JP6388387B2 - X線管 - Google Patents

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Description

実施形態は、X線回折装置用のX線管に関する。
X線管は、電子を放出する陰極と、この陰極に対向して陰極から放出された電子の入射によってX線を放出する陽極ターゲットと、陽極ターゲットを収納し、X線を外部に放射するX線放射窓を備えた金属外囲器及び陰極とこの金属外囲器との間で絶縁を保つセラミック外囲器から構成される真空外囲器と、を備える。金属外囲器とセラミック外囲器とを真空状態で接続するために、リング状の封着金属部が金属外囲器とセラミック外囲器との間に設けられ、それぞれに接合されている。セラミック外囲器は、封着金属を接合するためにメタライズ部を備えている。このような構造を備えたX線管においては、陰極と真空外囲器との間には、数mm程度の隙間があり、実使用時には陰極と真空外囲器との間に電位差が発生される。
特開平9−306399号公報
X回折装置用のX線管において、陰極と真空外囲器との間、より詳細には、陰極とメタライズ部との間で放電が発生される。X線回折分析では、被測定試料の高精度分析を行うため、発生されるX線には、高い安定性(X線強度の変動が小さいこと)が求められる。放電が発生されると、測定中のプロファイルデータ等において、ノイズとして検出され、データの信頼性が損なわれ得る。例えば、陰極とメタライズ部の間で放電が発生した場合、セラミック外囲器のメタライズ部には、クラックなどの破損が発生する可能性がある。
本発明が解決しようとする課題は、放電によってメタライズ部に生じるセラミックの破損を抑止できるX線管を提供することである。
本実施形態に係るX線管は、高電圧の印加で電子を放出する陰極と、前記陰極に対向し、当該陰極からの電子が射突されてX線を放出する陽極ターゲットと、第1の開口部及び底部を有する有底形状に形成され、当該底部に前記陽極ターゲットが設置され、前記陽極ターゲットから放射されるX線を外部に放射するX線照射窓を備えた金属外囲器と、前記第1の開口部に当接される第2の開口部及び内部で前記陰極を保持する保持部を有するセラミック外囲器と、前記金属外囲器と前記セラミック外囲器とを真空状態に気密接合する封着金属部と、前記第1の開口部で、前記封着金属部と前記セラミック外囲器とを接合する接合部と、前記接合部を前記陰極に直接的に晒さないように、前記接合部と前記陰極との間に介在され、前記接合部と前記陰極との間の放電を阻止して前記接合部を保護する保護部と、を備える。
図1は、第1の実施形態に係るX線管の構造を概略的に示す部分断面図である。 図2は、図1に示すX線管の一部を拡大して概略的に示す部分断面図である。 図3は、図2に示される第1の実施形態の変形例に係るX線管の一部を拡大して概略的に示す部分断面図である。 図4は、第2の実施形態に係るX線管の一部を拡大して概略的に示す部分断面図である。 図5は、図4に示される第2の実施形態の変形例に係るX線管の一部を拡大して概略的に示す部分断面図である。
以下で図面を参照して実施形態について説明をする。
図1は、実施の形態に係るX線管の内部構造を概略的に示している。図1に示すように、X線管1は、電子を放出する陰極(陰極構体)10と、陰極10に対向して配置され、放出された電子が射突(衝突)してX線を放射するディスク状の陽極ターゲット20と、を具備する。陰極10および陽極ターゲット20は、真空雰囲気に密閉された筒状の真空外囲器30内に収納される。また、外部電源、例えば、高電圧プラグ(図示せず)等が陰極10に接続されて高電圧(管電圧)が陰極10および陽極ターゲット20の間に印加される。X線管1は、動作時に高温となる陽極ターゲット20を冷却するための冷却機構を備えていてもよい。
陰極10は、電子を放出する電子放出源としてのフィラメント11と、放出された電子を陽極ターゲットに向けて収束する為の集束電極12と、第1の高電圧端子13と、第2の高電圧端子14と、絶縁部材15とを有している。陰極10には、陽極ターゲット20に対して相対的に負の管電圧が印加されている。
