JP7375254B1 - 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP7375254B1
JP7375254B1 JP2023125021A JP2023125021A JP7375254B1 JP 7375254 B1 JP7375254 B1 JP 7375254B1 JP 2023125021 A JP2023125021 A JP 2023125021A JP 2023125021 A JP2023125021 A JP 2023125021A JP 7375254 B1 JP7375254 B1 JP 7375254B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
service
information
information processing
transaction history
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023125021A
Other languages
English (en)
Inventor
慎一郎 石川
茉柚 須藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PayPay Corp
Original Assignee
PayPay Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PayPay Corp filed Critical PayPay Corp
Priority to JP2023125021A priority Critical patent/JP7375254B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7375254B1 publication Critical patent/JP7375254B1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】クレジットカードの契約者が家族に利用させるために申し込む家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図ること。【解決手段】本願に係る情報処理装置は、電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行する情報処理装置であって、取引履歴記憶部と、会員情報記憶部と、特定部と、提供部とを有する。取引履歴記憶部は、クレジットカードの利用を条件とする所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する。会員情報記憶部は、サービス会員ごとに、所定のサービスの会員種別と、所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、利用登録手続きが完了しているサービス会員を電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する。特定部は、会員情報を参照して、サービス会員の中から、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する。提供部は、特定部により特定された付与対象者に対応する取引履歴および識別情報を電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムに関する。
従来、主に企業と個人との間の商取引におけるキャッシュレス決済手段が広く消費者に認知されているが、特に、その利便性から、ユーザ個人が所有するスマートフォンなどのユーザ端末を用いてオンラインで行われる電子決済サービスが広く消費者の間に浸透している。
また、たとえば、クレジットカードなどのいわゆる後払いタイプのキャッシュレス決済について、ユーザが代金を支払いやすい仕組みを提供するとともに、顧客満足と回収率の向上の両方を実現することができる技術などが提案されている。
特開2011-108221号公報
しかしながら、上記の従来技術では、クレジットカードの契約者が家族に利用させるために申し込む家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図る上で改善の余地がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、クレジットカードの契約者が家族に利用させるために申し込む家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図ることができる情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行する情報処理装置であって、取引履歴記憶部と、会員情報記憶部と、特定部と、提供部とを有する。取引履歴記憶部は、クレジットカードの利用を条件とする所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する。会員情報記憶部は、サービス会員ごとに、所定のサービスの会員種別と、所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、利用登録手続きが完了しているサービス会員を電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する。特定部は、会員情報を参照して、サービス会員の中から、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する。提供部は、特定部により特定された付与対象者に対応する取引履歴および識別情報を電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する。
実施形態の一態様によれば、クレジットカードの契約者が家族に利用させるために申し込む家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。 図2は、実施形態に係る第2情報処理装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る取引履歴記憶部に記憶される取引履歴の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る会員情報記憶部に記憶される会員情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る特典内容記憶部に記憶される特定の内容を示す図である。 図6は、実施形態に係る第2情報処理装置により実行される情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る第1情報処理装置により実行される情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 図8は、実施形態または変形例に係る第2情報処理装置および第1情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.実施形態〕
(1-1.システム構成)
以下、実施形態に係る情報処理について具体的に説明する。まず、実施形態に係る情報処理の説明に先駆けて、図1を参照しつつ、情報処理システムSYSの構成の一例について説明する。
図1に示すように、実施形態に係る情報処理システムSYSは、利用者端末10、第1情報処理装置100、及び第2情報処理装置200を含んで構成される。利用者端末10、第1情報処理装置100、及び第2情報処理装置200は、有線または無線により、ネットワークN(たとえば、図2参照)に接続される。利用者端末10、第1情報処理装置100、及び第2情報処理装置200は、ネットワークNを介して、他の装置との間で相互に通信できる。ネットワークNは、たとえば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。
図1に示す利用者端末10は情報処理端末である。たとえば、図1に示す利用者端末10Aは、利用者U1-1により使用される。たとえば、図1に示す利用者端末10Bは、利用者U1-2により使用される。以下の説明において、利用者U1-1および利用者U1-2を特に区別する必要がない場合、「利用者U1」と総称する。また、以下の説明において、利用者端末10Aおよび利用者端末10Bを特に区別する必要がない場合、「利用者端末10」と総称する。利用者端末10は、たとえば、スマートフォンや、タブレット型端末や、ノート型PC(Personal Computer)や、デスクトップPCや、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)などにより実現される。また、利用者端末10は、第1情報処理装置100や第2情報処理装置200によって配信される情報を、ウェブブラウザやアプリケーションにより表示する。なお、図1では、利用者端末10がスマートフォンである場合が例示されている。
