JP5911415B2 - 割り勘による支払いを支援するシステム及び方法 - Google Patents
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Description
ここで、割り勘による支払いを行う手法は、従来から種々提案されている(例えば、特許文献1〜6参照)。
特許文献1は、各種代金精算時に、客との取引に関するデータを処理するECRにおいて、複数の客からなるグループとの一取引において取引された商品の合計金額の支払いを割り勘(個別割り勘、又は単純割り勘)にする場合、支払人毎に、支払方法(現金払い、クレジットカード払い、デビットカード払い、プリペイドカード払い等)が指定されると、支払人毎に指定された支払方法に従って、各支払人に対する割り勘代金の決済を行う技術を開示する。
しかしながら、特許文献1の技術では、ECRにおいて、支払人毎に、支払い方法の指定やその支払い方法に従った割り勘代金の決済を行うので、飲食店等のECR前での処理が煩雑になってしまう。
また、特許文献2〜4の技術では、割り勘による支払いにおいて、代表者(分割依頼者)及び支払い分割対象者(分割承認者)がクレジットカードで支払うので、飲食店等のECR前での処理が煩雑になることはないが、代表者(分割依頼者)が支払い分割対象者(分割承認者)に支払いを依頼した後は、支払い分割対象者(分割承認者)がクレジットカード会社に対して支払いを行うので、支払いに関する責任の所在が不明確になってしまう。
更に、特許文献5、6の技術は、割り勘による支払いにおいて、代表者端末が各メンバー端末から支払いの決済のための情報を受信してこれをPOS端末に送信するので、支払いに関する責任の所在は明確になるが、支払いの決済のための情報の内容が代表者に知られてしまう虞がある。
或いは、代表者コンピュータは、事前徴収額を第1の金額に決定し、複数の支払者コンピュータの各コンピュータは、事前徴収額に応じて各コンピュータを使用する支払者が決定した支払上限額を第2の金額とし、被支払者コンピュータは、代表者コンピュータが複数の支払者コンピュータの全てから暗号化情報及び第2の金額情報を受信した後に、請求の合計額を、代表者コンピュータに送信し、代表者コンピュータは、被支払者コンピュータにより送信された合計額を代表者が支払上限額を超えないように分割した割り勘額を、第3の金額に決定する、ものであってよい。
[コンピュータシステムの全体構成]
図1は、本実施の形態が適用されるコンピュータシステムの全体構成例を示した図である。
図示するように、このコンピュータシステムは、店舗端末10と、代表者端末30と、メンバー端末50a,50b,50cと、クレジット会社サーバ70a,70b,70cとが、ネットワーク80で接続されることにより構成される。
尚、図では、メンバー端末50a,50b,50cを示したが、これらを区別する必要がない場合は、メンバー端末50と称する。また、3台のメンバー端末50しか示していないが、4台以上のメンバー端末50を設けてもよい。更に、図では、クレジット会社サーバ70a,70b,70cを示したが、これらを区別する必要がない場合は、クレジット会社サーバ70と称する。また、3台のクレジット会社サーバ70しか示していないが、4台以上のクレジット会社サーバ70を設けてもよい。
第一に、代表者及びメンバーがクレジット会社に支払いを要求するときの概略動作について説明する。
図2は、このときの概略動作を示した模式図である。
図示するように、まず、店舗端末10は、合計額を請求する合計額請求情報21を代表者端末30に送信する。ここで、合計額請求情報21は、合計額の他に、請求を一意に識別する請求識別子の一例である請求コードを含む。請求コードはUUID(Universally Unique Identifier)であり、例えば、請求を行った日時及び連番を用いて生成される。また、請求コード及び合計額には、署名データが付されているのが望ましい。ここで、署名データとしては、例えば、請求コード及び合計額のダイジェスト値を店舗の秘密鍵で暗号化したものを用いることができる。更に、合計額請求情報21は、支払いに使用可能なクレジット会社のリストである使用可能クレジット会社を含む。更にまた、合計額請求情報21は、店舗の証明書を含む。ここで、店舗の証明書は、例えば、ITU−T X.509で規定された電子証明書としてよく、店舗ID、店舗の公開鍵等を含むものとしてよい。
図において、記述211が請求コードに相当し、記述212が合計額に相当する。記述213は、ProtectedDataタグで囲まれた情報に対する署名データを示しているので、請求コード及び合計額に対する署名データに相当する。また、図2には示さなかったが、合計額請求情報21には、記述214のような、請求の詳細を示す詳細情報を含めてもよい。更に、記述215が使用可能クレジット会社に相当し、記述216が店舗の証明書に相当する。
図において、記述411が請求コードに相当し、記述412が合計額に相当し、記述413が署名データに相当し、記述414が割り勘額に相当し、記述415が使用可能クレジット会社に相当し、記述416が店舗の証明書に相当する。
図において、記述611が請求コードに相当し、記述612が合計額に相当し、記述613が署名データに相当し、記述614が店舗の証明書に相当し、記述615が割り勘額に相当し、記述616がクレジットカード情報に相当する。
図6は、このときの概略動作を示した模式図であり、図7は、クレジット会社サーバ70内のデータベース74の内容の例を示した図である。
図6に示すように、まず、クレジット会社サーバ70は、支払いの予約を行った場合、つまり、支払いの許可を行った場合、支払いの要求の受付を識別する受付識別子の一例である受付コード、店舗から受け取った請求コード及び割り勘額(支払額)を店舗の公開鍵で暗号化することにより、暗号化情報を生成する。ここで、受付コードは、支払いの許可ごとに生成されるワンタイムコードとする。店舗の公開鍵は、店舗の証明書に含まれるものを用いる。また、暗号化する情報には、この支払いに関する有効期限(以下、「支払い期限」という)を含めてもよい。これにより、クレジット会社サーバ70は、暗号化情報に加え、代表者が支払額(第2の金額の一例)を確認できるように請求コード及び支払額をクレジット会社の署名データ付きで含む支払い許可情報63(第2の金額情報の一例)を各メンバー端末50に送信する。
