JP5911365B2 - 複合型顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、光学顕微鏡と走査型プローブ顕微鏡の複合型顕微鏡に関する。
走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、走査機構によって機械的プローブを機械的に走査して試料表面の情報を得る走査型顕微鏡であって、走査型トンネリング顕微鏡(STM)、原子間力顕微鏡(AFM)、走査型磁気力顕微鏡(MFM)、走査型近接場光顕微鏡(SNOM)などの総称である。走査型プローブ顕微鏡は、機械的プローブと試料とを相対的にXY方向にラスター走査し、機械的プローブを介して所望の試料領域の表面情報を得て、モニターTV上にマッピング表示する。
なかでもAFMは最も広く使用されている装置であって、機械的プローブをその自由端にもつカンチレバーと、カンチレバーの変位を検出する光学式変位センサーと、機械的プローブと試料を相対的に走査する走査機構を主要な機械機構として備えている。その光学式変位センサーとしては、構成が簡単でありかつ高い変位検出感度を有することから、光てこ式の光学式変位センサーが最も広く使われている。カンチレバー上に直径数μmから数十μmの光束を照射し、その反射光の反射方向がレバーの反りに応じて変化するのを二分割光ディテクタなどによりとらえて、カンチレバーの自由端にある機械的プローブの動作をとらえ電気信号として出力する。この出力が一定になるように走査機構をZ方向に制御しながら、同じく走査機構をXY方向に走査することにより、コンピュータのモニター上に試料表面の凹凸の状態をマッピング表示する。
このようなAFMでは、液体中の生物試料を観察する場合、倒立型光学顕微鏡と組み合わせて観察することが一般的である。倒立型光学顕微鏡観察は、試料の知見を得るだけでなく、試料の特定部位にカンチレバーを位置決めするときにも有効だからである。
生物試料の動く様子を観察しようとしたとき、AFMに求められるのは観察速度である。この用途では1秒以内、望ましくは0.1秒以内に一画面を得られると良い。このようなAFMの高速化を行おうとしたとき、AFM装置の電気回路周りについては現在市販されている装置でも可能なレベルに達しており、課題となるところは機械機構にある。特に、走査速度の速い走査機構や、柔らかくかつ共振周波数の高いカンチレバーや、そのカンチレバーの変位を検出できる光てこ式の光学式変位センサーが挙げられる。
例えば、X方向100画素、Y方向100画素の画像を0.1秒で取り込むとき、走査機構に求められるX方向の走査周波数は1kHz、Y方向の走査周波数は10Hz、Z方向の走査周波数は100kHz以上に達する。
そして生物試料の観察に適した高い周波数のカンチレバーとしては、バネ定数が1N/m以下であって、共振周波数は300kHz以上が望ましい。このようなカンチレバーの寸法は現在市販されているカンチレバーに比べて10分の1程度と極めて小さいものとなり、例えば窒化シリコン製のカンチレバーで、長さ10μm、幅2μm、厚さ0.1μmとなる。そのバネ定数は0.1N/m、大気中の共振周波数は1.2MHz、液体中での共振周波数は400kHz前後となる。
さらに光学式変位センサーとしては、極めて小さいカンチレバーの変位を検出するために収束光のスポット径が数μm以下となる集光光学系が要求される。
以上に説明したように、生物試料のAFMによる高速観察には、柔らかくて共振周波数の高い小さなカンチレバーが使用可能であるとともに、高速走査をする走査機構を備えていることが望ましい。
特開2002−82036号公報は、このような要望に応える倒立型光学顕微鏡観察とAFMを組み合わせた複合型顕微鏡を開示している。
特開2002−82036号公報
特開2002−82036号公報に開示された複合型顕微鏡におけるAFMは、カンチレバーに対して試料をXYZに走査する試料スキャンタイプである。試料スキャンタイプのAFMでは、試料とその走査機構がステージを間に挟んで対物レンズの反対側に設けられるため、光学観察のための照明光を対物レンズの反対側から照射することは難しい。試料スキャンタイプのAFMでは、一般に、光学観察のための照明は、対物レンズ側からの照明すなわち落射明視野照明によっておこなわれる。この落射明視野照明は、高コントラストの試料には適しているが、生物試料などの低コントラストの試料には適していない。
