JP5908309B2 - 遊技システム - Google Patents
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Description
しかし、スロットマシンとメダル貸し機などの台間サンド相互間の信号入出力は、不正行為防止の観点から極力避けるべきであり、遊技媒体の投入や払い出しを全てデジタル表示としてしまうのも味気ない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技場のメダルサンド(2)とメダルサンド(2)に隣接して設置される遊技機(スロットマシン1)とから構成される遊技システムに係る。本発明においては、メダルサンド(2)と遊技機(1)との間には、回転軸を中心に回転可能な回転体(投入ディスク30、払出ディスク40)が、メダルサンド(2)内部と遊技機(1)内部の双方に跨って配置され、前記回転体(30,40)には、少なくとも1つのメダル(M)が起立状態で固定されている。また、前記遊技機(1)及びメダルサンド(2)には、前記回転体(30,40)に固定されたメダル(M)が前記回転体(30,40)の回転に伴い移動するのを正面側から視認可能とする窓部(開口部81,透視窓82)が設けられている。
また、前記遊技機(1)は、遊技機(1)内部に設けられた遊技制御装置からの払出指令信号に基づき、前記窓部(81,82)から視認されるメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に前記回転体(30,40)を回転させるための回転駆動部(50)を備え、前記回転駆動部(50)の駆動に基づく回転体(30,40)の回転時に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部(81,82)から視認されるメダルがメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に前記回転体(30,40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成されている。
(作用)
本発明に係る遊技機としては、スロットマシンが適している。
本発明は、メダル(M)を固定した回転体(30,40)の回転を検知して、その検知信号をメダルの投入信号又は払出信号として扱うように形成したものである。ここで、回転体(30,40)は、少なくとも1つ設けられており、回転体(30,40)が回転することにより回転体(30,40)に固定されたメダル(M)を窓部(81,82)から視認可能であれば、垂直軸を回転中心とするものであっても、水平軸を回転中心とするものであってもよい。また、回転体(30,40)は、窓部(81,82)から視認されるメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向には、遊技機(1)に設けられた回転駆動部(50)により回転する。一方、回転体(30,40)の、窓部(81,82)から視認されるメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向への回転は、メダルサンド(2)あるいは遊技機(1)に設けられた回転駆動部により回転するようになっていてもよいし、かかる回転駆動部を用いず、手動で回転するようになっていてもよい。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の構成に加え、前記回転体として、前記窓部(81)から視認されるメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に回転する投入回転体(30)と、前記窓部(82)から視認されるメダルが遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に回転する払出回転体(40)とを備え、前記メダルサンド(2)は、前記投入回転体(30)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する送出検知部(送出カウントセンサ63)と、前記払出回転体(40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する受入検知部(受入カウントセンサ64)と、所定の対価投入部(紙幣投入口21、ICカード挿入口23)で検知された対価数に応じたメダル数並びに前記送出検知部(63)及び受入検知部(64)の検知回数に基づくメダル数を表示する残メダル表示部(22)とを備え、前記遊技機(1)は、前記投入回転体(30)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する投入検知部(投入センサ61)と、前記払出回転体(40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する払出検知部(払出センサ62)と、前記投入検知部(61)の検知回数に基づくメダル数を表示する投入表示部(19)と、遊技結果に基づき払い出すメダル数を制御装置においてカウントするための払出カウンタとを備えている。
本発明によれば、投入の場合と払い出しの場合とで、回転する回転体が異なるので、一つの回転体の回転方向を変える必要がなく、制御が容易であるとともに、条件に応じて回転する方向を規制するような複雑な機構を設ける必要がない。
