JP5908285B2 - 積層鉄心の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、連結部を介してセグメント鉄心片が繋がった帯状鉄心片を連結部で折り曲げて螺旋状に巻回しながら積層して形成する積層鉄心の製造方法に関する。
例えば、特許文献1には、図5に示すように、セグメント鉄心片80が回動可能な連結部81で繋がった帯状鉄心片82を連結部81で折り曲げ螺旋状に巻回しながら、セグメント鉄心片80に設けたかしめ部83を介してかしめ積層する積層鉄心の製造装置84が開示されている。この製造装置84を用いて積層鉄心を製造する場合、帯状鉄心片82を連結部81で折り曲げる際に、連結部81の厚さ方向に膨出部分が発生し、この膨出部分により上下に隣り合うセグメント鉄心片80の間に隙間が発生し、得られる積層鉄心の厚さにばらつきが生じていた。
ここで、符号85は帯状鉄心片82を巻回の開始位置まで案内する搬送レーン、符号86はセグメント鉄心片80を位置決めするパイロットピン、符号87はパイロットピン86の挿通孔、符号88は搬送レーン85に沿って移動する帯状鉄心片82を上から押圧する押えローラ、符号89は巻回し積層された帯状鉄心片82を内側から支持するドラム、符号90、91は巻回し積層された帯状鉄心片82の外周部及び最上部にそれぞれ当接する側面押えローラ、上側押えローラである。また、符号92は最上部のセグメント鉄心片80のかしめ部83を押圧して下側のセグメント鉄心片80にかしめ積層するプッシュピン、符号93はパイロットピン86及びプッシュピン92を備えたかしめ金型である。
このため、例えば、特許文献2には、図6(A)、(B)に示すように、連結部94を介してセグメント鉄心片95が繋がった帯状鉄心片96を、連結部94で折り曲げ螺旋状に巻回しながら、上下のセグメント鉄心片95をかしめ積層して積層鉄心97を形成する際、セグメント鉄心片95の外周側に予め切欠き又は孔からなる収容部98を設けておき、上下に配置されるセグメント鉄心片95の収容部98に、折り曲げた連結部94に発生した膨出部分99を収めることにより、セグメント鉄心片95間の隙間発生を防止することが記載されている。
また、特許文献3には、図7に示すように、部分ヨーク鉄心片100を繋ぐ連結部101を薄肉化することによって、連結部101を折り曲げた際に形成される膨出部分102を収める逃げ部103を部分ヨーク鉄心片100内に予め形成しておき、部分ヨーク鉄心片100を積層する際に生じる隙間(積層間隔の増長)の防止とかしめ強度低下の防止を図った固定子用積層鉄心104が開示されている。
特開2011−188651号公報 特許第4150397号公報 特許第3171303号公報
しかしながら、特許文献2に記載の積層鉄心97ではセグメント鉄心片95に収容部98を、特許文献3に記載の固定子用積層鉄心104では部分ヨーク鉄心片100に逃げ部103をそれぞれ形成するので、磁気特性が悪くなるという問題がある。更に、特許文献2に記載の積層鉄心97を回転子に用いた場合、回転時に異音発生するという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、連結部を介してセグメント鉄心片が繋がった帯状鉄心片を連結部で折り曲げて螺旋状に巻回して積層する際に、連結部に形成されるセグメント鉄心片の厚さ方向の膨出部分に影響されることなく、セグメント鉄心片を隙間なく積層することが可能な積層鉄心の製造方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る積層鉄心の製造方法は、外周と内周がそれぞれ同心で半径の異なる円弧状となったセグメント鉄心片が、半径方向外側位置にある連結部で繋がった帯状鉄心片を、該連結部で折り曲げて隣り合う前記セグメント鉄心片の側端部を合せると共に、上下の隣り合う層に設けられる前記連結部同士を周方向にずらしながら螺旋状に巻回して、前記セグメント鉄心片に設けたかしめ部を介してかしめ積層する積層鉄心の製造方法において、
