JP4860900B2 - 売上情報処理方法およびクレジットカードシステム - Google Patents

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Description

本発明は、クレジットカードの利用による売上に係る売上情報を処理する売上情報処理方法に関し、特に割り勘決済を実現することができる売上情報処理方法、およびその方法を実施するためのクレジットカードシステムに関する。
飲食店等において、複数人が金銭を出し合って勘定を行う、所謂割り勘と呼ばれる代金支払い形態がある。このような割り勘は、現金払いで行われるのが通常である。しかしながら、クレジットカード払いで割り勘を行うことができれば、利用者の利便性が格段に向上することになる。
このようなクレジットカード払いで割り勘を行うことを可能にするために、店頭での代金支払い時において、支払人毎に、支払い方法(現金払い、クレジットカード払い等)が指定された場合に、その指定された支払い方法にしたがって、各支払人に対する割り勘代金の決済を行うことができる取引データ処理装置が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2003−99685号公報
しかしながら、前述した従来の取引データ処理装置の場合、店頭での代金精算のときにだれがいくら払うのかを決定しなければならない。そのため、例えば特定の者が一括して代金を支払った後に割り勘による支払にすること等ができなかった。また、店頭での代金精算当初から割り勘支払にすると決めている場合であっても、各人が支払う代金はその場で決定しなければならないため、各人が支払う代金をいくらにするのかを後に決定するようなことはできなかった。
また、複数人がクレジットカード払いを選択する場合、店頭にて複数枚のクレジットカードについて代金決済処理を実行する必要があるため、煩雑であり、しかも相当な時間を要するという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、クレジットカード払いによる割り勘決済を容易に行うことができる売上情報処理方法、およびその方法を実施するためのクレジットカードシステムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の売上情報処理方法は、所定の演算を実行する演算手段と、外部の端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続するための通信手段と、クレジットカードの利用による売上が発生した場合に生成される、前記利用に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を蓄積するデータベースとを備え、前記データベースに蓄積された売上情報に基づいて決済処理を実行するクレジットカードシステムにて、前記売上情報を処理する売上情報処理方法において、前記通信手段が、割り勘を依頼するクレジットカードの利用者である割り勘依頼者側の端末から、既に発生した売上の代金支払いを割り勘で行う旨の要求、割り勘で支払う場合の各人の支払代金、及び割り勘で支払いを行う支払人数を受け付けるステップと、前記通信手段が更に、割り勘を依頼されるクレジットカードの利用者である割り勘被依頼者側の端末に対して、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認するか否かの判断を促す情報、前記支払代金及び前記支払人数を含む割り勘依頼情報を送信するステップと、割り勘被依頼者側の端末から、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知を前記通信手段が受け取った場合、前記演算手段が、前記既に発生した売上に係る売上情報を、前記データベースから検索するステップと、前記演算手段が更に、検索された売上情報に含まれる利用金額情報が示す利用金額から承認された割り勘に係る利用金額を減ずるとともに、当該割り勘に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を生成し、生成した売上情報を前記データベースに蓄積するステップとを有する。
また、本発明のクレジットカードシステムは、外部の端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続されており、クレジットカードの利用による売上が発生した場合に生成される、前記利用に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報に基づいて決済処理を実行するクレジットカードシステムにおいて、前記売上情報を蓄積するデータベースと、 割り勘を依頼するクレジットカードの利用者である割り勘依頼者側の端末から、既に発生した売上の代金支払いを割り勘で行う旨の要求、割り勘で支払う場合の各人の支払代金、及び割り勘で支払いを行う支払人数を受け付ける受付手段と、割り勘を依頼されるクレジットカードの利用者である割り勘被依頼者側の端末に対して、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認するか否かの判断を促す情報、前記支払代金及び前記支払人数を含む割り勘依頼情報を送信する割り勘依頼情報送信手段と、割り勘被依頼者側の端末から、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知を受け取った場合、前記既に発生した売上に係る売上情報を、前記データベースから検索する検索手段と、前記検索手段によって検索された売上情報に含まれる利用金額情報が示す利用金額から承認された割り勘に係る利用金額を減ずる売上情報更新手段と、前記承認された割り勘に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を生成する売上情報生成手段とを備える。
上記発明に係るクレジットカードシステムが、割り勘依頼者側の端末に対して、当該割り勘依頼者のクレジットカードの利用による売上の一覧を示し且つ当該一覧の中から割り勘の対象となる売上を選択することが可能な表示画面に関する売上一覧画面情報を送信する売上一覧情報送信手段をさらに備えていてもよい。
また、上記発明に係るクレジットカードシステムが、割り勘依頼者側の端末に対して、割り勘で支払う場合の各人の支払代金を決定するためのルールの入力を受け付けることが可能な表示画面に関する入力画面情報を送信する入力画面情報送信手段をさらに備え、前記受付手段が受け付ける前記支払代金は前記ルールに基づいて定められるようにしてもよい。
