JP2022066769A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2022066769A
JP2022066769A JP2020175300A JP2020175300A JP2022066769A JP 2022066769 A JP2022066769 A JP 2022066769A JP 2020175300 A JP2020175300 A JP 2020175300A JP 2020175300 A JP2020175300 A JP 2020175300A JP 2022066769 A JP2022066769 A JP 2022066769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
information
user
amount
amount frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020175300A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7193514B2 (ja
Inventor
健志 手塚
Kenji Tezuka
聡基 川端
Satoki Kawabata
和博 松本
Kazuhiro Matsumoto
慎一 兼平
Shinichi Kanehira
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yahoo Japan Corp
Original Assignee
Yahoo Japan Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yahoo Japan Corp filed Critical Yahoo Japan Corp
Priority to JP2020175300A priority Critical patent/JP7193514B2/ja
Publication of JP2022066769A publication Critical patent/JP2022066769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7193514B2 publication Critical patent/JP7193514B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供すること。【解決手段】情報処理装置は、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記イベントが前記所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する処理部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システムに関する。
従来、カード会員に関する基本情報に基づいて有効会員を抽出して限度額更新専用データベースに登録し、前記限度額更新専用データベースに対して限度額更新対象モード、対象者抽出条件及び限度額設定値を入力し、対象者の抽出及び限度額の更新を行うことを特徴とする金融における利用限度額更新システムが開示されている。
特開2003-022366号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供することができない場合がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の一態様は、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記イベントが前記所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する処理部とを備える情報処理装置である。
本発明の一態様によれば、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供することができる。
情報処理装置を含む決済システム1の構成の一例を示す図である。 イベント情報72の内容の一例を示す図である。 所定イベントを示すイベント判定情報74の内容の一例を示す図である。 信用情報92の内容の一例を示す図である。 ユーザ属性情報124の内容の一例を示す図である。 第1金額枠が設定される際(チャージがされる際)の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 電子決済サービスが行われる場面の一例を示す図である。 電子決済サービスが行われる場面の他の一例を示す図である。 第2金額が設定される際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。 対応情報126の内容の一例を示す図である。 ユーザに第2金額枠が設定される場面の一例を示す図である。 第2実施形態の処理について説明するための図である。 第2実施形態の第2処理部106の処理の一例について説明するための図である。 第1参照情報130の内容の一例を示す図である。 第2参照情報132の内容の一例を示す図である。 第3実施形態の決済システム1により実行される処理について説明するための図である。 第3参照情報134の内容の一例を示す図である。 特典等に関する情報がユーザに通知される場面の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の情報処理装置、情報処理方法、プログラム、アプリケーションプログラム、および情報処理システムの実施形態について説明する。
[概要]
実施形態の情報提供装置は、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定する。情報処理装置は、イベントが所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠(後払い枠)を設定する。
「所定イベントに対応するイベントのイベント情報」は、ユーザが第1金額枠とは別の金額枠に対応する資金の需要が過去に発生した、現在発生している、または将来発生すると推定されるイベントを示す情報である。所定イベントに対応するイベントのイベント情報は、例えば、ネットワークを介して取得される。所定イベントに対応するイベントのイベント情報は、災害を示す情報、天候不順を示す情報、社会における人々の生活様式の変化を示す情報、所定の商品の販売に関する情報、または所定の商品の価格の変更に関する情報を含む。
「設定」とは、ユーザが、電子決済サービスにおいて第2金額枠の範囲内で商品等(商品またはサービス)を購入することができるように権限をユーザに付与することである。「設定」には、新たに第2金額枠を設定することや、設定された枠を増枠することを含む。例えば、情報処理装置は、記憶部に記憶されているユーザの識別情報と、ユーザの金額枠とが対応付けられた管理情報の金額枠を第2金額枠に更新することである。「第1金額枠」は、第1実施形態で説明するチャージされた金額または第2実施形態で説明する後払い枠(イベントに関わらず設定される後払い枠)であってもよい。
例えば、所定イベントが対応するイベントが発生する前のユーザの返済能力などの信用情報に基づいて設定された第1金額枠をユーザが全て利用した場合や、第1金額枠の残りが少ない場合であっても、所定イベントが発生したことに応じて第1金額枠とは別の第2金額枠が設定されるため、ユーザの資金ニーズを支援することができる。以下、詳細について説明する。
<第1実施形態>
[構成]
