JP5908309B2 - 遊技システム - Google Patents

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Description

この発明は、遊技場に設置される遊技機とメダルサンドからなる遊技システムに関するものである。
パチンコ遊技機においては、遊技媒体を遊技機内部で循環させて遊技を行い、遊技結果を電子データにして所定の記録媒体に記憶し、記録されたデータに基づいて景品と交換する、いわゆる封入式といわれる遊技システムが考案されている(例えば特許文献1)。かかる封入式の遊技機だと、遊技媒体に直接手を触れずに遊技を行えるための衛生的であり、遊技媒体の持ち運びに労力を使うこともないという利点がある。遊技媒体としてメダルを使用するスロットマシン遊技機においても、封入式にすれば同様の効果を期待できる。また、メダル投入や払い出しに関する不正行為(いわゆるクレマンやホッパーゴト)を排除できるという効果もある。
特開平4−288184号公報
ここで、スロットマシンの場合、メダルを投入することにより回転リールが回転可能となり、回転リールを回転させ、停止させたときの表示図柄に応じて、入賞メダルが払い出されるものである。すなわち、パチンコ遊技機と異なり、メダルそのものが直接遊技に使用されるわけではないので、投入や払い出しを全て電子データ化し、メダルを全く使用せずに遊技を行うことも可能である。
しかし、スロットマシンとメダル貸し機などの台間サンド相互間の信号入出力は、不正行為防止の観点から極力避けるべきであり、遊技媒体の投入や払い出しを全てデジタル表示としてしまうのも味気ない。
本願発明は、上記した事情に鑑み、最小限のメダルを使用した封入式遊技機及びメダルサンドからなる好適な遊技システムを提供することを課題とする。
本願発明は、上記課題を解決するために、以下のような構成を備えている。なお、括弧内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、遊技場のメダルサンド(2)とメダルサンド(2)に隣接して設置される遊技機(スロットマシン1)とから構成される遊技システムに係る。本発明においては、メダルサンド(2)と遊技機(1)との間には、回転軸を中心に回転可能な回転体(投入ディスク30、払出ディスク40)が、メダルサンド(2)内部と遊技機(1)内部の双方に跨って配置され、前記回転体(30,40)には、少なくとも1つのメダル(M)が起立状態で固定されている。また、前記遊技機(1)及びメダルサンド(2)には、前記回転体(30,40)に固定されたメダル(M)が前記回転体(30,40)の回転に伴い移動するのを正面側から視認可能とする窓部(開口部81,透視窓82)が設けられている。
前記メダルサンド(2)は、前記窓部(81,82)から視認されるメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に前記回転体(30,40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部(81,82)から視認されるメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に前記回転体(30,40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成されている。
また、前記遊技機(1)は、遊技機(1)内部に設けられた遊技制御装置からの払出指令信号に基づき、前記窓部(81,82)から視認されるメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に前記回転体(30,40)を回転させるための回転駆動部(50)を備え、前記回転駆動部(50)の駆動に基づく回転体(30,40)の回転時に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部(81,82)から視認されるメダルがメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に前記回転体(30,40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成されている。
そして、前記メダルサンド(2)の検知と、前記遊技機(1)の検知に基づき、メダルサンド(2)から遊技機(1)に検知回数分のメダルが貸し出され、遊技機(1)から検知回数分のメダルが払い出されたものとして扱われることを特徴とする。
(作用)
本発明に係る遊技機としては、スロットマシンが適している。
本発明は、メダル(M)を固定した回転体(30,40)の回転を検知して、その検知信号をメダルの投入信号又は払出信号として扱うように形成したものである。ここで、回転体(30,40)は、少なくとも1つ設けられており、回転体(30,40)が回転することにより回転体(30,40)に固定されたメダル(M)を窓部(81,82)から視認可能であれば、垂直軸を回転中心とするものであっても、水平軸を回転中心とするものであってもよい。また、回転体(30,40)は、窓部(81,82)から視認されるメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向には、遊技機(1)に設けられた回転駆動部(50)により回転する。一方、回転体(30,40)の、窓部(81,82)から視認されるメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向への回転は、メダルサンド(2)あるいは遊技機(1)に設けられた回転駆動部により回転するようになっていてもよいし、かかる回転駆動部を用いず、手動で回転するようになっていてもよい。