また、上記発明に係るクレジットカードシステムが、割り勘被依頼者側の端末から前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知が所定期間なかった場合、当該割り勘は承認されなかったと判定する第1承認判定手段をさらに備えていてもよい。
また、上記発明に係るクレジットカードシステムが、割り勘依頼者側の端末から前記割り勘に係るコメントを受け付けた場合、受け付けたコメントを割り勘依頼者側の端末へ通知するコメント通知手段をさらに備えていてもよい。
さらに、上記発明に係るクレジットカードシステムが、割り勘被依頼者の信用残高が不足しているか否かを判定する信用残高判定手段と、当該信用残高判定手段により信用残高が不足していると判定された場合、前記割り勘に係る利用金額の支払は承認されなかったと判定する第2承認判定手段とをさらに備えていてもよい。
本発明の売上情報処理方法およびその方法を実施するためのクレジットカードシステムは、クレジットカード払いによる割り勘決済を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
図1は、本発明のクレジットカードシステムの構成を示すブロック図である。図1において、符号100は、クレジットカードの利用による売上の決済処理を行うためのクレジットカードシステムを示している。クレジットカードシステム100は、クレジットカードの利用による売上に係る売上情報を処理する売上情報処理装置1と、売上情報処理装置1と通信可能に接続され、後述するようにクレジットカードの利用金額の分割を売上情報処理装置1に対して指示する分割指示装置2とを備えている。
売上情報処理装置1は、クレジットカード会社の加盟店に設置され、クレジットカードの利用による売上の決済処理に必要となるデータを生成する加盟店側端末装置4,4…と通信可能に接続されている。加盟店側端末装置4,4…は、生成した当該データを適宜のタイミングで売上情報処理装置1へ送信するように構成されている。
また、分割指示装置2は、インターネット等の通信ネットワーク5を介して、クレジットカードの利用者によって用いられる利用者側端末装置4,4…と通信可能に接続されている。利用者側端末装置4,4…は、通信ネットワーク5を介して分割指示装置2と通信可能な端末装置であればよい。したがって、例えばパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、および携帯型電話機などが利用者側端末装置4,4…として用いられる。ここで、分割指示装置2と利用者側端末装置4,4…との間の通信はHTTP(HyperTextTransferProtocol)等の通信プロトコルを用いて行われる。
図2は、本発明のクレジットカードシステム100が備える売上情報処理装置1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、売上情報処理装置1はCPU11を備えており、CPU11はバスを介して後述する各ハードウェアと接続されている。そして、CPU11は、それらのハードウェアの動作を制御するとともに、メモリ12にロードされるコンピュータプログラムを実行する。これにより、売上情報処理装置1は、後述する処理を実行することが可能となる。
メモリ12は、例えばDRAM又はSRAM等で構成され、コンピュータプログラムの実行時において発生する一時的なデータ等を記憶する。
通信インタフェース(I/F)13は、分割指示装置2および加盟店側端末装置3,3…と通信するためのインタフェースである。
ハードディスク14は、読み書き可能な磁気ディスクなどで構成され、売上情報処理装置1の動作に必要なコンピュータプログラムおよびOS(オペレーティングシステム)15、並びに各種のデータなどを記憶している。また、このハードディスク14には、売上情報データベース(DB)14A、カード情報DB14B、請求情報DB14C、および信用残高情報DB14Dが記憶されている。以下、これらのデータベースの詳細について説明する。
売上情報DB14Aは、クレジットカードの利用により発生した売上に関する売上情報を記憶する。この売上情報は、加盟店側端末装置3から送信されたデータに基づいて生成される。また、後述するように、割り勘決済を行う場合においても、売上情報が生成される。なお、売上情報は、その売上情報に係る売上の決済処理が行われるときに削除される。したがって、売上情報DB14Aに記憶されている売上情報は、未決済の売上に係るものである。
図3は、売上情報DB14Aに記憶される売上情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図3に示すように、売上情報は、売上計上日フィールド111,売上票番号フィールド112,売上票連番フィールド113,カード番号フィールド114,利用店舗番号フィールド115,利用料金フィールド116,および分割作業中フラグフィールド117等の各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
売上計上日フィールド111にはクレジットカードの利用による売上が計上された日を示す情報が、売上票番号フィールド112および売上票連番フィールド113には売上情報を識別するための情報がそれぞれ格納されている。また、カード番号フィールド114にはクレジットカードのカード番号を示す情報が、利用店舗番号フィールド115にはクレジットカードが利用された店舗を識別する利用店舗番号を示す情報が、利用料金フィールド116にはクレジットカードにより利用された料金を示す情報がそれぞれ格納されている。さらに、分割作業中フラグフィールド117には、後述するような利用料金の分割を行われているか否かを示す情報が格納されている。
また、カード情報DB14Bは、クレジットカードに関するカード情報を記憶する。図4は、カード情報DB14Bに記憶されるカード情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図4に示すように、カード情報は、カード番号フィールド121,有効期限フィールド122,決済口座フィールド123,認証用パスワードフィールド124、および氏名フィールド125等の各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