尚、代表者自身も支払いを行う場合、クレジット会社サーバ70は、支払い許可情報63と同内容の支払い許可情報43を代表者端末30にも送信する。
また、このとき、図7に示すように、受付コード、請求コード、店舗ID、カードID、支払額、支払い期限がデータベース74に登録される。
尚、代表者自身も支払いを行う場合、クレジット会社サーバ70から支払い許可情報43が送られるのも待ち、クレジット会社サーバ70から支払い許可情報43が送られると、この支払い許可情報43も含めて連結する。
図において、記述631が請求コードに相当し、記述632が支払額に相当し、記述633が暗号化情報に相当する。記述634は、ProtectedDataタグで囲まれた情報に対する署名データを示しているので、請求コード、支払額及び暗号化情報に対する署名データに相当する。また、記述635がクレジット会社の証明書に相当する。
図において、Paymentタグで囲まれた情報が1人分の情報を示しており、この情報は、メンバー端末50から受け取った支払い許可情報43と同じものである。
図10は、このときの概略動作を示した模式図である。
まず、店舗端末10は、代表者端末30から受け取った支払い許可情報23に含まれるメンバーごとの請求コード、支払額及び暗号化情報をチェックする。例えば、クレジット会社の証明書に含まれるクレジット会社の公開鍵で署名データを復号して得られる値と、請求コード、支払額及び暗号化情報のダイジェスト値とが一致するかどうかを調べ、一致すれば、請求コード、支払額及び暗号化情報は改竄されていないと判断する。そこで、店舗端末10は、支払い許可情報23に含まれるメンバーごとの暗号化情報を復号する。
図11は、代表者端末30に表示される画面の第1の例を示した図である。尚、この画面は、代表者端末30にインストールされた代表者用割り勘アプリケーションにより表示されるものである。
図において、文字列341は、請求コードが「201204011230123」であることを示し、代表者用割り勘アプリケーションが図3の記述211を読み込むことにより表示される。文字列342は、合計額が6000円であることを示し、代表者用割り勘アプリケーションが図3の記述212を読み込むことにより表示される。文字列343は、署名データが正しいことを示し、代表者用割り勘アプリケーションが図3の記述213を読み込むことにより取得した署名データに基づいて表示される。具体的には、代表者用割り勘アプリケーションは、例えば、この署名データを店舗の公開鍵で復号することにより求めた値と、請求コード及び合計額から求めたダイジェスト値とを比較し、これらが一致すれば、請求コード及び合計額が改竄されていないことを示す「OK」を表示し、これらが一致しなければ、請求コード及び合計額が改竄された可能性があることを示す「NG」を表示する。
また、代表者がメンバーaの行を選択してボタン348をクリックすると、メンバーaに対して割り勘額の請求が行われ、代表者がメンバーbの行を選択してボタン348をクリックすると、メンバーbに対して割り勘額の請求が行われ、代表者がメンバーcの行を選択してボタン348をクリックすると、メンバーcに対して割り勘額の請求が行われる。具体的には、メンバーa,b,cがそれぞれ使用するメンバー端末50a,50b,50cに対して、図4の割り勘額請求情報41が送信される。
図には、代表者がメンバーbの行を選択してボタン347をクリックし、メンバーbが現金を他のメンバーに渡したことを示すように情報を編集した状態を示している。また、メンバーbが代表者に現金を渡して、代表者がクレジットカードでメンバーbの分も支払う場合の状態も示している。即ち、代表者は「自分」の行を選択してボタン346をクリックし、「自分」の行の下に1行追加する。そして、ボタン347をクリックし、その追加した行が他のメンバーの現金分である1500円の支払いを意味するように情報を編集している。
尚、その後のボタン348及びボタン349をクリックしたときの動作は、図11を参照して説明したのと同様である。
図において、文字列541は、請求コードが「201204011230123」であることを示し、メンバー用割り勘アプリケーションが図4の記述411を読み込むことにより表示される。文字列542は、合計額6000円のうち割り勘額が1500円であることを示し、メンバー用割り勘アプリケーションが図4の記述412及び記述414を読み込むことにより表示される。文字列543は、署名データが正しいことを示し、メンバー用割り勘アプリケーションが図4の記述413を読み込むことにより取得した署名データに基づいて表示される。具体的には、メンバー用割り勘アプリケーションは、例えば、この署名データを店舗の公開鍵で復号することにより求めた値と、請求コード及び合計額から求めたダイジェスト値とを比較し、これらが一致すれば、請求コード及び合計額が改竄されていないことを示す「OK」を表示し、これらが一致しなければ、請求コード及び合計額が改竄された可能性があることを示す「NG」を表示する。
その後、クレジット会社から支払いの許可(認証成功)が送られると、ボタン548が活性化され、クリックできるようになる。そこで、メンバーがボタン548をクリックすると、代表者に対して、割り勘額の支払いの許可が伝えられる。具体的には、代表者端末30に対して、図8の支払い許可情報43が送信される。
図14は、このメンバーのメンバー端末50に表示される画面の第2の例を示した図である。尚、この画面は、図13のボタン549をクリックすると、メンバー端末50にインストールされたメンバー用割り勘アプリケーションにより表示されるものである。
図において、文字列591〜593は、図13の文字列541〜543と同じなので説明を省略する。
また、この画面の初期表示時には、表示欄594にはクレジットカードAの行のみが表示されている。そこで、メンバーはその行を選択してボタン595をクリックし、その行の下に1行追加する。そして、ボタン596をクリックし、その追加した行が電子マネーXでの500円の支払いを意味するように情報を編集している。
