発生管。 - 前記誘電体層は、前記絶縁管の外表面の少なくとも一部を被覆している事と特徴とする請求項1に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方の一部と前記絶縁管の一部とを橋渡しするように前記接合部を被覆している事と特徴とする請求項1または2に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記接合材を間に挟むように、前記接合材の前記外囲器の内部空間に面する側と、前記接合材の前記外囲器の外部空間に面する側を被覆している事と特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記絶縁管の比誘電率より小さい比誘電率を有している事を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、酸化珪素、酸化アルミニウム、および、窒化ボロンの中から少なくとも1つ選択された誘電体材料からなる事を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記接合部に位置する前記外囲器の壁厚の10%以上100%以下の層厚を有する事を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、前記陰極および前記陽極の融点より、低い融点を有する事を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、銀、錫、亜鉛、金の中から選ばれるいずれかの金属元素を単体金属として、もしくは合金の成分として含有する事を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、銀ろうである事を特徴とする請求項9に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、環状であり、前記接合部を環状に気密接合している事を特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、環状であり、前記接合部を環状に被覆している事を特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 請求項1乃至12のいずれか1項に記載された放射線発生管と、該放射線発生管を内部に収納する収納容器と、該収納容器と前記放射線発生管との間を占める空間に絶縁性液体とを備えたことを特徴とする放射線発生装置。
- 前記絶縁性液体は、前記誘電体層の比誘電率より小さい比誘電率を有している事を特徴とする請求項13に記載の放射線発生装置。
- 前記絶縁性液体は、シリコーン油、トランス油、フッ素系オイルである事を特徴とする請求項13または14に記載の放射線発生装置。
- 少なくとも2つの開口端を備えた絶縁管と、前記絶縁管の一方の開口端に接続された陰極と、前記絶縁管の他方の開口端に接続された陽極とを備えた外囲器と、前記陰極に接続された電子放出源と、前記陽極に接続されたターゲットとを備え、前記外囲器の内部空間が外部空間に対して負圧である放射線発生管の製造方法であって、
陰極と陽極のうちの少なくともいずれか一方と、絶縁管が備える開口端とを、導電性の接合材を介して接合する工程と、
前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方の一部と前記絶縁管の一部とを橋渡しするように誘電体層を前記接合部に被覆する工程と、
前記陰極と前記陽極と前記絶縁管と気密封止することにより内部空間を規定して外囲器を形成する工程と、
前記外囲器の内部空間を外部空間に対して相対的に負圧とする減圧工程とを備えるとともに、
前記減圧工程は、前記誘電体層を前記接合部に被覆する工程の後に行う事を特徴とする放射線発生管の製造方法。 - 前記誘電体層を被覆する工程において、前記絶縁管の管内部方向に露出している前記接合部と、前記絶縁管の管外部方向に露出している前記接合部とを、前記誘電体層により被覆することにより、前記誘電体層により前記接合部を挟むように被覆する事を特徴とする請求項16に記載の放射線発生管の製造方法。
- 少なくとも二つの開口端を備えた絶縁管と、前記絶縁管の一方の開口端に接続された陰極と、前記絶縁管の他方の開口端に接続された陽極とを備えた外囲器と、前記陰極に接続された電子放出源と、前記陽極に接続されたターゲットとを備え、前記外囲器の内部空間が外部空間に対して負圧である放射線発生管において、
前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方と前記絶縁管とは、導電性の接合材を介して接合されており、前記接合材を介して接合されている接合部は、誘電体層により被覆されており、前記誘電体層は、前記絶縁管の比誘電率より小さい比誘電率を有している事を特徴とする放射線発生管。 - 前記誘電体層は、前記接合材の少なくとも一部と、該接合材に隣接する前記絶縁管の少なくとも一部とを被覆している事を特徴とする請求項18に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記絶縁管の外表面の少なくとも一部を被覆している事と特徴とする請求項18または19に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記陰極と前記陽極のうちの少なくともいずれか一方の一部と前記絶縁管の一部とを橋渡しするように前記接合部を被覆している事と特徴とする請求項18乃至20のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記接合材を間に挟むように、前記接合材の前記外囲器の内部空間に面する側と、前記接合材の前記外囲器の外部空間に面する側を被覆している事と特徴とする請求項18乃至21のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、酸化珪素、酸化アルミニウム、および、窒化ボロンの中から少なくとも1つ選択された誘電体材料からなる事を特徴とする請求項18乃至22のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、前記接合部に位置する前記外囲器の壁厚の10%以上100%以下の層厚を有する事を特徴とする請求項18乃至23のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、前記陰極および前記陽極の融点より、低い融点を有する事を特徴とする請求項18乃至24のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、銀、錫、亜鉛、金の中から選ばれるいずれかの金属元素を単体金属として、もしくは合金の成分として含有する事を特徴とする請求項18乃至25のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、銀ろうである事を特徴とする請求項26に記載の放射線発生管。