またここで、「メダル1枚分の移動に相当する回転を検知」可能であるとは、回転体(30,40)に固定されているメダル(M)が窓部(81,82)を通過する角度だけ、回転体(30,40)が回転したことを検知可能であるということである。例えば、所定位置に設けられたセンサが回転体(30,40)に固定されているメダル(M)を検知することや、メダル(M)に対応して回転体(30,40)に設けられた所定の検知片を検知することや、初期位置からの回転角度(回転ステップ数)がメダル(M)の窓部(81,82)の通過に対応する角度になったことを検知することが含まれる。なお「回転体」が単数である場合には、検知対象の回転方向に応じて異なる検知信号を出力可能なセンサを用いて、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知することができる。
本発明において、メダルサンド(2)に所定のメダル貸出要請(紙幣投入やスイッチ操作)が行われることを条件に、回転体(30,40)は、固定されているメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に、回転駆動部の作動により、あるいは人が手で回すことにより回転する。回転体(30,40)の回転に伴い、メダル(M)が窓部(81,82)を通過するたびに、メダルサンド(2)側ではメダルの貸し出し枚数として検知され、遊技機(1)側では、メダルの投入枚数として検知される。一方、入賞等により遊技機(1)からメダルが払い出される場合には、遊技機(1)の回転駆動部(50)が作動して、回転体(30,40)は、固定されているメダル(M)が遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に回転する。なお、この場合は手動による回転は不能である。回転体(30,40)の回転に伴い、メダル(M)が窓部(81,82)を通過するたびに、メダルサンド(2)側ではメダルの受け入れ枚数として検知され、遊技機(1)側では、メダルの払い出し枚数として検知される。メダルサンド(2)で検知された受け入れ枚数は所定の記録媒体(磁気カードなど)に記憶されるように形成することができる。
本発明によれば、投入及び払い出し時には回転体(30,40)に固定されているメダルが移動するのを視認でき、最小限のメダルを用いてあたかもメダルが投入されあるいは払い出されているかのように見せることができる。また、遊技機(1)とメダルサンド(2)との間に回転体(30,40)を介在させ、この回転の検知信号を投入信号や払出信号として扱う構成としているので、遊技機(1)の制御装置にメダルサンド(2)側から直接信号を出力することなく、両者間でやりとりするメダル枚数の整合性をとることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の構成に加え、前記回転体として、前記窓部(81)から視認されるメダル(M)がメダルサンド(2)側から遊技機(1)側に移動する方向に回転する投入回転体(30)と、前記窓部(82)から視認されるメダルが遊技機(1)側からメダルサンド(2)側に移動する方向に回転する払出回転体(40)とを備え、前記メダルサンド(2)は、前記投入回転体(30)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する送出検知部(送出カウントセンサ63)と、前記払出回転体(40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する受入検知部(受入カウントセンサ64)と、所定の対価投入部(紙幣投入口21、ICカード挿入口23)で検知された対価数に応じたメダル数並びに前記送出検知部(63)及び受入検知部(64)の検知回数に基づくメダル数を表示する残メダル表示部(22)とを備え、前記遊技機(1)は、前記投入回転体(30)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する投入検知部(投入センサ61)と、前記払出回転体(40)が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する払出検知部(払出センサ62)と、前記投入検知部(61)の検知回数に基づくメダル数を表示する投入表示部(19)と、遊技結果に基づき払い出すメダル数を制御装置においてカウントするための払出カウンタとを備えている。
そして、前記残メダル表示部(22)に1以上の残メダル表示が表示されている状態で前記投入回転体(30)が回転することにより、前記送出検知部(63)がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部(22)が減算表示されるとともに、前記投入検知部(61)がメダルを検知するごとに前記投入表示部(19)が加算表示され、前記払出回転体(40)が回転することにより、前記払出検知部(62)がメダルを検知するごとに前記払出カウンタのカウント値が更新され、前記受入検知部(64)がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部(22)が加算表示されることを特徴とする。
