JP5913987B2 - 鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体 - Google Patents
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Description
特許文献1には、双方の鋼矢板の矢板継手同士を直接嵌合する構造や、矢板継手部分を接合部材によって嵌合する構造であって、その嵌合箇所を鋼矢板の深さ方向で全長、あるいは先端(下端)とする構成について記載されている。
すなわち、特許文献1のように鋼矢板同士を向かい合わせる場合には、既存の鋼矢板をそのまま適用しても矢板継手で連結することができないことから、矢板継手の切断・曲げ加工が必要になるという問題があった。
また、対向する鋼矢板同士はそれぞれの矢板継手を使用して連結しているため、その矢板継手を使用して壁体方向に沿って隣接する鋼矢板同士を嵌合することができないという欠点があり、その点で改良の余地があった。
また、鋼矢板同士を向かい合わせて打設するときには、鋼矢板の深さ方向で少なくとも一部の矢板継手を嵌合する必要があることから、継手同士の嵌合摩擦抵抗が増大することに伴う打設抵抗が大きくなるという問題があった。
また、本発明の他の目的は、鋼矢板の加工を少なくすることで、製造コストを低減することができる鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体を提供することである。
このように、鋼矢板を使用して杭基礎として機能する構造を構築することが可能となるので、例えば広い施工スペースを要する場所打ち杭の施工が困難な都市部での狭隘地の施工であっても、鋼矢板を打設する小型の機械を使用して杭基礎を施工することができる。
また、鋼矢板に特別な切断や曲げ等の加工が不要であり、既存のU形鋼矢板やハット形鋼矢板を加工せずに使用することができることから、材工料費を抑えることができる。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、向かい合わせて構成する一対の鋼矢板において、それぞれの継手間距離が同一であってもよい。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎は、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、一対の鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、対向する鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴としている。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、一対の鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、対向する鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴としている。
また、本発明の鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体によれば、向かい合う鋼矢板からなる鋼矢板杭が矢板継手によって嵌合しないので、その矢板継手を用いて鋼矢板同士を壁体方向に沿って隣接させて連結することができる。
さらに、対向する鋼矢板同士を矢板継手で嵌合しない構成であるので、従来のような矢板継手に特別な加工が不要となり、鋼矢板の加工を少なくすることで製造コストを低減することができる。
図1および図2に示すように、本実施の形態による鋼矢板杭基礎1は、鋼矢板11を用いて構成される複数(ここでは4本)の鋼矢板杭10のそれぞれの上端10a部分をコンクリート製のフーチング12(拘束部材)に埋設させて接合した構造となっている。
そのため、対向する鋼矢板11A、11B同士は、矢板継手113を嵌合せずに、双方のフランジ111同士が平行に向かい合うように配置されている。
下部接続継手20は、鋼矢板11の閉塞空間Rに設置され、向かい合う鋼矢板11A、11B間での離間を防止することができる。先行して打設される鋼矢板11A側に取り付ける第1接続継手21は後行で打設される鋼矢板11Bを案内するように、地表面から所定の深度まで設置し、後行する鋼矢板11Bに取り付ける第2接続継手22は鋼矢板11A、11B間が互いに離反するのを防止することが可能な矢板深さ方向Hの適宜な位置に設置する。このとき、向かい合う鋼矢板11A、11B同士の間では、左右両側の矢板継手113は嵌合しない。
これら第1接続継手21と第2接続継手22は、それぞれ例えば図6に示すような1本の直線鋼矢板継手を長さ方向で半分に切断(切断位置を20aとする)し、閉塞空間R内において、向かい合う鋼矢板11A、11Bのフランジ111間の距離と、切断した両継手21、22を嵌合したときの矢板高さ方向Zの長さが、同じとなるように調整して、その切断部20aを鋼矢板11のフランジ111の内面に溶接することで製作することができる。
図7に示すように、先ず、向かい合う鋼矢板11A、11Bのうち一方の鋼矢板(ここでは符号11A)を先行して所定の深度まで導枠を利用して鋼矢板11Aの鉛直性を保ちつつ打設する。次いで、打設した鋼矢板11Aの背面に当接させるようにして上下2段の第1導枠3A、3Aを設置するとともに、次に打設する他方の鋼矢板(ここでは符号11B)の背面位置に上下2段の第2導枠3B、3Bを設置する。そして。2枚の鋼矢板11A、11Bの両端の矢板継手113の位置が平面的に確実に接するように、鋼矢板11Aに対して向かい合わせるようにして鋼矢板11Bを第2導枠3Bに案内させながら地盤Gに打設する。これにより、打設した鋼矢板11A、11Bの鉛直性を確保することができる。なお、鋼矢板の打設工法は限定するものではなく、圧入工法、バイブロ工法等などのいずれの打設方法においても本技術は適用可能である。