尚、その後のボタン597及びボタン598をクリックしたときの動作は、それぞれ、図13のボタン547及びボタン548をクリックしたときの動作と同様である。
図15は、第1の実施の形態のコンピュータシステムに含まれる各装置の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、店舗端末10は、送信部11と、生成部12と、受信部19とを備えている。代表者端末30は、送信部31と、生成部32と、決定部33と、検査部34と、受信部39とを備えている。メンバー端末50は、送信部51と、生成部52と、受信部59とを備えている。クレジット会社サーバ70は、送信部71と、生成部72と、管理部73と、データベース74と、受信部79とを備えている。
送信部11は、生成部12が生成した情報を代表者端末30又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部12は、送信部11が代表者端末30に送信する情報として合計額請求情報21を生成し、送信部11がクレジット会社サーバ70に送信する情報として決済要求情報24を生成する。
受信部19は、代表者端末30から支払い許可情報23を受信する。
送信部31は、生成部32が生成した情報を店舗端末10、メンバー端末50又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部32は、送信部31が店舗端末10に送信する情報として支払い許可情報23を生成し、送信部31がメンバー端末50に送信する情報として割り勘額請求情報41を生成し、送信部31がクレジット会社サーバ70に送信する情報として支払い要求情報42を生成する。
決定部33は、受信部39が受信した合計額請求情報21を参照した代表者の操作に応じて各メンバーに対する割り勘額を決定する。
検査部34は、受信部39が受信した合計額請求情報21及び支払い許可情報43の整合性を検査する。
受信部39は、店舗端末10から合計額請求情報21を受信し、メンバー端末50又はクレジット会社サーバ70から支払い許可情報43を受信する。
送信部51は、生成部52が生成した情報を代表者端末30又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部52は、送信部51が代表者端末30に送信する情報として支払い許可情報43を生成し、送信部51がクレジット会社サーバ70に送信する情報として支払い要求情報61を生成する。
受信部59は、代表者端末30から割り勘額請求情報41を受信し、クレジット会社サーバ70から支払い許可情報63を受信する。
送信部71は、生成部72が生成した情報を代表者端末30又はメンバー端末50に送信する。
生成部72は、送信部71が代表者端末30に送信する情報として支払い許可情報43を生成し、送信部71がメンバー端末50に送信する情報として支払い許可情報63を生成する。
管理部73は、決済に必要な情報をデータベース74にて管理し、受信部79が店舗端末10から受信した決済要求情報24をこの情報と突き合わせることにより決済を行う。
データベース74は、決済に必要な情報を記憶する。
受信部79は、店舗端末10から決済要求情報24を受信し、代表者端末30から支払い要求情報42を受信し、メンバー端末50から支払い要求情報61を受信する。
図16は、代表者端末30の動作例を示したフローチャートである。
図示するように、代表者端末30では、受信部39が、他の装置から情報を受信し、その情報が如何なる情報であるかを判定する(ステップ301)。
まず、受信部39が受信した情報が、店舗端末10から受信した合計額請求情報21であった場合について説明する。ここで、合計額請求情報21は、上述したように、請求コードと合計額と署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書とを含む。
この場合、受信部39は、合計額請求情報21に含まれる署名データが正しいかどうかを、合計額請求情報21に含まれる店舗の証明書によって判定し(ステップ311)、正しくなければ処理を終了する。
次に、生成部32は、メンバーごとに、割り勘額請求情報41を生成する(ステップ315)。ここで、割り勘額請求情報41は、請求コードと合計額と署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書と割り勘額とを含む。
その後、送信部31が、メンバーごとに、割り勘額請求情報41をそのメンバーのメンバー端末50に送信し(ステップ316)、処理を終了する。
この場合、受信部39は、支払い許可情報43に含まれる署名データが正しいかどうかを、支払い許可情報43に含まれるクレジット会社の証明書によって判定し(ステップ321)、正しくなければ処理を終了する。
全てのメンバー端末50からの支払い許可情報43が揃っていなければ、受信部39は、図示しない一時記憶部に支払い許可情報43を一時的に記憶する(ステップ323)。
また、全てのメンバー端末50からの支払い許可情報43が揃えば、検査部34が、今回受信した支払い許可情報43に含まれる支払額と、一時記憶部に一時的に記憶されていた支払い許可情報43に含まれる支払額とから、支払額の合計を算出し(ステップ324)、これが合計額記憶部に記憶された合計額と一致するかどうかを判定する(ステップ325)。
一方、支払い許可情報43に含まれる支払額の合計が合計額記憶部に記憶された合計額と一致すれば、生成部32が、今回受信した支払い許可情報43と一時記憶部に一時的に記憶されていた支払い許可情報43とを連結することにより、支払い許可情報23を生成する(ステップ326)。
その後、送信部31が、支払い許可情報23を店舗端末10に送信し(ステップ327)、処理を終了する。
図示するように、メンバー端末50では、受信部59が、他の装置から情報を受信し、その情報が如何なる情報であるかを判定する(ステップ501)。
まず、受信部59が受信した情報が、代表者端末30から受信した割り勘額請求情報41であった場合について説明する。ここで、割り勘額請求情報41は、上述したように、請求コードと合計額と署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書と割り勘額とを含む。