前記連結部の折り曲げ時に形成される前記セグメント鉄心片の厚さ方向の膨出部分を平らにする潰し加工を、上下に配置された前記セグメント鉄心片同士をかしめ積層するのと同時に行う。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、前記潰し加工は、既にかしめ積層された前記セグメント鉄心片Aと該セグメント鉄心片Aに連結し次にかしめ積層される前記セグメント鉄心片Bを繋ぐ前記連結部に形成された前記膨出部分に対して行われることが好ましい。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、折り曲げられた前記連結部の外側に半径方向内側に窪む切欠きを設けて、該切欠きに前記膨出部分の潰し加工を行った際に前記セグメント鉄心片の半径方向外側に突出する変形部分を収容することが好ましい。
本発明に係る積層鉄心の製造方法においては、連結部の折り曲げ時に形成されるセグメント鉄心片の厚さ方向の膨出部分を平らにする潰し加工を、上下に配置されたセグメント鉄心片同士をかしめ積層するのと同時に行うと、連結部の一側のセグメント鉄心片は、既に形成された環状の積層体にかしめ積層されて固定状態となっており、連結部の他側にあってかしめ積層されるセグメント鉄心片は、積層体に対して位置決めされているので、膨出部分の潰し加工に伴ってセグメント鉄心片が円周方向に移動することを防止できる。
そして、膨出部分が平らになって、折り曲げられた連結部の厚さはセグメント鉄心片の厚さと同一になるので、この連結部の上にセグメント鉄心片を配置してかしめ積層を行った際、上下に隣り合うセグメント鉄心片間に隙間が生じることを防止できる。その結果、積層鉄心の厚みが均一になって形状精度が向上すると共に、かしめ結合強度が向上する。
更に、従来のように、セグメント鉄心片に収容部を形成したり、セグメント鉄心片を薄肉化して逃げ部を形成することがないため、回転時に異音の発生がなく、磁気特性も向上する。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、潰し加工が、既にかしめ積層されたセグメント鉄心片Aとセグメント鉄心片Aに連結し次にかしめ積層されるセグメント鉄心片Bとを繋ぐ連結部に形成された膨出部分に対して行われる場合、潰し加工とかしめ積層を同一の工程で実施することができ、積層鉄心の生産性が向上する。
本発明に係る積層鉄心の製造方法において、連結部の外側に半径方向内側に窪む切欠きを設けて、膨出部分の潰し加工を行った際にセグメント鉄心片の半径方向外側に突出する変形部分を切欠きに収容する場合、積層鉄心の外周側の形状及び寸法精度が向上する。
本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法で使用する連結部で繋がったセグメント鉄心片の平面図である。 同積層鉄心の製造方法で使用する積層鉄心の製造装置の正面図である。 同積層鉄心の製造方法で使用する積層鉄心の製造装置の一部省略平面図である。 (A)は同積層鉄心の製造方法における折り曲げ前の連結部、(B)は折り曲げ後の連結部、(C)は潰し加工後の連結部の説明図である。 従来例に係る積層鉄心の製造装置の説明図である。 (A)、(B)は従来例に係る積層鉄心の説明図である。 従来例に係る固定子用積層鉄心の説明図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法は、図1に示すように、外周と内周がそれぞれ同心で半径の異なる円弧状となったセグメント鉄心片10が、半径方向外側位置にある連結部11で繋がった帯状鉄心片12を、連結部11で折り曲げて隣り合うセグメント鉄心片10の側端部13、13aを合せると共に、上下の隣り合う層に設けられる連結部11同士を周方向にずらしながら螺旋状に巻回して、セグメント鉄心片10に設けたかしめ部14を介してかしめ積層することにより積層鉄心(図示せず)を製造する方法である。
先ず、本実施の形態に係る積層鉄心の製造方法で使用する帯状鉄心片12及び積層鉄心を製造する積層鉄心の製造装置15(以下、単に製造装置15という)についてそれぞれ説明した後、本実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について説明する。