本発明によれば、投入の場合と払い出しの場合とで、回転する回転体が異なるので、一つの回転体の回転方向を変える必要がなく、制御が容易であるとともに、条件に応じて回転する方向を規制するような複雑な機構を設ける必要がない。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項2記載の発明の構成に加え、前記投入回転体(30)は手動で回転可能に形成されており、前記遊技機(1)には、遊技機(1)がメダル受け入れ不能状態である場合に前記投入回転体(30)を回転させないための投入ストッパー(70)が設けられているとともに、前記メダルサンド(2)には、前記残メダル表示部(22)の表示が0である場合に前記投入回転体(30)を回転させないための送出ストッパー(71)が設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、投入動作を遊技者の手で行わせることにより、「手でメダルを投入する」という遊技感覚を残すことができる。
本願発明は、以上のように構成されているので、最小限のメダルを使用した好適な封入式遊技機を提供することができる。
本発明の実施の形態であって、スロットマシン及びメダルサンドの外観正面図である。 スロットマシン及びメダルサンドの分解正面図である。 仮想投入払出部の横断面図である。 投入ディスク及び払出ディスクの斜視図である。 本発明の別実施の形態であって、仮想投入払出部を示す図である。
本発明の好適な実施の形態を、遊技機としてスロットマシンを例に、図面に基づき説明する。本実施の形態に係る遊技システムは、スロットマシン1と、スロットマシン1に隣接して配置されるメダルサンド2とから構成されている。そして、スロットマシン1とメダルサンド2の間には、仮想投入払出部3が設けられている。ここで、本実施の形態における遊技システムは、メダルが実際にメダルサンドや遊技機から払い出されることはなく、仮想投入払出部3の作動に基づく検知信号が、メダル数を表す電子データとして所定の記録媒体に記憶されるようになっている。
(スロットマシン1)
スロットマシン1は、図1に示すように、方形箱状の筐体10と、この筐体10の正面に設けられた前扉11を有している。前扉11は、筐体10にヒンジ(図示せず)を介して水平方向に回動自在に取り付けられた板状の扉である。前扉11には、3個の回転リール13の図柄を視認可能な図柄表示窓12が形成されており、図柄表示窓12の上方には液晶表示装置などの表示部11Aが設けられている。また、図柄表示窓12の下方には、投入表示部19が設けられている。投入表示部19は、7セグメント表示器などからなる数値表示部であって、1回の遊技のために投入されるメダル数を表示するベット表示部19Aと、クレジットとして遊技機内部に貯留された扱いとなっているメダル数を表示するクレジット表示部19Bが設けられている。なお、クレジットとしては、最大50枚までのメダルを貯留することができる。さらに、図柄表示窓12の下方であってスロットマシン1の高さ方向略中央部は、スロットマシン1を作動させるための操作スイッチが設けられたカウンター状の操作部11Bとなっている。そして、操作部11Bの下方には、下パネル11Cが設けられている。
前記操作部11Bには、クレジットメダルを投入メダルに代えるためのベットスイッチ14と、回転リール13を回転させるためのスタートスイッチ15と、回転リール13の回転を停止させるための3個のストップスイッチ16と、クレジットを精算するための精算スイッチ17とが設けられている。
ここで、前扉11のメダルサンド2側の端部には、図2及び図3に示すように、筐体10の側板10A及び前扉11の一部を矩形に切り欠いた切欠部18が形成されている。この切欠部18には、後述する仮想投入払出部3が配置される。仮想投入払出部3は、図2に示すように、表面にメダルが固定された投入ディスク30及び払出ディスク40を備え、投入ディスク30及び払出ディスク40のメダル1枚分の移動に相当する回転を検知する回転検知部60の検知信号に基づき、スロットマシン1とメダルサンド2との間でメダルの授受が行われた扱いとすることができるようになっているものである。仮想投入払出部3の詳細については後述する。
また、筐体10の内部には、図示しないが、スロットマシン1及び払出ディスク40の作動を制御する制御装置が設けられている。制御装置は、仮想投入払出部3からの検知信号及びベットスイッチ14の操作信号に基づき投入表示部19の表示を制御するとともに、役抽選を行い、スタートスイッチ15及びストップスイッチ16の操作信号に基づいて回転リール13の回転及び停止を制御する。そして、ストップスイッチ16の操作により停止した3個の回転リール13の停止図柄が所定の態様で揃った場合には、入賞メダルの払い出しやボーナスゲームなどの有利遊技への移行を決定する。入賞によりメダルを払い出す場合には、クレジットが「50」未満の場合にはクレジット表示部19Bを加算表示させ、クレジットが「50」である場合には払出ディスク40を作動させて入賞メダルが払い出される扱いとする。また、精算スイッチ17が操作された場合には、払出ディスク40を作動させるとともにクレジット表示部19Bの表示を「0」まで減じさせ、クレジットメダルが払い戻される扱いとする。これらの制御の詳細については後述する。