カード番号フィールド121にはクレジットカードのカード番号を示す情報が、有効期限フィールド122にはクレジットーカードの有効期限を示す情報がそれぞれ格納されている。また、決済口座フィールド123にはクレジットカードの利用による売上の決済に係る金融機関の口座を示す情報が、認証用パスワードフィールド124にはクレジットカードの利用者であるか否かを認証するためのパスワードを示す情報が、氏名フィールド125にはクレジットカードの利用者の氏名を示す情報がそれぞれ格納されている。
また、請求情報DB14Cは、クレジットカードの利用者に対して請求を行うために必要となる請求情報を記憶する。図5は、請求情報DB14Cに記憶される請求情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図5に示すように、請求情報は、売上計上日フィールド131,売上票番号フィールド132,売上票連番フィールド133,分割連番フィールド134,カード番号フィールド135,および支払約定日フィールド136等を有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
売上計上日フィールド131にはクレジットカードの利用による売上が計上された日を示す情報が、売上票番号フィールド132および売上票連番フィールド133には売上情報を識別するための情報がそれぞれ格納されている。また、分割連番フィールド134には後述するようにして利用料金の分割が行われた場合にその分割を識別するための情報が、カード番号フィールド135にはクレジットカードのカード番号を示す情報が、支払約定日フィールド136にはクレジットカードの利用による売上の決済を行う特定の日を示す情報がそれぞれ格納されている。
さらに、信用残高情報DB14Dは、クレジットカードの利用者の信用残高に関する信用残高情報を記憶する。図6は、信用残高情報DB14Dに記憶される信用残高情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図6に示すように、信用残高情報は、カード番号フィールド141および信用残高フィールド142等の各フィールドを有している。ここで、カード番号フィールド141にはクレジットカードのカード番号を示す情報が、信用残高フィールド142にはクレジットカードの利用者の信用残高を示す情報がそれぞれ格納されている。
図7は、本発明のクレジットカードシステム100が備える分割指示装置2の構成を示すブロック図である。図7に示すように、分割指示装置2はCPU21を備えており、CPU21はバスを介して後述する各ハードウェアと接続されている。そして、CPU21は、それらのハードウェアの動作を制御するとともに、メモリ22にロードされるコンピュータプログラムを実行する。これにより、分割指示装置2は、後述する処理を実行することが可能となる。
メモリ22は、例えばDRAM又はSRAM等で構成され、コンピュータプログラムの実行時において発生する一時的なデータ等を記憶する。
通信インタフェース(I/F)23は、売上情報処理装置1および通信ネットワーク5を介して利用者側端末装置4,4…と通信するためのインタフェースである。
ハードディスク24は、読み書き可能な磁気ディスクなどで構成され、分割指示装置2の動作に必要なコンピュータプログラムおよびOS25、並びに各種のデータなどを記憶している。また、このハードディスク24には、売上分割情報DB24A、および付加情報DB24Bが記憶されている。以下、これらのデータベースの詳細について説明する。
売上分割情報DB24Aは、後述するようにして行われる利用料金の分割に関する売上分割情報を記憶する。図8は、売上分割情報DB24Aに記憶される売上分割情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図8に示すように、売上分割情報は、売上計上日フィールド151,売上票番号フィールド152,売上票連番フィールド153,カード番号フィールド154,分割利用料金フィールド155,分割連番フィールド156,および承認区分フィールド157等の各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
売上計上日フィールド151にはクレジットカードの利用による売上が計上された日を示す情報が、売上票番号フィールド152および売上票連番フィールド153には売上情報を識別するための情報がそれぞれ格納されている。また、カード番号フィールド154には利用料金の分割の分割先であるクレジットカードのカード番号を示す情報が、分割利用料金フィールド155には後述するようにして利用料金の分割が行われた場合にその分割先の利用料金を示す情報がそれぞれ格納されている。さらに、分割連番フィールド156には利用料金の分割が行われた場合にその分割を識別するための情報が、承認区分フィールド157には利用料金の分割を分割先の利用者が承認したか否かを示す情報がそれぞれ格納されている。
また、付加情報DB24Bは、後述するようにして行われる利用料金の分割を確認するための付加情報を記憶する。図9は、付加情報DB24Bに記憶される付加情報のフォーマットの一例を示す概念図である。図9に示すように、付加情報は、売上計上日フィールド161,売上票番号フィールド162,売上票連番フィールド163,カード番号フィールド164,分割利用料金フィールド165,分割連番フィールド166,分割区分フィールド167,コメントフィールド168,および分割状況フィールド169等の各フィールドを有している。以下、これらの各フィールドに格納される情報について説明する。
売上計上日フィールド161にはクレジットカードの利用による売上が計上された日を示す情報が、売上票番号フィールド162および売上票連番フィールド163には売上情報を識別するための情報がそれぞれ格納されている。また、カード番号フィールド164には利用料金の分割の分割元であるクレジットカードのカード番号を示す情報が、利用料金フィールド165には後述するようにして利用料金の分割が行われた場合にその分割元の利用料金を示す情報が、分割連番フィールド166には利用料金の分割が行われた場合にその分割を識別するための情報がそれぞれ格納されている。さらに、分割区分フィールド167には例えば「利用料金を均等に分割する」または「利用料金を均等に分割した後に2割引きする」等、利用料金の分割を行うときの区分を示す情報が、コメントフィールド168には後述するように利用料金の分割のときに分割を依頼する分割依頼者が作成したコメントに関する情報が、分割状況フィールド169には利用料金の分割が行われたか否かを示す情報がそれぞれ格納されている。