帯状鉄心片12は、例えば厚さが0.5mm以下程度の電磁鋼板から打ち抜き形成される。セグメント鉄心片10のかしめ部14は、セグメント鉄心片10の内周側に内周に沿って複数(図1では6つ)設けられている。そして、かしめ部14は上側が窪んで形成され、下側がその上側の窪みに応じて下方に突出して形成されている。従って、上下に配置されたセグメント鉄心片10は、上側にあるセグメント鉄心片10のかしめ部14の突出した部分が、下側にあるセグメント鉄心片10のかしめ部14の窪みに嵌合して固定される。なお、巻回される帯状鉄心片12において、最下層(第1層)に配置されるセグメント鉄心片10のかしめ部14は貫通孔になっており、第2層に配置されるセグメント鉄心片10のかしめ部14の突出した部分が、この貫通孔に嵌合わされる。
セグメント鉄心片10の半径方向内側には、内周に開口した、例えば正方形又は矩形の掛止凹部16が複数(図1では2つ)形成されている。また、セグメント鉄心片10の半径方向外側には、外周に沿って、例えば、矩形の磁石孔19が複数(図1では3つ)形成され、各磁石孔19に対向してセグメント鉄心片10の半径方向内側の位置に、対となるかしめ部14が設けられている。そして、隣り合うかしめ部14の周方向中間部の半径方向外側の位置には、帯状鉄心片12を巻回して上下のセグメント鉄心片10をかしめ積層する際にセグメント鉄心片10の位置決めを行うパイロットピン17(図2参照)の先側が挿通するパイロット孔18が複数(図1では3つ)形成されている。
半径方向外側位置にある連結部11の更に半径方向外側には半径方向内側に窪む切欠き20が設けられ、連結部11の半径方向内側には平面視してU字状の内側切欠き21が設けられている。これによって、連結部11を折り曲げた際に、半径方向外側に突出する変形部分を切欠き20内に収容することができると共に、隣り合う側端部13、13aの半径方向外側領域同士が干渉することを防止できる。更に、隣り合うセグメント鉄心片10の一方の側端部13の半径方向内側領域には凹部22が、他方の側端部13aの半径方向内側領域には凹部22に嵌合する凸部23がそれぞれ設けられて係合部24を構成している。これによって、隣り合うセグメント鉄心片10の側端部13、13aを合わせる際の位置決めと、合わせた後に側端部13、13a同士が半径方向にずれることを防止できる。
製造装置15は、図2、図3に示すように、リール(図示せず)から供給される帯状鉄心片12を案内する搬送レーン25と、帯状鉄心片12を連結部11で折り曲げ、連続するセグメント鉄心片10を螺旋状に巻回して積層しながら載置するリング状の回転台26を備えた巻回手段27と、積層されたセグメント鉄心片10を位置決めするパイロットピン17及びかしめ部14を押圧して上下に積層されたセグメント鉄心片10をかしめ結合するかしめピン29及び連結部11の膨出部分30(図4参照)を押して平らにする潰しピン31を有するかしめ押圧金型32を備えたかしめ潰し手段33とを有している。
搬送レーン25は、立設された支持部材34で水平状態に保たれている。そして、搬送レーン25の上部には、搬送レーン25上を移動する帯状鉄心片12を上方から押圧する押えローラ35が、回転軸を搬送方向に直交させて複数配置されている。これによって、搬送レーン25上を移動する帯状鉄心片12が浮き上がることを防止して、巻回手段27内の巻回開始位置に帯状鉄心片12を安定した状態で供給することができる。
巻回手段27は、回転台26を載置する円盤台36を備えた回転テーブル37と、回転テーブル37の下面中央に取り付けられた回転軸38と、回転軸38に動力伝達ベルト39を介して接続する駆動モータ40とを有している。そして、円盤台36の外周部には、等間隔で配置された複数の位置決め溝41が形成されている。また、回転テーブル37には、回転台26の内周部及び巻回されて積層した帯状鉄心片12の内側に、外周部を当接するリング状のドラム42が装着されている。ここで、円盤台36、ドラム42、及び回転台26は、回転テーブル37の回転軸38を中心に同一の回転速度で回転する。
なお、巻回手段27は、回転台26上で、巻回されている帯状鉄心片12の巻回開始位置にある部位が、搬送レーン25と略同一高さ位置となるように昇降する図示しない昇降機構が設けられている。
ドラム42の外周部には、セグメント鉄心片10の掛止凹部16に先側が挿入される突起部43が設けられている。そして、帯状鉄心片12の巻回開始位置において、セグメント鉄心片10の掛止凹部16に突起部43の先側を挿入することにより、ドラム42とセグメント鉄心片10(帯状鉄心片12)の位置決めが行われる。
