JP5907058B2 - クリーニング装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置 Download PDF

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本発明は、クリーニング装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置に関する。
特許文献1には感光体に摺接するブラシとブラシにて掻落としたトナーを軸方向へ搬送するオーガーとを互いに離間して配置し、ブラシに接触する棒状のフリッカーバーの両端をクリーニングハウジングに固着し、ブラシとオーガーとの対向方向におけるフリッカーバーとクリーニングハウジングとの間隔をオーガーの径より小さくした電子複写機のクリーニング装置が記載されている。
特開平7−181853号公報
本発明は、クリーニング装置内のトナー溶融を抑制することができるクリーニング装置、画像形成ユニット、及び画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1記載のクリーニング装置は、
表面移動する像保持体の表面に下から上に向って回転する面で接触し、前記像保持体の表面の回収物を除去する回収部材と、
前記回収部材の上から下に向って回転する面に接触して前記回収部材に回収された前記回収物を前記回収部材から除去する除去部材と、
前記除去部材によって前記回収部材から離間した前記回収物を回転送りしながら排出す
る排出部材と、を備え、
前記除去部材が、前記クリーニング部材の回転中心と前記排出部材の回転中心とを結ん
で仮想した直線よりも、前記回収部材の回転方向における前記回収部材の下流側で回転可
能に支持されている、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、
前記回収部材は、基布と、前記基布上に起毛された複数の糸を備える織物を円柱状のシャフトに巻回されてなり、
前記除去部材が、前記回収部材の前記糸の長さと等しい直径を有する棒状で、全長は前記回収部材の前記糸が形成された領域の幅以上で、前記円柱状のシャフトよりも短い、
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項3記載の画像形成ユニットは、
像保持体と、
前記像保持体上の回収物を除去する請求項1又は2に記載のクリーニング装置と、を備え
ことを特徴とする。
前記課題を解決するために、請求項4記載の画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体上の静電潜像をトナーで現像する現像部と、
前記像保持体上の回収物を除去する請求項1又は2に記載のクリーニング装置と、を備え
ことを特徴とする。
請求項1ないし4に係る発明によれば、本構成を有しない場合に比して、クリーニング装置内のトナー溶融を抑制することができる。
画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。 本実施形態のクリーニング装置18の構成示す縦断面図である。 実施例と比較例のクリーニング装置のハウジング内における廃トナーの蓄積量を測定した結果を示す図である。 比較例のクリーニング装置18Aの構成示す縦断面図である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
(1.1)画像形成装置の全体構成
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成の一例を示す断面模式図である。
画像形成装置1は、画像形成部10と、画像形成部10の一端に装着された給紙装置20と、画像形成部10の他の一端に設けられ、印刷された用紙が排紙される排紙部30と、操作情報部40と、上位機器から送信された印刷情報から画像情報を生成する画像処理部50と、を備えて構成されている。
画像形成部10は、露光装置12、感光体ユニット13、現像装置14、転写装置15、用紙搬送装置16a、16b、16c、定着装置17、とを備えて構成され、画像処理部50から受け取った画像情報を、給紙装置20から送り込まれた用紙上にトナー画像として形成する。
給紙装置20は、画像形成部10に対する用紙供給を行う。すなわち、種類(例えば、材質や厚さ、用紙サイズ、紙目)の異なる用紙を収容する複数のトレイを備えており、これら複数のトレイのいずれか一つから繰り出した用紙を画像形成部10に対して供給するように構成されている。
排紙部30は、画像形成部10にて画像出力が行われた用紙の排出を行う。そのために、排紙部30は、画像出力後の用紙が排出される排紙トレイを備えている。なお、排紙部30は、画像形成部10から出力される用紙束に対して、裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を行う機能を有したものであってもよい。