上述の利用者端末10には、キャッシュレス決済手段の1つとして、第1情報処理装置100を運営及び管理する所定の事業者により提供される電子決済サービスによるコード決済(「スマートフォン決済」とも称される。)を利用するためのエンドユーザ用のアプリケーションプログラム(以下、適宜「決済アプリ」と称する。)がインストールされる。利用者端末10は、決済アプリを通じた所定の情報処理を実現する制御情報を第1情報処理装置100から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、たとえばJavaScript(登録商標)などのスクリプト言語や、CSS(Cascading Style Sheets)などのスタイルシート言語、Java(登録商標)などのプログラミング言語や、HTML(HyperText Markup Language)などのマークアップ言語などにより記述される。なお、第1情報処理装置100から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
また、上述の決済アプリは、コード決済による決済に関する各種機能や、電子決済サービスに関連する付帯機能を有している。付帯機能には、取引履歴を確認する機能や、近くのお店を検索する機能や、ユーザアカウントの管理機能などが含まれている。電子決済サービスは、コード決済による電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を提供するサービスともいえる。また、決済アプリには、決済事業者U2が運営および管理する第2情報処理装置200との間で、決済事業者U2により提供されるクレジットカードサービスに関する各種の情報処理を実行するための機能を利用者U1に提供するためのエンドユーザ用のアプリケーションプログラムがミニアプリ(以下、「カードアプリ」と称する。)として搭載されている。
図1に示す第1情報処理装置100は、電子決済サービスを提供する所定の事業者により運営および管理される情報処理装置である。たとえば、電子決済サービスは、後述するように、所定のコード情報を用いて、利用者U1が保有する電子マネーの残高であるマネー残高により取引対象の代金を即時決済することが可能なコード決済の利用環境を、キャッシュレス決済手段の1つとしてサービス利用者に提供するサービス(コード決済による電子マネーのやり取りを制御する所定の取引手段を提供するサービスともいえる。)である。
また、第1情報処理装置100は、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。また、第1情報処理装置100がサーバ装置で構成される場合、単独のサーバ装置により実現されてもよいし、複数のサーバ装置及び複数のストレージ装置が協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。
また、第1情報処理装置100は、利用者端末10で動作する決済アプリと連動して、たとえば、専用のオンラインシステムを通じて提供する電子決済サービスに関する各種の処理を実行する。たとえば、第1情報処理装置100は、電子決済サービスの利用希望者に対して決済アプリを配布し、決済アプリにおける所定の手続の完了を条件に、電子決済サービスを提供する。また、第1情報処理装置100は、決済アプリ専用のインターフェイス(たとえば、決済サプリの機能により利用者端末10に表示される各種操作画面)を介して、決済アプリからの取引要求を受け付けた場合は、その取引要求に従って、口座間における電子マネーの送金処理などを含む情報処理を実行する。決済アプリは、決済先、決済元、及び決済額などの情報を含む取引情報を第1情報処理装置100に送信する。なお、取引情報には、上述の各情報の他、取引を個別に特定するための取引コードや、取引が行われた日時を特定するための日時情報(すなわち、タイムスタンプ)などの情報が含まれていてもよい。
また、第1情報処理装置100は、電子決済サービスに付帯するサービスの1つとして、所定のコード情報を用いて、利用者U1が予め利用登録するクレジットカードにより取引対象の代金を後払いで決済することが可能なキャッシュレス決済の利用環境をサービス利用者に提供する。また、第1情報処理装置100は、後述するように、実施形態に係る情報処理として、第2情報処理装置200と連携し、キャッシュカードを用いた後払いのキャッシュレス決済に関する各種の処理を実行する。
たとえば、電子決済サービスには、コード決済を利用する場合の代金の支払方法として、「残高払い」や、「あと払い」や、「クレジットカード払い」など、各サービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1)が選択可能な複数の支払方法が用意されている。「あと払い」および「クレジットカード払い」は、コード決済を利用して取引対象の代金を支払う場合に選択可能な後払い方式の支払方法に該当する。
「あと払い」および「クレジットカード払い」は、電子決済サービスのサービス利用者が決済事業者U2により提供されるクレジットカードサービスの利用登録が完了している場合に利用可能であってもよい。すなわち、サービス利用者は、決済事業者U2により発行されるクレジットカードの利用を条件として「あと払い」および「クレジットカード払い」を選択可能としてもよい。この場合、第1情報処理装置100および第2情報処理装置200は相互に連携して、サービス利用者により「あと払い」や「クレジットカード払い」が選択されている場合の決済処理を実現する。たとえば、所定の事業者および決済事業者U2は、業務連携にあたり、ID連携などにより、互いの顧客に関する情報の紐付けを行ってもよい。互いの顧客に関する情報には、各サービスにおいて各サービス利用者を特定するための識別情報(ユーザID)や、各種代金の清算に用いる銀行口座の情報などが含まれていてもよい。また、たとえば、所定の事業者および決済事業者U2は、同一の顧客を特定するための情報として事業者間で共通の識別情報を管理してもよい。また、所定の事業者および決済事業者U2は、電子決済サービスにおいてサービス利用者を特定するための識別情報、及びクレジットカードサービスにおいてサービス利用者を特定するための識別情報のうちの少なくともいずれか一方を相互に管理してもよい。なお、第1情報処理装置100および第2情報処理装置200は、識別情報に紐付くサービス利用者の同一性を認証する際、eKYC(electronic Know Your Customer)などの手法を用いて、本人確認手続を実行してもよい。なお、以下の説明において、「あと払い」および「後払い」は同義であり、説明の便宜上の言い替えに過ぎない。
たとえば、電子決済サービスは、サービス利用者から取得される取引情報において「残高払い」が選択されている場合、サービス利用者が保有する電子マネーの残高であるマネー残高から、取引対象の代金に相当する額の電子マネーを決済先の口座へ移行させることにより、取引対象の代金を即時決済する。
また、たとえば、電子決済サービスは、サービス利用者から取得される取引情報において「クレジットカード払い」が選択されている場合、取引対象の代金に相当する額の電子マネーを決済先の口座へ移行させ、クレジットカードサービスに対して取引対象の代金に相当する決済額を請求する。決済事業者U2は、所定の事業者からの請求に応じて請求金額を支払う。また、決済事業者U2は、サービス利用者がクレジットカードの利用代金の引き落とし用口座として登録済みの銀行口座から、所定の期日にクレジットカードの利用代金の引き落としを行うことにより回収する。
また、たとえば、電子決済サービスは、サービス利用者から取得される取引情報において「あと払い」が選択されている場合、取引対象の代金を立替払いし、後日清算する。この場合、電子決済サービスは、立替用口座から、取引対象の代金に相当する額の電子マネーを決済先の店舗が保有する電子マネー口座(電子マネーの残高が管理される口座)へ移行させたり、決済先となる店舗が保有する銀行口座に対して取引対象の代金に相当する額の現金を電子送金したりすることにより、取引対象の代金の立替を行う。また、電子決済サービスは、クレジットカードサービスに対して、「あと払い」の利用代金に相当する決済額を請求する。なお、電子決済サービスは、サービス利用者が「あと払い」の利用代金の引き落とし用口座とする銀行口座を登録している場合、登録済みの銀行口座から、所定の期日に「あと払い」の利用代金の引き落としを行うことにより回収してもよい。
また、電子決済サービスは、サービス利用者から取得される取引情報において「あと払い」が選択されている場合、取引対象の代金を立て替えて支払うことなく、取引情報をそのままクレジットカードサービス側(すなわち、第2情報処理装置200)にそのまま受け渡してもよい。この場合、クレジットカードサービスが、取引対象の代金を立て替えて、後日、サービス利用者から回収する。
図1に示す第2情報処理装置200は、クレジットカードを用いた後払い方式のキャッシュレス決済サービスであるクレジットカードサービスを提供する決済事業者U2により運営および管理される情報処理装置である。第2情報処理装置200は、メインフレームやワークステーションなどにより実現されてもよい。また、第2情報処理装置200がサーバ装置で構成される場合、単独または複数のサーバ装置により実現されてもよいし、複数のサーバ装置と複数のストレージ装置とが協働して動作するクラウドシステムなどにより実現されてもよい。
第2情報処理装置200は、実施形態に係る情報処理を実行する。たとえば、第2情報処理装置200は、第1情報処理装置100と連携して、決済サプリにおいてサービス利用者により「あと払い」や「クレジットカード払い」が選択されている場合の決済処理を実現する。なお、決済事業者U2は、サービス利用者が決済事業者U2により発行されるクレジットカードを利用することを条件として、電子決済サービスにおいて「あと払い」や「クレジットカード払い」の選択を可能とする。
