JP5912816B2 - 鞍乗り型車両の収納部構造 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、収納部の上面を構成する透光性蓋体を有する鞍乗り型車両の収納部構造において、収納部の内部を視認可能とし、且つ、収納部内の温度上昇を抑制できるようにすることを目的とする。
本発明によれば、遮光部を介して乗員からの収納部内の視認を可能とし、且つ、遮光部によって収納部内への太陽光の照射を低減し、収納部内の温度上昇を抑制できる。また、簡単な構造で遮光部を形成でき、収納部内の温度上昇を抑制できる。
本発明によれば、シートの乗員からの収納部内の視認性を向上させながら、遮光によって収納部内の温度上昇を抑制できる。
本発明によれば、透光性蓋体が車幅方向の一側にオフセットしている構成であっても、シートの乗員からの収納部内の視認性を確保できるとともに、収納部内の温度上昇を抑制できる。
本発明によれば、乗員の好み、姿勢及び体格等に応じて収納部内の視認性を調整することができる。
また、本発明は、前記遮光部(200,500)と前記透光性蓋体(139,339)とは、分離可能に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、遮光部を分離することで、透光性蓋体及び遮光部を簡単に清掃することができ、視認性を維持するためのメンテナンスの作業性を向上できる。
さらに、本発明は、前記ルーバー(200,500)は、前記羽根(210,510)を支持する枠体(211,511)を備え、前記透光性蓋体(139)は、中央に設けられる透光性領域部(139A)と、前記透光性領域部(139A)を囲うように前記透光性領域部(139A)の周囲に設けられる非透光性領域部(139B)とを備え、前記ルーバー(200,500)の前記枠体(211,511)は、前記非透光性領域部(139B)に上方から覆われていることを特徴とする。
また、本発明は、前記ルーバー(200)は、前記透光性蓋体(139)の内面側に固定され、前記ルーバー(200)の固定部は、前記非透光性領域部(139B)に設けられることを特徴とする。
また、簡単な構造で遮光部を形成でき、収納部内の温度上昇を抑制できる。
また、シートの乗員からの収納部内の視認性を向上させながら、遮光によって収納部内の温度上昇を抑制できる。
また、乗員の好み、姿勢及び体格等に応じて収納部内の視認性を調整することができる。
また、遮光部を分離することで、透光性蓋体及び遮光部を簡単に清掃することができ、視認性を維持するためのメンテナンスの作業性を向上できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。
自動二輪車1(鞍乗り型車両)は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレームF(図2)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジンU(ユニットスイングパワーユニット)に軸支されている。車体フレームFは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
図2に示すように、車体フレームFは、金属製のチューブやパイプを溶接によって複数連結して形成されており、メインフレーム11は、前部に設けられるヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から後下方に延出した後、略水平に後方へ延び、後部で後上方に延びる左右一対のダウンチューブ13,13と、ダウンチューブ13,13の下部から後上方へ車両後部まで延出する左右一対のシートレール14,14と、ヘッドパイプ12からダウンチューブ13,13の上方を後下方に延びてシートレール14,14に連結される左右一対のアッパーチューブ15,15とを有している。
ダウンチューブ13,13は、ヘッドパイプ12に前端が連結されて後下方へ延出する下方延出部70と、下方延出部70の下端から後方に略水平に延出する水平延出部71と、水平延出部71の後端から後上方に延出する斜め上方延出部72とを有している。
ダウンチューブ13,13の斜め上方延出部72,72の上部には、車幅方向外側に延出する左右一対のタンデムステップステー22,22が設けられている。
ヘッドパイプ12の前面には、灯火類や車体カバーC等を支持する籠状の前部フレーム24が連結されている。
また、メインフレーム11の外側方には、ダウンチューブ13,13に連結されて前後に延び、ステップフロア68を下方から支持する左右一対のステップフレーム23,23が設けられている。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線29が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ31及びシリンダヘッド32を結合して構成されている。
伝動ケースMの後端及び上記アーム部の後端とシートレール14,14との間には、左右一対のリヤサスペンション34,34が掛け渡されている。