この場合、受信部59は、割り勘額請求情報41に含まれる署名データが正しいかどうかを、割り勘額請求情報41に含まれる店舗の証明書によって判定し(ステップ511)、正しくなければ処理を終了する。
次に、生成部52は、割り勘額請求情報41に含まれる使用可能クレジット会社を画面に表示し、メンバーが使用するクレジット会社を選択してクレジットカード情報を入力する操作を画面上で行うと、この操作を受け付ける(ステップ513)。これにより、生成部52は、支払い要求情報61を生成する(ステップ514)。ここで、支払い要求情報61は、請求コードと合計額と署名データと店舗の証明書と割り勘額とクレジットカード情報とを含む。
その後、送信部51が、支払い要求情報61をクレジット会社サーバ70に送信し(ステップ515)、処理を終了する。
この場合、受信部59は、支払い許可情報63に含まれる署名データが正しいかどうかを、支払い許可情報63に含まれるクレジット会社の証明書によって判定し(ステップ521)、正しくなければ処理を終了する。
その後、送信部51が、支払い許可情報43を代表者端末30に送信し(ステップ523)、処理を終了する。
この第2の実施の形態は、第1の実施の形態を前払い方式で実現するものである。即ち、第1の実施の形態のように、合計額が確定した状態で、その合計額を分割した割り勘額の支払いをクレジット会社に要求した後、その割り勘額の決済をクレジット会社に要求する、というものではなく、合計額が確定していない状態で事前徴収額に応じた支払上限額までの支払いをクレジット会社に要求し、合計額が確定した後にその合計額を分割した割り勘額の決済をクレジット会社に要求する、というものである。
図18は、このときの概略動作を示した模式図であり、図19は、クレジット会社サーバ70内のデータベース74の内容の例を示した図である。
図18に示すように、まず、店舗端末10は、店舗に関する情報を通知する店舗通知情報26を代表者端末30に送信する。ここで、店舗通知情報26は、第1の実施の形態で述べたのと同様の請求コードと、未確定のために金額が設定されていない合計額とを含む。また、請求コード及び合計額には、第1の実施の形態で述べたのと同様の署名データが付されているのが望ましい。更に、店舗通知情報26は、支払いに使用可能なクレジット会社のリストである使用可能クレジット会社を含む。更にまた、店舗通知情報26は、第1の実施の形態で述べたのと同様の店舗の証明書を含む。
尚、代表者自身も支払いを行う場合、クレジット会社サーバ70は、支払い許可情報68と同内容の支払い許可情報48を代表者端末30にも送信する。
また、このとき、図19に示すように、受付コード、請求コード、店舗ID、カードID、支払上限額、支払い期限がデータベース74に登録される。
尚、代表者自身も支払いを行う場合、クレジット会社サーバ70から支払い許可情報48が送られるのも待つ。
図20は、このときの概略動作を示した模式図である。
図示するように、まず、店舗端末10は、合計額を請求する合計額請求情報27を代表者端末30に送信する。ここで、合計額請求情報27は、合計額の他に、第1の実施の形態で述べたのと同様の請求コードを含む。また、請求コード及び合計額には、第1の実施の形態で述べたのと同様の署名データが付されているのが望ましい。更に、合計額請求情報27は、支払いに使用可能なクレジット会社のリストである使用可能クレジット会社を含む。更にまた、合計額請求情報27は、第1の実施の形態で述べたのと同様の店舗の証明書を含む。
尚、この前払い方式において、代表者は各メンバーから事前徴収額を預かっているため、合計額が確定した後に、代表者と各メンバーとの間のやり取りは発生しない。従って、この方式は、合計額の確定時に、各メンバーのメンバー端末50がなかったりオフラインであったりしても有効である。
このときの概略動作は、図10に示したものと同様なので、ここでの詳しい説明は省略するが、店舗端末10は、支払上限額を超えない額の決済を要求する決済要求情報29(図示せず)をクレジット会社サーバ70に送信することになる。
図21は、第2の実施の形態のコンピュータシステムに含まれる各装置の機能構成例を示したブロック図である。
図示するように、店舗端末10は、送信部11と、生成部12と、受信部19とを備えている。代表者端末30は、送信部31と、生成部32と、決定部33と、受信部39とを備えている。メンバー端末50は、送信部51と、生成部52と、決定部53と、受信部59とを備えている。クレジット会社サーバ70は、送信部71と、生成部72と、管理部73と、データベース74と、受信部79とを備えている。
送信部11は、生成部12が生成した情報を代表者端末30又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部12は、送信部11が代表者端末30に送信する情報として店舗通知情報26又は合計額請求情報27を生成し、送信部11がクレジット会社サーバ70に送信する情報として決済要求情報29を生成する。
受信部19は、代表者端末30から支払い許可情報28を受信する。
送信部31は、生成部32が生成した情報を店舗端末10、メンバー端末50又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部32は、送信部31が店舗端末10に送信する情報として支払い許可情報28を生成し、送信部31がメンバー端末50に送信する情報として事前徴収額通知情報46を生成し、送信部31がクレジット会社サーバ70に送信する情報として支払い要求情報47を生成する。
決定部33は、受信部39が受信した合計額請求情報21を参照した代表者の操作に応じて各メンバーに対する割り勘額を決定する。
受信部39は、店舗端末10から店舗通知情報26又は合計額請求情報27を受信し、メンバー端末50又はクレジット会社サーバ70から支払い許可情報48を受信する。
送信部51は、生成部52が生成した情報を代表者端末30又はクレジット会社サーバ70に送信する。
生成部52は、送信部51が代表者端末30に送信する情報として支払い許可情報48を生成し、送信部51がクレジット会社サーバ70に送信する情報として支払い要求情報66を生成する。