第2情報処理装置200は、電子決済サービス(すなわち、第1情報処理装置100)から「クレジットカード払い」に関する請求情報を受信した場合、所定の事業者に対して請求金額を支払う支払処理を実行する。また、第2情報処理装置200は、電子決済サービスおける「クレジットカード払い」の利用登録時に、サービス事業者UCが発行するクレジットカードを支払手段として利用登録するサービス利用者を特定可能な状態で管理する。たとえば、第2情報処理装置200は、サービス利用者に対応するユーザIDを、サービス事業者UCが運営するキャッシュレス決済サービスの顧客情報(会員情報)に対応付けて管理する。そして、第2情報処理装置200は、電子決済サービスおいて「クレジットカード払い」を利用したサービス利用者に対し、第2情報処理装置200から受信する請求に基づいて、電子決済サービスおける「クレジットカード払い」の利用代金の請求を行う。また、第2情報処理装置200は、サービス利用者がクレジットカードの利用代金の引き落とし用口座として登録済みの銀行口座から、所定の期日にクレジットカードの利用代金の引き落としを行うことにより回収する。
また、第2情報処理装置200は、電子決済サービスおける「あと払い」の利用代金を、「クレジットカード払い」の利用代金とともにまとめて引き落とす処理を実行してもよい。たとえば、第2情報処理装置200は、電子決済サービスから「あと払い」の利用代金に関する請求情報を取得すると、取得した請求情報に含まれている「あと払い」の利用代金に基づいて、引き落とし用口座から、「あと払い」の利用代金および「クレジットカード払い」の利用代金をまとめて引き落とす。
また、第2情報処理装置200は、電子決済サービスのサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1)から、カードアプリを通じて、クレジットカードの利用申込を受け付けることができる。第2情報処理装置200は、サービス利用者から取得される申込情報に対応付けて、サービス利用者に対して発行するクレジットカードの情報を、クレジットカードを利用するサービス会員の会員情報として管理する。また、第2情報処理装置200は、決済事業者U2により発行される自己名義のクレジットカードを所有するサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1-1)から、カードアプリを通じて、家族カードの利用申込を受け付けることもできる。家族カードは、サービス利用者が所有する自己名義のクレジットカードに紐付けられる従たるクレジットカードである。家族カードは、電子決済サービスを利用する利用者U1-1の家族であって、かつ電子決済サービスを利用する利用者U1-2による利用代金が、利用者U1-1に対して請求されるクレジットカードである。家族カードの利用代金は、家族カードの発行依頼元であるサービス利用者のクレジットカードに対して請求される。
(1-2.実施形態に係る情報処理)
以下、図1を用いて、実施形態に係る情報処理の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理の概要を説明するための図である。なお、以下の説明において、利用者端末10の利用者U1と、利用者端末10とを同一視できる場合がある。すなわち、利用者U1を利用者端末10と読み替えることができる。
従来、たとえば、家族カードの利用に伴って発生する特典は、家族カードの発行依頼元であるサービス利用者に対して付与される。たとえば、家族カードを用いた「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービス利用が可能となった場合、家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図ることを目的として、家族カードの利用に伴って発生する特典の付与先を変更することも想定される。そこで、以下では、実施形態に係る情報処理として、家族カードを用いたサービスのユーザビリティの向上を図るための情報処理の一例について説明する。
図1において、利用者U1-1および利用者U1-2は、決済事業者U2により提供されるクレジットカードサービスのサービス会員である。利用者U1-2は、決済事業者U2により発行される自己名義のクレジットカードを所有するサービス会員(以下、「本会員」と称する。)である。利用者U1-2は、利用者U1-1が所有するクレジットカードに紐付けられる家族カードを利用するサービス会員(以下、「家族会員」と称する。)である。また、図1において、利用者U1-2は、家族カードを用いた「あと払い」および「クレジットカード払い」のサービスの利用登録を完了しているものとする。
第2情報処理装置200は、電子決済サービスにおいて「あと払い」や「クレジットカード払い」を用いて実施されたサービス会員の取引履歴や、電子決済サービスを介することなくクレジットカードを用いた行われた取引履歴を含む取引履歴の全てを記憶部に記憶して管理する(ステップS01)。また、取引履歴の管理において、第2情報処理装置200は、本会員である利用者U1-2の取引履歴と、家族会員である利用者U1-2の取引履歴とを個別に記憶部に記録して管理する。また、第2情報処理装置200は、電子決済サービスのサービス利用者であり、クレジットカードサービスを利用するサービス会員ごとに、会員種別(たとえば、「本会員」、又は「家族会員」)を示す情報と、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前述の利用登録手続きが完了しているサービス会員を電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報(たとえば、電子決済サービスにおけるユーザID)を含む会員情報を記憶部に記憶して管理してもよいし、単に、クレジットカードサービスを利用するサービス会員ごとに、電子決済サービスにおいて利用可能な「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前述の利用登録手続きが完了しているサービス会員を電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報を含む会員情報を記憶部に記憶して管理してもよい
また、第2情報処理装置200は、所定のタイミングで上述の会員情報を参照し、サービス会員の中から、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する(ステップS02)。
たとえば、第2情報処理装置200は、サービス会員の会員種別が「家族会員」であり、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了している場合、該当のサービス会員を付与対象者として特定し、該当のサービス会員に紐付く取引履歴の全て、すなわち電子決済サービスを利用したコード決済の利用代金の支払方法として「あと払い」などを用いた取引履歴と、電子決済サービスを介さない取引履歴(つまり、該当のサービス利用者に紐付くクレジットカードである家族カードを利用可能なカード加盟店において家族カードを用いて行われた取引履歴)と、電子決済サービスにおいて該当のサービス会員を特定するためのユーザIDと、を第1情報処理装置100に送信することにより、電子決済サービス側に連携する。
また、たとえば、第2情報処理装置200は、サービス会員の会員種別が「家族会員」であるが、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了していない場合、該当のサービス会員を付与対象者ではないと判定する。この場合、第2情報処理装置200は、会員情報を参照し、該当のサービス会員に紐付く本会員について、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了しているか否かを判定する。第2情報処理装置200は、この本会員が「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録を完了している場合、この本会員を付与対象者として特定し、電子決済サービスにおいて、この本会員を特定するための識別情報とともに、この本会員の取引履歴、及び、この本会員に紐付く家族会員の取引履歴(すなわち、本会員に紐付く家族会員に対応する家族カードを用いて行われた取引履歴の全て)とを、本会員の取引履歴として、第1情報処理装置100に送信することにより、電子決済サービス側に連携する。これにより、情報処理システムSYSは、家族会員が「あと払い」等の利用登録が完了していない状態で家族カードが利用された場合であっても、家族カードの取引実績を余すことなく、本会員の取引実績として家族会員に紐付く本会員のポイント付与のために参照されるので、ユーザビリティの向上を図ることができる。