図1は、情報処理装置を含む決済システム1の構成の一例を示す図である。決済システム1は、例えば、端末装置20と、一以上のサービスサーバ40と、一以上のサーバ装置42と、イベント判定装置60と、信用度判定装置80と、決済装置100とを備える。後述する、イベント判定部64と第2処理部106とを含む構成が「情報処理装置」の一例である。
端末装置20と、サービスサーバ40、サーバ装置42、または決済装置100とは、ネットワークNWを介して互いに通信する。ネットワークNWは、インターネットやLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、セルラー網などを含む。サーバ装置42とイベント判定装置60、サービスサーバ40またはイベント判定装置60と決済装置100、信用度判定装置80と決済装置100とは、専用線(またはネットワークNW)を介して互いに通信する。
[端末装置]
端末装置20は、例えば、スマートフォンやタブレット端末などの通信機能を有する可搬型コンピュータ装置である。端末装置20では、サービスサーバ40が提供するサービスを受けたり、商品等の購入を電子的に可能にする電子決済を行ったりする。
端末装置20は、例えば、通信部22と、入出力部24と、サービス制御部26と、決済制御部28と、記憶部30とを備える。記憶部30には、例えば、一以上のサービスアプリ(サービスアプリケーションプログラム)32と、決済アプリ(決済アプリケーションプログラム)34とが記憶されている。記憶部30には、サービスサーバ40や、サーバ装置42、決済装置100により提供された情報が記憶されている。
通信部22は、無線通信機等の通信インターフェースを含む。通信部22は、サービスサーバ40または決済装置100と通信する。入出力部24は、例えば、表示部と操作部とが一体化されたタッチパネルである。なお、端末装置20は、タッチパネルに代えて、操作ボタンやキーボードなどの入力部と、画像を表示する表示部とを備えてもよい。
サービス制御部26は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサがサービスアプリ32を実行することで実現される。サービス制御部26は、サービスサーバ40と協働して、後述する各種サービスに関する処理を実行する。
決済制御部28は、CPUなどのプロセッサが決済アプリ34を実行することで実現される。決済制御部28は、決済装置100と協働して電子決済サービスを実行する。本実施形態において、決済アプリ34はQRコード(登録商標)を用いた決済を行うものして説明するが、これに代えてクレジットカードや電子マネーを用いた決済において、本実施形態の処理が適用されてもよい。
[サービスサーバ]
サービスサーバ40は、サービス制御部26と協働して、ユーザにサービスを提供する。サービスサーバ40は、例えば、ユーザが指定した検索クエリに応じて、ネットワーク上で公開されている情報を検索する検索エンジンサーバや、メールサーバ、端末装置20の位置情報を用いてサービスを提供するサービスサーバ(例えば地図情報を提供するサービスサーバ)、スケジュール管理を行うサーバ、ショッピングに関するサービスを提供するショッピングサーバ、ソーシャルネットサービスを提供するソーシャルネットワークサーバなど、ユーザが利用するサービスを提供する。
サービスサーバ40は、例えば、ユーザの識別情報(例えばログインIDやIPアドレス)と、ネットワークNWにおけるユーザの行動等を含むユーザ情報を取得および管理し、更に管理している情報を決済装置100に提供する。ネットワークNWにおけるユーザの行動等とは、例えば、上述した検索クエリや、ネットワークNW上でユーザが閲覧した情報(例えばウエブページ)、メールの利用履歴、メールの内容、位置情報、スケジュール、ショッピングサイトの利用履歴、各種サービスの利用履歴などを含む。これらの情報は、端末装置20から決済装置100に提供されてもよい。
[サーバ装置]
サーバ装置42は、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報(後述する図2参照)をイベント判定装置60に提供する。
[イベント判定装置]
イベント判定装置60は、例えば、取得部62と、イベント判定部64と、イベント記憶部70とを備える。取得部62と、イベント判定部64とは、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることでインストールされてもよい。
イベント記憶部70は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SDカード、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disc Drive)、レジスタ等によって実現される。イベント記憶部70には、例えば、後述する、イベント情報72と、イベント判定情報74とが記憶されている。
取得部62は、サービスサーバ40またはサーバ装置42からイベント情報72を取得する。図2は、イベント情報72の内容の一例を示す図である。イベント情報72は、災害を示す情報、天候不順を示す情報、社会における人々の生活様式の変化を示す情報、所定の商品の販売に関する情報、または所定の商品の価格の変更に関する情報を含む。イベント情報72には、サーバ装置42がネットワークNWを介して提供する種々の情報を含む。例えば、イベント判定装置60は、ネットワークNWを介して得られた情報を形態素解析などの情報処理を行ってイベント情報72を生成してもよいし、管理者などの操作に基づいて得られた情報からイベント情報72を生成してもよい。
イベント判定部64は、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントが所定ユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定する。イベント判定部64は、イベント情報72と、イベント判定情報74とに基づいて、イベント情報が示すイベントが所定イベントに該当するか否かを判定する。イベント判定部64は、イベント情報が示すイベントが所定イベントに該当すると判定した場合、所定イベントが発生したことを示す情報を決済装置100に送信する。
図3は、所定イベントを示すイベント判定情報74の内容の一例を示す図である。イベント判定情報74は、例えば、災害、天候不順、生活様式の変化、商品等(商品またはサービス)を販売している店舗のセールに関する情報、または新製品に関する情報を含む。所定イベントが発生する条件は、例えば、以下の(1)―(5)を含む。
(1)災害を示す情報が、例えば、将来出費を要するイベント(資金ニーズが発生するイベント)、または過去に出費を要すると推定されるイベントを示していることである。出費を要するイベントとは、例えば、〇〇mm以上の降水や、河川の氾濫、所定度合以上の地震などを含む。また、イベントは、リアルタイムで災害が発生していることであってもよい。災害が発生すると、災害除去や収入の減少などにより資金ニーズが発生することがある。
(2)天候不順を示す情報が、例えば、出費を要するイベントが将来発生する、または過去に発生したことが推定されることである。天候不順を示す情報が、例えば、雨不足や日照不足を示す情報であることである。天候不順が発生すると、農家は農作物の生育に影響し収入が減少することにより資金ニーズが発生したり、農家から作物を購入するユーザは農作物の高騰により資金ニーズが発生したりすることがある。
(3)生活様式の変化を示す情報が、例えば、出費を要するイベントが将来発生する、現在発生している、または過去に発生したことが推定されることである。生活様式の変化を示す情報が、例えば、○○%以上がテレワークを行っていることを示す情報や、マスクの着用が普及していること(○○%以上であること)などである。生活様式が変化すると、その変化に対応するための設備や物を購入するための資金ニーズが発生することがある。