かしめ潰し手段33は、かしめ押圧金型32と、かしめ押圧金型32を保持する可動台47と、可動台47を上下動する昇降駆動機構48とを有している。ここで、昇降駆動機構48は、図示しない固定フレームに水平状態で固定されたベースプレート49と、ベースプレート49に並べて立設された対となるガイドロッド50、51と、ガイドロッド50、51の上端部に左右両側がそれぞれ固定される水平プレート52と、水平プレート52の中央部に取り付けられ、ピストンロッド53の先端部が可動台47と連結する油圧シリンダ54とを有している。なお、ベースプレート49の中央部には、回転テーブル37の回転軸38が挿通されている。
また、ベースプレート49の上部には、かしめ押圧金型32とセグメント鉄心片10の位置合せを行う固定部材64が配置されている。固定部材64は、位置決めピン65を有し、この位置決めピン65を円盤台36の位置決め溝41に嵌入して、かしめ押圧金型32と回転台26に載ったセグメント鉄心片10との位置決めを行う。そして、セグメント鉄心片10は、回転台26と同軸上で同一回転速度で回転するドラム42に対して位置決めされた状態となっているので、セグメント鉄心片10は上下で巻回方向にずれを生じることなく積層される。その結果、上下のセグメント鉄心片10をかしめ積層して形成される積層鉄心では、磁石孔19が中心位置を合せて上下に連続配置されることになって、積層鉄心において磁石挿入孔が形成される。
更に、製造装置15には、巻回手段27によって巻回されて積層した帯状鉄心片12の外周部及び最上部にそれぞれ当接する複数の側面押えローラ44及び複数の上側押えローラ45が設けられている。側面押えローラ44は、図示しない支持部材に回転可能に取り付けられ、当接するセグメント鉄心片10をドラム42側に押圧して、セグメント鉄心片10の掛止凹部16と突起部43の固定状態を保持している。上側押えローラ45は、図示しない固定フレームに固定された高さ調整部材46(図3では1つのみ記載している)に回転可能に取り付けられ、巻回し積層された帯状鉄心片12の最上部にあるセグメント鉄心片10が、その下側にあるセグメント鉄心片10から浮き上がった状態になるのを回避している。
可動台47に保持機構55を介して保持されて昇降するかしめ押圧金型32は、複数(図3では3本)のパイロットピン17、複数(図3では6本)のかしめピン29、及び1本の潰しピン31を内側にそれぞれ備える箱状枠体56と、箱状枠体56の上部に密接し、可動台47と隙間を有して水平配置された板状の上型57を備えている。各パイロットピン17、各かしめピン29、及び潰しピン31は、基端部を上型57の底部に固定して、それぞれの軸心は可動台47の昇降方向に沿って配置されている。更に、かしめ押圧金型32には、巻回手段27によって巻回されたセグメント鉄心片10(帯状鉄心片12)を内側に押圧してドラム42に押し当てる棒状の側面押圧部材58が設けられている。
ここで、潰しピン31は、帯状鉄心片12を連結部11で折り曲げて隣り合うセグメント鉄心片10の側端部13、13aを合せながら螺旋状に巻回して積層させた際の最上面に現れる連結部11の上方に配置される(対向する)ように箱状枠体56内に設けられている。また、各パイロットピン17及び各かしめピン29は、潰しピン31と対向する連結部11より上流側(リール側)のセグメント鉄心片10の各パイロット孔18及び各かしめ部14の上方にそれぞれ配置されるように箱状枠体56内に設けられている。
以上の構成とすることで、例えば、既にかしめ積層されたセグメント鉄心片(セグメント鉄心片A)10とこれからかしめ積層される(上流側、即ちリール側の)セグメント鉄心片(セグメント鉄心片B)10とを繋いでいる連結部11の上方に潰しピン31を配置することができると共に、上流側のこれからかしめ積層するセグメント鉄心片10の各パイロット孔18及び各かしめ部14の上方にそれぞれ各パイロットピン17及び各かしめピン29を配置することができる。
そこで、かしめ押圧金型32を可動台47と共に降ろすことにより、パイロットピン17、かしめピン29、及び潰しピン31を各軸心方向に下降させて、かしめ押圧金型32の箱状枠体56の直下にあり側面押圧部材58によって固定状態となってこれからかしめ積層するセグメント鉄心片10のパイロット孔18にパイロットピン17を挿通させることにより、かしめピン29とかしめ部14との位置決め、潰しピン31と連結部11(膨出部分30)との位置決めをそれぞれ行うことができる。そして、かしめ部14をかしめピン29の先端部で押下して、かしめ部14を押下しているセグメント鉄心片10の直下にあるセグメント鉄心片10のかしめ部14に嵌め合わせることができると共に、膨出部分30を潰して押して平らにすることができる。