図1及び図2に示すように、例えば鋼矢板の開口側を塞ぐために矢板幅方向Yのそれぞれの鋼矢板の継手間距離が等しい鋼矢板11A、11B同士のみで閉塞空間Rを形成して地盤Gの支持力を確保することができる。そのため、鋼矢板自体が高い剛性を保有するため、打設時において閉塞空間Rを形成する部材の変形を抑制して確実な閉塞空間Rを形成することができ、杭基礎として機能させることができる。
さらに、対向する一対の鋼矢板11A、11Bの上端11a同士がフーチング12のコンクリートによって一体的に接合されているので、鋼矢板11A、11B同士がずれたり、離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板11A、11B同士によって形成される閉塞空間Rを維持することができる。この場合、2枚の鋼矢板11A、11Bの上端が一体的に接合されているため、フーチング12から作用する上載鉛直荷重を、2枚の鋼矢板11A、11Bに確実に負担させることができる。
このように、鋼矢板11を使用して杭基礎として機能する構造を構築することが可能となるので、例えば場所打ち杭の施工が困難な施工スペースが制約される都市部での施工であっても、鋼矢板11を打設する省スペースで施工可能な小型の機械を使用して杭基礎を施工することができる。
また、鋼矢板11に特別な切断や曲げ等の加工が不要であり、本実施の形態のような既存のU形鋼矢板、あるいはハット形鋼矢板等を加工せずに使用することができることから、材工費を抑えることができる。
また、向かい合う鋼矢板11A、11Bからなる鋼矢板杭10が矢板継手113によって嵌合しないので、その矢板継手113を用いて通常の鋼矢板11同士や鋼矢板杭10同士を壁体方向に沿って隣接させて連結することができる。
さらに、対向する鋼矢板11A、11B同士を矢板継手113で嵌合しない構成であるので、従来のように矢板継手に特別な加工が不要となり、鋼矢板11の加工を少なくすることで製造コストを低減することができる。
図8に示すように、第2の実施の形態による鋼矢板杭基礎1Aは、上述した第1の実施の形態のフーチング12(図1および図2参照)に代えて、コンクリート製のキャップ13(拘束部材)によって鋼矢板杭基礎10の上端10aを埋設させて固化する構成となっている。具体的にキャップ13は、鋼矢板杭基礎10の上端10aを箱状の外周部材131で覆い、その外周部材131内にコンクリート132を充填することにより施工される。外周部材13には、引張強度に優れる鋼製もしくは炭素繊維等を用い、一対の鋼矢板が互いに離れて閉塞空間Rを維持できなくなるのを防止するようにする。なお、1つのキャップ13で拘束する鋼矢板杭基礎10の数量は、1つに限定されず、複数であってもよい。
また、図9(a)、(b)に示すように、第3の実施の形態の鋼矢板壁体Tは、複数(ここでは6本)の鋼矢板杭基礎10が壁面方向に沿って横方向(配列方向X)に配列され、隣接する鋼矢板同士(すなわち鋼矢板杭10、10同士)が矢板継手113によって連結された構成のものである。ここでは、配列方向Xで両側の鋼矢板杭10(10A、10B)が他の鋼矢板杭10(10C〜10F)よりも深い位置まで打設されている。
図11(a)に示す第1変形例による下部接続継手20Aは、ハット形鋼矢板に用いられる矢板継手を用いた構成であり、その矢板継手部分を切断した第3接続継手23と、この第3接続継手23とフランジ111との隙間に設けられる長さ調整片24とを備えた構成となっている。
また、図11(b)に示す第2変形例による下部接続継手20Bは、第1変形例において長さ調整片24を省略し、第3接続継手23を鋼矢板11のウェブ112の内面に溶接したものである。元の鋼矢板のフランジ部を含む継手部分のみを切断し、下部接続部材として使用することで、図11(a)に示す長さ調整片24を不要とし、材工費を抑制することができる。
図12(a)に示す第3変形例による下部接続継手20Cは、鋼矢板11の両側のウェブ112の内面にL形部材25を設け、向かい合う鋼矢板11A、11BのL形部材25同士が係合するように構成されている。つまり、ウェブ112の内面から矢板高さ方向Zに突出するとともに、先端に矢板幅方向Yに延びる屈折部25aが形成され、対向する鋼矢板11A、11Bの屈折部25a同士が係合し、鋼矢板11A、11B同士の離反(矢板高さ方向Zで外側に向かう移動)を規制する構成となっている。この場合、上述した第1の実施の形態、第1変形例、および第2変形例のように矢板継手を切断して使用する場合に比べて安価に製造することが可能である。
また、図12(b)に示す第4変形例による下部接続継手20Dは、一方の鋼矢板(ここでは符号11A)の両ウェブ112の内面に第3変形例のL形部材25が設けられ、他方の鋼矢板(ここでは符号11B)に両ウェブ112の内面から矢板幅方向Yに内側に延びるとともにL形部材25の屈折部25aに係合する係止片25bが設けられた構成となっている。このとき、一方の鋼矢板11のウェブ112に取り付けるL形部材25は屈折部25aの先端の矢板幅方向Yの向きが逆となるように配置する。このことで、鋼矢板11は矢板高さ方向Zだけでなく矢板幅方向Yにも拘束されるため、鋼矢板11A、11Bが矢板高さ方向Zや矢板幅方向Yにずれて、閉塞空間Rが広がってしまうのを防止することができる。L形部材25を取り付ける鋼矢板11は、先行打設側の鋼矢板であってもよいし、後行打設側の鋼矢板であってもよい。但し、下部接続継手の材料費を抑制するためには、後行打設側の鋼矢板にL形部材25を取り付ければ、係止片25bよりも断面積が大きいL形部材25の軸方向長さを必要箇所のみに限定することができるため、より好適となる。