(4)セールを示す情報において、セールが開始されること、または開始されたことを示す情報が含まれていることである。セールが開始されると、セールで商品を購入することを希望するユーザは、セール品の購入のための資金ニーズが発生することがある。また、セールを示す情報に代えて(加えて)、サービスサーバ40(ショッピングサーバ)から、所定数以上の商品の価格を下げたことを示す情報が得られた場合に、所定イベントが発生したとされてもよい。
(5)新製品を示す情報において、新製品が発売されること、発売されたことを示す情報が含まれていることである。新製品が発売されると、新製品を購入することを希望するユーザは、新製品を購入するための資金ニーズが発生することがある。
(6)検索クエリを示す情報において、所定の条件を満たす検索クエリ(例えば社会において注目されている検索クエリ)が存在することである。所定の条件とは、所定の頻度以上で利用された検索クエリや、所定期間において利用が所定度合以上で上昇した(急上昇した)検索クエリが存在することである。
イベント判定部64は、例えば、イベント情報72に含まれるイベントが、イベント判定情報74に含まれる所定イベントが発生しことを示す条件に該当する場合、所定イベントが発生したと判定する。換言すると、イベント判定部64は、ユーザに資金ニーズが発生しているまたは発生していると推定する。例えば、イベント判定部64は、災害が発生した場合、ユーザに資金ニーズが発生していると判定する。例えば、イベント判定部64は、○○以上テレワークが普及したことを示す情報が得られた場合、ユーザに資金ニーズが発生していると判定する。
イベント判定部64は、上記の(1)-(6)のうち、複数の条件を満たした場合に、ユーザに資金ニーズが発生しているまたは発生していると推定してもよい。イベント判定部64は、イベント推定器を用いて所定イベントの発生を推定してもよい。イベント推定器は、学習データが学習された学習済モデルである。学習データは、所定イベントの発生を示す情報(正解データ)と、ネットワーク上の所定の情報(例えば降水量や地震の震度、河川の水位など)とが対応付けられた情報である。例えば、イベント推定器は、学習データ(例えば降水量や地震の震度、河川の水位など)を入力すると、学習データに対応付けられた正解データを出力するように機械学習された学習済モデルである。これにより、例えば、所定度合以上の災害が発生した場合に、学習済モデルは、災害が発生したことを示す情報を出力することができる。
また、イベント判定部64は、所定イベントが発生したことを示す操作および所定のイベントの種別を指定する操作を管理者が行い、この操作を示す情報を取得した場合に、所定の種別の所定イベントが発生したと判定してもよい。
[信用度判定装置]
信用度判定装置80は、例えば、信用度判定部82と、信用記憶部90とを備える。信用度判定部82は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。信用度判定部82は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。
信用記憶部90は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、SDカード、RAM、HDD、レジスタ等によって実現される。信用記憶部90には、例えば、信用情報92が記憶されている。
図4は、信用情報92の内容の一例を示す図である。信用情報92は、ユーザの識別情報に対して、そのユーザの信用度が対応付けられた情報である。信用度は、ユーザの返済能力を示す情報である。信用度が高いほど返済能力が高い。例えば、過去の所定期間において、各種支払いや手続きの遅れなど信用度を低下させる行動や事象が発生した度合が高いユーザは、その行動や事象の程度に応じて信用度は低く設定されている。
信用情報92は、外部信用機関から提供されてもよいし、サービスサーバ40におけるユーザの取引や、ネットワーク上におけるユーザの行動に基づいて導出された指標であってもよい。例えば、ユーザが、所定のサービスサーバが提供する商品等を購入したが、代金の支払いが遅延した場合、そのユーザの信用度は遅延前よりも低く設定される。
信用度判定部82は、信用情報92を参照して、ユーザの信用度を判定する。例えば、信用度判定部82は、決済装置100の依頼に応じて、ユーザの信用度が閾値以上であるか否かを判定し、判定結果を決済装置100に提供する。
信用度は、信用度推定器によって導出されてもよい。信用度推定器は、例えば、所定の機関等から提供された信用度に関する情報を正解データとし、サービスサーバが提供するサービスの利用やネットワーク上の行動(ショッピング、オークション、検索サーバなどの行動履歴)を学習データとして、これらを機械学習によって学習した学習済モデルである。例えば、信用度推定器は、学習データを入力すると、学習データに対応付けられた正解データを出力するように学習された学習済モデルである。
[決済装置]
決済装置100は、例えば、情報処理部102と、第1処理部104と、第2処理部106と、決済部108と、決済記憶部120とを備える。情報処理部102、第1処理部104、第2処理部106、および決済部108は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。情報処理部102、第1処理部104、第2処理部106、および決済部108は、LSIやASIC、FPGA、GPUなどのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。決済記憶部120は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、SDカード、RAM、HDD、レジスタ等によって実現される。
決済記憶部120には、例えば、決済情報122と、ユーザ属性情報124と、対応情報126とが記憶されている。決済情報122は、端末装置20、イベント判定装置60、または信用度判定装置80に提供された情報や、決済装置100の処理に関する情報、ユーザの識別情報と第1金額枠または第2金額枠(チャージ残高やチャージ可能な金額)とが互いに対応付けられた管理情報などを含む。
ユーザ属性情報124は、ユーザの属性を示す情報である。図5は、ユーザ属性情報124の内容の一例を示す図である。属性とは、例えば、ユーザが住んでいる地域や住所、ユーザの仕事、セールに対する興味、購入した商品、所有している商品などである。また、属性は、ユーザの趣味、性別、家族構成、興味を持っていることなど種々の情報を含んでもよい。ユーザ属性情報124は、例えばサービスサーバ40や、サーバ装置42により提供された情報に基づいて生成された情報である。例えば、ショッピングサービスにおいてセールが開始された場合に商品を購入する頻度や購入量が所定度合以上のユーザはセールに対する興味が高いユーザである。対応情報126については後述する。
情報処理部102は、例えば、端末装置20、イベント判定装置60、または信用度判定装置80に提供された情報を取得し、取得した情報を決済記憶部120に記憶させる。
第1処理部104は、電子決済サービスにおける第1金額枠(第1金額枠に対応するチャージ残高)を設定する。第2処理部106は、ユーザに所定イベントが発生した場合に、第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する。第2金額枠は、ユーザが事後的に金額を補充することでユーザの支払いを清算可能な金額である。決済部108は、チャージ残高の範囲内、第2金額枠の範囲内、これらの合計の範囲内で電子決済が行われた場合に決済を行う。第1処理部104、第2処理部106、および決済部108の処理の詳細については後述する。
[シーケンス図(第1金額枠に対応するチャージ残高を設定する処理)]
