JP5905502B2 - Rc造梁における開口部補強構造 - Google Patents
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Description
この発明の他の目的は、開口部周囲に配置される補強材のコンクリートへの定着効果を向上させることである。
正立姿勢の台形状または三角形状の一対の閉鎖型補強筋を互いに上下対称として、それぞれ前記開口部を囲む位置に配置され、前記コンクリート内に埋め込まれ、
前記閉鎖型補強筋の対が、前後幅方向に複数並べて配置され、一対のせん断補強筋を互いに上下に向かい合わせてなるせん断補強筋対が前記開口部の上下にそれぞれ配置され、前記開口部の上側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも上側の2本の鉄筋部分と前記上端筋とが挿通され、前記開口部の下側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも下側の2本の鉄筋部分と前記下端筋とが挿通され、
前記開口部に対する上側および下側の両方において、前記各せん断補強筋対を構成する各一対のせん断補強筋は、両端の縦辺部分で重ねられ、前記各せん断補強筋対のうちの前記縦辺部分の先端が前記開口部側へ向かうせん断補強筋は、前記両端の縦辺部分の先端から内側に折り返された形状のフック部を有し、このフック部に、梁長手方向に延び前記せん断補強筋対で囲まれた範囲に挿通された水平補強筋が係合している。
上記の「正立姿勢」は、傾きのない姿勢を言う。
前記一対の閉鎖型補強筋は、RC造梁の長手方向に沿う同一垂直面に位置することで重ね継ぎ手が発生せず、開口部周囲に配置される補強材が梁幅方向で過密とならないように開口部を補強でき、補強材がコンクリート打設の邪魔になるのを回避できる。そのため、開口部補強を行いながら、施工性にも優れる。
また、分割された一対のせん断補強筋を互いに向かい合わせてなるので、前記閉鎖型補強筋を後施工しても、せん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記閉鎖型補強筋対の水平辺部を挿通させた状態に配置することができる。
前記閉鎖型補強筋が台形状であると、前記開口部の上下に、前記一対の閉鎖型補強筋によって水平補強筋を兼ねる水平辺部がそれぞれ2本ずつ得られ、堅固に補強できる。また、上側に位置する水平辺部同士、および下側に位置する水平辺部同士の高さ位置を互いに揃えることで、配筋が簡素に纏まる。
この場合も、前記開口部の上下に、水平補強筋を兼ねる水平辺部がそれぞれ2本ずつ得られ、堅固に補強できる。また、この水平補強筋を兼ねる2本の水平辺部が互いに上下にずれて位置して分散されることになり、また一対の閉鎖型補強筋が全体として星形に配置されるため、広範囲に渡り分散して配筋補強することになり、より効果的に補強できる。
この構成の場合、閉鎖型補強筋の形状が三角形状であるため、台形状とした場合に比べて簡素となる。また、この構成の場合も、前記一対の閉鎖型補強筋が全体として星形に配置されるため、広範囲に渡り分散して配筋補強することになり、効果的に補強できる。
また、前記閉鎖型補強筋の対が、前後幅方向に複数並べて配置され、一対のせん断補強筋を互いに上下に向かい合わせてなるせん断補強筋対が前記開口部の上下にそれぞれ配置され、前記開口部の上側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも上側の2本の鉄筋部分と前記上端筋とが挿通され、前記開口部の下側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも下側の2本の鉄筋部分と前記下端筋とが挿通され、
前記開口部に対する上側および下側の両方において、前記各せん断補強筋対を構成する各一対のせん断補強筋は、両端の縦辺部分で重ねられ、前記各せん断補強筋対のうちの前記縦辺部分の先端が前記開口部側へ向かうせん断補強筋は、前記両端の縦辺部分の先端から内側に折り返された形状のフック部を有し、このフック部に、梁長手方向に延び前記せん断補強筋対で囲まれた範囲に挿通された水平補強筋が係合したため、分割された一対のせん断補強筋を互いに向かい合わせてなるので、前記閉鎖型補強筋を後施工しても、せん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記閉鎖型補強筋対の水平辺部を挿通させた状態に配置することができる。