(メダルサンド2)
メダルサンド2は、図1に示すように、直方体形状の外装箱20を備え、外装箱の正面には、紙幣投入口21と、残メダル表示部22と、カード挿入口23と、精算スイッチ24とが設けられている。また、外装箱20のスロットマシン1側の端部には、図2及び図3に示すように、外装箱20の正面及び側面の一部を矩形に切り欠いた切欠部25が形成されている。この切欠部25には、仮想投入払出部3の投入ディスク30及び払出ディスク40の一部を収納可能となっている。
紙幣投入口21は、紙幣を挿入するスリットであり、紙幣投入口21に紙幣を投入すると、内蔵された紙幣カウンタ(図示せず)が紙幣を読み取り、金額に応じたメダル数が残メダル表示部22に表示される。カード挿入口23は、遊技者の個人情報や店舗情報などの書き換え不能データ及びメダル残高などの書き換え可能データを記憶した情報記憶部を搭載したICカードを挿入するためのスリットである。カード挿入口23にメダル残高の記憶されたICカードを挿入すると、内蔵されたカードリーダー(図示せず)がカードの情報を読み出し、記憶されているメダル数が残メダル表示部22に表示される。精算スイッチ24は、残メダル表示部22に表示されているメダル数をICカードなどの記録媒体に記憶してメダルを払い戻す扱いとするためのものである。精算スイッチ24を操作すると、残メダル表示部22の表示が「0」まで減じられるとともに、クレジットとして表示されていたメダル数がICカードの情報記憶部に書き込まれて、ICカードがカード挿入口23から排出される。また、ICカードが使用されていない場合には、メダル数が書き込まれた磁気カードやメダル数が印刷されたレシートが発行されるようになっている。なお、これらの作動は、メダルサンド2に内蔵されているサンド制御部(図示せず)の制御に基づき行われる。
(仮想投入払出部3)
仮想投入払出部3は、図1及び図2に示すように、スロットマシン1及びメダルサンド2の間に跨って設けられた、メダルの授受を仮想的に行うための装置である。
前記したように、仮想投入払出部3は、円板状の投入ディスク30及び払出ディスク40を備えている。そして、投入ディスク30及び払出ディスク40の外周部には、図4に示すように、メダルMが起立した状態(表裏面が垂直になる状態)で、各ディスクの回転中心を挟んで相対向する位置に、2個ずつ固定されている。メダルMは、ディスクの回転中に剥がれ落ちないようにディスクの外周部に埋め込まれている。そして、スロットマシン1とメダルサンド2とを隣接設置させた状態で、スロットマシン1の切欠部18とメダルサンド2の切欠部25とが接合して形成される正面側の開口は、蓋部材80によって塞がれるようになっている。蓋部材80には、横長方形の開口部81及びガラスなどの透明部材が嵌め込まれた透視窓82が形成されており、開口部81からは投入ディスク30に固定されたメダルMを、透視窓82からは払出ディスク40に固定されたメダルMを、それぞれ正面視できるようになっている。なお、蓋部材80は着脱自在になっており、蓋部材80を取り外せばスロットマシン1の前扉11を開放することができる。
投入ディスク30は、図2及び図3(A)に示すように、スロットマシン1の筐体11の側板10Aに固定された垂直軸である投入ディスク回転軸31に、水平方向に回転可能に軸止されており、正面視すると、図2に示すように、略左半分側がスロットマシン1の切欠部18の内部に位置し、略右半分側がスロットマシン1の側板10Aから横方向に露出している。スロットマシン1の切欠部18から露出している部分は、隣接するメダルサンド2の切欠部25の内部に位置する。また、平面視すると、図3(A)に示すように、投入ディスク30の正面側の一部が、蓋部材80の開口部81から露出している。そして、投入ディスク30は、この露出した部分を人が手でスライドさせることができるようになっている。具体的には、投入ディスク30は、露出している表面が、メダルサンド2側からスロットマシン1側にスライドする方向(上面視時計回り)にのみ回転可能に形成されている。例えば、ワンウエイクラッチ機構が内蔵されており、逆方向には回転しないようになっている。
払出ディスク40は、図2及び図3(B)に示すように、筐体10の側板10Aにおいて投入ディスク回転軸31よりも後方(背面側)に固定された垂直軸である払出ディスク回転軸41に、水平方向に回転可能に軸止されている。払出ディスク40は、正面視すると、図2に示すように、投入ディスク30の真下に位置しており、平面視すると、図3(B)に示すように、全体がスロットマシン1の切欠部18及びメダルサンド2の切欠部25の内部に収納され、正面側には蓋部材80の透視窓82が位置している。すなわち、払出ディスク40は、外周部に固定されたメダルMを正面側から視認可能であるものの、払出ディスク40に直接触れることはできないようになっている。
さて、スロットマシン1の内部には、図2及び図3に示すように、払出ディスク40を回転駆動させるための回転駆動部50と、回転検知部60としての投入センサ61及び払出センサ62と、所定の場合に投入ディスク30の回転を阻止するための投入ストッパー70が設けられている。