決定部53は、受信部59が受信した事前徴収額通知情報46を参照した各メンバーの操作に応じて各メンバーに対する支払上限額を決定する。
受信部59は、代表者端末30から事前徴収額通知情報46を受信し、クレジット会社サーバ70から支払い許可情報68を受信する。
送信部71は、生成部72が生成した情報を代表者端末30又はメンバー端末50に送信する。
生成部72は、送信部71が代表者端末30に送信する情報として支払い許可情報48を生成し、送信部71がメンバー端末50に送信する情報として支払い許可情報68を生成する。
管理部73は、決済に必要な情報をデータベース74にて管理し、受信部79が店舗端末10から受信した決済要求情報29をこの情報と突き合わせることにより決済を行う。
データベース74は、決済に必要な情報を記憶する。
受信部79は、店舗端末10から決済要求情報29を受信し、代表者端末30から支払い要求情報47を受信し、メンバー端末50から支払い要求情報66を受信する。
図22は、代表者端末30の動作例を示したフローチャートである。
図示するように、代表者端末30では、受信部39が、他の装置から情報を受信し、その情報が如何なる情報であるかを判定する(ステップ351)。
まず、受信部39が受信した情報が、店舗端末10から受信した店舗通知情報26であった場合について説明する。ここで、店舗通知情報26は、上述したように、請求コードと署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書とを含む。
この場合、受信部39は、店舗通知情報26に含まれる署名データが正しいかどうかを、店舗通知情報26に含まれる店舗の証明書によって判定し(ステップ361)、正しくなければ処理を終了する。
次に、生成部32は、メンバーごとに、事前徴収額通知情報46を生成する(ステップ365)。ここで、事前徴収額通知情報46は、請求コードと署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書と事前徴収額とを含む。
その後、送信部31が、メンバーごとに、事前徴収額通知情報46をそのメンバーのメンバー端末50に送信し(ステップ366)、処理を終了する。
この場合、受信部39は、支払い許可情報48に含まれる署名データが正しいかどうかを、支払い許可情報48に含まれるクレジット会社の証明書によって判定し(ステップ371)、正しくなければ処理を終了する。
全てのメンバー端末50からの支払い許可情報48が揃っていなければ、受信部39は、図示しない一時記憶部に支払い許可情報48を一時的に記憶する(ステップ373)。
また、全てのメンバー端末50からの支払い許可情報48が揃えば、生成部32が、今回受信した支払い許可情報48と一時記憶部に一時的に記憶されていた支払い許可情報48とを連結し、一時記憶部に書き戻す(ステップ374)。
この場合、受信部39は、合計額請求情報27に含まれる署名データが正しいかどうかを、合計額請求情報27に含まれる店舗の証明書によって判定し(ステップ381)、正しくなければ処理を終了する。
次に、生成部32は、ステップ374で一時記憶部に書き戻された情報のメンバーごとの部分に支払額に付加することにより、支払い許可情報28を生成する(ステップ385)。
その後、送信部31が、支払い許可情報28を店舗端末10に送信し(ステップ386)、処理を終了する。
図示するように、メンバー端末50では、受信部59が、他の装置から情報を受信し、その情報が如何なる情報であるかを判定する(ステップ551)。
まず、受信部59が受信した情報が、代表者端末30から受信した事前徴収額通知情報46であった場合について説明する。ここで、事前徴収額通知情報46は、上述したように、請求コードと署名データと使用可能クレジット会社と店舗の証明書と事前徴収額とを含む。
この場合、受信部59は、事前徴収額通知情報46に含まれる署名データが正しいかどうかを、事前徴収額通知情報46に含まれる店舗の証明書によって判定し(ステップ561)、正しくなければ処理を終了する。
次に、生成部52は、事前徴収額通知情報46に含まれる使用可能クレジット会社を画面に表示し、メンバーが使用するクレジット会社を選択してクレジットカード情報を入力する操作を画面上で行うと、この操作を受け付ける(ステップ565)。これにより、生成部52は、支払い要求情報66を生成する(ステップ566)。ここで、支払い要求情報66は、請求コードと署名データと店舗の証明書と支払上限額とクレジットカード情報とを含む。
その後、送信部51が、支払い要求情報66をクレジット会社サーバ70に送信し(ステップ567)、処理を終了する。
この場合、受信部59は、支払い許可情報68に含まれる署名データが正しいかどうかを、支払い許可情報68に含まれるクレジット会社の証明書によって判定し(ステップ571)、正しくなければ処理を終了する。
その後、送信部51が、支払い許可情報48を代表者端末30に送信し(ステップ573)、処理を終了する。
図24は、このようなコンピュータのハードウェア構成例を示した図である。図示するように、コンピュータは、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)90aと、M/B(マザーボード)チップセット90bを介してCPU90aに接続されたメインメモリ90cと、同じくM/Bチップセット90bを介してCPU90aに接続された表示機構90dとを備える。また、M/Bチップセット90bには、ブリッジ回路90eを介して、ネットワークインターフェイス90fと、磁気ディスク装置(HDD)90gと、音声機構90hと、キーボード/マウス90iと、フレキシブルディスクドライブ90jとが接続されている。
Claims (10)
- 割り勘による支払いを支援するシステムであって、
被支払者により使用される被支払者コンピュータと、
複数の支払者を含むグループの代表者により使用されるコンピュータであって、当該代表者により当該複数の支払者の各支払者に対して決定された第1の金額を示す第1の金額情報を送信するコンピュータである代表者コンピュータと、
前記複数の支払者の各々により使用される複数のコンピュータであって、各コンピュータが、前記代表者コンピュータにより送信された当該各コンピュータを使用する支払者に対する前記第1の金額情報を受信し、当該第1の金額情報で示される前記第1の金額に応じた第2の金額を示す第2の金額情報を送信する複数のコンピュータである複数の支払者コンピュータと、