特に、前記RC造梁が基礎梁である場合は、この発明の梁せいを高くすることなく大きな開口部を形成できるという効果によって、地盤の掘削量、残土処分量、型枠量の増加が回避でき、工期の短縮、原価低減が図れる。
なお、上端筋2、下端筋3、あばら筋4、および前記各補強筋には、いずれも異形鉄筋が用いられている。
また、各閉鎖型補強筋6A,6Bは一体のものであり、それらの斜辺部の端部定着は水平辺部6Aa,6Ab,6Ba,6Bbによって担保されるため、従来例の場合の斜め補強筋を定着する場合のような継手が不要となり、コンクリート5への定着性も良い。したがって、前記斜辺部を上端筋2や下端筋3等の主筋と重ね継手とする場合の定着長さを考慮する必要がない。これらのため、鉄筋のコストDNが図れる。
2…上端筋
3…下端筋
4…あばら筋
5…コンクリート
6A,6B,6C,6D…閉鎖型補強筋
6Aa,6Ab,6Ba,6Bb…水平辺部
6…閉鎖型補強筋の対
7A,7B…せん断補強筋
7…せん断補強筋対
17A,17B…せん断補強筋
17…せん断補強筋対
20…RC造梁
27A,27B…せん断補強筋
27…せん断補強筋対
Claims (5)
- 上端筋、下端筋、およびあばら筋がコンクリート内に埋め込まれ、前後面に貫通した人通孔として使用可能な開口部を有するRC造梁において、
正立姿勢の台形状または三角形状の一対の閉鎖型補強筋が互いに上下対称として、それぞれ前記開口部を囲む位置に配置され、前記コンクリート内に埋め込まれ、
前記閉鎖型補強筋の対が、前後幅方向に複数並べて配置され、一対のせん断補強筋を互いに上下に向かい合わせてなるせん断補強筋対が前記開口部の上下にそれぞれ配置され、前記開口部の上側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも上側の2本の鉄筋部分と前記上端筋とが挿通され、前記開口部の下側のせん断補強筋対で囲まれた範囲に、前記複数の閉鎖型補強筋の対における各対の前記開口部よりも下側の2本の鉄筋部分と前記下端筋とが挿通され、
前記開口部に対する上側および下側の両方において、前記各せん断補強筋対を構成する各一対のせん断補強筋は、両端の縦辺部分で重ねられ、前記各せん断補強筋対のうちの前記縦辺部分の先端が前記開口部側へ向かうせん断補強筋は、前記両端の縦辺部分の先端から内側に折り返された形状のフック部を有し、このフック部に、梁長手方向に延び前記せん断補強筋対で囲まれた範囲に挿通された水平補強筋が係合した、
RC造梁における開口部補強構造。 - 請求項1に記載のRC造梁における開口部補強構造において、前記各せん断補強筋対を構成する各一対のせん断補強筋のうち、前記縦辺部分が前記開口部側とは反対側に延びるせん断補強筋が、互いに内側に延びる形状のフック部を有し、このフック部は、前記縦辺部分が前記開口部側へ延びるせん断補強筋のフック部よりも前記開口部側とは反対側に並んで位置し、この互いに並ぶ両フック部の間に、前記水平補強筋が位置して前記両フック部に係合したRC造梁における開口部補強構造。
- 請求項1または請求項2に記載の開口部補強構造において、前記一対の閉鎖型補強筋が台形状であって、これら台形状の一対の一体型の閉鎖型補強筋は、上側に位置する水平辺部同士、および下側に位置する水平辺部同士の高さ位置が互いに揃っている開口部補強構造。
- 請求項1または請求項2に記載の開口部補強構造において、前記一対の閉鎖型補強筋が台形状であって、これら台形状の一対の閉鎖型補強筋は、互いに長辺となる水平辺部から短辺となる水平辺部が外周側に突出して全体として星形となる開口部補強構造。
- 請求項1または請求項2に記載の開口部補強構造において、前記一対の閉鎖型補強筋が、一辺が水平辺部となる三角形状であって、これら三角形状の一対の閉鎖型補強筋は、互いに一方の閉鎖型補強筋の前記水平辺部から、他方の閉鎖型補強筋の角部が外周側に突出して全体として星形となる開口部補強構造。
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