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の構成に加え、前記投入回転体(30)は手動で回転可能に形成されており、前記遊技機(1)には、遊技機(1)がメダル受け入れ不能状態である場合に前記投入回転体(30)を回転させないための投入ストッパー(70)が設けられているとともに、前記メダルサンド(2)には、前記残メダル表示部(22)の表示が0である場合に前記投入回転体(30)を回転させないための送出ストッパー(71)が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、投入動作を遊技者の手で行わせることにより、「手でメダルを投入する」という遊技感覚を残すことができる。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、方形箱状の筐体10と、この筐体10の正面に設けられた前扉11を有している。前扉11は、筐体10にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。前扉11には、3個の回転リール13の図柄を視認可能な図柄表示窓12が形成されており、図柄表示窓12の上方には液晶表示装置などの表示部11Aが設けられている。また、図柄表示窓12の下方には、投入表示部19が設けられている。投入表示部19は、7セグメント表示器などからなる数値表示部であって、1回の遊技のために投入されるメダル数を表示するベット表示部19Aと、クレジットとして遊技機内部に貯留された扱いとなっているメダル数を表示するクレジット表示部19Bが設けられている。なお、クレジットとしては、最大50枚までのメダルを貯留することができる。さらに、図柄表示窓12の下方であってスロットマシン1の高さ方向略中央部は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチが設けられたカウンター状の操作部11Bとなっている。そして、操作部11Bの下方には、下パネル11Cが設けられている。
ここで、前扉11のメダルサンド2側の端部には、図2及び図3に示すように、筐体10の側板10A及び前扉11の一部を矩形に切り欠いた切欠部18が形成されている。この切欠部18には、後述する仮想投入払出部3が配置される。仮想投入払出部3は、図2に示すように、表面にメダルが固定された投入ディスク30及び払出ディスク40を備え、投入ディスク30及び払出ディスク40のメダル1枚分の移動に相当する回転を検知する回転検知部60の検知信号に基づき、スロットマシン1とメダルサンド2との間でメダルの授受が行われた扱いとすることができるようになっているものである。仮想投入払出部3の詳細については後述する。
メダルサンド2は、図1に示すように、直方体形状の外装箱20を備え、外装箱の正面には、紙幣投入口21と、残メダル表示部22と、カード挿入口23と、精算スイッチ24とが設けられている。また、外装箱20のスロットマシン1側の端部には、図2及び図3に示すように、外装箱20の正面及び側面の一部を矩形に切り欠いた切欠部25が形成されている。この切欠部25には、仮想投入払出部3の投入ディスク30及び払出ディスク40の一部を収納可能となっている。
紙幣投入口21は、紙幣を挿入するスリットであり、紙幣投入口21に紙幣を投入すると、内蔵された紙幣カウンタ(図示せず)が紙幣を読み取り、金額に応じたメダル数が残メダル表示部22に表示される。カード挿入口23は、遊技者の個人情報や店舗情報などの書き換え不能データ及びメダル残高などの書き換え可能データを記憶した情報記憶部を搭載したICカードを挿入するためのスリットである。カード挿入口23にメダル残高の記憶されたICカードを挿入すると、内蔵されたカードリーダー(図示せず)がカードの情報を読み出し、記憶されているメダル数が残メダル表示部22に表示される。精算スイッチ24は、残メダル表示部22に表示されているメダル数をICカードなどの記録媒体に記憶してメダルを払い戻す扱いとするためのものである。精算スイッチ24を操作すると、残メダル表示部22の表示が「0」まで減じられるとともに、クレジットとして表示されていたメダル数がICカードの情報記憶部に書き込まれて、ICカードがカード挿入口23から排出される。また、ICカードが使用されていない場合には、メダル数が書き込まれた磁気カードやメダル数が印刷されたレシートが発行されるようになっている。なお、これらの作動は、メダルサンド2に内蔵されているサンド制御部(図示せず)の制御に基づき行われる。
仮想投入払出部3は、図1及び図2に示すように、スロットマシン1及びメダルサンド2の間に跨って設けられた、メダルの授受を仮想的に行うための装置である。
前記したように、仮想投入払出部3は、円板状の投入ディスク30及び払出ディスク40を備えている。そして、投入ディスク30及び払出ディスク40の外周部には、図4に示すように、メダルMが起立した状態(表裏面が垂直になる状態)で、各ディスクの回転中心を挟んで相対向する位置に、2個ずつ固定されている。メダルMは、ディスクの回転中に剥がれ落ちないようにディスクの外周部に埋め込まれている。そして、スロットマシン1とメダルサンド2とを隣接設置させた状態で、スロットマシン1の切欠部18とメダルサンド2の切欠部25とが接合して形成される正面側の開口は、蓋部材80によって塞がれるようになっている。蓋部材80には、横長方形の開口部81及びガラスなどの透明部材が嵌め込まれた透視窓82が形成されており、開口部81からは投入ディスク30に固定されたメダルMを、透視窓82からは払出ディスク40に固定されたメダルMを、それぞれ正面視できるようになっている。なお、蓋部材80は着脱自在になっており、蓋部材80を取り外せばスロットマシン1の前扉11を開放することができる。
回転駆動部50は、図2及び図3(B)に示すように、筐体11の内部下側に設けられた駆動モータ51と、駆動モータ51の駆動軸に固定された駆動ギア52と、払出ディスク回転軸41に設けられた回転ギア53とからなる。回転ギア53は駆動ギア52と噛合して駆動モータ51の駆動軸の回転を払出ディスク回転軸41及び払出ディスク40に伝達する。そして、払出ディスク40は、駆動モータ51の駆動により、正面側の外周面が、スロットマシン1側からメダルサンド2側に移動する方向に回転するようになっている。