なお、本実施の形態においては、クレジットカードシステム100が、売上情報処理装置1と分割指示装置2とを備えて構成されているが、売上情報処理装置1および分割指示装置2の機能を果たす1台の装置によって構成されていてもよい。また、3台以上の装置が相互に通信することによってクレジットカードシステム100を実現するようにしてもよい。
次に、以上のように構成された本実施の形態のクレジットカードシステム100の動作について、フローチャートおよび表示画面上に表示される画面例を参照しながら説明する。なお、前述したように、クレジットカードの利用による売上が発生した場合、売上情報が生成され、その売上情報が売上情報DB14Aに格納される。以下では、既に売上情報DB14Aに売上情報が蓄積されているものとする。
[本人認証処理について]
以下、利用料金の分割を行うときに、その分割の依頼者が当該分割に係る売上のクレジットカード利用者であるか否かを確認するための本人認証処理について説明する。
図10は、本人認証処理に伴う、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。クレジットカードの利用による代金の支払を割り勘で行うことを望む利用者(以下、分割依頼者という)は、利用者側端末装置4を用いて、割り勘のために利用料金の分割を依頼するための分割依頼情報を入力する。この入力を受け付けた利用者側端末装置4は、分割依頼情報を分割指示装置2宛に送信する(S101)。
分割指示装置2は、利用者側端末装置4から送信された分割依頼情報を受信した場合(S201)、本人認証を行うためにクレジットカードのカード番号および認証用のパスワード等を入力するための画面に関する認証画面情報を利用者側端末装置4宛に送信する(S202)。
利用者側端末装置4は、分割指示装置2から送信された認証画面情報を受信した場合(S102)、受信した認証画面情報を表示画面上に表示する(S103)。
分割依頼者は、利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている認証画面情報にしたがって、クレジットカードのカード番号および認証用のパスワードを含む認証情報を入力する。利用者側端末装置4は、分割依頼者による認証情報の入力を受け付け(S104)、受け付けた認証情報を分割指示装置2宛に送信する(S105)。
分割指示装置2は、利用者側端末装置4から送信された認証情報を受信した場合(S203)、受信した認証情報を売上情報処理装置1宛に送信する(S204)。
売上情報処理装置1は、分割指示装置2から送信された認証情報を受信した場合(S301)、受信した認証情報とカード情報DB13Cに格納されているカード情報とのマッチング処理を行うことにより、分割依頼者が正規に登録されているクレジットカードの利用者であるか否かの認証を行う(S302)。
ステップS302にて認証が失敗した場合(S302でNO)、売上情報処理装置1は、認証に失敗したことを示す認証失敗情報を分割指示装置2宛に送信する(S303)。この認証失敗情報を分割指示装置2が受信した場合(S205)、分割指示装置2は、認証が失敗しことを示す画面に関する認証失敗画面情報を利用者側端末装置4宛に送信する(S206)。この認証失敗画面情報を利用者側端末装置4が受信した場合(S106)、利用者側端末装置4は、受信した認証失敗画面情報を表示画面上に表示する(S107)。
一方、ステップS302にて認証が成功した場合(S302でYES)、売上情報処理装置1は、その成功した認証に係るクレジットカードについての売上情報を売上情報DB14Aから検索し、その検索した売上情報のうち売上計上日を示す情報等の一部の情報を含む認証成功情報を分割指示装置2宛に送信する(S304)。この認証成功情報を分割指示装置2が受信した場合(S207)、分割指示装置2は、受信した認証成功情報に含まれている売上情報の一部の情報に基づいて、売上一覧を示す画面に関する売上一覧画面情報を生成し、その売上一覧画面情報を利用者側端末装置4宛に送信する(S208)。この売上一覧画面情報を利用者側端末装置4が受信した場合(S108)、利用者側端末装置4は、受信した売上一覧画面情報を表示画面上に表示する(S109)。
[分割指示処理について]
以下、分割依頼者が利用料金の分割を指示するときの分割指示処理について説明する。
図11は、前述した本人認証処理の結果、利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている売上一覧画面情報の画面例を示す図である。図11に示すように、この画面には、分割依頼者が所有するクレジットカードのカード番号、およびまだ決済が終了していない売上情報の一部の情報(クレジットカードの利用日(売上計上日)、利用店舗名、利用金額)が示されている。
分割依頼者は、図11に示されている画面中のチェックボックスにチェックを入力することによって、利用料金の分割の対象となる売上を選択し、その後送信ボタンをクリックする。
図12は、分割指示処理に伴う、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。利用者側端末装置4は、前述したようにして分割依頼者が送信ボタンをクリックしたことを検知した場合、チェックボックスにチェックが入力された売上、すなわち利用料金の分割の対象となる売上を識別するための分割対象情報を分割指示装置2宛に送信する(S111)。この分割対象情報を分割指示装置2が受信した場合(S211)、分割指示装置2は、受信した分割対象情報を売上情報処理装置1宛に送信する(S311)。
売上情報処理装置1は、分割指示装置2から送信された分割対象情報を受信した場合(S311)、受信した分割対象情報に示されている売上に係る売上情報の分割作業中フラグフィールド117に、分割作業中であることを示す情報を格納する(S312)。そして、売上情報処理装置1は、このようにして分割作業中フラグが「作業中」に設定されたことを示す設定完了情報を分割指示装置2宛に送信する(S313)。
分割指示装置2は、売上情報処理装置1から送信された設定完了情報を受信した場合(S213)、前述した分割対象情報に示されている売上に係る売上情報の一部の情報、および何人で割り勘をするのかを示す分割人数を入力するための情報等を含む分割指示画面情報を利用者側端末装置4宛に送信する(S214)。
利用者側端末装置4は、分割指示装置2から送信された分割指示画面情報を受信した場合(S112)、受信した分割指示画面情報を表示画面上に表示する(S113)。