シリンダヘッド32の下面の排気ポートに接続された排気管37は、エンジンEの下方を通って後方に延び、上記アーム部の外側面に固定されたマフラー(不図示)に接続される。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。
前傾した燃料タンク40の前部の下方の空間には、エンジンEの冷却水を冷却する板状のラジエータ41が設けられている。ラジエータ41とエンジンEとを接続する一対の冷却水パイプ42は、ラジエータ41の左側部から延出され、車両の左側(一側)のステップフレーム23(図2)の下方を後方へ延び、ダウンチューブ13の内側を通ってエンジンEに接続される。
左側の水平延出部71には、サイドスタンド47が取り付けられている。
収納ボックス44の上面は、その全長に亘って開口しており、この開口は、乗員用のシート10によって開閉自在に塞がれている。シート10は、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックス44の後方においてシートレール14,14の後部には、グラブレール48が固定されている。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の一対のタンデムステップ67は、タンデムステップステー22,22に支持されている。
図3に示すように、ヘッドパイプ12の近傍の車両の前部を覆う前部カバー130は、フロントカバー50と、上部カバー52と、上部インナーカバー53とを備えて構成されている。前部カバー130内には、収納物を収納可能な前部収納ボックス131が設けられている。前部収納ボックス131は、ヘッドパイプ12の左側に設けられる物品収納部132(収納部)と、ヘッドパイプ12の右側に設けられる物品収納部133とを有している。
上部インナーカバー53は、上下に延びる縦壁部を上部に有し、この縦壁部は、物品収納部132を塞ぐ左側リッド134と、物品収納部133を塞ぐ右側リッド135とを形成している。
上部カバー52は、フロントカバー50の上部の内縁部に沿うように枠状に形成されたメーターバイザー137と、ハンドルポスト136の周囲を覆うセンターパネル138と、センターパネル138とメーターバイザー137との間に配置されるとともに、ハンドルポスト136から左右に延びるハンドル25の延出部25A,25Aの下方に位置する左右一対の上面カバー139,140とを有している。左側の上面カバー139(透光性蓋体)の後縁は左側リッド134の上縁に連続しており、上面カバー139は物品収納部132の上面を塞ぐ上壁を構成している。また、上面カバー139は、ステアリングシャフト9の側方に配置されるとともにハンドル25の下方に設けられている。
ハンドルポスト136の後方のセンターパネル138には、車両のメインキーが差し込まれるキーシリンダー部141が設けられている。
図4〜図6に示すように、上部インナーカバー53の左上部には、シート10側へ向けて開口する略矩形の開口部142が設けられており、開口部142から物品収納部132の内部の収納空間に収納物を出し入れ可能である。開口部142は、上部インナーカバー53の上部が前方側へ一段膨出した膨出壁部143に形成されており、膨出壁部143に左側リッド134が嵌まると、上部インナーカバー53及び左側リッド134の後面が略面一になる。
ここで、本第1の実施の形態では、上方から上面カバー139を通って上部収納部145内に入る太陽光等の光を遮断する遮光部としてのルーバー200(図16)を取付け可能であるが、図1から図15では、ルーバー200を取り外した状態について説明し、ルーバー200については後述する。
上部インナーカバー53の膨出壁部143は、側面視で後上がりに傾斜しており、開口部142も後上がりに傾斜している。また、開口部142を閉じる左側リッド134も、閉じた状態では側面視で後上がりに傾斜する。
図6に示すように、左側リッド134は、完全に開かれた状態では、開口部142を塞いでいた内側面が、側面視で略水平に保持される。ここでは、完全に開かれた状態の左側リッド134の上面158を、左側リッド134の上面とする。
図7は、左側リッド134を上方から見た図である。
図4〜図7に示すように、左側リッド134は、回動軸部149と、回動軸部149の上方の上部インナーカバー53を覆う壁部151と、回動軸部149よりも右側の物品収納部133側の上部インナーカバー53を覆う延長壁部152と、開口部142を覆う蓋部153とを一体に有する板状に形成されている。
また、図3に示すように、左側リッド134には、左側リッド134が閉じられた状態で左側リッド134を外側から覆う板状のアウターカバー134Aが取り付けられている。このように、左側リッド134は、アウターカバー134Aが取り付けられて2枚合わせで構成されているため、剛性が高くなっている。図4〜図6では、アウターカバー134Aの図示は省略されている。
壁部151の上面には、上部インナーカバー53の被係合部157に係合することで左側リッド134の回動位置を規制する腕部156が形成されている。また、壁部151には、被係合部157を逃げる開口151Aが形成されている。