なお、第2情報処理装置200は、サービス会員の会員種別が「本会員」であり、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了している場合、該当のサービス会員を付与対象者として特定し、電子決済サービスにおいて該当のサービス会員を特定するための識別情報と、該当のサービス会員の取引履歴(すなわち該当のサービス会員に紐付く取引履歴の全て、すなわち電子決済サービスを利用したコード決済の利用代金の支払方法として「あと払い」などを用いた取引履歴と、電子決済サービスを介さない取引履歴(つまり、クレジットカードを利用可能なカード加盟店において契約中のクレジットカードを用いて行われた取引履歴)とを第1情報処理装置に送信することにより、電子決済サービス側に連携する。このとき、第2情報処理装置200は、本会員に紐付く家族会員が存在する場合、家族会員について、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了しているか否かをさらに判定し、利用登録が完了しているか否かに応じて、上述と同様の処理を実行してもよい。また、第2情報処理装置200は、サービス会員の会員種別が「本会員」であり、「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了していない場合、該当のサービス会員は付与対象者とならない。なお、クレジットカードサービスにおいて独自の利益付与プログラムがある場合、クレジットカードサービスにおける利益の付与対象者とはなり得る。
たとえば、図1に示す例では、家族会員である利用者U1-2は「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録が完了しているので、第2情報処理装置200は、利用者U1-2を付与対象者として特定し、利用者U1-2が電子決済サービスにおいて保有するユーザIDと、利用者U1-2の取引履歴(たとえば、決済日時や決済額、取引対象などの取引の内容)とを、第1情報処理装置100に送信することにより、電子決済サービス側に連携する(ステップS03)。
一方、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から連携される取引履歴、すなわち所定の特典の付与対象者の取引履歴に基づいて、所定の特典の付与対象者に対する所定の特典の内容を決定する(ステップS04)。たとえば、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から受信した取引履歴に基づいて、所定の特典の内容を決定する。また、第1情報処理装置100は、決定した所定の特典の内容を付与対象者に対応付けて登録することにより、家族会員に対して所定の特典を付与する(ステップS05)。たとえば、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から受信したユーザIDに対応付けて、所定の特典を登録する。
このように、実施形態に係る情報処理システムSYSの第2情報処理装置200は、家族会員である利用者U1-2の「あと払い」または「クレジットカード払い」の取引の内容に基づいて、利用者U1-2を、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象として特定した場合、利用者U102の取引履歴を電子決済サービス側に連携できる。また、実施形態に係る情報処理システムSYSの第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から連携を受けた利用者U1-2の取引履歴に基づいて、家族会員である利用者U1-2が電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の内容を決定し、決定した所定の特典を利用者U1-2に付与できる。このようなことから、実施形態に係る情報処理システムSYSは、家族会員に対して、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の利用機会を提供でき、家族カードを用いた「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスのユーザビリティの向上を図ることができる。
なお、実施形態に係る情報処理システムSYSは、本会員である利用者U1-1については、「あと払い」や「クレジットカード払い」の取引履歴に基づいて、クレジットカードサービスにおいて利用可能な所定の特典、及び電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の双方を付与できる。
また、利用者端末10Aは、利用者U1-1による操作に従い、取引履歴の取得を要求する取引履歴取得要求を第2情報処理装置200に送信する(ステップS11)。第2情報処理装置200は、利用者端末10Aから取引履歴取得要求を受信すると、取得要求元の利用者U1-1に対応する取引履歴を取得する(ステップS12)。そして、第2情報処理装置200は、取得した取引履歴を利用者端末10Aに送信して、カードアプリを通じて利用者U1-1に提供する(ステップS13)。
図1に示す表示例EX1-1は、利用者端末10Aに表示される取引履歴画面G1-1の一例である。取引履歴画面G1-1には、利用者U1-1が「あと払い」や「クレジットカード払い」を用いて実施した取引の履歴が表示される。また、第2情報処理装置200は、第1情報処理装置100から利用者U1-1に対して所定の特典として付与される獲得予定ポイントの情報を取得してもよい。この場合、取引の履歴には、「あと払い」や「クレジットカード払い」の取引実績に応じて、利用者U1-1に所定の特典として付与される獲得予定ポイントの情報が合わせて表示される。これらのポイントは、電子決済サービスにおいて利用可能なポイントとなる。なお、第1情報処理装置100が、第2情報処理装置200から取得した取引履歴とともに、取引履歴に基づいて決定した所定の特典の内容を示す情報を利用者U1-1に提供してもよい。
また、利用者端末10Bは、利用者U1-2による操作に従い、取引履歴の取得を要求する取引履歴取得要求を第2情報処理装置200に送信する(ステップS21)。第2情報処理装置200は、利用者端末10Bから取引履歴取得要求を受信すると、取得要求元の利用者U1-2に対応する取引履歴を取得する(ステップS22)。そして、第2情報処理装置200は、取得した取引履歴を利用者端末10Bに送信して、カードアプリを通じて利用者U1-2に提供する(ステップS23)。
図1に示す表示例EX1-2は、利用者端末10Bに表示される取引履歴画面G1-2の一例である。取引履歴画面G1-2には、利用者U1-2が「あと払い」や「クレジットカード払い」を用いて実施した取引の履歴が表示される。また、第2情報処理装置200は、第1情報処理装置100から利用者U1-1に対して所定の特典として付与される獲得予定ポイントの情報を取得してもよい。この場合、取引の履歴には、「あと払い」や「クレジットカード払い」の取引実績に応じて、利用者U1-2に所定の特典として付与される獲得予定ポイントの情報が合わせて表示される。これらのポイントは、電子決済サービスにおいて利用可能なポイントとなる。なお、第1情報処理装置100が、第2情報処理装置200から取得した取引履歴とともに、取引履歴に基づいて決定した所定の特典の内容を示す情報を利用者U1-2に提供してもよい。
このように、実施形態に係る情報処理システムSYSにおいて、第2情報処理装置200は、家族会員である利用者U1-2の取引履歴を個別に管理することにより、利用者U1-2の取引履歴を円滑に提供できる。これにより、実施形態に係る情報処理システムSYSは、家族会員に対して、「あと払い」や「クレジットカード払い」を用いて実施した取引の内容を確認する機会を与えることができ、ユーザビリティの向上を図ることができる。
また、実施形態に係る情報処理システムSYSにおいて、第2情報処理装置200は、本会員である利用者U1-1に対して、「あと払い」や「クレジットカード払い」に伴う請求明細を提供する際、家族会員である利用者U1-2に対応する取引履歴に基づく情報を含む請求明細を提供してもよい。これにより、実施形態に係る情報処理システムSYSは、本会員である利用者U1-1に対して、家族会員の利用に基づく請求を事前に把握させることができる。
また、実施形態に係る情報処理システムSYSにおいて、第1情報処理装置100は、本会員である利用者U1-1に対して、家族会員である利用者U1-2のサービス利用に伴って発生する所定の特典の付与先を選択させてもよい。これにより、第2情報処理装置200は、本会員である利用者U1-1のユーザビリティの向上を見込むことができる。
〔2.装置構成〕
(2-1.第2情報処理装置200について)
以下、実施形態に係る情報処理システムSYSを構成する各装置の構成例について説明する。まず、実施形態に係る情報処理システムSYSを構成する第2情報処理装置200の機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムを構成する各装置の機能構成の一例を示す図である。図2に示すように、第2情報処理装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230とを有する。
(通信部210について)
通信部210は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部210は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末10や第1情報処理装置100などの他の装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶部220について)
記憶部220は、たとえば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部220は、取引履歴記憶部221と、会員情報記憶部222とを有する。
(取引履歴記憶部221について)