図13は、以上のようにして利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている分割指示画面情報の画面例を示す図である。図13に示すように、この画面には、分割依頼者が所有するクレジットカードのカード番号、および分割作業中である売上情報の一部の情報(クレジットカードの利用日(売上計上日)、利用店舗名、利用金額)が示されている。また、この画面には、分割人数を入力するための入力フィールド、および分割先のクレジットカードの利用者、すなわち割り勘支払を依頼される側のクレジットカードの利用者の氏名、メールアドレス、分割区分、負担金額を入力するための入力フィールドが示されている。ここで、「分割区分」は前述した付加情報の分割区分フィールドに格納される情報であり、「負担金額」は分割先のクレジットカードの利用者が負担する金額である。なお、後述するように利用料金の分割を承認するか否かは分割先のクレジットカードの利用者が決定するため、この分割先のクレジットカードの利用者のことを分割承認者と呼ぶことにする。
さらに、この画面には、分割依頼者が分割承認者に対して伝えるコメントを入力するための入力フィールドが示されている。このコメントは、前述した付加情報のコメントフィールド168に格納される情報である。
分割依頼者は、前述した各入力フィールドに必要な情報を入力し、その後送信ボタンをクリックする。ここで、コメントとしては、「先日は○○が美味しかったですね。」または「昨日はお疲れ様でした。××部長が大変でしたね。」など、分割依頼者が入力したものであると容易に判断できるような内容であることが望ましい。
図14は、図13に示す分割指示に係る画面において送信ボタンがクリックされた場合における、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。利用者側端末装置4は、前述したようにして分割依頼者が送信ボタンをクリックしたことを検知した場合、各入力フィールドに入力された情報を含む分割指示情報を分割指示装置2宛に送信する(S121)。
分割指示装置2は、利用者側端末装置4から送信された分割指示情報を受信した場合(S221)、受信した分割指示情報に基づいて売上分割情報を生成し(S222)、その生成した売上分割情報を売上分割情報DB24Aに登録する(S223)。また、分割指示装置2は、同じく分割指示情報に基づいて付加情報を生成し(S224)、その生成した付加情報を付加情報DB24Bに登録する(S225)。
次に、分割指示装置2は、分割依頼者から分割の依頼があったことを示す情報、および特定のURL(Uniform Resource Locator)が含まれた電子メールを、分割指示情報に含まれているメールアドレス宛に送信する(S226)。
[分割意思確認処理について]
以下、分割承認者が利用料金の分割を行うことの意思があるか否かを確認するための分割意思確認処理について説明する。
分割依頼者は、分割指示処理において分割指示装置2から送信された電子メールを利用者側端末装置4にて受信し、その受信した電子メールの内容を確認することにより、分割依頼者から分割の依頼があったことを知る。ここでその分割を行ってもよいと考えた場合、分割依頼者は電子メールに含まれているURLへのアクセスを試みる。
なお、後述するように、本発明に係るクレジットカードシステムを用いて割り勘による代金支払いを行うためには、分割承認者がクレジットカードの利用者、すなわちクレジットカードを所有している者でなければならない。したがって、分割承認者がクレジットカードを所有していない場合、たとえ分割承認者に分割の意思があったとしても、分割を行うことはできない。このように分割を行うことはできないものの、前記電子メールの内容を確認することによって、分割承認者は、クレジットカードを所有すれば、割り勘による代金支払いという利用者にとって利便性の高いサービスが享受可能であることを知ることになる。そのため、分割承認者がクレジットカードの申込みを検討することが予想される。そこで、前記電子メールに、クレジットカードの申込み等に関する情報を含めることによって、クレジットカード発行会社にとって効果的な宣伝広告を行うことが可能となる。
図15は、分割意思確認処理に伴う、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。分割承認者による指示にしたがって、利用者側端末装置4は、電子メールに示されているURLに対してアクセスする(S131)。
分割指示装置2は、利用者側端末装置4が特定のURLにアクセスしてきたことを検知した場合、分割承認者の意思確認を行うための意思確認実行情報を売上情報処理装置1宛に送信する(S231)。ここで意思確認実行情報には、分割に係る売上情報を識別するための売上票番号、売上票連番を含む売上識別情報が含まれている。
売上情報処理装置1は、分割指示装置2から送信された意思確認実行情報を受信した場合(S331)、受信した意思確認実行情報に含まれている売上識別情報をキーとして売上情報DB14Aから売上情報を検索し(S332)、検索した売上情報から、売上計上日、分割依頼者のクレジットカードのカード番号および利用店舗番号を特定する(S333)。次に、売上情報処理装置1は、特定したカード番号をキーとしてカード情報DB14Bからカード情報を検索し(S334)、検索したカード情報から分割依頼者の氏名を特定する(S335)。そして、売上情報処理装置1は、分割承認者に対して利用料金の分割の承認を促すための承認依頼情報を分割指示装置2宛に送信する(S336)。ここで、承認依頼情報には前述したようにして特定した利用店舗番号に係る利用店舗名、分割依頼者の氏名が含まれている。
分割指示装置2は、売上情報処理装置1から送信された承認依頼情報を受信した場合(S232)、受信した承認依頼情報に基づいて承認依頼に係る情報の入出力を行うための承認依頼画面情報を利用者端末装置4宛に送信する(S233)。
利用者側端末装置4は、分割指示装置2から送信された承認依頼画面情報を受信した場合(S132)、受信した承認依頼画面情報を表示画面上に表示する(S133)。
図16は、以上のようにして利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている承認依頼画面情報の画面例を示す図である。図16に示すように、この画面には、利用料金の分割に係る売上の売上計上日(クレジットカードの利用日)、利用店舗名、および分割依頼者の氏名が示されている。また、この画面には、分割承認者のクレジットカードのカード番号および認証用パスワードを入力するための各入力フィールドが示されている。