蓋部153の上面158には、蓋部153の縁部に沿って延びる環状の溝部153Aが形成されており、この溝部153Aは、物品収納部132の開口部142の周縁部に形成されたリブ142Bに係合する。これにより、物品収納部132の密閉性が向上する。
また、上面158には、ドリンクDを立てた状態で置くことが可能なドリンクホルダ用凹部160が形成されている。ドリンクホルダ用凹部160は、上面158に円環状の壁部159を形成し、この壁部159の内側を凹部とすることで形成されている。ドリンクホルダ用凹部160は、左側リッド134が開いた状態において、左側リッド134の後端側に設けられるとともに、左側リッド134の車幅方向の外端側に配置されている。
ここで、ドリンクDは、缶やペットボトル、及び、紙コップ等の飲料用容器である。
図4及び図8に示すように、左側リッド134の腕部156は、回動軸部149の後方で、上面158から上方に延出されている。腕部156の先端には、膨出壁部143の被係合部157に係合するフック状の係合部161が形成されている。腕部156は、回動軸部149を中心とした円弧形状となるように屈曲して形成されている。
膨出壁部143の被係合部157は、腕部156が挿通される孔部157Aと、孔部157Aの上方に形成され、後方側に凹んだ凹部157Bとを有している。左側リッド134が閉じた状態では、腕部156は孔部157Aの奥まで差し込まれており、左側リッド134が開かれる途中では腕部156は孔部157A内を移動する。左側リッド134が完全に開かれると、腕部156の係合部161は、凹部157Bに内側から係合し、左側リッド134を完全に開いた位置に位置決めする。
詳細には、プッシュオープン式の左側リッド134は一度押圧されると、ロックが解除され、自重で開方向に回動するが、突起156Aが下端部162に接触することで、回動は止まり、左側リッド134は僅かに開いた状態となる。そして、乗員等が所定の荷重を超える力で左側リッド134を開方向に回動させることで、突起156Aが下端部162を乗り越えて、左側リッド134が完全に開かれる。このように、突起156Aを設けることで、誤って左側リッド134を押圧してしまった際に、左側リッド134が一度に全開にならず途中で止まるため、左側リッド134の使い勝手が向上する。
膨出壁部143において被係合部157の下方には、左側リッド134が完全に開いた状態で当接部163の先端部163Aが当接する受け面164が形成されている。受け面164は、後上がりに傾斜している。さらに、膨出壁部143において受け面164の下方には、左側リッド134が閉じた状態で前方に突出している当接部163を避ける避け部165が形成されている。
左側リッド134が完全に開かれた状態では、当接部163の先端部163Aが受け面164に当接することで、左側リッド134の回動位置が、略水平の完全に開いた状態に保持されている。このように、当接部163及び腕部156の両方によって左側リッド134の荷重を受けるため、開状態における左側リッド134の支持剛性を向上でき、ドリンクホルダ用凹部160にドリンクDを置いた場合においても、左側リッド134を略水平の開状態に保持しておくことができる。
図9は、上部収納部145を上方から見た平面図である。図10は、図9のX−X断面図である。ここで、図9及び図10では、上面カバー139が取り外された状態が示されている。
図9及び図10に示すように、トレイ144は、略矩形の平面状の底部167(底壁)と、底部167の周縁部に立設される上面視で枠状の側壁部168と、側壁部168の上縁部から外側に延出されるフランジ部169とを有し、樹脂成形によって形成されている。トレイ144の上面は開口しており、底部167は上方に露出している。また、側壁部168の前面には、開口部142に連通する開口170が形成されており、ホルダ147は、開口170を通ってスライドされ、外側に引き出される。
図9〜図11に示すように、トレイ144には、平面状の底部167の一部を切り欠くことで、後方に開放した枠状のホルダ収納部171が形成されており、ホルダ147は、切り欠かれた部分を埋めるようにホルダ収納部171に配置される。ホルダ147は、ホルダ収納部171に配置されることで底部167の一部を構成する部材である。このように、底部167の一部を切り欠いた部分にホルダ147を設けたため、上部収納部145の内部の幅は、ホルダ147の幅よりも大きくなっている。このため、ホルダ147よりも大きなモバイル端末Pであっても上部収納部145内に収納することができる。
ここで、収納物としてのモバイル端末Pは、携帯電話やスマートフォン、または、携帯型ナビゲーション装置やPDA(Personal Digital Assistants)等の携帯型電子機器を示している。
また、底部167においてレール部167A,167Aの下方には、前後に延びるリブ172,172が形成されている。各リブ172,172の後端には、さらに下方に突出するストッパ172Aが形成されている。
ホルダ147の前端部の下面には、下方に延びる一対の柱部175が形成されており、柱部175の先端には、ホルダ147と略平行に左右へ延びる止め板176が設けられている。
ホルダ147の前端部の下面には、下方に延びる一対の柱部175が形成されており、柱部175の先端には、ホルダ147と略平行に左右へ延びる止め板176がねじ176Aによって固定されている。