図6は、第1金額枠が設定される際(チャージがされる際)の処理の流れの一例を示すシーケンス図である。まず、ユーザがチャージを行うためのチャージ操作を行った場合、端末装置20は、チャージ操作に応じて、チャージ依頼を決済装置100に送信する(S100)。チャージ依頼は、ユーザの識別情報とチャージを希望する希望金額とが対応付けられた情報を含む。次に、第1処理部104は、チャージ依頼に応じた問い合わせをサーバ装置150に行う(S102)。サーバ装置150は、銀行やクレジットカード会社などが運営するサーバ装置である。
次に、決済装置100は、サーバ装置150から問い合わせに対する回答を取得する(S104)。例えば、サーバ装置150は、ユーザが保有する口座の残高内や、与信内に希望するチャージ額が収まっている場合、チャージが可能であることを示す回答を決済装置100に送信する。
次に、決済装置100は、サーバ装置150から回答を取得すると、チャージ処理を行い(S106)、チャージ処理が完了したことを示す完了情報を端末装置20に送信する(S108)。チャージ処理とは、決済記憶部120に記憶された管理情報においてチャージ残高を、今回の処理で更新されたチャージ残高に更新する処理である。完了情報には、更新されたチャージ残高が含まれる。
次に、端末装置20は、S108で取得した情報に基づいて、記憶部30に記憶されたチャージ残高を更新し、更新したチャージ残高を表示部に表示させる(S110)。このように、決済装置100は、決済装置100とは異なるサーバ装置150から第1金額枠の設定の許諾を示す情報を取得したことに応じて、第1金額枠を設定する。これより、以下に示すように、ユーザは、チャージ残高の範囲内で商品等を購入することができる。
[第1金額枠に対応するチャージ残高で電子決済サービスを利用する場面(その1)]
図7は、電子決済サービスが行われる場面の一例を示す図である。端末装置20の入出力部24には、端末装置20の不図示のカメラによって読み取られたQRコード(登録商標)と、チャージ残高と、ボーナス残高と、ラジオボタンとが表示されている。ボーナス残高は、ユーザによる電子決済サービスの利用金額に応じて付与された特典である。
端末装置20の不図示のカメラが店頭に設置されたQRコードを読み取る。QRコードは、商品等の支払い先などの情報がエンコードされた二次元コードである。決済アプリ34は、読み取ったQRコードをデコードして支払い先を認識する。ユーザは、端末装置20の入出力部24を通じて、支払い金額と支払い方法とを指定する。支払い方法は、例えば、チャージ残高(デフォルト)と、ボーナス残高とを含む。
ユーザが、いずれかの支払い方法を選択して支払いボタンを押すと、支払い金額と支払い方法と店舗の識別情報とが決済装置100に送信される。決済装置100は、端末装置20により提供された支払い金額と支払い方法に基づいて、決済情報122のチャージ残高から支払い金額を引き落とし、チャージ残高を更新する。これにより決済が完了する。
[第1金額枠に対応するチャージ残高で電子決済サービスを利用する場面(その2)]
図8は、電子決済サービスが行われる場面の他の一例を示す図である。上述した図7の説明と同様の説明については省略する。決済アプリ34は、ユーザ(端末装置20)の識別情報をエンコードしたQRコードを表示部に表示させる。店舗の店舗端末装置が有するQRコードリーダーが、表示されたQRコードを読み取り、読み取られたQRコードをデコードしてユーザを識別する。店舗端末装置は、識別したユーザのチャージ残高から商品等の金額を決済することを示す情報を決済装置100に送信する。決済装置100は、店舗端末装置により提供された情報に基づいて、チャージ残高から決済の金額を引き落とし、決済記憶部120に記憶されたチャージ残高を更新する。これにより決済が完了する。
上記のように、決済装置100は、ユーザの識別情報と、支払先を示す識別情報と、ユーザが支払う金額を示す情報とを、ユーザが管理または支払先が管理する端末装置から取得する。そして、決済装置100は、ユーザの識別情報とチャージ残高(ユーザが利用できる金額)とが対応付けられた管理情報におけるチャージ残高(金額)から、端末装置20に提供された支払う金額を差し引き、管理情報を更新することで決済を行う。このように、簡易に決済を行うことができるため、利用者および店舗の運営者の利便性が向上する。
[フローチャート(第2金額枠を設定する処理)]
図9は、第2金額が設定される際の処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、決済装置100の第2処理部106が、所定イベントが発生したか否かを判定する(S200)。例えば、第2処理部106は、イベント判定装置60から所定イベントが発生したことを示す情報を取得した場合、所定イベントが発生したと判定する。
所定イベントが発生したと判定した場合、第2処理部106は、所定イベントの種別に基づいて対象のユーザを抽出し(S202)、更に対象のユーザに付与する第2金額枠を導出する(S204)。例えば、第2処理部106は、対応情報126を参照して、対象のユーザを抽出する。
図10は、対応情報126の内容の一例を示す図である。対応情報126は、イベントの種別に対して、ユーザの属性と第2金額枠とが対応付けられた情報である。対応情報126において、例えば、災害001(001は災害の種別を示す識別番号)に対しては、ユーザの属性は考慮せず、第2金額枠は10万円が付与されることが対応付けられ、災害002に対しては、ユーザの属性として地域Bのユーザに10万円の第2金額枠が付与されることが対応付けられている。例えば、第2処理部106は、災害001が発生した場合、すべてのユーザに第2金額枠を設定する対象と判定し、災害002(002は災害の種別を示す識別番号)が発生した場合、地域Bのユーザに第2金額枠を設定する対象と判定する。例えば、第2処理部106は、社会においてテレワーク率が○○%以上である場合、オフィスワークのユーザに第2金額枠を設定する。なお、対応情報126において、ユーザの属性は省略されてもよい。
また、第2金額枠は、対象のユーザの数に基づいて設定されてもよい。例えば、対象のユーザの数が多いほど、各ユーザに設定される第2金額枠は低く設定されてもよい。例えば、イベントごとに合計の第2金額枠の大きさが設定されていてもよい。例えば、合計の第2金額枠が1000万円で、対象のユーザが1000人である場合、各対象のユーザに対して1万円が第2金額枠として設定される。また、第2金額枠は、管理者などの操作に基づいて設定されてもよい。
次に、第2処理部106は、対象のユーザの信用度を取得する(S206)。次に、第2処理部106は、S204で導出した第2金額枠と、S208で取得した信用度とに基づいて第2金額枠を対象のユーザに設定するか否かを決定する(S208)。例えば、第2処理部106は、例えば、信用度が閾値以上である対象のユーザに導出した第2金額枠を設定する。イベントの種別に応じて、信用度に関わらず第2金額枠を設定してもよい、信用度の閾値を変更してもよい。例えば、災害や、天候不順などの場合、信用度に関わらず第2金額枠が設定されてもよい。
第2金額枠を対象のユーザに設定しないと決定された場合、本フローチャートの処理が終了する。第2金額枠を対象のユーザに設定すると決定された場合、第2処理部106は、対象のユーザの端末装置20に導出した第2金額枠の範囲内で電子決済サービスが利用可能なことを示す情報を提供する(S210)。情報の提供は、プッシュ通知であってもよいし、ユーザが決済アプリを起動させたときや、決済アプリでチャージ残高を表示させたときにされてもよい。