フィラメント11は、例えば、2つの端子を有している。フィラメント11の端子は、一方の端子が導線を介して第1の高電圧端子13に電気的に接続され、もう一方の端子が導線を介して集束電極12に電気的に接続されている。さらにフィラメント11は、集束電極12を介して第2の高電圧端子14に電気的に接続されている。このフィラメント11には、電流(フィラメント電流)が供給されて加熱されてフィラメント11から電子(熱電子)が陽極ターゲット20に向けて放出される(熱電子放出)。
集束電極12は、電子が通る軌跡の周囲に配置されてフィラメント11から発散されて放出される電子を陽極ターゲット20に集束している。また、集束電極12は、第2の高電圧端子14に接続されている。フィラメント11と集束電極12とは、絶縁されている。
第1の高電圧端子13及び第2の高電圧端子14には、電源、例えば、高電圧プラグが陰極10に接続されることによって、各々に電流が供給される。このとき、第1の高電圧端子13には第1の高電圧が印加される。第1の高電圧端子13に第1の高電圧が印加されることによってフィラメント11にフィラメント電流が供給され、フィラメント11が加熱される。第2の高電圧端子14には第2の高電圧が印加される。第2の高電圧端子14に第2の高電圧が印加されることによって、集束電極12に電圧が印加される。
第1の高電圧端子13は、陰極10においてフィラメント11の反対側の端部(上端部)に設けられている。第1の高電圧端子13は、X線管1の中心軸である管軸TAを中心軸とするように略円柱型のボタン形状に形成されている。第1の高電圧端子13は、略中心軸に沿って延出する導線を保持し、この導線は、屈曲されてフィラメント11の一方の端子に接続されている。
第2の高電圧端子14は、管軸TAに対して同軸に配置された略円筒形状に形成され、第1の高電圧端子13側から陽極ターゲット20に向けて突出されるように配置され、その先端に集束電極12及びフィラメント11が設けられている。第2の高電圧端子14の基部には、プラグ状の絶縁部材15を介して第1の高電圧端子13が保持固定されている。
このプラグ状の絶縁部材15は、第1の高電圧端子13と第2の高電圧端子14とを絶縁するように第2の高電圧端子14の基部設けられた開口に装着され、また、このプラグ状の絶縁部材15の開口には、同様にプラグ状の第1の高電圧端子13が装着されている。
陽極ターゲット20は、陰極10のフィラメント11と対向して配置され、例えば銅(Cu)または、モリブデン(Mo)、タングステン(W)の材料でディスク状に形成されている。陽極ターゲット20には、陰極10に対して相対的に正の管電圧が印加され,陽極ターゲット20及び陰極10との間に電位差によって、陰極10から放出された電子は、陽極ターゲット20に向けて加速され、集束電極12によって集束され陽極ターゲット20に射突される。加速集束された電子が陽極ターゲット20に衝突することによって、陽極ターゲット20からX線が放射される。
真空外囲器30は、円筒状のセラミック外囲器31と、接合部32と、金属外囲器33と、金属外囲器33にX線を透過可能なX線照射窓34と、封着金属部35と、を有している。セラミック外囲器31は、電気的絶縁性を示すセラミックで形成され、金属外囲器33は金属部材で形成される。円筒状の金属外囲器33の開口端(第1の開口端)には、セラミック外囲器31の一方の開口端(第2の開口端)が当接されて両者が連結されている。陰極10および陽極ターゲット20を収納する真空外囲器30は、密閉され、真空外囲器30の内部は真空状態に維持されている。すなわち、真空外囲器30は陰極10および陽極ターゲット20を真空状態で保持している。