支払いの決済を行うコンピュータであって、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータにより送信された前記第2の金額情報を受信し、当該第2の金額情報で示される前記第2の金額に応じた支払いの決済のための決済情報を保持すると共に、当該決済情報を前記被支払者の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該第2の金額情報とを、当該各コンピュータに送信する決済コンピュータと
を含み、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータは、前記決済コンピュータにより送信された前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を、前記代表者コンピュータに送信し、
前記代表者コンピュータは、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を受信したことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報と、前記被支払者に対する支払額を分割した金額であって、当該各コンピュータにより送信された前記第2の金額に応じた金額である第3の金額を示す第3の金額情報とを、前記被支払者コンピュータに送信し、
前記被支払者コンピュータは、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報を前記被支払者の秘密鍵で復号することにより前記決済情報を取得し、当該決済情報と、当該各コンピュータにより送信された前記第3の金額情報とを、前記決済コンピュータに送信する、システム。 - 前記被支払者コンピュータは、前記代表者コンピュータが前記第1の金額情報を送信する前に、請求の合計額を、当該代表者コンピュータに送信し、
前記代表者コンピュータは、前記被支払者コンピュータにより送信された前記合計額を前記代表者が分割した割り勘額を、前記第1の金額に決定し、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータは、前記割り勘額を前記第2の金額とし、
前記代表者コンピュータは、前記割り勘額を前記第3の金額とする、請求項1のシステム。 - 前記代表者コンピュータは、事前徴収額を前記第1の金額に決定し、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータは、前記事前徴収額に応じて当該各コンピュータを使用する支払者が決定した支払上限額を前記第2の金額とし、
前記被支払者コンピュータは、前記代表者コンピュータが前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を受信した後に、請求の合計額を、当該代表者コンピュータに送信し、
前記代表者コンピュータは、前記被支払者コンピュータにより送信された前記合計額を前記代表者が前記支払上限額を超えないように分割した割り勘額を、前記第3の金額に決定する、請求項1のシステム。 - 複数の支払者を含むグループの代表者が使用する代表者コンピュータと、当該複数の支払者の各々が使用する複数の支払者コンピュータと、被支払者が使用する被支払者コンピュータと、支払いの決済を行う決済コンピュータとが、割り勘による支払いを支援する方法であって、
前記代表者コンピュータが、前記代表者により前記複数の支払者の各支払者に対して決定された第1の金額を示す第1の金額情報を、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記代表者コンピュータにより送信された前記第1の金額情報で示される前記第1の金額に応じた第2の金額を示す第2の金額情報を、前記決済コンピュータに送信するステップと、
前記決済コンピュータが、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータにより送信された前記第2の金額情報で示される前記第2の金額に応じた支払いの決済のための決済情報を保持すると共に、当該決済情報を前記被支払者の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該第2の金額情報とを、当該各コンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記決済コンピュータにより送信された前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記代表者コンピュータが、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を受信したことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報と、前記被支払者に対する支払額を分割した金額であって、当該各コンピュータにより送信された前記第2の金額情報で示される前記第2の金額に応じた金額である第3の金額を示す第3の金額情報とを、前記被支払者コンピュータに送信するステップと、
前記被支払者コンピュータは、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報を前記被支払者の秘密鍵で復号することにより前記決済情報を取得し、当該決済情報と、当該各コンピュータにより送信された前記第3の金額情報とを、前記決済コンピュータに送信するステップと
を含む、方法。 - 前記代表者コンピュータが前記第1の金額情報を送信するステップの前に、前記被支払者コンピュータが、請求の合計額を、当該代表者コンピュータに送信するステップを更に含み、
前記代表者コンピュータが前記第1の金額情報を送信するステップでは、前記被支払者コンピュータにより送信された前記合計額を前記代表者が分割した金額である割り勘額を、前記第1の金額に決定し、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが前記第2の金額情報を送信するステップでは、前記割り勘額を前記第2の金額とし、