ホルダ147の前端には、ホルダ収納部171の係止部167Bに係合する乗り上げ部177が形成されている。
また、ホルダ147がレール部167A,167Aに嵌まることで、ホルダ147の上面と底部167の上面とが略面一になる。
ホルダ147は、リブ172,172の下面との間に僅かに隙間をあけて設けられる止め板176とガイド部174,174との間にリブ172,172を挟むことで、ホルダ収納部171にスライド可能に位置決めされている。ホルダ147が最も後方にスライドした状態では、止め板176がストッパ172Aに当接することで、ホルダ147の位置が規制される。
上方突起178,178は、ホルダ147上に載置されたモバイル端末Pを支持する突起である。図10に示すように、ホルダ147の底部167及びホルダ147は、後方ほど下方に傾斜しているため、モバイル端末Pは、傾斜によって上方突起178,178側に寄せられ、下端部を上方突起178,178によって支持される。このように、モバイル端末Pが傾斜によって上方突起178,178側に寄せられて常に開口部142の近くに位置するため、モバイル端末Pを容易に取り出すことができる。
また、乗員は、下方突起179を手で把持して引っ張ることで、ホルダ147を容易にスライドさせることができ、操作性が良い。
また、モバイル端末Pの電源コード182(図9)を、左右一対の上方突起178,178の間に通過させ、ホルダ147と左側リッド134との間を通し、後述する電源供給口180(図12)に接続することもできる。
図12〜図14に示すように、ホルダ147の下方のメイン収納部146の上側ケース155には、車両のバッテリー(不図示)に接続された電源供給口180が設けられている。電源供給口180は、メイン収納部146内の後部の上部の壁部において、車幅方向の外側寄りに設けられ、開口部142に面するように配置されている。詳細には、メイン収納部146内の後部の上部には、開口部142側へ膨出する膨出壁部146Aが形成されており、電源供給口180は膨出壁部146Aに設けられている。このように、膨出壁部146Aに電源供給口180を設けたため、前後に長い筒状の電源供給口180を前部カバー130内で前側に出っ張らないように配置できるとともに、電源供給口180が開口部142に近くなり、電源コード182を接続し易い。
図9、図11及び図12に示すように、トレイ144の底部167には、上部収納部145とメイン収納部146とを連通させる切り欠き181が形成されている。切り欠き181は、スライド機構185を構成するレール部167A,167Aのうち、車幅方向の内側に位置する一方のレール部167Aの後端に形成されている。
本実施の形態では、上壁が透明な上面カバー139で構成された上部収納部145にモバイル端末Pを収納できるため、シート10に着座した乗員Rは、上面カバー139を通してモバイル端末Pの状態を視認できる。また、物品収納部132の開口部142を介してホルダ147をスライドさせるだけでモバイル端末Pを上部収納部145に出し入れできるため、容易にモバイル端末Pを収納できる。
さらに、上面カバー139は、ステアリングシャフト9の側方に配置されるとともにハンドル25の下方に設けられ、側面視で後方ほど下方に傾斜しているため、シート10の乗員Rから上面カバー139を視認し易い。このため、上部収納部145に収納されたモバイル端末Pを上面カバー139を介して容易に視認できる。また、乗員Rが視認し易い上部収納部145にモバイル端末Pを収納することができる。
図6及び図15に示すように、トレイ144は、物品収納部132の上側ケース155の後部の上部に連結されており、トレイ144の側壁部168は、物品収納部132の上部の側壁を構成している。トレイ144は、上側ケース155に嵌め込まれて取付けられており、メーターバイザー137や上部インナーカバー53が車体に取り付けられた状態で、トレイ144だけを着脱可能に構成されている。
すなわち、上面カバー139及びトレイ144は、車体から容易に取り外すことができる。図15に示すように、上面カバー139及びトレイ144が取り外された状態では、前部カバー130の内側の内部空間Kが外側に露出し、作業者は、内部空間K内に配置されているウインカー63のバルブ63A等の部品にアクセスすることができる。このため、前部カバー130の内側を容易にメンテナンスでき、メンテナンス性が良い。
また、トレイ144の底部167は平面状に形成されるとともに、この平面内の一部を分割してホルダ147として構成したため、ホルダ147の大きさよりも大きなモバイル端末Pをトレイ144側に出し入れできる。また、トレイ144の底部167は、側面視で、後方に行くほど下方に傾斜しており、傾斜によって開口部142側にモバイル端末Pが寄せられるため、モバイル端末Pを容易に取り出すことができる。
また、上方に延出する左右一対の上方突起178,178によってモバイル端末Pをホルダ147に支持できるとともに、ホルダ147をスライドさせる際の把持部として下方突起179を使用でき、簡単な構成でホルダ147の使い勝手を向上できる。