画像形成部10には、操作情報部40が設けられている。操作情報部40は、各種の設定や指示の入力及び情報表示に用いられるものである。すなわち、いわゆるユーザインタフェースに相当するもので、具体的には液晶表示パネル、各種操作ボタン、タッチパネル等を組み合わせて構成されている。
(1.2)画像形成部の構成及び動作
このような構成の画像形成装置1では、画像形成のタイミングに合わせて給紙装置20のうち、印刷ジョブで印刷の1枚毎に指定されたトレイから繰り出された用紙が画像形成部10へ送り込まれる。
感光体ユニット13は、露光装置12の下方に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する像保持体としての感光体ドラム131を備えている。感光体ドラム131の回転方向にそって、帯電器132、露光装置12、現像装置14、一次転写ローラ152、クリーニング装置18が配置されている。
現像装置14は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング141を有する。現像ハウジング141内には、感光体ドラム131に対向して配置された現像ローラ142が配設され、現像ローラ142には、現像剤の層厚を規制する層規制部材(不図示)が近接配置されている。
各現像装置14は、現像ハウジング141に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム131の表面は、帯電器132により帯電され、露光装置12から出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム131上に形成された静電潜像は現像ローラ142によりトナー像として現像される。
転写装置15は、各感光体ユニット13の感光体ドラム131にて形成された各色トナー像が多重転写される中間転写ベルト151、各感光体ユニット13にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト151に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ152、中間転写ベルト151上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙に一括転写(二次転写)する二次転写ローラ153とから構成されている。
各感光体ユニット13の感光体ドラム131に形成された各色トナー像は、画像出力制御部11により制御される電源装置等(不図示)から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ152により中間転写ベルト151上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト151上の重畳トナー像は、中間転写ベルト151の移動に伴って二次転写ローラ153が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて給紙装置20から用紙が二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ローラ153には、画像出力制御部11により制御される電源装置等から所定の転写電圧が印加され、用紙に中間転写ベルト151上の多重トナー像が一括転写される。
クリーニング装置18は、感光体ドラム131の表面に接触して配置されたクリーニングブラシ184及びクリーニングブレード185を備え、感光体ドラム131表面の残留トナーを除去して、廃トナー収容部(不図示)に回収する。感光体ドラム131の表面は、帯電器132により再帯電される。
定着装置17は一方向へ回転する無端状の定着ベルト171と、定着ベルト171の周面に接し、一方向へ回転する加圧ローラ172とを有し、定着ベルト171と加圧ローラ172の圧接領域によってニップ部N(定着領域)が形成される。
転写装置15においてトナー像が転写された用紙は、トナー像が未定着の状態で用紙搬送装置16aを経由して定着装置17に搬送される。定着装置17に搬送された用紙は、一対の定着ベルト171と加圧ローラ172により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着の終了した用紙は、用紙搬送装置16bを経由して排紙部30に送り込まれる。
尚、用紙の両面に画像出力を行う場合には、用紙搬送装置16cにより当該用紙の表裏が反転され、再び画像形成部10における二次転写部TRへ送り込まれる。そして、トナー像の転写および転写像の定着が行われた後に、排紙部30に送り込まれることになる。排紙部30へ送り込まれた用紙は、必要に応じて裁断やステープル(針綴じ)等の後処理を経た後に、排紙トレイ上へ排出される。
(2)クリーニング装置の構成と動作
(2.1)クリーニング装置の構成
図2は本実施形態に係るクリーニング装置18の構成示す縦断面図である。