セラミック外囲器31は、管軸TAに一致する中心軸を有する筒状に形成され、その内にリング状の区画壁として支持部が形成されている。セラミック外囲器31は、両端に開口部を有し、一方の開口部が金属外囲器33に接合される。ここで、金属外囲器33が接続される側の開口端をセラミック外囲器31の接合側開口端(第2の開口端)と称する。金属外囲器33に接合されるセラミック外囲器31は、金属外囲器33と同軸に設けられ、金属外囲器33の外径よりも僅かに大きい内径を有している。セラミック外囲器31の先端部の内側には、段差部31aが形成されている。より詳細には、このセラミック外囲器31の段差部31aは、セラミック外囲器31の開口端部の内側に形成される。この段差部31aは例えば、セラミック外囲器31の開口端部を内側から外側に切削して形成される。セラミック外囲器31は、管軸TAに沿った方向に延出し、陰極10を包囲するように配置されている。陰極10と真空外囲器30の内壁との間には、数mm、例えば、5から6mmの所定間隔が空けられている。セラミック外囲器31は、内部に開口が形成されている支持部を有し、それぞれの両端開口部で開口し、支持部で区画される第1及び第2の筒状部で構成されている。また、セラミック外囲器31の支持部は、陰極10の端部が支持部開口に装着され、陰極10を支持している。より詳細には、図1に示すように、セラミック外囲器31は、セラミック外囲器31の内周縁側に位置し、管軸TAに垂直な方向に突出しているリング状支持部を有している。陰極10が金属外囲器33に向けて第2の筒状部内を延出され、第2の筒状部内を真空気密となるように陰極10(第2の高電圧端子14)がリング状支持部に気密に装着されている。また、セラミック外囲器31の第1の筒状部には、開口端側から、陰極10に高電圧を供給する高電圧プラグが装着される。
図2を参照してセラミック外囲器31と金属外囲器33との接合部分についてより詳細に説明する。図2は、セラミック外囲器31と金属外囲器33との接合構造を拡大して概略的に示す部分断面図である。セラミック外囲器31は、開口端面に塗布されているメタライズ部(接合部)32を有する。封着金属部35がろう付けによって接続されるために、メタライズ部32は、開口端面に所定の範囲で形成される。メタライズ部32は、セラミック外囲器31の段差部31a以外の開口端面に形成される。メタライズ部32は、セラミック外囲器31と封着金属35とを高気密に接合し、セラミック外囲器31の寸法の調整をするために設けられている。
金属外囲器33は、セラミック外囲器31と同様に筒状であって、底部を有するように形成され、金属外囲器33は、中心軸が略管軸TAに一致するように配置されている。また、金属外囲器33の底部には、陽極ターゲット20が装着され、金属外囲器33が陰極10、特に、フィラメント11及び集束電極12を包囲するように配置されている。金属外囲器33は、内径がわずかにセラミック外囲器31より小さく形成され、セラミック外囲器31の段差部31aに嵌合される段差が形成されている。金属外囲器33の段差部31aは、筒状部の開口端面の内側の一部がセラミック外囲器31の内面側を延在されるように形成されている。この段差は、以下の説明では、メタライズ部32を保護する機能を有することから保護部33aと称する。保護部33aは、開口端面の一部が管軸TAに沿って、セラミック外囲器31の方向に突出して形成され、保護部33aの内面は、金属外囲器33の内側面に相当している。換言すれば、陰極10と金属外囲器33の内側面との距離は一定に維持され、保護部33aは、前述の段差部31aに嵌合されるに適合する形状に形成されている。なお、保護部33aを除く、金属外囲器33の開口端面とメタライズ部32との間には、微少な間隔が空けられている。また、保護部33aは、メタライズ部32が陰極10に直接に晒らされないように両者を遮断するように設けられている。すなわち、保護部33は、陰極10に高電圧が負荷された場合に発生する放電からメタライズ部32を保護する。また、底部開口部は、有底部内面に固定された陽極ターゲット20によって塞がれて真空気密状態に維持されている。陽極ターゲット20及び底部開口部は、金属外囲器33の中心軸と同軸に配置されている。なお、この底部開口部に冷却液が流入するように構成されていてもよい。冷却液が流入するように形成されることによって、陽極ターゲット20が効率的に冷却される。
金属外囲器33は、陽極ターゲット20から放射されるX線を外部に導くためにX線窓34を有している。本実施形態では、X線窓は互いに対向するように金属外囲器33の側部に設けられている。