回転駆動部50は、図2及び図3(B)に示すように、筐体11の内部下側に設けられた駆動モータ51と、駆動モータ51の駆動軸に固定された駆動ギア52と、払出ディスク回転軸41に設けられた回転ギア53とからなる。回転ギア53は駆動ギア52と噛合して駆動モータ51の駆動軸の回転を払出ディスク回転軸41及び払出ディスク40に伝達する。そして、払出ディスク40は、駆動モータ51の駆動により、正面側の外周面が、スロットマシン1側からメダルサンド2側に移動する方向に回転するようになっている。
投入センサ61は、図3(A)に示すように、投入ディスク30の左奥側に配置されている。ここで、投入ディスク30には、図4(A)に示すように、メダルMが固定されている箇所の下側から垂下して形成された検知片32が設けられており、投入センサ61はこの検知片32を検出可能な遮光センサ又は磁気センサである。払出センサ62は、図3(B)に示すように、払出ディスク40の左手前側に配置されている。ここで、図4(B)に示すように、払出ディスク40にも、メダルMが固定されている箇所の下側から垂下して形成された検知片42が設けられている。払出センサ62は、この検知片42を検出可能な遮光センサ又は磁気センサである。
投入ストッパー70は、図3(A)に示すように、投入ディスク30の左側方に配置されており、詳細は図示しないが、ソレノイドの通電により突出する出没突起を備えている。そして、スロットマシン1がメダル受入状態でない場合、具体的には、クレジットが満杯状態の場合や、回転リール13が回転開始してから入賞による払い出し処理が終了するまでの間や、エラーが発生している場合などには、出没突起が突出して投入ディスク30のそれ以上の回転を阻止するようになっている。
一方、メダルサンド2の内部には、回転検知部60としての送出カウントセンサ63及び受入カウントセンサ64と、所定の場合に投入ディスク30の回転を阻止するための送出ストッパー71が設けられている。
送出カウントセンサ63は、図3(A)に示すように、投入ディスク30の右手前側に配置されており、投入ディスク30の検知片32を検出可能な遮光センサ又は磁気センサである。受入カウントセンサ64は、図3(B)に示すように、払出ディスク40の右奥側に配置されており、払出ディスク40の検知片42を検出可能な遮光センサ又は磁気センサである。送出ストッパー71は、図3(B)に示すように、払出ディスク40の右側方に配置されており、投入ストッパー70と同様の構成を有している。そして、残メダル表示部22の表示が「0」である場合には、出没突起が突出して投入ディスク30のそれ以上の回転を阻止するようになっている。
(仮想投入払出部3の作動)
上記構成を備えた仮想投入払出部3の作動について説明する。
まず、投入ディスク30の作動を説明する。投入ディスク30の初期位置は、図3(A)に示すように、2枚のメダルが左右方向に位置し、開口部81からはメダルMが露出していない状態であるとする。投入ディスク30を回転させ、右側のメダルMに対応する検知片32が送出カウントセンサ63を通過することにより、送出カウントセンサ63の検知信号がメダルサンド2のサンド制御部に出力されるとともに、左側のメダルMに対応する検知片32が投入センサ61を通過することにより、投入センサ61の検知信号がスロットマシン1の制御装置に出力される。このとき、残メダル表示部22が「1」だけ減算表示されるとともに、投入表示部19(ベット表示部19A)が「1」だけ加算表示される。なお、最大ベット数(メダル3枚分)を超えて投入検知される分は、クレジット表示部19Bに加算表示される。そして、投入ディスク30の回転に伴い、右側のメダルMは正面側から左側へと移動し、このとき、開口部81をメダルMがメダルサンド2側からスロットマシン1側に通過する。すなわち、投入センサ61及び送出カウントセンサ63は、メダルM1枚分の移動に相当する投入ディスク30の回転を検知可能となっている。メダルMが開口部81を通過すると、再び2枚のメダルが左右方向に位置する状態(図3(A)参照)に戻る。投入ディスク30の回転中は、この作動が繰り返される。投入ディスク30を回転させることにより、投入ディスク30に固定されているメダルMがメダルサンド2側からスロットマシン1側に移動し、かつ残メダル表示部22及び投入表示部19の表示がメダルMの移動に伴って変動するので、あたかも、手でメダルMを投入しているかのように見せることができる。
そして、正面側から奥側に移動してきたメダルMに対応する検知片32が投入センサ61を通過したとき、クレジット表示部19Bの表示が「50」になった場合には、投入ストッパー70の出没突起が突出する。これにより、投入ディスク30をさらに回転させても、送出カウントセンサ63を通過した検知片32が出没突起に当接するので、投入ディスク30はそれ以上回転できない。すなわち、一方の検知片32は投入センサ61のディスク回転方向手前側で、他方の検知片32は送出カウントセンサ63のディスク回転方向手前側で、それぞれ停止することとなる。クレジットが消費されて投入ストッパー70の出没突起が没入すれば、投入ディスク30は再び回転可能となる。
一方、奥側から正面側に移動してきたメダルMに対応する検知片32が送出カウントセンサ63を通過したとき、残メダル表示部22の表示が「0」になった場合には、送出ストッパー71の出没突起が突出する。これにより、投入ディスク30をさらに回転させても、投入センサ61を通過した検知片32が出没突起に当接するので、投入ディスク30はそれ以上回転できない。すなわち、上記と同様に、一方の検知片32は投入センサ61のディスク回転方向手前側で、他方の検知片32は送出カウントセンサ63のディスク回転方向手前側で、それぞれ停止することとなる。紙幣投入などにより残メダル表示部22の表示が「1」以上になって送出ストッパー71の出没突起が没入すれば、投入ディスク30は再び回転可能となる。