一方、メダルサンド2の内部には、回転検知部60としての送出カウントセンサ63及び受入カウントセンサ64と、所定の場合に投入ディスク30の回転を阻止するための送出ストッパー71が設けられている。
上記構成を備えた仮想投入払出部3の作動について説明する。
まず、投入ディスク30の作動を説明する。投入ディスク30の初期位置は、図3(A)に示すように、2枚のメダルが左右方向に位置し、開口部81からはメダルMが露出していない状態であるとする。投入ディスク30を回転させ、右側のメダルMに対応する検知片32が送出カウントセンサ63を通過することにより、送出カウントセンサ63の検知信号がメダルサンド2のサンド制御部に出力されるとともに、左側のメダルMに対応する検知片32が投入センサ61を通過することにより、投入センサ61の検知信号がスロットマシン1の制御装置に出力される。このとき、残メダル表示部22が「1」だけ減算表示されるとともに、投入表示部19(ベット表示部19A)が「1」だけ加算表示される。なお、最大ベット数(メダル3枚分)を超えて投入検知される分は、クレジット表示部19Bに加算表示される。そして、投入ディスク30の回転に伴い、右側のメダルMは正面側から左側へと移動し、このとき、開口部81をメダルMがメダルサンド2側からスロットマシン1側に通過する。すなわち、投入センサ61及び送出カウントセンサ63は、メダルM1枚分の移動に相当する投入ディスク30の回転を検知可能となっている。メダルMが開口部81を通過すると、再び2枚のメダルが左右方向に位置する状態(図3(A)参照)に戻る。投入ディスク30の回転中は、この作動が繰り返される。投入ディスク30を回転させることにより、投入ディスク30に固定されているメダルMがメダルサンド2側からスロットマシン1側に移動し、かつ残メダル表示部22及び投入表示部19の表示がメダルMの移動に伴って変動するので、あたかも、手でメダルMを投入しているかのように見せることができる。
(遊技システムにおける遊技の流れ)
本実施の形態に係る遊技システムにより遊技を行う場合には、まず、メダルサンド2の紙幣投入口21に紙幣を投入し、あるいはカード挿入口23にメダル残高の記憶されたICカードを挿入する。残メダル表示部22には投入した紙幣又はICカードに記憶された枚数データに応じた残メダル表示が行われ、投入ストッパー70が解除されて投入ディスク30が回転可能となる。投入ディスク30をスロットマシン1の方向に回転させると、送出カウントセンサ63の検知に基づき残メダル表示部22が減算表示されるとともに、投入センサ61の検知に基づきベット表示部19Aが加算表示される。ベット表示部19Aの表示が「1」以上であれば、スロットマシン1のスタートスイッチ15が操作可能となり、遊技を開始させることができる。遊技を開始させずに投入ディスク30を回転させれば、クレジット表示部19Bの表示が「50」となったときに、投入ストッパー70が作動して投入ディスク30は回転不能となる。
クレジット表示部19Bの表示が「1」以上の場合にベットスイッチ14を操作すると、クレジット表示部19Bが減算表示され、ベット表示部19Aが加算表示される。そして、遊技を開始可能となる。
(総括)
以上のように、本実施の形態によれば、メダルに直接触れることなく遊技を行うことができ、遊技の結果獲得したメダルも、電子データとして磁気カードなどに記憶するので、重いメダルをカウンターに運ぶ手間がない。また、遊技場の店員も、メダルの補給に労力を費やすこともない。そして、ホッパーユニットやメダルセレクターなどの装置が必要なくなるため、スロットマシン1のコストダウンを図ることができる。
さらに、本実施の形態では、擬似的なメダル投入とはいえ、遊技者が自らの手でメダルの投入操作を行うことができ、その他の遊技進行は従来のスロットマシンと同様であるので、違和感なく遊技を行うことが可能である。
(変形例)
上記した実施の形態では、投入ディスク30を手動で回転させる構成としていたが、投入ディスク30を駆動部により作動させるようにしてもよい。この場合には、メダルサンド2に、投入ディスク30を回転させるための駆動部と、駆動部の駆動モータを駆動させるためのスイッチを設けることができる。あるいは、スロットマシン1に、投入ディスク30を回転させるための駆動部を設けてもよい。この場合には、クレジットを無くして、ベットスイッチ14の操作により駆動モータが駆動して投入ディスク30がメダル3枚分だけ回転するようにしてもよい。なお、このように形成する場合には、駆動部と投入ディスク30の間に可動連結部を設けるなどして、残メダル表示部22の表示が「0」のときには駆動モータが駆動しても投入ディスク30が回転しないようにすると好適である。例えば駆動軸に連結された駆動ギアと投入ディスク30を回転させるための回転ギアとの間に、双方のギアと噛合可能であり位置移動することにより噛合が解除される可動ギアを設け、残メダル表示部22の表示が「0」のときには可動ギアを移動させて駆動ギアと回転ギアの噛合を解除するように形成することができる。
なお、回転体に固定するメダル数を多くすれば、回転体が1回転する間に検知される回数が増えるので、メダル投入や払い出しがスピーディーに行われるようになることは言うまでもない。
上記した実施の形態では、回転体として、投入ディスク30と払出ディスク40を別々に設けていたが、回転体は単一であってもよい。すなわち、外周部にメダルを固定した1つのディスク状の回転体を、メダルがメダルサンド2側からスロットマシン1側に移動する方向(投入方向)と、スロットマシン1側からメダルサンド2側に移動する方向(払出方向)の両方に回転可能に形成してもよい。この場合において、回転体の回転量の把握は、回転体に固定したメダル又は回転体に設けた検知片の移動方向によって異なる検知信号を出力可能なセンサを設け、回転体が投入方向に回転している場合には投入を検知し、払出方向に回転している場合には払い出しを検知するように形成することができる。あるいは、前記したようにステッピングモータのステップ数に基づいて、回転体の回転量の特定を行ってもよい。