次に、第2処理部106は、第2金額枠の利用リクエストがユーザの端末装置20(店舗の端末装置)から送信されたか否かを判定する(S212)。第2金額枠の利用リクエストがユーザの端末装置20から送信された場合、第2処理部106は、決済を行う(S214)。例えば、第2処理部106は、第2金額枠から決済の金額を引き落とし、決済記憶部120に記憶された第2金額枠の金額を更新する。これにより、本フローチャートの処理が終了する。なお、本フローチャートの処理の順序は変更されてもよいし、処理の一部は省略されてもよい。
なお、終了条件を満たした場合、第2金額枠が利用可能な状態は解除される。終了条件は、例えば、所定イベントが存在しなくなったこと(除去されたこと)や、所定イベントが発生したときから所定期間が経過したこと、所定イベントに関する期日が過ぎたこと(例えばセールが終了したこと)、所定イベントに関する期日から所定期間経過したこと、予め設定されたユーザの給料日(自己資金獲得日)が到来したことなどである。終了条件は、例えば、第1金額枠に余裕が生じたことであってもよい。すなわち、第1金額枠において所定の金額をユーザがチャージを行うことができるようになった状態であってもよい。
図11は、ユーザに第2金額枠が設定される場面の一例を示す図である。ユーザに所定イベントが発生した場合(例えば検索クエリ「○○ゲーム機」が急上昇した場合)、決済アプリ34は、第2金額枠が設定されたことを示す情報をユーザに通知する。このとき、例えば、ユーザが所定の操作を行うと、決済アプリ34は、第2金額枠を利用した場合の利息や返済計画などをユーザに提供する。
ユーザが第2金額枠を利用するための操作を行うと、第2金額枠を利用した決済が行われる。決済装置100の管理情報においてユーザの第2金額枠の金額が更新される。すなわち、決済アプリ34は、ユーザの端末装置20に対する操作に基づいて、電子決済サービスにおいて第1金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20の表示部に表示させることに加え、資金ニーズが発生する所定イベントが発生した場合に、ユーザの端末装置20に対する操作に基づいて、ユーザが事後的に金額を補充することでユーザの支払いを清算可能な第2金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20の表示部に表示させる。
なお、第2金額枠を利用して商品等を購入する処理は、第2金額枠を利用して決済を行う操作を行う以外は、上述した[第1金額枠に対応するチャージ残高で電子決済サービスを利用する場面(その1)]または[第1金額枠に対応するチャージ残高で電子決済サービスを利用する場面(その2)]で説明した処理と同等である。
上記のように、決済装置100は、ユーザの資金ニーズが発生する所定イベントに応じて、第1金額枠の有無に関わらず、ユーザに第2金額枠を設定することにより、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供することができる。例えば、急な出費が必要な所定イベントや出費を希望するイベントが発生した場合であっても、ユーザは第2金額枠を利用することにより、その出費に第2金額枠に対応するチャージ残高を利用したり、その出費には普段の生活費を利用して普段の生活に用いる物品の購入に第2金額枠に対応するチャージ残高を利用したりすることができる。これにより、ユーザの資金ニーズは満たされ、ユーザの利便性が向上する。
決済装置100は、イベント判定装置60、信用度判定装置80、決済アプリ34の機能構成の一部または全部の機能構成、または他の装置に記憶された情報を含んでもよい。決済アプリ34が、決済装置100は、イベント判定装置60、または信用度判定装置80の機能構成の一部または全部の機能構成を含んでもよい。
以上説明した第1実施形態によれば、決済装置100が、自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントである場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定することにより、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供することができる。
<第2実施形態>
以下、第2実施形態について説明する。第1実施形態では、後払い枠が設定されていないユーザに、所定イベントが発生した場合に、第2金額枠(後払い枠)が設定されるものとして説明した。第2実施形態では、所定イベントが発生する前に設定されている後払い枠が所定イベントの発生に応じて増枠される。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。所定イベントが発生する前に設定されている後払い枠は「第1金額枠」の一例であり、所定イベントの発生に応じて増枠される金額は「第2金額枠」の一例である。
図12は、第2実施形態の処理について説明するための図である。図示するように、第2処理部106は、所定イベントが発生していない場合であっても電子決済サービスにおいて第2金額枠(後払い枠)を所定のユーザに付与する。第2金額枠の金額は、予め設定された金額であってもよいし、ユーザの信用度や、利用履歴などに応じて決定された金額であってもよい。第2処理部106は、所定イベントが発生した場合に、後払い枠を増枠する。これにより、ユーザは、所定イベントに応じた出費を第2金額枠で賄うことが可能である。
以上説明した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態が奏する効果と同様の効果を奏する。
<第3実施形態>
以下、第3実施形態について説明する。第1実施形態では所定イベントに応じて第2金額枠が設定された。第3実施形態では、所定イベントに対応付けられた店舗や商品等を購入することを条件とする第2金額枠が設定される。以下、第1実施形態または第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図13は、第3実施形態の第2処理部106の処理の一例について説明するための図である。第2処理部106は、例えば、所定イベント(例えば検索クエリ「○○ゲーム機」が急上昇した場合)が発生した場合、所定イベントに応じた第2金額枠の設定されたことを示す情報を決済アプリ34に送信する。この情報は、○○電機店で商品等を購入する場合に利用できる○○円の第2金額枠の設定されたことである。決済アプリ34は、第2金額枠に関する情報を表示部に表示する。そして、ユーザが第2金額枠を利用するための操作を行った場合、決済アプリ34は、決済装置100と協働して、○○電機店で利用可能な第2金額枠を利用するための処理を行う。
例えば、決済記憶部120には、第1参照情報130が記憶されている。第2処理部106は、第1参照情報130を参照して、所定イベントに対応する店舗または商品等と、第2金額枠を決定する。図14は、第1参照情報130の内容の一例を示す図である。第1参照情報130は、所定イベントと、店舗または商品等と、第2金額枠とが互いに対応付けられた情報である。例えば、図14に示すように、○○ゲーム機の検索が急上昇した場合、○○電機店で商品を購入することを条件に○○電機店で利用できる第2金額枠が設定されたことを示す情報や、○○ゲーム機の検索が急上昇した場合に、メーカー○○製の○○ゲーム機を購入することを条件に利用できる第2金額枠が設定されたことを示す情報などが、第1参照情報130に含まれる。
以上説明した第3実施形態によれば、決済装置100が、所定イベントに対応付けられた店舗や商品等を購入することを条件とする第2金額枠を設定することにより、ユーザの資金ニーズを満たすサービスをユーザに提供すると共に、商品等を提供する提供元の集客を支援することができる。
<第4実施形態>
以下、第4実施形態について説明する。第3実施形態では所定イベントに対応付けられた店舗や商品等を購入することを条件に第2金額枠が設定されるものとした。第4実施形態では、所定の特典が付与される設定される。以下、第3実施形態との相違点を中心に説明する。