取引履歴記憶部221は、クレジットカードサービスを用いた取引履歴、すなわち、電子決済サービスを利用したコード決済の利用代金の支払方法として「あと払い」などを用いた取引履歴と、電子決済サービスを介さない取引履歴(つまり、クレジットカードを利用可能なカード加盟店において契約中のクレジットカードを用いて行われた取引履歴とを含む取引履歴の全てを記憶する。図3は、実施形態に係る取引履歴記憶部221に記憶される取引履歴の一例を示す図である。
図3に示すように、取引履歴記憶部221が記憶する取引履歴は、「会員ID」の項目や、「取引履歴」の項目などといった複数の項目を有している。取引履歴が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「会員ID」の項目には、サービス会員を一意に特定するために各サービス会員に対して個別に付与される固有の識別情報である会員IDが記憶される。たとえば、「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスを利用するサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1など)を一意に特定するために各サービス利用者に対して個別に付与される固有の識別情報であるユーザIDが記憶される。なお、このユーザIDは、電子決済サービスにおいてサービス利用者を一意に特定するために各サービス利用者に対して個別に付与される固有の識別情報と同一の情報であってもよい。
「取引履歴」の項目には、電子決済サービスにおいて、「あと払い」や「クレジットカード払い」を用いて実施した取引の内容を示す情報が記憶される。取引の内容には、決済日時や決済額、取引対象などの情報が含まれていてもよい。
(会員情報記憶部222について)
会員情報記憶部222は、クレジットカードサービスを利用するサービス会員についての会員情報を記憶する。図4は、実施形態に係る会員情報記憶部222に記憶される会員情報の一例を示す図である。
図4に示すように、会員情報記憶部222に記憶される会員情報は、「会員ID」の項目や、「連携ユーザID」の項目や、「連携会員ID」の項目や、「会員種別」の項目や、「サービス利用登録状況」の項目といった複数の項目を有している。会員情報が有するこれらの項目は相互に対応付けられている。
「会員ID」の項目には、サービス会員を一意に特定するために各サービス会員に対して個別に付与される固有の識別情報である会員IDが記憶される。「会員種別」の項目には、決済事業者U2により提供されるクレジットカードサービスのサービス会員を属性に応じて組分けした区分を示す情報が記憶される。たとえば、サービス会員の区分には、決済事業者U2により発行される自己名義のクレジットカードを所有するサービス会員である「本会員」と、本会員が所有するクレジットカードに紐付けられる家族カードを利用するサービス会員である家族会員とが含まれる。
「連携会員ID」の項目には、連携するサービス会員の会員IDが記憶される。たとえば、本会員であるサービス会員が家族カードの利用登録を行っている場合、連携会員IDとして、家族会員の会員IDが記憶される。家族会員であるサービス利用者については、本会員の会員IDが記憶される。
「連携ユーザID」の項目には、たとえば、連携サービスである電子決済サービスにおいてサービス会員を一意に特定するために各サービス会員に対して個別に付与される固有の識別情報であるユーザIDが記憶される。このユーザIDは、電子決済サービスにおける「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録手続きの際に、決済アプリを通じて取得され、利用登録手続きの完了に伴って会員情報記憶部222に登録される。
「サービス利用登録状況」の項目には、決済アプリを通じて実行される「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報が記憶される。
(制御部230について)
制御部230は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、第2情報処理装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。
図2に示すように、制御部230は、管理部231と、特定部232と、提供部233とを有し、これらの各部により、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部230には、第2情報処理装置200が実行する各種処理の拡張などに応じて、図2に示す各部とは異なる新たな機能部が導入されてもよい。
(管理部231について)
管理部231は、クレジットカードの契約者である本会員の取引履歴と、クレジットカードに紐付く従たるカードである家族カードを利用する家族会員の取引履歴を取引履歴記憶部221に登録して個別に管理する。たとえば、管理部231は、家族会員により、「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスの利用登録手続きが完了すると、それ以降、家族会員の取引履歴を個別に取引履歴記憶部221に記録して管理する。
(特定部232について)
特定部232は、所定のタイミングで会員情報を参照し、サービス会員の中から、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する。
(提供部233について)
提供部233は、特定部232により特定された付与対象者の連携ユーザIDと、付与対象者が「あと払い」や「クレジットカード払い」を利用した取引履歴と、第1情報処理装置100に送信することにより、電子決済サービス側に提供する。
また、提供部233は、サービス会員(たとえば、図1に示す利用者U1-1など)に対して、「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスの利用に伴う請求明細を提供する際、利用者U1-2に対応する取引履歴に基づく情報を含む請求明細を提供してもよい。
(2-2.第1情報処理装置100について)
以下、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSYSを構成する第1情報処理装置100の機能構成の一例について説明する。図2に示すように、第1情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを有する。
(通信部110について)
通信部110は、たとえば、NIC(Network Interface Card)などによって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末10や第2情報処理装置200などの他の装置との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120について)
記憶部120は、たとえば、RAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスクや光ディスクなどの記憶装置によって実現される。図2に示すように、記憶部120は、特典内容記憶部121を有する。
(特典内容記憶部121について)
特典内容記憶部121は、「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスを利用するサービス利用者に付与される所定の特典の内容を示す情報が記憶される。図5は、実施形態に係る特典内容記憶部121に記憶される特典内容を示す情報の一例を示す図である。
図5に示すように、特典内容記憶部121が記憶する特典内容を示す情報は、「ユーザID」の項目や、「ポイント履歴」の項目などといった複数の項目を有している。特典内容を示す情報が有するこれらの項目は、相互に対応付けられている。
「ユーザID」の項目には、たとえば、「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスを利用するサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1など)を一意に特定するために各サービス利用者に対して個別に付与される固有の識別情報であるユーザIDが記憶される。
「ポイント履歴」の項目には、サービス利用者に所定の特典として付与されるポイントに関する情報が記憶される。たとえば、ポイントに関する情報には、ポイントの獲得予定日や、獲得予定ポイントの情報などが含まれていてもよい。
なお、特典内容記憶部121は、所定の利益としてサービス利用者に付与するポイントを算出するために予め規定される特典付与条件を示す情報を記憶する項目を有していてもよい。この特典付与条件は、たとえば、より達成が困難な条件であるほど、より多くのポイントが獲得できるように、付与ポイントの算出利率が優遇される。
(制御部130について)
制御部130は、コントローラ(controller)であり、たとえば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などによって、第2情報処理装置200内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部230は、たとえば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路により実現され得る。