クリーニング装置18は、感光体ドラム131と対向するに位置に配設されたハウジング181と、ハウジング181に設けられた開口の下縁部に支持されたシール部材182と、ハウジング181に回収された廃トナーを搬送するトナー回収オーガー183と、感光体ドラム131の表面に接触して配置された回収部材の一例としてのクリーニングブラシ184と、感光体ドラム131の回転方向におけるクリーニングブラシ184の下流に配置されたクリーニングブレード185と、クリーニングブラシ184の表面にニップした状態で接して配置された除去部材の一例としてのフリッカーバー186と、で主要部が構成されている。
尚、このクリーニング装置18は、感光体ドラム131等と一体のユニットとして構成された感光体ユニット13として、画像形成装置1に着脱可能とされている。
ハウジング181は、クリーニングブレード185又はクリーニングブラシ184が感光体ドラム131の表面から除去したトナーや紙紛等を収容するものであり、感光体ドラム131と対向する位置に開口を有している。そして、この開口部分にクリーニングブレード185及びクリーニングブラシ184が設けられ、感光体ドラム131と接触している。
シール部材182は、ハウジング181の下側の開口端部に固定支持されており、感光体ドラム131とハウジング181との間の隙間をシールして、クリーニング装置18内に回収された廃トナーのクリーニング装置18外への漏出を防止する。シール部材182には、例えば、厚さ0.1mmの熱可塑性ポリウレタンフィルムを用いることができる。
トナー回収オーガー183は、スクリューからなっており、感光体ドラム131の表面から除去されてハウジング181に収容された廃トナー等を撹拌しながら廃トナーボックス(不図示)に搬送する。
クリーニングブレード185は、耐磨耗性、耐欠け性、耐クリープ性などの機械的性質に優れる材料、例えば、熱硬化型ポリウレタンゴム等のウレタンゴムからなり、ハウジング181に断面形状がL字形の板金で固定支持されている。そして、クリーニングブレード185の先端185aは予め定められた接触圧で感光体ドラム131の表面に接触し、感光体ドラム131の表面からトナーや紙紛等を除去する。
クリーニングブラシ184は、基布と、基布上に糸の一例としてのパイル糸を起毛したブラシ毛184aと、金属製のシャフト184bとからなり、シャフト184bの周囲に螺旋状に巻回されてローラ状に形成されている。
本実施形態ではシャフト184bの外径が19mm、繊維径40μm、パイル長2mm、植毛密度10万本/inchのブラシローラを用いている。また、感光体ドラム131の表面への当接量(食い込み量)は1mmとなるように調節されている。
そして、図2中に矢印Bで示す方向つまり感光体ドラム131の回転方向(矢印A)と反対方向に回転駆動され、双方の対向面が互いに同方向に移動する、いわゆるウィズモード(with mode)となっている。このような構成により、クリーニングブラシ184のブラシ毛184aが感光体ドラム131の表面に接触し、感光体ドラム131の表面に付着している残留トナー等を掻き取るようになっている。尚、クリーニングブラシ184の回転速度は感光体ドラム131とほぼ同速度としている。
クリーニングブラシ184のブラシ毛184aすなわちパイル糸に接触するようにフリッカーバー186が配置され、ブラシ毛184aに付着している廃トナー等を掻き落とすようになっている。フリッカーバー186は、その表面にトナー等が付着又は堆積するのを防止するために、本実施形態では、金属製(SUS)の丸棒で形成されている。
又、フリッカーバー186は、クリーニングブラシ184のパイル長と略等しい直径、すなわち2mmとされ、全長はクリーニングブラシ184のブラシ毛184aの幅以上で、シャフト184bよりも短い構成とされている。
フリッカーバー186は、クリーニングブラシ184のシャフト184bの回転中心O1とトナー回収オーガー183の回転中心O2とを結んだ直線Lを仮想した場合に、直線Lよりも、クリーニングブラシ184の回転方向におけるクリーニングブラシ184の下流側で、クリーニングブラシ184のブラシ毛184aと接触しながら移動可能かつ回転可能に支持されている。
(2.2)クリーニング装置の動作・機能
クリーニング装置18は、中間転写ベルト151にトナー像が一次転写された後の感光体ドラム131上の回収物を清掃する。回収物には、残存現像剤(トナーと外添剤)、用紙から感光体ドラム131に付着した紙粉などの異物などが含まれる。
クリーニングブラシ184は、感光体ドラム131の表面に接した状態で、図2に矢印Bで示すように反時計回りに回転(感光体ドラム131は図2に矢印Aで示すように時計回りに回転する)し、感光体ドラム131上の回収物を除去しやすいように浮き上がらせる。
また、感光体ドラム131表面のトナーが少ないときには、クリーニングブラシ184に付着したトナーを感光体ドラム131表面に供給して、クリーニングブレード185と感光体ドラム131表面との摩擦力を低減する。