例えば、決済記憶部120には、第2参照情報132が記憶されている。第2処理部106は、第2参照情報132を参照して、所定イベントに対応する店舗または商品等と、第2金額枠と、特典とを決定する。図15は、第2参照情報132の内容の一例を示す図である。第2参照情報132は、所定イベントと、店舗または商品等と、特典と、第2金額枠の金額とが互いに対応付けられた情報である。例えば、図15に示すように、○○ゲーム機の検索が急上昇した場合、○○電機店で商品を購入することを条件に○○電機店で10%のポイントアップがされることを示す情報や、セールが開始された場合、更にセール価格から10%の割引が適用されることを示す情報などが、第2参照情報132に含まれる。特典とは、上記の他に、割引やプレゼントの贈呈、第2金額枠の金額を返済する際の利息の割引などであってもよい。
第2処理部106は、例えば、所定イベントが発生した場合、第2参照情報132を参照して、所定イベントに対応する特典、特典が付与される店舗または商品等の情報、第2金額枠を決済アプリ34に提供する。決済アプリ34は、第2処理部106から取得した情報を表示部に表示する。そして、ユーザが第2金額枠を利用するための操作を行った場合、決済アプリ34は、決済装置100と協働して、○○電機店で利用可能な第2金額枠を利用した決済を行う。そして、ユーザは、第2金額枠を利用して、指定された条件を満たす購買行動を行うと特典を得ることができる。
なお、第2金額枠は、所定イベントに対応付けられた店舗で利用することまたは商品等を購入することを条件に利用されてもよい。上記の場合、特典または金額は、例えば、商品等を販売する店舗の運営元が負担してもよいし、店舗の運営元と、サービス機関との両方で負担されてもよい。第2金額枠は、所定イベントに対応する店舗での購入または商品等の購入以外の場合にも利用可能であってもよい。ただし、この場合、特典は付与されない。
図16は、第4実施形態の決済システム1により実行される処理について説明するための図である。例えば、決済装置100は、キャンペーン等が開始された場合、店舗の運転元のサーバ装置200から第2金額枠に対応する特典を付与することを示す情報を取得する。サーバ装置200から情報を取得すると、決済装置100は、第2金額枠を利用して運営元が指定した店舗で商品等を購入すると特典が付与されることを示す情報を端末装置20に送信する。
これにより、端末装置20のユーザは、例えば、運営元がキャンペーン等を開始した場合に、これまで特典の付与はなく所定イベントに対応する第2金額枠が設定されていることは認識していたが、第2金額枠が設定されていることに加えキャンペーン等に関する特典の情報を認識することができる。更に、運営元は、キャンペーン等を開始した場合にユーザにキャンペーンが行われていることを通知することができるため、販売が促進され、運営元にとっても有益である。
なお、所定イベントが発生したときに、既にキャンペーン等が開始されている場合、第2金額枠の利用が可能なことと、特典が付与されることを示す情報とがユーザの端末装置20に提供される。
以上説明した第4実施形態によれば、決済装置100は、特典が付与された場合に、第2金額枠を利用して所定の商品等を購入すると特典が付与されることを示す情報をユーザに通知することで、ユーザは、有益な情報を取得することができ、店舗等は販売促進を行うことができる。
<第5実施形態>
以下、第5実施形態について説明する。第5実施形態では、所定イベントが発生した場合、予め設定された通知タイミング(所定イベントに対応付けられたタイミング)に基づいて金額または特典に関する情報が端末装置20に送信される。以下、第3実施形態または第4実施形態との相違点を中心に説明する。
第2処理部106は、第3参照情報134を参照して、所定イベントに対応する店舗または商品等と、第2金額枠(或いは第2金額枠および/または特典)と、通知タイミングとを決定し、決定した通知タイミングで店舗または商品等と、第2金額枠(或いは第2金額枠および/または特典)とを示す情報を端末装置20に送信する。例えば、第2処理部106は、所定イベントが発生した場合に、第2金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20に通知し、更に後述する通知タイミングで第2金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20に通知する、または所定イベントが発生し、且つ後述する通知タイミングが到来した場合に、第2金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20に通知する。
例えば、決済記憶部120には、第3参照情報134が記憶されている。図17は、第3参照情報134の内容の一例を示す図である。第3参照情報134は、所定イベントと、店舗または商品等と、特典と、第2金額枠と、通知タイミングが互いに対応付けられた情報である。例えば、図17に示すように、○○ゲーム機の検索が急上昇した場合、特典に関する情報を、ユーザが店舗内または店舗から○○m以内の範囲に存在する場合に通知することを示す情報や、新製品が発売された場合、ユーザが新製品を販売している店舗内または店舗から○○m以内の範囲に存在する場合に通知することを示す情報が、第3参照情報134に含まれる。
通知タイミングは、位置に関する情報に代えて(または加えて)、曜日や天気、気候、日時、その他種々の情報に基づくものであってもよい。決済装置100は、通知タイミングを判定するための情報(天気など)をネットワークNWに接続された他のサーバ装置などから取得して、通知タイミングに関する条件が満たされた場合、第2金額枠や特典等に関する情報を端末装置20に通知する。
図18は、特典等に関する情報がユーザに通知される場面の一例を示す図である。図18に示すように、ユーザが店舗に基づいて設定された所定の範囲内に存在する場合、第2金額枠等に関する情報が端末装置20に通知される。例えば、決済装置100は、端末装置20から位置情報を取得し、位置情報と店舗の位置情報とに基づいて、第2金額枠等に関する情報を端末装置20に通知する。これにより、ユーザは、近くの店舗で特典を受けられることを認識することができる。更に、決済装置100は、ユーザを店舗に誘導することができるため、店舗の集客を支援することができる。
例えば、決済装置100は、前述した図16で示したように店舗の運営元のサーバ装置200から新たに特典等に関する情報を取得した場合、所定イベントに対応する通知タイミングに基づいて、特典に関する情報および第2金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置20に送信してもよい。
以上説明した第5実施形態によれば、決済装置100は、購買率が上昇するように特典や第2金額枠に関する情報を所定のタイミングでユーザに通知することで、ユーザに有益な情報を提供することができたり、ユーザの購買意欲を向上させたりすることができる。
上述した各種処理は、クレジットカードや電子マネーを用いた決済において適用されてもよい。この場合、決済装置100は、ユーザに所定イベントが発生したまたは発生したと推定される場合、予め設定されたクレジットカードの与信枠である第1金額枠または電子マネーにおいてチャージされた第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する。
上述した第1実施形態から第5実施形態は、適宜、組み合わされて実施されてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1‥決済システム、20‥端末装置、32‥サービスアプリ、34‥決済アプリ、40‥サービスサーバ、42‥サーバ装置、60‥イベント判定装置、62‥取得部、64‥イベント判定部、70‥イベント記憶部、72‥イベント情報、74‥イベント判定情報、80‥信用度判定装置、82‥信用度判定部、100‥決済装置、102‥情報処理部、104‥第1処理部、106‥第2処理部、108‥決済部