分割承認者は、この画面に示されている情報を確認し、利用料金の分割を承認するか否かを判断する。そして、利用料金の分割を承認すると判断した場合、分割承認者は、前述した各入力フィールドにカード番号および認証用パスワードを入力し、その後送信ボタンをクリックする。
図17は、図16に示す分割承認に係る画面において送信ボタンがクリックされた場合における、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。利用者側端末装置4は、前述したようにして分割承認者が送信ボタンをクリックしたことを検知した場合、各入力フィールドに入力された情報を含む分割承認情報を分割指示装置2宛に送信する(S141)。
分割指示装置2は、利用者側端末装置4から送信された分割承認情報を受信した場合(S241)、受信した分割承認情報に基づいて分割承認者の認証処理を、図10を参照しながら説明したS302と同様にして実行する(S242)。なお、以下ではこの認証処理に実行したものとして説明を続ける。
分割指示装置2は、売上計上日、売上票番号、売上票連番、および分割連番をキーとして売上分割情報DB24Aから売上分割情報を検索し(S243)、検索した売上分割情報から分割承認者が負担する負担金額(売上分割情報における分割利用料金)を取得する(S244)。また、同じく売上計上日、売上票番号、売上票連番、および分割連番をキーとして付加情報DB24Bから付加情報を検索し(S245)、検索した付加情報からコメントを取得する(S246)。そして、分割指示装置2は、利用料金の分割の承認を確認するための画面に関する承認確認画面情報を利用者側端末装置4宛に送信する(S247)。
利用者側端末装置4は、分割指示装置2から送信された承認確認画面情報を受信した場合(S142)、受信した承認確認画面情報を表示画面上に表示する(S143)。
[分割承認確定処理について]
以下、分割承認者による利用料金の分割の承認の確定のための分割承認確定処理について説明する。
図18は、前述した分割意思確認処理の結果、利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている承認確認画面情報の画面例を示す図である。図18に示すように、この画面には、分割承認者が所有するクレジットカードのカード番号、および利用料金の分割に係る売上の売上計上日(クレジットカードの利用日)、利用店舗名、分割承認者の負担金額、分割依頼者の氏名、分割人数、およびコメントが示されている。また、この画面には、この利用料金の分割の承認または不承認を確定するための承認/不承認チェックボックスが示されている。
分割承認者は、図18に示されている画面中のチェックボックスの何れかにチェックを入力することによって、利用料金の分割の承認または不承認の確定を行い、その後送信ボタンをクリックする。
ここで、画面に示されているコメントが分割依頼者を容易に特定することができるものである場合、分割承認者は、当該利用料金の分割は不正なものではないと判断することができるため、承認しやすい。
図19は、分割承認確定処理に伴う、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。利用者側端末装置4は、前述したようにして分割依頼者が送信ボタンをクリックしたことを検知した場合、承認または不承認の何れのチェックボックスにチェックが入力されたかを示す承認可否情報を分割指示装置2宛に送信する(S151)。この承認可否情報を分割指示装置2が受信した場合(S251)、分割指示装置2は、受信した承認可否情報を売上情報処理装置1宛に送信する(S252)。
売上情報処理装置1は、分割指示装置2から送信された承認可否情報を受信した場合(S351)、受信した承認可否情報に基づいて、分割承認者が承認または不承認の何れを確定したかを判定する(S352)。ここで、分割承認者が不承認を確定したと判定した場合(S352でNO)、売上情報処理装置1は、分割承認者により不承認が確定されたことを示す不承認情報を分割指示装置2宛に送信する(S356)。
一方、ステップS352において、分割承認者が承認を確定したと判定した場合(S352でYES)、売上情報処理装置1は、分割承認者のカード番号をキーとして信用残高情報DB14Dから信用残高情報を検索し(S353)、検索した信用残高情報に基づいて残高が不足しているか否かを判定する(S354)。ここで、残高が不足していると判定した場合(S354でYES)、売上情報処理装置1は、前述したように不承認情報を分割指示装置2宛に送信する(S356)。
これに対し、ステップS352において、残高が不足していないと判定した場合(S354でNO)、分割承認者により承認が確定されたことを示す承認情報を分割指示装置2宛に送信する(S355)。
分割指示装置2は、売上情報処理装置1から送信された承認情報を受信した場合(S253)、または同じく不承認情報を受信した場合(S254)、受信した承認情報または不承認情報にしたがって、売上分割情報の承認区分フィールドの値を設定することにより、売上分割情報を更新する(S255)。
[分割実行処理について]
以下、利用料金の分割を実行する分割実行処理について説明する。なお、この分割実行処理は毎日、毎週、毎月等、一定の期間において所定の時刻に行われる。しかしながら、分割実行処理は、このようなバッチ処理ではなく、前述したようにして分割承認者による承認が確定される都度行うようなリアルタイム処理であってもよいことは言うまでもない。
図20および図21は、分割実行処理に伴う、本発明のクレジットカードシステム100の動作の流れを説明するフローチャートである。売上情報処理装置1は、所定の時刻に達したときに、売上情報DB14Aから分割作業中フラグフィールドに「作業中」を示す情報が格納されている売上情報を抽出する(S361)。次に、売上情報処理装置1は、抽出した売上情報に対する分割の実行の可否を確認するための分割実行可否情報を分割指示装置2宛に送信する(S362)。ここで、分割実行可否情報には、前記抽出した売上情報に含まれる売上計上日、売上票番号、および売上票連番を示す情報が含まれている。
分割指示装置2は、売上情報処理装置1から送信された分割実行可否情報を受信した場合(S261)、受信した分割実行可否情報に含まれている売上計上日、売上票番号、および売上票連番を示す情報をキーとして売上分割情報DB24Aから売上分割情報を検索し、検索した売上分割情報の承認区分フィールドに、「承認」または「不承認」の何れかを示す情報が格納されているか否かを判定する(S262)。