- 前記接合材は、環状であり、前記接合部を環状に気密接合している事を特徴とする請求項18乃至27のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 前記誘電体層は、環状であり、前記接合部を環状に被覆している事を特徴とする請求項18乃至28のいずれか1項に記載の放射線発生管。
- 請求項18乃至29のいずれか1項に記載された放射線発生管と、該放射線発生管を内部に収納する収納容器と、該収納容器と前記放射線発生管との間を占める空間に絶縁性液体とを備えたことを特徴とする放射線発生装置。
- 前記絶縁性液体は、前記誘電体層の比誘電率より小さい比誘電率を有している事を特徴とする請求項30に記載の放射線発生装置。
- 前記絶縁性液体は、シリコーン油、トランス油、フッ素系オイルである事を特徴とする請求項30または31に記載の放射線発生装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011245793A JP5921153B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | 放射線発生管および放射線発生装置 |
PCT/JP2012/006845 WO2013069222A1 (en) | 2011-11-09 | 2012-10-25 | Radiation generating tube and radiation generating apparatus |
US14/356,578 US9887063B2 (en) | 2011-11-09 | 2012-10-25 | Radiation generating tube, radiation generating apparatus, radiography system and manufacturing method thereof |
US15/856,838 US10068742B2 (en) | 2011-11-09 | 2017-12-28 | Radiation generating tube, radiation generating apparatus, radiography system and manufacturing method thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011245793A JP5921153B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | 放射線発生管および放射線発生装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013101879A JP2013101879A (ja) | 2013-05-23 |
JP2013101879A5 JP2013101879A5 (ja) | 2014-12-25 |
JP5921153B2 true JP5921153B2 (ja) | 2016-05-24 |
Family
ID=47324311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011245793A Active JP5921153B2 (ja) | 2011-11-09 | 2011-11-09 | 放射線発生管および放射線発生装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US9887063B2 (ja) |
JP (1) | JP5921153B2 (ja) |
WO (1) | WO2013069222A1 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6272043B2 (ja) | 2014-01-16 | 2018-01-31 | キヤノン株式会社 | X線発生管及びこれを用いたx線発生装置、x線撮影システム |
JP6388387B2 (ja) * | 2014-08-25 | 2018-09-12 | 東芝電子管デバイス株式会社 | X線管 |
JP2016110744A (ja) * | 2014-12-03 | 2016-06-20 | 株式会社東芝 | X線管装置 |
JP6262161B2 (ja) * | 2015-01-16 | 2018-01-17 | 双葉電子工業株式会社 | X線管 |
JP6573380B2 (ja) * | 2015-07-27 | 2019-09-11 | キヤノン株式会社 | X線発生装置及びx線撮影システム |
JP6549730B2 (ja) * | 2015-12-25 | 2019-07-24 | 株式会社ニコン | 荷電粒子装置、構造物の製造方法および構造物製造システム |
US11201031B2 (en) | 2018-03-22 | 2021-12-14 | Varex Imaging Corporation | High voltage seals and structures having reduced electric fields |
EP3905301A4 (en) * | 2018-12-28 | 2022-04-06 | Canon Anelva Corporation | X-RAY TUBE, X-RAY GENERATING DEVICE AND X-RAY IMAGING DEVICE |
US11315751B2 (en) * | 2019-04-25 | 2022-04-26 | The Boeing Company | Electromagnetic X-ray control |
CN114303221A (zh) * | 2019-09-03 | 2022-04-08 | 佳能安内华股份有限公司 | X射线产生装置以及x射线摄像装置 |
JP7484032B1 (ja) | 2023-01-25 | 2024-05-15 | キヤノンアネルバ株式会社 | X線発生装置およびx線撮像装置 |
JP7486694B1 (ja) | 2023-01-25 | 2024-05-17 | キヤノンアネルバ株式会社 | X線発生装置およびx線撮像装置 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1614162C3 (de) | 1967-05-26 | 1974-08-15 | C.H.F. Mueller Gmbh, 2000 Hamburg | Röntgenstrahier mit einer Festanodenröntgenröhre, die in einer mit Isolieröl gefüllten Haube angeordnet ist |
JP2892403B2 (ja) * | 1989-11-15 | 1999-05-17 | 寛 磯部 | フラッシュx線管 |
JPH07296754A (ja) | 1994-04-27 | 1995-11-10 | Toshiba Corp | 電子管及びその製造方法 |
JP3594716B2 (ja) * | 1995-12-25 | 2004-12-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 透過型x線管 |