図2に示すように、制御部130は、特典決定部131を有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部130には、第1情報処理装置100が実行する各種処理の拡張などに応じて、図2に示す各部とは異なる新たな機能部が導入されてもよい。
(特典決定部131について)
特典決定部131は、第2情報処理装置200から連携される取引履歴、すなわち所定の特典の付与対象者が電子決済サービスを介したコード決済の利用代金の支払方法として「あと払い」などを用いた取引履歴と、電子決済サービスを介さない取引履歴(つまり、クレジットカードを利用可能なカード加盟店において契約中のクレジットカードを用いて行われた取引履歴の全てに基づいて、所定の特典の付与対象者であるサービス利用者に対する所定の特典の内容を決定する。たとえば、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から受信した取引履歴と予め規定される特典付与条件とを照らし合わせて、所定の特典の内容を決定する。また、特典決定部131は、決定した所定の特典の内容を付与対象者に対応付けて、特典内容記憶部121に登録することにより、家族会員であるサービス利用者に対して所定の特典を付与する。たとえば、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から受信したユーザIDに対応付けて、所定の特典を登録する。なお、特典決定部131は、本会員であるサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1-1など)、及び家族会員であるサービス利用者(たとえば、図1に示す利用者U1-2など)の各々について、所定の利益としてサービス利用者に付与するポイントを算出する際の利率を個別に判定してもよい。
〔3.処理手順例〕
(3-1.第2情報処理装置200の処理)
以下、図6を用いて、実施形態に係る第2情報処理装置200により実行される情報処理の流れについて説明する。図6は、実施形態に係る第2情報処理装置200により実行される情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図6に示す処理手順は、第2情報処理装置200が有する制御部230により実行される。制御部230は、第2情報処理装置200の稼働中、図6に示す処理手順を繰り返し実行する。
図6に示すように、特定部232は、会員情報記憶部222に記憶される会員情報を参照して、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典が付与される付与対象者を特定する(ステップS101)。すなわち、特定部232は、取引履歴記憶部221に記憶されている取引履歴の中から、会員種別が家族会員である取引履歴を取得する。
また、特定部232は、特定した付与対象者に対応する取引履歴を、取引履歴記憶部221から取得する(ステップS102)。
また、特定部232は、特定した付与対象者の取引履歴を、通信部210を通じて、第1情報処理装置100に送信して(ステップS103)、図5に示す処理手順を終了する。
(3-2.第1情報処理装置100の処理)
以下、図7用いて、実施形態に係る第1情報処理装置100により実行される情報処理の流れについて説明する。図7は、実施形態に係る第1情報処理装置100により実行される情報処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図7に示す処理手順は、第1情報処理装置100が有する制御部130により実行される。制御部130は、第1情報処理装置100の稼働中、図7に示す処理手順を繰り返し実行する。
図7に示すように、特典決定部131は、通信部110を通じて、第2情報処理装置200から受信した取引履歴に基づいて、取引履歴に紐付くサービス利用者に付与する所定の特典の内容を決定する(ステップS201)。
また、特典決定部131は、決定した所定の特典を付与対象者に対応付けて特典内容記憶部121に登録し(ステップS202)、図7に示す処理手順を終了する。
〔4.変形例〕
(4-1.家族カードの解約に伴うポイントの取り扱いについて)
上述の実施形態において、第1情報処理装置100は、第2情報処理装置200から家族カードが解約された旨(または利用登録が解除された旨)の情報を受信した場合、家族カードに紐付くクレジットカードの契約者である本会員が、電子決済サービスにおける「あと払い」や「クレジットカード払い」の利用登録手続きを完了していることを条件に、解約などが行われた家族カードに紐付く本会員であり、電子決済サービスのサービス利用者に対して、解約された家族カードに紐付くポイントを付与してもよいし、そのまま破棄してもよい。
(4-2.システム構成について)
上述の実施形態において、実施形態に係る情報処理システムSYSは、第1情報処理装置100と、第2情報処理装置200とを含んで構成される例を説明したが、このような例には特に限定される必要はない。たとえば、第2情報処理装置200が有する処理機能の一部が他の情報処理装置に分散されていてもよい。また、実施形態に係る情報処理システムSYSは、第1情報処理装置100と第2情報処理装置200とが機能的または物理的に統合された単独の情報処理装置を含んで構成されていてもよい。この場合、単独の情報処理装置は、第1情報処理装置100が有する記憶部120に保存される情報(たとえば、特典内容記憶部121に記憶される情報)や、第1情報処理装置100が有する制御部130により実行される処理機能部(たとえば、特典決定部131)や、第2情報処理装置200が有する記憶部220に保存される情報(たとえば、取引履歴記憶部221および会員情報記憶部222)や、第2情報処理装置200が有する制御部230が有する処理機能部(たとえば、特定部232および提供部233)を備え、これらの処理機能部により、実施形態に係る情報処理を実行する。
また、上述の実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る第2情報処理装置200は、電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行する情報処理装置であって、取引履歴記憶部221と、会員情報記憶部222と、特定部232と、提供部233とを有する。取引履歴記憶部221は、クレジットカードの利用を条件とする所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する。会員情報記憶部222は、サービス会員ごとに、所定のサービスの会員種別と、所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、利用登録手続きが完了しているサービス会員を電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する。特定部232は、会員情報を参照して、サービス会員の中から、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する。提供部233は、特定部232により特定された付与対象者に対応する取引履歴および識別情報を電子決済サービスの処理を実行する第1情報処理装置100に提供する。
このようにして、実施形態に係る第2情報処理装置200は、たとえば、家族会員である利用者U1-2に対し、利用者U1-2の取引の内容に基づいて、電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典を付与する付与対象者を特定し、特定した付与対象者の取引履歴を電子決済サービス側に連携できる。このようなことから、第2情報処理装置200は、家族会員に対して、電子決済サービスにおける所定の特典の利用機会を提供でき、家族カードを用いた「あと払い」や「クレジットカード払い」のサービスのユーザビリティの向上を図ることができる。
また、特定部232は、会員種別に基づいて、付与対象者を特定する。これにより、ポイントの付与対象者を簡便に特定できる。
また、特定部232は、サービス会員の会員種別が、クレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員である場合、利用登録手続きが完了していることを条件に、家族会員であるサービス会員を付与対象者として特定する。これにより、電子決済サービス側が、ポイントを付与先となるサービス利用者を確実に特定できる。
また、特定部232は、サービス会員の会員種別が、クレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員であるが、利用登録手続きが完了していない場合、クレジットカードの契約者である本会員が利用登録手続きを完了しているか否かを判定し、本会員が利用登録手続きを完了している場合、本会員を付与対象者として特定し、提供部233は、付与対象者として特定された本会員の取引履歴に対して、本会員に紐付く家族会員の取引履歴を含めて、第1情報処理装置100に提供する。これにより、本会員であるサービス利用者に対して、家族カードの利用に伴う利益を付与でき、サービス利用者のユーザビリティを向上できる。
また、第2情報処理装置200は、クレジットカードの契約者である本会員の取引履歴、及びクレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員の取引履歴を取引履歴記憶部に登録して個別に管理する管理部231をさらに有する。提供部233は、本会員または家族会員からの取引履歴の取得要求に応じて、対応する取引履歴に関する情報を提供してもよい。これにより、第2情報処理装置200は、利用者の各々に対応する取引履歴を個別に確認させることができる。