また、スライド機構185の一部に切り欠き181が設けられ、ホルダ147の下方の物品収納部132の電源供給口180に接続される電源コード182を、切り欠き181を通してホルダ147の上方に引き回し可能であるため、ホルダ147の下方の大きな収納空間に電源供給口180を設けて、電源供給口180への接続容易性を確保しながら、ホルダ147の上方の上部収納部145に電源コード182を引き回すことができる。
上面カバー139,140は、メーターユニット191の左右の後部からシート10側へ後下がりに傾斜して配置されている。
周縁壁部203の下端は、その全体に亘り、シール壁部202の下端のシール部204よりも下方まで延出している。これにより、周縁壁部203の下端まで流れた雨水等の水は、周縁壁部203から下方に落下し、周縁壁部203よりも高い位置にあるシール部204には到達しないため、上部収納部145の防水性を向上できる。
上面カバー139の透光性領域部139Aは、透明な樹脂により構成される第1樹脂部材であり、非透光性領域部139Bは、不透明な有色の樹脂により構成される第2樹脂部材であり、上面カバー139は、2つの異なる樹脂材料をインサート成型で一体に成形することで製造される。具体的には、第1樹脂部材である透光性領域部139Aが先に樹脂成形され、その後、内部に透光性領域部139Aが配置された鋳型内に第2樹脂部材の樹脂を注入することで、透光性領域部139Aと非透光性領域部139Bとが一体に結合された上面カバー139が製造される。すなわち、インサート成型によって、透光性領域部139Aの外縁部と非透光性領域部139Bの内縁部とが結合する。ここで、インサート成型の順番は特に限定されるものではなく、非透光性領域部139Bを先に形成し、透光性領域部139Aを後に形成しても良い。
図20及び図21に示すように、物品収納部132は、下側ケース154の上部に上側ケース155が結合され、上側ケース155の上部の開口にトレイ144が結合され、トレイ144の上部に上面カバー139が結合されて上面が閉じられることで、上下に延びる箱状に形成されている。上側ケース155の上部の開口には、この開口の縁部に沿ってシール溝155Aが形成されており、シール溝155Aには、パッキン208が嵌め込まれている。トレイ144の下縁部がパッキン208に当接した状態でシール溝155Aに係合することで、トレイ144と上側ケース155との間の防水性が確保されている。
下側ケース154の底壁132Aは、前部が最も低くなっており、この部分には、物品収納部132を下方の外側に連通させる水抜き孔209(図20)が形成されている。水抜き孔209は、物の出し入れ時等に物品収納部132に侵入した雨水等の液体を下方に排出する排出口として機能するとともに、外側から物品収納部132内に空気を導入する空気孔としても機能する。
図22に示すように、ルーバー200は、互いに間隔をあけて配置される複数の羽根210・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、羽根210・・・を支持する枠体211と、羽根210・・・の角度を変更可能な操作部212(ルーバー可変機構)を備えている。
枠体211は、羽根210・・・の並びに沿って前後に延びる左右一対の支持壁213,214と、支持壁213,214の前後の各端を車幅方向に連結する一対の連結壁215,216とを有している。左側の支持壁213は前後方向に真直ぐに延び、右側の支持壁214は、前側ほど支持壁213,214間の幅が小さくなるように傾斜して形成されている。
操作部212は、羽根210・・・の下方で支持壁213に沿って前後に延びる1枚の板であり、羽根210・・・の配置の間隔と略等しい間隔で配置される複数の連結孔212A・・・有し、各連結軸210Bは連結孔212A・・・に連結されている。すなわち、羽根210・・・は、操作部212によって一体に連結されており、操作部212が前後にスライドされると、全ての羽根210・・・が回動軸210A,210Aを中心に上下に回動し、各羽根210・・・の角度が変更されてルーバー200が開閉される。操作部212の後部には、乗員Rが操作部212を操作し易いように、下方に突出した摘まみ部217が設けられている。
また、ルーバー200は、羽根210・・・が透光性領域部139Aを介して外側から視認され、枠体211は、非透光性領域部139Bに上方から覆われることで隠れて視認されない。このため、ルーバー200の周辺の構造をシンプルに見せることができ、外観性を向上できる。
ルーバー200の角度は、羽根210・・・のスリット状の通路が完全に閉じた閉状態(不図示)と、羽根210・・・のスリット状の通路の間隔が最も大きくなる開状態(不図示)との間で連続的に調整可能である。
図23では、シート10に着座した乗員Rから上部収納部145内を見易い角度に羽根210・・・の角度を調整した状態が示されている。この状態は、上記閉状態よりも開状態側に角度が調整された中間の開状態であり、断面で見た場合、図20及び図1にその指向方向Qを矢印で示すように、羽根210・・・は、上部収納部145の後方且つ上方でシート10の上方に位置する乗員R(図1)の頭部に向かって後上がりとなる角度に調整されている。図16は、図23の状態において上部収納部145を真上から見た図であり、上記中間の開状態では真上から見ると各羽根210間のスリット状の通路は視認されない。