AFMには、試料スキャンタイプとは反対に、試料に対してカンチレバーをXYZに走査するレバースキャンタイプのものもある。このレバースキャンタイプのAFMは、試料や試料基板に対する制約が少ないものの、走査対象物が重くなる傾向があり、その場合には観察速度の制約がある。
本発明の目的は、このような現状を鑑みて成されたものであり、低コントラストの試料を好適に照明し得る光学顕微鏡とレバースキャンタイプのAFMを組み合わせた複合型顕微鏡を提供することである。
本発明は、倒立型光学顕微鏡と走査型プローブ顕微鏡の複合型顕微鏡であって、試料を保持した試料基板が載置される試料基板載置面を有するステージと、サブストレートと、前記サブストレートに支持されたカンチレバーと、前記カンチレバーの自由端に設けられたプローブを備えたカンチレバーチップと、前記プローブを前記試料基板載置面に対向させ、かつ、前記サブストレートを前記試料基板載置面に対して傾斜させて保持するとともに、前記プローブを前記試料基板載置面に対して三次元的に走査するスキャナと、前記カンチレバーの変位を光学的に検出する光学式変位センサーと、前記倒立型光学顕微鏡による観察のための照明光を、前記サブストレートを基準にして前記カンチレバーの反対側に位置する前記サブストレートの後方から、前記サブストレートと前記試料基板載置面の間を通して、前記試料基板載置面に載置された試料に照射する照明光源とを備えている。
本発明によれば、低コントラストの試料を好適に照明し得る光学顕微鏡とレバースキャンタイプのAFMを組み合わせた複合型顕微鏡が提供される。
第一実施形態による複合型顕微鏡を示している。 図1に示されたカンチレバーチップの斜視図である。 図1に示されたカンチレバーチップと集光レンズを別の方向から見た拡大図である。 図1に示されたカンチレバーチップと集光レンズと照明光源の拡大図である。 図1に示されたカンチレバーチップと照明光源と照明光の経路を示している。 図1に示されたカンチレバーチップと照明光源と照明光の経路を示している。 第一実施形態による複合型顕微鏡の変形例を示している。 第一実施形態による複合型顕微鏡の別の変形例を示している。 第二実施形態による複合型顕微鏡を示している。 図9に示されたカンチレバーチップと集光レンズと照明光源を拡大して示している。 第一実施形態と第二実施形態の照明光源に代替可能な別の構成を示している。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第一実施形態>
本実施形態の複合型顕微鏡の構成を図1に示す。
図1に示すように、本実施形態の複合型顕微鏡は、光学顕微鏡である倒立型光学顕微鏡と、走査型プローブ顕微鏡である原子間力顕微鏡(AFM)を備えている。
倒立型光学顕微鏡は、顕微鏡鏡体20、顕微鏡ステージ21、対物レンズ22、レボルバー23、ハーフミラー24、ミラー25、CCDカメラ26、テレビモニター27、落射照明光源28を備えている。顕微鏡ステージ21上には、スライドガラス等の試料基板2が支持され、試料基板2には試料1と溶液4が保持される。倒立型光学顕微鏡は、主に、試料1の液中光学観察に用いられる。
AFMは、カンチレバーチップ3、XYZスキャナ6、光てこ式変位センサー10、XYZスキャナ6と光てこ式変位センサー10を保持した筐体30、筐体30を顕微鏡ステージ21の上方に支持するための支柱31、コントローラ14、コンピュータ15を備えている。
カンチレバーチップ3は、図2に示すように、サブストレート3aと、サブストレート3aに支持されたカンチレバー3bと、カンチレバー3bの自由端に設けられたプローブ3cを備えている。
サブストレート3aとカンチレバー3bの大きさの比は、図2と図3に示したものが実際のものに近く、図1のカンチレバーチップ3は、説明のためにカンチレバー3bを大きく描いている。