封着金属部35は、管軸TAを軸に回転対称に形成される。例えば、封着金属部35は、管軸TAに一致する中心軸を有する略筒状に形成される。封着金属部35は、セラミック外囲器31から金属外囲器33の外周を延在されるように配置され、封着金属部35は、その端がメタライズ部32にろう付けされ、このメタライズ部32を介してセラミック外囲器31の開口端に接合され、その内面が同様にろう付によって金属外囲器33の側部に接合されている。この封着金属部35の接合によって、セラミック外囲器31及び金属外囲器33で規定された内部空間が真空気密に保持される。封着金属部35のろう付けの際には、セラミック外囲器31の開口端面周辺でろう垂れが発生しないようにメタライズ部32に接合される。封着金属部35は、金属材料、例えば、封着金属部35は、コバール、又は鉄等で形成される。
X線管1の動作時において、陰極10に高電圧が負荷されると、陰極10から電子が射出され、集束電極12によって陽極ターゲットへ射出された電子が集束される。X線管1の動作時において、金属部材との間で放電が生じる虞があるが、放電が生じた場合、セラミック外囲器31の保護部31bは、放電がメタライズ部32にまで達することを防止し、メタライズ部32に損傷を与えるような事態を防止することができる。より詳細には、第1の実施形態においては、陰極10に対向するセラミック外囲器31の開口端面に塗布されたメタライズ部32が金属外囲器33の保護部33aによって遮蔽される。したがって、陰極10とメタライズ部32との間で発生する放電を防止することができ、その結果として、放電によるX線管の破損等が抑止される。また、陰極10と真空外囲器30との間の距離を変えることなく陰極10とメタライズ部32との放電を防止できるので、形状の変化による電界強度の影響が抑制される
なお、図3に示すように、変形実施例として、セラミック外囲器31が保護部31bを有していてもよい。この変形実施例においては、保護部31bは、セラミック外囲器31の内側の開口端面がセラミック外囲器31の内壁に沿って金属外囲器33の方向に突出した舌片状の円筒片として形成される。換言すれば、セラミック外囲器31の開口端外周に段部が形成されてセラミック外囲器31に保護部31bとしての舌片状の円筒片が設けられる。保護部31bは、陰極10とメタライズ部32とを遮断するように陰極10及びメタライズ部32の間に設置される。ここで、メタライズ部32は、封着金属部35の端部が接合可能な範囲で形成される。金属外囲器33には、開口側内周面が切除されてセラミック外囲器31側に突出する段差部33bが形成される。例えば、段差部33bは、金属外囲器33の開口端部を内側から外側に切削されて形成される。保護部31bは、セラミック外囲器の内壁に沿って段差部33bへ向かって延びるように形成される。このような構成によって保護部31bによって陰極10とメタライズ部32との間の放電を阻止することができる。
以下で図面を参照して、他の実施形態について説明する。他の形態のX線管1は、第1の実施形態のX線管1と同一の構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るX線管1では、第1の実施形態のX線管1の保護部が保護部材で置き換えられている点が異なっている。
図4は、本実施形態のセラミック外囲器31と金属外囲器33との接合構造を拡大して概略的に示す部分断面図である。本実施形態では、第1の実施形態の保護部31bが別体の保護部材36として設置されている。保護部材36は、金属外囲器33の内面に設けられた段部に固定され、この段部内面に沿ってセラミック外囲器31の段差部31aに向けて延出されている。例えば、保護部材36は、円筒状に形成される。保護部材36は、金属外囲器33の内側に接合され、陰極10にメタライズ部32が直接に晒されず、両者の間に介在されて放電を遮断するように設置される。金属外囲器33には、図4に示すように、保護部材36を接合するように内側の開口端部に段差が形成されていても良い。金属外囲器33の段差は、保護部材36の厚さに相当する高さ或いはそれ以上の高さだけ内周面が削られて形成されれば良い。保護部材36は、金属外囲器33の段差部分に嵌合され、ろう付けによって接合される。