また、提供部233は、本会員である利用者U1-1に対して、「あと払い」や「クレジットカード払いのサービスの利用に伴う請求明細を提供する際、家族会員である利用者U1-2に対応する取引履歴に基づく情報を含む請求明細を提供してもよい。これにより、第2情報処理装置200は、本会員である利用者U1-1に対して、家族会員の利用に基づく請求を事前に把握させることができる。
〔6.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態または変形例に係る第2情報処理装置200又は第1情報処理装置100は、たとえば、図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、実施形態または変形例に係る第2情報処理装置200又は第1情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラムなどに基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAMなど、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェイスであり、たとえば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナなどといった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェイスであり、たとえば、USBなどにより実現される。
なお、入力装置1020は、たとえば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)などの光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリなどから情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリなどの外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。たとえば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
たとえば、コンピュータ1000が実施形態または変形例に係る第2情報処理装置200として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部230と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態または変形例に係る第2情報処理装置200による処理を実現する。
また、たとえば、コンピュータ1000が実施形態または変形例に係る第1情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)を実行することにより、制御部130と同様の機能を実現する。すなわち、演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラム(たとえば、情報処理プログラム)との協働により、実施形態または変形例に係る第1情報処理装置100による処理を実現する。
〔7.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した第1情報処理装置100および第2情報処理装置200は、機能によっては外部のプラットフォームなどをAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
SYS 情報処理システム
10 利用者端末
100 第1情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
121 特典内容記憶部
130 制御部
131 特典決定部
200 第2情報処理装置
210 通信部
220 記憶部
221 取引履歴記憶部
222 会員情報記憶部
230 制御部
231 管理部
232 特定部
233 提供部

Claims (9)

  1. 電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行する情報処理装置であって、
    クレジットカードの利用を条件とする前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する取引履歴記憶部と、
    前記サービス会員ごとに、前記所定のサービスの会員種別と、前記所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前記利用登録手続きが完了している前記サービス会員を前記電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する会員情報記憶部と、
    前記会員情報を参照して、前記サービス会員の中から、前記電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記付与対象者に対応する前記取引履歴および前記識別情報を前記電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する提供部と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記特定部は、
    前記会員種別に基づいて、前記付与対象者を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記特定部は、
    前記サービス会員の会員種別が、前記クレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員である場合、前記利用登録手続きが完了していることを条件に、前記家族会員である前記サービス会員を前記付与対象者として特定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記特定部は、
    前記サービス会員の会員種別が、前記クレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員であるが、前記利用登録手続きが完了していない場合、前記クレジットカードの契約者である本会員が前記利用登録手続きを完了しているか否かを判定し、前記本会員が前記利用登録手続きを完了している場合、前記本会員を前記付与対象者として特定し、
    前記提供部は、
    前記付与対象者として特定された前記本会員の取引履歴に対して、前記本会員に紐付く前記家族会員の取引履歴を含めて、前記装置に提供する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記クレジットカードの契約者である本会員の取引履歴、及び前記クレジットカードに紐付く従たるカードを利用する家族会員の前記取引履歴を前記取引履歴記憶部に登録して個別に管理する管理部
    をさらに有し、
    前記提供部は、
    前記本会員または前記家族会員からの前記取引履歴の取得要求に応じて、対応する前記取引履歴に関する情報を提供する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記提供部は、
    前記本会員に対して、前記所定のサービスの利用に伴う請求明細を提供する際、前記家族会員に対応する前記取引履歴に基づく情報を含む前記請求明細を提供する
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行するコンピュータが行う情報処理方法であって、
    クレジットカードの利用を条件とする前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスの会員種別と、前記所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前記利用登録手続きが完了している前記サービス会員を前記電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する会員情報記憶部に記憶されている前記会員情報を参照して、前記サービス会員の中から、前記電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する特定工程と、
    前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する取引履歴記憶部、及び前記会員情報記憶部から、前記特定工程により特定された前記付与対象者に対応する前記取引履歴および前記識別情報を取得し、取得した前記取引履歴および前記識別情報を前記電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する提供工程と
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  8. 電子決済サービスと連携するクレジットカードの利用を条件とする所定のサービスに関する処理を実行するコンピュータに、