XYZスキャナ6は、カンチレバーチップホルダ7とZスキャナ8とXYスキャナ9を備えている。カンチレバーチップホルダ7は、プローブ3cを試料基板2に対向させ、かつ、サブストレート3aを試料基板2に対して傾斜させて保持する。カンチレバーチップホルダ7はZスキャナ8の自由端に保持されている。Zスキャナ8はXYスキャナ9に保持されている。Zスキャナ8とXYスキャナ9は共働してカンチレバーチップ3を試料基板2に対して三次元的に走査する。
カンチレバーチップ3は、図3と図4に示すように、試料基板2に対するサブストレート3aの傾斜角は、5度ないし15度、望ましくは10度ないし15度になるように設計されている。本実施形態では、例えば15度であるとして説明する。
ここで、「試料基板2に対する傾斜」や「試料基板2に対して傾斜」するなどは、「顕微鏡ステージ21に対する傾斜」や「顕微鏡ステージ21に対して傾斜」するなどと同義である。つまり、これらは互いに置き換え可能である。また、例えば、試料基板2に対するサブストレート3aの傾斜は、より正確には、顕微鏡ステージ21の試料基板載置面に対するサブストレート3aの主面の傾斜を意味している。またサブストレート3aの主面は、サブストレート3aの最も大きい平面である、プローブ3cが突出している側の平面を指している。
光てこ式変位センサー10は、レーザ光源11と集光レンズ12と光ディテクタ13を備えている。レーザ光源11は、検出光を射出し、集光レンズ12は、レーザ光源11から射出された検出光を収束させ、プローブ3cを備えたカンチレバー3bの面の反対側の面の自由端近くに収束光を照射し、光ディテクタ13は、カンチレバー3bからの反射光を受光して、カンチレバー3bの自由端すなわちプローブ3cの変位を検出する。
筐体30は、光てこ式変位センサー10を溶液4から保護するための窓ガラス5を備えている。
Zスキャナ8は、XYスキャナ9に保持されており、XY走査される。また集光レンズ12も、XYスキャナ9に保持されており、Zスキャナ8とともにXY走査される。従って、集光レンズ12とカンチレバーチップ3は、XYスキャナ9により同時に同変位だけXY走査される。このようにして、XYスキャナ9とZスキャナ8とカンチレバーチップホルダ7とカンチレバーチップ3と集光レンズ12により検出光追従型のレバースキャン機構を構成している。
XYZスキャナ6と光てこ式変位センサー10は、コントローラ14に接続され、コンピュータ15により制御される。また観察結果はコンピュータ15で処理されモニターTV上に表示することができる。
このように構成されたAFMにおいては、観察速度を高速にするために、カンチレバー3bと集光レンズ12は、以下に述べるように構成されている。
カンチレバー3bは、例えば窒化シリコン製のカンチレバーで、長さ10μm、幅2μm、厚さ0.1μmと極めて小さい形状をしている。
集光レンズ12は、極めて小さいカンチレバー3bの変位を検出するために、収束光のスポット径が数μm以下となるようNA=0.4以上の光学特性を備えている。
さらに集光レンズ12は、高速走査を可能にするために、径が10mm以下、望ましくは5mm以下の小型軽量のものが使用される。
図3と図4は、カンチレバーチップ3や集光レンズ12等の概略レイアウトを示している。図3と図4において、例えば、サブストレート3aの長さは約3mm、幅は約1.6mmである。また集光レンズ12は、NA≒0.4、直径は約5mmであり、その焦点距離は約5mmである。サブストレート3aは試料基板2に対して約15度の角度で保持されている。
筐体30は、図4に示すように、カンチレバーチップ3のサブストレート3aの後方(サブストレート3aを基準にしてカンチレバー3bの反対側)に、試料基板2に対して傾斜した傾斜面30aを有している。試料基板2に対する傾斜面30aの傾斜角は、試料基板2に対するサブストレート3aの傾斜角以上であり、すなわち15度以上である。例えば、傾斜面30aは、サブストレート3aにほぼ平行である。すなわち、この傾斜面30aは、試料基板2に対して約15度の角度を成している。傾斜面30aには、照明光源32が保持されている。照明光源32は、倒立型光学顕微鏡による観察のための照明光を射出する。照明光源32は、光源ランプ33とコンデンサレンズ34を備えている。