そして、投入払出ディスク90は、スロットマシン1に設けられた駆動モータ(図示せず)により、例えばベットスイッチ14やメダルサンド2に設けられた所定のスイッチの操作に基づき投入方向に回転し、入賞によりメダルを払い出す場合には払出方向に回転する(駆動モータが逆転駆動する)。あるいは、投入払出ディスク90を回転させるための駆動モータをスロットマシン1とメダルサンド2の双方に設け、メダルサンド2に設けられた所定のスイッチ操作によりメダルサンド2の駆動モータが駆動して投入払出ディスク90が投入方向に回転し、スロットマシン1に設けられた所定のスイッチ操作によりスロットマシン1の駆動モータが駆動して投入払出ディスク90が払出方向に回転するように形成してもよい。
3 仮想投入払出部
18 切欠部 19 投入表示部
20 外装箱 22 残メダル表示部
25 切欠部
30 投入ディスク(回転体) 31 投入ディスク回転軸(回転軸)
32 検知片
40 払出ディスク(回転体) 41 払出ディスク回転軸(回転軸)
42 検知片
50 回転駆動部 60 回転検知部 61 投入センサ
62 払出センサ 63 送出カウントセンサ
64 受入カウントセンサ 65 投入払出センサ
66 送出受入カウントセンサ
70 投入ストッパー 71 送出ストッパー
80 蓋部材 81 開口部(窓部)
82 透視窓(窓部) M メダル
90 投入払出ディスク 91 回転軸
93 検知片
Claims (3)
- 遊技場のメダルサンドとメダルサンドに隣接して設置される遊技機とから構成される遊技システムであって、
メダルサンドと遊技機との間には、回転軸を中心に回転可能な回転体が、メダルサンド内部と遊技機内部の双方に跨って配置され、
前記回転体には、少なくとも1つのメダルが起立状態で固定されており、
前記遊技機及びメダルサンドには、前記回転体に固定されたメダルが前記回転体の回転に伴い移動するのを正面側から視認可能とする窓部が設けられ、
前記メダルサンドは、
前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成され、
前記遊技機は、
遊技機内部に設けられた遊技制御装置からの払出指令信号に基づき、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に前記回転体を回転させるための回転駆動部を備え、
前記回転駆動部の駆動に基づく回転体の回転時に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成され、
前記メダルサンドの検知と、前記遊技機の検知に基づき、メダルサンドから遊技機に検知回数分のメダルが貸し出され、遊技機から検知回数分のメダルが払い出されたものとして扱われることを特徴とする遊技システム。 - 前記回転体として、前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に回転する投入回転体と、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に回転する払出回転体とを備え、
前記メダルサンドは、前記投入回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する送出検知部と、前記払出回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する受入検知部と、所定の対価投入部で検知された対価数に応じたメダル数並びに前記送出検知部及び受入検知部の検知回数に基づくメダル数を表示する残メダル表示部とを備え、
前記遊技機は、前記投入回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する投入検知部と、前記払出回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する払出検知部と、前記投入検知部の検知回数に基づくメダル数を表示する投入表示部と、遊技結果に基づき払い出すメダル数を制御装置においてカウントするための払出カウンタとを備え、
前記残メダル表示部に1以上の残メダル表示が表示されている状態で前記投入回転体が回転することにより、前記送出検知部がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部が減算表示されるとともに、前記投入検知部がメダルを検知するごとに前記投入表示部が加算表示され、
前記払出回転体が回転することにより、前記払出検知部がメダルを検知するごとに前記払出カウンタのカウント値が更新され、前記受入検知部がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部が加算表示されることを特徴とする請求項1記載の遊技システム。 - 前記投入回転体は手動で回転可能に形成されており、
前記遊技機には、遊技機がメダル受け入れ不能状態である場合に前記投入回転体を回転させないための投入ストッパーが設けられているとともに、前記メダルサンドには、前記残メダル表示部の表示が0である場合に前記投入回転体を回転させないためのストッパーが設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技システム。
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