次に、払出ディスク40の作動を説明する。払出ディスク40の初期位置も、投入ディスク30と同様に、2枚のメダルが左右方向に位置し、透視窓82からは視認できない状態であるとする(図3(B)参照)。払出ディスク40は、スロットマシン1の制御装置から駆動モータ51に駆動コマンドが出力されることにより回転する。ここで、制御装置は、入賞によりメダルを払い出す場合には、払い出すメダル数をカウントする払出カウンタ(図示せず)を作動させ、払出センサ62の検知信号を受信するたびに払出カウンタのカウント値を更新(減算又は加算)する。また、精算スイッチ17が操作された場合には、払出センサ62の検知信号を受信するたびにクレジット表示部19Bを「1」ずつ減算表示するようになっている。
払出ディスク40が回転し、左側のメダルMに対応する検知片32が払出センサ62を通過することにより、払出センサ62の検知信号が制御装置に出力されるとともに、右側のメダルMに対応する検知片32が受入カウントセンサ64を通過することにより、受入カウントセンサ64の検知信号がメタルサンド2のサンド制御部に出力される。このとき、制御装置の払出カウンタのカウント値が「1」更新され、あるいはクレジット表示部19Bが「1」だけ減算表示されるとともに、残メダル表示部22が「1」だけ加算表示される。そして、投入ディスク30の回転に伴い、左側のメダルMは正面側から右側へと移動し、このとき、透視窓82をメダルMがスロットマシン1側からメダルサンド2側に通過する。すなわち、払出センサ62及び受入カウントセンサ64は、メダルM1枚分の移動に相当する払出ディスク40の回転を検知可能となっている。メダルMが開口部81を通過すると、再び2枚のメダルが左右方向に位置する状態(図3(B)参照)に戻る。払出ディスク40の回転中は、この作動が繰り返される。払出ディスク40が回転することにより、払出ディスク40に固定されているメダルMがスロットマシン1側からメダルサンド2側に移動し、かつ残メダル表示部22の表示がメダルMの移動に伴って変動するので、あたかもメダルMがスロットマシン1から払い出されているかのように見せることができる。
そして、奥側から正面側に移動してきたメダルMに対応する検知片32が払出センサ62を通過したとき、制御装置の払出カウンタのカウント値が所定の値(入賞による払出枚数又は0)になった場合、あるいは精算スイッチ17による精算時にクレジット表示部19Bの表示が「0」になった場合には、制御装置から駆動モータ51に駆動停止コマンドが出力される。これにより、払出ディスク40は回転停止する。なおこのとき、払出ディスク40が初期位置で停止するよう、駆動停止コマンドの出力タイミングを調整することができる。
(遊技システムにおける遊技の流れ)
本実施の形態に係る遊技システムにより遊技を行う場合には、まず、メダルサンド2の紙幣投入口21に紙幣を投入し、あるいはカード挿入口23にメダル残高の記憶されたICカードを挿入する。残メダル表示部22には投入した紙幣又はICカードに記憶された枚数データに応じた残メダル表示が行われ、投入ストッパー70が解除されて投入ディスク30が回転可能となる。投入ディスク30をスロットマシン1の方向に回転させると、送出カウントセンサ63の検知に基づき残メダル表示部22が減算表示されるとともに、投入センサ61の検知に基づきベット表示部19Aが加算表示される。ベット表示部19Aの表示が「1」以上であれば、スロットマシン1のスタートスイッチ15が操作可能となり、遊技を開始させることができる。遊技を開始させずに投入ディスク30を回転させれば、クレジット表示部19Bの表示が「50」となったときに、投入ストッパー70が作動して投入ディスク30は回転不能となる。
ベットがされている状態でスタートスイッチ15を操作すると回転リール13が回転開始し、ストップスイッチ16を操作することにより回転している回転リール13が停止する。全ての回転リール13が停止したとき、所定の払い出し役に対応付けられた図柄組合せが有効ライン上に揃うと、入賞メダルが払い出される。具体的には、クレジット表示部19Bの表示が「50」未満の場合には、クレジット表示部19Bに加算表示され、クレジット表示部19Bの表示が「50」になった場合には、払出ディスク40が回転して、残りの払い出しメダル数がメダルサンド2の残メダル表示部22に加算表示される。
クレジット表示部19Bの表示が「1」以上の場合にベットスイッチ14を操作すると、クレジット表示部19Bが減算表示され、ベット表示部19Aが加算表示される。そして、遊技を開始可能となる。
クレジット表示部19Bの表示が「1」以上の場合に遊技を終了するときには、精算スイッチ17を操作すれば、払出ディスク40が回転して、クレジットされているメダル数が残メダル表示部22に加算表示される。そして、メダルサンド2の精算スイッチ24を操作することにより、残メダル表示部22に表示されている数のメダル数が、ICカードに書き込まれる。ICカードに記憶されているメダル数に応じて、景品交換所で所定の景品と交換することができる。