図13(a)、(b)に示す第5変形例による下部接続継手20Eは、一方の鋼矢板(ここでは符号11A)のフランジ111にT形部材26を高さ方向に延在するように設け、他方の鋼矢板(ここでは符号11B)には、T形部材26のT型係止部26aが上方から進入可能なテーパー部27aを有する一対のテーパー部材27を設けた構成となっている。テーパー部27aは、矢板高さ方向Zでフランジ111から離れる方向に向かうにしたがって漸次上方に延びる斜面となっている。テーパー部27aの上方からT形部材26を打設していくため、テーパー部材27を取り付けるのは先行して打設する鋼矢板側とし、後行打設側の鋼矢板にT形部材26を取り付ける。
また、T形部材を一対のテーパー部材27の矢板幅方向Yの中間に配置することで、対向する鋼矢板同士が矢板幅方向Yにずれることを防止でき、またT形部材が閉塞空間R内で発生する土圧により、撓んだり捩じれたりするのを防ぐことができる。
図14に示す第6変形例による下部接続継手20Fは、U形鋼矢板の継手部を含むウェブ部を切断したもの(符号28)を用いる。鋼矢板本体をU形鋼矢板とした場合、直線鋼矢板やハット形鋼矢板等の本体鋼矢板とは異なる形状の複数種類の鋼矢板を用いずに、本体と同じU形鋼矢板だけで全ての部材を構成できるメリットがある。そのため現場や加工場での鋼矢板資材の調達が容易となる。
例えば、鋼矢板杭基礎10を打設した後に、鋼矢板11A、11Bの上部11a同士を溶接により一体化させてもよいし、あるいは下部接続継手20、20A〜20Eと同じ構成の上部接続継手を鋼矢板杭基礎10の上端の閉塞空間内に設け、対向する鋼矢板11A,11Bの上端同士を互いに連結する構成とすることも可能である。この場合、打設した鋼矢板11A、11Bの上端11aの外周部に連結手段を設ける必要がなく、とくにスペースが狭い施工条件下において効果的である。
このように、鋼矢板の大きさ組み合わせは、設計により必要となる鉛直荷重に応じて適宜選択すればよい。
10 鋼矢板杭
10a 上端
11、11A、11B 鋼矢板
12 フーチング(拘束部材)
13 キャップ(拘束部材)
20 下部接続継手
111 フランジ
112 ウェブ
113 矢板継手
H 深さ方向
R 閉塞空間
X 配列方向
Y 矢板幅方向
Z 矢板高さ方向
Claims (10)
- ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
一対の前記鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、
向かい合わせて構成する前記一対の鋼矢板において、対向する矢板の形状が異なり、矢板幅方向の継手間距離も異なる、ハット形またはZ形鋼矢板またはU形鋼矢板を組み合わせて構成されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。 - 対向する前記鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼矢板杭基礎。
- 対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼矢板杭基礎。
- ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
一対の前記鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、
対向する前記鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。 - 対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項4に記載の鋼矢板杭基礎。
- ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
一対の前記鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、
対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。 - 対向する前記鋼矢板のそれぞれの上端を埋設させて内部を充填材で固化する拘束部材が設置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の鋼矢板杭基礎。
- 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鋼矢板杭基礎を用いた鋼矢板壁体であって、
複数の前記鋼矢板杭基礎は壁面方向に沿って横方向に配列され、
隣接する前記鋼矢板同士が前記矢板継手によって連結されていることを特徴とする鋼矢板壁体。 - ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
前記鋼矢板の継手を嵌合せず、一対の前記鋼矢板は、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間が形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。 - 向かい合わせて構成する前記一対の鋼矢板において、それぞれの継手間距離が同一であることを特徴とする請求項9に記載の鋼矢板杭基礎。
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