ルーバー200は、車幅方向の左側(一側)にオフセットして配置されているが、図17において後面視で示すように、ルーバー200は車幅方向の中央側に向けて下がるように傾斜している。これにより、ルーバー200の上面は車幅方向の中央のシート10に着座する乗員側に向くため、乗員Rから上部収納部145内を視認し易い。
図24〜図26に示すように、トレイ144の側壁部168は、底部167から上方へ立設される上側側壁部168Aと、底部167から下方へ立設される下側側壁部168Bとを有している。上側側壁部168Aの上縁部には、シール部材201を介して上面カバー139が接続され、下側側壁部168Bの下縁部には、パッキン208を介して上側ケース155が接続される。
ホルダ147は、白色の樹脂により構成されている。このように、ホルダ147の上面を白色等の集光し難い色に着色しておくことで、太陽光等によるホルダ147の加熱を低減でき、上部収納部145内の温度が上昇することを抑制できる。
図25〜図28に示すように、後側メーターバイザー137Bは、枠状部137Dを有し上面カバー139を周囲から囲うカバー支持部224と、カバー支持部224の前部から上方へ延出してメーターユニット191を前方から覆うバイザー部225とを一体に備えている。
バイザー部225がカバー支持部224から立ち上がる基端部には、上方をバイザー部225で覆われるとともに下方に開放した袋状空間Vが形成されている。トレイ144の換気口223は、袋状空間Vに対して後方側から対向して配置され、袋状空間Vの後部に連通している。
また、上面カバー139が左右非対称の箱状に形成される複雑な形状であっても、透光性領域部139Aと非透光性領域部139Bとを一体に樹脂で成形でき、上面カバー139を容易に形成できる。
また、透光性領域部139Aの下方に、上方からの光を遮断し、乗員Rからの上部収納部145内の視認を可能とするルーバー200を設けたため、ルーバー200によって太陽光を遮蔽して上部収納部145内の温度上昇を抑制しつつ、ルーバー200を介して上部収納部145内の視認性を確保できる。
また、上面カバー139は、前部カバー130の上面に設けられ、ルーバー200は、シート10の上方に向けて指向するように設けられるため、シート10の乗員Rからの上部収納部145内の視認性を向上させながら、遮光によって上部収納部145内の温度上昇を抑制できる。
また、ルーバー200と上面カバー139とは、分離可能に形成されているため、ルーバー200を分離することで、上面カバー139及びルーバー200を簡単に清掃することができ、視認性を維持するためのメンテナンスの作業性を向上できる。
また、上面カバー139は、前部カバー130の上面に設けられるとともに、側面視で後方に行くほど下方に下がるように形成されるため、シート10の乗員Rからの上部収納部145内の視認性を向上でき、換気口223は、上部収納部145の前部且つ前部カバー130内に設けられ、塵埃や雨水等が侵入し難い高い位置に位置するため、換気口223からの塵埃や雨水等の侵入を防止しながら、上部収納部145内の温度上昇を効果的に抑制できる。
さらに、上面カバー139の前方にメーターバイザー137が設けられ、メーターバイザー137内に換気口223がメーターバイザー137の袋状空間Vに対向して配置されたため、袋状空間V内の構造を利用して、換気口223に塵埃や雨水等の侵入を防止することができるとともに、メーターバイザー137側に空気を排出して上部収納部145内の温度上昇を効果的に抑制できる。
また、自動二輪車1を支持するサイドスタンド47が車幅方向の一側に設けられ、上面カバー139は車幅方向の一側に設けられ、サイドスタンド47による駐車状態において、車幅方向の他側よりも低い一側に上面カバー139が位置し、上面カバー139に太陽光が入りにくくなるため、上部収納部145内の温度上昇を抑制できる。
上記第1の実施の形態では、換気口223は、袋状空間Vに対して後方側から対向して配置され、袋状空間Vの後部に連通するものとして説明したが、図24に2点鎖線で示すように、チューブ状のダクト228によって換気口223を袋状空間Vに連通させても良い。ダクト228は、略L字状に屈曲したチューブ本体228Aと、チューブ本体228Aの一端に形成され換気口223に接続される接続口228Bと、チューブ本体228Aの他端に形成され、袋状空間V内で上方に開口する排出口228Cとを有している。このように、ダクト228によって換気口223を袋状空間Vに接続することで、空気を確実に袋状空間Vに排出できるとともに、排出口228Cが上方に開口しているため、排出口228Cからの水や塵埃の侵入を抑制できる。
また、上記第1の実施の形態では、羽根210・・・は乗員側に略対向するように、羽根210・・・の長手方向が車幅方向に延びる向きで配置されているものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、後述する第4の実施の形態のように、羽根210・・・の長手方向と直交する直線が車幅方向中央のシート10に向けて指向するようにルーバー200を設け、乗員Rから上部収納部145内を見易くしても良い。