可動台47にかしめ押圧金型32を保持する保持機構55は、かしめ押圧金型32と間隔を有してかしめ押圧金型32の前両側にそれぞれ配置された前移動制限部材59、60と、かしめ押圧金型32の後側に配置された後移動制限部材61と、かしめ押圧金型32の左右にそれぞれ配置された保持アーム62、63とを有している。ここで、前移動制限部材59、60は、基部が可動台47の下部に軸心を垂直にして固定されている。これによって、かしめ押圧金型32を、可動台47に対して、前、後移動制限部材59、60、61で制限された範囲内で移動可能にすることができる。
なお、回転台26には、パイロットピン17及びかしめピン29の先部がそれぞれ挿入可能な挿入孔(図示せず)が形成されている。また、回転台26の上端部には、かしめ押圧金型32の箱状枠体56の直下にあるセグメント鉄心片10が水平状態になるように、螺旋状に巻回された最下層の帯状鉄心片12の下面に当接して環状となった帯状鉄心片12の軸心方向を垂直に保持する図示しない回転台傾斜手段が設けられている。更に、可動台47には、ガイドロッド50、51の軸心に対して垂直な方向から一定角度範囲で首振り可能な第1の傾斜機構(図示せず)が、かしめ押圧金型32には、パイロットピン17、かしめピン29、及び潰しピン31の各軸心を可動台47に対して垂直に保つ第2の傾斜機構(図示せず)がそれぞれ設けられている。このような構成とすることにより、上下に配置されたセグメント鉄心片10のかしめ積層と、連結部11に形成された膨出部分30の平坦化を確実に行うことができる。
続いて、本発明の一実施の形態に係る積層鉄心の製造方法について説明する。
本実施の形態に係る積層鉄心の製造方法では、図1に示すように、連結部11で繋がった円弧状のセグメント鉄心片10を、連結部11で折り曲げて隣り合うセグメント鉄心片10の側端部13、13aを合せると共に、上下の隣り合う層に設けられる連結部11同士を周方向にずらしながら螺旋状に巻回して、セグメント鉄心片10に設けたかしめ部14を介してかしめ積層して、積層鉄心を製造している。このとき、図4(A)に示す連結部11を折り曲げて隣り合うセグメント鉄心片10の側端部13、13aを合せると、図4(B)に示すように、連結部11には、セグメント鉄心片10の厚さ方向に膨らんだ膨出部分30が形成される。
このため、かしめ潰し手段33のかしめ押圧金型32を下降させて、かしめ押圧金型32の箱状枠体56の直下にあるセグメント鉄心片10のパイロット孔18にパイロットピン17を挿通させて、かしめピン29とかしめ部14との位置決め及び潰しピン31と連結部11の膨出部分30との位置決めをそれぞれ行う。次いで、箱状枠体56の直下にあるセグメント鉄心片10のかしめ部14をかしめピン29の先端部で押下して、かしめ部14を押下しているセグメント鉄心片10の直下に配置されているセグメント鉄心片10のかしめ部14に嵌め合わせてかしめ積層すると共に、膨出部分30を潰しピン31で押圧する潰し加工を行うことにより、図4(C)に示すように、膨出部分30を押して潰して平らにする。
ここで、膨出部分30を平らにする潰し加工を、上下に配置されたセグメント鉄心片10同士のかしめ積層と同時に行うので、潰しピン31の直下にある連結部11より下流側(帯状鉄心片12の先側)のセグメント鉄心片10は、既に形成された環状の積層体にかしめ積層されて固定状態となっており、連結部11より上流側にあるかしめ積層されるセグメント鉄心片10は、パイロットピン17により位置決めされているので、膨出部分30の潰し加工を行っても、連結部11の両側にあるセグメント鉄心片10が円周方向に移動することを防止できる。このため、連結部11の両側にあるセグメント鉄心片10の間に隙間が発生することを防止できる。
また、膨出部分30が平らになって、折り曲げられた連結部11の厚さはセグメント鉄心片10の厚さと同一になるので、この連結部11の上にセグメント鉄心片10を配置してかしめ積層を行っても、上下のセグメント鉄心片10の間に隙間が生じることを防止できる。