    クレジットカードの利用を条件とする前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスの会員種別と、前記所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前記利用登録手続きが完了している前記サービス会員を前記電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する会員情報記憶部に記憶されている前記会員情報を参照して、前記サービス会員の中から、前記電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する特定手順と、
    前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する取引履歴記憶部、及び前記会員情報記憶部から、前記特定手順により特定された前記付与対象者に対応する前記取引履歴および前記識別情報を取得し、取得した前記取引履歴および前記識別情報を前記電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する提供手順と
    を実行させることを特徴とする情報処理プログラム。
  9. 電子決済サービスと連携する所定のサービスに関する処理を実行する情報処理システムであって、
    クレジットカードの利用を条件とする前記所定のサービスを利用するサービス会員ごとに、前記所定のサービスを用いた取引履歴を記憶する取引履歴記憶部と、
    前記サービス会員ごとに、前記所定のサービスの会員種別と、前記所定のサービスの利用登録手続きが完了しているか否かを示す情報と、前記利用登録手続きが完了している前記サービス会員を前記電子決済サービスにおいて特定可能な識別情報とを含む会員情報を記憶する会員情報記憶部と、
    前記会員情報を参照して、前記サービス会員の中から、前記電子決済サービスにおいて利用可能な所定の特典の付与対象者を特定する特定部と、
    前記特定部により特定された前記付与対象者に対応する前記取引履歴および前記識別情報を前記電子決済サービスの処理を実行する装置に提供する提供部と
    を有することを特徴とする情報処理システム。
JP2023125021A 2023-07-31 2023-07-31 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム Active JP7375254B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023125021A JP7375254B1 (ja) 2023-07-31 2023-07-31 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023125021A JP7375254B1 (ja) 2023-07-31 2023-07-31 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP7375254B1 true JP7375254B1 (ja) 2023-11-07

Family

ID=88645870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023125021A Active JP7375254B1 (ja) 2023-07-31 2023-07-31 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7375254B1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120303438A1 (en) * 2011-05-23 2012-11-29 Microsoft Corporation Post paid coupons
WO2017109896A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2022052934A (ja) * 2020-09-24 2022-04-05 東芝テック株式会社 決済システム
JP2022066769A (ja) * 2020-10-19 2022-05-02 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システム
JP2022099175A (ja) * 2020-12-22 2022-07-04 Line株式会社 サーバ、プログラム、情報処理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20120303438A1 (en) * 2011-05-23 2012-11-29 Microsoft Corporation Post paid coupons
WO2017109896A1 (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 楽天株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2022052934A (ja) * 2020-09-24 2022-04-05 東芝テック株式会社 決済システム
JP2022066769A (ja) * 2020-10-19 2022-05-02 ヤフー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システム
JP2022099175A (ja) * 2020-12-22 2022-07-04 Line株式会社 サーバ、プログラム、情報処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7346650B2 (ja) 取得装置、取得方法及び取得プログラム
JP7285239B2 (ja) 電子的価値管理装置、プログラム、電子的価値管理方法
JP6679699B1 (ja) 設定装置、設定方法及び設定プログラム
JP7379448B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP7375254B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム
JP7012186B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP2023152609A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP2024035917A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7414207B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP7414206B1 (ja) 情報処理システム、及び情報処理方法
JP7370489B1 (ja) 情報処理システム、情報処理装置、及び情報処理方法
JP7460831B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP7402375B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7402365B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7406024B1 (ja) 第2決済管理装置、第2決済管理方法及び第2決済管理プログラム
JP7440602B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7359931B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7422923B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP7355961B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7402369B2 (ja) 付与装置、付与方法及び付与プログラム
JP7372431B1 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法および情報処理プログラム
JP7326536B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7320118B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7395786B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP7460747B1 (ja) 提供装置、提供方法及び提供プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230731

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230731

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230926

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231025

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7375254

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150