以下、図29を参照して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、インサート成型によって、透光性領域部139Aの外縁部と非透光性領域部139Bの内縁部とが結合されるものとして説明したが、本第2の実施の形態は、透明な上面カバー339(透光性蓋体)の内側面に、非透光性の樹脂がインサート成型によって結合される点が、上記第1の実施の形態と異なる。
上面カバー339は、上記第1の実施の形態の上面カバー139に替えて設けられ、上部収納部145の上面を構成する。
図29に示すように、板状の上面カバー339は、シール部材201(図17)に当接するシール壁部302と、上面カバー339の周縁部に形成され、シール壁部302よりも外側に位置する周縁壁部303(透光性蓋体の周縁)とを有している。周縁壁部303の下端は、シール壁部302の下端とシール部材201の上面との間に形成されるシール部よりも下方まで延びている。
シール壁部302は、第2樹脂部材342をインサート成形によって第1樹脂部材341に結合する工程で形成され、第2樹脂部材342によって構成されている。また、第2樹脂部材342は、周縁壁部303の下端まで回り込んで形成されている。
このように、第1樹脂部材341の下面に、第2樹脂部材342を重ねることで、第1樹脂部材341と第2樹脂部材342との結合部の面積を大きく確保することができる。
透光性領域部339Aの内側面には、上記第1の実施の形態と同様に、ルーバー200が上面カバー339に対して分離可能に取付けられる。
以下、図30を参照して、本発明を適用した第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、ルーバー200と上面カバー139とは、分離可能に形成されているものとして説明したが、本第3の実施の形態は、ルーバー400(遮光部)が上面カバー439(透光性蓋体)に一体に設けられている点が、上記第1の実施の形態と異なる。
上面カバー439は、上記第1の実施の形態の上面カバー139に替えて設けられ、上部収納部145の上面を構成する。
図30に示すように、板状の上面カバー439は、シール部材201に当接するシール壁部402と、上面カバー439の周縁部に形成され、シール壁部402よりも外側に位置する周縁壁部403と、上方から上面カバー439を通って上部収納部145内に入る太陽光等の光を遮断するルーバー400とを有している。周縁壁部403の下端は、シール壁部402の下端とシール部材201の上面との間に形成されるシール部よりも下方まで延びている。
ルーバー400は、互いに間隔をあけて配置される複数の羽根410・・・と、複数の羽根410・・・を一体に連結する一対の支持板部411とを有している。羽根410・・・は、透光性領域部439Aの下面から前下方に向けて立設され、互いに平行且つ略同一の角度で傾斜して配置される。最前列及び最後列の羽根410A,410Bは、非透光性領域部439Bの内縁部の下面に形成される。羽根410・・・は、車幅方向に細長い板であり、長手方向の両端部が各支持板部411で連結されることで、補強されている。
このように、ルーバー400及び非透光性領域部439Bをインサート成型によって上面カバー439に一体に形成することで、ルーバー400及び非透光性領域部439Bを上面カバー439に固定するための固定部を無くすことができ、部品点数を削減することができる。
以下、図31を参照して、本発明を適用した第4の実施の形態について説明する。この第4の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、ルーバー200は、操作部212の操作によって羽根210・・・の角度を変更可能であるとともに、羽根210・・・は乗員側に略対向するように、羽根210・・・の長手方向が車幅方向に延びる向きで配置されているものとして説明したが、本第4の実施の形態は、ルーバー500(遮光部)は、羽根510・・・の角度が固定されているとともに、車幅方向の中央の乗員側に向けて羽根510・・・が傾斜して設けられる点が、上記第1の実施の形態と異なる。
図31及び図32に示すように、上面カバー139の内側面には、上方から上面カバー139を通って上部収納部145内に入る太陽光等の光を遮断するルーバー500が取付けられている。
ルーバー500は、上面視で枠状に形成される枠体511と、枠体511の枠内に掛け渡され、互いに間隔をあけて配置される複数の羽根510・・・とを備えている。
枠体511は、外縁部から外側に突出する複数の舌部511Aを有し、舌部511Aを頭部で挟むように非透光性領域部139Bの内側面に締結されるビス505によって上面カバー139に固定される。このように、ルーバー500を固定するビス505を非透光性領域部139Bの内側面に固定するため、ビス505は上面カバー139の上面に露出しないとともに非透光性領域部139Bによって隠されるため、上面カバー139の外観性を向上できる。