このように構成された本実施形態の複合型顕微鏡においては、AFMがレバースキャンタイプで構成されているので、試料1や試料基板2に対する制約が少ない。
また、図5に示すように、照明光源32は、顕微鏡ステージ21を基準にして対物レンズ22の反対側から、特に、カンチレバーチップ3のサブストレート3aの後方から、サブストレート3aと試料基板2の間を通して試料1を照明する。
このような照明は、試料1に対してカンチレバーチップ3の方向から、主に斜めに照明するものであり、暗視野照明や偏斜照明が含まれる。暗視野照明や偏斜照明は、低コントラストの試料に対して有効な照明方法であり、微細構造の観察に適している。つまり、試料1は、低コントラストの試料に好適な照明方によって照明される。
また試料1を直接照明するだけでなく、図6に示すように、サブストレート3aやカンチレバー3bからの反射照明光も試料1に照射されるため、効率よく照明できる。そのような反射照明光によって、明視野照明で観察できる場合もある。
また、照明光源32の光源ランプ33には、小型の高輝度白色LEDを用いることが望ましい。これは、高輝度白色LEDの発光効率が高く、発熱が小さいこと、さらには小型であること等の理由による。
また、照明光源32は、図7に示すように、例えば小型の高輝度白色LED35に置き換えられてもよい。高輝度白色LED35の照明光は、コンデンサレンズ等により収束光を生成することなく、試料に直接照射される。
さらに図8に示すように、照明光源32(あるいは高輝度白色LED35)は、傾斜面30aに保持される代わりに、例えば顕微鏡ステージ21に設けられた保持部材36に保持されてもよい。
加えて、照明光源32は、図11に示すように、複数の発光素子(高輝度白色LED)50,51,52を有する別の照明光源に置き換えられてもよい。複数の発光素子50,51,52は、それらの光軸が試料1から広がって延びるように、サブストレート3aの後方に配置されている。これにより照明光量を増やすことができる。これは、試料基板2や顕微鏡ステージ21と筐体30の間の距離が短い複合型顕微鏡においては、非常に有効な方法である。
<第二実施形態>
本実施形態の複合型顕微鏡の構成を図9に示す。図9に示すように、本実施形態の複合型顕微鏡は、筐体と照明光源が異なるほかは、図1に示す第一実施形態の複合型顕微鏡と同じである。
筐体40は、カンチレバーチップ3のサブストレート3aの後方に、試料基板2に対して傾斜した傾斜面40aを有している。試料基板2に対する傾斜面40aの傾斜角は、試料基板2に対するサブストレート3aの傾斜角以下であり、すなわち15度以下であり、例えば約7〜8度である。この傾斜面40aは、鏡面処理されている。つまり、傾斜面40aは鏡面である。
さらに筐体40は、傾斜面40aの後方に、試料基板2に平行な面40bを有している。この面40bには、照明光源41が保持されている。照明光源41は、図10に示すように、光源ランプ42とコンデンサレンズ43を備えている。
このように構成された本実施形態の複合型顕微鏡においては、照明光源41から出射された照明光を、傾斜面40aで反射させ、試料1に導くことができる。その結果、照明光源41は、カンチレバーチップ3のサブストレート3aの後方から、サブストレート3aと試料基板2の間を通して試料1を照明する。従って、第一実施形態と同様の効果を得ることができる。
さらに、本実施形態の複合型顕微鏡においては、照明光源41を試料1やサブストレート3aから比較的遠くに離すことができる。これにより、照明光源41の大きさや配置設計の自由度が増す。さらに照明光源41が発する熱の影響も低減できる。
本実施形態では、第一実施形態と同様に、光源ランプ42は、小型の高輝度白色LEDを用いることが望ましい。また、照明光源41を高輝度白色LEDに置き換え、コンデンサレンズ等により収束光を生成することなく、試料に直接照射してもよい。さらに、照明光源41(または高輝度白色LED)は、面40bに保持される代わりに、例えば顕微鏡ステージ21等に設けられた保持部材に保持されてもよい。加えて、照明光源41は、図11に示すように、複数の発光素子(高輝度白色LED)50,51,52を有する別の照明光源に置き換えられてもよい。複数の発光素子50,51,52は、それらの光軸が試料1から広がって延びるように、サブストレート3a後方に配置されている。これにより照明光量を増やすことができる。これは、試料基板2や顕微鏡ステージ21と筐体40の間の距離が短い複合型顕微鏡においては、非常に有効な方法である。