前記代表者コンピュータが前記暗号化情報と前記第3の金額情報とを送信するステップでは、前記割り勘額を前記第3の金額とする、請求項4の方法。 - 前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を送信するステップの後に、前記被支払者コンピュータが、請求の合計額を、前記代表者コンピュータに送信するステップを更に含み、
前記代表者コンピュータが前記第1の金額情報を送信するステップでは、事前徴収額を前記第1の金額に決定し、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが前記第2の金額情報を送信するステップでは、前記事前徴収額に応じて当該各コンピュータを使用する支払者が決定した支払上限額を前記第2の金額とし、
前記代表者コンピュータが前記第3の金額情報を送信するステップでは、前記被支払者コンピュータにより送信された前記合計額を前記代表者が分割した割り勘額を、前記第3の金額に決定する、請求項4の方法。 - 複数の支払者を含むグループの代表者が使用する代表者コンピュータと、当該複数の支払者の各々が使用する複数の支払者コンピュータと、被支払者が使用する被支払者コンピュータと、支払いの決済を行う決済者が使用する決済コンピュータとが、割り勘による支払いを支援する方法であって、
前記被支払者コンピュータが、請求を識別する請求識別子と、当該請求の合計額と、少なくとも当該請求識別子及び当該合計額に前記被支払者の秘密鍵で署名した第1の署名データと、前記被支払者の公開鍵である第1の公開鍵とを、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記代表者コンピュータが、前記被支払者コンピュータにより送信された前記請求識別子、前記合計額、前記第1の署名データ及び前記第1の公開鍵と、前記代表者が当該合計額を分割することにより前記複数の支払者の各支払者に対して決定した割り勘額とを、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記代表者コンピュータにより送信された前記請求識別子、前記合計額、前記第1の署名データ、前記第1の公開鍵及び前記割り勘額を、前記決済コンピュータに送信するステップと、
前記決済コンピュータが、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータにより送信された前記第1の署名データ及び前記第1の公開鍵に基づいて当該各コンピュータにより送信された前記請求識別子及び前記合計額が改竄されていないと判定された場合に、当該各コンピュータにより送信された前記割り勘額の支払いの決済のための情報であって、当該決済の受付を識別する受付識別子と、当該請求識別子と、当該割り勘額とを含む情報である決済情報を保持すると共に、当該決済情報を当該第1の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該割り勘額と、少なくとも当該暗号化情報及び当該割り勘額に前記決済者の秘密鍵で署名した第2の署名データと、前記決済者の公開鍵である第2の公開鍵とを、当該各コンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記決済コンピュータにより送信された前記暗号化情報、前記割り勘額、前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵を、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記代表者コンピュータが、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記割り勘額を受信し、かつ、当該割り勘額の合計と前記合計額とが一致することを確認した旨の情報を前記代表者から受け付けたことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報、前記割り勘額、前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵を、前記被支払者コンピュータに送信するステップと、
前記被支払者コンピュータは、前記代表者コンピュータにより送信された前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵に基づいて前記代表者コンピュータにより送信された前記暗号化情報及び前記割り勘額が改竄されていないと判定された場合に、当該暗号化情報を前記被支払者の秘密鍵で復号することにより前記決済情報を取得し、当該決済情報に含まれる前記受付識別子及び前記請求識別子と、当該割り勘額とを、前記決済コンピュータに送信するステップと
を含む、方法。 - 複数の支払者を含むグループの代表者が使用する代表者コンピュータと、当該複数の支払者の各々が使用する複数の支払者コンピュータと、被支払者が使用する被支払者コンピュータと、支払いの決済を行う決済者が使用する決済コンピュータとが、割り勘による支払いを支援する方法であって、
前記被支払者コンピュータが、請求を識別する請求識別子と、少なくとも当該請求識別子に前記被支払者の秘密鍵で署名した第1の署名データと、前記被支払者の公開鍵である第1の公開鍵とを、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記代表者コンピュータが、前記被支払者コンピュータにより送信された前記請求識別子、前記第1の署名データ及び前記第1の公開鍵と、前記代表者が前記複数の支払者の各支払者に対して決定した事前徴収額とを、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記代表者コンピュータにより送信された前記請求識別子、前記第1の署名データ及び前記第1の公開鍵と、前記代表者コンピュータにより送信された前記事前徴収額に応じて当該各コンピュータを使用する支払者が決定した支払上限額とを、前記決済コンピュータに送信するステップと、