このように、ルーバー500を備えた上面カバー139が車幅方向の一側にオフセットして配置される構成において、羽根510・・・の長手方向と直交する直線Wがシート10に向けて指向するようにルーバー500を配置することで、車幅方向の中央に着座した乗員が上面カバー139を見た際に、羽根510・・・の面に対して乗員の目線が略直交するため、羽根510・・・がほとんど邪魔にならず、上面カバー139を介した上部収納部145の内部の視認性を向上できる。
以下、図33を参照して、本発明を適用した第5の実施の形態について説明する。この第5の実施の形態において、上記第1の実施の形態と同様に構成される部分については、同符号を付して説明を省略する。
上記第1の実施の形態では、ホルダ147には、丸孔状の通風孔147A・・・が形成されているものとして説明したが、本第5の実施の形態は、ホルダ647に開口が形成され、この開口にフィンが設けられている点が、上記第1の実施の形態と異なる。
ホルダ647は、図24に示すホルダ147に替えてトレイ144のホルダ収納部171に取り付けられ、トレイ144の底部167の一部を構成する。
図33に示すように、板状のホルダ647には、前後方向の中間部から後部にかけて延びる略矩形の通風用開口647Aが形成されている。通風用開口647Aの左右の内縁部には、下方に延びる支持板部647B(左側の支持板部は不図示)がそれぞれ形成されており、左右の支持板部647B間には、互いに間隔をあけて配置される複数のフィン650・・・が掛け渡されている。
また、フィン650・・・が鉛直方向に対して傾斜して配置されていることで、通風用開口647Aの一部がフィン650・・・によって隠れるため、トレイ144の下方のメイン収納部146内が透光性領域部139Aを介して外側に見えてしまうことを抑制できる。
すなわち、第5の実施の形態によれば、上面カバー139からメイン収納部146の内部が外側に見えてしまうことをフィン650・・・によって抑制できるとともに、フィン650・・・の向きによって物品収納部132内の気流を制御して、上部収納部145内の温度上昇を効果的に抑制できる。
10 シート
130 前部カバー
132 物品収納部(収納部)
139,339,439 上面カバー(透光性蓋体)
200,400,500 ルーバー(遮光部)
212 操作部(ルーバー可変機構)
W 直線(ルーバーの長手方向と直交する直線)
Claims (7)
- 車両の前部を覆う前部カバー(130)と、前記前部カバー(130)の後方に配置され、乗員が着座するシート(10)と、前記前部カバー(130)内に設けられる収納部(132)と、前記収納部(132)の上面を構成する透光性蓋体(139,339,439)とを有する鞍乗り型車両の収納部構造において、
前記透光性蓋体(139,339,439)の内側に設けられ、上方からの光を遮断し、乗員からの前記収納部(132)内の視認を可能とする遮光部(200,400,500)を備え、
前記遮光部(200,400,500)はルーバー(200,400,500)によって構成され、
前記ルーバー(200,400,500)は、互いに間隔をあけて配置される複数の羽根(210,410,510)を備えることを特徴とする鞍乗り型車両の収納部構造。 - 前記透光性蓋体(139,339,439)は、前記前部カバー(130)の上面に設けられ、前記ルーバー(200,400,500)は、前記シート(10)の上方に向けて指向するように設けられることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記透光性蓋体(139)は、車幅方向の一側にオフセットして配置され、前記ルーバー(200,500)は、前記ルーバー(200,500)の長手方向と直交する直線(W)が前記シート(10)に指向するように設けられることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記ルーバー(200)の回動方向を上下に調整可能なルーバー可変機構(212)が設けられることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記遮光部(200,500)と前記透光性蓋体(139,339)とは、分離可能に形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
- 前記ルーバー(200,500)は、前記羽根(210,510)を支持する枠体(211,511)を備え、
前記透光性蓋体(139)は、中央に設けられる透光性領域部(139A)と、前記透光性領域部(139A)を囲うように前記透光性領域部(139A)の周囲に設けられる非透光性領域部(139B)とを備え、
前記ルーバー(200,500)の前記枠体(211,511)は、前記非透光性領域部(139B)に上方から覆われていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の鞍乗り型車両の収納部構造。 - 前記ルーバー(200)は、前記透光性蓋体(139)の内面側に固定され、
前記ルーバー(200)の固定部は、前記非透光性領域部(139B)に設けられることを特徴とする請求項6記載の鞍乗り型車両の収納部構造。
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