ステップS262において、承認区分フィールドに「承認」または「不承認」の何れかを示す情報が格納されていない、すなわちこのフィールドがブランクとなっている売上分割情報があると判定された場合(S262でNO)、分割指示装置2は、その承認区分フィールドがブランクとなっている売上分割情報が売上計上日から所定の期間経過した売上に係るものであるのか否かを判定する(S263)。
ステップS263において、当該売上分割情報が売上計上日から所定の期間経過した売上に係るものであると判定した場合(S263でYES)、分割指示装置2は、その売上分割情報の承認区分フィールドに「不承認」を示す情報を格納することによって売上分割情報を更新する(S264)。そして、このようにしてステップS264を実行した場合、ステップS262において承認区分フィールドにはすべて「承認」または「不承認」の何れかを示す情報が格納されていると判定された場合(S262でYES)、もしくはステップS263において売上分割情報が売上計上日から所定の期間経過した売上に係るものではないと判定した場合(S263でNO)、分割指示装置2は、売上分割情報DB14Bから承認区分フィールドに「承認」を示す情報が格納されている売上分割情報を抽出する(S265)。そして、分割指示装置2は、その抽出した売上分割情報を含む売上実行依頼情報を売上情報処理装置1宛に送信する(S266)。
売上情報処理装置1は、分割指示装置2から送信された売上実行依頼情報を受信した場合(S363)、受信した売上実行依頼情報に含まれる売上分割情報に基づいて、分割承認者の負担金額分を分割依頼者の売上に係る利用料金から減算することにより、分割依頼者に係る売上情報を更新する(S371)。したがって、例えば、分割依頼者の売上に係る利用料金が1万2千5百円だった場合であって、分割承認者の負担金額が3千円のときであれば、分割依頼者の利用料金が9千5百円(1万2千5百円−3千円)となるように、分割依頼者に係る売上情報を更新する。
次に、売上情報処理装置1は、同じく売上分割情報に基づいて、分割承認者の負担金額に係る売上情報を生成する(S372)。したがって、例えば、分割承認者の負担金額が3千円の場合であれば、分割承認者の利用料金が3千円となる売上情報を生成することになる。このようにして、新たに売上情報を生成した場合、売上情報処理装置1は、その生成した売上情報を売上情報DB14Aに登録する(S373)。そして、売上情報処理装置1は、分割実行が完了したことを示す分割実行完了情報を分割指示装置2宛に送信する(S374)。ここで、分割実行完了情報には、付加情報を識別するために必要な情報(売上票番号、売上票連番、分割連番等を示す情報)が含まれている。
分割指示装置2には、売上情報処理装置1から送信された分割実行完了情報を受信した場合(S267)、受信した分割実行完了情報に含まれている付加情報を識別するために必要な情報を用いて付加情報DB24Bから付加情報を検索し、検索した付加情報の分割状況フィールドに分割処理が済んでいることを示す情報を格納することによってその付加情報の更新を行う(S268)。そして、分割指示装置2は、分割状況が「済」とされた付加情報に係る分割承認者宛に分割処理が行われたことを示す分割状況情報を含む電子メールを送信する(S269)。
このようにして送信された電子メールの内容を利用者側端末装置4等を用いて分割承認者が確認することによって、分割承認者は、割り勘支払が行われ、自己のクレジットカードの利用による売上が発生したことを知ることができる。
なお、売上情報処理装置1の売上情報DB14Aに格納されている売上情報に係る売上は、所定の期日に決済が行われることになる。この決済が行われる前に、クレジットカードの利用者に対して後日決済が行われることを示す請求がなされるが、その請求のときに以上のような分割処理が行われたことを分割依頼者および分割承認者に対して知らせるようにしてもよい。
以上のように、利用料金の分割を行う場合において、分割元の分割依頼者に係る売上情報が更新され、しかも分割先の分割依頼者に係る売上情報が生成される。これにより、店頭での代金精算のときにおいては特定の者が一括して代金をクレジットカードを利用して支払っておき、その後、他の者がそれぞれの負担分をクレジットカードを利用して支払うことが可能となる。その結果、クレジットカードの利用者の利便性を飛躍的に向上させることができる。
本発明のクレジットカードシステムの構成を示すブロック図である。 本発明のクレジットカードシステムが備える売上情報処理装置の構成を示すブロック図である。 売上情報DBに記憶される売上情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 カード情報DBに記憶されるカード情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 請求情報DBに記憶される請求情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 信用残高情報DBに記憶される信用残高情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 本発明のクレジットカードシステムが備える分割指示装置の構成を示すブロック図である。 売上分割情報DBに記憶される売上分割情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 付加情報DBに記憶される付加情報のフォーマットの一例を示す概念図である。 本人認証処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 本人認証処理の結果、利用者側端末装置4の表示画面上に表示されている売上一覧画面情報の画面例を示す図である。 分割指示処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 利用者側端末装置の表示画面上に表示されている分割指示画面情報の画面例を示す図である。 図13に示す分割指示に係る画面において送信ボタンがクリックされた場合における、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 分割意思確認処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 利用者側端末装置の表示画面上に表示されている承認依頼画面情報の画面例を示す図である。 図16に示す分割承認に係る画面において送信ボタンがクリックされた場合における、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 分割意思確認処理の結果、利用者側端末装置の表示画面上に表示されている承認確認画面情報の画面例を示す図である。 分割承認確定処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 分割実行処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。 分割実行処理に伴う、本発明のクレジットカードシステムの動作の流れを説明するフローチャートである。