クリーニングブレード185は、クリーニングブラシ184で浮き上がらせた感光体ドラム131上の回収物を掻き落とすことにより除去する。
フリッカーバー186は、クリーニングブラシ184と従動回転(連れ廻り)しながらクリーニングブラシ184のブラシ毛184aと接触して、クリーニングブラシ184の表面に付着したトナーを掻き取る。
そして、トナー回収オーガー183は、ハウジング181の下方に設けられ、回転することによりフリッカーバー186で除去されたトナーを回収し、回転軸に沿って搬送する。
(2.3)フリッカーバーの作用
以下、本実施形態に係るクリーニング装置18におけるフリッカーバー186の作用について詳細に説明するが、その前に比較例のクリーニング装置の問題点について、図面を用いて説明する。尚、比較例のクリーニング装置において、本実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
「比較例」
図4は比較例のクリーニング装置18Aの構成示す縦断面図である。
比較例のクリーニング装置18Aは、フリッカーバー187がクリーニングブラシ184のシャフト184bの回転中心O1とトナー回収オーガー183の回転中心O2とを結んだ直線Lよりも、クリーニングブラシ184の回転方向におけるクリーニングブラシ184の上流側に固定して配置されている点で、本実施形態に係るクリーニング装置18と異なっている。
フリッカーバー187の作用によりクリーニングブラシ184上から弾き飛ばされるトナーは矢印C及び矢印Dの方向に飛んでいく。矢印Dの方向に飛んでいくトナーは、ハウジング181の下方に収容されて、トナー回収オーガー183によって撹拌されながら廃トナーボックス(不図示)に搬送される。
一方、矢印Cの方向に飛んでいくトナーは、フリッカーバー187の上流側とクリーニングブレード185の間の空間Rに徐々に堆積する。空間Rに蓄積するトナーが増大した状態でクリーニングブラシ184が回転すると、摩擦熱でトナーの一部が溶融してブラシ毛184aのパイル糸間に浸透し、画像形成装置が停止した後、温度が下がり固着する虞がある。
又、空間Rに蓄積するトナーが増大すると、トナーの清掃不良となる。特に、画像調整動作としてトナーバンドが形成された場合には、大量のトナーが感光体ドラム131上に供給され、クリーニング装置18Aで除去するトナー量が多くなる場合がある。この場合には、空間Rに蓄積するトナーの量が非常に多く、ハウジング181からトナーがあふれる不具合が発生することがある。
係る問題点に対して、フリッカーバー187をクリーニングブラシ184と対向面が互いに同方向に移動する、いわゆるウィズモード(with mode)で回転駆動することも行われている。この場合には、フリッカーバー187の作用によりクリーニングブラシ184上から弾き飛ばされるトナー量は、矢印Dの方向が増大し、矢印Cの方向は減少する。
係る構成によって、空間Rに蓄積するトナー量を抑制することはできるが、フリッカーバー187を回転駆動させるためのギア機構及び駆動源を必要とし、部品点数の増加及び画像形成装置のコスト上昇を招くという新たな問題が発生する。
「本実施形態」
本実施形態に係るクリーニング装置18におけるフリッカーバー186は、クリーニングブラシ184のシャフト184bの回転中心O1とトナー回収オーガー183の回転中心O2とを結んだ直線Lを仮想した場合に、直線Lよりも、クリーニングブラシ184の回転方向におけるクリーニングブラシ184の下流側で、クリーニングブラシ184のブラシ毛184aと接触しながら移動可能かつ回転可能に支持されている。
又、フリッカーバー186は金属製(SUS)の丸棒で形成され、クリーニングブラシ184のパイル長と略等しい直径、すなわち2mmとされ、全長はクリーニングブラシ184のブラシ毛184aの幅以上で、シャフト184bよりも短い構成とされている。
そのために、フリッカーバー186は、クリーニングブラシ184の基布に接触して支持され、クリーニングブラシ184と従動回転(連れ廻り)しながらクリーニングブラシ184のブラシ毛184aと接触して、クリーニングブラシ184の表面に付着したトナーを掻き取りながら弾き飛ばす。
フリッカーバー186の作用によりクリーニングブラシ184上から弾き飛ばされるト
ナーは矢印Cの方向に飛んでいく。
トナー回収オーガー183は図で矢印Eの方向(時計回り)に回転し、トナーは、
トナー回収オーガー183の羽部材183aが下降していく側(符号55)に落下するよ
うにして、トナー回収オーガー183でトナーを跳ね上げないようにしている。
そのために、矢印Cの方向に飛んでいくトナーは、ハウジング181の下方側で、トナ
ー回収オーガー183によって撹拌されながら廃トナーボックス(不図示)へ搬送され貯
留される。
(3)作用・効果
「実施例」
本実施形態に係る画像形成装置1において、以下の条件で画像形成動作を継続した場合のクリーニング装置18のハウジング181内における廃トナーの蓄積量を比較例との対比において測定した。