これまで、図面を参照しながら本発明の実施形態を述べたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において様々な変形や変更が施されてもよい。ここにいう様々な変形や変更は、上述した実施形態を適当に組み合わせた実施も含む。
1…試料、2…試料基板、3…カンチレバーチップ、3a…サブストレート、3b…カンチレバー、3c…プローブ、4…溶液、5…窓ガラス、6…XYZスキャナ、7…カンチレバーチップホルダ、8…Zスキャナ、9…XYスキャナ、10…式変位センサー、11…レーザ光源、12…集光レンズ、13…光ディテクタ、14…コントローラ、15…コンピュータ、20…顕微鏡鏡体、21…顕微鏡ステージ、22…対物レンズ、23…レボルバー、24…ハーフミラー、25…ミラー、26…CCDカメラ、27…テレビモニター、28…落射照明光源、30…筐体、30a…傾斜面、31…支柱、32…照明光源、33…光源ランプ、34…コンデンサレンズ、35…高輝度白色LED、36…保持部材、40…筐体、40a…傾斜面、40b…面、41…照明光源、42…光源ランプ、43…コンデンサレンズ、50,51,52…照明光源。

Claims (7)

  1. 倒立型光学顕微鏡と走査型プローブ顕微鏡の複合型顕微鏡であって、
    試料を保持した試料基板が載置される試料基板載置面を有するステージと、
    サブストレートと、前記サブストレートに支持されたカンチレバーと、前記カンチレバーの自由端に設けられたプローブを備えたカンチレバーチップと、
    前記プローブを前記試料基板載置面に対向させ、かつ、前記サブストレートを前記試料基板載置面に対して傾斜させて前記カンチレバーチップを保持するとともに、前記カンチレバーチップを前記試料基板載置面に対して三次元的に走査するスキャナと、
    前記カンチレバーの変位を光学的に検出する光学式変位センサーと、
    前記倒立型光学顕微鏡による観察のための照明光を、前記サブストレートを基準にして前記カンチレバーの反対側に位置する前記サブストレートの後方から、前記サブストレートと前記試料基板載置面の間を通して、前記試料基板載置面に載置された試料に照射する照明光源とを備えている、複合型顕微鏡。
  2. 前記スキャナと前記光学式変位センサーを保持した筐体を有し、
    前記筐体は、前記試料基板載置面に対して傾斜した傾斜面を備え、前記試料基板載置面に対する前記傾斜面の傾斜角は前記試料基板載置面に対する前記サブストレートの傾斜角以上であり、
    前記照明光源は、前記傾斜面と前記ステージの間を通して前記照明光を前記試料に照射する、請求項1に記載の複合型顕微鏡。
  3. 前記照明光源は、前記傾斜面に保持されている、請求項2に記載の複合型顕微鏡。
  4. 前記スキャナと前記光学式変位センサーを保持した筐体を有し、
    前記筐体は、前記試料基板載置面に対して傾斜した鏡面を備え、前記試料基板載置面に対する前記鏡面の傾斜角は前記試料基板載置面に対する前記サブストレートの傾斜角以下であり、
    前記照明光源は、前記照明光を前記鏡面による反射を経て前記試料に照射する、請求項1に記載の複合型顕微鏡。
  5. 前記照明光源は複数の発光素子を含み、前記複数の発光素子は、それらの光軸が前記試料から広がって延びるように配置されている、請求項1〜請求項4のいずれかひとつに記載の複合型顕微鏡。
  6. 前記試料基板載置面に対する前記サブストレートの傾斜角は5度ないし15度である、請求項1〜請求項5のいずれかひとつに記載の複合型顕微鏡。
  7. 前記照明光源は、前記照明光の少なくとも一部が前記サブストレートと前記カンチレバーの少なくとも一方で反射された後に前記試料基板載置面に載置された試料に照射されるように配置されている、請求項1〜請求項6のいずれかひとつに記載の複合型顕微鏡。
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