(総括)
以上のように、本実施の形態によれば、メダルに直接触れることなく遊技を行うことができ、遊技の結果獲得したメダルも、電子データとして磁気カードなどに記憶するので、重いメダルをカウンターに運ぶ手間がない。また、遊技場の店員も、メダルの補給に労力を費やすこともない。そして、ホッパーユニットやメダルセレクターなどの装置が必要なくなるため、スロットマシン1のコストダウンを図ることができる。
加えて、メダルの投入や払い出しを擬似的なものとしたことにより、従来の、メダルセレクターに対するゴト(クレマンによるクレジット表示の操作)や、ホッパーの払い出し口に対するゴト(メダルの抜き取り)などを行う余地がなくなり、かかる不正行為に因る損失を減らすことができる。
さらに、本実施の形態では、擬似的なメダル投入とはいえ、遊技者が自らの手でメダルの投入操作を行うことができ、その他の遊技進行は従来のスロットマシンと同様であるので、違和感なく遊技を行うことが可能である。
(変形例)
上記した実施の形態では、投入ディスク30を手動で回転させる構成としていたが、投入ディスク30を駆動部により作動させるようにしてもよい。この場合には、メダルサンド2に、投入ディスク30を回転させるための駆動部と、駆動部の駆動モータを駆動させるためのスイッチを設けることができる。あるいは、スロットマシン1に、投入ディスク30を回転させるための駆動部を設けてもよい。この場合には、クレジットを無くして、ベットスイッチ14の操作により駆動モータが駆動して投入ディスク30がメダル3枚分だけ回転するようにしてもよい。なお、このように形成する場合には、駆動部と投入ディスク30の間に可動連結部を設けるなどして、残メダル表示部22の表示が「0」のときには駆動モータが駆動しても投入ディスク30が回転しないようにすると好適である。例えば駆動軸に連結された駆動ギアと投入ディスク30を回転させるための回転ギアとの間に、双方のギアと噛合可能であり位置移動することにより噛合が解除される可動ギアを設け、残メダル表示部22の表示が「0」のときには可動ギアを移動させて駆動ギアと回転ギアの噛合を解除するように形成することができる。
また、上記した実施の形態では、回転体としての投入ディスク30、払出ディスク40に設けた検知片32,42をセンサで検出して、メダル1枚分に相当する回転を検知するように形成してあったが、回転体の回転検知はこのような方法に限られず、例えば駆動モータとしてステッピングモータを用い、初期位置からのステップ数をカウントすることにより回転角度を特定するようにしてもよいし、回転体に固定されているメダルそのものをセンサで検知するようにしてもよい。
なお、回転体に固定するメダル数を多くすれば、回転体が1回転する間に検知される回数が増えるので、メダル投入や払い出しがスピーディーに行われるようになることは言うまでもない。
(他の実施の形態)
上記した実施の形態では、回転体として、投入ディスク30と払出ディスク40を別々に設けていたが、回転体は単一であってもよい。すなわち、外周部にメダルを固定した1つのディスク状の回転体を、メダルがメダルサンド2側からスロットマシン1側に移動する方向(投入方向)と、スロットマシン1側からメダルサンド2側に移動する方向(払出方向)の両方に回転可能に形成してもよい。この場合において、回転体の回転量の把握は、回転体に固定したメダル又は回転体に設けた検知片の移動方向によって異なる検知信号を出力可能なセンサを設け、回転体が投入方向に回転している場合には投入を検知し、払出方向に回転している場合には払い出しを検知するように形成することができる。あるいは、前記したようにステッピングモータのステップ数に基づいて、回転体の回転量の特定を行ってもよい。
さらに、回転体の回転軸は、垂直軸でなくてもよい。例えば、図5に示すように、水平軸を回転軸91とした投入払出ディスク90を設けることができる。投入払出ディスク90の正面にはメダルMが複数固定されており、各メダルMの固定位置には検知片93が設けられている。また、スロットマシン1の切欠部18とメダルサンド2の切欠部25の正面開口は、メダルMを正面側から見ることができる透視窓82を有する蓋部材80によって塞がれている。そして、投入払出ディスク90が正面視時計回り(白矢印方向)回転すると、メダルMがメダルサンド2側からスロットマシン1側に移動するように見え、投入払出ディスク90が正面視反時計回り(黒白矢印方向)回転すると、メダルMがスロットマシン1側からメダルサンド2側に移動するように見える。
投入払出ディスク90のメダル1枚分に相当する回転を検知するには、前記したように、検知片93の移動方向により出力する検知信号が異なるセンサを用いる。すなわち、スロットマシン1には、投入払出ディスク90が白矢印方向(投入方向)に回転する場合には投入が検知され、逆方向(払出方向)に回転する場合には払出が検知される投入払出センサ65を設け、メダルサンド2には、投入払出ディスク90が投入方向に回転する場合にはメダル送出が検知され、払出方向に回転する場合にはメダル受入が検知される送出受入カウントセンサ66を設ける。