比較例としては、フリッカーバー187がクリーニングブラシ184のシャフト184bの回転中心O1とトナー回収オーガー183の回転中心O2とを結んだ直線Lよりも、クリーニングブラシ184の回転方向におけるクリーニングブラシ184の上流側に固定して配置されているクリーニング装置18Aを備えた画像形成装置100を用いた。
(試験条件)
印刷速度:75枚/分(A4用紙、白黒画像)
印刷条件:画像密度5%の白黒画像を外部環境温度28°C、湿度85%RH(相対湿度)で継続印刷し、ハウジング181内における廃トナーの蓄積量測定
試験体において、実施例と比較例とは、クリーニング装置以外は同じ構成のものを使用しており、上述した印刷条件における実施例および比較例のハウジング181内における廃トナーの蓄積量を測定し、図3にその結果を示した。
本試験結果から、実施例のクリーニング装置18においては、ハウジング181内における廃トナーの蓄積量は約30gであった。係る蓄積量はハウジング181内の壁面に付着したトナーや、トナー回収オーガー183周りに付着したトナーの総量に近く、ハウジング181から、トナーが排出されていることを示している。
一方、比較例は感光体ドラム131の回転数(印刷枚数)とともに、ハウジング181内にトナーが堆積し約30000cycle時点で、トナー蓄積量が約70gとなり飽和している。
70gのトナー量は、フリッカーバー187の上流側とクリーニングブレード185の間の空間Rにトナーが充填された蓄積量に略等しく、係るトナー蓄積状態で堆積量でクリーニングブラシ184が回転すると、摩擦熱でトナーの一部が溶融してブラシ毛184aのパイル糸間に浸透し、画像形成装置が停止した後、温度が下がり固着する虞がある。
本実施形態に係るクリーニング装置18によれば、フリッカーバー186の上流側とクリーニングブレード185の間の空間Rにトナーが堆積することなく、廃トナーはハウジング181内からトナー回収オーガー183によって撹拌されながら廃トナーボックス(不図示)に搬送され、クリーニングブラシ184へのトナー固着や、ハウジング181内からの廃トナーのあふれ出しを防止することができる。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態では感光体ユニットのクリーニング装置として説明したが、中間転写ベルトを備えた中間転写ユニットのクリーニング装置や、搬送ベルトを備えた用紙搬送ユニットのクリーニング装置に適用することもできる。
又、画像形成装置1はプリンタとして説明しているが、原稿の読み取り機能を備えた複写機であっても良い。
1、100・・・画像形成装置
10・・・画像形成部
12・・・露光装置
13・・・感光体ユニット
131・・・感光体ドラム
14・・・現像装置
15・・・転写装置
16a、16b、16c・・・用紙搬送装置
17・・・定着装置
18、18A・・・クリーニング装置
181・・・ハウジング
182・・・シール部材
183・・・トナー回収オーガー
184・・・クリーニングブラシ
185・・・クリーニングブレード
185a・・・クリーニングブレード先端
186・・・フリッカーバー
187・・・フリッカーバー(比較例)
20・・・用紙送り装置
30・・・排紙部
40・・・操作情報部
50・・・画像処理部

Claims (4)

  1. 表面移動する像保持体の表面に下から上に向って回転する面で接触し、前記像保持体の表面の回収物を回収する回収部材と、
    前記回収部材の上から下に向って回転する面に接触して前記回収部材に回収された前記回収物を前記回収部材から除去する除去部材と、
    前記除去部材によって前記回収部材から除去された前記回収物を回転することで排出す
    る排出部材と、を備え、
    前記除去部材が、前記回収部材の回転中心と前記排出部材の回転中心とを結んで仮想し
    た直線よりも、前記回収部材の回転方向における前記回収部材の下流側で回転可能に支持
    されている、
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記回収部材は、基布と、前記基布上に起毛された複数の糸を備える織物を円柱状のシ
    ャフトに巻回されてなり、
    前記除去部材が、前記回収部材の前記糸の長さと等しい直径を有する棒状で、全長は前
    記回収部材の前記糸が形成された領域の幅以上で、前記円柱状のシャフトよりも短い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 像保持体と、
    前記像保持体上の回収物を除去する請求項1又は2に記載のクリーニング装置と、を備え
    ことを特徴とする画像形成ユニット。
  4. 像保持体と、
    前記像保持体上の静電潜像をトナーで現像する現像部と、
    前記像保持体上の回収物を除去する請求項1又は2に記載のクリーニング装置と、を備え
    ことを特徴とする画像形成装置。
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