その結果、積層鉄心の厚みが均一になって形状精度が向上すると共に、かしめ結合強度が向上する。そして、従来のように、セグメント鉄心片に収容部を形成したり、セグメント鉄心片を薄肉化して逃げ部を形成することがないため、積層鉄心を回転子として使用する際に、回転時に異音の発生がなく、磁気特性も向上する。更に、潰し加工を、上下に配置されたセグメント鉄心片10同士のかしめ積層と同時に行っているので、潰し加工とかしめ積層を同一の工程で実施することになって、積層鉄心の生産性を向上させることができる。
なお、膨出部分30の潰し加工を行うと、折り曲げられた連結部11を構成している材料がセグメント鉄心片10の半径方向外側に移動するため、連結部11には半径方向外側に突出する変形部分66(図4(C)参照)が形成されるが、帯状鉄心片12において、連結部11の外側に半径方向内側に窪む切欠き20が設けられているので、変形部分66は切欠き20内に収容される。このため、形成された積層鉄心の側周面から変形部分66の先側が突出することが防止でき、積層鉄心の外周側の形状及び寸法精度を向上することができる。
以上、本発明を、実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。
更に、本実施の形態とその他の実施の形態や変形例にそれぞれ含まれる構成要素を組合わせたものも、本発明に含まれる。
例えば、潰し加工を、上下に配置したセグメント鉄心片同士のかしめ積層と同時に行ったが、上下に配置したセグメント鉄心片をかしめ積層した後に、潰し加工を行ってもよい。この場合、かしめ潰し手段を、パイロットピン及びかしめピンを備えたかしめ金型と、かしめ金型を昇降するかしめ用昇降駆動機構と、潰しピンを備えた押圧金型と、押圧金型を昇降する押圧用昇降駆動機構で構成し、押圧金型をかしめ金型と帯状鉄心片12の巻回開始位置との間に配置する必要がある。
10:セグメント鉄心片、11:連結部、12:帯状鉄心片、13、13a:側端部、14:かしめ部、15:積層鉄心の製造装置、16:掛止凹部、17:パイロットピン、18:パイロット孔、19:磁石孔、20:切欠き、21:内側切欠き、22:凹部、23:凸部、24:係合部、25:搬送レーン、26:回転台、27:巻回手段、29:かしめピン、30:膨出部分、31:潰しピン、32:かしめ押圧金型、33:かしめ潰し手段、34:支持部材、35:押えローラ、36:円盤台、37:回転テーブル、38:回転軸、39:動力伝達ベルト、40:駆動モータ、41:位置決め溝、42:ドラム、43:突起部、44:側面押えローラ、45:上側押えローラ、46:高さ調整部材、47:可動台、48:昇降駆動機構、49:ベースプレート、50、51:ガイドロッド、52:水平プレート、53:ピストンロッド、54:油圧シリンダ、55:保持機構、56:箱状枠体、57:上型、58:側面押圧部材、59、60:前移動制限部材、61:後移動制限部材、62、63:保持アーム、64:固定部材、65:位置決めピン、66:変形部分

Claims (3)

  1. 外周と内周がそれぞれ同心で半径の異なる円弧状となったセグメント鉄心片が、半径方向外側位置にある連結部で繋がった帯状鉄心片を、該連結部で折り曲げて隣り合う前記セグメント鉄心片の側端部を合せると共に、上下の隣り合う層に設けられる前記連結部同士を周方向にずらしながら螺旋状に巻回して、前記セグメント鉄心片に設けたかしめ部を介してかしめ積層する積層鉄心の製造方法において、
    前記連結部の折り曲げ時に形成される前記セグメント鉄心片の厚さ方向の膨出部分を平らにする潰し加工を、上下に配置された前記セグメント鉄心片同士をかしめ積層するのと同時に行うことを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  2. 請求項1記載の積層鉄心の製造方法において、前記潰し加工は、既にかしめ積層された前記セグメント鉄心片Aと該セグメント鉄心片Aに連結し次にかしめ積層される前記セグメント鉄心片Bを繋ぐ前記連結部に形成された前記膨出部分に対して行われることを特徴とする積層鉄心の製造方法。
  3. 請求項2記載の積層鉄心の製造方法において、折り曲げられた前記連結部の外側に半径方向内側に窪む切欠きを設けて、該切欠きに前記膨出部分の潰し加工を行った際に前記セグメント鉄心片の半径方向外側に突出する変形部分を収容することを特徴とする積層鉄心の製造方法。
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