JP3514568B2 (ja) * | 1995-12-25 | 2004-03-31 | 浜松ホトニクス株式会社 | X線管の製造方法 |
US6108402A (en) * | 1998-01-16 | 2000-08-22 | Medtronic Ave, Inc. | Diamond vacuum housing for miniature x-ray device |
EP1868663B1 (en) * | 2005-03-23 | 2011-11-16 | Abbott Laboratories | Delivery of highly lipophilic agents via medical devices |
JP2009021032A (ja) * | 2007-07-10 | 2009-01-29 | Takasago Thermal Eng Co Ltd | X線発生管 |
JP2009245806A (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Hamamatsu Photonics Kk | X線管及びこのx線管を具備したx線発生装置 |
-
2011
- 2011-11-09 JP JP2011245793A patent/JP5921153B2/ja active Active
-
2012
- 2012-10-25 WO PCT/JP2012/006845 patent/WO2013069222A1/en active Application Filing
- 2012-10-25 US US14/356,578 patent/US9887063B2/en active Active
-
2017
- 2017-12-28 US US15/856,838 patent/US10068742B2/en active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20180158641A1 (en) | 2018-06-07 |
US10068742B2 (en) | 2018-09-04 |
US20140369467A1 (en) | 2014-12-18 |
JP2013101879A (ja) | 2013-05-23 |
WO2013069222A1 (en) | 2013-05-16 |
US9887063B2 (en) | 2018-02-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5921153B2 (ja) | 放射線発生管および放射線発生装置 | |
JP2013101879A5 (ja) | ||
US9020101B2 (en) | Target for X-ray generator, method of manufacturing the same and X-ray generator | |
US10522316B2 (en) | X-ray source | |
US9257254B2 (en) | Transmissive target, X-ray generating tube including transmissive target, X-ray generating apparatus, and radiography system | |
US9117621B2 (en) | Radiation generating tube, radiation generating unit, and radiation image taking system | |
EP2751828B1 (en) | Target structure and x-ray generating apparatus | |
JP5812700B2 (ja) | X線放出ターゲット、x線発生管およびx線発生装置 | |
US10559446B2 (en) | Vacuum closed tube and X-ray source including the same | |
US20110116603A1 (en) | Microminiature x-ray tube with triode structure using a nano emitter | |
JP2016103451A (ja) | X線発生管、x線発生装置およびx線撮影システム | |
JP6374989B2 (ja) | 荷電粒子線装置、及び荷電粒子線装置用部材の製造方法 | |
US10062539B2 (en) | Anode and x-ray generating tube, x-ray generating apparatus, and radiography system that use the anode | |
WO2012063379A1 (ja) | 電界放射装置及び携帯型非破壊検査装置 | |
US20130188774A1 (en) | Radiation target and method for producing the same | |
JP2014086147A (ja) | 放射線発生管、放射線発生ユニット及び放射線撮影システム | |
JP2016029644A (ja) | X線発生管、x線発生装置、x線撮影システム及びこれらに用いられる陽極 | |
KR102288924B1 (ko) | 원통형 엑스선 튜브 및 그 제조 방법 | |
JP2015232944A (ja) | X線管装置 | |
JP2015230754A (ja) | X線管装置 | |
US10497533B2 (en) | X-ray generating tube including electron gun, X-ray generating apparatus and radiography system | |
JP2012256443A (ja) | X線放出ターゲットおよびx線放出装置 | |
JP2014149932A (ja) | 放射線発生装置及び放射線撮影システム | |
KR102340337B1 (ko) | 초소형 원통형 엑스선 튜브 제조 방법 | |
JP2016134252A (ja) | X線管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141110 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141110 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150902 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150908 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160412 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5921153 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |