JP5913987B2 - 鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体 - Google Patents

鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体 Download PDF

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本発明は、鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体に関する。
従来、2枚以上のU形鋼矢板同士、あるいはハット形鋼矢板同士を向かい合わせて、矢板継手を嵌合することにより閉塞断面を形成し、これを杭基礎とする鋼矢板杭基礎が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、双方の鋼矢板の矢板継手同士を直接嵌合する構造や、矢板継手部分を接合部材によって嵌合する構造であって、その嵌合箇所を鋼矢板の深さ方向で全長、あるいは先端(下端)とする構成について記載されている。
特開2010−24700号公報
しかしながら、従来の鋼矢板杭基礎では、以下のような問題があった。
すなわち、特許文献1のように鋼矢板同士を向かい合わせる場合には、既存の鋼矢板をそのまま適用しても矢板継手で連結することができないことから、矢板継手の切断・曲げ加工が必要になるという問題があった。
また、対向する鋼矢板同士はそれぞれの矢板継手を使用して連結しているため、その矢板継手を使用して壁体方向に沿って隣接する鋼矢板同士を嵌合することができないという欠点があり、その点で改良の余地があった。
また、鋼矢板同士を向かい合わせて打設するときには、鋼矢板の深さ方向で少なくとも一部の矢板継手を嵌合する必要があることから、継手同士の嵌合摩擦抵抗が増大することに伴う打設抵抗が大きくなるという問題があった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、打設時の抵抗を低減することができるうえ、鋼矢板同士を壁体方向に沿って隣接させて連結することができる鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、鋼矢板の加工を少なくすることで、製造コストを低減することができる鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、一対の鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、向かい合わせて構成する前記一対の鋼矢板において、対向する矢板の形状が異なり、矢板幅方向の継手間距離も異なる、ハット形またはZ形鋼矢板またはU形鋼矢板を組み合わせて構成されていることを特徴としている。
また、本発明に係る鋼矢板壁体では、上述した鋼矢板杭基礎を用いた鋼矢板壁体であって、複数の鋼矢板杭基礎は壁面方向に沿って横方向に配列され、隣接する鋼矢板同士が矢板継手によって連結されていることを特徴としている。
本発明では、例えば鋼矢板の開口側を塞ぐために、剛性の高い鋼矢板同士のみで閉塞空間を形成するため、打設時や供用時に鉛直力が作用した場合において閉塞空間を形成する部材の変形を抑制して確実な閉塞空間を形成することができ、地盤の支持力を確実に確保でき、杭基礎として機能させることができる。さらに、対向する一対の鋼矢板の上端同士が例えばフーチング等のコンクリートによって一体的に接合されているので、鋼矢板同士がずれたり、離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板同士によって形成される閉塞空間を維持することができる。2枚の鋼矢板の上端が一体的に接合されているため、フーチング等から作用する上載鉛直荷重を、2枚の鋼矢板に確実に負担させることができる。
そして、一対の鋼矢板同士を互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて地盤に打設するとき、鋼矢板同士が矢板継手によって嵌合しないので、地盤中に打設する際の打設抵抗を小さくすることができる。そのため、鋼矢板を打設するための打設重機の駆動力を低減することができ、使用する装置の小型化を図ることが可能となる。
このように、鋼矢板を使用して杭基礎として機能する構造を構築することが可能となるので、例えば広い施工スペースを要する場所打ち杭の施工が困難な都市部での狭隘地の施工であっても、鋼矢板を打設する小型の機械を使用して杭基礎を施工することができる。
また、対向する鋼矢板同士は矢板継手を嵌合させずに互いに近接あるいは接触するだけの状態であるので、その嵌合していない矢板継手を壁面方向に隣接する鋼矢板に嵌合させて連結することが可能となり、対向する鋼矢板からなる鋼矢板杭同士を壁面方向に沿って横方向に配列し壁体を構築することができる。
また、鋼矢板に特別な切断や曲げ等の加工が不要であり、既存のU形鋼矢板やハット形鋼矢板を加工せずに使用することができることから、材工料費を抑えることができる。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎は、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、鋼矢板の継手を嵌合せず、鋼矢板の継手を嵌合せず、一対の鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されていることを特徴としている。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、向かい合わせて構成する一対の鋼矢板において、それぞれの継手間距離が同一であってもよい。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、向かい合わせて構成する一対の鋼矢板において、対向する矢板の形状が異なり、矢板幅方向の継手間距離も異なる、ハット形またはZ形鋼矢板またはU形鋼矢板を組み合わせて構成されていてもよい。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、対向する鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていてもよい。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎は、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、一対の鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、対向する鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴としている。
本発明では、対向する鋼矢板同士の閉塞空間に設けた上部接続継手によって鋼矢板の上端同士が一体的に連結されるので、打設した鋼矢板の上端の外周部に連結手段を設ける必要がなく、とくにスペースが狭い施工条件下において効果的である。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、対向する鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることが好ましい。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、一対の鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており、対向する鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴としている。
この場合、下部接続継手によって対向する鋼矢板の下端でそれぞれの鋼矢板同士が離反するのを防止することができ、前記閉塞空間を維持することができ確実に地盤に対する支持力を確保することができる。
また、本発明に係る鋼矢板杭基礎では、対向する鋼矢板のそれぞれの上端を埋設させて内部を充填材で固化する拘束部材が設置されていることが好ましい。
この場合、地盤に打設された対向する鋼矢板の上端が内部をコンクリート、モルタル等の充填材で固化させた拘束部材によって一体化されるので、鋼矢板同士が離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板同士によって形成される閉塞空間を維持することができる。しかも、鋼矢板の上端が拘束部材内に埋設されて覆われた状態となるので、その鋼矢板上端が露出しなくなり、鋼矢板の凹凸形状を隠し上端が平坦状になるため、美観を損なうことがなくなるという利点がある。
本発明の鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体によれば、一対の鋼矢板を向かい合わせるだけであり、双方の鋼矢板同士が矢板継手による嵌合を必要としない鋼矢板杭となることから、矢板継手を嵌合させる場合に比べて打設抵抗を低減することができる。
また、本発明の鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体によれば、向かい合う鋼矢板からなる鋼矢板杭が矢板継手によって嵌合しないので、その矢板継手を用いて鋼矢板同士を壁体方向に沿って隣接させて連結することができる。
さらに、対向する鋼矢板同士を矢板継手で嵌合しない構成であるので、従来のような矢板継手に特別な加工が不要となり、鋼矢板の加工を少なくすることで製造コストを低減することができる。
本発明の第1の実施の形態による鋼矢板杭基礎の構成を示す斜視図である。 図1に示すA−A線矢視図であって、鋼矢板杭基礎の側面図である。 鋼矢板杭の構成を示す水平断面図である。 図3に示すB−B線矢視図であって、鋼矢板杭の側面図である。 鋼矢板杭の下部の水平断面図であって、下部接合継手の構成を示す図である。 図5に示す下部接合継手に用いられる直線鋼矢板継手の平面図である。 鋼矢板杭の施工方法を説明するための側面図である。 第2の実施の形態による鋼矢板杭基礎の構成を示す側断面図である。 第3の実施の形態による鋼矢板壁体の構成を示す図であって、(a)は側断面図、(b)は(a)に示すC−C線断面図である。 変形例による鋼矢板壁体の構成を示す図であって、図9(b)に対応する図である。 (a)、(b)は、変形例による下部接続継手の構成を示す水平断面図であって、図5に対応する図である。 (a)、(b)は、変形例による下部接続継手の構成を示す水平断面図であって、図5に対応する図である。 変形例による下部接続継手の構成を示す図であって、(a)は水平断面図、(b)は(a)に示すD−D線矢視図である。 変形例による下部接続継手の構成を示す水平断面図であって、図5に対応する図である。 変形例による対向する2枚の鋼矢板の構成を示す水平断面図であって、図3に対応する図である。 変形例による対向する2枚の鋼矢板の構成を示す水平断面図であって、図3に対応する図である。
以下、本発明の実施の形態による鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体について、図面に基づいて説明する。
(第1の実施の形態)
図1および図2に示すように、本実施の形態による鋼矢板杭基礎1は、鋼矢板11を用いて構成される複数(ここでは4本)の鋼矢板杭10のそれぞれの上端10a部分をコンクリート製のフーチング12(拘束部材)に埋設させて接合した構造となっている。
図3および図4に示すように、鋼矢板杭10は、一対の同形状の鋼矢板11(11A、11B)が、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて閉塞空間Rを形成しつつ図2に示す地盤Gに打設され、一対の鋼矢板11A、11Bのそれぞれの上端11a同士がフーチング12によって一体的に接合されている。なお、4本の鋼矢板杭10は、それぞれが連結されずに離れた位置に配置されている。
ここで、図1及び図2において、鋼矢板11を地盤Gに鉛直方向に打設したときの材軸方向を深さ方向Hとし、断面視で鋼矢板11のフランジ111の延在方向を矢板幅方向Yとし、同じく断面視で矢板幅方向Yに直交する方向を矢板高さ方向Zとする。
鋼矢板11は、フランジ111と、このフランジ111の両側端縁にそれぞれ一体に接続するウェブ112と、各ウェブ112の先端縁にそれぞれ設けられる矢板継手113と、から断面視で略U字形状に形成されている。一対の矢板継手113は、ウェブ112の先端縁から外方へ向けて突出しつつ矢板高さ方向Zでフランジ111側に向けてカール状に屈曲した形状となっている。
そのため、対向する鋼矢板11A、11B同士は、矢板継手113を嵌合せずに、双方のフランジ111同士が平行に向かい合うように配置されている。
図1および図2に示すように、鋼矢板杭10は、フーチング12によって対向する鋼矢板11A、11Bのそれぞれの上端11aが埋設されて固化されている。このとき、鋼矢板11の上端11aには、アンカー筋114(図2参照)を固着させておき、フーチング12のコンクリートに固定されている。これにより、鋼矢板杭10に大きな曲げモーメントが作用する場合であっても、鋼矢板11の上端とフーチング12の接合構造を強化することができるため、その曲げモーメントに合わせた構造を実現することができる。
また、図5に示すように、対向する鋼矢板11A、11Bの下端11b同士(図2参照)は、それらの閉塞空間Rに設けられた下部接続継手20によって互いに連結されている。
下部接続継手20は、鋼矢板11の閉塞空間Rに設置され、向かい合う鋼矢板11A、11B間での離間を防止することができる。先行して打設される鋼矢板11A側に取り付ける第1接続継手21は後行で打設される鋼矢板11Bを案内するように、地表面から所定の深度まで設置し、後行する鋼矢板11Bに取り付ける第2接続継手22は鋼矢板11A、11B間が互いに離反するのを防止することが可能な矢板深さ方向Hの適宜な位置に設置する。このとき、向かい合う鋼矢板11A、11B同士の間では、左右両側の矢板継手113は嵌合しない。
これら第1接続継手21と第2接続継手22は、それぞれ例えば図6に示すような1本の直線鋼矢板継手を長さ方向で半分に切断(切断位置を20aとする)し、閉塞空間R内において、向かい合う鋼矢板11A、11Bのフランジ111間の距離と、切断した両継手21、22を嵌合したときの矢板高さ方向Zの長さが、同じとなるように調整して、その切断部20aを鋼矢板11のフランジ111の内面に溶接することで製作することができる。
ここで、鋼矢板杭基礎1の施工方法について説明する。
図7に示すように、先ず、向かい合う鋼矢板11A、11Bのうち一方の鋼矢板(ここでは符号11A)を先行して所定の深度まで導枠を利用して鋼矢板11Aの鉛直性を保ちつつ打設する。次いで、打設した鋼矢板11Aの背面に当接させるようにして上下2段の第1導枠3A、3Aを設置するとともに、次に打設する他方の鋼矢板(ここでは符号11B)の背面位置に上下2段の第2導枠3B、3Bを設置する。そして。2枚の鋼矢板11A、11Bの両端の矢板継手113の位置が平面的に確実に接するように、鋼矢板11Aに対して向かい合わせるようにして鋼矢板11Bを第2導枠3Bに案内させながら地盤Gに打設する。これにより、打設した鋼矢板11A、11Bの鉛直性を確保することができる。なお、鋼矢板の打設工法は限定するものではなく、圧入工法、バイブロ工法等などのいずれの打設方法においても本技術は適用可能である。
次に、上述した鋼矢板杭基礎1の作用について図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、例えば鋼矢板の開口側を塞ぐために矢板幅方向Yのそれぞれの鋼矢板の継手間距離が等しい鋼矢板11A、11B同士のみで閉塞空間Rを形成して地盤Gの支持力を確保することができる。そのため、鋼矢板自体が高い剛性を保有するため、打設時において閉塞空間Rを形成する部材の変形を抑制して確実な閉塞空間Rを形成することができ、杭基礎として機能させることができる。
さらに、対向する一対の鋼矢板11A、11Bの上端11a同士がフーチング12のコンクリートによって一体的に接合されているので、鋼矢板11A、11B同士がずれたり、離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板11A、11B同士によって形成される閉塞空間Rを維持することができる。この場合、2枚の鋼矢板11A、11Bの上端が一体的に接合されているため、フーチング12から作用する上載鉛直荷重を、2枚の鋼矢板11A、11Bに確実に負担させることができる。
そして、一対の鋼矢板11A、11B同士を互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて地盤Gに打設するとき、鋼矢板11A、11B同士が矢板継手113によって嵌合しないので、打設時の継手間の嵌合抵抗をなくし打設抵抗を小さくすることができる。そのため、鋼矢板11を打設するための打設重機の駆動力を低減することができ、使用する装置の小型化を図ることが可能となる。
このように、鋼矢板11を使用して杭基礎として機能する構造を構築することが可能となるので、例えば場所打ち杭の施工が困難な施工スペースが制約される都市部での施工であっても、鋼矢板11を打設する省スペースで施工可能な小型の機械を使用して杭基礎を施工することができる。
また、対向する鋼矢板11A、11B同士は矢板継手113を嵌合させずに互いに近接あるいは接触するだけの状態であるので、その嵌合していない矢板継手113を嵌合させて壁面方向に隣接する鋼矢板と連結することが可能となり、対向する鋼矢板11A、11Bからなる鋼矢板杭10、10同士または通常の単独鋼矢板を壁面方向に沿って横方向に配列することができる。
また、鋼矢板11に特別な切断や曲げ等の加工が不要であり、本実施の形態のような既存のU形鋼矢板、あるいはハット形鋼矢板等を加工せずに使用することができることから、材工費を抑えることができる。
また、地盤Gに打設された対向する鋼矢板11A、11Bの上端11aがフーチング12によって一体化されるので、鋼矢板11A、11B同士が離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板11A、11B同士によって形成される閉塞空間Rを維持することができる。しかも、鋼矢板11の上端11aがフーチング12内に埋設されて覆われた状態となるので、その鋼矢板上端11aが露出しなくなり、鋼矢板11A、11Bの凹凸形状を隠し上端11aが平坦状になるため、美観を損なうことがなくなるという利点がある。
また、下部接続継手によって対向する鋼矢板11A、11Bの下端でそれぞれの鋼矢板11A、11B同士が離反するのを防止することができ、前記閉塞空間Rを維持することができ確実に地盤Gに対する支持力を確保することができる。
上述した本実施の形態による鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体では、一対の鋼矢板11A、11Bを向かい合わせるだけであり、双方の鋼矢板11A、11B同士が矢板継手113による嵌合を必要としない鋼矢板杭10となることから、矢板継手113を嵌合させる場合に比べて打設抵抗を低減することができる。
また、向かい合う鋼矢板11A、11Bからなる鋼矢板杭10が矢板継手113によって嵌合しないので、その矢板継手113を用いて通常の鋼矢板11同士や鋼矢板杭10同士を壁体方向に沿って隣接させて連結することができる。
さらに、対向する鋼矢板11A、11B同士を矢板継手113で嵌合しない構成であるので、従来のように矢板継手に特別な加工が不要となり、鋼矢板11の加工を少なくすることで製造コストを低減することができる。
次に、本発明の鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体による他の実施の形態および変形例について、添付図面に基づいて説明するが、上述の第1の実施の形態と同一又は同様な部材、部分には同一の符号を用いて説明を省略し、第1の実施の形態と異なる構成について説明する。
(第2の実施の形態)
図8に示すように、第2の実施の形態による鋼矢板杭基礎1Aは、上述した第1の実施の形態のフーチング12(図1および図2参照)に代えて、コンクリート製のキャップ13(拘束部材)によって鋼矢板杭基礎10の上端10aを埋設させて固化する構成となっている。具体的にキャップ13は、鋼矢板杭基礎10の上端10aを箱状の外周部材131で覆い、その外周部材131内にコンクリート132を充填することにより施工される。外周部材13には、引張強度に優れる鋼製もしくは炭素繊維等を用い、一対の鋼矢板が互いに離れて閉塞空間Rを維持できなくなるのを防止するようにする。なお、1つのキャップ13で拘束する鋼矢板杭基礎10の数量は、1つに限定されず、複数であってもよい。
第2の実施の形態では、上述したフーチング12(図2参照)と同様に、キャップ13によって地盤Gに打設された対向する鋼矢板11A、11Bの上端が一体化されるので、鋼矢板11A、11B同士が離反するのを防止することができ、対向する鋼矢板11A、11B同士によって形成される閉塞空間を維持することができるとともに、鋼矢板11の上端がキャップ13内に埋設されて覆われた状態となるので、その鋼矢板上端が露出しなくなるという利点がある。
(第3の実施の形態)
また、図9(a)、(b)に示すように、第3の実施の形態の鋼矢板壁体Tは、複数(ここでは6本)の鋼矢板杭基礎10が壁面方向に沿って横方向(配列方向X)に配列され、隣接する鋼矢板同士(すなわち鋼矢板杭10、10同士)が矢板継手113によって連結された構成のものである。ここでは、配列方向Xで両側の鋼矢板杭10(10A、10B)が他の鋼矢板杭10(10C〜10F)よりも深い位置まで打設されている。
また、対向する鋼矢板11A、11B同士は矢板継手113を嵌合させずに互いに近接あるいは接触した状態だけであるので、鋼矢板杭10同士を隣接させて隣り合う矢板継手10を嵌合させて連結することで、壁面方向に沿って横方向に配列させることが可能となる。さらに具体的には、本実施の形態のようにU形鋼矢板の場合には、図9(b)に示すように、配列方向Xに沿って連結される鋼矢板杭10は、対向する鋼矢板11A、11Bが配列方向Xに沿って交互に連結されている。つまり、一対の鋼矢板11A、11Bのうち一方が隣接する鋼矢板杭10に矢板継手113を介して連結され、他方は非連結状態で配置されている。
また、図10に示すように、配列方向Xで両側の位置に鋼矢板杭10A、10Bを配置し、中間の10C〜10Fの位置においては、通常の鋼矢板を適用してもよい。この場合、鋼矢板杭10A、10Bは支持層まで根入れすることで確実に支持力を発揮できるようにし、連結する上部のフーチングに建屋の柱や橋脚等の位置を一致させることで、上部からの鉛直荷重をスムーズに鋼矢板杭に伝達させることが好適である。鋼矢板杭基礎が支えるべき鉛直荷重に応じて、壁体全てを鋼矢板杭とせず、鋼矢板杭に挟まれた中間部分を通常鋼矢板とすることで、経済的な壁体を構築することが可能となる。
次に、閉塞空間R内に設置する下部接続継手は、上述した下部接続継手20の形状に限定されるものではなく、例えば図11〜図14に示す第1変形例〜第6変形例のような構成を採用することが可能である。
(第1変形例)
図11(a)に示す第1変形例による下部接続継手20Aは、ハット形鋼矢板に用いられる矢板継手を用いた構成であり、その矢板継手部分を切断した第3接続継手23と、この第3接続継手23とフランジ111との隙間に設けられる長さ調整片24とを備えた構成となっている。
(第2変形例)
また、図11(b)に示す第2変形例による下部接続継手20Bは、第1変形例において長さ調整片24を省略し、第3接続継手23を鋼矢板11のウェブ112の内面に溶接したものである。元の鋼矢板のフランジ部を含む継手部分のみを切断し、下部接続部材として使用することで、図11(a)に示す長さ調整片24を不要とし、材工費を抑制することができる。
(第3変形例)
図12(a)に示す第3変形例による下部接続継手20Cは、鋼矢板11の両側のウェブ112の内面にL形部材25を設け、向かい合う鋼矢板11A、11BのL形部材25同士が係合するように構成されている。つまり、ウェブ112の内面から矢板高さ方向Zに突出するとともに、先端に矢板幅方向Yに延びる屈折部25aが形成され、対向する鋼矢板11A、11Bの屈折部25a同士が係合し、鋼矢板11A、11B同士の離反(矢板高さ方向Zで外側に向かう移動)を規制する構成となっている。この場合、上述した第1の実施の形態、第1変形例、および第2変形例のように矢板継手を切断して使用する場合に比べて安価に製造することが可能である。
L形部材25は、それぞれの鋼矢板11A、11Bの両側のウェブ112において、屈折部25aの矢板幅方向Yの先端向きが異なる方向とし、一対の鋼矢板11A、11Bの矢板高さ方向Zに対向するウェブ112間においても、屈折部25aの矢板幅方向Yの先端の向きが異なる方向とする。このような構成とすることで、対向する鋼矢板11A、11Bは矢板高さ方向Zだけでなく矢板幅方向Yにも拘束されるため、双方の鋼矢板11A、11Bが矢板高さ方向Zや矢板幅方向Yにずれて、閉塞空間Rが広がってしまうのを防止することができる。
(第4変形例)
また、図12(b)に示す第4変形例による下部接続継手20Dは、一方の鋼矢板(ここでは符号11A)の両ウェブ112の内面に第3変形例のL形部材25が設けられ、他方の鋼矢板(ここでは符号11B)に両ウェブ112の内面から矢板幅方向Yに内側に延びるとともにL形部材25の屈折部25aに係合する係止片25bが設けられた構成となっている。このとき、一方の鋼矢板11のウェブ112に取り付けるL形部材25は屈折部25aの先端の矢板幅方向Yの向きが逆となるように配置する。このことで、鋼矢板11は矢板高さ方向Zだけでなく矢板幅方向Yにも拘束されるため、鋼矢板11A、11Bが矢板高さ方向Zや矢板幅方向Yにずれて、閉塞空間Rが広がってしまうのを防止することができる。L形部材25を取り付ける鋼矢板11は、先行打設側の鋼矢板であってもよいし、後行打設側の鋼矢板であってもよい。但し、下部接続継手の材料費を抑制するためには、後行打設側の鋼矢板にL形部材25を取り付ければ、係止片25bよりも断面積が大きいL形部材25の軸方向長さを必要箇所のみに限定することができるため、より好適となる。
(第5変形例)
図13(a)、(b)に示す第5変形例による下部接続継手20Eは、一方の鋼矢板(ここでは符号11A)のフランジ111にT形部材26を高さ方向に延在するように設け、他方の鋼矢板(ここでは符号11B)には、T形部材26のT型係止部26aが上方から進入可能なテーパー部27aを有する一対のテーパー部材27を設けた構成となっている。テーパー部27aは、矢板高さ方向Zでフランジ111から離れる方向に向かうにしたがって漸次上方に延びる斜面となっている。テーパー部27aの上方からT形部材26を打設していくため、テーパー部材27を取り付けるのは先行して打設する鋼矢板側とし、後行打設側の鋼矢板にT形部材26を取り付ける。
本第5変形例による下部接続継手20Eでは、一対のテーパー部材27のテーパー部27aのそれぞれに、T形部材26のT型係止部26aが上方から下方に向けて押し込まれ、これにより対向する鋼矢板11A、11Bが矢板高さ方向Zに互いに離反するのを防止することができる。テーパーを利用することで、後行鋼矢板が先行鋼矢板側に引き込まれ、閉塞空間Rを確実に形成し、確実な支持力を確保することができる。
また、T形部材を一対のテーパー部材27の矢板幅方向Yの中間に配置することで、対向する鋼矢板同士が矢板幅方向Yにずれることを防止でき、またT形部材が閉塞空間R内で発生する土圧により、撓んだり捩じれたりするのを防ぐことができる。
(第6変形例)
図14に示す第6変形例による下部接続継手20Fは、U形鋼矢板の継手部を含むウェブ部を切断したもの(符号28)を用いる。鋼矢板本体をU形鋼矢板とした場合、直線鋼矢板やハット形鋼矢板等の本体鋼矢板とは異なる形状の複数種類の鋼矢板を用いずに、本体と同じU形鋼矢板だけで全ての部材を構成できるメリットがある。そのため現場や加工場での鋼矢板資材の調達が容易となる。
以上、本発明による鋼矢板杭基礎および鋼矢板壁体の実施の形態について説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では鋼矢板11としてU形鋼矢板を用いているが、これに限定されず、ハット形鋼矢板、あるいはZ形鋼矢板などを用いる構成とすることも可能である。単体では閉塞断面を形成できない形状の鋼矢板であれば、いずれの鋼矢板にでも本技術は適用可能である。
また、互いに向き合う鋼矢板11A、11Bの上部11a同士を接合する拘束部材として、第1の実施の形態ではフーチング12、第2の実施の形態ではキャップ13を適用しているが、これに限定されることはない。
例えば、鋼矢板杭基礎10を打設した後に、鋼矢板11A、11Bの上部11a同士を溶接により一体化させてもよいし、あるいは下部接続継手20、20A〜20Eと同じ構成の上部接続継手を鋼矢板杭基礎10の上端の閉塞空間内に設け、対向する鋼矢板11A,11Bの上端同士を互いに連結する構成とすることも可能である。この場合、打設した鋼矢板11A、11Bの上端11aの外周部に連結手段を設ける必要がなく、とくにスペースが狭い施工条件下において効果的である。
また、上述した第1の実施の形態において、鋼矢板杭10を構成する鋼矢板としては、必ずしも同形状の鋼矢板を用いる必要はなく、矢板幅方向Yの継手間の距離が同一であれば、異なる形状の鋼矢板を組合せてもよい。より高い支持力を得るためには、より広い閉塞空間Rを形成することが好ましく、壁体として利用する鋼矢板と同じ矢板幅方向Yの継手間の距離を有し、図15に示すように、継手113からフランジ111までの矢板高さ方向Zの距離が大きくなる鋼矢板11A、11B(すなわち、図15で一方の符号11Aの鋼矢板の高さH2が他方の符号11Bの鋼矢板の高さH1より大きくなる場合)を組み合わせると好適である。この場合、対向する鋼矢板11A、11B間で、矢板幅方向Yの継手間の距離を同一にしているため、確実に閉塞空間Rを形成することができる。
また、壁体本体をハット形鋼矢板11Cで形成する場合は、必ずしも対向する鋼矢板をハット形鋼矢板にする必要はなく、図16に示すように、U形鋼矢板11Dを組み合わせてもよい。このとき、U形鋼矢板11Dの継手部をハット形鋼矢板11Cのウェブ114に沿わせて設置することで、閉塞空間Rを形成する。
このように、鋼矢板の大きさ組み合わせは、設計により必要となる鉛直荷重に応じて適宜選択すればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
1、1A、1B 鋼矢板杭基礎
10 鋼矢板杭
10a 上端
11、11A、11B 鋼矢板
12 フーチング(拘束部材)
13 キャップ(拘束部材)
20 下部接続継手
111 フランジ
112 ウェブ
113 矢板継手
H 深さ方向
R 閉塞空間
X 配列方向
Y 矢板幅方向
Z 矢板高さ方向

Claims (10)

  1. ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
    一対の前記鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており
    向かい合わせて構成する前記一対の鋼矢板において、対向する矢板の形状が異なり、矢板幅方向の継手間距離も異なる、ハット形またはZ形鋼矢板またはU形鋼矢板を組み合わせて構成されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。
  2. 対向する前記鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼矢板杭基礎。
  3. 対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼矢板杭基礎。
  4. ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
    一対の前記鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており
    対向する前記鋼矢板の上端同士は、それらの閉塞空間に設けられた上部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。
  5. 対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする請求項4に記載の鋼矢板杭基礎。
  6. ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
    一対の前記鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されており
    対向する前記鋼矢板の下端同士は、それらの閉塞空間に設けられた下部接続継手によって互いに連結されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。
  7. 対向する前記鋼矢板のそれぞれの上端を埋設させて内部を充填材で固化する拘束部材が設置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の鋼矢板杭基礎。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の鋼矢板杭基礎を用いた鋼矢板壁体であって、
    複数の前記鋼矢板杭基礎は壁面方向に沿って横方向に配列され、
    隣接する前記鋼矢板同士が前記矢板継手によって連結されていることを特徴とする鋼矢板壁体。
  9. ウェブ、フランジ、および矢板継手を有する鋼矢板を用いた鋼矢板杭基礎であって、
    前記鋼矢板の継手を嵌合せず、一対の前記鋼矢板、互いに近接あるいは接触した状態で向かい合わせて配置されることにより閉塞空間形成されてなり、この状態で地盤に打設されていて、該一対の鋼矢板のそれぞれの上端同士が一体的に接合されていることを特徴とする鋼矢板杭基礎。
  10. 向かい合わせて構成する前記一対の鋼矢板において、それぞれの継手間距離が同一であることを特徴とする請求項9に記載の鋼矢板杭基礎。
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