セラミック外囲器31は、同様に開口端部の内側に段差部31aが形成されている。段差部31aは、セラミック外囲器31の内側から外側へ切削されて形成されている。セラミック外囲器31の段差部31aに、保護部材36の先端部が嵌合される。このとき、保護部材36は、セラミック外囲器31の内面に沿って段差部31aに向けて延在されるように設置されている。
この第2の実施の形態によれば、保護部材36が別体として設けられているので、保護部材36が放電によって劣化したとしても保護部材36を交換することができる。
なお、図5に示すように、保護部材36は、セラミック外囲器に設けられていてもよい。保護部材36はセラミック外囲器31の内側の開口端部に形成される段差に接合される。保護部材36は、陰極10とメタライズ部32とを遮断するように陰極10及びメタライズ部32の間に設置される。ここで、メタライズ部32は、封着金属部35の端部が接合可能な範囲で形成される。金属外囲器33は、保護部材36が突出する部分に段差部33bを有する。保護部材36はセラミック外囲器31の内壁に沿って段差部33bへ向かって延びるように設置される。このような構成によって保護部材36によって陰極10とメタライズ部32と間の放電を遮断することができる。
以上の実施形態によれば、陰極10とメタライズ部32との間の放電が防止される。
その結果、放電によるX線管の破損等が抑止され、X線管1の信頼性が向上する。
なお、この発明は、上記実施形態そのものに限定されるものでなく、その実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具現化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
10…陰極、11…フィラメント、12…フィラメント、13…第1の高電圧端子、14…第2の高電圧端子、15…絶縁部材、20…陽極ターゲット、30…真空外囲器、31…セラミック外囲器、32…メタライズ部、33…金属外囲器、34…X線照射窓、35…封着金属部

Claims (6)

  1. 高電圧の印加で電子を放出する陰極と、
    前記陰極に対向し、当該陰極からの電子が射突されてX線を放出する陽極ターゲットと、
    第1の開口部及び底部を有する有底形状に形成され、当該底部に前記陽極ターゲットが設置され、前記陽極ターゲットから放射されるX線を外部に放射するX線照射窓を備えた金属外囲器と、
    前記第1の開口部に当接される第2の開口部及び内部で前記陰極を保持する保持部を有するセラミック外囲器と、
    前記金属外囲器と前記セラミック外囲器とを真空状態に気密接合する封着金属部と、
    前記第1の開口部で、前記封着金属部と前記セラミック外囲器とを接合する接合部と、
    前記接合部を前記陰極に直接的に晒さないように、前記接合部と前記陰極との間に介在され、前記接合部と前記陰極との間の放電を阻止して前記接合部を保護する保護部と、を備えるX線管。
  2. 前記接合部は、金属膜を蒸着して形成され、
    前記保護部は、前記第2の開口部の一部が前記第1の開口部に嵌合されるように形成される、請求項1のX線管。
  3. 前記第1の開口部は、前記第2の開口部の一部が嵌合される段差を有するように形成され、前記陰極に直接的に晒さないように、前記段差が設けられる、請求項2のX線管。
  4. 前記接合部は金属膜を蒸着して形成され、
    前記保護部は、前記陰極と前記接合部とを遮断するように前記陰極と前記接合部との間に設けられた保護部材である、請求項1のX線管。
  5. 前記第1の開口部は、前記保護部材を接合するための段差を有し、
    前記保護部材が前記段差に嵌合され、接合される請求項4のX線管。
  6. 前記第2の開口部は、前記保護部材を接合するための段差を有し、
    前記保護部材が前記段差に嵌合され、接合される請求項4のX線管。
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