Claims (16)

  1. 自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記イベントが前記所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する処理部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記判定部は、前記自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報を、ネットワークを介して取得する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記所定イベントに対応するイベントの前記イベント情報は、災害を示す情報、天候不順を示す情報、社会における人々の生活様式の変化を示す情報、所定の商品の販売に関する情報、または所定の商品の価格の変更に関する情報を含む、
    請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記処理部は、前記所定イベントと対象のユーザの属性とが互いに対応付けられた対応情報を参照して、前記所定イベントに対応付けられたユーザを抽出し、前記抽出したユーザに前記第2金額枠を設定する、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記処理部は、前記所定イベントの種別に基づいて、前記第2金額枠の金額を設定する、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記処理部は、前記ユーザの信用度を示す情報を参照し、前記ユーザの信用度が閾値以上である場合に、抽出した前記第2金額枠を設定する、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記処理部は、前記イベントが前記所定イベントであると判定された場合において、前記所定イベントに対応付けられた店舗で利用することまたは前記所定イベントに対応付けられた商品等(商品またはサービス)を購入する際に利用することを条件とする前記第2金額枠を設定する、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記処理部は、前記イベントが前記所定イベントであると判定された場合において、前記第2金額枠を設定し、更に前記所定イベントに対応付けられた店舗で利用することまたは前記所定イベントに対応付けられた商品等(商品またはサービス)を購入する際に利用することができる特典を付与する、
    請求項1から7のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記処理部は、前記情報処理装置とは異なるサーバ装置から前記第1金額枠の設定の許諾を示す情報を取得したことに応じて、前記第1金額枠を設定する、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記処理部は、
    前記ユーザの識別情報と、支払先を示す識別情報と、ユーザが支払う金額を示す情報とを、前記ユーザが管理または前記支払先が管理する端末装置から取得し、
    前記ユーザの識別情報と前記ユーザが利用できる第1金額枠または第2金額枠の金額とが対応付けられた管理情報における前記金額から、前記端末装置に提供された金額を差し引き、前記管理情報を更新する、
    請求項1から9のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  11. 前記処理部は、前記イベントが前記所定イベントであると判定された場合に、前記所定イベントに対応付けられたタイミングで、前記ユーザに前記第2金額枠の設定が可能なことを示す情報を通知する、
    請求項1から10のうちいずれか1項に記載の情報処理装置。
  12. コンピュータが、
    自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定し、
    前記イベントが前記所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定する、
    情報処理方法。
  13. コンピュータに、
    自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントであるか否かを判定させ、
    前記イベントが前記所定イベントであると判定した場合に、電子決済サービスにおいて事前に設定された第1金額枠とは別に、第2金額枠を設定させる、
    プログラム。
  14. コンピュータに、
    ユーザの端末装置に対する操作に基づいて、電子決済サービスにおいて第1金額枠が設定されたことを示す情報を端末装置の表示部に表示させ、
    自然界または社会において発生するイベントに関するイベント情報の示すイベントがユーザの資金ニーズが発生する所定イベントが発生した場合に、ユーザの端末装置に対する操作に基づいて、第2金額枠を設定されたことを示す情報を前記端末装置の表示部に表示させる、
    アプリケーションプログラム。
  15. 前記コンピュータに
    支払先を示す識別情報を取得させ、前記取得させた支払先を示す情報と、前記ユーザの識別情報と、ユーザが支払う金額を示す情報とを電子決済サービスを提供する情報処理装置に送信させる処理、または
    前記支払先が管理する端末装置に前記ユーザの識別情報を取得させるために、前記ユーザの操作に応じて、前記端末装置の表示部に前記ユーザの識別情報を含む情報を表示させる処理、を実行させる
    請求項14に記載のアプリケーションプログラム。
  16. 請求項1から11のうちいずれか1項に記載の情報処理装置と、
    請求項14また15に記載のアプリケーションプログラムと、
    を備える情報処理システム。
JP2020175300A 2020-10-19 2020-10-19 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム Active JP7193514B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020175300A JP7193514B2 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020175300A JP7193514B2 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022066769A true JP2022066769A (ja) 2022-05-02
JP7193514B2 JP7193514B2 (ja) 2022-12-20

Family

ID=81389669

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020175300A Active JP7193514B2 (ja) 2020-10-19 2020-10-19 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7193514B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7375254B1 (ja) * 2023-07-31 2023-11-07 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム
JP7381685B1 (ja) * 2022-09-29 2023-11-15 PayPay株式会社 サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、プログラム、およびアプリケーションプログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099684A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Minolta Co Ltd 柔軟対応型スケジュールシステム
JP2007213399A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Nec Electronics Corp 電子マネー決済システム、加入者端末、加入者端末の決済方法及びプログラム
US20180039970A1 (en) * 2016-08-02 2018-02-08 Mastercard International Incorporated Systems and Methods for Use in Expanding Account Services
JP2018045572A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 ヤフー株式会社 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
JP2020052633A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社メルカリ プログラム、情報処理端末、及び情報処理方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002099684A (ja) * 2000-09-21 2002-04-05 Minolta Co Ltd 柔軟対応型スケジュールシステム
JP2007213399A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Nec Electronics Corp 電子マネー決済システム、加入者端末、加入者端末の決済方法及びプログラム
US20180039970A1 (en) * 2016-08-02 2018-02-08 Mastercard International Incorporated Systems and Methods for Use in Expanding Account Services
JP2018045572A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 ヤフー株式会社 判定装置、判定方法、及び判定プログラム
JP2020052633A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社メルカリ プログラム、情報処理端末、及び情報処理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7381685B1 (ja) * 2022-09-29 2023-11-15 PayPay株式会社 サービス提供装置、サービス提供システム、サービス提供方法、プログラム、およびアプリケーションプログラム
JP7375254B1 (ja) * 2023-07-31 2023-11-07 PayPay株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム、及び情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7193514B2 (ja) 2022-12-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11734745B2 (en) System and method for generating geographic zone information for consumers
US20210319017A1 (en) Mobile search
KR102225903B1 (ko) 복지형 언더몰 시스템 및 그 운영 방법
JP7193514B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US20180232747A1 (en) Systems and methods for determining consumer purchasing behavior
US11188967B2 (en) Systems and methods for using keywords extracted from reviews
Hatim et al. E-FoodCart: An Online Food Ordering Service
KR101681534B1 (ko) 실시간으로 정보를 제공하는 지급결제수단 추천 시스템
US20240078523A1 (en) Systems and methods for e-commerce checkout with delay loading of checkout options
KR101593275B1 (ko) 가맹점정보 송수신 장치 및 그 방법
JP6872269B2 (ja) インターネットショッピングモール管理方法
EP3819852A1 (en) Systems and methods for using keywords extracted from reviews
JP7193513B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
CA3134673C (en) Methods and systems for generating search results
US11694216B2 (en) Data driven customer loyalty prediction system and method
KR102504185B1 (ko) O2o 기반의 고객 유치 보상 제공 시스템 및 방법
US20230113506A1 (en) Systems and methods for generating content for a user interface
US20230260249A1 (en) Systems and methods for training and using a machine learning model for matching objects
Alviana et al. Business Payment Innovation on Customers
US20160125441A1 (en) Method and system for tracking consumer confidence based on transaction data
CN113657941A (zh) 策略生成方法、生成装置、电子设备以及可读存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220720

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20221129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20221208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7193514

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350