前記決済コンピュータが、前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータにより送信された前記第1の署名データ及び前記第1の公開鍵に基づいて当該各コンピュータにより送信された前記請求識別子が改竄されていないと判定された場合に、当該各コンピュータにより送信された前記支払上限額を上限とした支払いの決済のための情報であって、当該決済の受付を識別する受付識別子と、当該請求識別子と、当該支払上限額とを含む情報である決済情報を保持すると共に、当該決済情報を当該第1の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該支払上限額と、少なくとも当該暗号化情報及び当該支払上限額に前記決済者の秘密鍵で署名した第2の署名データと、前記決済者の公開鍵である第2の公開鍵とを、当該各コンピュータに送信するステップと、
前記複数の支払者コンピュータの各コンピュータが、前記決済コンピュータにより送信された前記暗号化情報、前記支払上限額、前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵を、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記被支払者コンピュータが、前記請求識別子と、前記請求の合計額と、少なくとも当該請求識別子及び当該合計額に前記被支払者の秘密鍵で署名した第3の署名データと、前記第1の公開鍵とを、前記代表者コンピュータに送信するステップと、
前記代表者コンピュータが、前記被支払者コンピュータにより送信された前記第3の署名データ及び前記第1の公開鍵に基づいて前記被支払者コンピュータにより送信された前記請求識別子及び前記合計額が改竄されていないと判定された場合に、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記支払上限額を受信したことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報、前記支払上限額、前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵と、前記代表者が当該合計額を当該支払上限額を超えないように分割することにより前記複数の支払者の各支払者に対して決定した割り勘額とを、前記被支払者コンピュータに送信するステップと、
前記被支払者コンピュータは、前記代表者コンピュータにより送信された前記第2の署名データ及び前記第2の公開鍵に基づいて前記代表者コンピュータにより送信された前記暗号化情報及び前記支払上限額が改竄されていないと判定された場合に、当該暗号化情報を前記被支払者の秘密鍵で復号することにより前記決済情報を取得し、当該決済情報に含まれる前記受付識別子及び前記請求識別子と、前記代表者コンピュータにより送信された前記割り勘額とを、前記決済コンピュータに送信するステップと
を含む、方法。 - 複数の支払者を含むグループの代表者により使用され、当該複数の支払者の各々が使用する複数の支払者コンピュータと、被支払者が使用する被支払者コンピュータとに接続された、割り勘による支払いを支援する装置であって、
前記代表者の操作に応じて、前記複数の支払者の各支払者に対して第1の金額を決定する決定部と、
前記決定部により前記複数の支払者の各支払者に対して決定された前記第1の金額を示す第1の金額情報を、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータに送信する送信部と、
前記送信部により送信した前記複数の支払者の各支払者に対する前記第1の金額情報で示される前記第1の金額に応じた第2の金額の支払いの決済のための決済情報を前記被支払者の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該第2の金額を示す第2の金額情報とを、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータから受信する受信部と
を含み、
前記送信部は、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を受信したことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報と、前記被支払者に対する支払額を分割した金額であって、当該各コンピュータにより送信された前記第2の金額に応じた金額である第3の金額を示す第3の金額情報とを、前記被支払者コンピュータに送信する、装置。 - 複数の支払者を含むグループの代表者により使用され、当該複数の支払者の各々が使用する複数の支払者コンピュータと、被支払者が使用する被支払者コンピュータとに接続された、割り勘による支払いを支援する装置として、コンピュータを機能させるプログラムであって、
前記コンピュータを、
前記代表者の操作に応じて、前記複数の支払者の各支払者に対して第1の金額を決定する決定部と、
前記決定部により前記複数の支払者の各支払者に対して決定された前記第1の金額を示す第1の金額情報を、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータに送信する送信部と、
前記送信部により送信した前記複数の支払者の各支払者に対する前記第1の金額情報で示される前記第1の金額に応じた第2の金額の支払いの決済のための決済情報を前記被支払者の公開鍵で暗号化した暗号化情報と、当該第2の金額を示す第2の金額情報とを、前記複数の支払者コンピュータの当該各支払者が使用するコンピュータから受信する受信部と
して機能させ、
前記送信部は、前記複数の支払者コンピュータの全てから前記暗号化情報及び前記第2の金額情報を受信したことを条件として、当該複数の支払者コンピュータの各コンピュータについて、当該各コンピュータにより送信された前記暗号化情報と、前記被支払者に対する支払額を分割した金額であって、当該各コンピュータにより送信された前記第2の金額に応じた金額である第3の金額を示す第3の金額情報とを、前記被支払者コンピュータに送信する、プログラム。
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