符号の説明
1 売上情報処理装置
2 分割指示装置
3 加盟店側端末装置
4 利用者側端末装置
5 通信ネットワーク
14A 売上情報DB
14B カード情報DB
14C 請求情報DB
14D 信用残高情報DB
24A 売上分割情報DB
24B 付加情報DB
100 クレジットカードシステム

Claims (7)

  1. 所定の演算を実行する演算手段と、外部の端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続するための通信手段と、クレジットカードの利用による売上が発生した場合に生成される、前記利用に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を蓄積するデータベースとを備え、前記データベースに蓄積された売上情報に基づいて決済処理を実行するクレジットカードシステムにて、前記売上情報を処理する売上情報処理方法において、
    前記通信手段が、割り勘を依頼するクレジットカードの利用者である割り勘依頼者側の端末から、既に発生した売上の代金支払いを割り勘で行う旨の要求、割り勘で支払う場合の各人の支払代金、及び割り勘で支払いを行う可能性のある人数である暫定支払人数を受け付けるステップと、
    前記通信手段が更に、割り勘を依頼されるクレジットカードの利用者である割り勘被依頼者側の端末に対して、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認するか否かの判断を促す情報、前記支払代金及び前記暫定支払人数を含み、全体金額を含まない割り勘依頼画面を示す割り勘依頼情報を送信するステップと、
    割り勘被依頼者側の端末にて前記割り勘依頼画面が表示された後、当該割り勘被依頼者側の端末から、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知を前記通信手段が受け取った場合、前記演算手段が、前記既に発生した売上に係る売上情報を、前記データベースから検索するステップと、
    前記演算手段が更に、検索された売上情報に含まれる利用金額情報が示す利用金額から承認された割り勘に係る利用金額を減ずるとともに、当該割り勘に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を生成し、生成した売上情報を前記データベースに蓄積するステップと
    を有することを特徴とする、売上情報処理方法。
  2. 外部の端末と通信ネットワークを介して通信可能に接続されており、クレジットカードの利用による売上が発生した場合に生成される、前記利用に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報に基づいて決済処理を実行するクレジットカードシステムにおいて、
    前記売上情報を蓄積するデータベースと、
    割り勘を依頼するクレジットカードの利用者である割り勘依頼者側の端末から、既に発生した売上の代金支払いを割り勘で行う旨の要求、割り勘で支払う場合の各人の支払代金、及び割り勘で支払いを行う可能性のある人数である暫定支払人数を受け付ける受付手段と、
    割り勘を依頼されるクレジットカードの利用者である割り勘被依頼者側の端末に対して、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認するか否かの判断を促す情報、前記支払代金及び前記暫定支払人数を含み、全体金額を含まない割り勘依頼画面を示す割り勘依頼情報を送信する割り勘依頼情報送信手段と、
    割り勘被依頼者側の端末にて前記割り勘依頼画面が表示された後、当該割り勘被依頼者側の端末から、前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知を受け取った場合、前記既に発生した売上に係る売上情報を、前記データベースから検索する検索手段と、
    前記検索手段によって検索された売上情報に含まれる利用金額情報が示す利用金額から承認された割り勘に係る利用金額を減ずる売上情報更新手段と、
    前記承認された割り勘に係る利用金額を示す利用金額情報を含む売上情報を生成する売上情報生成手段と
    を備えることを特徴とする、クレジットカードシステム。
  3. 割り勘依頼者側の端末に対して、当該割り勘依頼者のクレジットカードの利用による売上の一覧を示し且つ当該一覧の中から割り勘の対象となる売上を選択することが可能な表示画面に関する売上一覧画面情報を送信する売上一覧情報送信手段をさらに備える、請求項2に記載のクレジットカードシステム。
  4. 割り勘依頼者側の端末に対して、割り勘で支払う場合の各人の支払代金を決定するためのルールの入力を受け付けることが可能な表示画面に関する入力画面情報を送信する入力画面情報送信手段をさらに備え、
    前記受付手段が受け付ける前記支払代金は前記ルールに基づいて定められる、請求項2または3に記載のクレジットカードシステム。
  5. 割り勘被依頼者側の端末から前記割り勘に係る利用金額の支払を承認する旨の通知が所定期間なかった場合、当該割り勘は承認されなかったと判定する第1承認判定手段をさらに備える、請求項2乃至4の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  6. 割り勘依頼者側の端末から前記割り勘に係るコメントを受け付けた場合、受け付けたコメントを割り勘依頼者側の端末へ通知するコメント通知手段をさらに備える、請求項2乃至5の何れかに記載のクレジットカードシステム。
  7. 割り勘被依頼者の信用残高が不足しているか否かを判定する信用残高判定手段と、
    当該信用残高判定手段により信用残高が不足していると判定された場合、前記割り勘に係る利用金額の支払は承認されなかったと判定する第2承認判定手段とをさらに備える、請求項2乃至請求項6の何れかに記載のクレジットカードシステム。
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