そして、投入払出ディスク90は、スロットマシン1に設けられた駆動モータ(図示せず)により、例えばベットスイッチ14やメダルサンド2に設けられた所定のスイッチの操作に基づき投入方向に回転し、入賞によりメダルを払い出す場合には払出方向に回転する(駆動モータが逆転駆動する)。あるいは、投入払出ディスク90を回転させるための駆動モータをスロットマシン1とメダルサンド2の双方に設け、メダルサンド2に設けられた所定のスイッチ操作によりメダルサンド2の駆動モータが駆動して投入払出ディスク90が投入方向に回転し、スロットマシン1に設けられた所定のスイッチ操作によりスロットマシン1の駆動モータが駆動して投入払出ディスク90が払出方向に回転するように形成してもよい。
以上のように形成した場合でも、上記した実施の形態と同様の作用効果を得られるものである。
1 スロットマシン 2 メダルサンド
3 仮想投入払出部
18 切欠部 19 投入表示部
20 外装箱 22 残メダル表示部
25 切欠部
30 投入ディスク(回転体) 31 投入ディスク回転軸(回転軸)
32 検知片
40 払出ディスク(回転体) 41 払出ディスク回転軸(回転軸)
42 検知片
50 回転駆動部 60 回転検知部 61 投入センサ
62 払出センサ 63 送出カウントセンサ
64 受入カウントセンサ 65 投入払出センサ
66 送出受入カウントセンサ
70 投入ストッパー 71 送出ストッパー
80 蓋部材 81 開口部(窓部)
82 透視窓(窓部) M メダル
90 投入払出ディスク 91 回転軸
93 検知片

Claims (3)

  1. 遊技場のメダルサンドとメダルサンドに隣接して設置される遊技機とから構成される遊技システムであって、
    メダルサンドと遊技機との間には、回転軸を中心に回転可能な回転体が、メダルサンド内部と遊技機内部の双方に跨って配置され、
    前記回転体には、少なくとも1つのメダルが起立状態で固定されており、
    前記遊技機及びメダルサンドには、前記回転体に固定されたメダルが前記回転体の回転に伴い移動するのを正面側から視認可能とする窓部が設けられ、
    前記メダルサンドは、
    前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成され、
    前記遊技機は、
    遊技機内部に設けられた遊技制御装置からの払出指令信号に基づき、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に前記回転体を回転させるための回転駆動部を備え、
    前記回転駆動部の駆動に基づく回転体の回転時に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能であるとともに、前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に前記回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知可能に形成され、
    前記メダルサンドの検知と、前記遊技機の検知に基づき、メダルサンドから遊技機に検知回数分のメダルが貸し出され、遊技機から検知回数分のメダルが払い出されたものとして扱われることを特徴とする遊技システム。
  2. 前記回転体として、前記窓部から視認されるメダルがメダルサンド側から遊技機側に移動する方向に回転する投入回転体と、前記窓部から視認されるメダルが遊技機側からメダルサンド側に移動する方向に回転する払出回転体とを備え、
    前記メダルサンドは、前記投入回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する送出検知部と、前記払出回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する受入検知部と、所定の対価投入部で検知された対価数に応じたメダル数並びに前記送出検知部及び受入検知部の検知回数に基づくメダル数を表示する残メダル表示部とを備え、
    前記遊技機は、前記投入回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する投入検知部と、前記払出回転体が回転する場合に、メダル1枚分の移動に相当する回転を検知する払出検知部と、前記投入検知部の検知回数に基づくメダル数を表示する投入表示部と、遊技結果に基づき払い出すメダル数を制御装置においてカウントするための払出カウンタとを備え、
    前記残メダル表示部に1以上の残メダル表示が表示されている状態で前記投入回転体が回転することにより、前記送出検知部がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部が減算表示されるとともに、前記投入検知部がメダルを検知するごとに前記投入表示部が加算表示され、
    前記払出回転体が回転することにより、前記払出検知部がメダルを検知するごとに前記払出カウンタのカウント値が更新され、前記受入検知部がメダルを検知するごとに前記残メダル表示部が加算表示されることを特徴とする請求項1記載の遊技システム。
  3. 前記投入回転体は手動で回転可能に形成されており、
    前記遊技機には、遊技機がメダル受け入れ不能状態である場合に前記投入回転体を回転させないための投入ストッパーが設けられているとともに、前記メダルサンドには、前記残メダル表示部の表示が0である場合に前記投入回転体を回転させないためのストッパーが設けられていることを特徴とする請求項2記載の遊技システム。
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